JP2003275764A - 殺菌装置 - Google Patents

殺菌装置

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JP2003275764A
JP2003275764A JP2002083568A JP2002083568A JP2003275764A JP 2003275764 A JP2003275764 A JP 2003275764A JP 2002083568 A JP2002083568 A JP 2002083568A JP 2002083568 A JP2002083568 A JP 2002083568A JP 2003275764 A JP2003275764 A JP 2003275764A
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electrolysis
electrodes
electrolyzed water
electrode
unit
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Application number
JP2002083568A
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English (en)
Inventor
Yasuto Kondo
康人 近藤
Masahiro Izeki
正博 井関
Hiroyuki Umezawa
浩之 梅沢
Mineo Ikematsu
峰男 池松
Yurika Koizumi
ゆりか 小泉
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被電解水の水位の変動に影響されることな
く、円滑に被電解水中に次亜塩素酸を生成し、これによ
り殺菌を行うことができる殺菌装置を提供する。 【解決手段】 発明の殺菌装置1は、少なくとも一対の
電解用電極5、5と、フローター6とを有する電解ユニ
ット4を備え、フローター6の浮力により、被電解水の
水位の変動に追従して、電解用電極5、5を被電解水中
に浸漬し、係る状態において、当該電解用電極5、5に
電流を流し、被電解水中に次亜塩素酸を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被電解水中に浸漬
された電解用電極により、被電解水に含有される雑菌な
どの殺菌を行う殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばビール工場などでは、品質管理を
行うために、無作為に選択されたビールの細菌検査が行
われている。ビールが封入されたビール瓶は、検査のた
めに注いだときの泡立ちを抑えるため、通常、恒温槽内
の+5℃乃至+10℃の水中に予め浸漬して温度を下げ
ている。係る場合において、恒温槽内に貯留された水の
中に雑菌が存在すると、検査のために注いだビール中に
当該雑菌が混入してしまい、実際に検査対象となるビー
ル瓶中に雑菌が存在していたのか否かが判明できないと
云う問題がある。
【0003】そのため、従来では恒温槽から出した後、
ビール瓶表面をアルコールなどで拭き、ビール瓶表面に
付着した水や雑菌などの除去を行い、ビールの細菌検査
を行っている。
【0004】しかしながら、上述の如く恒温槽内のビー
ル瓶を取り出す度に、アルコールでビール瓶表面を消毒
することは、検査作業が著しく煩雑となり、作業性が悪
化する問題があった。
【0005】そこで、上記恒温槽内の水を予め殺菌する
ために、恒温槽に既知の殺菌装置を設け、これにより、
恒温槽内の水を殺菌することが考えられる。従来、用い
られる殺菌装置は、塩化物イオンを含有する水を電気分
解することにより塩素及び次亜塩素酸を発生させ、当該
塩素及び次亜塩素酸により、係る水中に存在する雑菌の
殺菌を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の殺菌装置は、一般的に水の電気分解を行う電極ユニ
ットを水中又はある一定の高さに固定した状態で水の電
気分解を行うものであり、水が貯留される槽内の水位が
変動した場合には、変動する度に電極ユニットの設置位
置を変更して固定しなければならず、管理作業が困難で
ある問題があった。
【0007】また、他の従来の殺菌装置として、貯留槽
への水の供給源となる蛇口などに上記電極ユニットを設
置し、水の電気分解を行い、塩素による殺菌を行うもの
があるが、係る場合には、継続して水の供給を行わなけ
れば水の電気分解を行うことができず、不都合が生じる
問題があった。
【0008】そこで、本発明は、従来の技術的課題を解
決するために成されたものであり、水位の変動に影響さ
れることなく、円滑に水の殺菌を行うことができる殺菌
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の殺菌装置は、少
なくとも一対の電解用電極と、フローターとを有する電
解ユニットを備え、電解用電極を被電解水中に浸漬した
状態で当該電解用電極に電流を流し、被電解水中に次亜
塩素酸を生成することを特徴とする。
【0010】本発明の殺菌装置によれば、少なくとも一
対の電解用電極と、フローターとを有する電解ユニット
