JP2003272276A - フレキシブルディスクドライブ - Google Patents

フレキシブルディスクドライブ

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JP2003272276A
JP2003272276A JP2002079027A JP2002079027A JP2003272276A JP 2003272276 A JP2003272276 A JP 2003272276A JP 2002079027 A JP2002079027 A JP 2002079027A JP 2002079027 A JP2002079027 A JP 2002079027A JP 2003272276 A JP2003272276 A JP 2003272276A
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JP
Japan
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carriage
flexible disk
disk drive
magnetic head
carriage assembly
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Application number
JP2002079027A
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English (en)
Inventor
Hisateru Komatsu
久輝 小松
Makoto Konno
誠 今野
Makoto Takahashi
誠 高橋
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少製造工数かつ低コストで製造でき、データ
の読み書き精度に優れ、小型かつ軽量なフレキシブルデ
ィスクドライブを提供する。 【解決手段】 下側および上側磁気ヘッドをフレキシブ
ルディスクに対して所定の半径方向に沿って移動可能に
支持するキャリッジアセンブリ15のうちの上側キャリ
ッジ65U、75Uは、弾性を有する板金製である。上
側キャリッジ65U、75Uを下側キャリッジに対して
回動開閉可能に支持するヒンジ部656、756は、上
側キャリッジ65U、75Uの一部によって形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルディ
スクドライブに関し、特に、そのキャリッジアセンブリ
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フレキシブルディスクド
ライブ(以下、「FDD」とも略称する。)は、それに
挿入されたフレキシブルディスク(以下、「FD」とも
略称したり、「メディア」とも称する。)の円板状磁気
記録媒体に対してデータの記録再生を行うための装置で
ある。そして、このようなフレキシブルディスクドライ
ブは、ラップトップ・パソコンやノート型パソコン、あ
るいはノート型ワープロ等の携帯型電子機器に搭載され
る。
【0003】この種のフレキシブルディスクドライブ
は、フレキシブルディスクの磁気記録媒体に対してデー
タの読出し/書込みを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッ
ドをフレキシブルディスクに対して所定の半径方向に沿
って移動可能に先端で支持するキャリッジアセンブリ
と、このキャリッジアセンブリを上記所定の半径方向に
沿って移動させるステッピングモータと、フレキシブル
ディスクを保持しつつ磁気記録媒体を回転駆動するスピ
ンドルモータ等のDD(ダイレクトドライブ)モータと
を有している。
【0004】次に、図1および図2を参照して、上記提
案したフレーム構造を有する3.5インチ型フレキシブ
ルディスクドライブについて説明する。図1は分解斜視
図、図2は前面側からみた斜視図である。
【0005】図示のフレキシブルディスクドライブは、
3.5インチ型フレキシブルディスク(後述する)を駆
動するための装置である。挿入されたフレキシブルディ
スクは、図1および図2の矢印Aに示す方向からフレキ
シブルディスクドライブ中に挿入される。挿入されたフ
レキシブルディスクは、ディスクテーブル11上に、そ
の回転軸11aとフレキシブルディスクの中心軸とが一
致した状態で保持される。後述するように、ディスクテ
ーブル11はメインフレーム13の表面上で回転自在に
支持されている。したがって、ディスクテーブル11の
