JP2003275013A - ヘアーアイロン - Google Patents

ヘアーアイロン

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JP2003275013A JP2002328827A JP2002328827A JP2003275013A JP 2003275013 A JP2003275013 A JP 2003275013A JP 2002328827 A JP2002328827 A JP 2002328827A JP 2002328827 A JP2002328827 A JP 2002328827A JP 2003275013 A JP2003275013 A JP 2003275013A
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至 齋田
Hiroshi Kitamura
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Akinobu Mizuta
昭伸 水田
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    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択的に髪に充分なマイナスイオンの効果を
享受させ、また、効率よく髪の整髪を行わせるヘアーア
イロンを提供する。 【解決手段】 握り部1と、この握り部1に付設される
髪ケア部2を有し、この髪ケア部2は発熱面を有すると
共に、この発熱面に髪を接触させて整髪等の髪の手入れ
を行うようにヘアーアイロンを構成する。放電によって
マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生装置4
を握り部1に内装し、マイナスイオン発生装置4で発生
したマイナスイオンが放出される放出口9を髪ケア部2
に向けて開口させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、握り部に付設した
髪ケア部を発熱させ、この髪ケア部に髪を接触させて整
髪等の髪の手入れを行うようにしたヘアーアイロンに関
する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来から、握り部に付設した髪ケア部を
発熱させ、この髪ケア部に髪を接触させて整髪等の髪の
手入れを行うようにしたヘアーアイロンには、例えば特
許文献1のような整髪用電気アイロンがある。図9に示
すように、全体形状が鋏状に形成されたこの整髪用電気
アイロンは、1対の握り部1を手で持って握り込むと、
髪ケア部2を構成するヒータ(図示せず)を内蔵したロ
ッド22とグローブ23との間に髪が挟み込まれ、髪を
加熱して整髪等の髪の手入れができるようになったもの
であり、このロッド22とグローブ23との間の髪を挟
持する挟持面24を多元素鉱物粉状体を混合したフッ素
樹脂でコーティングさせ、この挟持面から発生するマイ
ナスイオンを髪に付着させ、挟持した髪の損傷を抑えて
良質の整髪を行い得るようにしたものである。
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3047352号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この整髪用電
気アイロンは、上記挟持面24を多元素鉱物粉状体を混
合したフッ素樹脂でコーティングさせたことでマイナス
イオンを発生させているが、この挟持面24から発生す
るマイナスイオンは微少な量であり、髪が享受できるマ
イナスイオンの効果も小さいものとならざるを得ないも
のであった。
【0005】また、ヘアーアイロンには、髪ケア部に髪
を巻き付けて髪にカール付けを施すような髪の手入れを
行い得るようにする装置もあるが、このような装置にあ
っては、髪ケア部への髪の巻き付け及びくせ付けをより
効率よく行えるものが切望されている。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、選択的に髪に充分なマイナスイオンの効果を享受
