JP2003270946A - 静電潜像現像装置及びそれを搭載する画像形成装置 - Google Patents

静電潜像現像装置及びそれを搭載する画像形成装置

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JP2003270946A
JP2003270946A JP2002069992A JP2002069992A JP2003270946A JP 2003270946 A JP2003270946 A JP 2003270946A JP 2002069992 A JP2002069992 A JP 2002069992A JP 2002069992 A JP2002069992 A JP 2002069992A JP 2003270946 A JP2003270946 A JP 2003270946A
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Japan
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toner
stirring
developing device
carrier
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JP2002069992A
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English (en)
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Takenobu Kimura
丈信 木村
Kunio Shigeta
邦男 重田
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Hiroshi Akita
宏 秋田
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球形トナーを用いる二成分現像剤で現像する
場合の、球形トナーによる画質向上をかぶりの発生など
で阻害しない現像装置を提供する。 【解決手段】 トナーの球形化度、単位時間あたりの現
像剤搬送量、連続補給を最大量で行う時の単位時間あた
りのトナー補給量、感光体へのトナーの最大付着量、及
び画像形成枚数(CPM)で規定される特定の関係を満
たす静電潜像現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備え
られる現像装置、及び現像装置を備えた画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二成分現像剤を用いる現像装置
は、回転する感光体に近接して、内部に磁石を有し、回
転する現像剤担持体(いわゆる現像スリーブ)が配置さ
れ、前記感光体に対向する側に開口部を有する現像器本
体に収納されている。該現像剤担持体には、例えば−6
50Vの直流電圧に、2700V、8000Hzの交流
電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加され、その外
周表面にトナー粒子と磁性粒子(キャリア)とを混合し
た二成分現像剤を担持する。
【0003】この現像装置は、前記トナーとキャリアと
から成る二成分現像剤を収容する現像器本体、磁石から
成る磁界発生手段を内部に有する現像剤担持体、該現像
剤担持体に現像剤を搬送して供給する現像剤供給部材、
前記現像剤担持体上の現像剤層厚を所定量に規制する現
像剤層厚規制部材、現像剤を撹拌して前記現像剤供給部
材に搬送する現像剤撹拌搬送部材から構成され、例えば
特開平7−114257号や特開2001−92253
に記載される、互いに対向する方向に現像剤を搬送しつ
つ攪拌を行う複数のスクリューを組み合わせて、現像剤
攪拌搬送部材と現像剤供給部材とするものがある。
【0004】前記現像器本体の上部に設けられたトナー
補給口を通して、トナーカートリッジから現像器本体内
に補給されたトナーは、回転する前記現像剤撹拌搬送部
材(スクリュー)により前記現像器本体内に収容された
現像剤と撹拌、混合されて均一なトナー濃度になり、回
転する前記現像剤供給部材(同スクリュー)により前記
現像剤担持体の外周面上に供給され、現像剤担持体上の
現像剤のうち、トナーのみが現像領域で感光体上に付着
