JP2003274908A - ポタージュスープ、およびその製造方法 - Google Patents
ポタージュスープ、およびその製造方法Info
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Abstract
であり、特に、遊離γ−アミノ酪酸成分やβ−カロチン
成分を強化し、万人が賞味できるようにした新規な構成
からなるポタージュスープ、およびそれを確実且つ効率
的に得ることができるようにした新規な構成のポタージ
ュスープの製造方法を提供する。 【解決手段】 重量比で人参1に対し、玉葱略0.5、
それにぬるま湯に3〜4日間浸漬して発芽させた胚芽玄
米を普通に炊飯してなる胚芽玄米飯略0.5の割合で組
み合わせたものを基本としてポタージュベースとした
上、該ポタージュベース重量と略等量で、所望のスープ
の素適量を加えてなる水で煮込み、塩、コショウで適宜
味付けしてからミキサー等でペースト状にしたものを、
先の水と略等量とした牛乳と共に加熱、煮沸して得るよ
うにしたポタージュスープである。
Description
ポピュラーなスープの一種として我が国にも定着してい
るポタージュスープに関するものであり、特に、遊離γ
−アミノ酪酸成分やβ−カロチン成分を強化した健康食
品とするものでありながら、それら成分を強化するため
に加えるポタージュベース素材固有のクセを無くすか極
力薄めてしまい、万人が賞味できるようにした新規な構
成からなるポタージュスープ、およびそれを確実且つ効
率的に得ることができるようにした新規な構成のポター
ジュスープの製造方法を提供しようとするものである。
界的にもかなりの経済的発展を遂げることができた我が
国では、食生活の面でも一頃に比べて大きく様変わり
し、食品への関心も、単なる栄養や味わいに加え、生体
活動を調整する対照として意識するという第三の機能に
強い関心が向けられるようになってきており、例えば、
血液の凝固力を下げるEPA(イワシ等に含まれる脂肪
酸の一種)や、カルシウムの吸収を大幅に促進する作用
のあるCPP(牛乳蛋白が分解されてできるペプチド)
等々に代表されるとおり、アレルギーを抑え、免疫力を
高める生体防御、病気の予防・恢復、神経や消化機能の
調節、老化の抑制等といった多岐に渡る生体機能に係わ
る食品の役割に注目が集まっている。
ルにも様変わりは及んでいて、それまでの大家族が一同
に介して食事を取るために主婦が腕を振るうという生活
から、少子化傾向が定着する等して家族が核化してきた
り、ダブルインカムやニューリッチと称される家庭も増
加する等といったことを要因に、家庭外で食事を取る、
所謂外食の機会が増えると共に、そのため回数が減少し
てきている家庭内料理についても、全ての食材を最初か
ら料理するのではなく、市販の惣菜や持ち帰り弁当、寿
司、ハンバーガーをはじめ、ホテルや料亭からの出張サ
ービスによるパーティー料理、弁当、寿司、ピザ等の出
前等を利用し、調理の手間と時間とを省くようにすると
共に、少人数家族ではかえって経済的である等といった
理由から、外食に対する中間食を普通とするような家庭
も何等異常としない生活へと変貌してきている。
され続けている様々な最近の食品についても、それら食
品としての第三の機能を重視し、農林水産省による機能
性食品や自然食品の定義、法制化や健康食品に係わる業
界団体として日本健康食品協会の設立、指導等といった
食品管理体制の整備も余儀無くされてきていて、従前ま
ででは考えられない程の一般消費者の食品に対する認
識、査定の高まりに呼応しようとする動きがある外、食
品をそれまでの食品業界だけに任せておくのではなく、
食材生産者自らが、自らの責任によって自信を持って生
産した食材を加工して食品化を図り、インターネットそ
の他の手段を使って直接販売するようにしたり、秀れた
食材の生産地に立地する婦人会その他有識者が集まっ
