JP2003276071A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JP2003276071A
JP2003276071A JP2002084870A JP2002084870A JP2003276071A JP 2003276071 A JP2003276071 A JP 2003276071A JP 2002084870 A JP2002084870 A JP 2002084870A JP 2002084870 A JP2002084870 A JP 2002084870A JP 2003276071 A JP2003276071 A JP 2003276071A
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Japan
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injection molding
molding machine
guide rail
guide
safety
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JP2002084870A
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English (en)
Inventor
Kazuya Sano
和也 佐野
Takaki Miyauchi
隆紀 宮内
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に開閉ができ、耐久性が高く、省スペー
スで低価格な安全カバーを設けた射出成形機を提供す
る。 【解決手段】 機台24上に型締装置を設けた射出成形
機において、射出成形機の機台24またはフレーム28
に高さを変化させて平行に取り付けた安全カバー40
A、40B、40Cおよび安全扉25のガイドレール5
0、51、63と、このガイドレール50、51,63
を案内として移動する位置に回転自在なガイドローラ5
3、54、60、61を安全カバー40A、40B、4
0C、安全扉25それぞれに取り付け、安全カバー40
A、40B、40Cをスライドして開く場合に、安全扉
25に重ねて収納することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の安全
カバーに係り、特に安全カバーの取り付け、取り外し
や、安全カバーを取り外して行うメンテナンス等の作業
性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図8に示すように、機台24
上に射出装置10と型締装置12とが対向して配置され
る、射出成形機が知られている。前記射出装置10は、
ホッパ13から供給される樹脂材料を加熱溶融する加熱
バレル14と、ホッパ13内の樹脂材料を加熱バレル1
4の先端側に供給すると共に、加熱バレル14内の溶融
材料に圧力を掛け、射出ノズル15を介して一対の金型
16内に射出する射出駆動装置17とを備えている。
【0003】型締装置12は、一対の金型16の一方が
固定される固定盤18と、この固定盤18に対向して設
けられ、一対の金型16の他方が固定される移動盤19
と、移動盤19を案内する4本のタイバー21と、移動
盤19を固定盤18に対して進退移動させる型駆動機構
23とを備えている。型駆動機構23には油圧シリン
ダ、電動モータ等が用いられている。
【0004】図9は、このような射出成形機に用いられ
る安全扉25と安全カバー26である。安全扉25は金
型が取り付けられる固定盤と移動盤の側面に配置され
る。金型交換時や金型調整時に安全扉25を左側にスラ
イドさせて作業を行う。安全扉25には取手34が取り
付けられていて、作業者はこの取手34を掴んで安全扉
25の開閉を行う。機台24にはフレーム28が取り付
けられていて、安全カバー26はこのフレーム28に安
全カバー26の四隅をボルト27にて固定されて取り付
けられている。型駆動機構の修理や調整時にはこれらの
ボルト27を緩めて、安全カバー26を取り外し、作業
を行う。
【0005】図10は図9のB−B部の概略断面図であ
る。安全扉25は上部には水平軸回りに回転自在な上ガ
イドローラ30が、下部には垂直軸回りに回転自在な下
ガイドローラ31が2個、それぞれ取り付けられてい
る。
【0006】フレーム28には上下に上ガイドレール3
2、下ガイドレール33が取り付けられている。上ガイ
ドローラ30は上ガイドレール32の上に載り、安全扉
25の重量を支えながら上ガイドレール32に案内され
て移動する。下ガイドローラ31は、2個が対をなして
下ガイドレール33の前後面に接触して、下ガイドレー
ル33に沿って案内されて移動する。下ガイドローラ3
1は水平方向の動きをガイドする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】大型の射出成形機は安
全カバー26も大型で重いものとなる。修理や調整時に
は、安全カバー26を射出成形機のフレーム28に固定
している四隅のボルト27を外して、安全カバー26を
フレームから取り外さなければならないが、安全カバー
26が重い場合には2人以上の作業者が必要となり、作
業者にとっても危険な作業である。
【0008】また、取り外した安全カバー26をどこか
