JP2003270418A - 回折光学素子 - Google Patents
回折光学素子Info
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Abstract
グレーティング部を有する回折光学素子に関し、特に、
周期が小さい領域(例えば、周期が波長の3.5倍以下
の領域)で高い回折効率の得られる素子を提供する。 【解決手段】 基板1と、上記基板1上に形成した、周
期が徐々に変化するグレーティング部2を具備し、上記
グレーティング部2は、入射波長λに対して、3.5λ
以下となる周期を具備し(グレーティング部領域2
b)、上記グレーティング部2bの断面は、実質的に鋸
歯形状、または鋸歯形状を近似した階段形状であり、上
記グレーティング部2bは、周期が小さくなるにつれ
て、実質的に溝深さも小さくなる構造である。
Description
歯形状もしくは階段形状のグレーティング部を有する回
折光学素子に関し、特に、周期の小さい領域において高
い回折効率の得られる素子に関する。
能するため、光学系が小型・薄型・軽量化が実現でき、
注目されている。従来例の回折光学素子として、図16
に示すような回折型マイクロレンズがあった(塩野照
弘:“高効率回折光学素子の作製技術”、応用物理 第
68巻 第6号 pp.633-638(1999年))。即ち、基板1
上に、図16に示すような断面が鋸歯形状グレーティン
グ部20を形成したものである。同心円状グレーティン
グ部20が外周に行くほど周期が小さくなるように形成
され、垂直入射した光3をグレーティング部20によ
り、1次回折光4を発生させて焦点に集光するように設
計される。グレーティング部20を鋸歯形状に加工する
ことにより、1次回折効率(入射光を1次回折光に変え
る割合)を向上させている。
鋸歯形状の回折光学素子の1次回折効率及び規格化溝深
さと規格化周期との関係を図17(a)、(b)に示
す。規格化周期とは周期Λを波長λで割った値Λ/λで
あり、規格化溝深さとは、溝深さLを基準の溝深さL0
で割った値L/L0である。図17(b)から分かるよ
うに、従来例の回折光学素子において、鋸歯形状の溝深
さは、周期に依存せず一定である。グレーティング部2
0の周期が波長に比べて十分大きい時(例えば、Λ/λ
>10)は、高い回折効率が得られるが、周期が入射波
長λの10倍程度より小さくなると1次回折効率が低下
を始め、周期が入射波長λの約1.5倍から3.5倍程
度の間で回折効率は、例えば70%程度以下に低下する
という課題がある。
で、特に、周期の小さい領域(例えば、周期が波長の
3.5倍以下)において高い回折効率の得られる素子を
提供するものである。
め、本発明の回折光学素子は、基板と、前記基板上に形
成した、周期が徐々に変化するグレーティング部を具備
し、前記グレーティング部は、入射波長λに対して、
3.5λ以下となる周期を具備し、前記グレーティング
部の断面は、実質的に鋸歯形状、または鋸歯形状を近似
した階段形状であり、前記グレーティング部は、周期が
小さくなるにつれて、実質的に溝深さも小さくなること
を特徴とする。これにより、周期が3.5λ以下の領域
で、回折効率を高くできる回折光学素子を実現すること
ができる。
に周期に比例する構成としてもよい。
深さLは、前記グレーティング部の屈折率n、p1=
0.9、p2=1.8、q1=−0.6、q2=−0.
