JP2003276695A - 宇宙構造体の展開方法及びその展開機構 - Google Patents

宇宙構造体の展開方法及びその展開機構

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JP2003276695A
JP2003276695A JP2002085845A JP2002085845A JP2003276695A JP 2003276695 A JP2003276695 A JP 2003276695A JP 2002085845 A JP2002085845 A JP 2002085845A JP 2002085845 A JP2002085845 A JP 2002085845A JP 2003276695 A JP2003276695 A JP 2003276695A
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space
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Shuichi Kawasaki
秀一 川崎
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S23/00Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors
    • F24S23/70Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors with reflectors
    • F24S23/71Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors with reflectors with parabolic reflective surfaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S30/00Arrangements for moving or orienting solar heat collector modules
    • F24S30/40Arrangements for moving or orienting solar heat collector modules for rotary movement
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宇宙構造体の展開方法及びその展開機構に関
し、宇宙への打上げ時には重ね合わせて縮小形状とし宇
宙において展開することにより組立てを容易とする。 【解決手段】 連結軸3には周囲に溝7を設け、溝7は
周囲の取付穴6に接続する。反射鏡は凹面を形成する8
枚の反射鏡分割部分2の分割構造であり、分割部分2は
構造材料又は膜材料の板状反射鏡面2e、周囲の補強材
2a,2b,2c、取付軸2dから構成され、それぞれ
の取付軸2dは、各8本の独立した溝7に摺動可能に係
合する。宇宙へ打上げ時には(a),(b)に示すよう
に8枚を重ね合わせ、打上げ後の組立時には各8枚の分
割部分2を溝7に沿って移動させて円形に展開し、それ
ぞれ周辺端部を接合し、円形状の反射鏡を完全にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は宇宙構造体の展開方
法及びその展開機構に関し、宇宙に打上げ時の大きさを
小さくして打上げを容易とし、宇宙での組立作業も容易
な構造としたものである。
【0002】
【従来の技術】現在、未来のエネルギー源として太陽光
発電が注目されており、特に宇宙に太陽光発電衛星を打
上げて発電を行い、発電した電力を地球上に向けて送電
するシステムが研究されており、種々の計画が発表され
ている。図7に宇宙における太陽光発電衛星の概念につ
いて、その概要を説明する。
【0003】図7において、支柱51の両端には連結部
52が取付けられており、棒状の構造体55が複数本
(図では4本)連結部52に取付けられている。4本の
構造体55には、それぞれ3個の反射鏡50(集光器)
が取付けられている。反射鏡50は凹面を有し、凹面は
鏡面となっており、太陽光を受け、所定の一点に光線を
集中するように反射するものである。支柱51の中央部
には2個の発電部53a,53bが取付けられており、
発電部53a,53bには発電素子が全面に埋め込ま
れ、太陽光線を受光して発電するものである。発電部5
3aは一方の側の反射鏡50の群(図では下方の反射
鏡)から、発電部53bは他方の側の反射鏡50の群か
ら、それぞれ太陽光線を受光する。発電部53a,53
bで発電された電力は、電力送電部54へ送られて、電
磁波に変換され、この変換された電磁波は送電用アンテ
ナ56から地球上に向けて電磁波として送電される。送
電された電磁波は、図示していない地球上のアンテナで
受信され、電力に変換される。このような発電衛星の各
