JP2003273941A - トランシーバ回路 - Google Patents
トランシーバ回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンの非動作中に通信に係わる制御部の
消費電力を抑制可能なトランシーバを提供する。 【解決手段】 クロック生成回路と、第1信号を解析し
た結果に応じて第2信号及び第3信号を生成する制御部
と、を有する通信コントローラに信号配線からの入力信
号に応じた第1信号を供給するとともに通信コントロー
ラからの第2信号に応じて信号配線に出力信号を供給す
るトランシーバ回路において、第2信号に応じて信号配
線に信号を供給する一方、第3信号の論理レベルの変化
に応じてスリープ状態に移行するドライバと、第1,第
3信号が供給され、第3信号の論理レベルの変化に応じ
て通信コントローラに第1論理レベルの制御信号を供給
してクロック生成回路をオフする一方、第1信号の論理
レベルの変化に応じて通信コントローラに第2論理レベ
ルの制御信号を供給して前記クロック生成回路をオンす
る制御回路と、を具備するトランシーバ回路。
消費電力を抑制可能なトランシーバを提供する。 【解決手段】 クロック生成回路と、第1信号を解析し
た結果に応じて第2信号及び第3信号を生成する制御部
と、を有する通信コントローラに信号配線からの入力信
号に応じた第1信号を供給するとともに通信コントロー
ラからの第2信号に応じて信号配線に出力信号を供給す
るトランシーバ回路において、第2信号に応じて信号配
線に信号を供給する一方、第3信号の論理レベルの変化
に応じてスリープ状態に移行するドライバと、第1,第
3信号が供給され、第3信号の論理レベルの変化に応じ
て通信コントローラに第1論理レベルの制御信号を供給
してクロック生成回路をオフする一方、第1信号の論理
レベルの変化に応じて通信コントローラに第2論理レベ
ルの制御信号を供給して前記クロック生成回路をオンす
る制御回路と、を具備するトランシーバ回路。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば共通信号配
線上の信号を送受信する通信用インタフェースに関し、
詳しくは、通信用インタフェース内のトランシーバ回路
に関する。
線上の信号を送受信する通信用インタフェースに関し、
詳しくは、通信用インタフェース内のトランシーバ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CAN(Control Area Network)
等のプロトコルを用い、共通の信号バスを有するネット
ワークが知られている。このようなネットワークにおい
て、各端末はそれぞれ通信ドライバを有し、この通信ド
ライバを介して端末間で通信が行われる。
等のプロトコルを用い、共通の信号バスを有するネット
ワークが知られている。このようなネットワークにおい
て、各端末はそれぞれ通信ドライバを有し、この通信ド
ライバを介して端末間で通信が行われる。
【0003】近時、上記したようなネットワークを自動
車等の車両に適用することが行われている。すわなち、
ワイパ、オートドアロック、パワーウインド等の電装機
器が制御ユニットと接続され、これら制御ユニットが信
号バスにより相互に接続され、通信が行われる。図3
は、この種の装置の構成を概略的に示している。図3に
示すように、例えばバス等の共通の信号配線L1に複数
の制御ユニット21が接続配線C−H,C−Lを介して
接続されている。各制御ユニット21は、例えばワイ
パ、ドアロック等の図示せぬ電装機器毎に設けられてお
り、制御ユニット21に接続されたモータMにより各電
装機器が駆動される。すなわち、例えばワイパに設けら
れた制御ユニット21は、運転席に配置されたスイッチ
SWのオン・オフに応じてモータMに信号を供給し、こ
のモータMが駆動することによりワイパが作動する。
車等の車両に適用することが行われている。すわなち、
ワイパ、オートドアロック、パワーウインド等の電装機
器が制御ユニットと接続され、これら制御ユニットが信
号バスにより相互に接続され、通信が行われる。図3
は、この種の装置の構成を概略的に示している。図3に
示すように、例えばバス等の共通の信号配線L1に複数
の制御ユニット21が接続配線C−H,C−Lを介して
接続されている。各制御ユニット21は、例えばワイ
パ、ドアロック等の図示せぬ電装機器毎に設けられてお
り、制御ユニット21に接続されたモータMにより各電
装機器が駆動される。すなわち、例えばワイパに設けら
れた制御ユニット21は、運転席に配置されたスイッチ
SWのオン・オフに応じてモータMに信号を供給し、こ
のモータMが駆動することによりワイパが作動する。
【0004】ところで、最近、上記したようなネットワ
ークを使用した車両においてエンジンの非動作中、すな
