JP2003276079A - フィルム基材の反り矯正装置 - Google Patents

フィルム基材の反り矯正装置

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JP2003276079A
JP2003276079A JP2002085212A JP2002085212A JP2003276079A JP 2003276079 A JP2003276079 A JP 2003276079A JP 2002085212 A JP2002085212 A JP 2002085212A JP 2002085212 A JP2002085212 A JP 2002085212A JP 2003276079 A JP2003276079 A JP 2003276079A
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JP
Japan
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warp
straightening
base material
humidity
correction
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002085212A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Ishikawa
和幸 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルム基材の反り矯正時の湿度管理を行うこ
とにより矯正後の反り形状変化を最小限にすることが出
来るフィルム基材の反り矯正装置を提供する。 【構成】フィルム基材の反りを矯正するローラー方式の
反り矯正装置において、反り矯正時の湿度をコントロー
ルする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機物質を含む絶
縁層と金属層を積層してなるフィルム基材の反り矯正等
に好適に使用され得るフィルム基材の反り矯正装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、有機物質を含む絶縁層と金属層を
積層してなるフィルム基材の反りを矯正するには、フィ
ルム基材をその反りの向きと逆方向に曲げることにより
反りを低減する方法が−般に知られている。この方法を
用いた装置として、−般的にローラーレベラー方式とい
われる、一定速度で回転するローラーを上下に複数本配
置し、この上下ローラーの間に被矯正材料である前記フ
ィルム基材を通す方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、有機物質を含
む絶縁層が水分を含むことに起因して、反り量を変化さ
せるため反り矯正を行った状態で形状を保つこと非常に
難しかった。
【0004】したがって、本発明は、上記の従来技術の
有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、前記フィルム基材の反り矯正時の湿度管
理を行うことにより矯正後の反り形状変化を最小限にす
ることが出来るフィルム基材の反り矯正装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によるフィルム基材の反り矯正装置は、フィ
ルム基材の反りを矯正するローラー方式の反り矯正装置
において、フィルム基材の矯正時の湿度をコントロール
することができるようにしたことを特徴としている。
【0006】本発明では、被矯正材料の反り矯正時の湿
度をコントロールすることについて検討を行った。その
結果、反り矯正後の湿度より高湿度状態で反り矯正を行
うことにより比較的容易に湿度変化による反り量の変化
を少なくすることを見出したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下の説明を行う。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例に関わるフィルム基材
の反り矯正装置を模式的に示す図であり、図1Aは、反
り矯正用基材のセット状態を示す図であり、図1Bは反
り矯正後の状態を示す図であり、図1Cは反り矯正装置
の湿度管理範囲を示す図である。
【0009】図1において、反り矯正装置10は、チャ
ンバー12,14,16で構成された基材取り出し部、
矯正部、基材取り入れ部から成る。被矯正材料(矯正用
基材)22は厚さ75μmのポリイミド、厚さ18μm
の銅からなる幅48mm長さ171mmの実装用フィル
ムとした。ローラーレベラー部は直径φ8mm長さ26
0mmのローラー24が上に13本、下に14本配置さ
れ各ローラーは回転駆動がついており、このローラーレ
ベラー部の前後に被矯正材料搬送用のベルトレベラー2
8、30がそれぞれチャンバー12と14およびチャン
バー14と16に跨って設置されている。反り矯正装置
10の基材取り出し部12、ベルトレベラー部(矯正
部)14、基材取り入れ部16はそれぞれ湿度管理を行
うことができる構造になっている。
【0010】図1(C)に湿度管理を行った状態の反り
矯正装置を模式的に示す。反り矯正装置10内の湿度を
60%に保った状態で被矯正材料の反り矯正を行った。
ローラーレベラー部14の押し込み量は入口側0.3m
m、出口側0.1mmにセットし被矯正基材22を基材
取り出し部12に配置したスタッカ18から取り出し、
ローラーレベラー入口より投入し、ローラー部出口から
矯正基材22aを取り出しスタッカ20に収容した。
尚、図中、26は矯正ローラ24の押し込み量調整装置
を示す。
【0011】次に反り矯正装置内の湿度と矯正後の反り
量について関係を下記の表1に示す。
【表1】
【0012】これらの結果から反り矯正時の湿度を矯正
後の湿度より高湿度の環境化で反り矯正を行うことによ
り反り矯正後の湿度による反り量変化を減少させること
が判明した。また、反り矯正装置内の湿度は高湿度にな
ることにより基材表面にしみが発生するため反り矯正後
の最高湿度状態で反り矯正を行うことが望ましい。
【0013】又、1回の矯正処理によって、反りが所望
の値まで減じないときは、複数回矯正することが好まし
い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば今
までコントロールを行うことが出来なかった反り矯正後
の形状を安定させることが出来るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例に関わるフィルム基材
の反り矯正装置を模式的に示す図であり、図1Aは、反
り矯正用基材のセット状態を示す図であり、図1Bは反
り矯正後の状態を示す図であり、図1Cは反り矯正装置
の湿度管理範囲を示す図である。
【符号の説明】
10 反り矯正装置 12 基材取り出し部 14 矯正部 16 基材取り入れ部 22 矯正用基材 22a 矯正後基材 24 矯正ローラー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム基材の反りを矯正するローラー
    方式の反り矯正装置において、反り矯正時の湿度をコン
    トロールすることを特徴とするフィルム基材の反り矯正
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の反り矯正装置において、
    被矯正材料の湿度をコントロールすることができる取り
    出し、取り入れ機構を持つことを特徴とする反り矯正装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の反り矯正装置において、
    被矯正材料をローラーレベラーに複数回繰り返して通す
    事を特徴とする矯正装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    反り矯正装置において、フィルム基材の反り矯正後の湿
    度より高湿度状態で反りを矯正することができるローラ
    ー方式の反り矯正装置。
  5. 【請求項5】矯正用基材を搬入するための基材取り出し
    部と、 該基材取り出し部から搬入される矯正用基材を矯正する
    矯正ローラを備えた矯正部と、 該矯正部において矯正された矯正後基材を取り入れる基
    材取り入れ部と、 少なくとも前記矯正部と前記基材取り入れ部内の湿度を
    制御し、前記矯正部内の湿度を前記基材取り入れ部内の
    湿度より高湿度に維持する湿度制御手段と、 を有することを特徴とする反り矯正装置。
JP2002085212A 2002-03-26 2002-03-26 フィルム基材の反り矯正装置 Pending JP2003276079A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011215268A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Fujifilm Corp 積層フィルムのカール矯正方法及び装置、並びに積層フィルムの製造方法
JP7475241B2 (ja) 2020-08-25 2024-04-26 日東電工株式会社 円偏光板の製造方法

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