3に対して、鋸歯形状の時は(p1Λ+q1λ)/(n
−1)<L<(p2Λ+q2λ)/(n−1)を実質的
に満たし、階段形状の時は、レベル数をmとすると、
(m−1)(p1Λ+q1λ)/[m(n−1)]<L
<(m−1)(p2Λ+q2λ)/[m(n−1)]を
実質的に満たす構成としてもよい。
板上に形成したグレーティング部を具備し、前記グレー
ティング部は、入射波長λに対して、3.5λ以下とな
る実質的に均一の周期を具備し、前記グレーティング部
の断面は、実質的に鋸歯形状、または鋸歯形状を近似し
た階段形状であり、前記グレーティング部の溝深さL
は、前記周期Λ、前記グレーティング部の屈折率n、p
1=0.9、p2=1.8、q1=−0.6、q2=−
0.3に対して、前記鋸歯形状の時は(p1Λ+q1
λ)/(n−1)<L<(p2Λ+q2λ)/(n−
1)を実質的に満たし、前記階段形状の時は、レベル数
をmとすると、(m−1)(p1Λ+q1λ)/[m
(n−1)]<L<(m−1)(p2Λ+q2λ)/
[m(n−1)]を実質的に満たすことを特徴とする。
これにより、周期が3.5λ以下の領域で、回折効率を
高くできる均一周期の回折光学素子を実現することがで
きる。
λより大きい周期を具備し、前記周期を有するグレーテ
ィング部の断面は、実質的に鋸歯形状、または鋸歯形状
を近似した階段形状であり、前記グレーティング部の溝
深さは実質的に一定である構成としてもよい。
具備し、周辺部が3.5λ以下の周期を具備する回折光
学レンズである構成としてもよい。これにより、高い開
口数を有しながら光利用効率の高い回折光学レンズを実
現することができる。
3.5以上である構成としてもよい。
ズ化係数が1.0未満である鋸歯形状、または前記鋸歯
形状を近似した階段形状である構成としてもよい。これ
により、さらに回折効率を高くできる回折光学素子を実
現することができる。
ティング部の断面は、ブレーズ化係数が0.8以下の鋸
歯形状、または前記ブレーズ化係数が0.8以下の前記
鋸歯形状を近似した階段形状であり、周期がΛ1より小
さい領域のグレーティング部の断面は、ブレーズ化係数
が0.8より大きい鋸歯形状、または前記ブレーズ化係
数が0.8より大きい鋸歯形状を近似した階段形状であ
って、Λ1は、入射波長λに対して、1.8λ≦Λ1≦
2.5λを実質的に満たす構成としてもよい。
ス係数が0より大きい鋸歯形状、または前記鋸歯形状を
近似した階段形状である構成としてもよい。これによ
り、さらに回折効率を高くできる回折光学素子を実現す
ることができる。
ティング部の断面は、スペース係数が0.2未満の鋸歯
形状、または前記スペース係数が0.2未満の鋸歯形状
鋸歯形状を近似した階段形状であり、周期がΛ1より小
さい領域のグレーティング部の断面は、スペース係数が
0.2以上の鋸歯形状、または前記スペース係数が0.
2以上の鋸歯形状を近似した階段形状であって、Λ1
は、入射波長λに対して、1.5λ≦Λ1≦2.8λを
実質的に満たす構成としてもよい。
5λより大きい領域のグレーティング部の断面は、ブレ
ーズ化係数が1未満でかつスペース係数が0より大きい
鋸歯形状、または前記鋸歯形状を近似した階段形状であ
る構成としてもよい。これにより、さらに回折効率を高
くできる回折光学素子を実現することができる。
はグレーティング部の法線に対して実質的に±10°以
内であり、前記グレーティング部は1次回折光を出射す
る構成としてもよい。
実施の形態1の回折光学素子について、図1から図3を
用いて詳細に説明する。図1(a)、(b)は、それぞ
れ、本発明の実施の形態1における回折光学素子の断面
図、平面図、図2(a)、(b)は、それぞれ、同実施
の形態の回折光学素子において、基板側から波長λの光
が垂直入射した場合の、1次回折効率と規格化周期の関
係を示すグラフ、規格化溝深さと規格化周期の関係を示
すグラフ、図3は、同実施の形態の回折光学素子の1次
回折効率と入射角の関係を示すグラフである。
た値Λ/λとし、規格化溝深さは、溝深さLを、基準の
溝深さL0で割った値L/L0と定義している。ここ
で、L0は使用波長λ、グレーティング部2の屈折率n
に対して、L0=λ/(n−1)と表され、この値はス
カラー回折理論から求まる最適な溝深さである。
レンズであって、例えば、ガラスや合成樹脂等の透明基