わちバッテリに充電がされない状態でもネットワークを
介して通信を行う機器が増えている。たとえば、エンジ
ンの非動作中においても、ワイパやオートドアロック等
の電装機器は常に動作待機状態となっている。その他の
電装機器は、例えばスリープ状態とされ、信号配線から
の信号を受信する機能のみ動作し、その他の部分には電
流が供給されない。
ークを使用した車両においてエンジンの非動作中、すな
わちバッテリに充電がされない状態でもネットワークを
介して通信を行う機器が増えている。たとえば、エンジ
ンの非動作中においても、ワイパやオートドアロック等
の電装機器は常に動作待機状態となっている。その他の
電装機器は、例えばスリープ状態とされ、信号配線から
の信号を受信する機能のみ動作し、その他の部分には電
流が供給されない。
【0005】図4は、上記制御ユニット21内の通信部
22を概略的に示している。この通信部22は、トラン
シーバ部23、及び通信コントローラ部24を有する。
図4に示すように、ネットワークと接続された接続配線
C−H,C−Lを介して供給された信号は、コンパレー
タCを介して、信号RXとして通信コントローラ部24
へ供給される。通信コントローラ部24は信号RXに含
まれる信号を解析し、例えば信号RX内のID番号と自
らのID番号が一致した場合、その内容を読み込むとと
もにトランシーバ部23内のドライバ25を介して接続
配線C−H,C−Lに信号を出力する。信号RX内にス
リープ状態への移行信号が含まれていた場合、通信コン
トローラ部24は、信号SLPを出力してドライバ25
をスリープ状態へと移行させる。スリープ状態の間、ト
ランシーバ部23では、図示せぬバッテリ等の電流が消
費されない。一方、通信コントローラ部24には電流が
流れ、バッテリ等が消費される。
22を概略的に示している。この通信部22は、トラン
シーバ部23、及び通信コントローラ部24を有する。
図4に示すように、ネットワークと接続された接続配線
C−H,C−Lを介して供給された信号は、コンパレー
タCを介して、信号RXとして通信コントローラ部24
へ供給される。通信コントローラ部24は信号RXに含
まれる信号を解析し、例えば信号RX内のID番号と自
らのID番号が一致した場合、その内容を読み込むとと
もにトランシーバ部23内のドライバ25を介して接続
配線C−H,C−Lに信号を出力する。信号RX内にス
リープ状態への移行信号が含まれていた場合、通信コン
トローラ部24は、信号SLPを出力してドライバ25
をスリープ状態へと移行させる。スリープ状態の間、ト
ランシーバ部23では、図示せぬバッテリ等の電流が消
費されない。一方、通信コントローラ部24には電流が
流れ、バッテリ等が消費される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、スリープ状態においても通信コントローラ部24
には電流が流れ、バッテリの電力を消費する。自動車の
エンジンが非動作中にこのような状態が続くとバッテリ
の電圧が低下し、最悪の場合、エンジンを始動できなく
なる問題が発生する。したがって、エンジンの非動作中
においても消費電力を抑えることが可能な通信ユニット
が切望される。
うに、スリープ状態においても通信コントローラ部24
には電流が流れ、バッテリの電力を消費する。自動車の
エンジンが非動作中にこのような状態が続くとバッテリ
の電圧が低下し、最悪の場合、エンジンを始動できなく
なる問題が発生する。したがって、エンジンの非動作中
においても消費電力を抑えることが可能な通信ユニット
が切望される。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、エンジンの
非動作中においても制御ユニット内の消費電力を抑制で
きる通信部を提供しようとするものである。
れたものであり、その目的とするところは、エンジンの
非動作中においても制御ユニット内の消費電力を抑制で
きる通信部を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のトランシーバ回
路は、上記課題を解決するため、クロック信号を生成す
るクロック生成回路と、第1信号の内容を解析し、その
データに応じて第2信号及び第3信号を生成する制御部
と、を有する通信コントローラに信号配線からの入力信
号に応じた前記第1信号を供給するとともに前記通信コ
ントローラからの前記第2信号に応じて前記信号配線に
出力信号を供給するためのトランシーバ回路において、
前記第2信号に応じて前記信号配線に信号を供給する一
方、前記第3信号の論理レベルの変化に応じてスリープ
状態に移行するドライバと、前記第1,第3信号が供給
され、前記第3信号の論理レベルの変化に応じて前記通
信コントローラに第1論理レベルの制御信号を供給して