する。
【0005】現像装置中の現像剤の帯電量を一定の値に
保つように撹拌混合するとともに、現像剤を安定して搬
送すること、現像装置中のトナーが減少して所定のトナ
ー濃度以下になったことを検知手段により検知した場
合、トナー補給装置によりトナーが補給され、急速に所
定の帯電量に立ち上げること、及び補給トナーを現像剤
に混合して急速に所定のトナー濃度に立ち上げることが
要求され、撹拌搬送手段に様々な工夫がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、画質向上の要望
により、トナーとして、重合法により容易に製造出来る
様になったことを受けて、帯電分布が均一で高画質が得
られる球形トナーが用いられるようになってきた。
【0007】ところがトナーの形状が球に近いほどキャ
リアとの摩擦が行われにくく、帯電量の立ち上がりが遅
いという問題を生じる。トナー補給装置によりトナーが
補給され、前記現像剤撹拌搬送部材(スクリュー)によ
り搬送されつつ撹拌、混合されて現像剤供給部材(同ス
クリュー)に補給されたトナーの帯電量の立ち上がりが
不十分であると、形成される画像にかぶりが発生してし
まう。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、球形トナーを用いる二成分現像剤
で現像する場合の、球形トナーによる画質向上をかぶり
の発生などで阻害しない現像装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 1) トナー粒子と磁性キャリア粒子とからなる二成分
現像剤を収容し、静電潜像を担持する像担持体に対向し
て配置され回転可能に支持された現像剤担持体と、前記
現像剤担持体に平行して配置され、現像剤を撹拌して搬
送しつつ前記現像剤担持体に供給する現像剤撹拌供給部
材と、少なくとも1つの、前記現像剤撹拌供給部材に平
行して配置され、回転軸部と、その周囲に形成された螺
旋状羽根部材からなり、現像剤を撹拌して互いに対向す
る方向に搬送しつつ、順次前記現像剤撹拌供給部材側に
現像剤を供給する現像剤撹拌搬送部材と、現像剤撹拌搬
送部材上にトナーを補給する補給口とを有し、トナーの
球形化度をa、装置固有に設定されたトナー濃度におけ
る現像剤量と、現像剤撹拌搬送部材の回転速度、該部材
の螺旋状羽根部材の径及びピッチから決定される、単位
時間あたりの現像剤搬送量をb(g/秒)、連続補給を
最大量で行う時の単位時間あたりのトナー補給量をc
(g/秒)、前記像担持体へのトナーの最大付着量をd
(g/cm2)、一分あたりの画像形成枚数(Copy
Per Minute、CPM)をe(copy)と
するとき、 0.01>a2c/b 及び c>2.1de なる関係を満たす静電潜像現像装置、 2) トナー粒子と磁性キャリア粒子とからなる二成分
現像剤を収容し、静電潜像を担持する像担持体に対向し
て配置され回転可能に支持された現像剤担持体と、前記
現像剤担持体に平行して配置され、現像剤を撹拌して搬
送しつつ前記現像剤担持体に供給する現像剤撹拌供給部
材と、少なくとも1つの、前記現像剤撹拌供給部材に平
行して配置され、回転軸部と、その周囲に形成された螺
旋状羽根部材からなり、現像剤を撹拌して互いに対向す
る方向に搬送しつつ、順次前記現像剤撹拌供給部材側に
現像剤を供給する現像剤撹拌搬送部材と、現像剤撹拌搬
送部材上に、新規トナーと、回収した像担持体上の残留
トナーを補給する補給口とを有し、トナーの球形化度を
a、装置固有に設定されたトナー濃度における現像剤量
と、現像剤撹拌搬送部材の回転速度、該部材の螺旋状羽
根部材の径及びピッチから決定される、単位時間あたり
の現像剤搬送量をb(g/秒)、連続補給を最大量で行
う時の単位時間あたりの新規及びリサイクルトナー補給
量をc’(g/秒)、前記像担持体へのトナーの最大付
着量をd(g/cm2)、一分あたりの画像形成枚数
(Copy Per Minute、CPM)をe(c
opy)とするとき、 0.01>a2c’/b 及び c’>2.1de なる関係を満たす静電潜像現像装置、 3) 前記現像剤撹拌搬送部材の回転速度を可変に構成
した1)又は2)の静電潜像現像装置、 4) 1)〜3)の静電潜像現像装置を搭載する画像形
成装置、により達成される。
【0010】即ち本発明者は、帯電量の立ち上がり性能