板1上に、グレーティング部2を、例えばPMMA(ポ
リメチルメタアクリレート)やゼオネックス等の透明樹
脂や2P樹脂(フォトポリマー)で形成するか、または
基板1をエッチングして形成している。グレーティング
部2は、レンズ作用をするように同心円状又は同心楕円
状に外周になるほど周期が小さくなるようにしてある。
に集光するように、中央部2a(領域2a部)の断面は
実質的に鋸歯形状、または鋸歯形状を近似した階段形状
2’であり、周辺部2b(領域2b部)の断面は、実質
的に鋸歯形状、または鋸歯形状を近似した階段形状2’
である。この時のグレーティング部中央部2aの溝の深
さLは、周期に依らずL0=λ/(n−1)のほぼ一定
値(規格化溝深さL/L0=1)とし、周辺部2bの溝
の深さは、周期が小さくなるにつれて(外周になるにつ
れて)、実質的に溝深さが小さくなる構造をしている。
このような構造により、周辺部2bにおいて回折効率を
高くすることができる。この理由として、Λ/λが小さ
い領域において、溝深さを最適化して垂直入射において
ブラッグ回折の条件に近づけているためと考えている。
=0.405μm、屈折率n=1.51、L0=0.7
9μmである。グレーティング部2の周期Λは、外周に
なるに従い小さくなるが、中央部2aでの最外周周期
は、例えば、波長λ=0.405μmに対して、図2に
も示すように、Λ=2.6λ=1.1μmとし、周辺部
2bの最内周周期は、例えば、Λ=2.5λ=1.0μ
mで、周辺部2bの最外周周期は、例えば、Λ=1.1
λ=0.45μm(但し、図2(b)では、Λ/λ≦
1.1の場合も図示)とした。
λより大きい中央部2aの1次回折効率は最内周では9
0%以上得られるが、周期が小さくなるにつれて(外周
に行くにつれて)低下し、周辺部2bとの境界で50%
程度になる。しかしながら、周辺部2bでは、図2
(b)に示すように、規格化溝深さを、境界部でL/L
0=2.7(例えば、L=2.1μm)と大きくしてお
り、周期が小さくなるにつれて、溝深さも徐々に小さく
した。溝深さの小さくなる割合は、実質的に周期に比例
するようにしている。図2に示した場合では、L/L0
=1.3(Λ/λ)−0.63のような一次関数で近似
でき、この時、回折効率を最も向上させることが可能で
あることが分かった。
=1.37(Λ/λ)−0.32のような一次関数で近
似でき、屈折率n=2.0の時は、L/L0=1.76
(Λ/λ)−0.39のような一次関数で近似でき、こ
の時回折効率を最も向上させることが可能であることが
分かった。従って、色々の屈折率や入射条件を変化させ
た場合は、関数の係数が異なってくるが、溝深さLは、
p1=0.9、p2=1.8、q1=−0.6、q2=
−0.3に対して、(p1Λ+q1λ)/(n−1)<
L<(p2Λ+q2λ)/(n−1)を満たすことが分
かった。なお、垂直入射の場合、Λ/λ≦1の時、1次
回折効率は0となる。
2’の場合、階段の数であるレベル数をmとすると、こ
の時も、例えばL/L0=[1.3(Λ/λ)−0.6
3](m−1)/mのような一次関数で近似でき、その
時に回折効率を最も向上させることが可能であることも
分かった。また、屈折率nが1.51以外の時や入射条
件を変化させた場合は、同様に、溝深さLは、レベル数
をmとすると、p1=0.9、p2=1.8、q1=−
0.6、q2=−0.3に対して、(m−1)(p1Λ
+q1λ)/[m(n−1)]<L<(m−1)(p2
Λ+q2λ)/[m(n−1)]を実質的に満たすこと
も分かった。
本実施の形態の回折光学素子によれば、周期が、例えば
2.5λ以下で回折効率を向上させることが可能で、そ
の結果、高い開口数を有しながら光利用効率の高い回折
光学レンズが実現できる。なお、レンズの開口数NA
は、最外周規格化周期の逆数で与えられ、本実施の形態
ではNA=1/1.1=0.91である。
おいて、Λ/λ=2.5、2.0、1.5の場合の1次
回折効率と入射角の関係から、垂直入射(入射角=0
°)近傍で回折効率が概ね高く、入射角が±10°程度
になると、特に、Λ/λ=2.5では効率が10数%程
度に低下する傾向があり、入射角が±10°以内で、本
実施形態の回折光学素子を使用するのが好ましいと言え
る。
例えば、公知の電子ビーム描画法を用いた。即ち、基板
1上に、電子ビームレジストをコーティングし、電子ビ