を備え、電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該
電解用電極に電流を流し、被電解水中に次亜塩素酸を生
成するので、被電解水の水位の変動に追従して、電解ユ
ニットの位置を変動させることができるようになる。そ
のため、被電解水の水位に応じて、効率的に被電解水中
に次亜塩素酸を生成することができるようになる。
【0011】請求項2の発明の殺菌装置は、少なくとも
一対の電解用電極と、フローターとを有する電解ユニッ
トを備え、電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当
該電解用電極に電流を流し、被電解水中にオゾンなどの
活性酸素を生成することを特徴とする。
【0012】請求項2の発明によれば、少なくとも一対
の電解用電極と、フローターとを有する電解ユニットを
備え、電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電
解用電極に電流を流し、被電解水中にオゾンなどの活性
酸素を生成するので、被電解水の水位の変動に追従し
て、電解ユニットの位置を変動させることができるよう
になる。そのため、被電解水の水位に応じて、効率的に
被電解水中にオゾンなどの活性酸素を生成することがで
きるようになる。
【0013】請求項3の発明の殺菌装置は、少なくとも
一対の電解用電極と、フローターとを有する電解ユニッ
トを備え、電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当
該電解用電極に電流を流し、被電解水中に次亜塩素酸と
オゾンなどの活性酸素を同時に生成することを特徴とす
る。
【0014】請求項3の発明によれば、少なくとも一対
の電解用電極と、フローターとを有する電解ユニットを
備え、電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電
解用電極に電流を流し、被電解水中に次亜塩素酸とオゾ
ンなどの活性酸素を同時に生成するので、被電解水の水
位の変動に追従して、電解ユニットの位置を変動させる
ことができるようになる。そのため、被電解水の水位に
応じて、効率的に被電解水中に次亜塩素酸及びオゾンな
どの活性酸素を生成することができるようになる。
【0015】請求項4の発明の殺菌装置は、被電解水中
に上下に渡って設けられるガイド部材を備え、前記電解
ユニットは当該ガイド部材に回動、且つ、上下移動自在
に取り付けられていることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて、被電解水中に上下に渡って設けられるガイド部材
を備え、電解ユニットは当該ガイド部材に回動、且つ、
上下移動自在に取り付けられているので、電解ユニット
の位置をガイド部材により規定することができるように
なる。
【0017】これにより、電解ユニットは、被電解水の
水流の方向に回動して水流が電極間を流れるようにする
ことができ、電解効率の向上を図ることができるように
なる。
【0018】請求項5の発明の殺菌装置は、少なくとも
一対の電解用電極を有する電解ユニットと、該電解ユニ
ットが回動自在に取り付けられるガイド部材とを備え、
前記電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解
用電極に電流を流し、前記被電解水中に次亜塩素酸を生
成することを特徴とする。
【0019】請求項5の発明によれば、少なくとも一対
の電解用電極を有する電解ユニットと、該電解ユニット
が回動自在に取り付けられるガイド部材とを備え、電解
用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解用電極に
電流を流し、被電解水中に次亜塩素酸を生成するので、
電解ユニットの位置をガイド部材により規定することが
できるようになり、電解ユニットは、被電解水の水流の
方向に回動して水流が電極間を流れるようにすることが
できる。これにより、電解効率の向上を図ることがで
き、次亜塩素酸の生成効率を向上させることができるよ
うになる。
【0020】請求項6の発明の殺菌装置は、少なくとも
一対の電解用電極を有する電解ユニットと、該電解ユニ
ットが回動自在に取り付けられるガイド部材とを備え、
電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解用電
極に電流を流し、被電解水中にオゾンなどの活性酸素を
生成することを特徴とする。
【0021】請求項6の発明によれば、少なくとも一対
の電解用電極を有する電解ユニットと、該電解ユニット
が回動自在に取り付けられるガイド部材とを備え、電解
用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解用電極に
電流を流し、被電解水中にオゾンなどの活性酸素を生成
するので、電解ユニットの位置をガイド部材により規定
することができるようになり、電解ユニットは、被電解
水の水流の方向に回動して水流が電極間を流れるように
することができる。これにより、電解効率の向上を図る
ことができ、オゾンなどの活性酸素の生成効率を向上さ
せることができるようになる。
【0022】請求項7の発明の殺菌装置は、少なくとも
一対の電解用電極を有する電解ユニットと、該電解ユニ
