JP2003272603A - 電力貯蔵デバイスおよびこれに用いられるリードユニット - Google Patents
電力貯蔵デバイスおよびこれに用いられるリードユニットInfo
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Abstract
も製造が容易でかつ実装歩留まりの高い電力貯蔵デバイ
スを提供する。 【解決手段】 本発明のリードユニットは、絶縁樹脂板
2と、前記絶縁樹脂板の表面および裏面に積層され、少
なくとも第1および第2のリード1a、1からなるリー
ド対とを具備し、前記絶縁樹脂板は、前記第1および第
2のリード相互の間隔が所定の値となるように、前記第1
および第2のリードを一体的に保持してなることを特徴
とする。
Description
およびこれに用いられるリードユニットに関する。
られており、それに伴い、電力貯蔵デバイスとして、コ
ンデンサや電池など電力貯蔵デバイスに対しても小型
化、および軽量化への要求が高められてきている。たと
えば、小型軽量でかつ高容量で充放電可能な電池として
は、リチウム二次電池が実用化されるようになり、小型
ビデオカメラ、携帯電話、ノートパソコン等の携帯用電
子・通信機器等に広く用いられるようになってきてい
る。
物質としてリチウムイオンを吸蔵・脱離し得るカーボン
系材料を含浸してなる負極板と、正極活物質として、L
iNiO2などのリチウム含有金属酸化物を含浸してな
る正極板とを、セパレータを介して積層して巻回し、巻
回体を形成した後、正極板と負極板にそれぞれリードの
一端を溶接し、容器内に巻回体を収容し、リチウム塩を
溶解した電解液を充填したのち、容器の開口部を樹脂で
封止することによって形成されている。
に示すように、外装フィルムなどからなる容器100の
開口部を封止する際、開口部の所定の位置に1対のリー
ド102を配置し、接着性樹脂103を充填して一括シ
ールするという方法がとられている。しかしながら封止
に際し、熱量が大きすぎると外装フィルムとの短絡が生
じたり、熱量が小さすぎると密着不足となり、熱量の微
妙な調整が必要とされており、この封止工程における不
良が、製造歩留まり低下させる原因となっていた。
たリードを用いるという方法も提案されている。この方
法で用いられるリードは、図13に示すように、絶縁性
樹脂からなるテープ101で一部を被覆されている。こ
れは封止領域では、正極端子及び負極端子を構成する2
本のリードが極めて近接した状態になるのを防止し、短
絡を防ぐためである。従ってテープにはリード同士の短
絡を防ぐために、リード間隔を保持すべく、マージンが
設けられる。このため、リード幅3mm程度のリードを
1対配置するには11mm程度のリード配設幅が必要で
あった。
小型化に伴い、このマージンが微細化を阻む大きな問題
となってきている。また、小型化に伴い、1対のリード
は互いに近接する必要があるが、高精度に位置決めを行
うのは極めて困難であり、近接させると短絡の恐れが高
くなる。
いリードを高精度に位置決めするのが極めて困難であ
り、リード同士の短絡あるいは、リードと外装フィルム
との短絡を招くおそれがあった。
で、端子部の占有面積が小さく、小型化に際しても製造
が容易でかつ実装歩留まりの高い電力貯蔵デバイスを提
供することを目的とする。
ニットは、絶縁樹脂板と、前記絶縁樹脂板の表面および
裏面に積層され、少なくとも第1および第2のリードか
らなるリード対とを具備し、前記絶縁樹脂板は、前記第
1および第2のリード相互の間隔が所定の値となるよう
に、前記第1および第2のリードを一体的に保持してなる
ことを特徴とする。
に保持することができ、組み立てに際し、リード間距離
が狭い場合にもマージン部同士が重なったり、マージン
が非常に狭くなり、封止が困難になるという問題がなく
なり、実装歩留まりの向上を図ることが可能となる。ま
た、リードと保護回路などの周辺回路とのコネクタによ
る接続が容易となる。また、リード間隔が決定されてい
るため、取り扱いが容易で、実装の作業性が極めて良好
である。
と、前記架橋層の表面および裏面に前記第1および第2の
リードを接着する第1および第2の接着性樹脂層とを含む
ことを特徴とする。
脂層を用いてリードを固定すればよいため、リードと絶
縁性樹脂体との固着が容易となり、また、リードの(電
力貯蔵デバイス用)容器への封止に際しても、容器との
短絡が防止され、歩留まりの向上を図ることが可能とな
る。
