JP2003274106A - 電子メール通信機能付ファクシミリ通信装置およびファクシミリ通信方法 - Google Patents

電子メール通信機能付ファクシミリ通信装置およびファクシミリ通信方法

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JP2003274106A
JP2003274106A JP2002075397A JP2002075397A JP2003274106A JP 2003274106 A JP2003274106 A JP 2003274106A JP 2002075397 A JP2002075397 A JP 2002075397A JP 2002075397 A JP2002075397 A JP 2002075397A JP 2003274106 A JP2003274106 A JP 2003274106A
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JP2002075397A
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Kentaro Fukami
健太郎 深見
Naoki Sudo
直樹 須藤
Hideki Kasai
秀樹 河西
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールの添付ファイルを必要であれば確
実に取得できるととも添付ファイルを不必要に受信する
煩わしさからも開放される。 【解決手段】 メール受信部50は、電子メールを受信
する。メール内容判断部51は、添付ファイルが自装置
内で展開可能かどうかを判別する。保管送信制御部52
は、メール内容判断部51の分析結果に基づいて電子メ
ールを保管部53に保管するかどうかを判別する。電子
メールに、自装置で展開できないファイルが添付されて
いるときには添付ファイルを保管部53に保管する。画
像生成部54は、すべての添付ファイルが展開可能であ
ればそれを展開して原稿画像としファクシミリ送信部5
5で送信する。そうでない場合には電子メール本文のみ
の原稿画像を生成し、適宜、展開できないデータを保管
部53に保管した旨を通知する画像も生成し、生成した
原稿画像をファクシミリ送信部55で送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子メールを受
信できるファクシミリ通信装置等の通信装置に関し、と
くに、電子メール本文と添付書類とを個別に管理できる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】電子メールをインターネット経由で受信
し、受信データーをファクシミリ画像データに変換して
ファクシミリ通信でインターネット通信機能を持たない
所定の相手先に中継転送するシステムが提案されている
(特許平9−247336号公報)。ところで、このよ
うなシステムでは、受信したテキスト以外の添付ファイ
ルなど、アプリケーションによる制約上、受信機側で展
開できないファイルはファクシミリイメージとして転送
先ファクシミリに送信することはできない。その場合は
送信者に対して転送できなかったという転送結果メール
を通知し、送信者は別な方法で受信者に対して添付デー
タを再送しなければならない。
【0003】また、転送方法が電子メールの場合は受信
者の意思に関わらず中継転送するため、受信側で不必要
な受信メールまで転送してしまう。転送する内容も受信
データをそのまま転送するので、受信枚数が多いなど受
信データが大きい場合は、そのまま各転送先へ転送して
しまう。
【0004】
【発明が解決する課題】この発明は、以上の事情を考慮
してなされたものであり、添付ファイル等が電子メール
に附属する場合に生じる問題を解消することを目的とし
ている。より具体的には、添付ファイルのファイル形式
に左右されることなく最終的に受信側に転送が可能なよ
うにすることを目的としている。また、中継部分で一旦
添付ファイルをバッファして事後的に受信側で添付ファ
イルを入手し受信側の展開能力でファイルの展開が可能
になるようにすることを目的としている。さらに、添付
ファイルをバッファしたあとでNアップ等の処理を行え
るようにし、データ量や紙の使用量を削減することも目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、上述