ットが回動自在に取り付けられるガイド部材とを備え、
電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解用電
極に電流を流し、被電解水中に次亜塩素酸とオゾンなど
の活性酸素を同時に生成することを特徴とする。
【0023】請求項7の発明によれば、少なくとも一対
の電解用電極を有する電解ユニットと、該電解ユニット
が回動自在に取り付けられるガイド部材とを備え、電解
用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解用電極に
電流を流し、被電解水中に次亜塩素酸とオゾンなどの活
性酸素を同時に生成するので、電解ユニットの位置をガ
イド部材により規定することができるようになり、電解
ユニットは、被電解水の水流の方向に回動して水流が電
極間を流れるようにすることができる。これにより、電
解効率の向上を図ることができ、次亜塩素酸及びオゾン
などの活性酸素の生成効率を向上させることができるよ
うになる。
【0024】請求項8の発明の殺菌装置は、上記各発明
に加えて、ガイド部材は、当該ガイド部材を着脱可能に
取り付けるための取付部を備えることを特徴とする。
【0025】請求項8の発明によれば、上記各発明に加
えて、ガイド部材は、当該ガイド部材を着脱可能に取り
付けるための取付部を備えるので、ガイド部材の取付を
容易とすることができるようになり、既存の処理槽(恒
温槽)等に容易に取り付けることができるようになる。
【0026】請求項9の発明の殺菌装置は、上記各発明
に加えて、電解ユニットとは別体に設けられた電源ユニ
ットと、該電源ユニットから電解用電極に給電するため
の給電線とを備えることを特徴とする。
【0027】請求項9の発明によれば、上記各発明に加
えて、電解ユニットとは別体に設けられた電源ユニット
と、該電源ユニットから電解用電極に給電するための給
電線とを備えるので、電解ユニットの軽量化を図ること
ができるようになり、構造の簡素化を実現することがで
きるようになる。
【0028】請求項10の発明の殺菌装置は、上記各発
明において、電解用電極間に隔膜を設けたことを特徴と
する。
【0029】請求項10の発明によれば、上記各発明に
加えて、電解用電極間に隔膜を設けたので、次亜塩素酸
又はオゾン等の活性酸素の生成効率を向上させることが
できるようになり、電解水の殺菌効果を向上させること
ができるようになる。
【0030】請求項11の発明の殺菌装置は、上記各発
明に加えて、電解用電極への通電を制御する制御装置を
備え、該制御装置は、電解用電極への通電を間欠で行う
ことを特徴とする。
【0031】請求項11の発明によれば、上記各発明に
加えて、電解用電極への通電を制御する制御装置を備
え、該制御装置は、電解用電極への通電を間欠で行うの
で、被電解水中に必要以上に次亜塩素酸又はオゾンなど
の活性酸素が生成され、気相中に次亜塩素酸等が移行す
る不都合を未然に回避することができるようになる。
【0032】また、電解用電極へ連続して通電を行う場
合に比して、所定時間通電した後、所定時間通電を停止
する間欠制御を行うことにより、ランニングコストの低
減を図ることができるようになる。
【0033】請求項12の発明の殺菌装置は、上記各発
明に加えて、電解用電極への通電を制御する制御装置を
備え、該制御装置は、電解用電極の極性を切り換えるこ
とを特徴とする。
【0034】請求項12の発明によれば、上記各発明に
加えて、電解用電極への通電を制御する制御装置を備
え、該制御装置は、電解用電極の極性を切り換えるの
で、電解によりカソードとなる電解用電極に生じるカル
キ等の物質の固着を防止し、電極の通電効率が低下する
ことによって電解効率が低下してしまう不都合を未然に
回避することができるようになる。
【0035】請求項13の発明の殺菌装置は、上記各発
明に加えて、電解用電極は複極式電極であることを特徴
とする。
【0036】請求項13の発明によれば、上記各発明に
加えて、電解用電極は複極式電極であるので、結線を増
加させることなく電極枚数を増加することができるよう
になる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の殺菌装置1の実施
形態を詳述する。本実施例では、例えばビール工場など
における検査用の恒温槽2に設置される殺菌装置1につ
いて説明する。図1は本発明の殺菌装置1を設けた恒温
槽2の縦断正面図、図2は同じく本発明の殺菌装置1を
設けた恒温槽2の平面図、図3は同じく本発明の殺菌装
置1を設けた恒温槽2の縦断側面図を示している。
【0038】本実施例における殺菌装置1が設けられる
恒温槽2は、例えば上面に開口を有する断熱箱体又はガ
ラス製の箱体により構成されており、この恒温槽2に
は、当該槽2内を冷却するための図示しない冷却ユニッ
ト及び、当該槽2内を加熱するための図示しない加熱装
置(ヒータ)等が設けられている。これら冷却ユニット
及び加熱装置は、図示しない制御装置により、図示しな
いコントロールパネルにおいて予め設定された温度、例
えば0℃乃至+60℃の範囲内における所定の温度を維
持するように制御されている。
【0039】尚、本実施例では、殺菌装置1による殺菌
の対象は、検査を行うための図示しないビール瓶である
ため、注いだ際に、ビールの泡立ちを抑制するため、恒