に安全に置いておく場所が必要となる。機械や工場の壁
などに立てかけておく場合も多いが、倒れることもある
ため危険である。安全カバー26を再び取り付ける場合
にも困難な作業となる。
【0009】本発明は、このような従来の装置が有して
いた作業性向上の要求に答えるものであり、安全カバー
の開閉を簡単にすることのできる射出成形機を実現する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次の構成を採用する。請求項1に記載の射
出成形機は、射出成形機において、機台上に設けられた
型締装置の側面を覆う安全カバーと、機台側に取り付け
られ、この安全カバーをスライド可能に支持するガイド
レールと、このガイドレールを案内として移動すべく前
記安全カバーに取り付けられたガイドローラとを備えた
ことを特徴とする射出成形機。
【0011】上記請求項1に記載の発明は、前記機台側
に前記ガイドレール、前記安全カバーに前記ガイドロー
ラを設け、前記ガイドレールの案内で安全カバーをスラ
イドさせることにより、前記安全カバーを取り外すこと
なく修理や調整を行うことができ、重量のある大型射出
成形機の前記安全カバーでも一人で簡単に開閉すること
ができる。
【0012】請求項2に記載の射出成形機は、請求項1
記載の射出成形機において、前記安全カバーは複数個に
分割され、それぞれ個別にスライドして開閉可能に構成
されていることを特徴とする。
【0013】上記請求項2に記載の発明は、前記安全カ
バーを分割することにより、より小さな力でスライドさ
せることができるようになる。また、修理や調整を行い
たい場所がどこにあっても、少ないスライド量で、外部
に露出させることができる。
【0014】請求項3に記載の射出成形機は、請求項1
または2記載の射出成形機において、前記安全カバー
は、型開閉動作を行う金型の側面を覆うように設けられ
た安全扉に重なる位置へスライド可能に設けられている
ことを特徴とする。
【0015】上記請求項3に記載の発明は、前記安全カ
バーをスライドして開く場合に、前記安全カバーを前記
安全扉に重なる位置へスライドさせることにより、外部
に突出することなく修理や調整時の作業スペースを確保
することができる。
【0016】請求項4に記載の射出成形機は、請求項3
記載の射出成形機において、前記ガイドレールは、前記
安全扉をスライド可能に支持するガイドレールに対して
高さを変えて平行に取り付けられ、前記ガイドレールを
案内として移動すべく水平軸回りに回転自在な前記ガイ
ドローラとを備えたことを特徴とする。
【0017】上記請求項4に記載の発明は、スライドし
て移動させることができる前記安全カバーおよび前記安
全扉の案内となる前記ガイドレールの高さを変化させて
平行に設けることにより、前記ガイドレール機構をコン
パクトに射出成形機に組み込むことができる。
【0018】請求項5に記載の射出成形機は、請求項3
記載の射出成形機において、前記ガイドレールは、前記
安全扉をスライド可能に支持するガイドレールと共通な
ものとし、前記安全カバーおよび前記安全扉に、前記ガ
イドレールの上部または下部を案内として移動すべく水
平軸回りに回転自在なガイドローラを備えたことを特徴
とする。
【0019】上記請求項5に記載の発明は、スライドし
て移動させることができる前記安全カバーおよび前記安
全扉の案内となる前記ガイドレールを共通のものとす
る。この前記ガイドレールの上部、下部を案内とする位
置に水平軸回りに回転自在なガイドローラを前記安全カ
バーおよび前記安全扉に取り付ける。前記ガイドレール
を前記安全カバーおよび前記安全扉の案内を共通にする
ことができるので、よりコンパクトな機構とすることが
できる。
【0020】請求項6に記載の射出成形機は、請求項3
記載の射出成形機において、前記ガイドレールは、前記
安全扉をスライド可能に支持するガイドレールと共通な
ものとし、前記安全カバーおよび前記安全扉に、前記ガ
イドレールの上部または下部を案内として移動すべく垂
直軸回りに回転自在なガイドローラを2個、対にして前
記ガイドレールをはさむように取り付けたことを特徴と
する。
【0021】上記請求項6に記載の発明は、請求項5で
用いた水平軸まわりに前記回転自在なガイドローラの代
わりに、前記垂直軸まわりに回転自在なガイドローラを
2個、対にしてガイドレールをはさむように用い、水平
方向の動きをガイドするものである。
【0022】請求項7に記載の射出成形機は、請求項3
記載の射出成形機において、前記ガイドレールは、前記
安全扉をスライド可能に支持するガイドレールと共通な
ものとし、前記安全カバーおよび前記安全扉のどちらか
一方には、前記ガイドレールの上部または下部を案内と
して移動すべく水平軸回りに回転自在なガイドローラを
取り付け、他方には前記ガイドレールの上部または下部
を案内として移動すべく垂直軸回りに回転自在なガイド
ローラを2個、対にして前記ガイドレールをはさむよう
に取り付けたことを特徴とする。
【0023】上記請求項7に記載の発明は、請求項5お
よび6と同様に前記安全カバーおよび前記安全扉に共通
な前記ガイドレールを用いているが、前記安全カバーま
たは前記安全扉のどちらか一方に水平軸回りの回転ガイ
ドローラ、他方に垂直軸回りの回転ガイドローラが取り
付けられていて、前記ガイドレールがそれらの共通の案
内となるものである。