させ、また、効率よく髪の整髪を行わせるヘアーアイロ
ンを提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るヘアーアイロンは、握り部1と、この握
り部1に付設される髪ケア部2を有し、この髪ケア部2
は発熱面を有すると共に、この発熱面に髪を接触させて
整髪等の髪の手入れを行うように構成しているヘアーア
イロンにおいて、放電によってマイナスイオンを発生さ
せるマイナスイオン発生装置4を握り部1に内装し、マ
イナスイオン発生装置4で発生したマイナスイオンが放
出される放出口9を髪ケア部2に向けて開口したことを
特徴とする。これによると、放電によってマイナスイオ
ンを発生させるマイナスイオン発生装置4によっては、
多量のマイナスイオンを発生させることができ、それに
伴って多量のマイナスイオンを髪に付着させ、髪の損傷
を抑えると共に良質な整髪を施し得るようにできるもの
である。またマイナスイオン発生装置4を握り部1に内
装することで、髪ケア部2にマイナスイオン発生装置4
を内装しないで済むものであって、つまり髪ケア部2の
内部構造を簡略化できるものであり、また、握り部1に
マイナスイオン発生装置4を内装しても、上記マイナス
イオン発生装置4で発生したマイナスイオンが放出され
る放出口9を髪ケア部2に向けて開口したので、髪にマ
イナスイオンを付着させることができる。
【0008】また、髪ケア部2を棒状に形成すると共に
その外周面に発熱面を設けたことも好ましい。
【0009】また、共に棒状に形成させた髪ケア部2と
握り部1とを同軸線A上に配し、握り部1の放出口9の
開口方向を上記軸線Aに対して10°〜30°傾けて設
けたことも好ましい。これによると、髪ケア部2が保持
した髪全体に効果的にマイナスイオンを付着させること
ができる。
【0010】また、髪ケア部2の外面にブリスル5を突
設し、上記ブリスル5のうち放出口9近傍に位置するブ
リスル5を除去または丈を短く形成したことも好まし
い。髪ケア部2の外面に突設したブリスル5のうち放出
口9近傍に位置するブリスル5にあっては、長くマイナ
スイオンを浴びるとマイナスの電荷に帯電し、以後上記
ブリスル5間を通過して髪に至ろうとするマイナスイオ
ンを反発させて跳ね飛ばしてしまって、髪に至るマイナ
スイオンの量を減少させ、髪にマイナスイオンが付着し
にくくさせるといった恐れがあるが、この髪ケア部2の
外面に突設したブリスル5のうち放出口9近傍に位置す
るブリスル5を除去または丈を短く形成したので、上記
恐れを無くし、効果的に髪にマイナスイオンを付着させ
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0012】図1乃至図5に本発明の実施の形態の例を
示す。本例のヘアーアイロンは、手で掴む握り部1と髪
を保持して整髪等の髪の手入れを行わせる髪ケア部2と
で構成された全体視で棒状に形成されたもので、握り部
1の先端に髪ケア部2が配置されて、上記髪ケア部2に
髪を巻き付けて使用できる巻き付け式のヘアーアイロン
である。以下、詳述する。
【0013】上記握り部1は略円筒状のハウジングで形
成されており、その内部には放電によってマイナスイオ
ンを発生させるマイナスイオン発生装置4が内装されて
いる。この放電によりマイナスイオンを発生させるマイ
ナスイオン発生装置4としては、たとえば、図6に示す
針電極3を備えたマイナスイオン発生装置4、図7に示
す線電極25を備えたマイナスイオン発生装置4等が用
いられる。
【0014】図6に示す針電極3を備えたマイナスイオ
ン発生装置4は、針電極3とグランド電極26と高電圧
発生装置27とで構成されるものであって、この針電極
3とグランド電極26とは絶縁物よりなるケース28内
に配置されている。このケース28には開口28aが設
けられており、針電極3の前方にグランド電極26が配
置され、更にグランド電極26の前方に上記開口28a
が開口している。ここで、針電極3は例えば金属棒の先
端を鋭利にして針形状としたものであり、グランド電極
26は一例として金属板で構成し、針電極3に対して斜
め前方に配置してある。この針電極3を備えたマイナス