回転軸11aの軸方向Bは、メインフレーム13の厚み
方向と平行に成っている。ディスクテーブル11は、後
述するようにメインフレーム13の凹部に設けられたス
ピンドルモータ(DDモータ)300によって回転駆動
され、これによってフレキシブルディスクの磁気記録媒
体が回転する。また、メインフレーム13の裏面には、
多数の電子部品が搭載されたプリント配線基板(図示せ
ず)が取り付けられている。
【0006】フレキシブルディスクドライブは、フレキ
シブルディスクの磁気記録媒体に対してデータの読出し
/書込みを行うための上下一対の磁気ヘッド14(上側
磁気ヘッドのみを図示する)を備えている。磁気ヘッド
14は、フレキシブルディスクドライブの背面側に設け
られたキャリッジアセンブリ15にその先端で支持され
ている。即ち、キャリッジアセンブリ15は、上側磁気
ヘッド14を支持する樹脂製の上側キャリッジ15Uと
下側磁気ヘッドを支持する同じく樹脂製の下側キャリッ
ジ15Lとを有する。キャリッジアセンブリ15は、メ
インフレーム13の表面上で後述するようにメインフレ
ーム13から離隔して配置されており、磁気ヘッド14
をその先端でフレキシブルディスクに対して所定の半径
方向(図1および図2の矢印Cで示す方向)に沿って移
動可能に支持している。
【0007】また、メインフレーム13の背面側の側壁
131には、ステッピングモータ16が固定されてい
る。ステッピングモータ16はキャリッジアセンブリ1
5を所定の半径方向Cに沿ってリニアに駆動する。詳細
に説明すると、ステッピングモータ16は所定の半径方
向Cと平行に延在する回転軸(駆動軸)161を有し、
このリードスクリュー161には雄ネジが切られてい
る。このリードスクリュー161の先端161aは、メ
インフレーム13の表面から切り起こしにより立設され
た曲げ部132に空けられた穴132aを貫通し、スチ
ールボール162が設けられる。この穴132aとスチ
ールボール162とによって、リードスクリュー161
は所定の半径方向Cと平行に延在するように規制され、
かつその先端161aは回転可能に保持される。
【0008】一方、キャリッジアアセンブリ15は、下
側キャリッジ15Lには、リードスクリュー161まで
延在するように圧入によって突起としての金属製のピン
151が取り付けられている。ピン151は、リードス
クリュー161のネジ谷に係合する。一方、このピン1
51と実質的に平行に下側キャリッジ15Lから板バネ
状のスクリューホルダ155が延在している。即ち、ピ
ン151とスクリューホルダ155とによってステッピ
ングモータ16のリードスクリュー161を挟んでい
る。
【0009】したがって、ステッピングモータ16のリ
ードスクリュー161が回転すると、このピン151の
ピン151がリードスクリュー161の雄ネジの谷の部
分に沿って動かされ、これによってキャリッジアセンブ
リ15自体が所定の半径方向Cに沿って移動する。とに
かく、ステッピングモータ16はキャリッジアセンブリ
15を所定の半径方向Cに沿ってリニアに移動させるた
めの駆動手段として働く。
【0010】ステッピングモータ16のリードスクリュ
ー161がキャリッジアセンブリ15の一方の側に設け
られているので、キャリッジアセンブリ15の一方の側
はこのリードスクリュー161によってメインフレーム
13から離隔した状態で、移動可能に支持される。しか
しながら、このリードスクリュー161による支持だけ
では、キャリッジアセンブリ15全体をメインフレ−ム
13の表面から離隔した配置することはできない。その
ため、ガイドバー17によって、キャリッジアセンブリ
15の他方の側でキャリッジアセンブリ15を支持しな
がら案内する。ガイドバー17はキャリッジアセンブリ
15を間に挟んで、ステッピングモータ16のリードス
クリュー161とは逆側に設けられている。ガイドバー
17は所定の半径方向Cに対して平行に延在し、メイン
フレーム13の表面上で一端171および他端172が
後述するように固定され、キャリッジアセンブリ15を
所定の半径方向Cに沿って案内する。これによって、キ
ャリッジアセンブリ15全体がメインフレーム13の表
面から離隔して配置される。
【0011】尚、キャリッジアセンブリ15からこのガ
イドバー17側へフレキシブル・プリンテッド・ケーブ
ル(FPC)152が延在しており、このFPC152
はメインフレーム13の裏面に取り付けられたメインプ
リント配線基板(後述する)に電気的に接続される。
【0012】ガイドバー17はメインフレーム13の表
面でガイドバークランプ18によって挟持されている。
ガイドバークランプ18はその中央部でメインフレーム