【0024】請求項8に記載の射出成形機は、請求項4
から7記載の射出成形機において、前記安全カバー用お
よび前記安全扉用の前記ガイドレールは、取り外し可能
に取り付けられていることを特徴とする射出成形機。
【0025】上記請求項8に記載の発明は、前記ガイド
レール部分を取り外し可能としたもので、この前記ガイ
ドレール部が摩耗した場合には前記ガイドレール部のみ
を取り替えればよいので、コストを削減することができ
る。
【0026】請求項9に記載の射出成形機は、請求項8
記載の射出成形機において、前記ガイドレールは防錆処
理を施されていることを特徴とする射出成形機
【0027】上記請求項9に記載の発明は、取り外し可
能な前記ガイドレール部のみにメッキ等の防錆処理施せ
ばよいので、低コストで耐久性を増すことができる。
【0028】請求項10に記載の射出成形機は、請求項
8記載の射出成形機において、前記ガイドレールに防錆
材を用いたことを特徴とする。
【0029】上記請求項10に記載の発明は、取り外し
可能な前記ガイドレール部のみにステンレス等の防錆材
を用いればよいので、低コストで耐久性を増すことがで
きる。
【0030】請求項11に記載の射出成形機は、請求項
2記載の射出成形機において、複数個に分割された前記
安全カバーを連結して固定する器具と、1つ以上の前記
安全カバーを射出成形機の機台側に固定する器具とを有
することを特徴とする。
【0031】上記請求項11に記載の発明は、複数に分
割した前記安全カバーを連結し、その中の少数の前記安
全カバーを射出成形機の機台側に固定することにより、
少ない手間で修理、調整をしようとする場所を外部に露
出させることができる。
【0032】請求項12に記載の射出成形機は、請求項
3記載の射出成形機おいて、前記安全カバーまたは前記
安全扉のガイドレールの端に、取り付け、取り外し自在
なストッパを設け、このストッパを前記ガイドレールの
端から取り外すことにより、前記安全カバーまたは前記
安全扉を取り付け、取り外し自在とすることを特徴とす
る。
【0033】上記請求項12に記載の発明は、前記ガイ
ドレールの端に設けた前記ストッパを外すことにより、
ここから前記安全カバー、前記安全扉を射出成形機から
取り外すことができる。修理や調整で大きく面積を露出
させたい時に用いることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1、図2は、本発明による
安全カバーおよび安全扉の実施の形態を示し、図1は正
面図、図2は図1のA−A部の概略断面図である。な
お、図8ないし図10に示した部分と同一部分には、同
一符号を付して説明を省略する。フレーム28に上ガイ
ド機構44と下ガイド機構45が取り付けられている。
これらのガイド機構44、45に案内されて安全カバー
40および安全扉25がスライドして開閉する。図1に
おいて、安全カバー40は右方向の安全扉25の前方
に、安全扉25は左方向の安全カバー40の後方にスラ
イドする。
【0035】図2の上部に上ガイド機構44を示す。上
ガイド機構44は上ガイドフレーム55に安全カバー用
ガイドレール50、安全扉用ガイドレール51がボルト
52により、ガイドレールの上面の高さを変化させて取
り付けられたものである。安全カバー用ガイドレール5
0には安全カバー用ガイドローラ53、安全扉用ガイド
レール51には安全扉用ガイドローラ54が載せられ、
安全カバー40および安全扉25の重量を支えながらそ
れぞれのガイドレール50、51に案内されて移動す
る。
【0036】このような機構により安全カバー40、安
全扉25の2本のガイドレール50、51をコンパクト
に収めることができる。また、ガイドレール50,51
は取り外しができるので、摩耗した場合には取り替える
ことができる。耐久性を増すために、ガイドレール5
0、51にステンレス等の防錆材を用いたりメッキ等の
防錆処理を行っても、上ガイド機構44全体ではなく、
板状のガイドレール50、51のみ行えばよく、曲げ等
の加工もないので、コストを低減することができる。
【0037】図2の下部に下ガイド機構45を示す。下
ガイド機構45は下ガイドフレーム62にガイドレール
63がボルト64により取り付けられたものである。こ
のガイドレール63の上面には垂直軸回りに回転自在な
安全扉用のガイドローラ60が、2個を対にして、ガイ
ドレール63を挟むようにして取り付けられている。同
様に、このガイドレール63の下面には垂直軸回りに回
転自在な安全カバー用のガイドローラ61が、2個を対
にして、ガイドレール63を挟むようにして取り付けら
れている。
【0038】これらのガイドローラ60、61は水平方
向に安全カバー40や安全扉25が動くのをガイドして
いる。1枚の板状のガイドレール63を安全カバー4
0、安全扉25共通の案内としているので、よりコンパ
クトで低価格にすることができる。また、ガイドレール
63は取り外し可能であるので、摩耗した場合は交換す
ることができる。耐久性を増すために、ガイドレール6
3にステンレス等の防錆材を用いたりメッキ等の防錆処
理を行っても低価格ですむ。
【0039】図3は上ガイドレール73の上面、下面共
に水平軸回りに回転自在なガイドローラ70、71を取
り付け、下ガイドレール78の上面、下面も同様に水平
軸回りに回転自在なガイドローラ75、76を取り付け