温槽2内は、+5℃乃至+10℃に維持されているもの
とする。
【0040】この恒温槽2には、槽2内に被電解水とし
ての水道水を流入させるための図示しない流入口と、槽
2内の水道水を外部に流出させるための図示しない流出
口とが形成されている。また、恒温槽2内には、槽2内
に水流を発生させるための水流生成手段としてポンプ3
が設けられている。尚、係るポンプ3も上記制御装置に
より制御されているものとする。
【0041】一方、本発明の殺菌装置1は、電解ユニッ
ト4と、電源ユニット10と、これら電解ユニット4と
電源ユニット10とを接続する給電線11及び、電解ユ
ニット4を回動、且つ、上下移動自在に取り付けるガイ
ド部材21とから構成されている。
【0042】ここで、図4及び図5を参照して電解ユニ
ット4について説明する。図4は電解ユニット4下部の
平断面図、図5は電解ユニット4の縦断正面図を示して
いる。電解ユニット4は、下面に開口する本体15によ
り構成されており、図5に示す如くこの本体15の上部
には、フローター6、下部には、一対の電解用電極5、
5が設けられている。このフローター6は、空気等を充
填し密閉することにより構成しても良いが、本実施例で
は発泡スチロール等を充填し構成するものとする。
【0043】そして、この本体15の長手方向における
中心よりも一方の側方、本実施例では左側に偏倚した位
置には、前記フローター6と共に、上下に連通した貫通
孔16が形成されている。
【0044】また、フローター6の下部には、貫通孔1
6が形成された側方とは反対側に位置する側方、本実施
例では、右側に位置して、前記電解用電極5を接続する
基板17を収納するため、下方に開口を有する基板収納
室18が形成されている。この基板収納室18には、フ
ローター6下面の高さよりも所定寸法分だけ高くなるよ
うに基板17が収容される。尚、この基板17には、前
記電源ユニット10より電解用電極5へ給電するための
給電線11が接続されているものとする。
【0045】そして、フローター6の下部に収容された
基板17には、一対の電解用電極5、5が、接続されて
いる。この電解用電極5、5は、例えば白金又は白金と
イリジウムの合金、若しくは白金とイリジウムとタンタ
ルの合金などの貴金属電極、又は白金又は白金とイリジ
ウムの合金、若しくは白金とイリジウムとタンタルの合
金を被覆した貴金属被覆電極を、例えば板状に形成する
ことにより構成されている。また、これら電解用電極
5、5は、両極とも同様の構成とされている。尚、本実
施例では、電解用電極5、5は、メッシュ加工された板
状に形成されているものとする。
【0046】ここで、電解用電極5、5は、それぞれの
面が、対向するように設置されると共に、前記貫通孔1
6に対し垂直に、即ち、電極5、5の面が貫通孔16と
対向しないように設けられているものとする。尚、図4
におけて電極5、5間に設けられる19は、陽イオン交
換膜により構成される隔膜であるものとする。
【0047】また、本体15の下部、即ち、前記フロー
ター6が設けられていない部分の前後面及び左右側面に
は、被電解水としての水の流通を促進するための通水孔
20が複数形成されているものとする。
【0048】一方、前記ガイド部材21は、図1及び図
3に示す如く上下に長く延出して構成される棒状部材で
あり、前記恒温槽2に貯留された被電解水中に上下に渡
って設けられる。また、このガイド部材21は、図2に
示す如く断面円状に形成されており、前記電解ユニット
4に形成された貫通孔16に挿入した状態で恒温槽2に
設置される。ここで、前記貫通孔16は、ガイド部材2
1の断面寸法よりも大きい径寸法となるように形成され
ているため、十分に余裕を持って電解ユニット4を回動
自在とする。
【0049】また、このガイド部材21は、図3に示す
如き取付部22により、着脱自在に恒温槽2に取り付け
られる。この取付部22は、本実施例では、恒温槽2の
上端を狭持し、締め付けることにより、ガイド部材21
を恒温槽2に安定して固定するものである。
【0050】他方、上記電源ユニット10は、上述の如
く給電線11を介して電解用電極5、5に例えば10V
乃至12Vの直流電流を供給するものであり、内部に図
示しない制御装置がを備えた本体10Aにより構成され
ている。
【0051】この本体10Aには、電解用電極5、5へ
の電流の供給を操作する、電源のオン操作スイッチ2
5、オフ操作スイッチ26及び供給する電流の電圧値を
設定する設定ダイアル27が設けられている。
【0052】以上の構成により、本発明の殺菌装置1の
使用形態について説明する。先ずはじめに、恒温槽2に
形成された流入口を開放し、流出口を閉鎖することによ
り、恒温槽2内に被電解水としての水道水を貯留する。
尚、本実施例における被電解水は、約30ppmの塩素
を含有する水道水を使用しているが、これ以外に、被電
解水中に塩化ナトリウムなどの塩化物イオンを含有する
物質を添加しても良いものとする。
【0053】このとき、恒温槽2に取り付けられたガイ
ド部材21には、電解ユニット4が上下移動自在に取り
付けられていると共に、電解ユニット4上部には、フロ
ーター6が設けられていることから、電解ユニット4
は、恒温槽2に貯留される被電解水の水位の変動に追従
して、電解ユニット4の位置が変動される。即ち、本実
施例では、フローター6の浮力により、例えば、電解ユ
ニット4の吃水線がフローター6下部に設けられる基板
