JP2003274493A - 音声再生装置 - Google Patents
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Abstract
を抑制しても、リスナ頭外またはリスナ周辺の任意の位
置に明瞭に音像を定位させることができるようにする。 【解決手段】 フィルタ21LL,21LRで音声信号
Dlに、定位させる左側の音源の位置からリスナの左右
の耳に至る伝達関数HLL,HLRに相当するインパル
ス応答を畳み込み、フィルタ21RL,21RRで音声
信号Drに、定位させる右側の音源の位置からリスナの
左右の耳に至る伝達関数HRL,HRRに相当するイン
パルス応答を畳み込む。フィルタ33LL,33LRで
音声信号Dlの低域成分を抽出し、フィルタ33RL,
33RRで音声信号Drの低域成分を抽出する。フィル
タ21LL,21RLおよび33LL,33RLの出力
信号を加算し、フィルタ21LR,21RRおよび33
LR,33RRの出力信号を加算する。
Description
はリスナ周辺の任意の位置に音像を定位させて、ヘッド
ホンまたはスピーカによって音声を再生する装置に関す
る。
は、多チャンネルの音声信号が多く用いられ、映像が表
示されるスクリーンやディスプレイの両側およびセンタ
ーに置かれたスピーカ、およびリスナの後方または両横
に置かれたスピーカなどによって再生されることを想定
して記録されている。これによって、映像中の音源と実
際に聞こえてくる音像位置が一致するとともに、自然な
広がりを持った音場が得られる。
って再生する場合、入力音声信号による音像はリスナの
頭の中に定位し、映像位置と音像定位位置が一致せず、
きわめて不自然な音像定位となるとともに、各チャンネ
ルの音声信号の音像定位位置を分離独立させることがで
きない。
する場合も同様で、ヘッドホンによって再生する場合に
は、スピーカによって再生する場合と異なり、音が頭の
中から聞こえ、多チャンネルの音声信号の音像定位位置
が分離せず、きわめて不自然な音場再生となる。
る場合に、リスナ頭外の任意の位置に音像を定位させ
て、その位置にスピーカが配置されている場合と同等の
音場が得られるようにすることが考えられている。
チャンネルの音声を、それぞれの音像をリスナ頭外の任
意の位置、例えばリスナ前方の正中面に対して対称な左
右の位置に定位させて、ヘッドホンによって再生する場
合である。
Lおよび5Rの位置に左右のスピーカを配置して、これ
から出力された左右の音声をリスナ1の左右の耳1Lお
よび1Rの位置で測定することによって、または計算に
よって、音源5Lからリスナ1の左右の耳1Lおよび1
Rに至る伝達関数HLLおよびHLR、および音源5R
からリスナ1の左右の耳1Lおよび1Rに至る伝達関数
HRLおよびHRRを求めておく。
生装置を示し、端子11Lおよび11Rに得られる、図
22の音源5Lおよび5Rの信号に相当する左右のアナ
ログ音声信号AlおよびArが、A/Dコンバータ12
Lおよび12Rでデジタル音声信号DlおよびDrに変
換され、一方のデジタル音声信号Dlが、デジタルフィ
ルタ21LLおよび21LRに供給され、他方のデジタ
ル音声信号Drが、デジタルフィルタ21RLおよび2
1RRに供給される。
は、それぞれデジタル音声信号Dlに、上記の伝達関数
HLLおよびHLRを時間軸上に変換したインパルス応
答を畳み込むものであり、デジタルフィルタ21RLお
よび21RRは、それぞれデジタル音声信号Drに、上
記の伝達関数HRLおよびHRRを時間軸上に変換した
インパルス応答を畳み込むものである。
ルタ21LLおよび21RLの出力信号DLLおよびD
RLが加算され、加算回路22Rで、デジタルフィルタ
21LRおよび21RRの出力信号DLRおよびDRR
が加算され、加算回路22Lおよび22Rの出力のデジ
タル音声信号DLおよびDRが、D/Aコンバータ13
Lおよび13Rでアナログ音声信号に変換され、その2
系統のアナログ音声信号が、音声増幅回路14Lおよび
14Rで増幅されて、ヘッドホン3の左右の音響変換器
3Lおよび3Rに供給される。
伝達関数HLLおよびHLRが、デジタルフィルタ21
LLおよび21LRの系で実現され、伝達関数HRLお
よびHRRが、デジタルフィルタ21RLおよび21R
Rの系で実現されて、左右の入力音声信号DlおよびD
rによる音像が、音源5Lおよび5Rの位置に定位す
る。
合には、スピーカレイアウトの制約があり、多チャンネ
ルの音声を再生する多数のスピーカをリスニングルーム
に設置できるリスナは限られるという問題がある。
場合に、少ないスピーカで、例えば2個のスピーカで、
多チャンネルの入力音声信号による多数の音像を、リス
ナ周辺の任意の位置に定位させることが考えられてい
る。
正中面に対して対称な左右の位置にスピーカ6Lおよび
6Rを配置し、入力音声信号SOの音像をリスナ周辺の
任意の位置、例えば音源7で示す左後方位置に定位させ
る場合である。
号SOと、スピーカ6Lおよび6Rの駆動信号SLおよ