前記クロック生成回路をオフとする一方、前記第1信号
の論理レベルの変化に応じて前記通信コントローラに第
2論理レベルの前記制御信号を供給して前記クロック生
成回路をオンとする制御回路と、を具備することを特徴
とする。
路は、上記課題を解決するため、クロック信号を生成す
るクロック生成回路と、第1信号の内容を解析し、その
データに応じて第2信号及び第3信号を生成する制御部
と、を有する通信コントローラに信号配線からの入力信
号に応じた前記第1信号を供給するとともに前記通信コ
ントローラからの前記第2信号に応じて前記信号配線に
出力信号を供給するためのトランシーバ回路において、
前記第2信号に応じて前記信号配線に信号を供給する一
方、前記第3信号の論理レベルの変化に応じてスリープ
状態に移行するドライバと、前記第1,第3信号が供給
され、前記第3信号の論理レベルの変化に応じて前記通
信コントローラに第1論理レベルの制御信号を供給して
前記クロック生成回路をオフとする一方、前記第1信号
の論理レベルの変化に応じて前記通信コントローラに第
2論理レベルの前記制御信号を供給して前記クロック生
成回路をオンとする制御回路と、を具備することを特徴
とする。
【0009】更に、本発明に係る実施の形態には種々の
段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され
得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾
つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場
合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され
得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾
つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場
合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て、略同一の機能及び構成を有する構成要素について
は、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行
う。
て図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て、略同一の機能及び構成を有する構成要素について
は、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行
う。
【0011】図1は、本発明の実施形態に係る通信部1
を概略的に示している。この通信部1は、例えば図3に
示す制御ユニットの一部である。図1に示すように、通
信部1は、トランシーバ部2、通信コントローラ部3を
有する。トランシーバ部2は、信号配線上の信号を送受
信するためのトランシーバである。通信コントローラ部
3は、いわゆる通常のマイクロコンピュータにより形成
され、信号配線C−H,C−Lから供給された信号のパ
ケットの内容を解析し、トランシーバ部2を制御する。
この制御に応じてトランシーバ部2により、信号配線C
−H,C−Lに信号が供給される。
を概略的に示している。この通信部1は、例えば図3に
示す制御ユニットの一部である。図1に示すように、通
信部1は、トランシーバ部2、通信コントローラ部3を
有する。トランシーバ部2は、信号配線上の信号を送受
信するためのトランシーバである。通信コントローラ部
3は、いわゆる通常のマイクロコンピュータにより形成
され、信号配線C−H,C−Lから供給された信号のパ
ケットの内容を解析し、トランシーバ部2を制御する。
この制御に応じてトランシーバ部2により、信号配線C
−H,C−Lに信号が供給される。
【0012】トランシーバ部2において、図示せぬ共通
の信号配線と接続された接続配線C−H,C−Lはコン
パレータCに接続される。コンパレータCは、供給され
た信号に応じて信号RXを通信コントローラ部3に供給
する。通信コントローラ部3において、信号RXは制御
部3aに供給される。制御部3aは、例えば信号RX内
のパケットに含まれるデータのID番号が予め設定され
た自身のID番号と一致した場合、パケットの内容を受
信する。また、信号TXをドライバ4に供給する。この
信号TXに応じてドライバ4が制御される。
の信号配線と接続された接続配線C−H,C−Lはコン
パレータCに接続される。コンパレータCは、供給され
た信号に応じて信号RXを通信コントローラ部3に供給
する。通信コントローラ部3において、信号RXは制御
部3aに供給される。制御部3aは、例えば信号RX内
のパケットに含まれるデータのID番号が予め設定され