ーム描画装置を用いて、図1に示したような回折光学レ
ンズの膜厚分布に対応するように露光量分布を与え、現
像処理をしてレジストの膜厚を変化させて作製した。さ
らに、このレジスト形状をエッチングにより、基板1に
転写しても良い。また、階段形状2’の場合は、フォト
リソグラフィとエッチングを組み合わせる、いわゆる公
知のバイナリオプティクス作製技術を用いて作製でき
る。
(computerized numerical control)の機械加工を用い
て作製してもよい。又、これらによって作製したグレー
ティング部2を原盤にして金型を形成し、例えば透明エ
ポキシや紫外線硬化樹脂、PMMA等の合成樹脂を用い
て複製法により形成することも可能であり、安価な大量
生産を実現することもできる。
光学素子について、図4を用いて上記実施の形態1と異
なる点を中心に説明する。図4(a)、(b)は、それ
ぞれ本発明の実施の形態1の別の例における回折光学素
子の断面図、平面図である。図4の回折光学素子の構造
は、図1の素子と全く同じであり、光の入射の形態のみ
が異なる。
やLEDのような点光源5から出射した発散光3’をグ
レーティング部2側から入射させて、基板1側に平行な
回折光4’として出射する。即ち、図1に示した回折光
学素子とは光の進行方向が逆である。上述したように、
本発明の回折光学素子によれば、基板側から入射する場
合、入射角が±10°以内で、回折光学素子を使用する
のが好ましいと言えたので、図4に示すような、発散光
3’を平行光4’に回折して変換する場合でも、高い回
折効率を得るには、平行光4’がグレーティング部2の
法線から±10°以内になるように構成するのが望まし
いと言える。
光学素子について、図5を用いて上記説明したものと異
なる点を中心に説明する。図5(a)、(b)は、それ
ぞれ本発明の実施の形態1のさらに別の例における回折
光学素子の断面図、平面図である。図5の回折光学素子
は、図5(b)から分かるように、1次元構造のレンズ
で、いわゆるシリンドリカル回折型レンズであり、基板
1側からの平行な入射光3を、直線状に集光するように
回折光4として出射する。
折光学素子の一方向の断面形状は、図1(a)の場合と
同じであり、中央部2”aは溝深さは実質的に一定で、
周辺部2”bは、周期が小さくなるにつれて、実質的に
溝深さも小さくなる構造である。本実施の形態の回折光
学素子によれば、シリンドリカルレンズにおいても、周
期が、例えば2.5λ以下で回折効率を向上させること
が可能で、その結果、高い開口数を有しながら光利用効
率の高いシリンドリカルの回折光学レンズが実現でき
る。
態2の回折光学素子について、図6から図7を用いて、
上記実施の形態1と異なる点を中心に説明する。図6
は、本発明の実施の形態2における回折光学素子の断面
図(なお、平面図は図1(b)と同じ)、図7(a)、
(b)は、それぞれ、同実施の形態の回折光学素子にお
いて、基板側から波長λの光が垂直入射した場合の、1
次回折効率と規格化周期の関係を示すグラフ、規格化溝
深さと規格化周期の関係を示すグラフである。
分かるように、グレーティング部2の断面は、中央部2
aにおいては実施の形態1の素子と同じであるが、周辺
部2cとさらなる周辺部2dにおいて、実施の形態1の
素子と異なる。まず、図6の拡大図に示すように、周期
Λ1の鋸歯形状において最も溝の深い位置から頂点の位
置までのグレーティング部2の水平方向の距離をa1Λ
1とした時、そのa1をブレーズ化係数と呼ぶことにす
る。ちなみに実施の形態1では、ブレーズ化係数は1で
あった。
において、ブレーズ化係数が1.0未満の鋸歯形状、ま
たは上記ブレーズ化係数が1.0未満の鋸歯形状を近似
した階段形状2’にとり、周期が小さくなるにつれて、
実質的に溝深さも小さくすることにより、さらに回折効
率を向上させられることを発見した。ブレーズ化係数を
1未満にとるということは、素子の製作がし易くなると
いう効果があり、かなり有用である。本実施の形態で
は、周辺部2cでは、例えば、a1=0.7、さらなる
周辺部2dにおいては、例えば、a2=0.9とし、境
界のΛ/λ=2.2においてブレーズ化係数を変化させ
た。なお、中央部2aではブレーズ化係数は1である。
λ≦3.5では、ブレーズ化係数0.7が最も効率が良
く、1.7≦Λ/λ<2.3では、ブレーズ化係数0.
