JP2003274337A - データ記録装置、データ再生装置、データ記録再生装置及びデータ記録方法 - Google Patents
データ記録装置、データ再生装置、データ記録再生装置及びデータ記録方法Info
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- JP2003274337A JP2003274337A JP2002067196A JP2002067196A JP2003274337A JP 2003274337 A JP2003274337 A JP 2003274337A JP 2002067196 A JP2002067196 A JP 2002067196A JP 2002067196 A JP2002067196 A JP 2002067196A JP 2003274337 A JP2003274337 A JP 2003274337A
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Abstract
再生の際には番組の検索、早送り或いは巻き戻しを高速
にすることができるようにすることを課題とする。 【解決手段】 本発明に係るデジタルビデオ記録再生装
置100は、MPEG2規格のTS200を受信して、
TS200を記憶媒体50に記録する装置である。録画
モードにおいて、デジタルビデオ記録再生装置100
は、分離化部20でTS200をパケットにごとに分離
して、更に、各パケットを録画制御部30で番組ごとに
分ける。そして、デジタルビデオ記録再生装置100
は、録画制御部30及びドライバ40で、各パケットを
番組ごとに多重化して、番組ごとの番組ストリームファ
イルを記憶媒体50へ記録する。再生モードにおいて、
デジタルビデ記録再生装置100は、指定された番組の
番組ストリームファイルを読み出して、その番組を再生
する。
Description
多重化されてなるストリームを記憶媒体に記憶するデー
タ記録装置、データ記録再生装置及びデータ記録方法、
複数のパケットが多重化されてなるストリームであって
記憶媒体に記憶されたストリームを読み込んで番組の映
像音声データに伸長するデータ再生装置に関する。
ータを配信するデジタル放送サービスが開始されてい
る。また、光ディスクをはじめとする記憶媒体の大容量
化・高速化に伴い、配信された映像音声データを記憶媒
体に記録するための技術が進歩している。
声データを記録する技術においても、映像音声データを
圧縮する圧縮技術が適用されており、圧縮技術としてM
PEG2が規格化されている。MPEG2の規格では、
マルチプログラム(複数の番組)対応の多重・分離方式
であるMPEG2−TS(Transport Stream:トランス
ポートストリーム)形式と、一つのプログラムを基本的
なパケットに多重化して時分割伝送するMPEG2−P
S(Program Stream:プログラムストリーム)形式の二
種類があり、前者はデジタル放送サービスに主に適用さ
れており、後者は記録技術に主に適用されている。従っ
て、映像音声データを記録・再生する装置として、MP
EG2−TS形式対応の装置、MPEG2−PS形式対
応の装置がある。
では、MPEG2−TS形式で受信した複数の放送番組
から一つの放送番組を抽出して、MPEG2−PS形式
に変換してその一つの放送番組をMPEG2−PS形式
で記録するとともに、記録したMPEG2−PS形式の
放送番組を再生する記録再生装置が開示されている。
は、MPEG2−PS形式対応の記録再生装置及びMP
EG2−TS形式対応の記録再生装置の何れにも対応で
きるような技術が開示されている。つまり、特開平9−
322148号公報に記載されているデジタル放送受信
システムは、MPEG2−TS形式で受信した複数の放
送番組から一つの放送番組を抽出して、MPEG2−T
S形式対応の記録再生装置に対してMPEG2−TS形
式でその一つの放送番組を出力し、MPEG2−PS形
式対応の記録再生装置にはMPEG2−PS形式に変換
して出力する。
−TS形式の装置としては、受信したトランスポートス
トリームをそのまま記憶媒体に記録する記録再生装置
と、受信したトランスポートストリームから一つの番組
を抽出して、一つの番組のトランスポートストリーム又
はプログラムストリームで記憶媒体に記録する記録再生
装置の二種類がある。前者の記録再生装置は、記録後に
複数の番組を再生することができる。しかしながら、ト
ランスポートストリームが複数番組の番組データが時分
割多重化した一本のデータ列であるため、前者の記録再
生装置では、複数の番組から一つの番組を検索して抽出
するのに時間がかかるうえ、早送り或いは巻き戻しを高
速にすることができない。一方、後者の記録再生装置で
は、一つの番組の番組データのみが時分割多重化されて
いるため、早送り或いは巻き戻しを高速にすることがで
きるが、一つの番組しか記録・再生することができな
い。
することができ、再生の際には番組の検索、早送り或い
は巻き戻しを高速にすることができるようにすることで
ある。
めに、請求項1記載の発明は、例えば図1〜図7に示す
ように、一以上の番組それぞれの番組データが複数のパ
ケット(例えば、TSパケット210)に時分割され
て、前記複数のパケットが多重化されてなるストリーム
(例えば、トランスポートストリーム200)であっ
て、番組ごとの番組データを含むパケットの識別子を指
定するための情報(例えば、PMT)を含む番組情報パ
ケット(例えば、PMTのTSパケット210)を有す
るストリームを、記憶媒体(例えば、記憶媒体50)に
記録するデータ記録装置(例えば、デジタルビデオ記録
再生装置100)において、前記ストリームを番組ごと
の番組ストリーム(例えば、番組ストリームファイル3
20,330)に分割する分割手段(例えば、分離化部
20及び録画制御部30)と、前記分割手段によって分
割された各番組ストリームを前記記憶媒体に記録する記
録手段(例えば、録画制御部30及びドライバ40)
と、を備え、前記記録手段が、更に、前記分割手段によ
って分割された各番組ストリームに固有のID(例え
ば、ファイル名)を付すととともに、番組とIDとの対
応関係を示す対応情報(例えば、リンク情報ファイル3
40)を前記記憶媒体に記録し、前記分割手段が、更
に、前記番組情報パケットを前記ストリームから抽出
し、前記記録手段が、更に、前記分割手段により抽出さ
れた番組情報パケットを多重化して前記記憶媒体に記録
することを特徴とする。
組ごとの番組ストリームに分割されて、各番組ストリー
