JP2003270242A - 腸内ガス中の有毒ガスの測定方法及び装置 - Google Patents

腸内ガス中の有毒ガスの測定方法及び装置

Info

Publication number
JP2003270242A
JP2003270242A JP2002070360A JP2002070360A JP2003270242A JP 2003270242 A JP2003270242 A JP 2003270242A JP 2002070360 A JP2002070360 A JP 2002070360A JP 2002070360 A JP2002070360 A JP 2002070360A JP 2003270242 A JP2003270242 A JP 2003270242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
intestinal
concentration
toxic
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002070360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3911519B2 (ja
Inventor
Meiji Watanabe
明治 渡辺
Kyoichi Kobashi
恭一 小橋
Hideo Ueda
秀雄 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002070360A priority Critical patent/JP3911519B2/ja
Publication of JP2003270242A publication Critical patent/JP2003270242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3911519B2 publication Critical patent/JP3911519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者の放散された腸内ガスを検体とし、腸内
ガス中に含まれる有害ガス成分の濃度を迅速且つ正確に
測定する。 【解決手段】腸内ガスが放散された直後の周囲雰囲気ガ
ス体中の有毒微量ガスを迅速且つ正確に測定するため
に、腸内ガス中の水素を指標ガスとし、この指標ガスを
検知した時点で周囲雰囲気ガス体をガス検知管に定量採
取して有毒ガスの濃度を測定するとともに、腸内ガスに
は殆ど含まれていない酸素を較正ガスとし、酸素濃度に
より有毒ガスの濃度を較正して有毒ガスの定量測定を行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトの肛門から放散さ
れる腸内ガス(屁、Flatus)に含まれる有毒ガス
を計測する方法及び装置に係わり、有毒ガスを定量測定
して腸内細菌の有り様を推測したり、肝臓疾患の予防・
診断に資するものに関する。
【0002】肝臓は沈黙の臓器と言われており、体内に
生じる有毒物の解毒作用を黙々とこなしている。即ち、
蛋白質など窒素含有食物は消化器官でアミノ酸やモノマ
ーに分解されて小腸から吸収されるが、未分解の高分子
物質成分などは大腸に至り、腸内の嫌気性細菌の作用を
受けてアンモニアやアミン、硫化水素などの有毒ガス
(有臭ガス)を発生する。そして、その大部分は門脈を
通じて肝臓に送られ尿素などの無毒物に変換されて腎臓
から排出される。しかし、肝臓の機能が衰えたりアンモ
ニアが多すぎて肝臓の処理能力を越えたりした場合、血
液中に高濃度のアンモニアが残る。血中アンモニアは神
経毒であり、その濃度が増えれば肝性昏睡や脳障害(肝
性脳症)をもたらす。
【0003】このような事態に対処するためには、肝機
能の増強を図ることは勿論であるが、腸内でのアンモニ
アその他の有毒ガスの発生を押さえるために、腸内細菌
のコントロールが重要になる。例えば、ラクツロースや
ラチトールなどの治療薬を投与し、腸内細菌の作用で生
成される有機酸がアンモニアを中和することにより、血
中のアンモニアを低減させることが実用化されている。
【0004】現在、血中アンモニア濃度は血液分析によ
り測定されているが、アンモニアは揮発成分であるため
測定までの経過時間により誤差が生じる。また、採血は
患者の苦痛を伴うためそう再々行なうことは好ましくな
い。
【0005】そこで本発明者らは、大腸内部の環境を反
映する腸内ガスに着目し、腸内ガスに含まれるアンモニ