た自身のID番号と一致した場合、パケットの内容を受
信する。また、信号TXをドライバ4に供給する。この
信号TXに応じてドライバ4が制御される。
【0013】ドライバ4の出力端は、PMOSトランジ
スタM1,NMOSトランジスタM2のゲートにそれぞ
れ接続される。PMOSトランジスタM1のソースには
電源VCCが供給され、ドレインはダイオードD1を介
して接続配線C−Hに接続される。NMOSトランジス
タM2のソースは接地され、ドレインは接続配線C−L
に接続される。ドライバ4は、信号TXに応じてPMO
S,NMOSトランジスタM1,M2を制御し、信号配
線C−H,C−Lに信号を出力する。
スタM1,NMOSトランジスタM2のゲートにそれぞ
れ接続される。PMOSトランジスタM1のソースには
電源VCCが供給され、ドレインはダイオードD1を介
して接続配線C−Hに接続される。NMOSトランジス
タM2のソースは接地され、ドレインは接続配線C−L
に接続される。ドライバ4は、信号TXに応じてPMO
S,NMOSトランジスタM1,M2を制御し、信号配
線C−H,C−Lに信号を出力する。
【0014】上記制御部3aは、信号RX内のパケット
の内容にスリープ状態への移行コードが含まれている場
合、信号SLPをドライバ4に供給する。ドライバ4
は、信号SLPが供給されると、スリープ状態へと移行
する。スリープ状態では、コンパレータC等のようなト
ランシーバ部2の受信機能を有する部分のみが動作し、
その他の部分には電流が供給されない。
の内容にスリープ状態への移行コードが含まれている場
合、信号SLPをドライバ4に供給する。ドライバ4
は、信号SLPが供給されると、スリープ状態へと移行
する。スリープ状態では、コンパレータC等のようなト
ランシーバ部2の受信機能を有する部分のみが動作し、
その他の部分には電流が供給されない。
【0015】上記トランシーバ部2はクロック制御部5
を有しており、上記信号SLPがクロック制御部5内の
クロック制御回路部6に供給される。クロック制御回路
部6は、信号SLPが供給されると、通信コントローラ
部3内のクロック生成部3bに例えば信号PSの否定論
理(以下、/PSと記載する)を供給する。クロック生
成部3bは、例えばNAND素子等を用いて、この/P
S信号が供給されると、通信コントローラ部3へのクロ
ック信号の供給が停止されるように構成されている。し
たがって、/PSが供給されてクロック信号の供給が停
止することにより、通信コントローラ部3には電流が全
く流れない。
を有しており、上記信号SLPがクロック制御部5内の
クロック制御回路部6に供給される。クロック制御回路
部6は、信号SLPが供給されると、通信コントローラ
部3内のクロック生成部3bに例えば信号PSの否定論
理(以下、/PSと記載する)を供給する。クロック生
成部3bは、例えばNAND素子等を用いて、この/P
S信号が供給されると、通信コントローラ部3へのクロ
ック信号の供給が停止されるように構成されている。し
たがって、/PSが供給されてクロック信号の供給が停
止することにより、通信コントローラ部3には電流が全
く流れない。
【0016】例えば、他の電装機器等よりスリープ状態
からの復帰のスタートビット信号が接続配線C−H,C
−Lを介してコンパレータCに供給されると、その旨の
信号がコンパレータCから信号RXとして出力される。
クロック制御部5内のエッジ検出回路部7は、信号RX
内のスリープ状態からのスタートビットのエッジを検出
すると、検出した旨の信号をクロック制御回路部6に供
給する。これに応じて、クロック制御回路部6を介して
/PS信号が解除され、クロック生成回路3bからクロ
ック信号が供給され、通信コントローラ部3は通常の動
作状態へと復帰する。また、通信コントローラ部3は信
号SLPを介してドライバ4のスリープ状態を解除す
る。
からの復帰のスタートビット信号が接続配線C−H,C
−Lを介してコンパレータCに供給されると、その旨の
信号がコンパレータCから信号RXとして出力される。
クロック制御部5内のエッジ検出回路部7は、信号RX
内のスリープ状態からのスタートビットのエッジを検出
すると、検出した旨の信号をクロック制御回路部6に供
給する。これに応じて、クロック制御回路部6を介して
/PS信号が解除され、クロック生成回路3bからクロ
ック信号が供給され、通信コントローラ部3は通常の動
作状態へと復帰する。また、通信コントローラ部3は信
号SLPを介してドライバ4のスリープ状態を解除す
る。
【0017】なお、上記信号SLPが供給される信号配
線には、通信コントローラ部3が非動作状態の際にも論
理レベルが不定とならないように、一端が例えばVCC
と接続されたプルアップ抵抗Rが接続される。
線には、通信コントローラ部3が非動作状態の際にも論
理レベルが不定とならないように、一端が例えばVCC