の目的を達成するために、特許請求の範囲に記載のとお
りの構成を採用している。ここでは、発明を詳細に説明
するのに先だって、特許請求の範囲の記載について補充
的に説明を行なっておく。
【0006】すなわち、この発明の一側面によれば、上
述の目的を達成するために、電子メールを受信し受信内
容を電子メール通信またはファクシミリ通信により宛て
先端末に送信する電子メール通信機能付ファクシミリ装
置に:受信内容を記憶領域に保管して事後的にユーザが
アクセス可能にする受信内容保管手段と;受信した電子
メールのうちの少なくとも添付ファイルを上記受信内容
保管手段に保管し、上記受信した電子メールから少なく
とも上記添付ファイルを除いた残りの部分を、指定され
た宛て先に送信する保管送信制御手段とを設けるように
している。
【0007】この構成においては、ファクシミリ通信装
置を単なる中継機として用いるだけでなく、この装置に
受信メールを保管する機能をも設けることにより、送信
側の添付ファイルのファイル形式に左右されることなく
最終受信側へ転送することができる。ファクシミリ通信
装置はファイルを展開や転送せずに蓄積することが可能
なため、受信者側で送られてきたファイルの展開能力が
あればファクシリミ通信装置に一時保管されたデータを
受信側で事後的に見ることができる。転送されるデータ
もファクシミリ通信装置の設定で変更ができるので、た
とえば受信文書をNアップなどの縮小画像を転送するこ
とも可能となり、データ量や紙の削減になる。さらに、
送信者側もファクシリミ機能装置のファイル展開能力を
考慮する必要がなく送信することが可能なため、添付フ
ァイルが送れない頻度が減少する。
【0008】ファクシミリ通信装置は、単体で構成され
たものでもよいし、コンピュータ等をコンポーネントと
して組み合わされて構成されたものでもよい。例えばフ
ァクシミリアダプタ等を用いることにより携帯端末を含
む種々のコンピュータを用いてファクシミリ通信装置を
構成できることは明らかである。コンピュータは家庭電
気製品の態様で構成されていてもよい。
【0009】すなわち、ファクシミリ装置意外でも、デ
ータを保存する機能、及びネットワーク機能と電話回線
を持っている機器であれば、家電や他の電気装置であっ
てもかまわない。
【0010】また、この構成において、装置本体により
上記添付ファイルを展開できないと判断されたときに、
上記受信内容送信制御手段をイネーブルにするようにし
てもよい。その他種々の条件下で受信内容の保管を行う
ようにすることもできる。
【0011】また、上記保管送信制御手段は、上記受信
内容保管手段に上記電子メールの添付ファイルを含むす
べての受信内容を保管するようにしてもよい。
【0012】また、この発明の他の側面によれば、電子
メールを受信する電子メール通信装置に:受信内容を記
憶領域に保管して事後的にユーザがアクセス可能にする
受信内容保管手段と;受信した電子メールのうちの少な
くとも添付ファイルを上記受信内容保管手段に保管し、
かつ、上記受信した電子メールから少なくとも上記添付
ファイルを除いた残りの部分を、宛て先のユーザが利用
可能なようにするに処理する保管処理制御手段とを設け
るようにしている。
【0013】この構成においては、電子メールの添付フ
ァイルを一旦受信内容保管手段に保管し、電子メール本
体等と添付ファイルとを別々にアクセス可能となる。ユ
ーザは例えば電子メール本体を読み、その後、添付ファ
イルが必要かどうかを判断し、必要と判断したときのみ
添付ファイルを入手する。このようにすることにより真
に必要なときのみ添付ファイルを取得し閲覧するので無
駄がなくなる。
【0014】この電子メール通信装置はクライアントに
設けてもよいし、サーバ側に設けてもよい。
【0015】なお、この発明は装置またはシステムとし
て実現できるのみでなく、方法としても実現可能であ
る。また、そのような発明の一部をソフトウェアとして
構成することができることはもちろんである。またその
ようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために
用いるソフトウェア製品もこの発明の技術的な範囲に含
まれることも当然である。
【0016】この発明の上述の側面およびこの発明の他
の側面は特許請求の範囲に明確に記載され以下実施例を