17の下面の高さよりも低くなるように電解ユニット4
の位置が変動される。これにより、電解ユニット4に設
けられる電解用電極5、5は、被電解水中に浸漬される
こととなる。
【0054】そして、電源ユニット10のオン操作スイ
ッチ25を操作することにより、電源ユニット10に設
けられた制御装置は、設定ダイアル27により設定され
た電圧値の電流を給電線11及び基板17を介して電解
用電極5、5に供給する。
【0055】これにより、恒温槽2内に貯留された被電
解水中には、塩化物イオンが含有されているため、アノ
ードとなる電解用電極5では、塩化物イオンが電子を放
出して塩素を生成する。その後、この塩素は、水に溶解
し、次亜塩素酸を生成する。
【0056】尚、本実施例では、被電解水が貯留される
恒温槽2は、0℃乃至+60℃の範囲で温度設定を行う
ことができるが、どの温度においても、次亜塩素酸を生
成することができることは、図6より確認することがで
きる。
【0057】即ち、図6は、各電極を用いた場合による
温度に対する塩素発生濃度を説明する図である。図6に
示される実験結果は、各電極、即ち、有効面積12.2
5cm2の各白金電極、白金とイリジウムの被覆電極、
白金とイリジウムとタンタルの合金電極を用いて、0℃
乃至60℃の範囲における所定の温度で、水道水を定電
流400mA(電流密度33mA/cm2)で5分間電
解した場合のものである。これによると、各種電極を用
いることにより、各温度において塩素が生成されている
ことが分かる。
【0058】また、アノードとなる電解用電極5は、上
述の如く白金又は白金とイリジウムの合金、若しくは白
金とイリジウムとタンタルの合金などの貴金属電極、又
は白金又は白金とイリジウムの合金、若しくは白金とイ
リジウムとタンタルの合金を被覆した貴金属被覆電極に
より構成されていると共に、被電解水としての水道水中
には、塩化物イオンが存在しているため、電位が上昇
し、オゾンなどの活性酸素が上記次亜塩素酸と同時に発
生する。
【0059】また、本実施例では、電解用電極5、5間
に陽イオン交換膜にて構成される隔膜19が設けられて
いるため、より一層次亜塩素酸及びオゾンなどの活性酸
素の生成効率を向上させることができるようになり、生
成される電解水の殺菌効果を向上させることができるよ
うになる。
【0060】更に、電源ユニット10に設けられた制御
装置は、電解用電極5、5への通電を間欠で行う。これ
により、被電解水中に必要以上に次亜塩素酸又はオゾン
などの活性酸素が生成され、気相中に次亜塩素酸等が移
行する不都合を未然に回避することができるようにな
る。
【0061】また、電解用電極5、5へ連続して通電を
行う場合に比して、所定時間通電した後、所定時間通電
を停止する間欠制御を行うことにより、ランニングコス
トの低減を図ることができるようになる。
【0062】更にまた、制御装置は電解用電極5、5の
極性を例えば所定時間毎に切り換える。これにより、電
解によってカソードとなる電解用電極5に生じるカルキ
等の物質の固着を防止し、電極の通電効率が低下するこ
とによって電解効率が低下してしまう不都合を未然に回
避することができるようになる。
【0063】電解ユニット4は、上述の如く上部にフロ
ーター6が設けられているため、恒温槽2の流入口及び
流出口の開閉により、図1に示す如く恒温槽2内に貯留
される被電解水の水位がW1に示す如く高くなった場合
でも、W2に示す如く低くなった場合でも、係る被電解
水の水位に追従して、電解ユニット4の高さが変動する
ため、恒温槽2内に被電解水が貯留されている場合は、
常に、電解ユニット4の電解用電極5を被電解水中に浸
漬することができるようになる。これにより、被電解水
の水位に応じて、任意に電解ユニット4の固定高さを変
更するメンテナンス作業性を改善することができるよう
になり、効率的に、被電解水中に次亜塩素酸及びオゾン
などの活性酸素を生成することができるようになる。
【0064】更に、係る場合において、電解用電極5を
接続する基板17は、フローター6の浮力によって、常
に、電解ユニット4の吃水線よりも高い位置に位置して
いるため、格別な防水加工を施すことなく、被電解水に
より基板17が損傷することを未然に回避することがで
きるようになる。
【0065】また、本実施例における殺菌装置1は、恒
温槽2に取り付けられたガイド部材21に、回動自在に
電解ユニット4が取り付けられているため、恒温槽2の
流入口及び流出口の開閉により生じる水流や、上記ポン
プ3が運転されることにより水流が生じた場合であって
も、電解ユニット4の位置を規定することができるよう
になる。
【0066】これにより、電解ユニット4は、ガイド部
材21を中心に、被電解水の水流の方向に回動するた
め、電解ユニット4の本体15下部に複数形成された通
水孔20を介して、十分に被電解水を本体15内に取り
込むことができるようになる。
【0067】そのため、本体15内に取り込まれた被電
解水の水流は、効率的に電解用電極5、5間を流れるこ
とができ、電解効率の向上を図ることができるようにな
る。そのため、次亜塩素酸の生成効率を向上させること
ができ、生成された電解水の殺菌効果を向上させること
ができるようになる。
【0068】また、本発明の殺菌装置1は、電解ユニッ
ト4を回動自在に取り付けるガイド部材21は、取付部