8が最も効率が良く、1.3≦Λ/λ<2.3では、ブ
レーズ化係数0.9が最も効率が良く、1.0<Λ/λ
<1.3では、ブレーズ化係数1.0が最も効率が良い
ことが分かった。従って、Λ/λに応じて、さらに細か
くブレーズ化係数を変化させることにより効率の一層の
向上が可能である。その時、図7(b)から分かるよう
に、溝深さの小さくなる割合は、実質的に周期に比例す
るようにしている。ブレーズ化係数が1の場合では、溝
深さは、例えば、L/L0=1.3(Λ/λ)−0.6
3のような一次関数で近似でき、ブレーズ化係数が0.
6の場合では、溝深さは、例えば、L/L0=1.0
(Λ/λ)−0.56のような一次関数で近似できる。
ブレーズ化係数が小さい程、溝深さを小さくできるとい
う効果があり、その結果、素子の作製も容易になる。
条件を変化させた場合は、関数の係数が異なってくる
が、溝深さLは、p1=0.9、p2=1.8、q1=
−0.6、q2=−0.3に対して、(p1Λ+q1
λ)/(n−1)<L<(p2Λ+q2λ)/(n−
1)を満たすことが分かった。
1.51以外の時や入射条件を変化させた場合を考慮す
ると、Λ1を、入射波長λに対して、1.8λ≦Λ1≦
2.5λを実質的に満たす周期とすると、Λ1より大き
い領域のグレーティング部の断面は、ブレーズ化係数が
0.8以下の鋸歯形状、またはその鋸歯形状を近似した
階段形状で、周期がΛ1より小さい領域のグレーティン
グ部の断面は、ブレーズ化係数が0.8より大きい鋸歯
形状、またはその鋸歯形状を近似した階段形状にするこ
とにより、回折効率を向上できるという効果がある。
規格化周期Λ/λ≦3.5において回折効率が高くなる
ことから、開口数NA≧1/3.5=0.29の回折型
レンズに対して有効である。
態3の回折光学素子について、図8から図9を用いて、
上記実施の形態1と異なる点を中心に説明する。図8
は、本発明の実施の形態3における回折光学素子の断面
図(なお、平面図は図1(b)と同じ)、図9(a)、
(b)は、それぞれ、同実施の形態の回折光学素子にお
いて、基板側から波長λの光が垂直入射した場合の、1
次回折効率と規格化周期の関係を示すグラフ、規格化溝
深さと規格化周期の関係を示すグラフである。
分かるように、グレーティング部2の断面は、中央部2
aにおいては実施の形態1の素子と同じであるが、周辺
部2eとさらなる周辺部2fにおいて、実施の形態1の
素子と異なる。まず、図8の拡大図に示すように、周期
Λ1の鋸歯形状において最も溝の深い位置の幅をs1Λ
1とした時、そのs1をスペース係数と呼ぶことにす
る。ちなみに実施の形態1では、スペース係数は0であ
った。
において、スペース係数が0より大きい鋸歯形状、また
はスペース係数が0より大きい鋸歯形状を近似した階段
形状にとり、周期が小さくなるにつれて、実質的に溝深
さも小さくすることにより、回折効率を向上させられる
ことを発見した。本実施の形態では、周辺部2eでは、
例えば、s1=0.1、さらなる周辺部2fにおいて
は、例えば、s2=0.2とし、境界のΛ/λ=2にお
いてスペース係数を変化させた。なお、中央部2aでは
スペース係数は0である。
に細かく変化させることにより効率の一層の向上が可能
である。その時、図9(b)から分かるように、溝深さ
の小さくなる割合は、実質的に周期に比例するようにし
ている。スペース係数が0の場合では、溝深さは、例え
ば、L/L0=1.3(Λ/λ)−0.63のような一
次関数で近似でき、スペース係数が0.3の場合では、
溝深さは、例えば、L/L0=1.1(Λ/λ)−0.
