JP2003272171A - 光ディスク記録再生装置の消去装置 - Google Patents

光ディスク記録再生装置の消去装置

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JP2003272171A
JP2003272171A JP2002076899A JP2002076899A JP2003272171A JP 2003272171 A JP2003272171 A JP 2003272171A JP 2002076899 A JP2002076899 A JP 2002076899A JP 2002076899 A JP2002076899 A JP 2002076899A JP 2003272171 A JP2003272171 A JP 2003272171A
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optical pickup
erasing
recording
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laser
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JP2002076899A
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Yutaka Kaneko
金子  豊
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学式ピックアップによってディスクに対し
て信号の記録動作を行うことが出来るように構成された
光ディスク記録再生装置の消去装置を提供する。 【解決手段】 ディスクD上のトラックに光学式ピック
アッ3プより照射されるレーザー光を合焦させるピック
アップ制御回路8と、前記光学式ピックアップ3に組み
込まれているレーザー素子より再生用出力のレーザー光
及び記録用出力のレーザー光を出力させるレーザー出力
設定回路11とより成り、ディスクDに記録されている
信号の消去動作時消去用出力のレーザー光をレーザー素
子より出力させるとともにレーザー光が複数のトラック
に投射されるようにピックアップ制御回路8により対物
レンズの位置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ピックアッ
プから照射されるレーザー光によってディスクに信号を
記録するとともにレーザー光によってディスクに記録さ
れている信号の再生動作を行うように構成された光ディ
スク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式ピックアップを用いてディスクに
記録されている信号の読み出し動作を行うディスクプレ
ーヤーが普及しているが、最近では、再生機能に加えて
光学式ピックアップより照射されるレーザー光によって
ディスクに信号を記録することが出来るように構成され
た光ディスク記録再生装置が商品化されている。
【0003】光ディスク記録再生装置は、ホスト機器で
あるコンピューター装置から出力される命令信号に従っ
て信号の記録動作や記録速度の変更動作等を行うように
構成されている。
【0004】また、光ディスク記録再生装置としては、
一度しか記録動作を行うことが出来ない追記型と呼ばれ
る装置と繰り返し記録動作を行うことが出来る書き換え
型と呼ばれる装置とがあり、書き換え型の装置は追記型
の記録機能も一般に備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】書き換え型のディスク
は、信号の記録動作を繰り返し行うことが出来るので、
信号を一度記録したディスクを再利用することが出来る
が追記型のディスクは、書き換え出来ないので、一度信
号を記録するとそのディスクは再利用することが出来な
い。追記型のディスクは、書き換え出来ないという特性
を利用して貴重な情報データを記録保存する場合に多く
利用されている。
【0006】また、最近では、コンピューター装置に組
み込まれているハードディスクに記録されているデータ
を追記型のディスクにバックアップデータとして記録さ
せるという動作が多く行われているが、バックアップデ
ータがアップデートされる毎に新しい追記型のディスク
へのデータの記録動作が行われる。その結果、前回まで
のデータが記録されていたディスクは不要になる。
【0007】不要になったディスクに貴重な情報データ
が記録されていた場合には、該ディスクに記録されてい
るデータを消去する必要があり、従来では、ディスクの
内周側に設けられているリードイン領域に記録されてい
るTOCデータを消去するという動作を行っていた。し
かしながら、斯かる方法では、ディスクのデータ記録領
域にはデータが記録された状態にあるため、不正な方法
によってデータの再生が行われる危険性がある。
【0008】斯かる問題を解決する方法として、ディス
クの記録領域に所定の記録データを上書きする方法が行