ムが記憶媒体に記録されるため、複数の番組を記録する
ことができる。更に、番組ストリームは番組ごとに分割
されたものであり、記憶媒体に記録された一つの番組ス
トリームには、一つの番組の番組データを含むパケット
のみから構成されているため、一つの番組を選択して再
生すれば(つまり、パケットごとに番組ストリームを分
離化して、伸長すれば)、その一つの番組の早戻し・巻
き戻し・検索を高速に行うことができる。また、各番組
ストリームに固有のIDが付されているため、各番組を
番組ストリーム単位で識別することができる。更に、I
Dと番組との対応関係を示す対応情報が記憶媒体に記憶
されているため、再生の際には対応情報を参照すれば、
特定の番組の番組ストリームを選び出すことができる。
6、図7に示すように、一以上の番組それぞれの番組デ
ータが複数のパケット(例えば、TSパケット210)
に時分割されて、前記複数のパケットが多重化されてな
るストリーム(例えば、トランスポートストリーム20
0)を記憶媒体(例えば、記憶媒体50)に記録するデ
ータ記録装置(例えば、デジタルビデオ記録再生装置1
00)において、前記ストリームを番組ごとの番組スト
リーム(例えば、番組ストリームファイル320,33
0)に分割する分割手段(例えば、分離化部20及び録
画制御部30)と、前記分割手段によって分割された各
番組ストリームを前記記憶媒体に記録する記録手段(例
えば、録画制御部30及びドライバ40)と、を備える
ことを特徴とする。
組ごとの番組ストリームに分割されて、各番組ストリー
ムが記憶媒体に記録されるため、複数の番組を記録する
ことができる。更に、番組ストリームは番組ごとに分割
されたものであり、記憶媒体に記録された一つの番組ス
トリームには、一つの番組の番組データを含むパケット
のみから構成されるため、一つの番組を選択して再生す
れば、その一つの番組の早戻し・巻き戻し・検索を高速
に行うことができる。
ように、請求項2記載のデータ記録装置において、前記
記録手段は、前記分割手段によって分割された各番組ス
トリームに固有のID(例えば、ファイル名)を付すと
とともに、番組とIDとの対応関係を示す対応情報(例
えば、リンク情報ファイル340)を前記記憶媒体に記
録することを特徴とする。
ムに固有のIDが付されているため、各番組を番組スト
リーム単位で識別することができる。更に、IDと番組
との対応関係を示す対応情報が記憶媒体に記憶されてい
るため、再生の際には対応情報を参照すれば、特定の番
組の番組ストリームを選び出すことができる。
に示すように、請求項2又は3記載のデータ記録装置に
おいて、前記ストリームには、番組ごとの番組データを
含むパケットの識別子を指定するための情報(例えば、
PMT)を含む番組情報パケット(例えば、PMTのT
Sパケット210)が含まれており、前記分割手段が、
前記番組情報パケットを前記ストリームから抽出し、前
記記録手段が、前記分割手段により抽出された前記番組
情報パケットを多重化して前記記憶媒体に記録すること
を特徴とする。
トが抽出されて、多重化して記憶媒体に記憶されてお
り、再生の際にはこの番組情報パケットを含むストリー
ムをまず分離化すれば、番組データを含むパケットの識
別子を識別することができる。そして、その後番組スト
リームを分離化すれば、番組が再生されることになる。
ように、複数のパケットが多重化されてなるストリーム
から、指定された番組の番組データを含む番組パケット
を抽出して、抽出した番組パケットを復号して、元の映
像音声データに伸長するデータ再生装置(例えば、デジ
タルビデオ記録再生装置100)において、番組ごとに
番組パケットが多重化されてなる番組ストリーム(例え
ば、番組ストリームファイル320,330)を一以上
記憶した記憶媒体(例えば、記憶媒体50)から、指定
された番組の番組ストリーム(例えば、番組ストリーム
ファイル320又は番組ストリームファイル330の何
れか)を読み出す読出手段(ドライバ40及び再生制御
部60)と、前記読出手段によって読み出された番組ス
トリームを番組パケットごとに分ける分離化手段(例え
ば、分離化部20)と、前記分離化手段によって分けら
れた番組パケットを復号して、指定された番組の映像音
声データに伸長するデータ伸長手段(例えば、圧縮映像
音声データ伸長部70)とを備えることを特徴とする。
の番組ストリームが番組パケットごとに分離化されて、
これら番組パケットが映像音声データに伸長されること
で、番組が再生される。一つの番組ストリームは、一つ
の番組の番組パケットが複数多重化されているものであ
り、二つの番組の番組パケットが多重化されているもの
ではない。従って、分離化された番組パケットが全て抽
出されるから、番組の早送り・巻き戻しを高速に行える
ことができる。
6、図7に示すように、一以上の番組それぞれの番組デ
ータが複数のパケット(例えば、TSパケット210)
に時分割されて、前記複数のパケットが多重化されてな
るストリーム(例えば、トランスポートストリーム20
0)を記憶媒体(例えば、記憶媒体50)に記録する記
録部(例えば、分離化部20、録画制御部30及びドラ
イバ40)と、複数のパケットが多重化されてなるスト
リームから、指定された番組の番組データを含む番組パ
ケットを抽出して、抽出した番組パケットを復号して、
元の映像音声データに伸長する再生部(例えば、分離化
部20、ドライバ40、再生制御部60及び圧縮映像音
声データ伸長部70)と、を備えるデータ記録再生装置
(例えば、デジタルビデオ記録再生装置100)におい
て、前記記録部が、入力されるストリーム(例えば、ト
ランスポートストリーム200)を番組ごとの番組スト
リーム(例えば、番組ストリームファイル320,33
0)に分割する分割手段(例えば、分離化部20及び録
画制御部30)と、前記分割手段によって分割された各
番組ストリームを前記記憶媒体に記録する記録手段(録
画制御部30及びドライバ40)と、を具備し、前記再
生部が、指定された番組の番組ストリーム(例えば、番
組ストリームファイル320又は番組ストリームファイ
ル330の何れか)を前記記憶媒体から読み出す読出手
段(例えば、ドライバ40及び再生制御部60)と、前
記読出手段に読み出された番組ストリームを番組パケッ
トごとに分ける分離化手段(例えば、分離化部20)
と、前記分離化手段によって分けられた番組パケットを
復号して、指定された番組の映像音声データに伸長する
データ伸長手段(例えば、圧縮映像音声データ伸長部7
0)と、を具備することを特徴とする。