構造部品が、スペースシャトル、等により宇宙に打上げ
られ、宇宙において組立られるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような太陽光発
電衛星は、衛星を構成する各部品をロケットにより打上
げて、宇宙において宇宙飛行士により組立られ、又、作
業ロボットにより組立られる。従って、宇宙における組
立もできるだけ簡潔な作業が求められており、各構成部
品も組立が容易な構造、機構を採用する必要がある。特
に、図7に示すような反射鏡50は直径が数10〜数1
00mの大型のものが計画されており、スペースシャト
ル、等で打上げるには分割構造として打上げる必要があ
り、組立、反射鏡の取付け、等の作業を簡略化すること
が課題とされていた。
【0005】そこで本発明は、太陽光発電衛星に用いら
れる大型の反射鏡を分割構造として分割部分を回転する
ことにより重ね合わせた配置にすることを可能な構造と
し、宇宙へ打上げ時には重ね合わせた状態でロケットに
搭載可能な形状とし、宇宙での組立時には展開すること
により広げて円形状の反射鏡やアンテナ面を容易に形成
できる展開機構を有する宇宙構造体の展開方法及びその
展開機構を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために、次の手段を提供する。
【0007】(1)板状の面を有する円形構造物を中心
部で放射状に均等分割して複数の分割部分を構成し;同
複数の分割部分は前記円形中心に連結軸で回転可能に連
結させておき;前記複数の分割部分を前記連結軸を中心
に、それぞれ同じ位置となるように回転して上下に重ね
合わせる配置として縮小した形状として運搬可能とし;
更に前記縮小形状から各分割部分を前記連結軸を中心に
回転させて円形に展開し、隣接する分割部分同志を接合
して前記円形構造物を形成させることを可能とした宇宙
構造体の展開方法。
【0008】(2)板状の面を有する円形構造物を中心
部で放射状に均等分割して構成した複数の分割部分と、
同複数の分割部分を円形状を形成するように回転可能に
連結した連結軸とを備え、前記分割部分には前記連結軸
に連結するための取付軸を、前記連結軸周囲には前記複
数の分割部分の取付軸が係合し同一円周面で周囲を等分
する位置で係合する複数本の溝を、それぞれ設け、前記
分割部分がそれぞれ前記溝に沿って回転することにより
同位置で上下に重ね合わせる位置に配列可能とし、か
つ、同位置から回転して円形状に展開可能とすることを
特徴とする宇宙構造体の展開機構。
【0009】(3)前記円形構造物は、1本の支柱の長
手方向に複数個配列して取付けられることを特徴とする
(2)記載の宇宙構造体の展開機構。
【0010】(4)前記複数の円形構造物は面の向きを
連動して傾斜させ調整可能とすることを特徴とする
(3)記載の展開機構を有する宇宙構造体。
【0011】(5)前記円形構造物は反射鏡であること
を特徴とする(2)から(4)のいずれかに記載の宇宙
構造体の展開機構。
【0012】本発明の(1)においては、円形構造物は
複数の分割部分から構成され、連結軸で回転可能に連結
される。円形構造物を宇宙へ打上げる際にはロケット、
等に搭載可能な形状とする必要があり、この場合には複
数の分割部分を回転軸を中心に回転して同じ位置に重ね
合わせて配置することにより複数の分割部分を1枚分と
同じ広さにすることができる。又、宇宙へ打上げ後に
は、この複数の重ね合わされた形状から回転させて円形
状に展開し、展開後に互いに隣接する分割部分同志を接
合し、円形構造物を形成することができる。
【0013】本発明の(2)においては、円形構造物は
複数の分割部分を中心の連結軸で回転可能な構成とし、
各分割部分は取付軸でそれぞれ連結軸に設けられた溝に
係合し、回転することにより、溝に沿って移動して同じ
位置に重ね合わせた形状に配列させることができ、又、
回転して溝に沿って移動させ連結軸の周囲に等分に配列
させて円形状に展開させることもできる。従って、運搬
時には重ね合わせの縮小した形状とし、組立時には容易
に円形に展開することが可能となる。
【0014】本発明の(3)では、円形構造物を支柱に
多数配列させるので、大型の円形構造物が宇宙において
簡単に組立ることが可能となる。又、本発明の(4)で
は、上記(3)の発明において各円形構造物の向きを連
動して調整可能であり、上記(3)の構造物の正確な配
列を可能とするものである。
【0015】本発明の(5)では、円形構造物が反射鏡
であり、宇宙における大型の太陽光発電衛星が容易に実
現可能となるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係る展開機構を有する宇宙構造体を示
し、(a)は正面図、(b)は側面図であり、展開後の
反射鏡を示している。(a)において反射鏡1は8枚の
反射鏡分割部分2から構成され、連結軸3を中心として
周囲に回転させながら展開できる機構である。8枚の反
射鏡分割部分2は円形状に展開された後、8ヶ所の接合