われているが、消去動作に要する時間が長くなるという
問題がある。
【0009】本発明は、斯かる問題を解決することが出
来る光ディスク記録再生装置の消去装置を提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスト機器よ
り出力される命令信号に基づいて信号の記録動作を行う
ように構成された光ディスク記録再生装置において、デ
ィスク上のトラックに光学式ピックアップより照射され
るレーザー光を合焦させるピックアップ制御回路と、前
記光学式ピックアップに組み込まれているレーザー素子
より再生用出力のレーザー光及び記録用出力のレーザー
光を出力させるレーザー出力設定回路とより成り、ディ
スクに記録されている信号の消去動作時消去用出力のレ
ーザー光をレーザー素子より出力させるとともにレーザ
ー光が複数のトラックに投射されるようにピックアップ
制御回路により対物レンズの位置を制御するように構成
されている。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る光ディスク記録再生装置
の一実施例を示すブロック回路図、図2及び図3は本発
明の動作を説明するための図である。図1において、D
はスピンドルモーター1によって回転駆動されるターン
テーブル2に載置されるディスクであり、該ターンテー
ブル2の回転により回転駆動されるように構成されてい
る。また。前記ディスクDには、プリグルーブと呼ばれ
る溝が蛇行して形成されており、このプリグルーブより
得られるウォブル信号に基づいて信号の記録再生動作が
行われるように構成されている。
【0012】3はディスクDにレーザー光を照射させる
レーザー素子及び該レーザー素子より照射される光をモ
ニターするモニター用ダイオードが組み込まれていると
ともにディスクDの信号面より反射される光ビームを受
ける光検出器が組み込まれている光学式ピックアップで
あり、ピックアップ送り用モーター4の回転によってデ
ィスクDの径方向に移動せしめられるように構成されて
いる。5は前記ピックアップ送り用モーター4によって
回転駆動されるとともに表面に送り用溝が形成されてい
る送り用軸であり、前記光学式ピックアップ3を周知の
機構によってディスクDの径方向へ移動させる作用を成
すものである。
【0013】6は光ディスク記録再生装置を構成する基
板等に固定されている第1ストッパー部材であり、前記
光学式ピックアップ3が最内周位置に移動したとき該光
学式ピックアップ3の本体が当接し、それ以上の移動を
阻止する作用を成すものである。7は光ディスク記録再
生装置を構成する基板等に固定されている第2ストッパ
ー部材であり、前記光学式ピックアップ3が最外周位置
に移動したとき該光学式ピックアップ3の本体が当接
し、それ以上の移動を阻止する作用を成すものである。
そして、光学式ピックアップ3の本体が前記第1ストッ
パー部材6及び第2ストッパー部材7に当接したとき切
り換えられる検出スイッチが設けられており、該スイッ
チの切換動作によって光学式ピックアップ3が最内周位
置及び最外周位置に移動したことを検出することが出来
る。
【0014】8は前記光学式ピックアップ3に組み込ま
れている光検出器より得られる信号に基づいて前記光学
式ピックアップ3の光ビームをディスクDの信号面に合
焦させるフォーカシング制御動作及び該光ビームを前記
信号面の信号トラックに追従させるトラッキング制御動
作を行うピックアップ制御回路であり、フォーカスサー
ボ回路及びトラッキングサーボ回路が組み込まれてい
る。斯かるフォーカシング制御動作及びトラッキング制
御動作は、光学式ピックアップ3に組み込まれている対
物レンズの位置を周知の機構によってディスクDの信号
面に対して垂直方向及びディスクDの径方向に変位させ
ることによって行われるように構成されている。
【0015】9は光ディスク記録再生装置とホスト機器
として接続されて使用されるコンピューター装置であ
り、光ディスク記録再生装置の制御動作を行うとともに
ディスクDに記録される信号の送信動作及びディスクD
より再生される信号の受信動作を行うように構成されて
いる。10は前記コンピューター装置9から出力される
命令信号に応じて種々な制御動作を行うシステム制御回
路である。
【0016】11は前記システム制御回路10によって
制御されるレーザー出力設定回路であり、レーザー駆動
回路12よりレーザー素子に供給される駆動電流の値を
設定する作用を成すものである。
【0017】13は前記システム制御回路10によって
動作が制御されるスピンドルモーター駆動回路であり、
ディスクDを回転駆動させるスピンドルモーター1を回
転駆動制御する作用を有している。そして、斯かる回転
駆動制御動作は、規定の線速度は勿論のこと、例えばデ
ィスクDの内周側では規定速度の12倍、そして記録位
置が外周側に移動するに従って16倍、更に24倍等の
高速の線速度一定状態にて回転させることが出来るよう
に構成されている。
【0018】14は前記システム制御回路10より出力
される制御信号に基づいて前記ピックアップ送り用モー