組ごとの番組ストリームに分割されて、各番組ストリー
ムが記憶媒体に記録されるため、複数の番組を記録する
ことができる。また、指定された番組の番組ストリーム
が番組パケットごとに分離化されて、これら番組パケッ
トが映像音声データに伸長されることで、番組が再生さ
れる。一つの番組ストリームは、一つの番組の番組パケ
ットが複数多重化されているものであり、二つの番組の
番組パケットが多重化されているものではない。従っ
て、分離化された番組パケットが全て抽出されるから、
番組の早送り・巻き戻しを高速に行えることができる。
6、図7に示すように、一以上の番組それぞれの番組デ
ータが複数のパケット(例えば、TSパケット210)
に時分割されて、前記複数のパケットが多重化されてな
るストリーム(例えば、トランスポートストリーム20
0)を記憶媒体(例えば、記憶媒体50)に記録するデ
ータ記録方法において、前記ストリームを番組ごとの番
組ストリーム(例えば、番組ストリームファイル32
0,330)に分割する分割工程と、前記分割工程にお
いて分割された各番組ストリームを前記記憶媒体に記録
する工程と、を含むことを特徴とする。
組ごとの番組ストリームに分割されて、各番組ストリー
ムが記憶媒体に記録されるため、複数の番組を記録する
ことができる。更に、番組ストリームは番組ごとに分割
されたものであり、記憶媒体に記録された一つの番組ス
トリームには、一つの番組の番組データを含むパケット
のみしか含まれていないため、一つの番組を選択して再
生すれば、その一つの番組の早戻し・巻き戻し・検索を
高速に行うことができる。
ついて図面を用いて説明する。ただし、発明の範囲を図
示例に限定するものではない。
式のデータ構成について説明する。トランスポートスト
リーム(以下、TS)200は、複数番組における圧縮
Video(映像)、Audio(音声)、データのそ
れぞれを時分割し、必要な情報を付加して時系列で順次
並べて多重化した一本のデータ列である。
0で構成され、一つのTS200が通信衛星の一つのト
ランスポンダで伝送され、一チャンネルあたり一つのT
S200となる。TSパケット210は、188バイト
の固定長であり、固定長4バイトのTSヘッダ220
と、固定長184バイトのデータ領域230とから構成
される。TSヘッダ220には、パケットの先頭を示す
同期バイト240と、パケットの識別のためのPID
(Packet Identifier:パケット識別子)250等との
情報が示されている。
組データがデータ領域230に格納されたものと、PS
I(Program Specific Information:番組仕様情報)が
データ領域230に格納されたものとに分類される。番
組データとは、各番組のVideo、Audio、デー
タ等が時分割されたものである。PSIは、PAT(Pr
ogram Association Table:番組表)、PMT(Program
Map Table:番組対応表)、NIT(Network Informat
ion Table:ネットワーク情報表)、CAT(Condition
al Access Table:コンディショナル・アクセス・テー
ブル)に分類される。
10のPIDを番組ごとに指定する情報である。PMT
は、番組データを含んだTSパケット210のPIDを
指定する情報であり、例えばVideoのPID、Au
dioのPID、データのPID等が記述されている。
CATは、有料放送において、スクランブルを解くため
の暗号解読情報を含んだパケットのPIDを指定する情
報である。NITは、伝送路に関する物理的な情報(例
えば、トランスポンダごとの周波数等)である。
して、一チャンネル当たり二つの番組を時分割多重化し
て、TS200として伝送される各種データを分類して
示したものである。図2のように、TS200に含まれ
るTSパケット210は、番組データをデータ領域23
0に含んだパケット(番組パケット)と、PSIをデー
タ領域230に含んだパケット(PSIパケット)とに
分類される。番組データ及びPSIデータは、それぞれ
固有のPIDを割り振られており、TSパケット210
単位で時分割されて、図1のようなTS200に多重化
されて伝送されている。
れたTSパケット210のPATのデータ構成を模式的
に示したデータテーブルである。つまり、PATにおい
ては、番組番号にPMTのPIDが対応づけられてい
る。これにより、各番組のPMTのPIDを識別できる
ようになっている。図3のPATは、『「番組1(番組
番号=1)」のPMTが、「PID=11」であるTS
パケット210のデータ領域230に含まれている。』
ということ、及び、『「番組2」のPMTが、「PID
=12」であるTSパケット210のデータ領域230
に含まれている』ということを示している。なお、PA
Tを含んだTSパケット210のPIDは、「0」であ
る。
に分類されたTSパケット210のPMTのデータ構成
を模式的に示したデータテーブルである。つまり、PM
Tにおいては、ストリームタイプ(番組データのタイ
プ)にエレメンタリーPID(番組データが含まれるT
SパケットのPID)が対応づけられている。これによ
り、各番組を構成する番組データのPIDを識別できる
ようになっている。図4のPMTは、『「番組1」がM
PEG2 Videoデータと、MPEG2 Audi
oデータとから構成されており、MPEG2 Vide
oデータは「PID=13」のTSパケット210のデ
ータ領域230に含まており、MPEG2Audioデ
ータは「PID=14」のTSパケット210のデータ
領域230に含まれている。』ということを示してい
る。図5のPMTは、『「番組2」が、MPEG2 V
ideoデータと、MPEG2 Audioデータとか
ら構成されており、MPEG2 Videoデータは
「PID=15」のTSパケット210のデータ領域2
30に含まれており、MPEG2 Audioデータは
「PID=16」のTSパケット210のデータ領域2
30に含まれている。』ということを示している。
PSIを含むTSパケット210がTS200の一部に
含まれることによって、更に、各種のTSパケット21
0のPIDによって、各TSパケット210のデータ領
域230に格納されているデータ種別を識別することが
でき、各番組の番組データが含まれているTSパケット
210を識別することができる。
記録再生装置について説明する。
略的な構成が示されたブロック図である。図6に示すよ
うに、デジタルビデオ記録再生装置100は、番組受信