22により着脱可能に恒温槽2に取り付けられることか
ら、ガイド部材21の取付を容易に行うことができるよ
うになり、既存の恒温槽2等に容易に取り付けることが
できるようになる。
【0069】更に、本実施例における殺菌装置1は、電
解ユニット4とは別体に電源ユニット10が設けられて
いるため、電解ユニット4自体の軽量化を図ることがで
きるようになり、構造の簡素化を実現することができる
ようになる。
【0070】尚、本実施例では、電解ユニット4に設け
られる電解用電極5、5は、一対の電極により構成され
ているが、これ以外に、電解効率を向上させるために複
数対の電極を用いても良い。また更に、当該電解用電極
5、5を複極式電極により構成した場合には、結線を増
加させることなく電極枚数を増加することができるよう
になる。
【0071】また、本実施例では、殺菌装置1は、電解
ユニット4にフローター6が設けられているが、電解ユ
ニット4の基板17を完全に密閉し防水することによ
り、電解ユニット4を被電解水中に完全に浸漬し、ガイ
ド部材21により、被電解水の水流の方向に回動させ、
被電解水の電解を行っても良いものとする。
【0072】また更に、本実施例では、殺菌装置1は、
電解ユニット4はガイド部材21により水流の方向に回
動させて、被電解水の電解を行っているが、これ以外
に、ガイド部材21により電解ユニット4の位置を規制
することなく、電解ユニット4に設けられたフローター
6により、被電解水の水面に電解ユニット4を浮遊さ
せ、被電解水の電解を行っても良いものとする。
【0073】また、本実施例では、殺菌装置1は、電解
ユニット4と電源ユニット10は別体により構成してい
るが、電源ユニット1を電解ユニット4と一体に構成し
ても良いものとする。
【0074】これにより、上述の如く恒温槽2内には、
殺菌装置1により被電解水中に次亜塩素酸が生成される
ため、特に、ビール工場などにおいて、細菌検査を行う
ため無作為に採択されたビール瓶を当該恒温槽2内に浸
漬することにより、ビールの温度を恒温槽2により一定
温度、即ち5℃乃至10℃に維持しつつ、被電解水中に
潜在していた雑菌などがビール瓶に付着することを防止
することができるようになる。
【0075】そのため、検査を行う際に、ビール瓶から
ビールを注いだ際に検査対象となるビール内に恒温槽内
に潜在していた雑菌が混入することを未然に回避するこ
とができるようになり、恒温槽2内の水に影響されるこ
となく、正確なビールの細菌検査を行うことができるよ
うになる。
【0076】また、係る場合によれば、従来の如く検査
を行うために、ビール瓶の表面をアルコールなどで消毒
する作業を行う必要がないため、検査作業性を向上させ
ることができるようになる。
【0077】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の殺菌装置によ
れば、少なくとも一対の電解用電極と、フローターとを
有する電解ユニットを備え、電解用電極を被電解水中に
浸漬した状態で当該電解用電極に電流を流し、被電解水
中に次亜塩素酸を生成するので、被電解水の水位の変動
に追従して、電解ユニットの位置を変動させることがで
きるようになる。そのため、被電解水の水位に応じて、
効率的に被電解水中に次亜塩素酸を生成することができ
るようになる。
【0078】請求項2の発明によれば、少なくとも一対
の電解用電極と、フローターとを有する電解ユニットを
備え、電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電
解用電極に電流を流し、被電解水中にオゾンなどの活性
酸素を生成するので、被電解水の水位の変動に追従し
て、電解ユニットの位置を変動させることができるよう
になる。そのため、被電解水の水位に応じて、効率的に
被電解水中にオゾンなどの活性酸素を生成することがで
きるようになる。
【0079】請求項3の発明によれば、少なくとも一対
の電解用電極と、フローターとを有する電解ユニットを
備え、電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電
解用電極に電流を流し、被電解水中に次亜塩素酸とオゾ
ンなどの活性酸素を同時に生成するので、被電解水の水
位の変動に追従して、電解ユニットの位置を変動させる
ことができるようになる。そのため、被電解水の水位に
応じて、効率的に被電解水中に次亜塩素酸及びオゾンな
どの活性酸素を生成することができるようになる。
【0080】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて、被電解水中に上下に渡って設けられるガイド部材
を備え、電解ユニットは当該ガイド部材に回動、且つ、
上下移動自在に取り付けられているので、電解ユニット
の位置をガイド部材により規定することができるように
なる。
【0081】これにより、電解ユニットは、被電解水の
水流の方向に回動して水流が電極間を流れるようにする
ことができ、電解効率の向上を図ることができるように
なる。
【0082】請求項5の発明によれば、少なくとも一対
の電解用電極を有する電解ユニットと、該電解ユニット
が回動自在に取り付けられるガイド部材とを備え、電解
用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解用電極に