イオン発生装置4は鋭利に形成された針電極3の先端に
電界を集中させ易く、効率よくマイナスイオンを発生さ
せ得るといった利点を有している。
【0015】また、図7に示す線電極25を備えたマイ
ナスイオン発生装置4は、線電極25とグランド電極2
6と高電圧発生装置27とで構成されるものであって、
この線電極25とグランド電極26とは絶縁物よりなる
ケース28内に配置されている。線電極25はケース2
8の内部スペースに亘るように設けてあり、針電極3の
前方にグランド電極26が配置され、更にグランド電極
26の前方にケース28の開口28aが開口している。
ここで、線電極25は例えば径の細い導電線を棒状に形
成したものが用いられる。この線電極25を備えたマイ
ナスイオン発生装置4は、針電極3を備えたマイナスイ
オン発生装置4に比べて広範囲でマイナスイオンを発生
させ得るといった利点を有している。
【0016】これらのマイナスイオン発生装置4では、
グランド電極26を基準電位側として針電極3側または
線電極25側にDC−5kVを印加させると、針電極3
または線電極25の先端近傍においてコロナ放電が発生
し、マイナスイオンが発生する。そして、この発生した
マイナスイオンは、ケース28の開口28aから外方に
流れ出る電気力線に乗ってケース28の開口28aから
外方に放出されるようになっている。このケース28の
開口28aは放出口9を構成している。
【0017】本例では、マイナスイオン発生装置4とし
て、図6の針電極3を備えたマイナスイオン発生装置4
を採用しており、握り部1に内装されたマイナスイオン
発生装置4における放出口9を髪ケア部2に向けるよう
に握り部1の先端部分に設けている。
【0018】上記髪ケア部2は、上記握り部1の先端部
で握り部1と同軸線A上に取り付けられた棒状部位であ
って、主体を構成する円筒状の基台10にヒータ11を
配設し、上記基台10及びヒータ11の外周を覆う円筒
状の巻胴12を配置し、上記巻胴12の外周面から複数
本のブリスル5を突設し、上記基台10の先端にスチー
ム発生装置6を配置して構成される。
【0019】詳述すると、ヒータ11は、通電により発
熱するPTCヒータからなる発熱部11aと、上記発熱
部11aの周囲を覆う熱伝導性のよい金属から形成され
たヒータカバー11bとで構成されている。また、巻胴
12は、アルミニウム等の熱伝導性のよい金属から形成
された円筒部材であって、髪ケア部2の外周面を構成す
るものであり、その外周面には先端―基端方向に亘るブ
リスル部材配置溝13が周方向に複数筋並んで形成され
ている。このブリスル部材配置溝13にはブリスル部材
14が配置される。ブリスル部材14とは、多数本のブ
リスル5を列状に並べると共に上記列設した各ブリスル
5をその根元で長板状に形成したブリスル基部14aに
よって連結させて構成されたものであり、このブリスル
部材14をブリスル部材配置溝13にスライド挿入させ
て配置することで、巻胴12の外周面にブリスル5を突
設させている。なお、上記ブリスル部材14のブリスル
基部14aが配置されるブリスル部材配置溝13は、巻
胴12の外面にある開口の幅がブリスル部材14のブリ
スル基部14aの幅に比べて小さい寸法になるように形
成されていて、ブリスル部材14の外方への抜け落ちが
防止されている。なお、この巻胴12は、その内周面が
ヒータ11のヒータカバー11bの外周面に当接されて
いて、このヒータカバー11bから伝導されたヒータ1
1の熱によって発熱、放熱するようになっている。
【0020】また、スチーム発生装置6は、水タンク1
5内に貯留した水を水タンク15の給水部15aから排
出し、上記排出した水をヒータ11のヒータカバー11
bに接触させて蒸発させることでスチームを発生させる
装置である。本例のスチーム発生装置6は、基台10の
先端に先端―基端方向に移動自在に水タンク15を配置
し、ヒータカバー11bの先端部分と水タンク15の基
端部との間に水タンク15を先端方向に付勢するバネ1
7を介装し、水タンク15の基端部に水タンク15内に
貯留した水を吸収するフェルトからなる給水部15aを
設けると共にヒータカバー11bの先端部分に先端方向
に突出したフェルト押圧突起16を設けて構成されてお