13の表面にバインド子ネジ19によって固定されてい
る。詳細に説明すると、ガイドバークランプ18はガイ
ドバー17より少しだけ長い矩形固定部材180を有
し、矩形固定部材180のほぼ中央にはバインド子ネジ
19のネジ軸190が通過できる程度の穴180aが穿
設されている。矩形固定部材180の一端180bおよ
び他端180cからは、それぞれ、ガイドバー17の一
端171および他端172を挟持するための一対のアー
ム181および182が延在している。
【0013】ガイドバークランプ18は単にガイドバー
17を挟持しているだけなので、これだけではガイドバ
ー17をメインフレーム13の表面に固定することはで
きない。このために、ガイドバー17の両端171およ
び172の位置を規制するための一対の位置決め部材が
必要である。この一対の位置決め部材としては、メイン
フレーム13の一部をメインフレーム13の表面側に切
り起こして形成した一対の曲げ部201および202を
使用している。
【0014】キャリッジアセンブリ15の下側キャリッ
ジ15Lは、キャリッジアセンブリ15をガイドバー1
7に沿って摺動可能に支持する支持枠としても働く。下
側キャリッジ15Lはガイドバー17側へ突出した突出
部(図示せず)を有し、この突出部中にガイドバー17
が摺動可能に嵌入されている。
【0015】図3は、キャリッジアセンブリ15の詳細
を示す斜視図である。図1〜図3を参照して、キャリッ
ジアセンブリ15はさらに、上側キャリッジ15Uを下
側キャリッジ15Lに対して回動開閉可能に支持する板
バネ状のヒンジ部156と、ヒンジ部156の一端を下
側キャリッジ15Lに対して2本のネジを用いて固定す
る板金製のキャリッジプレート157と、一端がキャリ
ッジプレート157を介して下側キャリッジ15Lに固
定されると共に他端が上側キャリッジ15Uを押下する
ことで上側磁気ヘッド14を磁気記録媒体に対して所定
の荷重で押し付ける巻きバネ状のヘッドローダ158と
を有している。
【0016】フレキシブルディスクドライブは、イジェ
クトプレート21とディスクホルダ22とをさらに有す
る。メインフレーム13、イジェクトプレート21、お
よびディスクホルダ22は、金属板に打抜き加工、プレ
ス加工、曲げ加工等を施すことにより形成される。
【0017】また、ディスクホルダ22は、その挿入方
向Aの奥側中央部に、キャリッジアセンブリ15の上側
キャリッジ15Uと対応する位置に、所定の半径方向C
に延在した略矩形状の開口部224が設けられている。
この開口部224を囲むように、その周囲にディスクホ
ルダ22の主表面220から上方に盛り上がった、略U
字形状の盛り上がり縁225が形成されている。一方、
キャリッジアセンブリ15は、側方に延びる一対の側方
アーム153を備え、この側方アーム153は盛り上が
り縁225の上に位置する。後述するように、フレキシ
ブルディスクがディスクホルダ22からイジェクトされ
た状態では、この側方アーム153が盛り上がり縁22
5と係合し、これによって上下一対の磁気ヘッド14同
士が互いに離される。さらに、ディスクホルダ22は、
その挿入方向Aの奥側で開口部224から右よりに、後
述するイジェクトレバーのレバー部の回動を許すような
形状の開口部226も有している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】下側キャリッジ15L
および上側キャリッジ15Uは、樹脂製である。一方、
ヒンジ部156は弾性を有する板金製であり、キャリッ
ジプレート157板金製であり、ヘッドローダ158は
板金製であり、そして、スクリューホルダ155は弾性
を有する板金製であり、金属製であり、異種材質の部品
間は、ネジ留め等によって取り付けられている。即ち、
従来のフレキシブルディスクドライブは、異種素材から
なる部品を必要としていると共に、ネジ留め作業等が必
要であるため、製造工数が多く、かつ、製造コストが高
い。また、樹脂製のキャリッジアセンブリは、その寸法
を正確に射出成形することが比較的困難である。さら
に、樹脂製部品の剛性を考慮するとある程度の寸法が必
要であるため、フレキシブルディスクドライブの小型化
や軽量化に不利である。
【0019】それ故、本発明の課題は、少製造工数かつ
低コストで製造できるフレキシブルディスクドライブを
提供することである。
【0020】本発明の他の課題は、データの読み書き精
度に優れたフレキシブルディスクドライブを提供するこ
とである。
【0021】本発明のさらに他の課題は、小型かつ軽量