電流を流し、被電解水中に次亜塩素酸を生成するので、
電解ユニットの位置をガイド部材により規定することが
できるようになり、電解ユニットは、被電解水の水流の
方向に回動して水流が電極間を流れるようにすることが
できる。これにより、電解効率の向上を図ることがで
き、次亜塩素酸の生成効率を向上させることができるよ
うになる。
【0083】請求項6の発明によれば、少なくとも一対
の電解用電極を有する電解ユニットと、該電解ユニット
が回動自在に取り付けられるガイド部材とを備え、電解
用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解用電極に
電流を流し、被電解水中にオゾンなどの活性酸素を生成
するので、電解ユニットの位置をガイド部材により規定
することができるようになり、電解ユニットは、被電解
水の水流の方向に回動して水流が電極間を流れるように
することができる。これにより、電解効率の向上を図る
ことができ、オゾンなどの活性酸素の生成効率を向上さ
せることができるようになる。
【0084】請求項7の発明によれば、少なくとも一対
の電解用電極を有する電解ユニットと、該電解ユニット
が回動自在に取り付けられるガイド部材とを備え、電解
用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解用電極に
電流を流し、被電解水中に次亜塩素酸とオゾンなどの活
性酸素を同時に生成するので、電解ユニットの位置をガ
イド部材により規定することができるようになり、電解
ユニットは、被電解水の水流の方向に回動して水流が電
極間を流れるようにすることができる。これにより、電
解効率の向上を図ることができ、次亜塩素酸及びオゾン
などの活性酸素の生成効率を向上させることができるよ
うになる。
【0085】請求項8の発明によれば、上記各発明に加
えて、ガイド部材は、当該ガイド部材を着脱可能に取り
付けるための取付部を備えるので、ガイド部材の取付を
容易とすることができるようになり、既存の処理槽(恒
温槽)等に容易に取り付けることができるようになる。
【0086】請求項9の発明によれば、上記各発明に加
えて、電解ユニットとは別体に設けられた電源ユニット
と、該電源ユニットから電解用電極に給電するための給
電線とを備えるので、電解ユニットの軽量化を図ること
ができるようになり、構造の簡素化を実現することがで
きるようになる。
【0087】請求項10の発明によれば、上記各発明に
加えて、電解用電極間に隔膜を設けたので、次亜塩素酸
又はオゾン等の活性酸素の生成効率を向上させることが
できるようになり、電解水の殺菌効果を向上させること
ができるようになる。
【0088】請求項11の発明によれば、上記各発明に
加えて、電解用電極への通電を制御する制御装置を備
え、該制御装置は、電解用電極への通電を間欠で行うの
で、被電解水中に必要以上に次亜塩素酸又はオゾンなど
の活性酸素が生成され、気相中に次亜塩素酸等が移行す
る不都合を未然に回避することができるようになる。
【0089】また、電解用電極へ連続して通電を行う場
合に比して、所定時間通電した後、所定時間通電を停止
する間欠制御を行うことにより、ランニングコストの低
減を図ることができるようになる。
【0090】請求項12の発明によれば、上記各発明に
加えて、電解用電極への通電を制御する制御装置を備
え、該制御装置は、電解用電極の極性を切り換えるの
で、電解によりカソードとなる電解用電極に生じるカル
キ等の物質の固着を防止し、電極の通電効率が低下する
ことによって電解効率が低下してしまう不都合を未然に
回避することができるようになる。
【0091】請求項13の発明によれば、上記各発明に
加えて、電解用電極は複極式電極であるので、結線を増
加させることなく電極枚数を増加することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の殺菌装置を設けた恒温槽の縦断正面図
である。
【図2】同じく本発明の殺菌装置を設けた恒温槽の平面
図である。
【図3】同じく本発明の殺菌装置を設けた恒温槽の縦断
側面図である。
【図4】電解ユニット下部の平断面図である。
【図5】電解ユニットの縦断正面図である。
【図6】各電極を用いた場合による温度に対する塩素発
生濃度を説明する図である。
【符号の説明】
1 殺菌装置 2 恒温槽 3 ポンプ 4 電解ユニット 5 電解用電極 6 フローター 10 電源ユニット 11 給電線 15 本体 16 貫通孔 17 基板 19 隔膜 20 通水孔 21 ガイド部材 22 取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 550 C02F 1/50 550D 560 560F 1/76 1/76 A 1/78 1/78 (72)発明者 梅沢 浩之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 池松 峰男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小泉 ゆりか 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4D050 AA04 AB06 BB02 BB04 CA10 4D061 DA03 DB09 DB10 EA02 EB12 EB16 EB33 EB39 GC16