ドは、前記絶縁樹脂板を介して互いに重なりあうように
配置されていることを特徴とする。
よいため占有面積の低減を図ることが可能となる。
脂層を用いてリードを固定すればよいため、リードと絶
縁性樹脂体との固着が容易となり、また、リードの(電
力貯蔵デバイス用)容器への封止に際しても、容器との
短絡が防止され、歩留まりの向上を図ることが可能とな
る。
のリードの端縁よりも突出してなることを特徴とする。
ド間には、より幅広の絶縁樹脂板が介在することにな
り、第1および第2のリード間の短絡を防ぐことが可能と
なる。
ードは、両端を除く表面を、第1および第2の絶縁層でそ
れぞれ被覆せしめられていることを特徴とする。
縁層が配せられているため、リードの(電力貯蔵デバイ
ス用)容器への封止に際して、容器との短絡がより確実
に防止され、歩留まりの向上を図ることが可能となる。
層は、それぞれ第3および第4の架橋層と、前記第3お
よび第4の架橋層間に介在せしめられ、前記第1および
第2のリードを固着する接着性樹脂層とを含むことを特
徴とする。
橋層が配せられているため、リードの(電力貯蔵デバイ
ス用)容器への封止に際して、容器との短絡がより確実
に防止され、歩留まりの向上を図ることが可能となる。
樹脂を含むことを特徴とする。
検出することができ、切断時あるいは、実装時の位置決
めの自動化が容易となる。
は、互いに異なる導電性材料からなることを特徴とす
る。
なるリードを用いる場合にも本発明によれば、あらかじ
め絶縁性樹脂体で固着しておくことができるため、実装
が極めて容易となる。
リードを含み、前記絶縁樹脂体を切断することにより、
第1および第2のリードとして1対づつが使用可能となる
ように構成されたことを特徴とする。
供給が容易となり、自動化が容易となる。
手方向に沿って連続的に形成されており、所定の位置で
切断可能に形成されていることを特徴とする。
造に際して、2本のリードを、絶縁性樹脂体を介して積
層した状態で、設ければよいのみであるため、実装に際
しても連続供給が容易となり、自動化が容易となる。
長手方向に沿って連続的に形成されており、所定の位置
で切断可能に形成されていることを特徴とする。
造に際して、2本のリードを、絶縁性樹脂体を介して積
層した状態で、設ければよいのみであるため、実装に際
しても連続供給が容易となり、自動化が容易となる。
に沿って連続的に形成され、前記第1および第2の絶縁層
は、所定の間隔で離間して配設せしめられており、前記
リード対は、前記第1および第2の絶縁層間で切断可能に
構成されていることを特徴とする。
板と、前記絶縁樹脂板の表面および裏面に、相互の間隔
が所定の値となるように、一体的に保持せしめられた第
1および第2のリードからなるリード対とを具備し、前記
第1および第2のリードの一端にそれぞれ電極を接続せ
しめられた電力貯蔵素子本体と、前記第1および第2の
リードの他端を接続端子として外部に露呈せしめるよう
に、前記絶縁樹脂体の周囲を含む、前記電力貯蔵素子本
体を収納する容器とを具備している。
合にも、マージン同士が重なったり、マージンが非常に
狭くなりシールが非常に難しくなるようなこともなく、
正極及び負極のリードをあらかじめ所定の間隔で固定し
ておき、封止すればよいため、小型化に際しても実装が
容易で歩留まりの高いものとなるまた保護回路などの周
辺回路との接続が容易でかつ占有面積の低減を図ること
が可能となる。
と、前記架橋層上に前記第1および第2のリードを固着
する接着性樹脂層とを具備し、前記架橋層は、前記封止
樹脂よりも分子量を大きくして耐熱性を高め熱による流
動を押さえるように構成されていることを特徴とする。
層は軟化することなくそのまま位置を保持されるため、
容器とリードの短絡は完全に防止され、更なる歩留まり
の向上を図ることが可能となる。
と、前記架橋層上に前記第1および第2のリードを固着
する第1および第2の接着性樹脂層とを具備し、前記架橋
層は、前記封止樹脂よりも分子量を大きくして耐熱性を
高め熱による流動を抑えるように構成されていることを
特徴とする。
ド間に位置する架橋層は軟化することなくそのまま位置
を保持されるため、リード間の短絡は完全に防止され、
更なる歩留まりの向上を図ることが可能となる。
と、同系統の樹脂材料で構成されていることを特徴とす
る。
が、同系統の樹脂材料で構成されているため、架橋層と
封止樹脂との密着性が良好でかつ熱膨張率も近いものと
なり、ひずみも低減され、歩留まりの更なる向上を図る