なフレキシブルディスクドライブを提供することであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、フレキ
シブルディスクの磁気記録媒体の両板面に対してデータ
の読出し/書込みを行う下側および上側磁気ヘッドと、
前記下側および前記上側磁気ヘッドをフレキシブルディ
スクに対して所定の半径方向に沿って移動可能に支持す
るキャリッジアセンブリ(15)と、前記キャリッジア
センブリを前記所定の半径方向に沿って移動させるステ
ッピングモータ(16)とを有し、前記キャリッジアセ
ンブリは、前記下および前記上磁気ヘッドをそれぞれ支
持する下側および上側キャリッジ(15L、15U)
と、前記上側キャリッジを前記下側キャリッジに対して
回動開閉可能に支持する板バネ状のヒンジ部(656、
756)とを備えているフレキシブルディスクドライブ
において、前記上側キャリッジは、弾性を有する板金製
であり、前記ヒンジ部は、前記上側キャリッジの一部に
よって形成されていることを特徴とするフレキシブルデ
ィスクドライブが得られる。
【0023】本発明によればまた、フレキシブルディス
クの磁気記録媒体の両板面に対してデータの読出し/書
込みを行う下側および上側磁気ヘッドと、前記下側およ
び前記上側磁気ヘッドをフレキシブルディスクに対して
所定の半径方向に沿って移動可能に支持するキャリッジ
アセンブリ(15)と、前記キャリッジアセンブリを前
記所定の半径方向に沿って移動させるステッピングモー
タ(16)とを有し、前記キャリッジアセンブリは、前
記下および前記上磁気ヘッドをそれぞれ支持する下側お
よび上側キャリッジ(15L、15U)と、前記上側キ
ャリッジを前記下側キャリッジに対して回動開閉可能に
支持する板バネ状のヒンジ部(656、756)と、前
記上側磁気ヘッドを磁気記録媒体に対して押し付ける弾
性を有するヘッドローダとを備えているフレキシブルデ
ィスクドライブにおいて、前記上側キャリッジは、弾性
を有する板金をプレス加工して成り、前記ヒンジ部は、
前記上側キャリッジの一部によって形成されていると共
に、前記ヘッドローダとしても機能することを特徴とす
るフレキシブルディスクドライブが得られる。
【0024】本発明によればさらに、フレキシブルディ
スクの磁気記録媒体の両板面に対してデータの読出し/
書込みを行う下側および上側磁気ヘッドと、前記下側お
よび前記上側磁気ヘッドをフレキシブルディスクに対し
て所定の半径方向に沿って移動可能に支持するキャリッ
ジアセンブリ(15)と、前記キャリッジアセンブリを
前記所定の半径方向に沿って移動させるステッピングモ
ータ(16)とを有し、前記ステッピングモータは、雄
ネジ状を呈するリードスクリュー(161)を備えてお
り、前記キャリッジアセンブリは、前記下および前記上
磁気ヘッドをそれぞれ支持する下側および上側キャリッ
ジ(15L、15U)と、前記リードスクリューのネジ
谷に係合する突起(151)と、前記リードスクリュー
をその回動を許しつつ前記突起に向かって押し付ける板
バネ状のスクリューホルダ(755)とを備えているフ
レキシブルディスクドライブにおいて、前記下側および
前記上側キャリッジのうちの第1のキャリッジ(75
U)は、弾性を有する板金をプレス加工して成り、前記
スクリューホルダは、前記第1のキャリッジの一部によ
って形成されていることを特徴とするフレキシブルディ
スクドライブが得られる。
【0025】また、本発明によれば、フレキシブルディ
スクの磁気記録媒体の両板面に対してデータの読出し/
書込みを行う下側および上側磁気ヘッドと、前記下側お
よび前記上側磁気ヘッドをフレキシブルディスクに対し
て所定の半径方向に沿って移動可能に支持するキャリッ
ジアセンブリ(15)と、前記キャリッジアセンブリを
前記所定の半径方向に沿って移動させるステッピングモ
ータ(16)とを有し、前記ステッピングモータは、雄
ネジ状を呈するリードスクリュー(161)を備えてお
り、前記キャリッジアセンブリは、前記リードスクリュ
ーのネジ谷に係合する突起(151)と、前記リードス
クリューをその回動を許しつつ前記突起に向かって押し
付ける板バネ状のスクリューホルダ(755)と、前記
下および前記上磁気ヘッドをそれぞれ支持する下側およ
び上側キャリッジ(15L、15U)と、前記上側キャ
リッジを前記下側キャリッジに対して回動開閉可能に支
持する板バネ状のヒンジ部(656、756)と、前記
上側磁気ヘッドを磁気記録媒体に対して押し付ける弾性
を有するヘッドローダとを備えているフレキシブルディ
スクドライブにおいて、前記上側キャリッジ(75U)
は、弾性を有する板金をプレス加工して成り、前記スク
リューホルダ(755)は、前記上側キャリッジの一部