ター4の回転駆動動作を制御するピックアップ送り用モ
ーター駆動回路であり、該光学式ピックアップ3の通常
の送り動作、即ちディスクDに記録されている信号の再
生動作や該ディスクDへの信号の記録動作及び所望の位
置に高速で移動させるサーチ動作を行うための送り動作
を行うための回転駆動動作だけでなく消去動作のための
送り動作を行うことが出来るように構成されている。
【0019】斯かる構成において、レーザー出力設定回
路11によってディスクDに記録されている信号を再生
する再生用出力のレーザー光及びディスクDに信号を記
録する記録用出力のレーザー光がレーザー素子より出力
されるように設定されるが、斯かる設定値は各速度に対
応して設定される。再生用出力に対して記録用出力の方
が大きく、且つ記録速度が高速になるほどレーザー出力
は大きくなるように設定されている。従って、光ディス
ク記録再生装置では、最高記録速度に対して設定される
記録用出力のレーザー光が最も大きなレーザー出力であ
り、この出力を消去用のレーザー出力として使用するよ
うに構成されている。
【0020】また、本発明では、消去動作を行うとき、
ピックアップ制御回路8によるトラッキング制御動作は
不動作状態にあり、フォーカシング制御動作はレーザー
光のビームが複数のトラックに照射されるように制御す
るように構成されている。そして、この複数のトラック
にレーザー光のビームが照射されている状態において、
消去用出力のレーザー光がレーザー素子より照射される
と複数のトラックに記録されている信号の消去動作が行
われるように構成されている。
【0021】以上の如く、消去動作を行う場合のレーザ
ー素子に対するレーザー出力の制御動作及び対物レンズ
に対する制御動作は行われるが、スピンドルモーター1
の回転速度は、4倍等の低速に設定され、光学式ピック
アップ3をピックアップ送り用モーター4によってディ
スクDの内周側より外周側へ、また外周側より内周側へ
移動させるように構成されている。
【0022】以上の如く、本発明に係る光ディスク記録
再生装置は構成されているが、次に斯様に構成された回
路における再生動作について説明する。コンピューター
装置9より光ディスク記録再生装置を構成するシステム
制御回路10に対して再生動作を行うための命令信号が
出力されると、該システム制御回路10による再生動作
のための制御動作が開始される。斯かる再生動作が行わ
れる場合には、光学式ピックアップ3に組み込まれてい
るレーザー素子には、信号の読み出し動作を行うための
再生用出力のレーザー光がレーザー素子より照射される
駆動電流がレーザー駆動回路12より供給されるように
設定されている。
【0023】斯かる再生動作のための制御動作が開始さ
れると、スピンドルモーター駆動回路13によるスピン
ドルモーター1の回転制御動作が行われるが、斯かるス
ピンドルモーター1の回転制御動作は、ウォブル信号を
デコードして得られる同期信号と基準信号生成回路(図
示せず)より出力される基準信号とを比較することによ
りディスクDを線速度一定にて回転駆動するように行わ
れる。斯かる制御動作は、後述する信号の記録動作時に
も同様に行われる。
【0024】スピンドルモーター1の回転駆動制御動作
は、以上の如く行われるが、信号の読み出し動作を行う
光学式ピックアップ3では、ピックアップ制御回路8に
よるフォーカシング制御動作及びトラッキング制御動作
が開始されて該光学式ピックアップ3によるディスクD
からの信号の読み出し動作が開始されるが、再生動作に
先だってディスクDの最初のセッションを構成するリー
ドイン領域に記録されているTOCデータの読み出し動
作が行われる。
【0025】ディスクDに設けられている最初のセッシ
ョンの信号記録領域に記録されている信号の読み出し再
生動作は、リードイン領域に記録されているTOCデー
タに基づいて行われることになる。前記光学式ピックア
ップ3によって読み出された信号は、RF信号増幅回路
(図示せず)を通して増幅及び波形成形された後デジタル
信号処理回路(図示せず)に入力されて信号の復調動作が
行われる。前記デジタル信号処理回路により信号処理が
行われて情報データが抽出されると、該情報データは誤
り訂正等の信号処理が行われた後、コンピューター装置
9に対して出力される。
【0026】前述したように再生動作は行われるが、光
学式ピックアップ3による信号の読み出し位置が移動す
るに従ってピックアップ送り用モーター駆動回路14に
よるピックアップ送り用モーター4の回転駆動動作が行
われ、該光学式ピックアップ3はディスクDの径方向に
移動されることになる。
【0027】以上に説明したように本実施例における再
生動作は行われるが、次にディスクDへの信号の記録動
作について説明する。
【0028】ディスクDに信号を記録する動作は、まず
ディスクDの内周側に設けられている試し書き領域にテ
スト信号を記録し、その記録されたテスト信号を再生す
ることにより記録動作に最適なレーザー出力が得られる
駆動電流がレーザー素子に供給されるように設定され