アなどの有毒ガスを直接測定する技術の開発に挑戦し
た。
【0006】ところで、臨床検査分野においては尿や血
液を対象とする技術は高度に発達しているが、呼気、ゲ
ップ或いは腸内ガス(おなら、屁)等人体から発散され
る気体試料については、臨床検査分野における利用は現
在全くと言っていいほどなされていない。これは、腸内
ガス等の取扱が液体試料と異なって極めて面倒であり、
また、その重要性が十分に認識されていないことによ
る。
【0007】もっとも、呼気や腸内ガスについては以前
から細々とではあるが基礎的研究が行われており、人体
内での各種反応の結果200種以上の成分がそれぞれに
含まれていることが判っている。しかし、現段階におい
ては手軽な検査機器も無く、且つ検査方法も確立してい
ないため、単なる学術的な研究の範囲に留まっている。
【0008】このうち、呼気については肺で血液のガス
交換が行われるため、呼気は血液の補完的な試料と見る
こともできる。しかし、腸内ガスは腸内に棲息するバク
テリア(腸内細菌)の産生物を含むため、尿や血液とは
異なった人体に関する情報が得られる可能性がある。即
ち、臭いものの例えとしてよく用いられる屁(放散され
た腸内ガス)の臭いの元は、アンモニアや硫化水素、イ
ンドール、スカトール等の腐敗ガスであり、これらを産
生する細菌(いわゆる悪玉菌)は当然に他の多くの有害
不揮発成分も産生しており、これらが腸から吸収されて
人体に悪影響を与えることは想像に難くない。最近、こ
れらの悪玉菌が成人病の原因になるとも言われている。
もっとも、腸内における菌群は、500種、100兆個
も存在すると言われるが、その働きは全く多様で、現在
でも不明な点が多い。
【0009】しかも、アンモニアや硫化水素は極めて水
によく溶けるため、呼気中の水分に溶解され、呼気分析
ではその正確な測定は困難である。
【0010】ただ、屁は捕らえどころのないものの例え
としても良く用いられるように、その採取は極めて困難
である。これは、腸内ガスの放出がコントロール出来な
いし、放出されれば直ちに空気中に拡散してしまうこと
による。更に、腸内ガス中の有臭成分は微量であるうえ
空気で希釈されるので濃度が極めて低く、小型軽量な装
置で採取したサンプル中の有臭成分を正確に定量するこ
とは困難である。しかも、希釈の程度も把握できず、有
臭成分の濃度の正確な測定は殆ど不可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような観点から、
本発明者らは腸内ガス成分の測定技術を開発した(特開
平8−62211)。これは、腸内ガスの主要成分とし
て検知可能なガスが含まれていることに着目し、この成
分ガスを指標ガスとして採用し、この指標ガスを検知し
た時点で腸内ガスの放散があったと認識して試料の採取
を開始するようにするとともに、指標ガスの濃度から、
有臭成分の濃度を推測しようとするものである。
【0012】即ち、 腸内ガスの成分は、個人差や身体
の状態によって変化が大きいが、大まかに窒素23〜8
0%、酸素0.1〜2.3%、炭酸ガス5.1〜29%、メタ
ン0.1〜26%、水素0.06〜47%程度と言われてい
る。また有臭成分は全体で1%以下であり、アンモニア
や硫化水素、インドール、スカトール等の悪玉菌に起因
する有臭ガスの他に、善玉菌であるビフィズス菌などが
産生する酢酸などが含まれている。そして、前記測定技
術は、指標ガスとして炭酸ガスを採用したものである。
【0013】しかし、炭酸ガスは煙草の煙中などにも含
まれているので指標ガスとしては信頼性に欠けるし、腸
内ガス内での濃度(約5〜30%)もバラツキが大きい
などの問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
更に研究を続け本発明を完成させたものである。即ち本
発明は、指標ガスとして一般には空気中に含まれていな
い水素を採用するとともに、腸内ガスには殆ど含まれて
いない酸素に着目し、腸内ガスを含む周囲雰囲気ガス体
中の酸素を較正ガスとし採用したものである。
【0015】そして、指標ガス(水素ガス)を検知する
と同時或いはその後速やかに腸内ガスを含む周囲雰囲気
ガス体をガス濃度測定器により採取して該ガス体中に含
まれる有毒ガスの濃度を測定するとともに、較正ガス
(酸素)濃度を測定し、腸内ガス中の有毒ガスの定量測
定を可能とするものである。
【0016】本発明の腸内ガス中の有毒ガスの測定方法
は、(1)まず、トイレでの排便中や就寝中に生体から
発生する水素ガス濃度を常時監視しておく。水素ガスは
通常の生活環境には存在しないので、水素ガスが検知さ