部10と、分離化部(DEMUX)20と、録画制御部
30と、ドライバ40と、記憶媒体50と、再生制御部
60と、圧縮映像音声データ伸長部(デコーダ)70
と、映像出力部80と、音声出力部90等とを備える。
ク又は光磁気ディスクといった媒体であり、データを格
納することができるものである。ドライバ40は、記憶
媒体50を駆動して、記憶媒体50に種々のデータを書
き込むとともに、記憶媒体50から種々のデータを読み
込むものである。
のチャンネルから、所望のチャンネルを選局し、デジタ
ル変調された番組を復調するものである。分離化部20
は、MPEG2−TS規格のトランスポートストリーム
をパケットごとに分離化するものである。つまり、分離
化部20は、伝送される他重度N(Nは1以上の整数で
ある。)のTS200をTSパケット210ごとに分離
して、録画制御部30に出力するものである。
P)、RAM及びROM等を有する演算処理装置であ
り、ROMに格納されたプログラムをCPUで実行する
ことで番組ごとにTSパケット210を分けて記憶媒体
50にドライバ40で格納する機能する。
下のような各機能を有する。つまり、録画制御部30
は、分離化部20で分離されて順次出力される各TSパ
ケット210のTSヘッダ220を読み込むことで、P
ATのTSパケット210(つまり、「PID=0」で
あるTSパケット210)を抽出する機能を有する。更
に、録画制御部30は、PAT(「PID=0」のTS
パケット210のデータ領域230)を読み込んで、番
組数(つまり、TS200に含まれるPMTの種類数)
をカウントする機能を有する。
んで、各番組のPMTのPIDを認識する機能を有す
る。また、録画制御部30は、各番組のPMT(つま
り、PATに記述されたPIDであるTSパケット21
0のデータ領域)を読み込んで、各番組に使用されるP
IDを認識する機能を有する。また、録画制御部30
は、各番組に使用されるPIDを認識することで、分離
化部20から順次出力される各TSパケット210を番
組ごとに振り分けて、ドライバ40へ出力する機能を有
する。
れるPIDを認識することで、各TSパケット210を
番組ごとに分けて、かつ、各TSパケット210を時系
列順(分離化部20から出力されてくる順)に番組ごと
に多重化して且つファイル化し、記憶媒体50にドライ
バ40で格納する機能を有する。また、録画制御部30
は、分離化部20から出力される各TSパケット210
のうちPSIのTSパケット210を抽出して、PSI
の各TSパケット210を時系列順に多重化し且つファ
イル化し、記憶媒体50にドライバ40で格納する機能
を有する。また、録画制御部30は、各ファイルに固有
のファイル名(つまり、ファイルID)を付して記憶媒
体50にドライバ40で格納する機能を有する。また、
録画制御部30は、各番組にその番組のファイル名を対
応付けしてなるリンク情報ファイル、つまり、各番組の
番組番号とその番組のファイル名を対応付けしてなるリ
ンク情報ファイルを記憶媒体50にドライバ40で格納
する機能を有する。
部20から順次出力されてくる各TSパケット210を
番組ごとに分けて、ドライバ40で記憶媒体50に格納
する機能、つまり、番組ごとにファイルに分けて録画す
る機能を有する。なお、録画制御部30は、演算処理装
置でなくても良く、例えば、以上のように機能する専用
の論理回路(つまり、集積回路)であっても良い。
P)、RAM及びROM等を有する演算処理装置であ
り、ROMに格納されたプログラムをCPUで実行する
ことで、記憶媒体50に記憶されたファイルをドライバ
40で読み込んで、ファイルを分離化部20に出力する
機能を有する。
下のように各種機能を有する。つまり、再生制御部60
は、記憶媒体50に格納されている各ファイルのうち、
PSIのTSパケット210が多重化してなるPSIス
トリームファイルをドライバ40で読み出し、そのPS
Iストリームファイルを分離化部20に出力する機能を
有する。また、再生制御部60は、記憶媒体50に格納
されているリンク情報ファイルをドライバ40で読み出
し、番組(番組番号)とファイル名の対応関係を認識す
る機能を有する。そして、再生制御部60は、ユーザが
リモコン又は操作入力装置等で指定した番組(番組番
号)を認識する機能を有する。更に、再生制御部60
は、ユーザの指定した番組(番組番号)に対応づけられ
たファイル名(以下、指定ファイル名という。)をリン
ク情報ファイルによって認識する機能を有する。更に、
再生制御部60は、指定ファイル名のファイルをドライ
バ40で記憶媒体50から読み出し、そのファイルを分
離化部20に出力するとともにPSIストリームファイ
ルの出力を停止する機能を有する。なお、ユーザがリモ
コン又は操作入力装置等で番組を変更した場合、再生制
御部60はその変更した新たな番組(番組番号)に対応
づけられたファイル名をリンク情報ファイルによって認
識し、そのファイル名のファイルをドライバ40で記憶
媒体50から読み出し、そのファイルを分離化部20に
出力する機能を有する。
た番組(番組番号)のPMTを含むTSパケット210
のPIDをPAT(「PID=0」であるTSパケット
210)で認識する(つまり、指定番組のPMTを認識
する)機能を有する。更に、分離化部20は、その指定
番組のPIDであるTSパケット210(つまり、指定
番組のPMT)を入力したら、指定番組を構成する番組
データのPIDをPMTによって認識する機能を有す
る。更に、分離化部20は、PMTに記述されたPID
のTSパケット210(つまり、指定番組の番組データ
を含むTSパケット210)を抽出して、圧縮映像音声
データ伸長部70に出力する機能を有する。
パケット210が多重化されたファイル(PSIストリ
ームファイル)が再生制御部60から入力された後に、
指定番組の番組データが含まれるファイル(番組ストリ
ームファイル)が再生制御部60から入力されるため、
そのファイルのTSパケット210をそのまま順次圧縮
映像音声データ伸長部70に出力することになる。な
お、再生制御部60は、演算処理装置でなくても良く、
例えば、以上のように機能する専用の論理回路(つま
り、集積回路)であっても良い。
G2 Videoデータを復号し、映像信号に伸長して
映像出力部80に出力する機能を有する。更に、圧縮映
像音声データ伸長部70は、MPEG2 Audioデ
ータを復号し、音声データに伸長して音声出力部90に
出力する機能を有する。つまり、圧縮映像音声データ伸
長部70は、MPEG2−TSの規格に従ったデコーダ