はトナー濃度による影響が大きいとの知見を得、スクリ
ュー部でのトナー濃度を抑えることでスクリュー部で帯
電量を確保し、且つトナー補給量>トナー消費量とする
ため、最大濃度でのトナー付着量とCPMで規制しよう
と考えて、トナーの球形化度とトナー補給に関する相関
を得て本発明に至った。
【0011】本発明の静電潜像現像装置は、トナーと磁
性キャリアとを混合した二成分現像剤を用いた現像方法
に用いられる。二成分現像剤を用いた現像方法では、摩
擦帯電によって帯電したトナー粒子が磁性キャリア粒子
に付着し、現像時には、現像バイアスが印加されてトナ
ー粒子が磁性キャリア粒子から離れて像担持体上の潜像
部分に付着し、トナー像を形成する。トナー粒子の摩擦
帯電制御が比較的容易で、トナー粒子の凝集が起こりに
くく、現像を終えた現像剤は容易に現像装置内に回収さ
れる優れた特長を有している。
【0012】また、本発明の静電潜像現像装置は、球形
トナーを用いてその効果を遺憾なく発揮するものであ
り、その球形の程度を以下で定義する 球形化度=(粒子のBET比表面積)/(粒子の平均粒
径を真球として換算した時の表面積) で表現する。
【0013】また本発明の静電潜像現像装置は、クリー
ニング装置で回収された未転写トナーをリサイクルトナ
ーとして再利用する画像形成装置にも有為に採用し得る
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施形
態の説明をするが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。
【0015】図1は本発明の静電潜像現像装置1の断面
図である。図において、10はトナーとキャリアとから
成る二成分現像剤を収容する現像器本体、11は現像剤
担持体である現像スリーブ、12は現像スリーブ11の
内部に配置され現像器本体10に固定された磁界発生手
段(マグネットロール)、13は現像スリーブ11上の
現像剤層厚を所定量に規制する現像剤層厚規制部材、1
4は現像スリーブ11に現像剤を供給するパドル形状の
羽根部14Bと回転軸部14Aとから成る現像剤攪拌供
給部材、15、16はスクリュー形状をなす現像剤撹拌
搬送部材である。なお、現像剤攪拌供給部材14はパド
ル形状に限定されるものではなく、現像剤を効率良く搬
送する他の形状でもよい。
【0016】図示の矢印は各回転部材(11、14、1
5、16)の回転方向を示し、白抜き矢印は現像剤の流
れを示す。E1はAC電源、E2はDC電源である。
【0017】現像器1の現像スリーブ11内には、図に
示すような5極の磁極S1、S2、N1〜N3が配置さ
れている。これらの磁極のうち互いに隣接する同極性の
磁極N2、N3は反発磁界を形成して、現像スリーブ1
1上の現像処理後の現像剤を剥ぎ取り、現像スリーブ1
1上の画像履歴を消去する。
【0018】スクリュー形状をなす現像剤撹拌搬送部材
は、第1の回転部材15と第2の回転部材16とから成
る。第1の回転部材15は現像スリーブ11に近接する
側に配置され、現像剤を現像剤攪拌供給部材14に供給
する。第2の回転部材16は第1の回転部材15に近接
し現像スリーブ11から遠い側に配置され、補給トナー
を受容して撹拌、搬送して第1の回転部材15に搬送す
る。
【0019】第1の回転部材15は、駆動源に接続する
回転軸部15A、主に現像剤を回転軸方向に搬送する搬
送部(螺線状羽根部材)15B、回転軸部15Aに突設
され主に現像剤を撹拌する撹拌部(突起部材)15Cと
から構成されている。
【0020】搬送部15Bは螺線状スクリュー形状に形
成され、現像剤及びトナーを回転軸部15Aの方向に搬
送する。搬送部15Bの螺線状スクリューの各ピッチの
ほぼ中央部には、突起形状の撹拌部15Cが突設されて
いる。回転する撹拌部15Cは、現像剤及びトナーを回
転軸部15Aとほぼ直交する方向に抛出する。
【0021】第2の回転部材16は、駆動源に接続する
回転軸部16A、主に現像剤を回転軸方向に搬送する搬
送部(螺線状羽根部材)16B、回転軸部16Aに突設
され主に現像剤を撹拌する撹拌部(突起部材)16Cと
から構成されている。搬送部16Bは螺線状スクリュー
形状に形成され、現像剤及びトナーを回転軸部16Aの
方向に搬送する。搬送部16Bの螺線状スクリューの各
ピッチのほぼ中央部には、突起形状の撹拌部16Cが突
設されている。回転する撹拌部16Cは、現像剤及びト