ことが可能となる。
は、互いに異なる導電性材料からなることを特徴とす
る。
なるリードを用いる場合にもあらかじめ絶縁性樹脂体で
固着しておくことができるため、実装が極めて容易とな
る。
よび第2のリードの一方と同電位となるように構成され
ていることを特徴とする。
方と同電位となるように構成されている場合、容器と他
方のリードが短絡すると、不良となり歩留まりが低下す
るが、かかる構成によれば、リード間隔が絶縁性樹脂体
で確保されているため、歩留まりの低下を防ぐことが可
能となる。
で構成されていることを特徴とする。
場合、特に封止領域で短絡が生じ易いが、第1および第
2のリードの間隔が高精度に維持されているため、歩留
まりの低下を防ぐことが可能となる。
いて説明する。このリードユニットは、図1に斜視図、
図2にリードユニットを含む縦断面図を示すように、長
さL1=20mm、幅W2=3mm、厚さt1=0.1
mmのアルミニウム製の平角導体からなる第1のリード
1aと、ニッケル製の平角導体からなる第2のリード1
bとからなる1対のリード対と、前記第1および第2の
リード1a、1b相互の位置を規定するように、前記第
1および第2のリードの間に挟まれ両者を支持するととも
に絶縁する幅広の絶縁樹脂板2と、前記第1および第2の
リードおよび前記絶縁樹脂板2の両端部を除く領域に配
設せしめられ、前記第1および第2のリードを前記絶縁樹
脂板2とともに、一体的に被覆する幅W3=5mm、長
さL3=7.5mmの絶縁樹脂体3とを具備してなるこ
とを特徴とする。
ロピレン製のテープからなる第1の架橋層2aと、この
第1の架橋層2aの表面および裏面に形成され、第1お
よび第2のリードを固着する酸変性ポリプロピレンから
なる接着性樹脂層2Sとで構成されている。
ロピレン製のテープからなる第3および第4の架橋層3
a、3bと、これらの間に介在せしめられ、第1および
第2のリードを固着する酸変性ポリプロピレンからなる
接着性樹脂層3Sとで構成されている。
レン製のテープからなる架橋層2aの相対向する面に接
着性樹脂層2Sをそれぞれ熱圧着してラミネートしたも
のを用意し、各接着性樹脂層面上に相対向するように第
1および第2のリード1a、1bを載置し、さらに熱圧
着して固着する。
テープからなる第3および第4の架橋層3a、3bの相
対向する面に接着性樹脂層3Sをそれぞれ熱圧着してラ
ミネートしたものを用意し、各接着性樹脂層面が第1お
よび第2のリード1a、1bを載置し、他方のテープの
接着性樹脂層面が内側にくるようにして、さらに熱圧着
して固着する。
を確実に絶縁樹脂体の厚さ分だけ保持することができ、
短絡不良をなくすことができる。また、リードが一体化
されているため、組み立てに際し、実装歩留まりの向上
を図ることが可能となる。このように、本発明のリード
ユニットによれば、リード間隔が決定されているため、
取り扱いが容易で、実装の作業性が極めて良好である。
次電池の実装に使用した例について説明する。このリチ
ウム二次電池は、図3(a)乃至(c)に示すように、
図1および図2に示したリードユニットの第1および第
2のリード1aおよび1bの一端を、接続端子として外
部に露呈せしめるように、絶縁樹脂体2とともに、電池
本体部を収納する外装フィルムからなる容器4の開口部
に配置し、封止樹脂によって前記容器4内に封止せしめ
られていることを特徴とする。ここで容器4は二軸延伸
ナイロンとアルミニウム箔と接着層5との3層構造とな
っており、接着層5としては酸変性ポリプロピレン樹脂
が使用される。図3(a)は斜視図、図3(b)はリー
ドユニットを含む縦断面図、図3(c)は図3(a)の
A−A断面図であるとともに図3(b)のA’−A’断
面図である。
してリチウムイオンを吸蔵・脱離し得るカーボン系材料
を含浸して形成した負極板6aと、正極活物質として、
多孔性芯体にリチウム含有金属酸化物を含浸してなる正
極板6bとを、セパレータ7を介して積層がなされる。
そしてこの積層体を巻回して巻回体を形成した後、正極
板6aと負極板6bにそれぞれリード1a、1bの一端
を溶接する。この後、二軸延伸ナイロンとアルミニウム
箔との2層構造体からなる可撓性の外装フィルムで形成
された外装容器4内に巻回体を収容する。そして、リチ
ウム塩を溶解した電解液(図示せず)を充填して、容器
の開口部に酸変性ポリプロピレン樹脂5を介して第3お
よび第4の架橋層3a、3bからなる絶縁性テープの装
着領域を封止することによって本発明のリチウム二次電