びSRとの関係は、 SL=HL×SO …(1a) SR=HR×SO …(2a) で表される。
Lからリスナ1の左右の耳1Lおよび1Rに至る伝達関
数HLLおよびHLR、スピーカ6Rからリスナ1の左
右の耳1Lおよび1Rに至る伝達関数HRLおよびHR
R、および音源7からリスナ1の左右の耳1Lおよび1
Rに至る伝達関数HOLおよびHORの関数として、図
23の式(1)および(2)中の信号SOに乗じられる
項で表される伝達関数で、スピーカ6L,6R間のクロ
ストークをキャンセルするように考慮されたものであ
る。伝達関数HLL,HLR,HRL,HRR,HO
L,HORは、あらかじめ、実測または計算によって求
めておく。
生装置を示し、端子11に得られるアナログ音声信号A
iが、A/Dコンバータ12でデジタル音声信号Diに
変換され、そのデジタル音声信号Diが、デジタルフィ
ルタ21Lおよび21Rに供給される。
それぞれデジタル音声信号Diに、上記の伝達関数HL
およびHRを時間軸上に変換したインパルス応答を畳み
込むものである。
1Rの出力のデジタル音声信号DHLおよびDHRが、
D/Aコンバータ13Lおよび13Rでアナログ音声信
号に変換され、その2系統のアナログ音声信号が、音声
増幅回路14Lおよび14Rで増幅されて、上記のスピ
ーカ6Lおよび6Rに供給される。
伝達関数HLおよびHRが、デジタルフィルタ21Lお
よび21Rの系で実現されて、入力音声信号SO(D
i)による音像が、音源7の位置に定位する。
を一つの音源位置に定位させる場合であるが、図25の
ような2個のデジタルフィルタ21Lおよび21Rから
なる音像定位用の信号処理部を、多チャンネルの音声信
号に対して設けることによって、2個のスピーカ6Lお
よび6Rで、多チャンネルの音声信号による多数の音像
を、リスナ周辺の任意の位置に定位させることができ
る。
従来の音声再生装置では、デジタルフィルタ21LL,
21LR,21RL,21RRまたは21L,21Rは、
それぞれ伝達関数HLL,HLR,HRL,HRRまたは
HL,HRを時間軸上に変換した、それぞれ図2に示す
ようなインパルス応答を畳み込むものであり、例えば、
それぞれ図3に示すようなFIR(Finite Im
pulse Response)フィルタによって構成
される。
(Dl,Dr)が、そのサンプリング周期τの遅延時間
の、多段接続された遅延回路51によって順次遅延さ
れ、各乗算回路52で、入力音声信号Di(Dl,D
r)および各遅延回路51の出力信号に係数が乗じら
れ、各加算回路53で、各乗算回路52の出力信号が順
次加算されて、フィルタリング後の出力音声信号DHL
(DLLまたはDLR)またはDHR(DRLまたはD
RR)が得られる。
1LR、デジタルフィルタ21RLおよび21RR、ま
たはデジタルフィルタ21Lおよび21Rは、図4に示
すように、遅延回路51が共用されて、一方のデジタル
フィルタを構成する乗算回路52および加算回路53
と、他方のデジタルフィルタを構成する乗算回路54お
よび加算回路55とが設けられた構成とすることもでき
る。
声信号につき、図2のようなインパルス応答を十分に長
くしないと、特に数100Hz以下の低域周波数での再
現性が劣化し、低域において明瞭な音像定位感が得られ
なくなる。
ィルタの次数(タップ数)を多くすれば、例えば、図3
または図4のようなFIRフィルタの遅延回路51の段
数を多くすれば、インパルス応答を長くすることができ
る。
理部をハードウェア回路によって構成する場合には、回
路規模が膨大となり、音像定位用の信号処理部をDSP
(Digital Signal Processo
r)のようにソフトウェア(プログラム)を含むものと
して構成する場合には、演算量が莫大となる問題があ
る。
理部の回路規模や演算量を抑制しても、リスナ頭外また
はリスナ周辺の任意の位置に明瞭に音像を定位させるこ
とができるようにしたものである。
は、入力音声信号に、その音像を定位させる位置からリ
スナの左耳に至る伝達関数を時間軸上に変換したインパ
ルス応答を畳み込む第1のフィルタ手段と、前記入力音
声信号に、その音像を定位させる位置からリスナの右耳
に至る伝達関数を時間軸上に変換したインパルス応答を
畳み込む第2のフィルタ手段と、前記入力音声信号の低
域成分を抽出する第3のフィルタ手段と、前記第1のフ
ィルタ手段の出力信号に前記第3のフィルタ手段の出力
信号を加算して、第1の出力音声信号を得る第1の加算
手段と、前記第2のフィルタ手段の出力信号に前記第3
のフィルタ手段の出力信号を加算して、第2の出力音声
信号を得る第2の加算手段と、を備えるものとする。
生装置では、第3のフィルタ手段の出力信号である、入
力音声信号の低域成分が、それぞれ第1および第2のフ
ィルタ手段の出力信号に加算されることによって、第1
および第2のフィルタ手段によるインパルス応答の周波
数特性における低域周波数でのレベル差が僅少となっ
て、低域において明瞭な音像定位感が得られるようにな
る。
1〕第1の実施形態として、入力音声信号の低域成分を