によって形成されており、前記ヒンジ部(756)は、
前記上側キャリッジの一部によって形成されていると共
に、前記ヘッドローダとしても機能することを特徴とす
るフレキシブルディスクドライブが得られる。
【0026】尚、上記括弧内の参照符号は、理解を容易
にするために付したものであり、一例に過ぎず、これら
に限定されないのは勿論である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
フレキシブルディスクドライブについて詳細に説明す
る。
【0028】[実施の形態1]本発明の実施の形態1に
よるフレキシブルディスクドライブは、図1〜図3に示
した従来のフレキシブルディスクドライブと同様に、フ
レキシブルディスクの磁気記録媒体の両板面に対してデ
ータの読出し/書込みを行う下側および上側磁気ヘッド
と、下側および前記上側磁気ヘッドをフレキシブルディ
スクに対して所定の半径方向に沿って移動可能に支持す
るキャリッジアセンブリと、キャリッジアセンブリを所
定の半径方向に沿って移動させるステッピングモータ
と、フレキシブルディスクの挿入/排出や挿入されたフ
レキシブルディスクの保持等をなすディスクホルダとを
有している。キャリッジアセンブリは、下および上磁気
ヘッドをそれぞれ支持する下側および上側キャリッジ
と、上側キャリッジを下側キャリッジに対して回動開閉
可能に支持する板バネ状のヒンジ部と、ヒンジ部の一端
を下側キャリッジに対してネジを用いるなどして固定す
るキャリッジプレート部と、一端がキャリッジプレート
部を介して下側キャリッジに固定されると共に他端が上
側磁気ヘッドを磁気記録媒体に対して所定の荷重で押し
付ける弾性を有するヘッドローダと、ディスクホルダに
係合することで、上側キャリッジの開閉動作をなす側方
アームとを備えている。
【0029】図4(a)および(b)は、本発明の実施
の形態1によるフレキシブルディスクドライブに用いら
れる上側キャリッジを示している。図4(a)および
(b)を参照して、上側キャリッジ65Uは、例えばS
ECC材板金をプレス加工してなり、弾性を有してい
る。上側キャリッジ65Uは、板金製であるため、上側
磁気ヘッド14に接続された信号ケーブル等をフレキシ
ブルディスクドライブ内外からのノイズからシールドす
る機能をも奏する。
【0030】上側キャリッジ65Uは、一対の側方アー
ム653と、ヒンジ部656と、キャリッジプレート部
657とを備えている。即ち、側方アーム653、ヒン
ジ部656、およびキャリッジプレート部657は、上
側キャリッジ65Uの一部によって形成されている。詳
しくは、側方アーム653は、上側キャリッジ65Uの
側方に延在し、さらに下方に曲面凸状に絞り加工によっ
て突出している。このため、ディスクホルダの板面を低
摩擦で摺動可能である。ヒンジ部656は、上側キャリ
ッジ65Uの長手方向の中央に位置し、図4(b)から
明らかなように屈曲した形状を呈している。キャリッジ
プレート部657は、上側キャリッジ65Uの一端部に
形成されており、上側キャリッジ65Uを下側キャリッ
ジにネジ留めするための孔部を備えている。
【0031】ヒンジ部656はまた、プレス加工の際の
曲げ角度および幅等が調整されることによって、所定の
荷重で上側磁気ヘッド14をフレキシブルディスクに押
し付けるためのヘッドローダとしても機能する。
【0032】[実施の形態2]本発明の実施の形態2に
よるフレキシブルディスクドライブは、図1〜図3に示
した従来のフレキシブルディスクドライブと同様に、フ
レキシブルディスクの磁気記録媒体の両板面に対してデ
ータの読出し/書込みを行う下側および上側磁気ヘッド
と、下側および前記上側磁気ヘッドをフレキシブルディ
スクに対して所定の半径方向に沿って移動可能に支持す
るキャリッジアセンブリと、キャリッジアセンブリを所
定の半径方向に沿って移動させるステッピングモータ
と、フレキシブルディスクの挿入/排出や挿入されたフ
レキシブルディスクの保持等をなすディスクホルダとを
有している。ステッピングモータは、雄ネジ状を呈する
リードスクリューを備えている。キャリッジアセンブリ
は、下および上磁気ヘッドをそれぞれ支持する下側およ
び上側キャリッジと、上側キャリッジを下側キャリッジ
に対して回動開閉可能に支持する板バネ状のヒンジ部
と、ヒンジ部の一端を下側キャリッジに対してネジを用
いるなどして固定するキャリッジプレート部と、一端が
キャリッジプレート部を介して下側キャリッジに固定さ
れると共に他端が上側磁気ヘッドを磁気記録媒体に対し
て所定の荷重で押し付ける弾性を有するヘッドローダ
と、ディスクホルダに係合することで、上側キャリッジ