である。
長部70から入力した映像信号を、出力装置190(例
えば、ビデオモニタ、プロジェクタ、テレビ等)のイン
ターフェースに適した信号に変換して出力する機能を有
する。音声出力部90は、圧縮映像音声データ伸長部7
0から入力した音声信号を、出力装置190(例えば、
スピーカ、テレビ等)のインターフェースに適した信号
に変換して出力する機能を有する。出力装置190は、
入力した映像信号に従った映像を表示するとともに、入
力した音声信号に従った音声を出力するものである。
の動作について説明する。デジタルビデオ記録再生装置
100は、録画モードと再生モードの二つの動作モード
で動作する。まず、録画モードについて説明する。
装置100が、選局したチャンネルのTS200を番組
受信部10で受信して、TS200を分離化部20へ順
次時系列に出力している。更に、デジタルビデオ記録再
生装置100は、TS200をTSパケット210ごと
に分離化部20で分離して、順次各TSパケット210
を出力している。更に、デジタルビデオ記録再生装置1
00は、各TSパケット210のTSヘッダ220を録
画制御部30で読み込んで、各TSパケット210のP
IDを認識している。
0は、「PID=0」のTSパケット210が録画制御
部30に入力されると、「PID=0」のTSパケット
210のデータ領域230(つまり、PAT)を録画制
御部30で読み込む。そして、デジタルビデオ記録再生
装置100は、PATに記述されたPIDを録画制御部
30で読み込むことで、各番組のPMTのPIDを認識
するとともに番組の数を認識する。
0は、各番組のPMTのTSパケット210が入力され
たか否かを各TSパケット210のPIDから録画制御
部30で判定する。そして、各番組のPMTのTSパケ
ット210が入力された場合には、デジタルビデオ記録
再生装置100がそのTSパケット210のデータ領域
230を録画制御部30で読み込んで、その番組に使用
される番組データを含有するTSパケット210のPI
Dを録画制御部30で認識する。そして、デジタルビデ
オ記録再生装置100は、録画制御部30によって、各
番組のPMTのTSパケット210をPSIストリーム
ファイルに時系列順に多重化して記憶媒体50に格納す
る。
0は、入力される各TSパケット210が番組データを
含有するか否かを、PIDから録画制御部30で判定す
る。そして、入力されたTSパケット210が番組デー
タを含有する場合、デジタルビデオ記録再生装置100
は、そのTSパケット210がどの番組の番組データを
含有するかをPIDから録画制御部30で判定し、TS
パケット210を番組ごとに分ける。そして、デジタル
ビデオ記録再生装置100は、録画制御部30及びドラ
イバ40によって、TSパケット210を時系列順に番
組ごとに多重化して、各番組のストリームファイルに順
次記憶媒体50に格納する。この際、デジタルビデオ記
録再生装置100は、録画制御部30及びドライバ40
によって、各番組のストリームファイルに固有のファイ
ル名を付して、ストリームファイルにファイル名を対応
づけて記憶媒体50に格納する。一方、入力されたTS
パケット210が番組データを含有しない場合(つま
り、各TSパケット210のデータ領域にPAT、PM
T、NITといったPSI含有する場合)、デジタルビ
デオ記録再生装置100は、そのTSパケット210を
PSIストリームファイルに時系列順に多重化して記憶
媒体50に格納する。
0は、録画制御部30及びドライバ40によって、各番
組の番組番号とその番組のファイル名を対応付けしてな
るリンク情報ファイルを記憶媒体50にドライバ40で
格納する機能を有する。
TSパケット210が時分割多重化されてストリームフ
ァイルとして記憶媒体50に格納され、PSIを含むT
Sパケット210は時分割多重化されて一つのPSIス
トリームファイルとして記憶媒体50に格納され、更
に、番組(番組番号)とファイル名との関連を記述した
リンク情報ファイルが記憶媒体50に格納される。
説明する。ここで、デジタルビデオ記録再生装置100
に伝送されるTS200は図7に示されるように一チャ
ンネル当たり二つの番組を時分割多重化されたものとし
て、かつ、図2の分類表のように各TSパケット210
にPIDが付されたものとして、説明する。
S200を番組受信部10で受信しており、TS200
を分離化部20へ順次時系列に出力しており、TS20
0をTSパケット210ごとに分離化部20で分離して
順次各TSパケット210を録画制御部30へ出力して
おり、各TSパケット210のPIDを認識している。
(「PID=0」のTSパケット210)が録画制御部
30へ入力されると、デジタルビデオ記録再生装置10
0は、「番組1」のPMTを含有するTSパケット21
0が「PID=11」であり、「番組2」のPMTを含
有するTSパケット210が「PID=12」であるこ
とを録画制御部30で認識し、番組数が「2」であるこ
とを録画制御部30で認識する。
0は、PATのTSパケット210をPSIストリーム
ファイル310に多重化して、記憶媒体50に格納する
(図7の矢印301を参照)。この際、デジタルビデオ
記録再生装置100は、PSIストリームファイル31
0のファイル名を録画制御部30で付して(例として、
ファイル名を「Z」とする。)、そのファイル名にPS
Iストリームファイル310を対応づけて記憶媒体50
に格納する。
12」であるTSパケット210が入力された場合に、
デジタルビデオ記録再生装置100は、それらTSパケ
ット210のデータ領域230を録画制御部30で読み
込む。これにより、デジタルビデオ記録再生装置100
は、「PID=13」及び「PID=14」のTSパケ
ット210が「番組1」の番組データ(MPEG2 V
ideoデータ、MPEG2 Audioデータ)を含
有することを録画制御部30で認識するとともに、「P
ID=15」及び「PID=16」のTSパケット21
0が「番組1」の番組データを含有することを録画制御
部30で認識する。そして、デジタルビデオ記録再生装
置100は、録画制御部30によって、「PID=1
1」及び「PID12」のTSパケット210をPSI
ストリームファイル310に時系列順に多重化して記憶
媒体50に格納する(図7の矢印302,303を参
照)。なお、基本的に、PSIストリームファイル31
0は、MPEG2−TSの規格に沿ったストリームであ
って、PSIのTSパケット210のみを含む。
14」であるTSパケット210が録画制御部30に入