50のような一次関数で近似できる。スペース係数が小
さい程、溝深さを小さくできるという効果があり、その
結果、素子の作製も容易になる。
条件を変化させた場合は、関数の係数が異なってくる
が、溝深さLは、p1=0.9、p2=1.8、q1=
−0.6、q2=−0.3に対して、(p1Λ+q1
λ)/(n−1)<L<(p2Λ+q2λ)/(n−
1)を満たすことが分かった。
51以外の時や入射条件を変化させた場合を考慮する
と、Λ1は、入射波長λに対して、1.5λ≦Λ1≦
2.8λを実質的に満たす周期とすると、周期がΛ1よ
り大きい領域のグレーティング部の断面は、スペース係
数が0.2未満の鋸歯形状、または上記スペース係数が
0.2未満の鋸歯形状鋸歯形状を近似した階段形状であ
り、周期がΛ1より小さい領域のグレーティング部の断
面は、スペース係数が0.2以上の鋸歯形状、または上
記スペース係数が0.2以上の鋸歯形状を近似した階段
形状にすることにより、回折効率を向上できるというこ
とが言える。
態4の回折光学素子について、図10から図11を用い
て、上記実施の形態1と異なる点を中心に説明する。図
10は、本発明の実施の形態4における回折光学素子の
断面図(なお、平面図は図1(b)と同じ)、図11
(a)、(b)は、それぞれ、同実施の形態の回折光学
素子において、基板側から波長λの光が垂直入射した場
合の、1次回折効率と規格化周期の関係を示すグラフ、
規格化溝深さと規格化周期の関係を示すグラフである。
ら分かるように、グレーティング部2の断面は、中央部
2aにおいては実施の形態1の素子と同じであるが、周
辺部2gとさらなる周辺部2hにおいて、実施の形態1
の素子と異なる。まず、図10の拡大図に示すように、
周辺部2gの鋸歯形状において、ブレーズ化係数aを1
未満に、かつスペース係数sを0より大きくとってい
る。
5λ≦Λ≦3.5λとなる周期において、グレーティン
グ部の断面が、ブレーズ化係数が1未満でかつスペース
係数が0より大きい鋸歯形状、または上記鋸歯形状を近
似した階段形状にとり、周期が小さくなるにつれて、実
質的に溝深さも小さくすることにより、回折効率を向上
させられることを発見した。
ば、a=0.8、s=0.1、さらなる周辺部2hにお
いては、例えば、a=0.8、s=0とし、境界のΛ/
λ=2.1においてスペース係数を変化させた。なお、
中央部2aでは、a=1、s=0である。
ペース係数をさらに細かく変化させることにより効率の
一層の向上が可能である。その時、図11(b)から分
かるように、溝深さの小さくなる割合は、実質的に周期
に比例するようにしている。ブレーズ化係数が1未満で
かつスペース係数が0より大きい鋸歯形状にすることに
より、溝深さを小さくできるという効果があり、その結
果、素子の作製も容易になる。
態5の回折光学素子について、図12から図15までを
用いて、上記実施の形態1と異なる点を中心に説明す
る。図12(a)、(b)から図15(a)、(b)
は、それぞれ本発明の実施の形態5における回折光学素
子の断面図、平面図である。
たは鋸歯形状を近似した階段形状2A’は、ブレーズ化
係数a=1、スペース係数s=0の場合、図13の回折
光学素子の鋸歯形状2B、または鋸歯形状を近似した階
段形状2B’は、ブレーズ化係数a<1、スペース係数
s=0の場合、図14の回折光学素子の鋸歯形状2C、
または鋸歯形状を近似した階段形状2C’は、ブレーズ
化係数a=1、スペース係数s>0の場合、図15の回
折光学素子の鋸歯形状2D、または鋸歯形状を近似した
階段形状2D’は、ブレーズ化係数a<1、スペース係
数s>0の場合の例である。
と、上記基板1上に形成したグレーティング部2A、2
B、2C、2D、または2A’、2B’、2C’、2
D’を具備し、上記グレーティング部2A、2B、2
C、2D、または2A’、2B’、2C’、2D’は、
それぞれ入射波長λに対して、それぞれ、3.5λ以下
となる実質的に均一の周期Λを具備し、上記グレーティ
ング部2A、2B、2C、2D、または2A’、2
B’、2C’、2D’の断面は、それぞれ実質的に鋸歯
形状2、または鋸歯形状を近似した階段形状2’であ
り、入射光3を1次の回折光6に変換するグレーティン
グ(回折格子)である。
2D、または2A’、2B’、2C’、2D’の溝深さ
Lは、いずれも、上記周期Λ、上記グレーティング部2
の屈折率n、p1=0.9、p2=1.8、q1=−
0.6、q2=−0.3に対して、上記鋸歯形状の時は
(p1Λ+q1λ)/(n−1)<L<(p2Λ+q2
λ)/(n−1)を実質的に満たし、上記階段形状の時
は、レベル数をmとすると、(m−1)(p1Λ+q1
λ)/[m(n−1)]<L<(m−1)(p2Λ+q