る。斯かるレーザー出力の設定動作が行われると、ディ
スクDのバッファと呼ばれる領域に記録されている情報
データ、即ち信号記録領域に記録されている信号の位置
情報等を読み出す動作が行われる。
【0029】このようにして読み出された情報データに
基づいてディスクDに設けられている信号記録領域にデ
ータ信号の記録動作が可能であるか、また、記録動作を
行う位置は何処か等の認識動作が行われる。
【0030】斯かる認識処理動作が終了すると、光学式
ピックアップ3をディスクD上の記録動作を開始する位
置まで移動させるとともにその記録位置に対応した線速
度にてディスクDを回転駆動するための制御動作が行わ
れる。また、コンピューター装置9より出力される記録
信号は、光ディスク記録再生装置に組み込まれているバ
ッファ用RAM(図示せず)へ書き込まれ、該バッファ用
RAMに記憶される信号の記憶量が次第に上昇すること
になる。そして、その記憶量が所定量を越えると、前記
バッファ用RAMに記憶されている信号を読み出し、そ
の読み出された記録信号をレーザー駆動回路12に供給
する制御動作が行われ、ディスクDに信号が記録される
ことになる。
【0031】前述したように信号の記録動作は行われる
が、光学式ピックアップ3による信号の記録位置が移動
するに従ってピックアップ送り用モーター駆動回路14
によるピックアップ送り用モーター4の回転駆動動作が
行われ、該光学式ピックアップ3はディスクDの径方向
に移動されることになる。
【0032】以上に説明したように本実施例における再
生動作及び記録動作は行われるが、次に図2を参照して
ディスクDの信号面とレーザー光との関係について説明
する。図2は再生動作を行っている状態を示すディスク
Dの信号面と光学式ピックアップ3に組み込まれている
レーザー素子より照射されるレーザー光のビームとの関
係を示すものである。ディスクDの信号面には、プリグ
ルーブが図示したように蛇行して形成されているととも
に記録動作によって信号がピットPとして記録される。
【0033】図2において、Bは光学式ピックアップ3
より照射されるレーザー光のビームであり、ピックアッ
プ制御回路8によるトラッキング制御動作によってピッ
トPが形成されているトラックに追従してビームBが移
動するように、また該トラック上にビームBが所望の径
にて投射されるようにフォーカシング制御動作が行われ
る。そして、再生動作時には、再生用出力のレーザー光
になるように、記録動作時には、各記録速度に対応した
記録用出力のレーザー光になるようにレーザー駆動回路
12からレーザー素子に対して駆動電流が供給される。
【0034】以上に説明したように再生動作及び記録動
作は行われるが、次に本発明の要旨である消去動作につ
いて図3を参照して説明する。斯かる消去動作を行う場
合には、ピックアップ制御回路8によるトラッキング制
御動作を行わない状態にするとともにフォーカス制御動
作によってレーザー光のビームBを図3に示すように複
数のトラックに照射させるようにする。
【0035】斯かる状態において、消去動作を行うため
にレーザー駆動回路12よりレーザー素子に供給される
駆動電流は、レーザー出力設定回路11によって設定さ
れるが、斯かる駆動電流は、最高記録速度に対応して設
定されている記録用出力のレーザー光がレーザー素子よ
り照射される駆動電流になるように構成されている。そ
して、この消去動作を行うときビームBの径は3つのト
ラックに亙って照射されるが、そのレーザー光の出力は
トラックに記録されている信号を消去することが出来る
値になるように設定されている。従って、3つのトラッ
クに記録されている信号の消去動作を同時に行うことが
出来る。
【0036】前述したように光学式ピックアップ3のデ
ィスクDに記録されている信号を消去するための制御動
作は行われるが、ディスクDを回転駆動するスピンドル
モーター1の回転速度は、例えば2〜4倍等の低速にて
回転駆動されるように設定されている。また、光学式ピ
ックアップ3の本体は、ピックアップ送り用モーター4
によって回転せしめられる送り用軸5の送り動作によっ
てディスクDの内周側より外周側へ緩やかに移動せしめ
られる。
【0037】前述した動作が行われる結果、ディスクD
に記録されている信号の消去動作を行うことが出来る
が、次に消去動作時における光学式ピックアップ3の移
動動作について説明する。光学式ピックアップ3はピッ
クアップ送り用モーター4によってディスクDの径方向
へ移動せしめられるが、内周位置より外周位置へ移動し
たとき、外周位置より内周位置に移動させる往復動作を
行ったり、斯かる往復動作を繰り返し行うようにするこ
とも出来る。
【0038】また、消去動作を行う前にディスクDのリ
ードイン領域に記録されているTOCデータを再生させ
ると、そのデータからディスクDのどこまで信号が記録
されているかを認識することが出来るので、光学式ピッ
クアップ3を信号が記録されている最外周位置まで移動
させるように構成すると、光学式ピックアップ3は信号
が記録されていない位置には移動しないので、無駄な消
