JP2003274771A - 倒木防止用支保体 - Google Patents

倒木防止用支保体

Info

Publication number
JP2003274771A
JP2003274771A JP2002080231A JP2002080231A JP2003274771A JP 2003274771 A JP2003274771 A JP 2003274771A JP 2002080231 A JP2002080231 A JP 2002080231A JP 2002080231 A JP2002080231 A JP 2002080231A JP 2003274771 A JP2003274771 A JP 2003274771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
tree
solidified
root pot
fallen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002080231A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Furusawa
浩一 古澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dokoo Kk
Dokoo KK
Original Assignee
Dokoo Kk
Dokoo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dokoo Kk, Dokoo KK filed Critical Dokoo Kk
Priority to JP2002080231A priority Critical patent/JP2003274771A/ja
Publication of JP2003274771A publication Critical patent/JP2003274771A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】公園等に植設する樹木1の強風や降雪による倒
木を防止する支保体を得ることが簡単に、そして低コス
トで確実に造成するようにする。 【解決手段】樹木1の根鉢2を埋設する植穴4を地盤3
に形成する際に、根鉢2の該植穴4の周囲にアンカー用
の穴4´ を所定数複数形成し、条体のワイヤー8´ を
介して根鉢2に巻装したベルト6とアンカー用の穴4´
に挿入セットして張設した条体7´ をセットしその
後、該各アンカー用の穴4´ の周囲地盤に硬化剤を注
入して経時的に固化し、確実な支持力を得るアンカーの
支保体7´ とし強風や降雪による倒木を確実に防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は都市の公園等に植栽す
る樹木をその基礎の地盤に根付した後に風雪等による倒
木を確実に防止し、強固に支持する支保体の構造技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、地球の気候の温暖化防止の
為、或いは、ヒートアイランド対策の為に、緑化運動が
盛んになり、都市等においても建造物に対する屋上緑化
や壁面緑化等が盛んになっているが、同時に、例えば、
都市部に於いて、公園やガーデンや広場や道路の側帯に
於いて図7に示す様に、樹木1を植栽することが強く求
められるようになっており、当該樹木1がその根鉢2等
を基礎地盤3の植穴4等にセットして当該根鉢2が活着
されない直後の状態において、強風や降雪により枝や葉
等がダメージを受けて完全に植栽には至らないという問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対処するに、埋
設した樹木に対しその幹に対し添え柱や鳥居、八つ掛等
を丸太等を当該樹木の幹に組付け、倒木を防止するよう
なクラシックな対処技術がある。
【0004】さりながら、当該クラシックな技術では樹
木に対する丸太等の組付が作業上面倒である不具合があ
り、雪吊り等の工事と併行して行わねばならず、作業手
順が煩瑣であるというネックがあった。
【0005】そして、かかる丸太5等を樹木1の幹に組
付するようなクラシックな技術では当該樹木1の幹に対
する補強力が不十分であり、強風等によっては倒木の虞
が完全には防ぎきれないという欠点があった。
【0006】又、これに対処するに図6に示す様に、樹
木1の根鉢2を当該公園等の基礎地盤3に形成した植穴
4に埋設して該根鉢2に巻装した所定に樹脂加工したよ
うなベルト6からアンカー7のワイヤー8をアンカー本
体9を介し、配設し、該ワイヤー8の先端に設けたブロ
ック状のアンカー本体9により懸吊し、風雪に対する支
持力を付与し、倒木防止を図るようにしていた。
【0007】かかる倒木防止用の支持技術は他の産業分
野と同じように発展し、土木建設作業と同じく対処技術