抽出して、インパルス応答の出力の音声信号に加算する
例を示す。
図1〜図9)図1は、図21に示すように、1チャンネ
ルの音声を、その音像をリスナ頭外の任意の位置、例え
ばリスナ前方の正中面上の位置に定位させて、ヘッドホ
ンによって再生する場合の、第1の実施形態の一例を示
す。
の位置からリスナ1の左右の耳1Lおよび1Rに至る伝
達関数HLおよびHRを、実測または計算によって求め
ておく。
1の音源5の信号に相当するアナログ音声信号Aiが、
A/Dコンバータ12でデジタル音声信号Diに変換さ
れ、そのデジタル音声信号Diが、デジタルフィルタ2
1Lおよび21Rに供給される。
それぞれデジタル音声信号Diに、上記の伝達関数HL
およびHRを時間軸上に変換した、それぞれ図2に示す
ようなインパルス応答を畳み込むものである。
21Rは、それぞれ図3に示すようなFIRフィルタに
よって構成することができる。
が、そのサンプリング周期τの遅延時間の、多段接続さ
れた遅延回路51によって順次遅延され、各乗算回路5
2で、入力音声信号Diおよび各遅延回路51の出力信
号に係数が乗じられ、各加算回路53で、各乗算回路5
2の出力信号が順次加算されて、フィルタリング後の出
力音声信号DHLまたはDHRが得られる。
Rは、図4に示すように、遅延回路51が共用されて、
デジタルフィルタ21Lを構成する乗算回路52および
加算回路53と、デジタルフィルタ21Rを構成する乗
算回路54および加算回路55とが設けられた構成とす
ることもできる。
ィルタ21Lおよび21Rを、機能ブロック的に、ハー
ドウェア回路のように示しているが、デジタルフィルタ
21Lおよび21Rは、音像定位用の信号処理部とし
て、DSPのようにソフトウェア(プログラム)を含む
ものとして構成することができる。
ルタ21Lおよび21Rによるインパルス応答が十分に
長くなくても、すなわちデジタルフィルタ21Lおよび
21Rの次数(タップ数)を多くしなくても、低域周波
数での再現性が向上し、低域において明瞭な音像定位感
が得られる。
ータ12の出力のデジタル音声信号Diが、遅延回路3
1によって、デジタルフィルタ21Lおよび21Rの出
力信号DHLおよびDHRとの時間合わせ用に遅延され
た後、ローパスフィルタ32に供給されて、ローパスフ
ィルタ32から、デジタル音声信号Diの後述のような
低域成分が抽出される。
ルタ21Lの出力信号DHLにローパスフィルタ32の
出力信号が加算され、加算回路22Rで、デジタルフィ
ルタ21Rの出力信号DHRにローパスフィルタ32の
出力信号が加算され、加算回路22Lおよび22Rの出
力のデジタル音声信号DLおよびDRが、D/Aコンバ
ータ13Lおよび13Rでアナログ音声信号に変換さ
れ、その2系統のアナログ音声信号が、音声増幅回路1
4Lおよび14Rで増幅されて、ヘッドホン3の左右の
音響変換器3Lおよび3Rに供給される。
実際の音源からリスナの左右の耳に至るインパルス応答
の周波数特性は、図5(A)(B)に示すように、特に
数100Hz以下の低域周波数では、音源から左耳に至
るインパルス応答と音源から右耳に至るインパルス応答
との間で大きなレベル差を生じない。
ィルタ21Lおよび21Rの次数を制限すると、デジタ
ルフィルタ21Lおよび21Rによるインパルス応答の
周波数特性は、図6(A)(B)に示すように、特に数
100Hz以下の低域周波数において、図5(A)
(B)に示した実際のものとは異なるとともに、デジタ
ルフィルタ21Lによる左側のインパルス応答とデジタ
ルフィルタ21Rによる右側のインパルス応答との間で
大きなレベル差を生じることがある。
21Rの出力信号DHLおよびDHRを、そのまま、D
/Aコンバータ13Lおよび13Rによってアナログ音
声信号に変換して、ヘッドホン3の左右の音響変換器3
Lおよび3Rに供給すると、特に数100Hz以下の低
域周波数での再現性が劣化し、低域において明瞭な音像
定位感が得られなくなる。
ィルタ32の周波数特性が、図7に示すように、数10
0Hz以下の低域成分を一定レベルで抽出するものとさ
れ、このローパスフィルタ32の出力信号がデジタルフ
ィルタ21Lおよび21Rの出力信号DHLおよびDH
Rに加算される。
信号レベルをデジタルフィルタ21Lおよび21Rの出
力信号レベルより相対的に高く設定することによって、
加算回路22Lおよび22Rの出力信号DLおよびDR
の周波数特性は、図8(A)(B)に示すように、数1
00Hz以下の低域周波数では、ローパスフィルタ32
の出力信号が支配的となって、加算回路22Lの出力信
号DLと加算回路22Rの出力信号DRとの間のレベル
差が僅少となり、低域において明瞭な音像定位感が得ら
れるようになる。
1Rの次数の制限によって生じた、または入力音声信号
Diに含まれる、低域での減衰が、ローパスフィルタ3
2の出力信号によって軽減され、低域での音質の劣化が
少なくなる。
への系と右耳への系とに共用される場合であるが、図9
の例に示すように、遅延回路31で遅延された入力音声
信号Diが、ローパスフィルタ32Lおよび32Rに供