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対の電解用電極と、フロー
    ターとを有する電解ユニットを備え、 前記電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解
    用電極に電流を流し、前記被電解水中に次亜塩素酸を生
    成することを特徴とする殺菌装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一対の電解用電極と、フロー
    ターとを有する電解ユニットを備え、 前記電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解
    用電極に電流を流し、前記被電解水中にオゾンなどの活
    性酸素を生成することを特徴とする殺菌装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一対の電解用電極と、フロー
    ターとを有する電解ユニットを備え、 前記電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解
    用電極に電流を流し、前記被電解水中に次亜塩素酸とオ
    ゾンなどの活性酸素を同時に生成することを特徴とする
    殺菌装置。
  4. 【請求項4】 前記被電解水中に上下に渡って設けられ
    るガイド部材を備え、前記電解ユニットは当該ガイド部
    材に回動、且つ、上下移動自在に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の殺菌
    装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一対の電解用電極を有する電
    解ユニットと、該電解ユニットが回動自在に取り付けら
    れるガイド部材とを備え、 前記電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解
    用電極に電流を流し、前記被電解水中に次亜塩素酸を生
    成することを特徴とする殺菌装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも一対の電解用電極を有する電
    解ユニットと、該電解ユニットが回動自在に取り付けら
    れるガイド部材とを備え、 前記電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解
    用電極に電流を流し、前記被電解水中にオゾンなどの活
    性酸素を生成することを特徴とする殺菌装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも一対の電解用電極を有する電
    解ユニットと、該電解ユニットが回動自在に取り付けら
    れるガイド部材とを備え、 前記電解用電極を被電解水中に浸漬した状態で当該電解
    用電極に電流を流し、前記被電解水中に次亜塩素酸とオ
    ゾンなどの活性酸素を同時に生成することを特徴とする
    殺菌装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイド部材は、当該ガイド部材を着
    脱可能に取り付けるための取付部を備えることを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6又は請求項7の殺菌装置。
  9. 【請求項9】 前記電解ユニットとは別体に設けられた
    電源ユニットと、該電源ユニットから前記電解用電極に
    給電するための給電線とを備えることを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
    項6、請求項7又は請求項8の殺菌装置。
  10. 【請求項10】 前記電解用電極間に隔膜を設けたこと
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8又は請求
    項9の殺菌装置。
  11. 【請求項11】 前記電解用電極への通電を制御する制
    御装置を備え、該制御装置は、前記電解用電極への通電
    を間欠で行うことを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請
    求項8、請求項9又は請求項10の殺菌装置。
  12. 【請求項12】 前記電解用電極への通電を制御する制
    御装置を備え、該制御装置は、前記電解用電極の極性を
    切り換えることを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求
    項8、請求項9、請求項10又は請求項11の殺菌装
    置。
  13. 【請求項13】 前記電解用電極は複極式電極であるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    9、請求項10、請求項11又は請求項12の殺菌装
    置。
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