が開発され、図6に示す様に、近年は金属アンカー7を
アンカー本体9を等を地盤3の植穴4の下に打ち込む様
な地下埋設型支保体等が開発されてはいる。
【0008】しかしながら、図6,図7に示すクラシッ
クな従来技術においては、樹木1の植栽前の根鉢2を当
該公園等の基礎地盤3に形成した植穴4に対し埋設し丸
太5,5…を当該樹木1の幹に組付して補強力を付与
し、強風や降雪に耐えるようにしており、該種種樹木1
に対する倒木防止の支保体技術においては、価格的に高
価であるデメリットがあり、充分な支持力を有さない倒
木防止技術では期待通りの効果が出ない場合もあるとい
う不具合があった。
【0009】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく地球温暖化防止のみならず、景観上の点からも近
時流行の兆しを見せている樹木埋設の活着直後の強風や
降雪による倒木が確実に生じないように該樹木の根の部
分を確実に補強出来るようにして建設産業における造園
技術利用分野に益する優れた倒木防止用の支保体を提供
せんとするものである。
【0010】上述目的に沿い、先述特許請求の範囲を要
旨とするこの発明の構成は、前述課題を解決するため
に、樹木の地盤内に埋設した根鉢に対し巻装したベルト
を介しアンカーにより固定するようにする樹木に対する
倒木防止用支保体において、上記根鉢に対して設けた植
穴の周囲に複数の先太状のアンカー用穴に形成した固化
アンカーが上記ベルトに対し条体で連結されているよう
にすることを基幹とし、而して、上記固化アンカーが硬
化剤を介して上記条体に対して土壌と混練固化されてい
るようにし、上記固化アンカーがその先端部にて分岐さ
れているようにもし、上記固化アンカーが上記根鉢の活
着前に形成されているようにし、又、上記固化アンカー
がそのシャンク部にフック形状部を形成されているよう
にし、加えて、上記固化アンカーがコンクリートにされ
ているようにした技術的手段を講じたものである。
【0011】
【作用】上述構成において、地盤内に埋設した樹木の根
鉢に対し、該根鉢を当該所定の地盤に形成した植穴に対
し埋設し、而して、該根鉢の周囲にベルトを巻装し、而
して、該植穴の周囲の地盤にアンカー用の穴を所定数複
数先太形状に形成し、該アンカー用穴に対し、ロープや
ワイヤー等の条体を該ベルトに連結してセットし、各連
結体の先端部にはフックを形成し、そして硬化剤を周囲
地盤に注入して当該地盤の土壌と混練し、経時的に固化
させ、その場合、固化アンカーが先太状に形成されてい
るために、当該樹木の根鉢を確実に基礎の地盤に対し強
固に固定し、補強が出来、その際、当該固化アンカーを
該連結体の先端部において所定数分岐させて補強力をよ
り強固にするようにもし、多少の風雪に対しても倒木が
確実に防止されコスト的にも安価につくようにしたもの
である。
【0012】
【発明の実施形態】次にこの出願の発明の実施しようと
する形態を実施例の態様として図1〜図5の図面に基づ
いて説明すれば以下の通りである。
【0013】尚、図6,7と同一態様部分は同一符号を
用いて説明するものとする。本発明で言う先太上のアン
カーとは、アンカーの金属ワイヤーなどの条体が接続さ
れている部分の径に対し、根鉢に対し巻装した適宜のベ
ルト等からの位置が接続点より遠い側で1ヶ所でもアン
カーの径が大きくなっているものを示す。
【0014】図1乃至図4に示す樹脂形態において、1
は公園やガーデンや広場や道路の側帯に植栽する所定の
樹木であり、公園やガーデンや広場や道路の側帯等の所
定の基礎の地盤3に根鉢2を該地盤3中に埋設するに際
しては、当該地盤3の当該所定の部位に根鉢穴4を掘削
して当該根鉢2を埋設するに際し、該根鉢穴4の掘削に
併せて周縁にアンカー用穴4´ を先太状に掘削してお
く。
【0015】而して、該アンカー用穴4´ の根鉢穴4
の掘削に併せて掘削するに際しては、この出願の発明の
発明の時点における土木建設技術で極めて容易に成すこ
とが出来るものである。
【0016】尚、かかる実施形態の態様においては、図
6に示す従来技術のアンカー7のアンカー本体9の埋設
の態様とは異なるものである。
【0017】而して、樹木1の根鉢2の植穴4に対する
根鉢2の埋設に際しては、該根鉢2の所定部位に巻装し
た適宜材質のベルト6に合成樹脂処理を行っておく。
【0018】そして、各アンカー用穴4´ に先端部に
突起状のフック8´ を所定数有する条体としてのワイ
ヤー8を挿入すると共にその基端部において所定の該フ
ック8´ を介し、その基部に於いては所定のターンバ
ックル11を所定の連結バンドを介し伸縮自在にベルト
6に係合して当該根鉢2と根鉢穴4´ との間に介装セ
ットする。
【0019】このようにして、全てのアンカー用穴4´
に対し条体7´ のロープやワイヤー8を橋渡し的にセ
ットした後に各根鉢穴4´ の近辺の基礎地盤3に対し
所定の充填剤を注入して該地盤土壌と混練し、経時的に
固化させ条体7´ として支持の倒木防止用の支保体を