部5において接合して完成させる。
【0017】反射鏡2の材料は構造材料又は膜材料、あ
るいは薄い軽金属から構成され、膜状又は板状の反射鏡
2eと、その背側の周囲に取付けられた補強材2a,2
b,2cで分割部分を構成し、連結軸3の取付部4を、
後述するように連結部へ挿入して取付けるものである。
【0018】図2は本発明の実施の第1形態における反
射鏡1の反射鏡分割部分を重ね合わせた状態を示し、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は反射鏡分割
部分1枚の斜視図、(d)は(a)におけるA−A断面
図である。(a),(b)に示すように、反射鏡1は反
射鏡分割部分2を多重に重ねた状態で運搬するものであ
る。(b)に示すように反射鏡分割部分2は、上から順
に連結軸3に設けられた取付穴6から取付軸2dをそれ
ぞれ溝7に沿って移動させることにより、重なり合うよ
うに最上部の下へ、順に移動させ、重ね合わされる。
【0019】反射鏡分割部分2は、(c)に示すように
取付軸2dを有しており、この取付軸2dは軸の頭の径
が大きくなっており、連結軸3の周囲に設けられた取付
穴6内に係合して固定され、図1に示すように円形状を
形成する。固定の方法は、ネジによる螺合、接着あるい
は嵌合による密着、等いずれの方法でも良い。重ね合わ
せる際には、この固定を緩め、取付軸2dの軸部の径よ
りやや大きめの幅を有する溝7に沿って下方へ摺動させ
ながら移動させ、その後周方向へ回転させて順次同じ位
置で上下に配列させる。又、組立る時は、この逆の動作
により、順次円周方向、上方向へ移動させ、取付軸2d
を、それぞれ連結軸3の取付穴6まで移動させて固定
し、図1に示す円形状を形成させる。
【0020】図3は上記に説明した反射鏡分割部分の重
ね合わせを示す斜視図である。図示のように、反射鏡分
割部分は2−1,2−2,2−3,2−4,2−5,2
−6,2−7,2−8が順次上下に配列させることがで
きる。このような小さな容積に重ね合わせればロケット
に搭載可能な状態となる。一例として外側の辺の長さを
4m程度とすれば、ロケット、等での打上げ可能な大き
さとなり、これを宇宙において展開すると、周囲の長さ
が約4m×8枚=32m、程度の大型の反射鏡が実現で
きる。
【0021】連結軸3の溝7は図示のように各反射鏡分
割部分の取付穴6の位置までは円周方向に設けられ、取
付穴6の位置から上方へ垂直に設けられ取付穴6へ接続
している。即ち、反射鏡分割部分2−2は溝7−2へ、
2−3は溝7−3へ、2−4は溝7−4へ、2−5は溝
7−5へ、2−6は溝7−6へ、2−7は溝7−7へ、
2−8は溝7−8へ、それぞれ取付軸2dが摺動可能に
係合しており、又、各溝7−1は取付穴6−1へ、以下
同様に7−2は6−2、7−3は6−3、7−4は6−
4、7−5は6−5、7−6は6−6、7−7は6−
7、7−8は6−8、の各取付穴へ接続している。
【0022】上記構成において反射鏡1を組立る場合に
は、反射鏡分割部分2−1を上方へ移動して取付穴2−
1へ固定しておき、2−2〜2−8を順次対応する溝7
−2〜7−8に沿って円周方向、上方向へ、それぞれ摺
動して移動させることにより取付穴6−2〜6−8に係
合させ、前述のように固定すれば、図1に示す円形状の
反射鏡1が完成する。
【0023】図4は上記に説明した図1に示す展開が完
了した反射鏡1を構造体に取付けた状態を示し、(a)
は平面図、(b)は側面図である。両図に示すように、
支柱41は連結部42に十字形に取付けられており、こ
の支柱41に図示の例では3個の反射鏡1が取付けられ
ている。反射鏡1は取付部4を支柱41に後述するよう
に挿入して固定される。なお、支柱41は十字形の例で
示したが、これに限定するものではなく、4本以上の複
数本であれば良く、又、反射鏡1の数も3個ではなく、
3個以上であっても良い。
【0024】図5は図4で説明した取付部4の詳細を示
す断面図で、(a),(b),(c)は、それぞれ異な
る取付け手段を示す。(a)の例は取付部4を支柱41
の穴41aに接着剤8で取付けるものである。(b)は
支柱41の穴41a内に溝9を2ヶ所対向して設け、溝
9内へバネ10を装着しておき、ピン11を弾性力で押
し付け、ピン11の先端は取付部4に形成された凹部4
a内に当接して固定する方法である。取付部4は穴41
a内に挿入する際には、ピン11先端に傾斜が付いてい
るのでこの傾斜面を滑ることにより容易に挿入可能であ
る。
【0025】(c)の例は取付部4にネジを加工してお
き、支柱41の穴41a周囲にもこれに螺合するネジを
形成しておき、ネジ結合する例である。反射鏡1の取付
けは上記の(a),(b),(c)のいずれかの方法で
取付けても良い。
【0026】上記に説明した反射鏡1は図2に示したよ
うに重ね合わせて縮小した状態にしてロケットに搭載し
て宇宙へ打上げる。宇宙において反射鏡1を図3で説明
したように展開して円形に形成して反射鏡1を構成す
る。この反射鏡1を図4に示すように支柱41に取付け