て、地域起こしを兼ねて、安全で多機能化した食品を開
発、提供する傾向が如実に現れ始めている外、個人的に
発案した食品でも、多くの人々の役に立てるべく、積極
的にインターネットホームページに公開するようになっ
てきている。
製造方法も、そうした最近の流れを汲むものであり、キ
ャロシーや向陽二号、US春蒔き五寸、鮮紅等、八月か
ら十月期を収穫期とする人参の一大生産地に立地し、酪
農農家も多いという地の利もあって、特に人参について
は、粘膜や皮膚の免疫作用や活性酸素の抑制作用、滋養
強壮作用、血行促進作用、老化やガンの予防等数多くの
生体活性作用があることを古来周知されてきていなが
ら、改良されて旧来程のクセはなくなってきているとは
いえ、未だに人参固有の味と香りとに災いされて摂取を
諦めたり、嫌う人が絶えないという実情がある上、例え
ば、特開昭61−239871号「ポタージュ及びその
製造方法」の佐々木・吉沢発明に代表されるような既に
提案済みの多くのものには、特に、頭脳形成の著しい段
階にいる幼児やアルツハイマー病等老化に伴う神経系の
障害を来し易い老人用の生体活性機能の補充にまで配慮
して、それらの有効成分として知られる遊離γ−アミノ
酪酸成分を強化するようにしたものについての提案は皆
無であるという実態も見受けられる。
況に鑑み、最も生体活性作用を必要とする成人は固より
のこと、幼児から老人に至る幅広い層の人々が、生体活
性のための有効成分、特にβ−カロチン成分の豊富な人
参固有の味と香とを殆ど気にすることなく、しかも、神
経系の生体活性作用に秀れた遊離γ−アミノ酪酸成分を
含有、強化するようにし、夫々の層の人々の生体活性機
能の補充に役立つようにした食品の提供ができないもの
かとの判断から、食品としては既に老弱男女の別なく親
しまれ、しかも、各種食材をベースにし易い食品の一つ
であるポタージュスープに着目し、逸早く開発、研究に
着手して長年に渡って試行錯誤を繰り返し、幾多の試作
実験を重ねてきた結果、遂に以下において詳述するとお
りの構成からなる新規な構成からなるポタージュスー
プ、およびその製造方法を完成するに至ったものであ
り、茲にその代表的な実施例と共に、その成果を提供す
ることとする。
に以下のとおりの構成を要旨とするものである。即ち、
重量比で人参1に対し、玉葱略0.5、それにぬるま湯
に3〜4日間浸漬して発芽させた胚芽玄米を普通に炊飯
してなる胚芽玄米飯略0.5の割合で組み合わせたもの
を基本としてポタージュベースとした上、該ポタージュ
ベース重量と略等量で、所望のスープの素適量を加えて
なる水で煮込み、塩、コショウで適宜味付けしてからミ
キサー等でペースト状にしたものを、先の水と略等量と
した牛乳と共に加熱、煮沸して得るようにした構成から
なるポタージュスープである。
して示すならば、重量比で人参1に対し、玉葱略0.
5、それにぬるま湯に3〜4日間浸漬して発芽させた胚
芽玄米を普通に炊飯してなる胚芽玄米飯略0.5の割合
で組み合わせてポタージュベースとした上、該ポタージ
ュベース重量と略等量で、所望のスープの素適量を加え
てなる水で煮込み、塩、コショウで適宜味付けしてから
ミキサー等でペースト状にしたものを、先の水と略等量
とした牛乳と共に加熱、煮沸して得るようにした構成を
要旨とするポタージュスープとなる。
比で人参1に対し、玉葱略0.5、それにぬるま湯に3
〜4日間浸漬して発芽させた胚芽玄米を普通に炊飯して
なる胚芽玄米飯略0.5の割合で組み合わせてポタージ
ュベースとした上、該ポタージュベース重量と略等量
で、所望のスープの素適量を加えてなる水で煮込み、
塩、コショウで適宜味付けしてからミキサー等でペース
ト状にしたものを、先の水と略等量とした牛乳と共に加
熱、煮沸したものとすることにより、遊離γ−アミノ酪
酸成分を強化して得るようにした構成を要旨とするポタ
ージュスープであるということができる。
人参1に対し、玉葱略0.5、それにぬるま湯に3〜4