池が形成される。
ード対が第1の架橋層2であるポリプロピレンのテープ
間に酸変性ポリプロピレン樹脂からなる接着性樹脂で固
着されているため、封止に際してリード相互の位置ずれ
が生じることもなく、容易に信頼性の高い実装を行うこ
とが可能となる。
部を封止する際、開口部にリードユニットを配置し、酸
変性ポリプロピレン樹脂5を用いて、160℃に加熱し
封止がなされる。ここで160℃で封止しても短時間で
あるためテープの溶融は若干ですみ、テープが全体にわ
たって溶けることはない。
作製し、このリチウム二次電池の封止部の断面の状態を
観察および測定した。その結果、短絡不良もなく歩留ま
りも良好であった。また比較のために、図12に示した
従来の1本のリードを組み合わせて形成したリチウム二
次電池の封止部の断面の状態を観察および測定した。そ
の結果、歩留まりは低いものであった。
の実施の形態によれば、占有面積が小さく、不良率0で
あり、良好な組み立て結果を得ることができた。
うに際しても、リード対は絶縁樹脂体によって補強され
るとともに、相互の位置が絶縁固定されており、封止工
程における熱によってもこのテープは変形せず、リード
対をしっかりと保持することが出来るものと考えられ
る。
着するための封止樹脂と、第3および第4の架橋層とが
同一であるなしに限らず、封止工程における熱でテープ
が溶融することがあっても、第3および第4の架橋層を用
いることにより、分子が大きく流れにくいため短絡を防
ぐことができる。
た従来例の場合は、封止工程でリード線の樹脂同士が重
なりシール不良が生じたためと考えられる。
リードが積層構造であるため、占有幅が、従来例では前
述したように11mm程度必要であったのに対し、前記
実施の形態では同容量の電力貯蔵デバイスに必要なリー
ドの占有幅は5mm程度でよく、占有面積が大幅に低減
される。また封止工程において、マージン同士が重なっ
たり、間に隙間が生じたりして完全にうめきれず、密着
不足となったりすることもない。従って、良好な封止が
極めて容易に作業性よく達成され、製造歩留まりの向上
を図ることが可能となる。
支持体で補強した状態となるため、高精度に間隔維持を
なすことができ、小型化に際しても実装が容易で歩留ま
りの高いものとなる。また、リードの板厚を薄くするこ
とができることから、リード幅を小さくすることがで
き、また、パターン精度の向上を図ることが可能とな
る。さらにまた、使用時における熱によってもテープの
存在により、外装容器との短絡を防ぐことができる。
照射架橋した透明のポリプロピレン樹脂テープで構成し
たが、カーボンなどを添加してなるポリプロピレンテー
プで構成し黒色などの着色を付加するようにしてもよ
い。
るため、自動実装を行う際にも絶縁樹脂体の存在領域を
センサで容易に検出することができ、自動実装化が容易
となる。
として用いる方はアルミニウムなどが望ましく、負極端
子として用いる方は銅、ニッケル、ニッケルめっき銅、
アルミニウムなどの平角導体を用いるのが望ましい。ま
た、第1および第2のリードは、異なる材料で構成しても
よいが、同一材料で構成してもよい。
たリチウムイオン二次電池は、図4に断面図、図5
(a)、(b)に側面図および上面図を示すように専用
の(単端子)コネクタを用いて極めて効率よく装着する
ことができる。この専用コネクタは基板10表面に起立
され、相対向するように配置されたコンタクト部11
c、11dを含む第1および第2の導体端子11a、1
1bと、この周囲を囲むように形成された樹脂製パッケ
ージ12とで構成され、このコンタクト部11c、11
dは間隔がわずかに開くように弾性をもつように形成さ
れ、これらの間の隙間に前記リードユニットを挿入する
ことによって、リチウムイオン二次電池の電気的接続と
機械的固定が同時に達成できるようになっている。この
隙間の幅tはリードユニットの厚さよりも若干小さめに
設定される。また、1つの電池で二個所の電源として用
いる場合は、図6(a)、(b)に側面図および上面図
を示すように専用の2端子コネクタを用いて同様に接続
することができる。前記単端子コネクタと、異なるのは
導体端子対が21a、21bと22a、22bとの2対
で構成されている点である。23は樹脂製パッケージで
ある。さらにまた多数の電源として用いることも可能で
ある。図7(a)、(b)に側面図および上面図を示す
ように専用の2端子コネクタを用いて同様に接続するこ
とができる。前記単端子コネクタと、異なるのは導体端