用いて詳細に説明される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明を電子メール通信
機能付ファクシミリ装置(インターネット付きファクシ
ミリ装置、インターネット付きFAXとも呼ぶ)に適用
した実施例を説明する。
【0018】図1は、この実施例のネットワーク環境を
模式的に示しており、この図において、電子メール通信
機能付ファクシミリ装置10が、インターネット(広く
LANまたはWANでもよい)11を介してパーソナル
コンピュータ12、ファクシミリ装置13(インターネ
ット接続機能を有する)等に接続されている。ここでは
パーソナルコンピュータ12およびファクシミリ装置1
3を説明の便宜上送信側端末とする。もちろん、これら
が受信端末にもなり得る。また電子メール通信機能付フ
ァクシミリ装置10は公衆回線14を介してファクシミ
リ装置15、16に接続され、さらにネットワーク(L
ANやWAN)17を介してパーソナルコンピュータ1
8にも接続されている。ファクシミリ装置15、16お
よびパーソナルコンピュータ18を説明の便宜上最終受
信端末とする。この例では、送信端末から最終受信端末
へと電子メール通信機能付ファクシミリ装置10を中継
端末として送信を行う。もちろん、その間に他の1また
は複数の中継端末があってもよい。
【0019】図2は、この実施例の電子メール通信機能
付ファクシミリ装置10のハードウェア構成例を示して
おり、この図において、電子メール通信機能付ファクシ
ミリ装置は、インターネット接続モジュール部100お
よびファクシミリモジュール部200を含んで構成され
る。インターネット接続モジュール100は、CPU1
01、ROM102、RAM103、ネット制御部10
4、プリンタ105、プリンタ制御部106、画像処理
部(符号・復号化装置)107、画像読込み部(スキャ
ナ)108、HDD109、HDDコントローラ11
0、システムバス111を含んで構成されている。ファ
クシミリモジュール部200は、CPU201、ROM
202、RAM203、網制御部204、通信制御部
(変復調器)205、画像処理部(符号・復号化装置)
206、HDD207、HDDコントローラ208、シ
ステムバス209、バスインタフェース210を含んで
構成されている。
【0020】電子メール機能付ファクシミリ装置はネッ
ト経由で電子メールを送受することができ、また、受け
取った電子メールを指定の場所に転送することができ
る。ここで転送とは、電子メールで受けた情報を、指定
の場所に指定の方法で転送することを言う。
【0021】さらに電子メール機能付ファクシミリ装置
は、画像読込み部108で原稿を画像データとして読込
み、ファクシミリ画像として、また電子メールに添付す
る画像として利用することができる。
【0022】また受信した電子メールをファクシミリ画
像情報に変換して、他のファクシミリ装置に転送するこ
ともできる。具体的には、プリンタ制御部106が電子
メールを受信後にイメージデータをファクシミリ制御部
(CPU201による処理)に渡す。ファクシミリ制御
部は受けとったイメージをファクシミリイメージに変換
して指定個所にファクシミリ送信を行う。
【0023】受信メール・受信ファクシミリ情報は、プ
リンタ制御部106を通しプリンタ105で印刷され
る。受信メールを縮小・Nアップ・両面印刷で印刷する
ことも可能にして、プリントアウトする紙の量を削減す
ることもできる。
【0024】メールに添付されてきたデータはファクシ
ミリ装置10内のアプリケーションソフトの関係上、添
付データを展開できないこともある。その場合、ファク
シミリデータにイメージを変換できず、転送時に添付フ
ァイルを転送できないことが発生する。よって、受信し
た添付データが展開できない場合には、ファクシミリ装
置10のHDD207へ添付データを保管させておき、
最終受信者が後ほどネット経由等の方法で添付データを
取るようにする。このようにすることで、添付データを
展開して転送できないということはなく、最終受信者の
アプリケーション機能により添付データーを展開するこ
とも可能となる。また、添付データは画像に展開できな
いファイルであっても、最終受信者が受け取ることがで
きるようになる。
【0025】具体的には、ネット制御部を持っているプ
リンタ制御部が電子メールを受信後にイメージデータを
ファクシミリ制御部に渡す。ファクシミリ制御部は受け