日間浸漬して発芽させた胚芽玄米を普通に炊飯してなる
胚芽玄米飯略0.5の割合で組み合わせてポタージュベ
ースとした上、該ポタージュベース重量と略等量で、所
望のスープの素適量を加えてなる水で煮込み、塩、コシ
ョウで適宜味付けしてからミキサー等でペースト状にし
たものを、先の水と略等量とした牛乳と共に加熱、煮沸
したものとすることにより、人参由来のβ−カロチン成
分を大幅に強化しながら、人参固有の味と香とを消失ま
たは略消失状にしたものとして得るようにした構成を要
旨とするポタージュスープということもできる。
対し、玉葱250g、それにぬるま湯に3〜4日間浸漬
して発芽させた胚芽玄米を普通に炊飯してなる胚芽玄米
飯250gの割合で組み合わせてポタージュベースとし
た上、所望のスープの素適量を加えてなる水1・で煮込
み、塩約10g、コショウ一摘み程度で味付けしてから
ミキサー等でペースト状にしたものを、牛乳1・と共に
加熱、煮沸して略10ないし13人前程度のものとして
得るようにした構成からなるポタージュスープとなる。
ュスープに関連し、この発明には、次のとおりの工程を
経てポタージュスープを製造するようにした構成を要旨
とするポタージュスープの製造方法が包含されるもので
ある。即ち、ぬるま湯に3〜4日間浸漬した胚芽玄米を
約1〜2程度にまで発芽させてから普通に炊飯して胚芽
玄米飯となし、ポタージュベース素材の一つに調理する
工程。皮を剥いた人参を乱切りしたものとなし、ポター
ジュベース素材の一つに調理する工程。皮を剥いた玉葱
を乱切りしたものとなし、ポタージュベース素材の一つ
に調理する工程。
人参1、玉葱略0.5、胚芽玄米飯略0.5の割合に組
み合わせてポタージュベースとした上、該ポタージュベ
ース重量と略等量で、所望のスープの素適量を加えてな
る水で煮込み、塩、コショウで適宜味付け調理する工
程。
掛ける等適宜粉砕手段によって固形分をなくし、ペース
ト状に調理する工程、ペースト状にしたものを、先の水
と略等量とした牛乳と共に加熱し、焦げ付かせてしまわ
ないよう頻繁に撹拌しながら所要時間に渡って煮沸する
工程、以上の工程からなるものとしたことを特徴とす
る、請求項1ないし4何れか記載のポタージュスープの
製造方法。
酪酸成分と、β−カロチン成分に代表される人参由来の
有効成分とで、生体活性に必要な有効成分にしようとす
るものであり、基本的には、胚芽玄米飯と人参とを欠く
ことはできず、それらの中、特に必要有効成分の添加、
増強の見地から、他のポタージュベース素材よりも人参
の割合を極端に多くする必要があり、遊離γ−アミノ酪
酸成分の添加、増強のためのポタージュベース素材にす
る胚芽玄米飯と共に、この人参の組合せ量は、この発明
にとって極めて重要な構成要件となっているが、それら
の組合せを基本にするようにしさえすれば、その他の目
的、例えばポタージュ色を変える必要や他の有効成分を
加える必要、味付けに変化を持たせる必要等から、例え
ば、肉やコーンやパセリ等の野菜、リンゴ等の果実類、
海草、ヌードル、バスタ等従前からのポタージュベース
素材の一種または複数を適量組み合わせたり、食塩やコ
ショウ以外の調味料、例えば砂糖等の糖類や食酢、ワイ
ンビネガー、グルタミン酸ソーダ等の適量を組み合わせ
可能としていることは言うまでもない。
のポタージュベース素材の一つとして機能する食材であ
り、粳玄米を35℃前後の温度としたぬるま湯に浸漬し
たまま3〜4日程度を経過させ、その間、玄米から発せ
られる臭いが付着してしまわないよう、1日数回に渡っ
て湯を交換するよう注意した上、全体的に1〜2mm程
度に発芽が進行したところで、芽を壊さない程度に水洗
して水切りしたものとし、それらを通常の米と同様にし
た炊飯によって胚芽玄米飯となるようにするものであ
る。
をはじめとする有効成分を添加、増強するために、この
発明のポタージュベース素材の一つとして機能する食材
であり、特にその品種に制限を受けるものではないが、