子対が31a、31b〜36a、36bとの6対で構成
されている点である。38は樹脂製パッケージである。
明する。
ニットが、複数対のリード1a、1bを含み、前記絶縁
樹脂体を切断することにより、1対づつのリード対U
1,U2,U3…として個々に切断可能となるように構
成されたことを特徴とする。
態で説明したものと同様に形成されている。必要に応じ
て、絶縁樹脂体の切断領域に切断を容易にするための溝
Cを形成しておくようにしてもよい。
態による効果に加えて一括形成が可能であり、また搬送
や実装も容易となる。
ているが、この実施の形態では、図9に示すように、ユ
ニット間に相当する領域を大きくし、1ユニットが電池
の封止幅と同程度となるように形成されている。このリ
ードユニットによれば、電力貯蔵デバイスなどへの実装
に際し、絶縁樹脂体を切断して個々に分離することな
く、一体の状態のまま、実装し、最後に、分断するとい
う実装方法が可能であり、容易に信頼性の高い電池を得
ることが可能となる。
電池の製造方法について説明する。
離することなく、一体の状態のまま、実装し、各電極体
に各リードユニットのリードの1端を溶接する。
ト状の外装フィルム(外装容器)4で一体的に被覆した
後、境界部を熱により融着し、個々の領域に区分する。
この後、電解液を充填し、図10(b)に示すように、
外装容器4の開口部を熱融着し、一括封止する。そして
最後に、図10(c)に示すように、個々の電池に分離
する。
れたリードユニットを用いて一括実装及び封止し、最後
に切断分離することにより、極めて作業性よく、組み立
てを行うことが可能となる。また、実装に際して、連続
供給が容易となり、自動化が容易となる。
並列的に連続形成されたものについて説明したが、この
実施の形態では、図11に示すように、第1および第2
のリード1a、1bからなるリード対は、その長手方向
に沿って離間して配設せしめられた複数の絶縁樹脂体3
…を含み、絶縁樹脂体間で切断可能に構成されているこ
とを特徴とする。
造に際して、2本のリードを絶縁樹脂体を介して積層し
た状態で、所定の間隔で架橋層を設ければよいのみであ
るため、実装に際しても連続供給が容易となり、自動化
が容易となる。
の形態の場合と同様に、1対ごとに切断した状態で用い
るのが作業性が良好である。さらにまた、横方向にも多
数対配列して一括形成するようにしてもよい。
電池について説明したが、これに限定されることなく、
Ni−MH電池などのアルカリ電池など電池、あるいは
コンデンサなど他の電力貯蔵デバイスにも適用可能であ
る。
して酸変性ポリプロピレン樹脂を用いたが、これに限定
されることなく、ポリエチレンまたは酸変性ポリエチレ
ン、アイオノマーなども使用可能である。さらにまた、
架橋層についても、酸変性ポリプロピレン樹脂、ポリエ
チレンまたは酸変性ポリエチレン、アイオノマーなどが
使用可能である。また接着性樹脂と架橋層とは同系の樹
脂を使用するのが望ましい。
ットによれば、少なくとも一対のリードが絶縁樹脂体を
介して積層構造を成すように配置せしめられ、前記リー
ド相互の間隔が一定の値となるように、前記リードを一
体的に保持する絶縁樹脂体とを具備しているため、リー
ド間隔を高精度に保持することができ、組み立てに際
し、リード間距離が狭い場合にもマージン部同士が重な
ったり、マージンが非常に狭くなり、封止が困難になる
という問題がなくなり、実装歩留まりの向上を図ること
が可能となる。また、リード間隔が決定されているた
め、取り扱いが容易で、実装の作業性が極めて良好であ
る。
示す斜視図である。
示す断面図である。
用いて形成したリチウム二次電池を示す図である。
用いて形成したリチウム二次電池を実装するためのコネ
クタを示す断面図である。
示す図である。
示す図である。
を用いたリチウム二次電池の実装工程を示す断面図であ
る。
を示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 絶縁樹脂板と、 前記絶縁樹脂板の表面および裏面に積層され、少なくと
も第1および第2のリードからなるリード対とを具備
し、 前記絶縁樹脂板は、前記第1および第2のリード相互の
間隔が所定の値となるように、前記第1および第2のリー
ドを一体的に保持してなることを特徴とするリードユニ
ット。 - 【請求項2】 前記絶縁樹脂板は、架橋層と、前記架橋
層の表面および裏面に前記第1および第2のリードを接着
する第1および第2の接着性樹脂層とを含むことを特徴と