力された場合には、デジタルビデオ記録再生装置100
は、録画制御部30及びドライバ40によって、そのT
Sパケット210を「番組1」のストリームファイル3
20に時系列順に多重化して、記憶媒体50に格納する
(図7の矢印304,306,309を参照)。この番
組ストリームファイル320は、基本的に、MPEG2
−TSの規格に沿ったストリームであって、「番組1」
の番組データを有するTSパケット210のみを含む。
6」であるTSパケット210が録画制御部30に入力
された場合には、デジタルビデオ記録再生装置100
は、録画制御部30及びドライバ40によって、そのT
Sパケット210を「番組2」のストリームファイル3
30に時系列順に多重化して、記憶媒体50に格納する
(図7の矢印305,307を参照)。この番組ストリ
ームファイル330は、基本的に、MPEG2−TSの
規格に沿ったストリームであって、「番組2」の番組デ
ータを有するTSパケット210のみを含む。
4」、「PID=15」又は「PID=16」でないT
Sパケット210が録画制御部30に入力された場合に
は、デジタルビデオ記録再生装置100は、そのTSパ
ケット210をPSIストリームファイル310に時系
列順に多重化して、記憶媒体50に格納する(図7の矢
印309を参照)。
は、録画制御部30及びドライバ40によって、「A」
という固有のファイル名を番組ストリームファイル32
0に付して、「A」というファイル名を番組ストリーム
ファイル320に対応づけて記憶媒体50に格納する。
同様に、デジタルビデオ記録再生装置100は、録画制
御部30及びドライバ40によって、「B」という固有
のファイル名を番組ストリームファイル330に付し
て、「B」というファイル名を番組ストリームファイル
330に対応づけて記憶媒体50に格納する。従い、リ
ンク情報ファイル340においては、「番組1」のファ
イル名は「A」であるということ示すとともに、「番組
2」のファイル名は「B」であるということを示す。
ず、デジタルビデオ記録再生装置100は、記憶媒体5
0に格納されているPSIストリームファイルをドライ
バ40で読み出し、そのPSIストリームファイルを再
生制御部60で分離化部20に時系列順に出力する。ま
た、デジタルビデオ記録再生装置100は、リンク情報
ファイルをドライバ40で読み出し、再生制御部60で
リンク情報ファイルの内容を認識する。一方、デジタル
ビデオ記録再生装置100は、PSIストリームファイ
ルに含まれるPATのTSパケット210(「PID=
0」のTSパケット210)を分離化部20で読み込ん
で、PMTのTSパケット210のPIDと番組番号と
の対応関係を分離化部20で認識する。
下、その番組を指定番組という。)、デジタルビデオ記
録再生装置100は、その指定番組の番組番号を再生制
御部60で認識するとともに、その番組番号を分離化部
20で認識する。そして、デジタルビデオ記録再生装置
100は、PSIストリームファイルのうち指定番組の
PMTのTSパケット210を分離化部20で読み込ん
で、指定番組を構成する番組データを含むTSパケット
210のPIDを分離化部20で認識する。これによ
り、デジタルビデオ記録再生装置100は、分離化部2
0に入力されるパケットのうち、指定番組のPMTに記
述されたPIDのTSパケット210を抽出して圧縮映
像音声データ伸長部70へ出力するようになる。このよ
うに、PSIストリームファイルには、PAT、PMT
といったPSIのTSパケット210のみが含まれてい
るため、指定番組のPIDを高速に検索することができ
る。
0は、リンク情報ファイルを記憶媒体50から再生制御
部60及びドライバ40で読み出し、指定番組のファイ
ル名を再生制御部60で認識する。そして、デジタルビ
デオ記録再生装置100は、そのファイル名の番組スト
リームファイルを記憶媒体50から再生制御部60及び
ドライバ40で読み出し、再生制御部60によってその
番組ストリームファイルを分離化部20へ出力するとと
もに、分離化部20へのPSIストリームファイルの出
力を停止する。従って、指定番組のPMTに記述された
PIDのTSパケット210のみが分離化部20へ入力
されるから、デジタルビデオ記録再生装置100は、分
離化部20によってそのまま順次TSパケット210を
圧縮映像音声データ伸長部70へ出力する。これによ
り、デジタルビデオ記録再生装置100は、圧縮映像音
声データ伸長部70によって、指定番組のMPEG2
Videoデータ及びMPEG2 Audioデータを
復号・伸長し、映像信号を映像出力部80に出力すると
ともに音声信号を音声出力部90に出力する。そのた
め、指定番組の映像が出力装置190で表示され、指定
番組の映像が出力装置190で出力される。
れたTSパケット210のみが分離化部20へ入力され
ているから、早送り或いは巻き戻しを行った場合にもT
Sパケット210が高速に圧縮映像音声データ伸長部7
0へ高速に出力することができる。
デジタルビデオ記録再生装置100は、変更した新たな
指定番組の番組番号に対応づけられたファイル名をリン
ク情報ファイルから再生制御部60で認識し、そのファ
イルを分離化部20に再生制御部60で出力する。分離
化部20においても、新たな指定番組のPMTをPAT
によって認識し、更に、新たな指定番組のPMTによっ
て番組データのPIDが認識されているから、新たな指
定番組のストリームファイルが分離化部20から圧縮映
像音声データ伸長部70へ出力される。
説明する。まず、デジタルビデオ記録再生装置100
は、PSIストリームファイル310を読み出して、P
SIストリームファイル310を分離化部20に出力す
る。また、デジタルビデオ記録再生装置100は、「P
ID=0」のTSパケット210を分離化部20で読み
込んで、「番組1」のPMTは「PID=11」のTS
パケット210であり且つ「番組2」のPMTは「PI
D=11」のTSパケットであることを分離化部20で
認識する。更に、デジタルビデオ記録再生装置100
は、リンク情報ファイル340を読み出すことによっ
て、「番組1」のファイル名は「A]であるということ
を再生制御部60で認識するとともに「番組2」のファ
イル名は「B」であるということを再生制御部60で認
識する。
合、デジタルビデオ記録再生装置100は、「番組1」
を再生制御部60及び分離化部20で認識する。そし
て、デジタルビデオ記録再生装置100は、「番組1」
のPMTのTSパケット210(つまり、「PID=1
1」のTSパケット210)を分離化部20で読み込ん