形成し、その後当該根鉢穴4を埋戻して植栽を行う。
【0020】このようにすることにより、都市の公園が
ガーデンや広場や道路の側帯等に植設植栽した樹木1は
強風や降雪があっても倒木が生ずる虞はない。
【0021】当該、根鉢2の植穴4に対する硬化剤の注
入により当該植穴4を固化することはコンクリートにす
るようにすることも可能である。
【0022】当該硬化剤の植穴4に対する注入に先だっ
てターンバックル11,11´ を作用させて条体とし
てのワイヤー8を一種の緊張状態にさせ無緊張状態で連
結体7´ を形成させるようにするが、当該実施形態で
は6個の条体のアンカー7´を配列にしているがため
に、各条体7´ のテンション状態が均一にされていず
れの方向からの強風や降雪があっても倒木力が働かない
ようにする。
【0023】上述実施形態においては、根鉢2の周囲に
固定的な連結体の条体7´ を6個配列した態様である
が図5に示す実施形態においては、根鉢2周囲の条体の
アンカー7´´のアンカー力を補強し、強固に支持力を
付勢するようにしたものであり、各条体のアンカー7´
´においては、その先端部を二叉状に分岐させ、当該ア
ンカー7´´の分岐形成に先だって条体8も分岐状にセ
ットするようにするものである。
【0024】尚、この出願の発明の実施形態は上述各実
施例に限るものでないことは勿論であり、例えば、根鉢
2の周囲に配列形成する連結体の条体7´ ,7´´に
ついては周方向に均等な方向に配列するようにすれば、
6個とは限らず、3個,4個でも良いものにする等種々
の態様が採用可能である。
【0025】又、金属ワイヤー8の代わりに樹脂加工し
たロープ等を条体として用いることも可能である。
【0026】
【発明の効果】この出願の発明によれば、基本的に公園
がガーデンや広場や道路の側帯に植設する所定の樹木が
当該基礎地盤に埋設して活着の直前において、強風や降
雪により倒木することがなく、経時的に順調に設計通り
に植栽が成されるという効果があり、しかも、低コスト
でアンカーが採れる為に、価格的に安くつくという利点
がある。
【0027】しかも、各アンカーは根鉢の周囲に周方向
均一に配列するために、支持力の補強は極めて強く、し
かも、その造成作業は能率が良く、工期も短くてすむと
いう優れた効果が奏される。
【0028】しかも、素材はコンクリートの為のセメン
トや硬化剤やワイヤーだけで良いために少なくてすみ、
コストの低減が図れるという優れた効果が奏される。
【0029】しかも、基礎地盤の土壌の支持力が弱い場
合であっても、根鉢の周方向に均一に所定数複数の条体
のアンカーを配列するために充分な支持力を採ることが
出来、地球温暖化防止に対して公園がガーデンや広場や
道路の側帯等の緑化に対する効果も良く、ヒートアイラ
ンドに対する効果のみならず、景観も何等損なうことが
ないという利点がある。
【0030】又、倒木防止作業中に経時的に固化された
連結体としてのアンカーの芯体としての連結体に所定数
のフックが形成されているために、アンカーとしての支
持力が充分図られるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施形態の概略平面図であ
る。
【図2】同縦断面図である。
【図3】ベルトに対するワイヤーのターンバックルを介
しての連結拡大側面図である。
【図4】根鉢に対するアンカーの部分平断面図である。
【図5】二叉状のアンカーの概略側断面図出ある。
【図6】従来技術に基づくアンカー方式の1概略縦断面
図である。
【図7】同他の態様の概略縦断面図である。
【符号の説明】
3 地盤 2 根鉢 7´ ,7´´ 条体 1 樹木(倒木防止用体) 4 植穴 4´ アンカー用穴 8 条体 8´ フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B023 AA11 AC02 AD18 AD22 BD02 BD07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤内に埋設した根鉢に対し巻装したベル
    トを介しアンカーにより固定するようにする樹木に対す
    る倒木防止用支保体において、上記根鉢に対して設けた
    植穴の周囲に複数のアンカー用穴に形成した固化アンカ
    ーが上記ベルトに対し条体で連結されていることを特徴
    とする倒木防止用支保体。
  2. 【請求項2】上記固化アンカーが先太状であることを特
    徴とする請求項1記載の倒木防止用支保体。
  3. 【請求項3】上記固化アンカーが硬化剤を介して上記条
    体に対して土壌と混練固化されていることを特徴とする
    請求項1或いは2いずれか記載の倒木防止用支保体。
  4. 【請求項4】上記固化アンカーがその先端部にて分岐さ
    れていることを特徴とする請求項1或いは2いずれか記
    載の倒木防止用支保体。
  5. 【請求項5】上記固化アンカーが上記根鉢の活着前に形
    成されていることを特徴とする請求項1或いは2いずれ