て、図8に示すような太陽光発電衛星として組立る。こ
れらの組立作業は宇宙飛行士が、又、作業ロボットが利
用できる場合には、作業ロボットにより行なわれる。
【0027】以上説明の実施の第1形態の展開機構を有
する宇宙構造体によれば、反射鏡分割部分2を重ね合わ
せた状態として宇宙への運搬が容易となり、又、宇宙で
の反射鏡1の組立も複雑な作業を必要とせず反射鏡分割
部分2を展開することにより作業量が大幅に削減され、
簡略化される。
【0028】図6は本発明の実施の第2形態に係る展開
機構を有する宇宙構造体を示し、(a)は側面図、
(b)は断面図、(c)は(b)におけるB−B矢視図
である。本実施の第2形態においては、複数の反射鏡1
を連動して傾斜させ、向きを微調整可能としたものであ
り、その他の構成は実施の第2形態と同じものである。
【0029】図6において、(a)に示すように、3個
の反射鏡1は軸22と一体となり回転するプーリ20に
よって回転し、傾斜角θで図示するように傾きを調整可
能に取付けられている。各3個の反射鏡1は、プーリ2
0、索21で互いに連結されており、連動して同じ角度
θに傾斜させることができる。プーリ20を回転させる
ように掛けられた索21は、連結部42内のモータ30
に連結されて、索21を左右に移動させることにより3
個のプーリ20を同時に正転、又は逆転させ、3個の反
射鏡1を同時に同じ角度だけ傾斜させ、反射鏡の向きを
微調整することができる。
【0030】(b)は取付部の詳細を示し、(c)はそ
のB−B矢視図である。両図において、反射鏡1の取付
部4は調整体23に挿入して取付けられる。取付けの方
法は、前記した図5の(a),(b),(c)のいずれ
かの方法が適用できる。調整体23は支柱41に設けら
れた調整体23の外形よりもやや大きい穴26に挿入さ
れている。調整体23には軸22が固定されており、軸
22は一端が軸受24を介して支柱41の側面に突出
し、プーリ20が取付けられ、他端が軸受25を介して
穴26の側面に回転可能に取付けられている。従って、
軸22がプーリ20と一体となって回転すると、軸22
に固定された調整体23も軸22を中心として回転し、
反射鏡1を軸22を中心として傾斜させることができ
る。
【0031】上記に説明の実施の第2形態においては、
上記の実施の第1形態の構造に、更に、調整体23を軸
22に固定し、軸22にプーリ20を取付け、3個のプ
ーリ20を連動して索21で回転させ、反射鏡1を軸2
2を中心として回転させることにより、反射鏡1の向き
を微調整可能とするものである。又、この微調整は支柱
41の長手方向を向いた向きの角度のみであるが、支柱
41の左右方向の調整は、例えば、図示省略するが、支
柱41を連結部42の挿入取付部において、長手方向の
軸まわりに微小回転可能な取付構造とすれば可能とな
り、図6で説明した調整機構と組合せ、3個の反射鏡1
を連動させて、あらゆる方向の向きの調整が可能とな
る。
【0032】なお、上記に説明した実施の第1,第2形
態においては、反射鏡1に適用する例で説明したが、本
願発明の宇宙構造体はパラボラ型のアンテナにも適用で
きるものである。
【0033】
【発明の効果】本発明の宇宙構造体の展開方法は、
(1)板状の面を有する円形構造物を中心部で放射状に
均等分割して複数の分割部分を構成し;同複数の分割部
分は前記円形中心に連結軸で回転可能に連結させてお
き;前記複数の分割部分を前記連結軸を中心に、それぞ
れ同じ位置となるように回転して上下に重ね合わせる配
置として縮小した形状として運搬可能とし;更に前記縮
小形状から各分割部分を前記連結軸を中心に回転させて
円形に展開し、隣接する分割部分同志を接合して前記円
形構造物を形成させることを可能とした方法である。
【0034】上記の方法により、円形構造物を宇宙へ打
上げる際にはロケット、等に搭載可能な形状とする必要
があり、この場合には複数の分割部分を回転軸を中心に
回転して同じ位置に重ね合わせて配置することにより複
数の分割部分を1枚分と同じ広さにすることができる。
又、宇宙へ打上げ後には、この複数の重ね合わされた形
状から回転させて円形状に展開し、展開後に互いに隣接
する分割部分同志を接合し、円形構造物を形成すること
ができる。
【0035】本発明の(2)の宇宙構造体の展開機構
は、(2)板状の面を有する円形構造物を中心部で放射
状に均等分割して構成した複数の分割部分と、同複数の
分割部分を円形状を形成するように回転可能に連結した
連結軸とを備え、前記分割部分には前記連結軸に連結す
るための取付軸を、前記連結軸周囲には前記複数の分割
部分の取付軸が係合し同一円周面で周囲を等分する位置
で係合する複数本の溝を、それぞれ設け、前記分割部分
がそれぞれ前記溝に沿って回転することにより同位置で
上下に重ね合わせる位置に配列可能とし、かつ、同位置
から回転して円形状に展開可能とすることを特徴として
いる。
【0036】上記の展開機構により、各分割部分は取付
軸でそれぞれ連結軸に設けられた溝に係合し、回転する