給され、加算回路22Lで、デジタルフィルタ21Lの
出力信号DHLにローパスフィルタ32Lの出力信号が
加算され、加算回路22Rで、デジタルフィルタ21R
の出力信号DHRにローパスフィルタ32Rの出力信号
が加算される構成としてもよい。
32Rの出力信号レベルを調整することによって、加算
回路22Lおよび22Rの出力信号DLおよびDRの周
波数特性における低域でのレベル差を、より小さくする
ことができる。
図10および図11)図10は、図22に示したよう
に、ステレオの2チャンネルの音声を、それぞれの音像
をリスナ頭外の任意の位置、例えばリスナ前方の正中面
に対して対称な左右の位置に定位させて、ヘッドホンに
よって再生する場合の、第1の実施形態の一例を示す。
Lの位置からリスナ1の左右の耳1Lおよび1Rに至る
伝達関数HLLおよびHLR、および定位させる音源5
Rの位置からリスナ1の左右の耳1Lおよび1Rに至る
伝達関数HRLおよびHRRを、実測または計算によっ
て求めておく。
に得られる、図22の音源5Lおよび5Rの信号に相当
する左右のアナログ音声信号AlおよびArが、A/D
コンバータ12Lおよび12Rでデジタル音声信号Dl
およびDrに変換され、一方のデジタル音声信号Dl
が、デジタルフィルタ21LLおよび21LRに供給さ
れ、他方のデジタル音声信号Drが、デジタルフィルタ
21RLおよび21RRに供給される。
は、それぞれデジタル音声信号Dlに、上記の伝達関数
HLLおよびHLRを時間軸上に変換した、それぞれ図
2に示すようなインパルス応答を畳み込むものであり、
デジタルフィルタ21RLおよび21RRは、それぞれ
デジタル音声信号Drに、上記の伝達関数HRLおよび
HRRを時間軸上に変換した、それぞれ図2に示すよう
なインパルス応答を畳み込むものである。
ィルタ21LL,21LR,21RL,21RRは、そ
れぞれ図3に示すようなFIRフィルタによって構成す
ることができ、あるいは、デジタルフィルタ21LLお
よび21LR、またはデジタルフィルタ21RLおよび
21RRは、それぞれ図4に示すような遅延回路51が
共用されたものとして構成することができる。
タルフィルタ21LL,21LR,21RL,21RR
は、音像定位用の信号処理部として、DSPのようにソ
フトウェア(プログラム)を含むものとして構成するこ
とができる。
および12Rの出力のデジタル音声信号DlおよびDr
が、遅延回路31Lおよび31Rによって、デジタルフ
ィルタ21LL,21LR,21RL,21RRの出力
信号DLL,DLR,DRL,DRRとの時間合わせ用
に遅延された後、ローパスフィルタ33Lおよび33R
に供給されて、ローパスフィルタ33Lおよび33Rか
ら、デジタル音声信号DlおよびDrの後述のような低
域成分が抽出される。
ルタ21LLおよび21RLの出力信号DLLおよびD
RLと、ローパスフィルタ33Lの出力信号とが加算さ
れ、加算回路22Rで、デジタルフィルタ21LRおよ
び21RRの出力信号DLRおよびDRRと、ローパス
フィルタ33Rの出力信号とが加算され、加算回路22
Lおよび22Rの出力のデジタル音声信号DLおよびD
Rが、D/Aコンバータ13Lおよび13Rでアナログ
音声信号に変換され、その2系統のアナログ音声信号
が、音声増幅回路14Lおよび14Rで増幅されて、ヘ
ッドホン3の左右の音響変換器3Lおよび3Rに供給さ
れる。
波数特性は、図7に示すように、数100Hz以下の低
域成分を一定レベルで抽出するものとされる。
パスフィルタ33Lおよび33Rの出力信号レベルをデ
ジタルフィルタ21LL,21RLおよび21LR,2
1RRの出力信号レベルより相対的に高く設定すること
によって、加算回路22Lおよび22Rの出力信号DL
およびDRの周波数特性は、数100Hz以下の低域周
波数では、ローパスフィルタ33Lおよび33Rの出力
信号が支配的となって、加算回路22Lの出力信号DL
と加算回路22Rの出力信号DRとの間のレベル差が僅
少となり、低域において明瞭な音像定位感が得られるよ
うになる。
で遅延された入力音声信号Dlが、ローパスフィルタ3
3LLおよび33LRに供給され、遅延回路31Rで遅
延された入力音声信号Drが、ローパスフィルタ33R
Lおよび33RRに供給され、加算回路34Lで、ロー
パスフィルタ33LLおよび33RLの出力信号が加算
され、加算回路34Rで、ローパスフィルタ33LRお
よび33RRの出力信号が加算され、加算回路22L
で、デジタルフィルタ21LLおよび21RLの出力信
号DLLおよびDRLと、加算回路34Lの出力信号と
が加算され、加算回路22Rで、デジタルフィルタ21
LRおよび21RRの出力信号DLRおよびDRRと、
加算回路34Rの出力信号とが加算される構成としても
よい。
3LLおよび33LR、33RLおよび33RRが同じ
特性であれば、これを共用してもよい。さらに、遅延回
路31Lおよび31Rの遅延時間が同じであれば、これ
を共用して、入力音声信号DlおよびDrを加算した信