り、使用者が手で水タンク15をバネ17の付勢に抗っ
て基端方向に押圧することで、給水部15aであるフェ
ルトがフェルト押圧突起16に押し付けられてフェルト
に吸収された水が絞り出され、ヒータカバー11bに上
記水が接触、蒸発されるようになっている。ここで、巻
胴12の内周面には、先端―基端方向に亘り微少に外方
に凹設させたスチーム通路溝18が形成されている。こ
のスチーム通路溝18は、巻胴12の内周面とヒータカ
バー11bとの間の通路として機能し、ブリスル部材配
置溝13と連通すると共に基台10に設けたスチーム発
生装置6と連通している。つまり、スチーム通路溝18
はスチーム発生装置6で発生したスチームをブリスル部
材配置溝13に至らせる通路として機能し、ブリスル部
材配置溝13に至ったスチームはブリスル部材14とブ
リスル部材配置溝13との隙間19やブリスル部材14
のブリスル基部14aに貫通した噴出孔(図視せず)等
からなる噴射部から巻胴12の外方に向って噴射される
ようになっている。
【0021】上述した構成を有する本例のヘアーアイロ
ンは、髪ケア部2のブリスル5によって保持した髪を、
巻胴12の外方に噴射されたスチームによって湿らせる
と共に発熱した巻胴12によって加熱し、任意の形状に
整髪させることができるようにし、更には、握り部1の
マイナスイオン発生装置4で生じたマイナスイオンを放
出口9から放出させたことで、上記ブリスル5によって
保持した髪に上記マイナスイオンを付着させ、髪の損傷
を抑えると共に良質な整髪を施し得るようにしたもので
ある。
【0022】ここで、本例のマイナスイオン発生装置4
は、放電によってマイナスイオンを発生させる構造のマ
イナスイオン発生装置4であるので、このマイナスイオ
ン発生装置4では多量のマイナスイオンを発生させるこ
とができ、それに伴って多量のマイナスイオンを髪に付
着させ、髪の損傷の防止と共に良質な整髪の向上が図ら
れているのである。なお、このマイナスイオン発生装置
4を握り部1に設けたことにも意味があり、これによる
と、マイナスイオン発生装置4を握り部1に内装させた
分、髪ケア部2の構造をコンパクトにでき、髪ケア部2
の形状の多様化及び小型化を図ることができるのであ
る。
【0023】なお、本例の髪ケア部2の巻胴12は、曲
率半径の大きい緩曲面部7と曲率半径の小さい急曲面部
8とから構成された楕円状断面を有し、例えば押し出し
成形で形成されている。また、本例のブリスル5は、丈
の長い長ブリスル5aと丈の短い短ブリスル5bとの2
種類のブリスル5a,5bで構成されている。そして、
この長ブリスル5aは巻胴12の緩曲面部7から突設さ
れ、短ブリスル5bは巻胴12の急曲面部8から突設さ
れている。このように、緩曲面部7に丈の長い長ブリス
ル5aを設けたことで、髪をストレート状に伸ばすよう
なブラッシングや髪にストレート状の癖付けを施すこと
が容易に行えるようになっており、また、急曲面部8に
丈の短い短ブリスル5bを設けたことで、髪の流れを整
えさせて髪ケア部2に巻き付けることや髪にカール状の
癖付けを施すことを容易に行えるようになっている。こ
のように、本例のヘアーアイロンは、長ブリスル5aを
巻胴12の緩曲面部7から突設させると共に短ブリスル
5bを巻胴12の急曲面部8から突設させたことによ
り、髪をストレートに癖付けをするストレートアイロン
及び髪をカール状に癖付けするカールアイロンの2つの
機能を同時に1つのヘアーアイロンに備えさせることを
可能にしたものなのである。なお、本例の短ブリスル5
bにあっては、極端に丈が短い短ブリスル5bと比較
的丈が短い短ブリスル5bとを交互に並べて構成させ
ており、短ブリスル5bが有する髪の巻き付け効果を向
上させるよう工夫が為されている。
【0024】なお、上記緩曲面部7は巻胴12の360
°の外周面における90°〜120°の範囲(図中∠
α)に設けてある。これにより、本例のヘアーアイロン
にあっては、棒状の髪ケア部2の形状を、髪を巻き付け
ることに妨げにならない程度の変形にとどめると共に、
この髪ケア部2の広い範囲に髪にブラッシングを施す場
所を確保させることができ、効果的に髪にブラッシング
を施すことができるようにしてあり、ヘアーアイロンの