た実施形態例である。上ガイドレール73はボルト72
でガイドフレーム74に取り付けられ、ガイドフレーム
74はフレーム28に取り付けられている。上ガイドレ
ール73の下面でガイドローラ71を案内する場合に
は、ガイドローラ71が取り付けられている安全扉25
の重量は、下ガイドレール78で支える必要がある。こ
こでは、ガイドローラ75を介して下ガイドレール78
の上面で安全扉25の重量を支えている。
【0040】図4は他の実施形態例で、上ガイドレール
83の上面に水平軸回りに回転自在なガイドローラ8
0、下面には垂直軸回りに回転自在なガイドローラ81
を2個、対にして、上ガイドレール83を挟むようにし
て取り付けたものである。フレーム28にガイドフレー
ム84が取り付けられ、そこに上ガイドレール83がボ
ルト82で取り付けられている。このように、ガイドレ
ール83を共通にして違った種類のガイドローラを取り
付けることもできる。このように上ガイドレール83に
垂直軸回りに回転自在なガイドローラ81を用いた安全
扉25の重量は下ガイドレール88で支える必要があ
る。ここではガイドローラ85を介して下ガイドレール
88の上面で安全扉25の重量を支えている。
【0041】図1で安全カバー40は右安全カバー40
A、中安全カバー40B、左安全カバー40Cの3つに
分割されている。右安全カバー40Aと中安全カバー4
0BはA連結具41Aで、ボルト42Aを締めることに
より連結されている。同様に中安全カバー40Bと左安
全カバー40CはB連結具41Bで、ボルト42Bを締
めることにより連結されている。左安全カバー40Cは
フレーム28にボルト43で固定されている。
【0042】図5は右安全カバー40Aのみを開けた場
合を示している。中にある型締機構は省略している。右
安全カバー40Aに隠されている部分のみの修理、調整
を行う時は、この部分のカバーを移動させるだけでよ
い。その場合はA連結具41Aのボルト42Aのみを緩
め、右安全カバー40Aを図5のように右側にスライド
させればよい。
【0043】同様に中安全カバー40Bに隠されている
部分のみの修理、調整を行う場合には図6のように、B
連結具41Bのボルト42Bのみを緩め、右安全カバー
40Aと中安全カバー40Bを連結したまま一緒に右側
にスライドさせればよい。
【0044】同様に左安全カバーに隠されている部分の
みの修理、調整を行う場合には図7のように、左安全カ
バー40Cをフレーム28に固定しているボルト43の
みを緩め、右安全カバー40A、中安全カバー40B、
左安全カバー40Cのすべてを連結したまま一緒に右側
にスライドさせればよい。これらの例のように、一箇
所、ボルトを緩めるだけで、すべての場所の修理、調整
に対応できる。
【0045】図1で下ガイドレール機構45の左端には
ストッパ46がボルト(図示せず)で固定されている。
このボルトを緩めてストッパ46を取り外し、左安全カ
バー40Cをフレーム28に固定しているボルト43や
A連結具41Aを連結しているボルト42A、B連結具
41Bを連結しているボルト41Bをすべて緩めれば、
3枚の安全カバー40A、40B、40Cを左側にスラ
イドさせて取り外すことができる。安全カバー40を十
分に軽い重量となるように分割することにより、一人の
作業者でも簡単に取り外すことができる。このように3
枚の安全カバー40A、40B、40Cをすべて取り外
せば、修理、調整スペースを大きくとることができる。
【0046】ここでは、安全カバー40は3枚に分割し
たが、何枚に分割してもかまわない。また安全カバー4
0やストッパ46を固定するのにボルトを用いたが、固
定したり、固定の解除ができればどのような結合手段で
もかまわない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の射出成形機は安全カバーにガイド機構を設けること
により、この安全カバーをスライドして開閉することが
でき、調整、修理を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る射出成形機の安全カ
バーおよび安全扉を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線による断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る射出成形機の安全
カバーおよび安全扉の図1のA−A線に相当する断面図
である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態に係る射出成形機
の安全カバーおよび安全扉の図1のA−A線に相当する
を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る射出成形機の安全カ
バーを開けた状態を示す正面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る射出成形機の安全カ
バーを開けた他の状態を示す正面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る射出成形機の安全カ
バーを開けたさらに他の状態を示す正面図である。
【図8】従来の射出成形機を示す図である。
【図9】従来の射出成形機の安全カバーおよび安全扉を
示す正面図である。
【図10】図9のB−B線による断面図である。