    か記載の倒木防止用支保体。
  6. 【請求項6】上記固化アンカーがそのシャンク部にフッ
    ク形状部を形成されていることを特徴とする請求項1或
    いは2いずれか記載の倒木防止用支保体。
  7. 【請求項7】上記固化アンカーがコンクリートにされて
    いることを特徴とする請求項1或いは2いずれか記載の
    倒木防止用支保体。
JP2002080231A 2002-03-22 2002-03-22 倒木防止用支保体 Pending JP2003274771A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002080231A JP2003274771A (ja) 2002-03-22 2002-03-22 倒木防止用支保体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002080231A JP2003274771A (ja) 2002-03-22 2002-03-22 倒木防止用支保体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003274771A true JP2003274771A (ja) 2003-09-30

Family

ID=29206395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002080231A Pending JP2003274771A (ja) 2002-03-22 2002-03-22 倒木防止用支保体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003274771A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102293129A (zh) * 2011-07-06 2011-12-28 蔡东清 防止大树重枝骤断砸落的方法
US10653079B1 (en) 2016-08-25 2020-05-19 Ginger Tree Innovations, LLC Underground tree stake system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102293129A (zh) * 2011-07-06 2011-12-28 蔡东清 防止大树重枝骤断砸落的方法
CN102293129B (zh) * 2011-07-06 2012-12-19 蔡东清 防止大树重枝骤断砸落的方法
US10653079B1 (en) 2016-08-25 2020-05-19 Ginger Tree Innovations, LLC Underground tree stake system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106351238A (zh) 植被混凝土双层防护网边坡生态绿化系统及利用该系统进行边坡生态绿化的方法
CN110761303B (zh) 岩质陡边坡生境构筑与植被用水补给系统及方法
CN206090589U (zh) 植被混凝土双层防护网边坡生态绿化系统
JP2003274771A (ja) 倒木防止用支保体
CN107041278A (zh) 用“轻轨”法移植高大珍贵树木的方法
KR100935176B1 (ko) 도로사면 보호용 친환경 식생구조물 및 이의 시공방법
CN206289636U (zh) 一种坡面加固及植被修复结构
JP2631822B2 (ja) 自然石を用いた護岸施工方法
JP2007224507A (ja) 法面緑化工法
CN220099945U (zh) 一种松散破碎土质高边坡的生态护坡结构
JP3040337U (ja) 道路,河川,盛土または切土法面などに用いる補強・緑化促進部材
CN219508637U (zh) 现浇混凝土基面上生态混凝土防护系统
CN217500264U (zh) 一种公路、铁路或山体护坡结构
JPH089797A (ja) 植栽基盤及びこれを用いた植栽方法
CN215380186U (zh) 一种高陡掌子面外悬式绿化生态穴
JP2004044308A (ja) 法面緑化工法
JP3300935B2 (ja) 法面植生工法
KR970002572B1 (ko) 마이크로 파일을 이용한 경사면의 보강시공방법
JP2000166386A (ja) 植物成長抑制マットと筒状体
JPH0513780Y2 (ja)
CN115613599A (zh) 岩石边坡倒坡基层结构上生态混凝土防护系统及其施工方法
JP2000248553A (ja) 法面の修景緑化工法
JP3392318B2 (ja) 地山安定化工法および地山安定化構造体
JPS6282122A (ja) 硬岩法面における緑化工法
JP3017496B1 (ja) 擁壁用ブロックおよびその製造方法