で、「PID=13」又は「PID=14」のTSパケ
ット210が「番組1」の番組データを含むことを分離
化部20で認識する。これにより、デジタルビデオ記録
再生装置100は、分離化部20に入力されるパケット
のうち、「PID=13」又は「PID=14」のTS
パケット210を抽出して圧縮映像音声データ伸長部7
0へ出力するようになる。
0は、リンク情報ファイル340を再生制御部60及び
ドライバ40で読み出し、「番組1」のファイル名
「A」を再生制御部60で認識する。これにより、デジ
タルビデオ記録再生装置100は、ファイル名「A」で
ある番組ストリームファイル320を記憶媒体50から
再生制御部60及びドライバ40で読み出し、再生制御
部60によって番組ストリームファイル320を分離化
部20へ出力するとともに、PSIストリームファイル
310の出力を停止する。従って、「PID=13」又
は「PID=14」のTSパケット210のみが分離化
部20へ入力されるから、デジタルビデオ記録再生装置
100は、分離化部20によってそのまま順次TSパケ
ット210を圧縮映像音声データ伸長部70へ出力す
る。これにより、デジタルビデオ記録再生装置100
は、「番組1」のMPEG2 Videoデータ及びM
PEG2Audioデータを復号・伸長し、映像信号を
映像出力部80に出力するとともに音声信号を音声出力
部90に出力する。そのため、「番組1」の映像が出力
装置190で表示され、「番組1」の映像が出力装置1
90で出力される。
合、デジタルビデオ記録再生装置100は、「番組2」
を再生制御部60及び分離化部20で認識し、番組スト
リームファイル320の出力を停止する。そして、デジ
タルビデオ記録再生装置100は、PSIストリームフ
ァイル310を分離化部20及び再生制御部60で再び
読み込んで、「番組2」のPMTのTSパケット210
(つまり、「PID=12」のTSパケット210)を
分離化部20で読み込んで、「PID=15」又は「P
ID=16」のTSパケット210が「番組2」の番組
データを含むことを分離化部20で認識する。また、デ
ジタルビデオ記録再生装置100は、リンク情報ファイ
ル340を再生制御部60及びドライバ40で再び読み
出し、「番組2」のファイル名「A」を再生制御部60
で認識し、番組ストリームファイル330を再生制御部
60で読み出して分離化部20へ出力するとともにPS
Iストリームファイル310の出力を停止する。これに
より、デジタルビデオ記録再生装置100は、「番組
2」のMPEG2 Videoデータ及びMPEG2A
udioデータを復号・伸長し、映像信号を映像出力部
80に出力するとともに音声信号を音声出力部90に出
力する。
とにTSパケット210を分けて記憶媒体50に格納さ
れているから、ユーザが番組を指定した場合に、高速に
番組の検索ができる。また、番組ごとにTSパケット2
10を分けて記憶媒体50に格納されているから、早送
り或いは巻き戻しを高速に行えることができる。
れることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。例え
ば、録画モードにおいて、指定番組のTSパケット21
0を分離化部20で抽出して圧縮映像音声データ伸長部
70へ出力することによって、全ての番組を録画しなが
ら指定番組を再生するようにしても良い。また、例え
ば、記憶媒体50は、デジタルビデオ記録再生装置10
0に対して着脱自在であっても良い。また、録画制御部
30及び再生制御部60は別個の演算処理装置又は論理
回路であったが、一つの演算処理装置又は論理回路とし
てまとまっていても良い。また、図2〜5及び図7にお
いて、TS200には二つの番組が時分割多重化してい
るものとして説明したが、TS200に一つの番組が時
分割多重化していても良く、また、TS200に三つ以
上の番組が時分割多重化していても良い。
ID=0」となっていることを除いて、他のTSパケッ
ト(例えば、PMTのTSパケット210、「番組1」
のVideoデータ或いはAudioデータを含んだT
Sパケット210、「番組2」のVideoデータ或い
はAudioデータを含んだTSパケット210、NI
TのTSパケット210)のPIDは上記例に限らな
い。但し、PMTのTSパケット210のPIDは、P
ATに記述されているとおりになっており、番組データ
を含むTSパケット210のPIDは、PMTに記述さ
れているとおりになっていることは必要である。
30はMPEG2−TS規格に沿ったストリームである
が、MPEG2−PS規格に従ったストリームであって
も良い。この場合、録画制御部30は番組のMPEG2
−TS形式のストリームファイル320,330をMP
EG2−PS形式のプログラムストリームに変換しなが
ら記憶媒体50に記憶する。更に、再生制御部60及び
ドライバ40で読み出された一つの番組(つまり、ユー
ザ等によって指定された番組)のプログラムストリーム
はMPEG2−PS規格のデコーダに出力されて、プロ
グラムストリームがこのデコーダで映像信号及び音声信
号に伸長されてから、映像信号が映像出力部80へ出力
されて、音声信号は音声出力部90へ出力されることに
なる。
ームが番組ごとの番組ストリームに分割されて、各番組
ストリームが記憶媒体に記録されるため、複数の番組を
記録することができる。更に、番組ストリームは番組ご
とに分割されたものであり、記憶媒体に記録された一つ
の番組ストリームには、一つの番組の番組データを含む
パケットのみしか含まれていないため、一つの番組を選
択して再生すれば、その一つの番組早戻し・巻き戻し・
検索を高速に行うことができる。
図である。
ームに含まれるパケットを種類で分類した分類表を示す
説明図である。
面である。
的に示した図面である。
的に示した図面である。
置の構成を示したブロック図である。
ームを番組ごとに分割して、記憶媒体に記録する方法を
模式的に示した説明図である。
化手段) 30 録画制御部(記録部、分割手段、記録手段) 40 ドライバ(記録部、再生部、記録手段、読出
手段) 50 記憶媒体 60 再生制御部(再生部、読出手段) 70 圧縮映像音声データ伸長部(再生部、データ
伸長部) 100 デジタルビデオ記録再生装置(データ記録
装置、データ再生装置、データ記録再生装置) 200 トランスポートストリーム 210 TSパケット 310 PSIストリームファイル 320 番組ストリームファイル 330 番組ストリームファイル 340 リンク情報ファイル
Claims (7)