号を、この遅延回路およびローパスフィルタを介した後
に、それぞれ加算回路22Lおよび22Rで加算する構
成として、より回路規模を削減することもできる。
したように、リスナ周辺の任意の位置に音像を定位させ
て、スピーカによって音声を再生する場合にも、上記の
第1の実施形態のように構成することができる。
ーパスフィルタによってA/Dコンバータ12の出力音
声信号Diの低域成分が抽出され、その低域成分の信号
が、デジタルフィルタ21Lおよび21Rの出力信号D
HLおよびDHRに加算され、その加算後の信号が、2
系統のデジタル音声信号として、D/Aコンバータ13
Lおよび13Rでアナログ音声信号に変換されて、スピ
ーカ6Lおよび6Rに供給される構成とする。
の実施形態として、インパルス応答の出力の音声信号
に、残響特性を付加し、かつ入力音声信号の低域成分を
加算する例を示す。
図12〜図15)図12は、図21に示したように、1
チャンネルの音声を、その音像をリスナ頭外の任意の位
置に定位させて、ヘッドホンによって再生する場合の、
第2の実施形態の一例を示す。
および21Rの出力信号DHLおよびDHRが、残響付
加回路23Lおよび23Rに供給されて、出力信号DH
LおよびDHRに残響特性が付加され、加算回路22L
で、残響付加回路23Lの出力信号に、図9の例と同様
のローパスフィルタ32Lの出力信号が加算され、加算
回路22Rで、残響付加回路23Rの出力信号に、図9
の例と同様のローパスフィルタ32Rの出力信号が加算
されて、2系統のデジタル音声信号DLおよびDRが得
られる。その他は、図9の例と同じである。
ば、図13に示すように、入力データが、遅延用メモリ
71に書き込まれ、遅延用メモリ71から読み出される
ことによって、ある時間遅延され、各乗算回路72で、
入力データおよび遅延データに、それぞれ係数が乗じら
れ、加算回路73で、各乗算回路72の出力データが加
算される構成とする。
モリ71から、遅延時間の異なる2つの遅延データが読
み出され、各乗算回路72で、入力データおよび2つの
遅延データに、それぞれ係数が乗じられ、各加算回路7
3で、各乗算回路72の出力データが順次加算される構
成とする。
も、デジタルフィルタ21Lおよび21Rとともに、音
像定位用の信号処理部として、DSPのようにソフトウ
ェア(プログラム)を含むものとして構成することがで
きる。
って、デジタルフィルタ21Lおよび21Rの出力信号
DHLおよびDHRに残響特性が付加されることによっ
て、デジタルフィルタ21Lおよび21Rの次数(タッ
プ数)を制限した場合でも、デジタルフィルタ21Lお
よび21Rによるインパルス応答を擬似的に長くするこ
とができ、ヘッドホン再生の場合でも十分な距離感が得
られ、実際にリスナ周辺に音源が存在する場合と同等の
音像定位感が得られる。
の周波数特性は、図15に示すような櫛歯特性となる。
残響付加回路23L,23Rの出力信号の周波数特性
は、デジタルフィルタ21L,21Rの周波数特性と残
響付加回路23L,23Rの周波数特性との合成特性と
なるが、それでも上記の櫛歯特性が残存する。
フィルタ32Lおよび32Rの周波数特性が、図7に示
すように、数100Hz以下の低域成分を一定レベルで
抽出するものとされ、このローパスフィルタ32Lおよ
び32Rの出力信号が残響付加回路23Lおよび23R
の出力信号に加算される。
5において破線で囲って示す低域での減衰が軽減され、
低域での音質の劣化が少なくなるとともに、図1および
図9の例と同様に、数100Hz以下の低域周波数で
は、加算回路22Lの出力信号DLと加算回路22Rの
出力信号DRとの間のレベル差が僅少となり、低域にお
いて明瞭な音像定位感が得られるようになる。
図16)図16は、図22に示したように、ステレオの
2チャンネルの音声を、それぞれの音像をリスナ頭外の
任意の位置に定位させて、ヘッドホンによって再生する
場合の、第2の実施形態の一例を示す。
L,21LR,21RL,21RRの出力信号DLL,
DLR,DRL,DRRが、それぞれ残響付加回路23
LL,23LR,23RL,23RRに供給されて、出
力信号DLL,DLR,DRL,DRRに、それぞれ残
響特性が付加され、加算回路22Lで、残響付加回路2
3LLおよび23RLの出力信号と、図11の例と同様
の加算回路34Lの出力信号とが加算され、加算回路2
2Rで、残響付加回路23LRおよび23RRの出力信
号と、図11の例と同様の加算回路34Rの出力信号と
が加算されて、2系統のデジタル音声信号DLおよびD
Rが得られる。
し、この場合にも、上述のように、ローパスフィルタや
遅延回路を共用して、回路規模を削減することができ
る。
2の例と同様に、デジタルフィルタ21LL,21L
R,21RL,21RRによるインパルス応答を擬似的
に長くすることができ、ヘッドホン再生の場合でも十分
な距離感が得られるとともに、低域において明瞭な音像
定位感が得られるようになる。
したように、リスナ周辺の任意の位置に音像を定位させ
て、スピーカによって音声を再生する場合にも、上記の