ナーを回転軸部16Aとほぼ直交する方向に抛出する。
【0022】第1の回転部材15と第2の回転部材16
とは、現像器本体10の底部から直立した仕切り壁10
aを挟んで両側に形成された第1の搬送室10b及び第
2の搬送室10c内にそれぞれ平行に配置され、互いに
同方向に駆動回転される。第1の搬送室10b及び第2
の搬送室10cの上部は、天板18により閉蓋されてい
る。19は第1の搬送室10b又は第2の搬送室10c
の底部に設置されたトナー濃度検出装置である。
【0023】現像スリーブ11の外径は、φ8mm以
上、φ60mm以下が望ましい。外径が、φ8mm以下
であると、画像形成に必要な磁極N1、S2、現像剤層
厚規制部材13に対向する磁極N3、剥ぎ取り磁極N
2、N3及び磁極S1から成る少なくとも5極の磁極を
有し所定の磁界強度を有するマグネットロール12を形
成することが困難である。また、現像スリーブ11の外
径がφ60mm以上であると、現像装置が大型化する。
【0024】図2は本発明の静電潜像現像装置1の水平
断面図である。図において、現像スリーブ11の両軸端
近傍は、玉軸受B1、B2により回転可能に支持されて
いる。複数の磁極を有するマグネットロール12の両軸
端は固定支持されている。図示しない駆動源に接続され
るカップリングKと同軸の歯車G1は、現像スリーブ1
1の一方の軸端に固定された歯車G2を回転させる。
【0025】現像スリーブ11の他方の軸端に固定され
た駆動歯車G3は、図示しない中間歯車を介して、現像
剤攪拌供給部材14の一方の回転軸部14Aに固定され
た駆動歯車G4を回転させる。駆動歯車G4は図示しな
い中間歯車を介して、第1の回転部材15の回転軸部1
5Aに固定された駆動歯車G5に駆動を伝達する。駆動
歯車G5は、中間歯車(アイドラーギア)G6を介して
第2の回転部材16の回転軸部16Aに固定された駆動
歯車G7に駆動を伝達する。
【0026】このようにして、歯車G1の駆動回転によ
り、現像スリーブ11、現像剤供給部材14、第1の回
転部材15、第2の回転部材16がそれぞれ図1に示す
矢印方向に同時に回転される。また、第1の回転部材1
5と第2の回転部材16とは、同方向に回転するが、ス
クリューの螺旋方向が逆に形成されているから、補給ト
ナー及び現像剤は、図2に示す白抜き矢印方向に循環搬
送される。
【0027】第2の回転部材16は、トナー補給装置
(リサイクルトナーをブレンドするものでもよい。)か
ら補給されたトナーをトナー補給口部10fより受容し
て回転軸方向に搬送する。トナー補給口部10fは第2
の回転部材16の一方の端部であって、現像剤中のキャ
リアが実質的に存在しない部位(補給室10h)に設け
られている。
【0028】第1の回転部材15の回転方向は、第1の
回転部材15の外周軌跡の垂直方向最上端位置での回転
方向が、現像スリーブ11に対向する側とは反対の方向
の現像器本体10の内壁の最遠部に指向している。
【0029】また、第2の回転部材16の回転方向も、
第2の回転部材16の外周軌跡の垂直方向最上端位置で
の回転方向が、現像スリーブ11に対向する側とは反対
の方向の現像器本体10の内壁の最遠部に指向してい
る。従って、第1の回転部材15、第2の回転部材16
は、何れも同方向に回転する。また、第1の回転部材1
5及び第2の回転部材16の回転方向は、現像スリーブ
11の回転方向と同一である。なお、現像スリーブ11
の表面は、感光体(像担持体)との対向位置において感
光体と逆方向に回転される。
【0030】駆動歯車G3、G4、G5、G7及び中間
歯車G6等は、現像器本体10内の一方に、仕切り壁に
より形成された駆動部室10g内に収容されている。
【0031】トナーカートリッジと、トナーホッパ、ト
ナー搬送手段から成るトナー補給装置から現像装置のト
ナー補給口部10fに投入されたトナーは、第2の回転
部材16により、補給室10h(現像剤中のキャリアが
実質的に存在しない部位)内を回転軸方向に搬送され、
さらに補給室10hに接続する第2の搬送室10cにお
いて現像器本体10内の現像剤と撹拌されながら第2の
回転部材16の回転軸方向に搬送され(図示左向き白抜
き矢印)、仕切り壁10a末端の左端の開口部10dを
通過して第1の搬送室10b内に移送される(図示上向
き白抜き矢印)。
【0032】第1の搬送室10b内に送り込まれたトナ
ー及び現像剤は、駆動回転される第1の回転部材15に