とったイメージをファクシミリイメージに変換してファ
クシミリにて指定個所にファクシミリを行う。
【0026】その場合、展開することの出来ない添付デ
ータはプリンタ制御部、及びファクシミリ制御部のHD
Dに保存しておき、HDDに保存した旨は最終受信者に
電子メール及びファクシミリにて通知する。
【0027】保存する場所はシステムの設計上、またソ
フトの設計上どちらのHDDに保存してもかまわない。
ファイルはファイル保存した制御部で管理し、ファクシ
ミリ制御部にて保管した場合、例えばHDD領域を用い
た親展ボックス内への保管としてもよい。
【0028】親展ボックス内に保管するデータは添付デ
ータだけでなく、電子メール本文も保管することもで
き、最終受信者には本文と添付ファイルを保管をした旨
だけを電子メール及びファクシミリにて伝えることも可
能とする。
【0029】「親展ボックス」は、特定の人以外に見ら
れたくない原稿を送受信する機能であり、親展ボックス
番号、パスワードを用いて管理を行う。受信端末におい
て親展ボックス番号に対応するメモリ領域に原稿画像が
蓄積され、受信者は親展ボックス番号およびパスワード
を用いて原稿画像のプリント、削除等を行う。なお、親
展ボックス等番号に対応するメモリ領域を用いて原稿画
像を保管制御する手法は「親展ボックス」も含めて「記
憶ボックス」ともいわれ周知であるので、ここではこれ
以上説明を行わない。
【0030】保管した添付データは後に最終受信者がネ
ット経由などで引き出すことができるようにすること
で、最終受信者がファクシミリ機能装置内に保管したフ
ァイルを得ることができる。
【0031】またネット環境がない場合には、ファクシ
ミリ機能装置に実装されているメディア装置から保管し
ているデータを引き出すこともできるようにする。この
ような方法により最終受信者がファイルを引き出した時
点でファクシミリ機能装置内に保管したファイルは削除
するようにする。ただし、最終受信者が引き出さない場
合があるので、保管する添付ファイルは期限付き保管と
することでファクシミリ機能装置内のHDDの容量を確
保する。
【0032】ファクシミリ機能装置内からのデータ転送
は、ファクシミリ機能装置でのデータ編集後の転送も可
能とする。転送先ごとの個別設定により、ファクシミリ
機能装置で受信メールをNアップして送信することも可
能にすることで、転送量を減らすことも可能となり、最
終受信者のプリントアウトする紙の削減にもなる。
【0033】また送信者に対しては、転送状態を電子メ
ールにて通知する。添付データーを保管した旨、保管し
旨、転送した旨を通知することを特徴とするファクシミ
リ機能装置。
【0034】つぎにこの実施例の要部に説明する。図3
は、実施例の要部の機能を模式的に示しており、この図
において、メール受信部50は、電子メールを受信する
ものである。メール内容判断部51は電子メールの内容
を解析するものである。この例では添付ファイルが自装
置内で展開可能かどうかを判別する。保管送信制御部5
2は、メール内容判断部51の分析結果に基づいて電子
メール(添付ファイルを含む)を保管部(親展ボックス
等)53に保管するかどうかを判別する。電子メール
に、自装置で展開できないファイルが添付されていると
きには添付ファイル(展開できないものだけでもよい
し、すべての添付ファイルを含めてもよい)を保管部5
3に保管する。画像生成部54は、すべての添付ファイ
ルが自装置で展開可能であればそれを展開して原稿画像
としファクシミリ送信部55で送信する。展開できない
ファイルがある場合には電子メール本文のみの原稿画像
を生成し、適宜、展開できないデータを保管部53に保
管した旨を通知する画像も生成する。そしてこのように
生成した原稿画像をファクシミリ送信部55で送信す
る。通知は、受信端末宛に送ってもよいし、送信端末宛
に送ってもよい。
【0035】保管部53の記憶領域には管理番号が割り
当て可能であり、送信者ごと、受信者ごとあるいはメー
ルごとに番号を割り当てる等種々の態様で番号割り当て
が可能である。
【0036】なお、送信端末がパーソナルコンピュータ
等であり電子メールとして受信も可能な場合には電子メ
ール送信部56を用いて電子メールで転送することも可
能である。この場合も、添付ファイルの有無、数、デー
タ量等に応じて添付ファイルを保管部53に保管し、電
子メールでは本体と保管通知のみを受信端末に送信する
ことができる。