ことにより、溝に沿って移動して同じ位置に重ね合わせ
た形状に配列させることができ、又、回転して溝に沿っ
て移動させ連結軸の周囲に等分に配列させて円形状に展
開させることもできる。従って、運搬時には重ね合わせ
の縮小した形状とし、組立時には容易に円形に展開する
ことが可能となる。
【0037】本発明の(3)では、円形構造物を支柱に
多数配列させるので、大型の円形構造物が宇宙において
簡単に組立ることが可能となる。
【0038】本発明の(4)では、上記(3)の発明に
おいて各円形構造物の向きを連動して調整可能であり、
上記(3)の構造物の正確な配列を可能とするものであ
る。
【0039】本発明の(5)では、円形構造物が反射鏡
であり、宇宙における大型の太陽光発電衛星が容易に実
現可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る宇宙構造体の展
開機構を示し、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。
【図2】本発明の実施の第1形態に係る宇宙構造体の展
開機構の重ね合わせた状態を示し、(a)は平面図、
(b)は側面図、(c)は反射鏡分割部分の斜視図、
(d)は(a)におけるA−A矢視図である。
【図3】本発明の実施の第1形態に係る宇宙構造体の展
開機構の詳細を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の第1形態に係る宇宙構造体を複
数配列した状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面
図である。
【図5】本発明の実施の第1形態に係る宇宙構造体の取
付部を示す断面図で、(a),(b),(c)はそれぞ
れ異なる取付方法を示す。
【図6】本発明の実施の第2形態に係る宇宙構造体の展
開機構を示し、(a)は側面図、(b)は取付部の断面
図、(c)は(b)におけるB−B矢視図である。
【図7】太陽光発電衛星の概念図である。
【符号の説明】
1 反射鏡 2,2−1〜2−8 反射鏡分割部分 2a,2b,2c 補強材 3 連結軸 4 取付部 5 接合部 6,6−1〜6−8 取付穴 7,7−1〜7−8,9 溝 8 接着剤 10 バネ 11 ピン 12 ネジ部 20 プーリ 21 索 22 軸 23 調整体 24,25 軸受 26 穴 41 支柱 42 連結部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の面を有する円形構造物を中心部で
    放射状に均等分割して複数の分割部分を構成し;同複数
    の分割部分は前記円形中心に連結軸で回転可能に連結さ
    せておき;前記複数の分割部分を前記連結軸を中心に、
    それぞれ同じ位置となるように回転して上下に重ね合わ
    せる配置として縮小した形状として運搬可能とし;更に
    前記縮小形状から各分割部分を前記連結軸を中心に回転
    させて円形に展開し、隣接する分割部分同志を接合して
    前記円形構造物を形成させることを可能とした宇宙構造
    体の展開方法。
  2. 【請求項2】 板状の面を有する円形構造物を中心部で
    放射状に均等分割して構成した複数の分割部分と、同複
    数の分割部分を円形状を形成するように回転可能に連結
    した連結軸とを備え、前記分割部分には前記連結軸に連
    結するための取付軸を、前記連結軸周囲には前記複数の
    分割部分の取付軸が係合し同一円周面で周囲を等分する
    位置で係合する複数本の溝を、それぞれ設け、前記分割
    部分がそれぞれ前記溝に沿って回転することにより同位
    置で上下に重ね合わせる位置に配列可能とし、かつ、同
    位置から回転して円形状に展開可能とすることを特徴と
    する宇宙構造体の展開機構。
  3. 【請求項3】 前記円形構造物は、1本の支柱の長手方
    向に複数個配列して取付けられることを特徴とする請求
    項2記載の宇宙構造体の展開機構。
  4. 【請求項4】 前記複数の円形構造物は面の向きを連動
    して傾斜させ調整可能とすることを特徴とする請求項3
    記載の展開機構を有する宇宙構造体。
  5. 【請求項5】 前記円形構造物は反射鏡であることを特
    徴とする請求項2から4のいずれかに記載の宇宙構造体
    の展開機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015217894A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 川崎重工業株式会社 展開構造体、反射鏡、及び宇宙太陽光発電システム
CN112067002A (zh) * 2020-10-14 2020-12-11 广州新程北斗信息科技有限公司 一种车载卫星导航接收器

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