使い勝手の向上が図られているのである。
【0025】更に、上記スチーム通路溝18は上記巻胴
12の緩曲面部7の内周面に設けられ、このスチーム通
路溝18で長ブリスル5aが配置されるブリスル部材配
置溝13とスチーム発生装置6とを連通させている。つ
まり、本例のヘアーアイロンは巻胴12の緩曲面部7か
ら外方にスチームを噴出させたものであり、これによ
り、髪をブラッシングしているときにスチームを当てさ
せて効果的に髪を伸ばすことができるようにされてお
り、ヘアーアイロンの使い勝手の向上が図られているの
である。
【0026】ここで、上述したようにスチーム発生装置
6で発生したスチームは、ブリスル部材配置溝13とブ
リスル部材14との隙間19から巻胴12の外方に噴出
されるものであるが、本例のヘアーアイロンでは、ブリ
スル部材14のブリスル基部14aにおけるブリスル5
が突出する部分を他の部分よりも幅狭に形成すること
で、ブリスル5の根元部分においてブリスル部材配置溝
13とブリスル基部14aとの隙間19を積極的に形成
させ、上記隙間19によってスチームを噴射させる噴射
部を構成してブリスル5の根元部分からスチームを噴射
させるようにし、更には、上記スチームが噴射されるブ
リスル5の根元に上記噴射したスチームを当てて拡散さ
せる鍔部21を形成させている。この鍔部21はブリス
ル5の突出方向に対して略直交する方向においてブリス
ル5の外周に亘って突設させた片状のものであり、この
鍔部21によって、スチーム発生装置6で多量のスチー
ムを発生させることができ、巻胴12による加熱によっ
て乾燥しがちな髪を効果的に湿らせ、髪の損傷の防止効
果や整髪の持続効果の向上を図ることができるのであ
る。つまり、図5に示す鍔部21を設けないヘアーアイ
ロンでは、スチーム発生装置6で多量にスチームを発生
させたときには、多量に発生して噴射されるスチーム
(矢印B)によって髪が過度に加熱されたり頭皮にスチ
ームが当って火傷を負わせてしまうといった安全面での
恐れがあって、少量のスチームしか発生させられないも
のであり、このようにスチーム発生装置6で少量のスチ
ームしか発生させないと、髪に充分な水分を与えること
ができずに巻胴12による加熱によって髪が乾燥して髪
が損傷したり整髪の持続効果が減少したりする恐れが生
じてしまう。しかしながら、本例のヘアーアイロンで
は、図4に示すように、ブリスル5の根元に上記噴射し
たスチームを当てて拡散させる鍔部21を形成させたの
で、スチーム発生装置6で多量のスチームを発生させて
も、ブリスル5の根元部分から噴射される多量のスチー
ムを上記鍔部21によって拡散させることができるもの
であり、したがって、髪が過度に加熱されたり頭皮にス
チームが当って火傷を負わせてしまう恐れを無くしなが
ら、多量のスチームによって巻胴12による加熱によっ
て乾燥しがちな髪を効果的に湿らせることができ、髪の
損傷の防止効果や整髪の持続効果の向上を図ることがで
きるのである。
【0027】また、本例のヘアーアイロンでは、握り部
1に設けた放出口9が、巻胴12の緩曲面部7の外周部
分に向くように、且つ、髪ケア部2と握り部1との軸線
Aに対して10°〜30°傾いた方向に向くように(図
中∠θ)開口しているので、マイナスイオン発生装置4
で発生したマイナスイオンを髪ケア部2で保持した髪全
体に効果的に付着させることが図られている。つまり、
巻胴12の緩曲面部7に突設した長ブリスル5aにより
ブラッシングが施された髪は、ブリスル5と摺接するこ
とでプラスの電荷に帯電するものであり、このプラスの
電荷に帯電した髪に向けて放出口9からマイナスイオン
が放出され、上記マイナスイオンはプラスの電荷に帯電
した髪に吸着されるようになっている。したがって、マ
イナスイオンを効果的に髪全体に付着することができる
のである。更に言うと、この緩曲面部7では上述したよ
うにスチームが髪に供給されるようになっているから、
マイナスイオンによってスチームの髪へのよりよい浸透
を図ることができ、髪の損傷の防止効果や整髪の持続効
果、また整髪の行い易さを向上させているのである。
【0028】なお、本例のヘアーアイロンは、握り部1
に設けたスライド式のスイッチハンドル20でヒータ1