【0037】データの流れについて説明する。 送信側のPC、もしくはFAXから送信された電子メ
ールはインターネットを経由して、受信側のファクシミ
リ機能装置(インターネット付きファクシミリ)で受信
を行う。 電子メールを受けたファクシミリ機能装置は、転送先
に対しての転送準備を行う。 転送先がPCの場合には、インターネットを使用して
受信した電子メールを転送し、転送先がファクシミリの
場合には、受信した電子メールをファクシミリデータに
変換して転送する。転送先が複数の同報の場合には、各
々転送先に対応した転送方法で同報による転送を行う。 電子メールに添付されている添付ファイルがある場合
は、添付ファイルをHDD領域を使用した例えば親展ボ
ックスに保管する。ファイル保管に対しては保管期限を
設け、保管開始から一定時間経過後は保管データを削除
するようにする。 添付ファイルを保管した場所、たとえば親展ボックス
番号等は最終受信者に通知するようにする。 また、必要であれば送信者に対して、添付データを親
展ボックスに保管中であるという転送経過を報告する。
【0038】転送準備できた電子メール文書は、各転送
先に各転送手段を用いて転送を行う。転送先がファクシ
ミリの場合には公衆回線を使用し、ファクシミリイメー
ジとして転送する。転送先がパーソナルコンピューター
の場合には電子メールとして転送する。
【0039】ファクシミリへ転送した場合、転送元の電
子メールにあった添付ファイルを親展ボックスに保管し
た旨を、ファクシミリ転送時のイメージに追記する。追
記する情報は例えば、保管したファクシミリ機能装置の
名前と場所、保管した親展ボックス番号、必要であれば
保管に対するパスワードを記載する。
【0040】転送されたファクシミリイメージに添付デ
ータの保管情報がある場合には、最終受信者はパーソナ
ルコンピューターからネット経由でファクシミリ機能装
置内の、例えば親展ボックス内の指定された場所から添
付データを受けとることができる。
【0041】また、ファクシミリ機能装置に記録可能な
メディア装置が付いている場合は、最終受信者は直接フ
ァクシミリ受信装置から記録可能なメディアを用いて添
付データをとってもよい。
【0042】この方法により、送信者からの電子メール
の本文及び添付ファイルを最終受信者が受信することが
できる。
【0043】もし、最終受信者が保管された添付データ
を一定期間受信しない場合には、設定した保管期限が経
過した時点で、ファクシミリ機能装置のHDDから削除
する。また、必要であれば送信者に対して、添付データ
が期間満了のために削除されたという転送経過を報告す
る。
【0044】図4は、この実施例における電子メール受
信時の動作を示しており、以下のように処理される。 [ステップS10]:電子メールの受信を監視する。電
子メールが到来するとステップS11は進む。 [ステップS11]:電子メールに添付ファイルがある
かどうかを判別する。ここでは便宜上添付ファイルの有
無のみ判別した。上述したように添付ファイルが展開可
能かどうかまで判別してもよいことはもちろんである。
添付ファイルがなければステップS15へ進む。添付フ
ァイルがあればステップS12は進む。 [ステップS12]:添付データを保管する。 [ステップS13]:転送先設定はすべてのデータ(メ
ール本文を含む)を保管設定かどうかを判別する。すべ
てのデータを含む場合はステップS14へ進む。そうで
ない場合はステップS15へ進む。 [ステップS14]:メール本文もあわせて保管する。 [ステップS15]:ファクシミリ送信部55または電
子メール送信部56で電子メールの内容(ファクシミリ
送信部55を用いたときにはファクシミリ画像)を送信
する。
【0045】なお、添付ファイルを自装置内で展開でき
ると判別したときに、自装置内で添付ファイルの展開を
行い、この後印刷やファクシミリ送信を行うようにし、
さらに添付ファイルを削除してもよい(添付ファイルを
保管部53に保管しない)。そして、添付ファイルを自
装置内で展開できないと判別したときにのみ、添付ファ
イルを保管部53に保管するようにしてもよい。
【0046】図4は、保管したデータを取り出す処理を
示しており、この図において以下のような処理があ行わ
れる。 [ステップS20]:電子メール通信機能付ファクシミ
リ装置10は保管データ参照要求を監視する。参照要求
があればステップS21へ進む。 [ステップS21]:指定された保管データの送信準備