第2の実施形態のように構成することができる。
の実施形態として、入力音声信号をダウンサンプリング
または帯域制限して、インパルス応答を畳み込む例を示
す。
図19)図17は、図21に示したように、1チャンネ
ルの音声を、その音像をリスナ頭外の任意の位置に定位
させて、ヘッドホンによって再生する場合に、入力音声
信号をダウンサンプリングして、インパルス応答を畳み
込む例を示す。
出力のデジタル音声信号Diが、ダウンサンプリングフ
ィルタ15に供給されて、そのサンプリング周波数が、
例えば44.1kHzから22.05kHzに変換さ
れ、すなわち元の周波数の1/2に低減され、そのダウ
ンサンプリング後のデジタル音声信号が、デジタルフィ
ルタ21Lおよび21Rに供給される。
それぞれダウンサンプリング後のデジタル音声信号に、
上記の伝達関数HLおよびHRを時間軸上に変換したイ
ンパルス応答を畳み込むものである。
の出力のデジタル音声信号は、オーバーサンプリングフ
ィルタ24Lおよび24Rに供給されて、それぞれのサ
ンプリング周波数が、例えば22.05kHzから4
4.1kHzに変換され、元の周波数に戻される。
タル音声信号Diが、遅延回路31によって、オーバー
サンプリングフィルタ24Lおよび24Rの出力信号と
の時間合わせ用に遅延された後、フィルタ部35に供給
される。
31の出力音声信号の低域成分を抽出するローパスフィ
ルタ36と、それぞれ遅延回路31の出力音声信号の高
域成分を抽出するハイパスフィルタ37Lおよび37R
とによって構成され、加算回路38Lで、ローパスフィ
ルタ36およびハイパスフィルタ37Lの出力信号が加
算され、加算回路38Rで、ローパスフィルタ36およ
びハイパスフィルタ37Rの出力信号が加算される。
プリングフィルタ24Lの出力信号に加算回路38Lの
出力信号が加算され、加算回路22Rで、オーバーサン
プリングフィルタ24Rの出力信号に加算回路38Rの
出力信号が加算され、加算回路22Lおよび22Rの出
力のデジタル音声信号DLおよびDRが、D/Aコンバ
ータ13Lおよび13Rでアナログ音声信号に変換さ
れ、その2系統のアナログ音声信号が、音声増幅回路1
4Lおよび14Rで増幅されて、ヘッドホン3の左右の
音響変換器3Lおよび3Rに供給される。
び21Rに入力されるデジタル音声信号のサンプリング
周波数が、元のデジタル音声信号Diのサンプリング周
波数より低いので、等価的にデジタルフィルタ21Lお
よび21Rによるインパルス応答を長くすることができ
る。
を1/2に低減する場合、デジタルフィルタ21Lおよ
び21Rの次数(タップ数)を、図1および図9の例と
同じにしたときには、デジタルフィルタ21Lおよび2
1Rによるインパルス応答の長さを、図1および図9の
例の2倍にすることができ、逆にデジタルフィルタ21
Lおよび21Rの次数を、図1および図9の例の1/2
にしたときには、デジタルフィルタ21Lおよび21R
によるインパルス応答の長さを、図1および図9の例と
同じにすることができる。
21Rの次数を制限した場合でも、デジタルフィルタ2
1Lおよび21Rによるインパルス応答を長くすること
ができ、ヘッドホン再生の場合でも十分な距離感が得ら
れ、実際にリスナ周辺に音源が存在する場合と同等の音
像定位感が得られる。
低減する場合、ダウンサンプリングフィルタ15におい
て折り返し歪みを除去するため、入力音声信号の帯域が
制限される。例えば、サンプリング周波数を1/2に低
減する場合には、入力音声信号の帯域が0〜20kHz
から0〜10kHzに制限される。
Lおよび22Rにおいて、遅延回路31で遅延された音
声信号Diの低域成分および高域成分が、オーバーサン
プリングフィルタ24Lおよび24Rの出力の音声信号
に加算される。
8の周波数特性36aで示すように、遅延回路31で遅
延された音声信号Diの数100Hz以下の低域成分を
一定レベルで抽出するものとされ、ハイパスフィルタ3
7Lおよび37Rは、図18の周波数特性37aで示す
ように、遅延回路31で遅延された音声信号Diの10
kHz以上の高域成分を抽出するものとされる。
に、一般的なリスニングルームで実測される、実際の音
源からリスナの左右の耳に至るインパルス応答の周波数
特性は、数100Hz以下の低域周波数では、音源から
左耳に至るインパルス応答と音源から右耳に至るインパ
ルス応答との間で大きなレベル差を生じないものの、1
0kHz以上というような高域周波数では、音源から左
耳に至るインパルス応答と音源から右耳に至るインパル
ス応答との間で大きなレベル差を生じる。
7の例のように、ハイパスフィルタを左側用のハイパス
フィルタ37Lと右側用のハイパスフィルタ37Rとに
分離して、両者の出力信号レベルを変えることが望まし
い。
タ15での帯域制限によって除去された高域成分が補わ
れるとともに、図1などの例と同様に、数100Hz以
下の低域周波数では、ローパスフィルタ36の出力信号
が支配的となって、加算回路22Lの出力信号DLと加
算回路22Rの出力信号DRとの間のレベル差が僅少と