2λ)/[m(n−1)]を実質的に満たすように構成
しており、このような構成により、垂直入射付近におい
て、周期が3.5λ以下の領域で回折効率の高いグレー
ティングを実現するという効果がある。
折効率や溝の深さは、これまでに述べた実施の形態1か
ら4の値を当てはめることができる。例えば図12の回
折光学素子では、ブレーズ化係数a=1、スペース係数
s=0の場合であるから、実施の形態1で述べた値(図
2参照)を、素子のΛ/λから求めることができる。
ーズ化係数a<1、スペース係数s=0の場合であるか
ら、実施の形態2で述べた値(図7参照)を、素子のΛ
/λから求めることができる。また、図14の回折光学
素子では、ブレーズ化係数a=1、スペース係数s>0
の場合であるから、実施の形態3で述べた値(図9参
照)を、素子のΛ/λから求めることができる。さら
に、図15の回折光学素子では、ブレーズ化係数a<
1、スペース係数s>0の場合であるから、実施の形態
4で述べた値(図11参照)を、素子のΛ/λから求め
ることができる。
の法線に対して実質的に±10°以内であることが好ま
しいのは、同様の理由による。
断面が実質的に鋸歯形状もしくは階段形状のグレーティ
ング部を有する回折光学素子に関し、特に、周期が小さ
い領域(例えば、周期が波長の3.5倍以下の領域)で
高い回折効率の得られる素子が実現できる。
素子の断面図 (b)本発明の実施の形態1における回折光学素子の平
面図
学素子の1次回折効率と規格化周期との関係を示すグラ
フ (b)本発明の実施の形態1における、回折光学素子の
規格化溝深さと規格化周期との関係を示すグラフ
の1次回折効率と入射角との関係を示すグラフ
回折光学素子の断面図 (b)本発明の実施の形態1の別の例における回折光学
素子の平面図
回折光学素子の断面図 (b)本発明の実施の形態1の別の例における回折光学
素子の平面図
断面図
学素子の1次回折効率と規格化周期との関係を示すグラ
フ (b)本発明の実施の形態2における、回折光学素子の
規格化溝深さと規格化周期との関係を示すグラフ
断面図
学素子の1次回折効率と規格化周期との関係を示すグラ
フ (b)本発明の実施の形態3における、回折光学素子の
規格化溝深さと規格化周期との関係を示すグラフ
の断面図
光学素子の1次回折効率と規格化周期との関係を示すグ
ラフ (b)本発明の実施の形態4における、回折光学素子の
規格化溝深さと規格化周期との関係を示すグラフ
学素子の断面図 (b)本発明の実施の形態5における回折光学素子の平
面図
る回折光学素子の断面図 (b)本発明の実施の形態5の別の例における回折光学
素子の平面図
る回折光学素子の断面図 (b)本発明の実施の形態5の別の例における回折光学
素子の平面図
る回折光学素子の断面図 (b)本発明の実施の形態5の別の例における回折光学
素子の平面図
学素子の1次回折効率と規格化周期との関係を示すグラ
フ (b)従来の回折光学素子における、回折光学素子の規
格化溝深さと規格化周期との関係を示すグラフ
Claims (13)
- 【請求項1】基板と、前記基板上に形成した、周期が徐
々に変化するグレーティング部を具備し、前記グレーテ
ィング部は、入射波長λに対して、3.5λ以下となる
周期を具備し、前記グレーティング部の断面は、実質的
に鋸歯形状、または鋸歯形状を近似した階段形状であ
り、前記グレーティング部は、周期が小さくなるにつれ
て、実質的に溝深さも小さくなることを特徴とする回折
光学素子。 - 【請求項2】溝深さの小さくなる割合は、実質的に周期
に比例する請求項1に記載の回折光学素子。 - 【請求項3】周期Λの時のグレーティング部の溝深さL
は、前記グレーティング部の屈折率n、p1=0.9、
p2=1.8、q1=−0.6、q2=−0.3に対し
て、鋸歯形状の時は(p1Λ+q1λ)/(n−1)<
L<(p2Λ+q2λ)/(n−1)を実質的に満た
し、階段形状の時は、レベル数をmとすると、(m−
1)(p1Λ+q1λ)/[m(n−1)]<L<(m
−1)(p2Λ+q2λ)/[m(n−1)]を実質的
に満たす請求項1に記載の回折光学素子。 - 【請求項4】基板と、前記基板上に形成したグレーティ
ング部を具備し、前記グレーティング部は、入射波長λ
に対して、3.5λ以下となる実質的に均一の周期を具
備し、前記グレーティング部の断面は、実質的に鋸歯形
状、または鋸歯形状を近似した階段形状であり、前記グ
レーティング部の溝深さLは、前記周期Λ、前記グレー
ティング部の屈折率n、p1=0.9、p2=1.8、
q1=−0.6、q2=−0.3に対して、前記鋸歯形
状の時は(p1Λ+q1λ)/(n−1)<L<(p2
Λ+q2λ)/(n−1)を実質的に満たし、前記階段
形状の時は、レベル数をmとすると、(m−1)(p1