の開閉動作をなす側方アームと、リードスクリューのネ
ジ谷に係合する突起と、リードスクリューをその回動を
許しつつ突起に向かって押し付ける板バネ状のスクリュ
ーホルダとを備えている。
【0033】図5は、本発明の実施の形態2によるフレ
キシブルディスクドライブに用いられる上側キャリッジ
を示している。図5を参照して、上側キャリッジ75U
は、例えばSECC材板金をプレス加工してなり、弾性
を有している。上側キャリッジ75Uは、板金製である
ため、上側磁気ヘッドに接続された信号ケーブル等をフ
レキシブルディスクドライブ内外からのノイズからシー
ルドする機能をも奏する。
【0034】上側キャリッジ75Uは、一対の側方アー
ム753と、ヒンジ部756と、キャリッジプレート部
757と、スクリューホルダ755とを備えている。即
ち、側方アーム753、ヒンジ部756、キャリッジプ
レート部757、およびスクリューホルダ755は、上
側キャリッジ75Uの一部によって形成されている。詳
しくは、側方アーム753は、上側キャリッジ75Uの
側方に延在し、さらに下方に曲面凸状に絞り加工によっ
て突出している。このため、ディスクホルダの板面を低
摩擦で摺動可能である。ヒンジ部756は、上側キャリ
ッジ75Uの長手方向の中央に位置している。キャリッ
ジプレート部757は、上側キャリッジ75Uの一端部
に形成されており、上側キャリッジ75Uを下側キャリ
ッジにネジ留めするための孔部を備えている。スクリュ
ーホルダ755は、上側キャリッジ75Uの側方に延在
し、さらにその先端部が上方に反っている。このため、
回転するリードスクリューの周面に対して低摩擦で摺動
可能である。
【0035】尚、スクリューホルダのみを下側および上
側キャリッジの一方の一部によって形成するのであれ
ば、スクリューホルダは、下側キャッリッジの一部によ
って形成してもよい。ただし、この場合には、下側キャ
ッリッジを弾性を有する板金によって形成すべきであ
る。
【0036】本発明は上述した実施の形態に限定せず、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変形が
可能なのは勿論である。
【0037】
【発明の効果】本発明によるフレキシブルディスクドラ
イブは、少製造工数かつ低コストで製造でき、データの
読み書き精度に優れ、小型かつ軽量である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフレキシブルディスクドライブの要部を
示す分解斜視図である。
【図2】図1に示したフレキシブルディスクドライブを
斜め前方から見た概略斜視図である。
【図3】図1に示したフレキシブルディスクドライブの
キャリッジアセンブリを示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1によるフレキシブルディ
スクドライブに用いられる上側キャリッジを示す図であ
り、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2によるフレキシブルディ
スクドライブに用いられる上側キャリッジを示す斜視図
である。
【符号の説明】
13 メインフレーム 14 磁気ヘッド 15 キャリッジアセンブリ 15L 下側キャリッジ 15U、65U、75U 上側キャリッジ 16 ステッピングモータ 17 ガイドバー 22 ディスクホルダ 151 ピン 152 フレキシブル・プリンテッド・ケーブル(F
PC) 153、653、753 側方アーム 155、755 スクリューホルダ 156、656、756 ヒンジ部 157、657、757 キャリッジプレート 158 ヘッドローダ 161 リードスクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 誠 山形県山形市立谷川1丁目1059番地の5 山形ミツミ株式会社内 Fターム(参考) 5D039 AA01 BA01 BB02 BC02 5D068 AA01 BB01 CC03 EE19 GG03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルディスクの磁気記録媒体の
    両板面に対してデータの読出し/書込みを行う下側およ
    び上側磁気ヘッドと、前記下側および前記上側磁気ヘッ
    ドをフレキシブルディスクに対して所定の半径方向に沿
    って移動可能に支持するキャリッジアセンブリと、前記
    キャリッジアセンブリを前記所定の半径方向に沿って移
    動させるステッピングモータとを有し、前記キャリッジ