より回転軸方向に撹拌、搬送され(図示右向き白抜き矢
印)、図示右端の開口部10eにおいて第2の搬送室1
0c内に循環、移送される(図示右向き白抜き矢印)。
【0033】第1の搬送室10b内において撹拌、混
合、搬送された現像剤は、駆動回転される現像剤供給部
材14により現像スリーブ11に供給される。
【0034】現像スリーブ11の周面上に供給された現
像剤は、現像剤層厚規制部材13により現像剤層厚を所
定量に規制されたのち、感光体に対向する現像領域に搬
送される。現像領域において現像処理された後の残余の
現像剤は、前記剥ぎ取り磁極N2、N3による反発磁界
により現像スリーブ11面上から剥ぎ取られ、現像剤供
給部材14により搬送されて、第1の回転部材15に送
られ撹拌される。
【0035】現像器本体10の底部には、トナー濃度検
出装置19が固定されている。トナー濃度検出装置19
は、現像器本体10の第1の搬送室10b又は第2の搬
送室10cに取り付けられ、トナー濃度検出装置19に
よる検出結果に基づいて、トナー補給口部10fから現
像装置内にトナーが補給される。
【0036】現像剤攪拌供給部材14の一方の回転軸部
14Aは、軸受部材B3に嵌入され、回転可能に支持さ
れている。現像剤供給部材14の他方の回転軸部14B
は、軸受部材B4に嵌入され、回転可能に支持されてい
る。
【0037】第1の回転部材15の回転軸部15Aの一
方の軸端は、軸受部材B7に、他方の軸端は軸受部材B
8に嵌入され、第1の回転部材15は回転可能に両端支
持されている。同様に、第2の回転部材16の回転軸部
16Aの両端軸も、それぞれ軸受部材B5,B6に嵌入
され、回転可能に両端支持されている。
【0038】第1の回転部材15、第2の回転部材16
を形成する材料としては、樹脂にガラス繊維を添加した
エフライトFL202、エフライトFL302、エフラ
イトFL201、エフライトFL362、エフライトF
L201(日本エフテービー社製)や、ABS、変性P
PE、PC、PE、PETP、PF、POM、PS、P
BT、PP、PA、PMMA、PAI、PPS、PP
O、PAR、PSF、PES、PEI、POB、PEE
K等の樹脂材、鉄合金、銅合金、ステンレス鋼、アルミ
ニウム合金、ニッケル合金等の金属を挙げることができ
る。
【0039】現像剤供給部材14は、ABS樹脂又はそ
の他の樹脂、ガラス繊維入りの樹脂、金属等により形成
される。
【0040】図3は本発明に係る画像形成装置の全体構
成を示す図である。図において、画像形成装置100の
上部には、原稿Gが載置される原稿載置板101が設け
られている。この原稿Gは、露光ランプ110と一体に
移動するミラー111と、このミラー111の移動距離
の半分を移動するV型に構成されたミラー112、11
3と、結像レンズ114と、CCD115とで読み取ら
れる。
【0041】ドラム状の感光体102の外周には、帯電
器103、本発明の静電潜像現像装置1、転写器10
5、分離器106およびクリーニング装置107が各々
動作順に配置されている。
【0042】CCD115で読み取られたデジタル画像
データは、図示しないレーザから出射されるレーザ光に
重畳され、ポリゴンミラー116により走査される。走
査されたレーザ光は、ミラー117、118により反射
され、fθレンズ119、シリンドリカルレンズ12
0、ミラー121を介して、感光層面に帯電器103で
電荷が付与された感光体102を露光し、静電潜像を形
成する。
【0043】次に、現像装置1で静電潜像を現像し、感
光体102の感光層面にトナー画像による可視像を形成
する。更に、画像形成装置100の下方位置には、上下
方向に両面複写用給紙ユニット130と、給紙ユニット
140、150及び160とが配置されており、給紙ユ
ニット140、150及び160には通常、異なるサイ
ズの記録媒体としての転写紙Pが収納されている。
【0044】例えば、給紙ユニット140内に収納され
た転写紙Pが選択されると、転写紙Pを給紙ローラ14
1にて1枚のみ給紙し、この転写紙Pを搬送ローラ14
2により搬送する。同様にして、給紙ユニット150又
は160内に収納された転写紙Pが選択されると、転写
紙Pを給紙ローラ151又は161にて1枚のみ給紙
し、この転写紙Pを搬送ローラ152又は162等によ
り搬送する。
【0045】そして、転写紙Pは、搬送路170をトナ