Λ+q1λ)/[m(n−1)]<L<(m−1)(p
2Λ+q2λ)/[m(n−1)]を実質的に満たすこ
とを特徴とする回折光学素子。 - 【請求項5】グレーティング部はさらに、3.5λより
大きい周期を具備し、前記周期を有するグレーティング
部の断面は、実質的に鋸歯形状、または鋸歯形状を近似
した階段形状であり、前記グレーティング部の溝深さは
実質的に一定である請求項1記載の回折光学素子。 - 【請求項6】中央部が3.5λより大きい周期を具備
し、周辺部が3.5λ以下の周期を具備する回折光学レ
ンズである請求項5記載の回折光学素子。 - 【請求項7】回折光学レンズの開口数は、1/3.5以
上である請求項6記載の回折光学素子。 - 【請求項8】グレーティング部の断面は、ブレーズ化係
数が1.0未満である鋸歯形状、または前記鋸歯形状を
近似した階段形状である請求項1もしくは4記載の回折
光学素子。 - 【請求項9】周期がΛ1より大きい領域のグレーティン
グ部の断面は、ブレーズ化係数が0.8以下の鋸歯形
状、または前記ブレーズ化係数が0.8以下の前記鋸歯
形状を近似した階段形状であり、周期がΛ1より小さい
領域のグレーティング部の断面は、ブレーズ化係数が
0.8より大きい鋸歯形状、または前記ブレーズ化係数
が0.8より大きい鋸歯形状を近似した階段形状であっ
て、Λ1は、入射波長λに対して、1.8λ≦Λ1≦
2.5λを実質的に満たす請求項8記載の回折光学素
子。 - 【請求項10】グレーティング部の断面は、スペース係
数が0より大きい鋸歯形状、または前記鋸歯形状を近似
した階段形状である請求項1もしくは4記載の回折光学
素子。 - 【請求項11】周期がΛ1より大きい領域のグレーティ
ング部の断面は、スペース係数が0.2未満の鋸歯形
状、または前記スペース係数が0.2未満の鋸歯形状鋸
歯形状を近似した階段形状であり、周期がΛ1より小さ
い領域のグレーティング部の断面は、スペース係数が
0.2以上の鋸歯形状、または前記スペース係数が0.
2以上の鋸歯形状を近似した階段形状であって、Λ1
は、入射波長λに対して、1.5λ≦Λ1≦2.8λを
実質的に満たす請求項10記載の回折光学素子。 - 【請求項12】周期が、入射波長λに対して、1.5λ
より大きい領域のグレーティング部の断面は、ブレーズ
化係数が1未満でかつスペース係数が0より大きい鋸歯
形状、または前記鋸歯形状を近似した階段形状である請
求項1もしくは4記載の回折光学素子。 - 【請求項13】基板側から光が入射し、その入射角はグ
レーティング部の法線に対して実質的に±10°以内で
あり、前記グレーティング部は1次回折光を出射する請
求項1もしくは4に記載の回折光学素子。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002073602A JP4206678B2 (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 回折光学素子 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005202356A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 平板型マイクロレンズとその製造方法 |
JP2006235618A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-09-07 | Nikon Corp | Doeレンズおよびこのdoeレンズを有する照明光学系 |
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GB2505593B (en) * | 2011-06-17 | 2018-05-16 | Ccl Secure Pty Ltd | Diffraction grating |
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WO2020080169A1 (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | Agc株式会社 | 回折光学素子および照明光学系 |
JP6996089B2 (ja) | 2017-02-24 | 2022-02-04 | 株式会社ニコン | 回折光学素子、光学系および光学機器 |
-
2002
- 2002-03-18 JP JP2002073602A patent/JP4206678B2/ja not_active Expired - Fee Related
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