    アセンブリは、前記下および前記上磁気ヘッドをそれぞ
    れ支持する下側および上側キャリッジと、前記上側キャ
    リッジを前記下側キャリッジに対して回動開閉可能に支
    持する板バネ状のヒンジ部とを備えているフレキシブル
    ディスクドライブにおいて、 前記上側キャリッジは、弾性を有する板金製であり、 前記ヒンジ部は、前記上側キャリッジの一部によって形
    成されていることを特徴とするフレキシブルディスクド
    ライブ。
  2. 【請求項2】 フレキシブルディスクの磁気記録媒体の
    両板面に対してデータの読出し/書込みを行う下側およ
    び上側磁気ヘッドと、前記下側および前記上側磁気ヘッ
    ドをフレキシブルディスクに対して所定の半径方向に沿
    って移動可能に支持するキャリッジアセンブリと、前記
    キャリッジアセンブリを前記所定の半径方向に沿って移
    動させるステッピングモータとを有し、前記キャリッジ
    アセンブリは、前記下および前記上磁気ヘッドをそれぞ
    れ支持する下側および上側キャリッジと、前記上側キャ
    リッジを前記下側キャリッジに対して回動開閉可能に支
    持する板バネ状のヒンジ部と、前記上側磁気ヘッドを磁
    気記録媒体に対して押し付ける弾性を有するヘッドロー
    ダとを備えているフレキシブルディスクドライブにおい
    て、 前記上側キャリッジは、弾性を有する板金をプレス加工
    して成り、 前記ヒンジ部は、前記上側キャリッジの一部によって形
    成されていると共に、前記ヘッドローダとしても機能す
    ることを特徴とするフレキシブルディスクドライブ。
  3. 【請求項3】 フレキシブルディスクの磁気記録媒体の
    両板面に対してデータの読出し/書込みを行う下側およ
    び上側磁気ヘッドと、前記下側および前記上側磁気ヘッ
    ドをフレキシブルディスクに対して所定の半径方向に沿
    って移動可能に支持するキャリッジアセンブリと、前記
    キャリッジアセンブリを前記所定の半径方向に沿って移
    動させるステッピングモータとを有し、前記ステッピン
    グモータは、雄ネジ状を呈するリードスクリューを備え
    ており、前記キャリッジアセンブリは、前記下および前
    記上磁気ヘッドをそれぞれ支持する下側および上側キャ
    リッジと、前記リードスクリューのネジ谷に係合する突
    起と、前記リードスクリューをその回動を許しつつ前記
    突起に向かって押し付ける板バネ状のスクリューホルダ
    とを備えているフレキシブルディスクドライブにおい
    て、 前記下側および前記上側キャリッジのうちの第1のキャ
    リッジは、弾性を有する板金をプレス加工して成り、 前記スクリューホルダは、前記第1のキャリッジの一部
    によって形成されていることを特徴とするフレキシブル
    ディスクドライブ。
  4. 【請求項4】 フレキシブルディスクの磁気記録媒体の
    両板面に対してデータの読出し/書込みを行う下側およ
    び上側磁気ヘッドと、前記下側および前記上側磁気ヘッ
    ドをフレキシブルディスクに対して所定の半径方向に沿
    って移動可能に支持するキャリッジアセンブリと、前記
    キャリッジアセンブリを前記所定の半径方向に沿って移
    動させるステッピングモータとを有し、前記ステッピン
    グモータは、雄ネジ状を呈するリードスクリューを備え
    ており、前記キャリッジアセンブリは、前記リードスク
    リューのネジ谷に係合する突起と、前記リードスクリュ
    ーをその回動を許しつつ前記突起に向かって押し付ける
    板バネ状のスクリューホルダと、前記下および前記上磁
    気ヘッドをそれぞれ支持する下側および上側キャリッジ
    と、前記上側キャリッジを前記下側キャリッジに対して
    回動開閉可能に支持する板バネ状のヒンジ部と、前記上
    側磁気ヘッドを磁気記録媒体に対して押し付ける弾性を
    有するヘッドローダとを備えているフレキシブルディス
    クドライブにおいて、 前記上側キャリッジは、弾性を有する板金をプレス加工
    して成り、 前記スクリューホルダは、前記上側キャリッジの一部に
    よって形成されており、 前記ヒンジ部は、前記上側キャリッジの一部によって形
    成されていると共に、前記ヘッドローダとしても機能す
    ることを特徴とするフレキシブルディスクドライブ。
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