ー画像が形成された感光体102方向に搬送され、レジ
ストローラ対300で一旦停止させられ、感光体102
に形成されたトナー画像と転写紙Pとが一致するように
して給紙が行われる。
【0046】次に、感光体102のトナー画像が転写器
105により転写紙Pに転写され、この転写紙Pは分離
器106により感光体102面より分離される。そし
て、転写紙Pは搬送装置173で定着手段180に搬送
される。
【0047】定着手段180は加熱ローラ181と加圧
ローラ182およびクリーニング機構とを備えており、
転写紙Pのトナー画像が加熱ローラ181と加圧ローラ
182とにより転写紙Pに安定に定着した状態にされ
る。なお、クリーニング機構は加熱ローラ181の表面
をクリーニングする。定着が完了した転写紙Pは排紙案
内ローラ174により排紙される。片面複写の場合は排
紙切換部材175が下降し、そのまま排紙トレイ176
に転写紙Pが排紙される。
【0048】両面複写の場合は排紙切換部材175が上
昇し、転写紙案内部177が開放され、転写紙Pは下方
向に搬送される。更に、搬送機構178により転写紙P
は下方に搬送され、転写紙反転部179によりスイッチ
バックさせられ、転写紙Pの後端部は先端部となって両
面複写用給紙ユニット130内に搬送される。転写紙P
は両面複写用給紙ユニット130に設けられた搬送ベル
ト131で給紙方向に移動し、給紙ローラ132で転写
紙Pを再給紙し、転写紙Pを搬送路170に案内する。
再び、上述したように感光体102方向に転写紙Pを搬
送し、転写紙Pの裏面にトナー画像を転写し、定着手段
180で定着した後、排紙トレイ176に排紙する。
【0049】
【実施例】図3の画像形成装置に図1の静電潜像現像装
置を装着し、トナー濃度を4〜4.5質量%の範囲に保
って、トナーの球形化度、単位時間あたりの現像剤搬送
量、連続補給を最大量で行う時の単位時間あたりのトナ
ー補給量、感光体へのトナーの最大付着量、及びCPM
を変化させ、黒化率30%の原稿を500枚連続コピー
し、カブリの発生と濃度低下の有無を目視で確認した。
【0050】尚、トナーとして乳化重合法で製造した質
量平均粒径6.25μmのものを、キャリアとして質量
平均粒径65μmのフェライトキャリアを用いた。
【0051】結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】実施例で実証した様に、本発明に規定す
る条件を満たす構成の現像装置とすれば、球形トナーを
用いる現像剤でも充分に帯電量の立ち上がりが確保さ
れ、優れたかぶりや濃度低下の無い優れた画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電潜像現像装置の断面図である。
【図2】図1の静電潜像現像装置の水平断面図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 現像器 10 現像器本体 11 現像スリーブ 12 磁界発生手段 13 現像剤層厚規制部材 14 現像剤攪拌供給部材 15、16 現像剤撹拌搬送部材 18 天板 19 トナー濃度検出装置 100 画像形成装置 101 原稿載置板 102 感光体 103 帯電器 105 転写器 106 分離器 107 クリーニング装置 110 露光ランプ 111、112、113、117、118、121 ミ
ラー 114 結像レンズ 115 CCD 116 ポリゴンミラー 119 fθレンズ 120 シリンドリカルレンズ 130 両面複写用給紙ユニット 140、150、160 給紙ユニット 141、151、161 給紙ローラ 142、152、162 搬送ローラ 170 搬送路 173 搬送装置 174 排紙案内ローラ 175 排紙切換部材 176 排紙トレイ 177 転写紙案内部 178 搬送機構 179 転写紙反転部 180 定着手段 300 レジストローラ対 E1 AC電源 E2 DC電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 303 G03G 15/08 507E 21/10 507L 507D 21/00 326 (72)発明者 秋田 宏 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H027 DA46 DD07 EA06 ED10 2H077 AB02 AB14 AB15 AB18 AC03 AC16 AD06 AD14 AD23 AD31 AD36 AE06 BA02 CA02 DA10 DA22 DA44 DA62 DB02 DB25 EA03 2H134 GA01 GB02 JA11 KG03 KG07 KH01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー粒子と磁性キャリア粒子とからな