をする。この際パスワード等の認証を含むネゴシエーシ
ョンを行ってもよい。 [ステップS22]:送信先がネットワーク(LANや
WAN)かどうかを判別する。ネットワークでなければ
ステップS23へ進む。ネットワークであればステップ
S24へ進む。 [ステップS23]:ローカルメディア装置に保管す
る。ステップS25へ進む。 [ステップS24]:ネットワークを介してデータを送
信する。 [ステップS25]:保存ファイルを削除する。
【0047】このように、この実施例によれば、電子メ
ールの添付ファイルに起因する問題を解消できる。すな
わち、添付データとして送られてくるデータは、アプリ
ケーションソフトでの展開が必要なものがあるので、メ
ールをファクシリミ画像に変換して転送する際にアプリ
ケーションソフトの関係上、ファクシミリ機能装置でフ
ァクシミリ画像に変換できない場合がある。この方法を
用いることで、送られてくる添付ファイルの種類に関わ
らず、最終受信者の添付ファイル展開能力により受信メ
ールの添付ファイルを見ることができる。また、受信側
の要求によりファクシミリ機能装置の転送設定を変更す
ることができるので、転送するデータ量の縮小が可能と
なり、データの縮小や最終受信者の紙の削減も可能にな
る。
【0048】以上で実施例の説明を終了する。
【0049】なお、この発明は上述の実施例に限定され
るものではなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が
可能である。例えば、上述の実施例では電子メール通信
機能付ファクシミリ装置を例に挙げ、主に電子メールを
中継する場面の説明を行ったが、電子メール通信機能付
ファクシミリ自体を宛て先とする電子メールについても
同様に適用できる。また、広く電子メール通信装置にお
いて添付ファイルをメール本文等と独立して保管管理す
るようにしてもよい。この場合、図6に示すようなメー
ルユーザエージェント装置300に添付ファイル保管制
御を行わせてもよいし、メールトランスファエージェン
ト装置301に添付ファイル保管制御を行わせてもよ
い。302はネットワークである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、添付ファイルを確実に取得できるととも添付ファイ
ルを不必要に受信する煩わしさからも開放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例のネットワーク環境を説明
する図である。
【図2】 上述実施例の電子メール通信機能付ファクシ
ミリ装置のハードウェア構成例を説明する図である。
【図3】 上述実施例の要部の機能を模式的に示すブロ
ック図である。
【図4】 上述実施例の電子メール受信時の動作を説明
するフローチャートである。
【図5】 上述実施例の保管データの取り出し時の動作
を説明するフローチャートである。
【図6】 上述実施例の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
10 電子メール通信機能付ファクシミリ装置 11 インターネット 12、18 パーソナルコンピュータ 13、15、16 ファクシミリ装置 14 公衆回線 17 ネットワーク 50 メール受信部 51 メール内容判断部 52 保管送信制御部 53 保管部 54 画像生成部 55 ファクシミリ送信部 56 電子メール送信部 100 インターネット接続モジュール部 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 ネット制御部 105 プリンタ 106 プリンタ制御部 108 画像読込み部 109 HDD 110 HDDコントローラ 111 システムバス 200 ファクシミリモジュール部 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 網制御部 205 通信制御部 206 画像処理部 207 HDD 208 コントローラ 209 システムバス 210 バスインタフェース 300 メールユーザエージェント装置 301 メールトランスファエージェント装置 302 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河西 秀樹 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA29 AA30 AB38 AB42 AC22 AC43 AE02 AE08 BD09 5C075 AB90 CA14 CA90 FF90