する請求項1に記載のリードユニット。 - 【請求項3】 前記第1および第2のリードは、前記絶縁
樹脂板を介して互いに重なりあうように配置されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のリードユニ
ット。 - 【請求項4】 前記絶縁樹脂板は、前記一対のリードの
端縁よりも突出してなることを特徴とする請求項1乃至
3のいずれかに記載のリードユニット。 - 【請求項5】 前記第1および第2のリードは、両端を
除く表面を第1および第2の絶縁層でそれぞれ被覆せしめ
られていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
に記載のリードユニット。 - 【請求項6】 前記第1および第2の絶縁層は、それぞれ
第3および第4の架橋層と、前記第3および第4の架橋
層間に介在せしめられ、前記第1および第2のリードを固
着する接着性樹脂層とを含むことを特徴とする請求項5
に記載のリードユニット。 - 【請求項7】 前記第1および第2のリードは、互いに
異なる導電性材料からなることを特徴とする請求項1乃
至6のいずれかに記載のリードユニット。 - 【請求項8】 1枚の絶縁樹脂体に、所定の間隔を隔て
て複数対のリードが配列されており、 前記絶縁樹脂体を切断することにより、 前記第1および第2のリードとして一対づつが使用可能と
なるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至7
のいずれかに記載のリードユニット。 - 【請求項9】 前記リード対は、その長手方向に沿って
連続的に形成されており、所定の位置で切断可能に形成
されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
に記載のリードユニット。 - 【請求項10】 前記リード対は、その長手方向に沿っ
て連続的に形成され、前記第1および第2の絶縁層は、所
定の間隔で離間して配設せしめられており、前記リード
対は、前記第1および第2の絶縁層間で切断可能に構成さ
れていることを特徴とする請求項至5のいずれかに記載
のリードユニット。 - 【請求項11】 絶縁樹脂板と、前記絶縁樹脂板の表面
および裏面に、相互の間隔が所定の値となるように、一
体的に保持せしめられた第1および第2のリードからなる
リード対とを具備し、前記第1および第2のリードの一
端にそれぞれ電極を接続せしめられた電力貯蔵素子本体
と、 前記第1および第2のリードの他端を接続端子として外
部に露呈せしめるように、前記絶縁樹脂体の周囲を含
む、前記電力貯蔵素子本体を収納する容器とを具備し、 封止樹脂によって前記容器内に封止せしめられているこ
とを特徴とする電力貯蔵装置。 - 【請求項12】 前記絶縁樹脂体は、架橋層と、前記架
橋層上に前記第1および第2のリードを固着する第1お
よび第2の接着性樹脂層とを具備し、 前記架橋層は、前記封止樹脂よりも耐熱性が高くなるよ
うに構成されていることを特徴とする請求項11に記載
の電力貯蔵装置。 - 【請求項13】 前記架橋層は、前記封止樹脂よりも耐
熱性が高い、同系統の樹脂材料で構成されていることを
特徴とする請求項12に記載の電力貯蔵装置。 - 【請求項14】 前記第1および第2のリードは、互い
に異なる導電性材料からなることを特徴とする請求項1
1乃至13のいずれかに記載の電力貯蔵装置。 - 【請求項15】 前記容器は、前記第1および第2のリ
ードの一方と同電位となるように構成されていることを
特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の電力
貯蔵装置。 - 【請求項16】 前記容器は、可撓性フィルムで構成さ
れていることを特徴とする請求項11乃至15のいずれ
かに記載の電力貯蔵装置。
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-
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- 2002-03-13 JP JP2002068915A patent/JP4224671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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