最も一般的な西洋系五寸群、例えば「長崎五寸(特に黒
田五寸)」や寒冷地用として栽培の多い「チャンテネ
ー」、あるいは同じく西洋系の「キャロシー」や「国
分」等の外、東洋系の関西地方で好んで栽培、食用され
ている金時群等であっても勿論差し支えはないものの、
できるだけ根の大きさや形、重さのバランスがとれてい
て、色が一様に濃く、しかも艶があって凹凸の少ないも
の程β−カロチン成分が多く含まれていて望ましいもの
とすることができ、肩の部分がコルク状にパサパサして
いたり、尻の部分がヒビ割れしているもの、首の周りが
黒かったり緑色のもの、また首の部分が太いもの等はで
きるだけ避けるようにするのが望ましいといえ、採用し
た人参は、できるだけ薄く皮を剥いて乱切りしたものと
してポタージュベース素材とする。
ルが加熱変性したプロピルメルカプタンに起因するとい
われている。)に欠かせず、特に人参固有の味と香とを
減退して食欲を増進させる作用を果たすことから、この
発明のポタージュベース素材の一つとして機能する食材
であり、特にその品種について制限を受けるものではな
く、例えば、早春であれば、早出し栽培で知られる「愛
知白」や「貝塚早生(黄色)」、続く「泉南中高系」の
もの、八月末頃からは「札幌黄」や「空知黄」等北海道
産のもの、そして年末からも北海道産のもので「ひぐ
ま」や「こたん」といった具合に、収穫時期に応じて適
宜使い分けをすれば足り、それらは、皮を剥き、乱切り
したものとしてポタージュベース素材とするものであ
る。
の目的の一つでもある遊離γ−アミノ酪酸成分と、β−
カロチン成分に代表される人参由来の有効成分とを添
加、増強するという狙いから、それらの組合せ割合は、
重量比で人参1に対し、玉葱略0.5、胚芽玄米飯略
0.5の割合となるよう規制してなるものとしなければ
ならず、それらをポタージュベースとし、そのポタージ
ュベースの重量と略等量とした水に、所望のスープの素
の適量を加えた上で加熱、沸騰させる調理を施すことに
より、各ポタージュベース素材を柔らかく煮込んだ状態
にし、更に塩、コショウで適宜味付け調整してから、ミ
キサー等の適宜粉砕手段よって固形分の残らず、やや軟
らかめのペースト状にするものである。
るように計量した市販の牛乳を、上記のようにして得ら
れたペースト状のものに加え、十分に撹拌してできるだ
け均質なものとしてから加熱し、焦げ付かせることのな
いように頻繁に撹拌しながら、比較的短時間(全体の量
にも左右されるが、目安としては5分程度)煮沸、調理
することによってこの発明のポタージュスープを得るこ
とができ、それら完成したポタージュスープは、そのま
ま放置して自然冷却し、その所定単位量毎をレトルトパ
ウチ化したものに加工し、加熱殺菌消毒した上で冷凍し
てしまえば、長期保存の利くポタージュスープとなり、
幼児から老齢者や病人用の生体活性に有効な食品として
何時でも簡便に利用、摂取できるものとなる。以下で
は、この発明を代表する具体的なポタージュスープの製
造方法について説明を加え、上記までのこの発明の構成
がより具体的に把握できるようにすることにする。
芽玄米飯を得るため、35℃前後の温度に調整したぬる
ま湯に粳玄米を浸漬して3〜4日程度を経過させ、全体
的に1〜2mm程度に発芽した胚芽玄米とした上、それ
らを通常の米の場合と同様にした炊飯により、この発明
のポタージュベース素材の一つである胚芽玄米飯とす
る。なお、浸漬、発芽段階には、玄米から発せられる臭
いが付着してしまわないよう、1日数回に渡って湯を交
換するよう注意する必要がある。また、一方のポタージ
ュベース素材である人参および玉葱とも、皮を剥いた
上、乱切りしたものとしておく。
は、この発明のポタージュスープを10〜13人分程度
製造する場合の事例として示すと次のとおりとなる。 [材料] ポタージュベース 人参500g、発芽玄米飯250g、玉葱250g 水 1・ 固形スープの素 2個(市販のもの) 牛乳 1・ 塩 10g コショウ 一摘み