なり、低域において明瞭な音像定位感が得られるように
なるとともに、低域での減衰が軽減され、低域での音質
の劣化が少なくなる。
ように、左側のフィルタ部35Lと右側のフィルタ部3
5Rとに分離され、それぞれがローパスフィルタ36L
または36Rおよびハイパスフィルタ37Lまたは37
Rを有する構成としてもよい。
よび36Rの出力信号レベルを調整することによって、
図9または図12の例と同様に、加算回路22Lおよび
22Rの出力信号DLおよびDRの周波数特性における
低域でのレベル差を、より小さくすることができる。
を抽出するフィルタは、図3に示したようなFIRフィ
ルタや、IIR(Infinite Impulse
Response)フィルタなどによって構成すること
ができる。
15での帯域制限によって除去された高域成分を補う場
合であるが、10kHz以上というような高域成分が不
要な場合には、フィルタ部35を、ローパスフィルタ3
6またはローパスフィルタ36Lおよび36Rのみによ
って構成することができる。
ンネルの音声を、それぞれの音像をリスナ頭外の任意の
位置に定位させて、ヘッドホンによって再生する場合、
または、図23に示したように、リスナ周辺の任意の位
置に音像を定位させて、スピーカによって音声を再生す
る場合にも、上述した例のように構成することができ
る。
図21に示したように、1チャンネルの音声を、その音
像をリスナ頭外の任意の位置に定位させて、ヘッドホン
によって再生する場合に、入力音声信号を帯域制限し
て、インパルス応答を畳み込む例を示す。
ログ音声信号Aiが、帯域制限フィルタ(ローパスフィ
ルタ)16に供給されて、音声信号Aiの10kHz以
下の周波数成分のみが抽出され、その0〜10kHzの
帯域に制限されたアナログ音声信号が、A/Dコンバー
タ12でデジタル音声信号に変換され、そのデジタル音
声信号が、デジタルフィルタ21Lおよび21Rに供給
される。
それぞれ帯域制限されたデジタル音声信号に、上記の伝
達関数HLおよびHRを時間軸上に変換したインパルス
応答を畳み込むものである。
び21Rの次数(タップ数)を制限した場合でも、等価
的にデジタルフィルタ21Lおよび21Rによるインパ
ルス応答を長くすることができ、ヘッドホン再生の場合
でも十分な距離感が得られ、実際にリスナ周辺に音源が
存在する場合と同等の音像定位感が得られる。
1Lおよび21Rの出力のデジタル音声信号が、D/A
コンバータ13Lおよび13Rでアナログ音声信号に変
換され、端子11に得られるアナログ音声信号Aiが、
遅延回路41によって、D/Aコンバータ13Lおよび
13Rの出力のアナログ音声信号との時間合わせ用に遅
延された後、ローパスフィルタ42に供給されて、ロー
パスフィルタ42から、アナログ音声信号Aiの数10
0Hz以下の低域成分が抽出され、加算回路17Lで、
D/Aコンバータ13Lの出力信号にローパスフィルタ
42の出力信号が加算され、加算回路17Rで、D/A
コンバータ13Rの出力信号にローパスフィルタ42の
出力信号が加算され、加算回路17Lおよび17Rの出
力のアナログ音声信号が、音声増幅回路14Lおよび1
4Rで増幅されて、ヘッドホン3の左右の音響変換器3
Lおよび3Rに供給される。
の出力信号の周波数特性は、数100Hz以下の低域周
波数では、ローパスフィルタ42の出力信号が支配的と
なって、加算回路17Lの出力信号と加算回路17Rの
出力信号との間のレベル差が僅少となり、低域において
明瞭な音像定位感が得られるようになるとともに、低域
での減衰が軽減され、低域での音質の劣化が少なくな
る。
遅延回路41に供給される代わりに、帯域制限フィルタ
16の出力信号が遅延回路41に供給される構成として
もよい。
ンネルの音声を、それぞれの音像をリスナ頭外の任意の
位置に定位させて、ヘッドホンによって再生する場合、
または、図23に示したように、リスナ周辺の任意の位
置に音像を定位させて、スピーカによって音声を再生す
る場合にも、上述した例のように構成することができ
る。
例は、デジタル入力音声信号にインパルス応答を畳み込
む場合であるが、図17の例のようにデジタル入力音声
信号をダウンサンプリングする場合を除いて、この発明
は、アナログ入力音声信号にインパルス応答を畳み込む
場合にも適用することができる。
像定位用の信号処理部の回路規模や演算量を抑制して
も、リスナ頭外またはリスナ周辺の任意の位置に明瞭に
音像を定位させることができる。
るインパルス応答の周波数特性における低域周波数での
レベル差が僅少となって、低域において明瞭な音像定位
感が得られるだけでなく、低域での減衰が軽減され、低
域での音質の劣化が少なくなる。
出力信号に残響特性を付加し、または第1および第2の
フィルタ手段に入力されるデジタル音声信号のサンプリ
ング周波数を低減する場合には、第1および第2のフィ
ルタ手段によるインパルス応答を擬似的または等価的に
長くすることができ、十分な距離感をもって音像を定位
させることができる。
す図である。
タの一例を示す図である。
タの他の例を示す図である。