去動作が行われることを防止することが出来る。そし
て、この場合には、光学式ピックアップ3を内周位置と
記録最外周位置との間を往復移動させるように構成する
ことも出来る。また、斯かる場合の光学式ピックアップ
3の記録最外周位置への移動動作は、ピックアップ送り
用モーター4によって行われるが、その回転数をカウン
トすることによって光学式ピックアップ3の移動量を設
定することが出来、また記録最外周位置もTOCデータ
より求めることが出来るので、光学式ピックアップ3の
記録最外周位置への移動動作を正確に行うことが出来
る。
【0039】次に第1ストッパー部材6及び第2ストッ
パー部材7を利用する場合の動作について説明する。光
学式ピックアップ3をピックアップ送り用モーター4の
回転動作によって内周方向へ移動させると光学式ピック
アップ3の本体が前記第1ストッパー部材6に当接する
とともに検出スイッチの切換動作が行われる。斯かる動
作が行われる結果、光学式ピックアップ3が最内周位置
に移動せしめられたことが認識されるので、ピックアッ
プ送り用モーター4による送り動作を解除する制御動作
が行われる。また、光学式ピックアップ3をピックアッ
プ送り用モーター4の回転動作によって反対方向である
外周方向へ移動させると光学式ピックアップ3の本体が
前記第2ストッパー部材7に当接するとともに検出スイ
ッチの切換動作が行われる。斯かる動作が行われる結
果、光学式ピックアップ3が最外周位置に移動せしめら
れたことが認識されるので、ピックアップ送り用モータ
ー4による送り動作を解除する制御動作が行われる。
【0040】前述したように第1ストッパー部材6及び
第2ストッパー部材7による光学式ピックアップ3の移
動制御動作が行われるので、斯かる動作を利用すること
によって消去動作を行うように構成すると、ディスクD
上の全ての領域に記録されている信号の消去動作を行う
ことが出来る。
【0041】本実施例では、消去動作を行うときビーム
Bが3つのトラックに亙って照射されるようにしたが、
2つのトラックや4つのトラックに亙って照射するよう
にすることも出来る。そして、照射トラックの数を任意
に選択することが出来るように構成すると、ディスクの
特性や消去時間等に合わせた消去動作を行うことが出来
る。また、照射トラックの数に合わせてレーザー出力を
選定設定したり、光学式ピックアップ3の移動速度を変
更させることによって各消去動作に適した制御動作を行
うことが出来る。
【0042】
【発明の効果】本発明は、ホスト機器より出力される命
令信号に基づいて信号の記録動作を行うように構成され
た光ディスク記録再生装置において、ディスク上のトラ
ックに光学式ピックアップより照射されるレーザー光を
合焦させるピックアップ制御回路と、前記光学式ピック
アップに組み込まれているレーザー素子より再生用出力
のレーザー光及び記録用出力のレーザー光を出力させる
レーザー出力設定回路とより成り、ディスクに記録され
ている信号の消去動作時消去用出力のレーザー光をレー
ザー素子より出力させるとともにレーザー光が複数のト
ラックに投射されるようにピックアップ制御回路により
対物レンズの位置を制御するようにしたので、ディスク
に記録されている信号の消去動作を速やかに行うことが
出来る。
【0043】また、本発明は、複数の記録速度にて記録
動作を行うことが出来るように構成されているとともに
各記録速度に適したレーザー出力をレーザー素子より出
力させることが出来るように構成し、最大記録速度に設
定されているレーザー出力を消去用のレーザー出力とし
て使用するようにしたので、消去動作を行うためのレー
ザー出力の設定動作を容易に行うことが出来る。
【0044】そして、本発明は、光学式ピックアップを
内周位置よりデータが記録されている位置の最外周位置
まで移動させることによって消去動作を行うようにした
ので、即ち信号が記録されている部分のみの消去動作を
行うようにしたので、効率良く消去動作を行うことが出
来る。
【0045】また、本発明は、光学式ピックアップが最
内周位置へ移動したとき該光学式ピックアップの本体と
当接することによって内周方向への移動を阻止する第1
ストッパー部材と該光学式ピックアップが最外周位置へ
移動したとき該光学式ピックアップの本体と当接するこ
とによって外周方向への移動を阻止する第2ストッパー
部材を設け、前記第1ストッパー部材により規制される
位置と第2ストッパー部材により規制される位置との間
を光学式ピックアップを移動させることによって消去動
作を行うようにしたので、ディスク上に記録されている
全ての信号を消去することが出来る。
【0046】そして、本発明は、ピックアップ制御回路
による対物レンズの位置制御によってレーザー光が照射
されるトラック数を変更可能にしたので、ディスクの特
性や消去時間等に合わせた消去動作を行うことが出来る
という利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施
例を示すブロック回路図である。
【図2】本発明の動作を説明するための図である。