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを受信し受信内容を電子メー
    ル通信またはファクシミリ通信により宛て先端末に送信
    する電子メール通信機能付ファクシミリ装置において、 受信内容を記憶領域に保管して事後的にユーザがアクセ
    ス可能にする受信内容保管手段と、 受信した電子メールのうちの少なくとも添付ファイルを
    上記受信内容保管手段に保管し、上記受信した電子メー
    ルから少なくとも上記添付ファイルを除いた残りの部分
    を、指定された宛て先に送信する保管送信制御手段とを
    有することを特徴とする電子メール通信機能付ファクシ
    ミリ通信装置。
  2. 【請求項2】 装置本体により上記添付ファイルを展開
    できないと判断されたときに、上記受信内容送信制御手
    段をイネーブルにする請求項1記載の電子メール通信機
    能付ファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 上記保管送信制御手段は、上記受信内容
    保管手段に上記電子メールの添付ファイルを含むすべて
    の受信内容を保管する請求項1または2記載の電子メー
    ル通信機能付ファクシミリ通信装置。
  4. 【請求項4】 受信内容を上記受信内容保管手段に保管
    した旨の通知を上記宛て先に送信する手段を有する請求
    項1〜3のいずれかに記載の電子メール通信機能付ファ
    クシミリ通信装置。
  5. 【請求項5】 すべての受信内容を上記受信内容保管手
    段に保管した旨の通知を上記宛て先に送信する手段を有
    する請求項3に記載の電子メール通信機能付ファクシミ
    リ通信装置。
  6. 【請求項6】 上記受信内容保管手段は保管期限付きで
    受信内容を保管することが可能な請求項1〜5のいずれ
    かに記載の電子メール通信機能付ファクシミリ通信装
    置。
  7. 【請求項7】 上記受信内容の少なくとも一部を保管し
    たときに、保管した場所を特定する情報と保管した内容
    の取りだし方を通知する請求項4または5に記載の電子
    メール通信機能付ファクシミリ通信装置。
  8. 【請求項8】 上記受信内容の少なくとも一部を保管し
    た場所を特定する情報と保管した内容の取りだし方を、
    電子メールにより通知する場合には、上記保管した場所
    において保管内容にアクセスするためのパスワードを通
    知する請求項7記載の電子メール通信機能付ファクシミ
    リ通信装置。
  9. 【請求項9】 受信した電子メールを、上記受信内容保
    管手段に保管する方法、および転送方法を、転送宛て先
    に対して個別に設定をするようにした請求項1〜8のい
    ずれかに記載の電子メール通信機能付ファクシミリ通信
    装置。
  10. 【請求項10】 上記受信内容保管手段に保管されてい
    る内容を装置本体またはリモートの端末において上記受
    信内容保管手段から所定の受信方法で受信できるように
    する請求項1〜9のいずれかに記載の電子メール通信機
    能付ファクシミリ通信装置。
  11. 【請求項11】 上記保管されている内容は、ネットワ
    ークを介して装置本体から転送されることにより、また
    は装置本体の可搬性記憶装置により、受信可能とする請
    求項10記載の電子メール通信機能付ファクシミリ通信
    装置。
  12. 【請求項12】 上記受信内容を上記受信内容保管手段
    に保管したときに、上記電子メールの転送に関する転送
    経過通知を、上記電子メールを送信してきた送信側に送
    信する請求項1〜11のいずれかに記載の電子メール通
    信機能付ファクシミリ通信装置。
  13. 【請求項13】 上記受信内容保管手段に保管された受
    信内容が宛て先の端末において受信されたときに、受信
    完了通知を上記電子メールを送信してきた送信側に送信
    する請求項1〜12のいずれかに記載の電子メール通信
    機能付ファクシミリ通信装置。
  14. 【請求項14】 上記受信内容保管手段に保管された受