ルス応答の周波数特性の一例を示す図である。
タの次数を制限した場合のインパルス応答の周波数特性
の一例を示す図である。
である。
信号の周波数特性の一例を示す図である。
す図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
ある。
示す図である。
示す図である。
特性の一例を示す図である。
を示す図である。
示す図である。
場合の原理を示す図である。
場合の原理を示す図である。
場合の原理を示す図である。
る。
略する。
Claims (7)
- 【請求項1】入力音声信号に、その音像を定位させる位
置からリスナの左耳に至る伝達関数を時間軸上に変換し
たインパルス応答を畳み込む第1のフィルタ手段と、 前記入力音声信号に、その音像を定位させる位置からリ
スナの右耳に至る伝達関数を時間軸上に変換したインパ
ルス応答を畳み込む第2のフィルタ手段と、 前記入力音声信号の低域成分を抽出する第3のフィルタ
手段と、 前記第1のフィルタ手段の出力信号に前記第3のフィル
タ手段の出力信号を加算して、第1の出力音声信号を得
る第1の加算手段と、 前記第2のフィルタ手段の出力信号に前記第3のフィル
タ手段の出力信号を加算して、第2の出力音声信号を得
る第2の加算手段と、 を備える音声再生装置。 - 【請求項2】入力音声信号に、その音像を定位させる位
置からリスナの左耳に至る伝達関数を時間軸上に変換し
たインパルス応答を畳み込む第1のフィルタ手段と、 この第1のフィルタ手段の出力信号に残響特性を付加す
る第1の残響付加手段と、 前記入力音声信号に、その音像を定位させる位置からリ
スナの右耳に至る伝達関数を時間軸上に変換したインパ
ルス応答を畳み込む第2のフィルタ手段と、 この第2のフィルタ手段の出力信号に残響特性を付加す
る第2の残響付加手段と、 前記入力音声信号の低域成分を抽出する第3のフィルタ
手段と、 前記第1の残響付加手段の出力信号に前記第3のフィル
タ手段の出力信号を加算して、第1の出力音声信号を得
る第1の加算手段と、 前記第2の残響付加手段の出力信号に前記第3のフィル
タ手段の出力信号を加算して、第2の出力音声信号を得
る第2の加算手段と、 を備える音声再生装置。 - 【請求項3】請求項1または2の音声再生装置におい
て、 前記第3のフィルタ手段は、第1の出力音声信号用のフ
ィルタ手段と第2の出力音声信号用のフィルタ手段とか
らなる音声再生装置。 - 【請求項4】デジタル入力音声信号のサンプリング周波
数を元の周波数より低い周波数に変換するダウンサンプ
リング手段と、 その変換された入力音声信号に、その音像を定位させる
位置からリスナの左耳に至る伝達関数を時間軸上に変換
したインパルス応答を畳み込む第1のフィルタ手段と、 この第1のフィルタ手段の出力信号のサンプリング周波
数を元の周波数に変換する第1のオーバーサンプリング
手段と、 前記変換された入力音声信号に、その音像を定位させる
位置からリスナの右耳に至る伝達関数を時間軸上に変換
したインパルス応答を畳み込む第2のフィルタ手段と、 この第2のフィルタ手段の出力信号のサンプリング周波
数を元の周波数に変換する第2のオーバーサンプリング
手段と、 前記デジタル入力音声信号の少なくとも低域成分を抽出
する第3のフィルタ手段と、 前記第1のオーバーサンプリング手段の出力信号に前記
第3のフィルタ手段の出力信号を加算して、第1の出力
音声信号を得る第1の加算手段と、 前記第2のオーバーサンプリング手段の出力信号に前記
第3のフィルタ手段の出力信号を加算して、第2の出力
音声信号を得る第2の加算手段と、 を備える音声再生装置。 - 【請求項5】請求項4の音声再生装置において、 前記第3のフィルタ手段は、前記デジタル入力音声信号
の低域成分および高域成分を抽出するものである音声再
生装置。 - 【請求項6】請求項5の音声再生装置において、 前記第3のフィルタ手段は、少なくとも高域成分の抽出
用につき、第1の出力音声信号用のフィルタ手段と第2
の出力音声信号用のフィルタ手段とからなる音声再生装
置。 - 【請求項7】入力音声信号の所定周波数以下の周波数成
分を抽出する帯域制限フィルタと、 この帯域制限フィルタの出力音声信号に、その音像を定
位させる位置からリスナの左耳に至る伝達関数を時間軸
上に変換したインパルス応答を畳み込む第1のフィルタ
手段と、 前記帯域制限フィルタの出力音声信号に、その音像を定
位させる位置からリスナの右耳に至る伝達関数を時間軸
上に変換したインパルス応答を畳み込む第2のフィルタ
手段と、 前記入力音声信号の低域成分を抽出する第3のフィルタ
手段と、 前記第1のフィルタ手段の出力信号に前記第3のフィル
タ手段の出力信号を加算して、第1の出力音声信号を得
る第1の加算手段と、 前記第2のフィルタ手段の出力信号に前記第3のフィル
タ手段の出力信号を加算して、第2の出力音声信号を得
る第2の加算手段と、 を備える音声再生装置。
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