【図3】本発明の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
D ディスク 1 スピンドルモーター 3 光学式ピックアップ 4 ピックアップ送り用モーター 6 第1ストッパー部材 7 第2ストッパー部材 8 ピックアップ制御回路 9 コンピューター装置 10 システム制御回路 14 ピックアップ送り用モーター駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 CC20 DD03 HH01 KK03 5D117 AA02 CC05 EE00 5D118 BA01 BB03 BB05 BF04 CA11 CG19 5D119 AA27 BA01 BB03 DA07 EB08 HA08 HA27 HA52 5D789 AA27 BA01 BB03 DA07 EB08 HA08 HA27 HA52

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト機器より出力される命令信号に基
    づいて信号の記録動作を行うように構成された光ディス
    ク記録再生装置において、ディスク上のトラックに光学
    式ピックアップより照射されるレーザー光を合焦させる
    ピックアップ制御回路と、前記光学式ピックアップに組
    み込まれているレーザー素子より再生用出力のレーザー
    光及び記録用出力のレーザー光を出力させるレーザー出
    力設定回路とより成り、ディスクに記録されている信号
    の消去動作時消去用出力のレーザー光をレーザー素子よ
    り出力させるとともにレーザー光が複数のトラックに投
    射されるようにピックアップ制御回路により対物レンズ
    の位置を制御するようにしたことを特徴とする光ディス
    ク記録再生装置の消去装置。
  2. 【請求項2】 複数の記録速度にて記録動作を行うこと
    が出来るように構成するとともに各記録速度に適したレ
    ーザー出力をレーザー素子より出力させることが出来る
    ように構成し、最大記録速度に設定されているレーザー
    出力を消去用のレーザー出力として使用するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の消去装置。
  3. 【請求項3】 ディスクの回転速度を低速の速度に設定
    した状態にて消去動作を行うようにしたことを特徴とす
    る請求項2に記載の消去装置。
  4. 【請求項4】 トラッキング制御不動作状態のままで光
    学式ピックアップをディスクの径方向へ移動させながら
    消去動作を行うようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の消去装置。
  5. 【請求項5】 光学式ピックアップを内周位置より外周
    位置へ、また外周位置より内周位置へ往復移動させるこ
    とによって消去動作を行うようにしたことを特徴とする
    請求項4に記載の消去装置。
  6. 【請求項6】 光学式ピックアップを内周位置よりデー
    タが記録されている位置の最外周位置まで移動させるこ
    とによって消去動作を行うようにしたことを特徴とする
    請求項4に記載の消去装置。
  7. 【請求項7】 光学式ピックアップを内周位置とデータ
    が記録されている位置の最外周位置との間を往復移動さ
    せることによって消去動作を行うようにしたことを特徴
    とする請求項6に記載の消去装置。
  8. 【請求項8】 光学式ピックアップが最内周位置へ移動
    したとき該光学式ピックアップの本体と当接することに
    よって内周方向への移動を阻止する第1ストッパー部材
    と該光学式ピックアップが最外周位置へ移動したとき該
    光学式ピックアップの本体と当接することによって外周
    方向への移動を阻止する第2ストッパー部材を設け、前
    記第1ストッパー部材により規制される位置と第2スト
    ッパー部材により規制される位置との間を光学式ピック
    アップを移動させることによって消去動作を行うように
    したことを特徴とする請求項4に記載の消去装置。
  9. 【請求項9】 ピックアップ制御回路による対物レンズ
    の位置制御によってレーザー光が照射されるトラック数
    を変更可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の消
    去装置。
  10. 【請求項10】 照射されるトラック数に応じてレーザ
    ー出力を変更するようにしたことを特徴とする請求項9
    に記載の消去装置。
  11. 【請求項11】 照射されるトラック数に応じて光学式
    ピックアップのディスクの径方向への移動速度を変更す
    るようにしたことを特徴とする請求項9に記載の消去装
    置。
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