- 【請求項1】一以上の番組それぞれの番組データが複数
のパケットに時分割されて、前記複数のパケットが多重
化されてなるストリームであって、番組ごとの番組デー
タを含むパケットの識別子を指定するための情報を含む
番組情報パケットを有するストリームを、記憶媒体に記
録するデータ記録装置において、 前記ストリームを番組ごとの番組ストリームに分割する
分割手段と、 前記分割手段によって分割された各番組ストリームを前
記記憶媒体に記録する記録手段と、を備え、 前記記録手段が、更に、前記分割手段によって分割され
た各番組ストリームに固有のIDを付すととともに、番
組とIDとの対応関係を示す対応情報を前記記憶媒体に
記録し、 前記分割手段が、更に、前記番組情報パケットを前記ス
トリームから抽出し、 前記記録手段が、更に、前記分割手段により抽出された
番組情報パケットを多重化して前記記憶媒体に記録する
ことを特徴とするデータ記録装置。 - 【請求項2】一以上の番組それぞれの番組データが複数
のパケットに時分割されて、前記複数のパケットが多重
化されてなるストリームを記憶媒体に記録するデータ記
録装置において、 前記ストリームを番組ごとの番組ストリームに分割する
分割手段と、 前記分割手段によって分割された各番組ストリームを前
記記憶媒体に記録する記録手段と、を備えることを特徴
とするデータ記録装置。 - 【請求項3】前記記録手段は、前記分割手段によって分
割された各番組ストリームに固有のIDを付すとととも
に、番組とIDとの対応関係を示す対応情報を前記記憶
媒体に記録することを特徴とする請求項2記載のデータ
記録装置。 - 【請求項4】前記ストリームには、番組ごとの番組デー
タを含むパケットの識別子を指定するための情報を含む
番組情報パケットが含まれており、 前記分割手段が、前記番組情報パケットを前記ストリー
ムから抽出し、 前記記録手段が、前記分割手段により抽出された前記番
組情報パケットを多重化して前記記憶媒体に記録するこ
とを特徴とする請求項2又は3記載のデータ記録装置。 - 【請求項5】複数のパケットが多重化されてなるストリ
ームから、指定された番組の番組データを含む番組パケ
ットを抽出して、抽出した番組パケットを復号して、元
の映像音声データに伸長するデータ再生装置において、 番組ごとに番組パケットが多重化されてなる番組ストリ
ームを一以上記憶した記憶媒体から、指定された番組の
番組ストリームを読み出す読出手段と、 前記読出手段によって読み出された番組ストリームを番
組パケットごとに分ける分離化手段と、 前記分離化手段によって分けられた番組パケットを復号
して、指定された番組の映像音声データに伸長するデー
タ伸長手段と、を備えることを特徴とするデータ再生装
置。 - 【請求項6】一以上の番組それぞれの番組データが複数
のパケットに時分割されて、前記複数のパケットが多重
化されてなるストリームを記憶媒体に記録する記録部
と、 複数のパケットが多重化されてなるストリームから、指
定された番組の番組データを含む番組パケットを抽出し
て、抽出した番組パケットを復号して、元の映像音声デ
ータに伸長する再生部と、 を備えるデータ記録再生装置において、 前記記録部が、 入力されるストリームを番組ごとの番組ストリームに分
割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された各番組ストリームを前
記記憶媒体に記録する記録手段と、を具備し、 前記再生部が、 指定された番組の番組ストリームを前記記憶媒体から読
み出す読出手段と、 前記読出手段によって前記読み出された番組ストリーム
を番組パケットごとに分ける分離化手段と、 前記分離化手段によって分けられた番組パケットを復号
して、指定された番組の映像音声データに伸長するデー
タ伸長手段と、を具備することを特徴とするデータ記録
再生装置。 - 【請求項7】一以上の番組それぞれの番組データが複数
のパケットに時分割されて、前記複数のパケットが多重
化されてなるストリームを記憶媒体に記録するデータ記
録方法において、 前記ストリームを番組ごとの番組ストリームに分割する
分割工程と、 前記分割工程において分割された各番組ストリームを前
記記憶媒体に記録する記録工程と、を含むことを特徴と
するデータ記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067196A JP3781288B2 (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | データ記録装置、データ記録再生装置及びデータ記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067196A JP3781288B2 (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | データ記録装置、データ記録再生装置及びデータ記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003274337A true JP2003274337A (ja) | 2003-09-26 |
JP3781288B2 JP3781288B2 (ja) | 2006-05-31 |
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100689474B1 (ko) | 2005-01-27 | 2007-03-08 | 삼성전자주식회사 | 다중 화면을 제공하는 트랜스포트 스트림 수신 장치 및 그제어 방법 |
JPWO2005122562A1 (ja) * | 2004-06-11 | 2008-04-10 | 松下電器産業株式会社 | データ処理装置 |
-
2002
- 2002-03-12 JP JP2002067196A patent/JP3781288B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2005122562A1 (ja) * | 2004-06-11 | 2008-04-10 | 松下電器産業株式会社 | データ処理装置 |
KR100689474B1 (ko) | 2005-01-27 | 2007-03-08 | 삼성전자주식회사 | 다중 화면을 제공하는 트랜스포트 스트림 수신 장치 및 그제어 방법 |
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