と接続されたプルアップ抵抗Rが接続される。
【0018】図2は、図1に示す通信部1内の各部の電
圧を示すタイミングチャートである。図2に示すよう
に、通信コントローラ部3に信号RXが供給されてい
る。信号RXの供給が停止され、時刻T1からT2の間
で示されるように、通信コントローラ部3が信号RX内
にスリープ状態への移行コードが含まれていることを検
知すると、これに応じて、時刻T2において通信コント
ローラ部3はドライバ4に信号SLPを供給する。信号
SLPは、クロック制御回路部6にも供給され、クロッ
ク制御回路部6は、時刻T2において/PS信号をロー
レベルとして、通信コントローラ部2のクロック信号の
供給が停止される。
圧を示すタイミングチャートである。図2に示すよう
に、通信コントローラ部3に信号RXが供給されてい
る。信号RXの供給が停止され、時刻T1からT2の間
で示されるように、通信コントローラ部3が信号RX内
にスリープ状態への移行コードが含まれていることを検
知すると、これに応じて、時刻T2において通信コント
ローラ部3はドライバ4に信号SLPを供給する。信号
SLPは、クロック制御回路部6にも供給され、クロッ
ク制御回路部6は、時刻T2において/PS信号をロー
レベルとして、通信コントローラ部2のクロック信号の
供給が停止される。
【0019】時刻T3において、信号RX上への信号の
供給が再開すると、エッジ検出回路7は信号RXの立ち
下がりを検出し、その旨の信号をクロック制御回路部6
に供給する。これに応じて、クロック制御回路部6によ
り/PS信号がハイレベルとされ、通信コントローラ部
3でのクロック信号の供給が再開される。通信部1は、
通常の動作を行う。
供給が再開すると、エッジ検出回路7は信号RXの立ち
下がりを検出し、その旨の信号をクロック制御回路部6
に供給する。これに応じて、クロック制御回路部6によ
り/PS信号がハイレベルとされ、通信コントローラ部
3でのクロック信号の供給が再開される。通信部1は、
通常の動作を行う。
【0020】本発明の実施形態に係るトランシーバ部2
によれば、通信コントローラ部3からの信号SLPを、
ドライバ4に供給するとともにクロック制御回路部6に
供給する。クロック制御回路部6は、スリープ信号が供
給されると/PS信号をクロック生成回路3bに供給
し、クロック生成回路3bは、これに応じて通信コント
ローラ部3内へのクロック供給を停止する。このため、
スリープ状態の間、通信コントローラ部3には電流が供
給されず、バッテリの電力が消費されない。したがっ
て、例えばエンジンの非動作中等にバッテリの電圧が低
下することを防止できる。
によれば、通信コントローラ部3からの信号SLPを、
ドライバ4に供給するとともにクロック制御回路部6に
供給する。クロック制御回路部6は、スリープ信号が供
給されると/PS信号をクロック生成回路3bに供給
し、クロック生成回路3bは、これに応じて通信コント
ローラ部3内へのクロック供給を停止する。このため、
スリープ状態の間、通信コントローラ部3には電流が供
給されず、バッテリの電力が消費されない。したがっ
て、例えばエンジンの非動作中等にバッテリの電圧が低
下することを防止できる。
【0021】その他、本発明の思想の範疇において、当
業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るも
のであり、それら変更例及び修正例についても本発明の
範囲に属するものと了解される。
業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るも
のであり、それら変更例及び修正例についても本発明の
範囲に属するものと了解される。
【0022】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
通信部がスリープ状態の際の消費電力を低減可能なトラ
ンシーバを提供できる。
通信部がスリープ状態の際の消費電力を低減可能なトラ
ンシーバを提供できる。
【図1】本発明の実施形態に係る通信部を概略的に示す
図。
図。
【図2】図1に示す通信部内の各部の電圧を示すタイミ
ングチャート。
ングチャート。
【図3】従来の通信部を概略的に示す図。
【図4】通信ネットワークを車両に適用した例を示す
図。
図。
1…通信部、
2…トランシーバ部、
3…通信コントローラ部、
3a…クロック生成回路、
3b…制御部、
4…ドライバ、
5…クロック制御部、
6…クロック制御回路部、
7…エッジ検出回路部、
C−H,C−L…接続配線、
M1,M2…MOSトランジスタ、
D1,D2…ダイオード、
C…コンパレータ、
R…抵抗素子。
Claims (6)
- 【請求項1】クロック信号を生成するクロック生成回路
と、第1信号の内容を解析し、そのデータに応じて第2