参、玉葱、胚芽玄米飯からなるポタージュベースおよび
水1・を鍋に入れ、固形スープの素2個を加えて加熱調
理し、沸騰したところで弱火にして約30分程度程の時
間に渡って煮沸し、約10g程度の塩と一摘み程度のコ
ショウとを加えて適宜調味した上、それらを、ミキサー
等に掛ける等適宜粉砕手段によって固形分をなくしたペ
ースト状のものに調理し、先の水と略等量1・の牛乳と
共に加熱し、焦げ付かせてしまわないよう頻繁に撹拌し
ながら約5分程度に渡って煮沸、調理し、やや軟らかめ
のペースト状でベージュ色をしたポタージュスープとな
る。
明のポタージュスープは、生体活性作用に有効な成分、
特にβ−カロチン成分に代表される有効成分を多量に含
むものとして古来周知されていながら、未だ敬遠して摂
取され難い人参を中心に、これまた同様に大切な有効成
分の一つとされてきている遊離γ−アミノ酪酸成分が白
米の10倍以上にも及ぶ発芽玄米飯、およびこの種スー
プ素材として欠くことのできない玉葱の三種をポタージ
ュベース素材としてポタージュスープとするものであ
り、それによってもたらされる機能性食品としての成分
は、厚生労働大臣指定検査機関である社団法人青森県薬
剤師会衛生検査センターにおける分析によって、次の表
1に示すとおりの結果を得ている。
木・吉沢発明である特開昭61−239871号「ポタ
ージュ及びその製造方法」の公報に開示のある数値と比
較してみても、人参由来の有効成分であるβ−カロチン
成分量は、公知のもので50IU/100gであるのに対し、
この発明のものでは770μg/100gと破格の値を示
し、また、発芽玄米飯由来と考えられる遊離γ−アミノ
酪酸成分については、従来からの佐々木・吉沢発明外の
文献等には全く用意されていない有効成分であり、した
がって、粘膜の免疫作用や活性酸素の抑制作用、滋養強
壮作用、血行促進作用、老化やガンの予防等数多くの生
体活性作用や、神経系の生体活性作用の補充、強化に繋
がり、しかも、万人の趣向に適う食品として知られるポ
タージュスープとして商品化することを可能にするもの
となることから、最も生体活性作用を必要とする成人は
固よりのこと、幼児あるいは老人や病人等といった幅広
い層の人々が、夫々の層に応じた生体活性機能の補充、
強化に役立たせる食品として、手軽に摂取することがで
きるようにするという極めて大きな効果が得られるもの
となる。
プ、およびその製造方法は、その新規な構成によって所
期の目的を普く達成可能にするものであり、製造も特殊
な機械装置を用意するまでもなく効率的に実施可能とす
るものであって比較的廉価に提供可能とすることから、
健常者の健康管理目的用としては勿論のこと、日常的に
生体活性機能の補充、強化を必要としている幼児あるい
は老人や病人用としてまで、幅広い層の滋養強壮に役立
つ秀れた食品として高い評価がなされ、更には、人参を
はじめとする農産地域の新たな産地産品の一つとして地
域起こしにも一役を買うものとなって、幅広く浸透、普
及していくものになると予想される。
Claims (6)
- 【請求項1】 重量比で人参1に対し、玉葱略0.5、
それにぬるま湯に3〜4日間浸漬して発芽させた胚芽玄
米を普通に炊飯してなる胚芽玄米飯略0.5の割合で組
み合わせたものを基本としてポタージュベースとした
上、該ポタージュベース重量と略等量で、所望のスープ
の素適量を加えてなる水で煮込み、塩、コショウで適宜
味付けしてからミキサー等でペースト状にしたものを、
先の水と略等量とした牛乳と共に加熱、煮沸して得るよ
うにしたことを特徴とするポタージュスープ。 - 【請求項2】 重量比で人参1に対し、玉葱略0.5、
それにぬるま湯に3〜4日間浸漬して発芽させた胚芽玄
米を普通に炊飯してなる胚芽玄米飯略0.5の割合で組
み合わせてポタージュベースとした上、該ポタージュベ
ース重量と略等量で、所望のスープの素適量を加えてな