1への通電やマイナスイオン発生装置4の針電極3への
通電が制御されるものである。詳述すると、上記スイッ
チハンドル20によって、ヒータ11及びマイナスイオ
ン発生装置4を非通電状態にするOFFモード、マイナ
スイオン発生装置4に通電を行うイオンモード、ヒータ
11及びマイナスイオン発生装置4に通電を行うイオン
・アイロンモードを切替できるようにしてある。これに
より、髪に対するマイナスイオンの放出を、ヒータ11
の加熱によって整髪する髪の手入れとは無関係にまたは
並行して行うようにでき、髪を加熱させないでマイナス
イオンを付着させたい場合にも対応させ、上記マイナス
イオンの効果を選択的に髪に享受させ得るようにし、ヘ
アーアイロンの使い勝手の多様化に対応させ得るように
してある。なお、スイッチが切り替えるモードにヒータ
11にのみ通電を行うアイロンモードを加えたり、ヒー
タ11への通電のオンオフ制御をするヒータスイッチと
マイナスイオン発生装置4への通電のオンオフ制御をす
るイオンスイッチを併設させたりしてもよく、これによ
ってもヘアーアイロンの使い勝手の多様化に対応させ得
ることが図られて好ましい。
【0029】図8には本発明の実施の形態の他例を示
す。この例は、髪ケア部2の外面に突設したブリスル5
のうち放出口9近傍(図中C部分)に位置するブリスル
5を除去した例である。髪ケア部2の外面に突設したブ
リスル5のうち放出口9近傍に位置するブリスル5にあ
っては、長くマイナスイオンを浴びるとマイナスの電荷
に帯電して、以後上記ブリスル5間を通過しようとする
マイナスイオンを反発させて跳ね飛ばし、髪に至るマイ
ナスイオンの量を減少させ、髪にマイナスイオン付着
しにくくさせるといった恐れがあるが、本例は、この髪
ケア部2の外面に突設したブリスル5のうち放出口9近
傍に位置するブリスル5を除去したので、上記恐れを無
くし、効果的に髪にマイナスイオンを付着させることが
できるのである。
【0030】なお、図示はしないが、髪ケア部2の外面
に突設したブリスル5のうち放出口9近傍に位置するブ
リスル5を丈を短く形成したものも好ましい。これによ
っても上述した本発明の実施の形態の他例と同様の効果
を得ることができるのである。
【0031】上述した本発明の実施の形態の例では、髪
ケア部2に髪を巻き付けてカール状の癖付けを施すよう
に整髪できるヘアーアイロンを示して説明したが、放電
によって多量のマイナスイオンを発生させ得るマイナス
イオン発生装置4は握り部1に内装されて髪ケア部2の
形状の自由度を向上させることから、例えば、髪ケア部
2に髪を挟み込ませてストレート状の癖付けを施すよう
に整髪できるヘアーアイロンや、その他髪を整髪したり
髪をケアしたりする機器にも、本発明の技術を応用させ
ることができるのは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載のヘ
アーアイロンにあっては、握り部と、この握り部に付設
した髪ケア部を有し、この髪ケア部は発熱面を有すると
共に、この発熱面に髪を接触させて整髪等の髪の手入れ
を行うように構成しているヘアーアイロンにおいて、放
電によってマイナスイオンを発生させるマイナスイオン
発生装置を具備したので、マイナスイオン発生装置によ
って多量のマイナスイオンを発生させることができ、そ
れに伴い、髪の損傷を抑えると共に良質な整髪を施し得
るといったマイナスイオンの効果を髪に充分に享受させ
ることができるものである。またマイナスイオン発生装
置を握り部に内装したので、髪ケア部にマイナスイオン
発生装置を内装しないで済み、髪ケア部の内部構造を簡
略化でき、したがって髪ケア部の形状の多様化、小型化
を図ることができるのであり、さらに、上記マイナスイ
オン発生装置で発生したマイナスイオンが放出される放
出口を髪が保持される髪ケア部に向けて開口したので、
握り部にマイナスイオン発生装置を内装しても、髪にマ
イナスイオンを当てて付着させることができるのであ
る。
【0033】請求項3記載のヘアーアイロンにあって
は、請求項1の効果に加えて、共に棒状に形成させた髪
ケア部と握り部とを同軸線状に配し、握り部の放出口の
開口方向を上記軸線に対して10°〜30°傾けて設け