    る二成分現像剤を収容し、 静電潜像を担持する像担持体に対向して配置され回転可
    能に支持された現像剤担持体と、 前記現像剤担持体に平行して配置され、現像剤を撹拌し
    て搬送しつつ前記現像剤担持体に供給する現像剤撹拌供
    給部材と、 少なくとも1つの、前記現像剤撹拌供給部材に平行して
    配置され、回転軸部と、その周囲に形成された螺旋状羽
    根部材からなり、現像剤を撹拌して互いに対向する方向
    に搬送しつつ、順次前記現像剤撹拌供給部材側に現像剤
    を供給する現像剤撹拌搬送部材と、 現像剤撹拌搬送部材上にトナーを補給する補給口とを有
    し、 トナーの球形化度をa、 装置固有に設定されたトナー濃度における現像剤量と、
    現像剤撹拌搬送部材の回転速度、該部材の螺旋状羽根部
    材の径及びピッチから決定される、単位時間あたりの現
    像剤搬送量をb(g/秒)、 連続補給を最大量で行う時の単位時間あたりのトナー補
    給量をc(g/秒)、 前記像担持体へのトナーの最大付着量をd(g/c
    2)、 一分あたりの画像形成枚数(Copy Per Min
    ute、CPM)をe(copy)とするとき、 0.01>a2c/b 及び c>2.1de なる関係を満たすことを特徴とする静電潜像現像装置。
  2. 【請求項2】 トナー粒子と磁性キャリア粒子とからな
    る二成分現像剤を収容し、 静電潜像を担持する像担持体に対向して配置され回転可
    能に支持された現像剤担持体と、 前記現像剤担持体に平行して配置され、現像剤を撹拌し
    て搬送しつつ前記現像剤担持体に供給する現像剤撹拌供
    給部材と、 少なくとも1つの、前記現像剤撹拌供給部材に平行して
    配置され、回転軸部と、その周囲に形成された螺旋状羽
    根部材からなり、現像剤を撹拌して互いに対向する方向
    に搬送しつつ、順次前記現像剤撹拌供給部材側に現像剤
    を供給する現像剤撹拌搬送部材と、 現像剤撹拌搬送部材上に、新規トナーと、回収した像担
    持体上の残留トナーを補給する補給口を有し、 トナーの球形化度をa、 装置固有に設定されたトナー濃度における現像剤量と、
    現像剤撹拌搬送部材の回転速度、該部材の螺旋状羽根部
    材の径及びピッチから決定される、単位時間あたりの現
    像剤搬送量をb(g/秒)、 連続補給を最大量で行う時の単位時間あたりの新規及び
    リサイクルトナー補給量をc’(g/秒)、 前記像担持体へのトナーの最大付着量をd(g/c
    2)、 一分あたりの画像形成枚数(Copy Per Min
    ute、CPM)をe(copy)とするとき、 0.01>a2c’/b 及び c’>2.1de なる関係を満たすことを特徴とする静電潜像現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤撹拌搬送部材の回転速度を可
    変に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    静電潜像現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の静電潜像現像装
    置を搭載することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005173543A (ja) * 2003-11-21 2005-06-30 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2006106601A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Sharp Corp 現像装置及び画像形成装置

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