る水で煮込み、塩、コショウで適宜味付けしてからミキ
サー等でペースト状にしたものを、先の水と略等量とし
た牛乳と共に加熱、煮沸して得るようにしたことを特徴
とするポタージュスープ。 - 【請求項3】 重量比で人参1に対し、玉葱略0.5、
それにぬるま湯に3〜4日間浸漬して発芽させた胚芽玄
米を普通に炊飯してなる胚芽玄米飯略0.5の割合で組
み合わせてポタージュベースとした上、該ポタージュベ
ース重量と略等量で、所望のスープの素適量を加えてな
る水で煮込み、塩、コショウで適宜味付けしてからミキ
サー等でペースト状にしたものを、先の水と略等量とし
た牛乳と共に加熱、煮沸したものとすることにより、遊
離γ−アミノ酪酸成分を強化して得るようにしたことを
特徴とするポタージュスープ。 - 【請求項4】 重量比で人参1に対し、玉葱略0.5、
それにぬるま湯に3〜4日間浸漬して発芽させた胚芽玄
米を普通に炊飯してなる胚芽玄米飯略0.5の割合で組
み合わせてポタージュベースとした上、該ポタージュベ
ース重量と略等量で、所望のスープの素適量を加えてな
る水で煮込み、塩、コショウで適宜味付けしてからミキ
サー等でペースト状にしたものを、先の水と略等量とし
た牛乳と共に加熱、煮沸したものとすることにより、人
参由来のβ−カロチン成分を大幅に強化しながら、人参
固有の味と香とを消失または略消失状にしたものとして
得るようにしたことを特徴とするポタージュスープ。 - 【請求項5】 人参500gに対し、玉葱250g、そ
れにぬるま湯に3〜4日間浸漬して発芽させた胚芽玄米
を普通に炊飯してなる胚芽玄米飯250gの割合で組み
合わせてポタージュベースとした上、所望のスープの素
適量を加えてなる水1・で煮込み、塩約10g、コショ
ウ一摘み程度で味付けしてからミキサー等でペースト状
にしたものを、牛乳1・と共に加熱、煮沸して略10な
いし13人前程度のものとして得るようにしたことを特
徴とするポタージュスープ。 - 【請求項6】 ぬるま湯に3〜4日間浸漬した胚芽玄米
を約1〜2程度にまで発芽させてから普通に炊飯して胚
芽玄米飯となし、ポタージュベース素材の一つに調理す
る工程、皮を剥いた人参を乱切りしたものとなし、ポタ
ージュベース素材の一つに調理する工程、皮を剥いた玉
葱を乱切りしたものとなし、ポタージュベース素材の一
つに調理する工程、それらポタージュベース素材を、重
量比で人参1、玉葱略0.5、胚芽玄米飯略0.5の割
合に組み合わせてポタージュベースとした上、該ポター
ジュベース重量と略等量で、所望のスープの素適量を加
えてなる水で煮込み、塩、コショウで適宜味付け調理す
る工程、前記工程で調理したものを、ミキサー等に掛け
る等適宜粉砕手段によって固形分をなくし、ペースト状
に調理する工程、ペースト状にしたものを、先の水と略
等量とした牛乳と共に加熱し、焦げ付かせてしまわない
よう頻繁に撹拌しながら所要時間に渡って煮沸する工
程、以上の工程からなるものとしたことを特徴とする、
請求項1ないし4何れか記載のポタージュスープの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002086641A JP2003274908A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | ポタージュスープ、およびその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=29207304
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2002
- 2002-03-26 JP JP2002086641A patent/JP2003274908A/ja active Pending
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