たので、髪ケア部が保持した髪全体に効果的にマイナス
イオンを付着させることができるのである。
【0034】請求項4記載のヘアーアイロンにあって
は、請求項3の効果に加えて、髪ケア部の外面にブリス
ルを突設し、上記ブリスルのうち放出口近傍に位置する
ブリスルを除去または丈を短く形成したので、効果的に
髪にマイナスイオンを付着させることができるのであ
る。つまり、髪ケア部の外面に突設したブリスルのうち
放出口近傍に位置するブリスルにあっては、長くマイナ
スイオンを浴びるとマイナスの電荷に帯電して、以後上
記ブリスル間を通過しようとするマイナスイオンを反発
させて跳ね飛ばし、髪に至るマイナスイオンの量を減少
させ、髪にマイナスイオンが付着しにくくさせるといっ
た恐れがあるが、この髪ケア部の外面に突設したブリス
ルのうち放出口近傍に位置するブリスルを除去または丈
を短く形成したことにより、上記恐れを無くして効果的
に髪にマイナスイオンを付着させることができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例の正面断面図である。
【図2】図1の左方向から見た一部側面断面図である。
【図3】同上の(a)は正面図であり、(b)は右側面
図であり、(c)は左側面図である。
【図4】同上の髪ケア部の水平断面図である。
【図5】同上の髪ケア部の水平断面図である。
【図6】同上のマイナスイオン発生装置の例を示す概念
図である。
【図7】同上のマイナスイオン発生装置の例を示すもの
であり、(a)は概念図であり、(b)は開口側から見
たケースの正面図である。
【図8】本発明の実施の形態の他例の正面断面図であ
る。
【図9】従来技術の整髪用電気アイロンを示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 握り部 2 髪ケア部 3 針電極 4 マイナスイオン発生装置 5 ブリスル 6 スチーム発生装置 7 緩曲面部 8 急曲面部 9 放出口 21 鍔部 25 線電極 26 グランド電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水田 昭伸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部と、この握り部に付設した髪ケア
    部を有し、この髪ケア部は発熱面を有すると共に、この
    発熱面に髪を接触させて整髪等の髪の手入れを行うよう
    に構成しているヘアーアイロンにおいて、放電によって
    マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生装置を
    握り部に内装し、マイナスイオン発生装置で発生したマ
    イナスイオンが放出される放出口を髪ケア部に向けて開
    口したことを特徴とするヘアーアイロン。
  2. 【請求項2】 上記髪ケア部を棒状に形成すると共にそ
    の外周面に発熱面を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載のヘアーアイロン。
  3. 【請求項3】 共に棒状に形成した髪ケア部と握り部と
    を同軸線状に配し、握り部の放出口の開口方向を上記軸
    線に対して10°〜30°傾けて設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のヘアーアイロン。
  4. 【請求項4】 髪ケア部の外面にブリスルを突設し、上
    記ブリスルのうち放出口近傍に位置するブリスルを除去
    または丈を短く形成したことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のヘアーアイロン。
  5. 【請求項5】 マイナスイオン発生装置は、放電によっ
    てマイナスイオンを発生する針電極を備えて形成されて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    ヘアーアイロン。
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