【符号の説明】
24 機台 25 安全扉 28 フレーム 40 安全カバー 40A 右安全カバー 40B 中安全カバー 40C 左安全カバー 41A A連結具 41B B連結具 41A、41B、43 ボルト 44 上ガイド機構 45 下ガイド機構 46 ストッパ 50 安全カバー用ガイドレール 51 安全扉用ガイドレール 53 安全カバー用ガイドローラ 54 安全扉用ガイドローラ 60 安全扉用のガイドローラ 61 安全カバー用のガイドローラ 63 ガイドレール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機において、機台上に設けられ
    た型締装置の側面を覆う安全カバーと、機台側に取り付
    けられ、この安全カバーをスライド可能に支持するガイ
    ドレールと、このガイドレールを案内として移動すべく
    前記安全カバーに取り付けられたガイドローラとを備え
    たことを特徴とする射出成形機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の射出成形機において、前
    記安全カバーは複数個に分割され、それぞれ個別にスラ
    イドして開閉可能に構成されていることを特徴とする射
    出成形機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の射出成形機にお
    いて、前記安全カバーは、型開閉動作を行う金型の側面
    を覆うように設けられた安全扉に重なる位置へスライド
    可能に設けられていることを特徴とする射出成形機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の射出成形機において、前
    記ガイドレールは、前記安全扉をスライド可能に支持す
    るガイドレールに対して高さを変えて平行に取り付けら
    れ、前記ガイドレールを案内として移動すべく水平軸回
    りに回転自在な前記ガイドローラとを備えたことを特徴
    とする射出成形機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の射出成形機において、前
    記ガイドレールは、前記安全扉をスライド可能に支持す
    るガイドレールと共通なものとし、前記安全カバーおよ
    び前記安全扉に、前記ガイドレールの上部または下部を
    案内として移動すべく水平軸回りに回転自在なガイドロ
    ーラを備えたことを特徴とする射出成形機。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の射出成形機において、前
    記ガイドレールは、前記安全扉をスライド可能に支持す
    るガイドレールと共通なものとし、前記安全カバーおよ
    び前記安全扉に、前記ガイドレールの上部または下部を
    案内として移動すべく垂直軸回りに回転自在なガイドロ
    ーラを2個、対にして前記ガイドレールをはさむように
    取り付けたことを特徴とする射出成形機。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の射出成形機において、前
    記ガイドレールは、前記安全扉をスライド可能に支持す
    るガイドレールと共通なものとし、前記安全カバーおよ
    び前記安全扉のどちらか一方には、前記ガイドレールの
    上部または下部を案内として移動すべく水平軸回りに回
    転自在なガイドローラを取り付け、他方には前記ガイド
    レールの上部または下部を案内として移動すべく垂直軸
    回りに回転自在なガイドローラを2個、対にして前記ガ
    イドレールをはさむように取り付けたことを特徴とする
    射出成形機。
  8. 【請求項8】 請求項4から7記載の射出成形機におい
    て、前記安全カバー用および前記安全扉用の前記ガイド
    レールは、取り外し可能に取り付けられていることを特
    徴とする射出成形機。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の射出成形機において、前
    記ガイドレールは防錆処理を施されていることを特徴と
    する射出成形機。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の射出成形機において、
    前記ガイドレールに防錆材を用いたことを特徴とする射
    出成形機。
  11. 【請求項11】 請求項2記載の射出成形機において、
    複数個に分割された前記安全カバーを連結して固定する
    器具と、1つ以上の前記安全カバーを射出成形機の機台
    側に固定する器具とを有することを特徴とする射出成形
    機。
  12. 【請求項12】 請求項3記載の射出成形機おいて、前
    記安全カバーまたは前記安全扉のガイドレールの端に、
    取り付け、取り外し自在なストッパを設け、このストッ
    パを前記ガイドレールの端から取り外すことにより、前
    記安全カバーまたは前記安全扉を取り付け、取り外し自
    在とすることを特徴とする射出成形機。
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