    信内容が保管期限満了になり上記受信内容保管手段から
    削除された場合に、受信内容削除通知を上記電子メール
    を送信してきた送信側に送信する請求項1〜13のいず
    れかに記載の電子メール通信機能付ファクシミリ通信装
    置。
  15. 【請求項15】 電子メールを受信する電子メール通信
    装置において、受信内容を記憶領域に保管して事後的に
    ユーザがアクセス可能にする受信内容保管手段と、 受信した電子メールのうちの少なくとも添付ファイルを
    上記受信内容保管手段に保管し、かつ、上記受信した電
    子メールから少なくとも上記添付ファイルを除いた残り
    の部分を、宛て先のユーザが利用可能なようにする処理
    を実行する保管処理制御手段とを有することを特徴とす
    る電子メール通信装置。
  16. 【請求項16】 上記処理は上記残りの部分をユーザが
    閲覧できるように可視化する処理である請求項15記載
    の電子メール通信装置。
  17. 【請求項17】 上記処理は上記残りの部分を印刷する
    処理である請求項15記載の電子メール通信装置。
  18. 【請求項18】 上記処理は宛て先の他の端末に上記残
    りの部分を転送する処理である請求項15記載の電子メ
    ール通信装置。
  19. 【請求項19】 電子メールを受信するメールトランス
    ファエージェント装置において、 受信内容を記憶領域に保管して事後的にユーザがアクセ
    ス可能にする受信内容保管手段と、 受信した電子メールのうちの少なくとも添付ファイルを
    上記受信内容保管手段に保管し、かつ、上記受信した電
    子メールから少なくとも上記添付ファイルを除いた残り
    の部分を、宛て先のユーザ宛に送信する保管送信制御手
    段とを有することを特徴とするメールトランスファエー
    ジェント装置。
  20. 【請求項20】 電子メールを受信するメールユーザエ
    ージェント装置において、 受信内容を記憶領域に保管して事後的にユーザがアクセ
    ス可能にする受信内容保管手段と、 受信した電子メールのうちの少なくとも添付ファイルを
    上記受信内容保管手段に保管し、かつ、上記受信した電
    子メールから少なくとも上記添付ファイルを除いた残り
    の部分を、宛て先のユーザに可視化する処理を行う保管
    処理制御手段とを有することを特徴とするメールユーザ
    エージェント装置。
  21. 【請求項21】 電子メールを受信するステップと、 受信した電子メールに、展開できない添付ファイルがあ
    るかどうかを判別するステップと、 展開できない添付ファイルがあるときに少なくともその
    添付ファイルを、事後的にユーザがアクセス可能な態様
    で保管するステップと、 展開できない添付ファイルがあるときに、上記受信した
    電子メールから少なくとも上記添付ファイルを除いた残
    りの部分を、指定された宛て先にファクシミリ通信する
    ステップとを有することを特徴とするファクシミリ通信
    方法。
  22. 【請求項22】 電子メールを受信するステップと、 受信した電子メールに、展開できない添付ファイルがあ
    るかどうかを判別するステップと、 展開できない添付ファイルがあるときに少なくともその
    添付ファイルを、事後的にユーザがアクセス可能な態様
    で保管するステップと、 展開できない添付ファイルがあるときに、上記受信した
    電子メールから少なくとも上記添付ファイルを除いた残
    りの部分を、指定された宛て先にファクシミリ通信する
    ステップとをコンピュータに実行させるために用いられ
    ることを特徴とするファクシミリ通信用コンピュータプ
    ログラム。
  23. 【請求項23】 受信した電子メールの添付ファイルを
    展開できないと判断したとき、上記添付ファイルを受信
    内容保管手段に保管し、 受信した電子メールの添付ファイルを展開できると判断
    したとき、上記添付ファイルの印刷または送信を行い、
    上記添付ファイルの印刷完了後または送信完了後に上記
    添付ファイルを削除することを特徴とする電子メール処
    理装置。
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