信号及び第3信号を生成する制御部と、を有する通信コ
ントローラに信号配線からの入力信号に応じた前記第1
信号を供給するとともに前記通信コントローラからの前
記第2信号に応じて前記信号配線に出力信号を供給する
ためのトランシーバ回路において、 前記第2信号に応じて前記信号配線に信号を供給する一
方、前記第3信号の論理レベルの変化に応じてスリープ
状態に移行するドライバと、 前記第1,第3信号が供給され、前記第3信号の論理レ
ベルの変化に応じて前記通信コントローラに第1論理レ
ベルの制御信号を供給して前記クロック生成回路をオフ
とする一方、前記第1信号の論理レベルの変化に応じて
前記通信コントローラに第2論理レベルの前記制御信号
を供給して前記クロック生成回路をオンとする制御回路
と、 を具備することを特徴とするトランシーバ回路。 - 【請求項2】前記制御回路は、 前記ドライバがスリープ状態の間の前記第1信号のエッ
ジを検出し、第4信号を出力するエッジ検出回路と、 前記第4信号が供給され、この第4信号に応じて第2論
理レベルの前記制御信号を出力し、前記第3信号の論理
レベルの変化に応じて前記第1論理レベルの前記制御信
号を出力する生成回路と、 を具備することを特徴とする請求項1に記載のトランシ
ーバ回路。 - 【請求項3】前記制御回路は、前記第3信号を送信する
ための配線と接続されたプルアップ抵抗をさらに具備す
ることを特徴とする請求項2に記載のトランシーバ回
路。 - 【請求項4】前記信号配線は電圧値が相違する第5,第
6信号を送信するための第1,第2信号配線を具備し、
前記トランシーバ回路は、前記第5,第6信号を比較
し、その結果に応じて前記第1信号を出力する入力回路
部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の
トランシーバ回路。 - 【請求項5】前記トランシーバ回路は、前記信号配線を
介して相互に通信可能な、電装機器の動作を制御する制
御ユニット内に配設されることを特徴とする請求項1に
記載のトランシーバ回路。 - 【請求項6】前記信号配線には複数のトランシーバ回路
が接続され、前記複数のトランシーバ回路が相互に通信
可能な共通信号を送信するための共通信号配線であるこ
とを特徴とする請求項1に記載のトランシーバ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002069207A JP2003273941A (ja) | 2002-03-13 | 2002-03-13 | トランシーバ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002069207A JP2003273941A (ja) | 2002-03-13 | 2002-03-13 | トランシーバ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003273941A true JP2003273941A (ja) | 2003-09-26 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AT512704A3 (de) * | 2012-04-10 | 2015-09-15 | Huber Se | Vorrichtung mit einer Abscheidefläche und einem beweglichen Zusatzrost zum Entfernen von Siebgut aus einer strömenden Flüssigkeit |
-
2002
- 2002-03-13 JP JP2002069207A patent/JP2003273941A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT512704A3 (de) * | 2012-04-10 | 2015-09-15 | Huber Se | Vorrichtung mit einer Abscheidefläche und einem beweglichen Zusatzrost zum Entfernen von Siebgut aus einer strömenden Flüssigkeit |
AT512704B1 (de) * | 2012-04-10 | 2015-10-15 | Huber Se | Vorrichtung mit einer Abscheidefläche und einem beweglichen Zusatzrost zum Entfernen von Siebgut aus einer strömenden Flüssigkeit |
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