れると放屁があったことが推測される。次いで、(2)
水素ガスを検知すると同時或いはその後速やかにトイレ
の便器や、ベッド内の周囲雰囲気ガス体をガス濃度測定
部において採取して該周囲雰囲気ガス体中に含まれる有
毒ガスの濃度を測定する。(3)この周囲雰囲気ガス体
は、腸内ガスそのままではなく空気で希釈されている。
そこで、腸内ガスには殆ど含まれていない酸素ガスに着
目し、周囲雰囲気ガス体中の酸素濃度を別途測定して腸
内ガスの希釈率を計算する。(4)前記測定された有毒
ガスの濃度と腸内ガスの希釈率から、腸内ガスに含まれ
る有毒ガス(アンモニアガスや硫化水素等)の真の濃度
を測定する。
【0017】放屁(腸内ガスの放出)は、覚醒中には意
識的に押さえる(我慢する)ことができる。しかし、尿
とは異なり、意識的に放出することは困難である。ま
た、腸内ガスを尿のように容器に採取することも不可能
である。しかし、トイレでの用便は、殆どが腸内ガスの
放出を伴う。また、便から発生する臭気も、腸内ガスと
略同じ組成である。従って、便器内部にガス採取口を設
置しておけば、腸内ガスの測定は容易に行なわれる。ま
た、就寝中には、人は無意識で放屁している。そこで、
布団の内側、特に肛門に近い部分にガス採取口を設置し
ておいても、腸内ガスの測定が確実に行なわれる。
【0018】また本発明方法は、前述したようにして腸
内ガス中の有毒ガス、ことにアンモニアガスの濃度を測
定することにより、腸内細菌の有り様を推測したり肝臓
疾患の予防・診断を行なう方法を提供する。
【0019】即ち、腸内ガス中に、アンモニアガスなど
の有毒ガスが高濃度に含まれていれば、腸内細菌のフロ
ーラが偏っており所謂悪玉菌が多く存在することが推測
される。そこで、食生活を改めたり、所謂善玉菌と言わ
れる乳酸菌を投与したりすることが必要になる。一方、
肝臓の機能が低下しているとして、肝臓疾患の治療が必
要であるなど、予防や診断に資することもできる。
【0020】次に、本発明装置について説明する。本発
明の腸内ガス中の有毒ガスの測定装置は、腸内ガス放散
検知部、腸内有毒ガス濃度測定部、酸素濃度測定器、及
び制御・演算処理部を含んで構成される。
【0021】腸内ガス放散検知部は、周囲雰囲気ガス体
を吸引する吸引ポンプとその前方に配置される水素ガス
検知器から構成される。吸引ポンプは、メインスイッチ
投入後は常時作動するもので、ダイヤフラム式などの空
気ポンプが用いられる。水素ガス検知器は、水素選択性
ガスセンサーを使用する。そしてこのガス検知器で常時
監視しており、水素ガス濃度が急増した時点で腸内ガス
の放散があったと認識する。
【0022】腸内有毒ガス濃度測定部は、周囲雰囲気ガ
ス体を一定量吸引する吸引手段と、その前方又は後方に
配置されるガス検知管などのガス濃度測定器から構成さ
れる。ガス濃度測定器としては、ガス検知管やガスクロ
マトグラフィーなど、微量のアンモニアガスや硫化水素
ガスを高精度に測定する機器が使用される。また、アン
モニアや硫化水素などの有毒ガスと選択的に反応して高
精度に定量測定できるガス検知器があれば、利用可能で
ある。この場合、ガス検知器の種類によっては、吸引す
る周囲雰囲気ガス体の量は一定量でなくても良い場合が
ある。また、ガス検知管を用いる場合には検知管装着部
が必要になるし、カラムで分離測定する場合には、一定
量の周囲雰囲気ガス体を計量するサンプル計量管、該計
量管内の周囲雰囲気ガス体をカラムに送り込む送出手
段、カラムで分離された周囲雰囲気ガス体中の有臭成分
を検出する検出器等が必要になる。
【0023】これらのガス濃度測定器の内、ガス検知管
は、機器の構成や取扱も簡単でしかも高精度に測定で
き、特に好ましいものである。但し、ガス検知管は本来
目視で呈色長さを見て濃度を読み取るものであるため、
そのままでは測定後自動的に電気的信号を出力すること
はできない。そこで、測定後のガス検知管を光学的手段
で観察して、腸内有毒ガス濃度を算出する有毒ガス濃度
算出部が別途必要になる。そして、この有毒ガス濃度算
出部からの出力を前記制御・演算処理部に入力する必要
がある。
【0024】或いは、腸内ガス放散検知部、腸内有毒ガ
ス濃度測定部、及び酸素濃度測定器を含む部分(採取
系)と、有毒ガス濃度算出部を含む部分(測定演算系)
を別体に構成し、前者により得られる腸内ガスの希釈倍
率を含む情報を、後者に入力するようにしてもよい。
【0025】また、腸内ガス吸引後のガス検知管を目視
で観察して腸内有毒ガス濃度を測定し、得られた数値を
前記制御・演算処理部に手入力するようにすることもで
きる。この場合、有毒ガス濃度算出部が不要になり、装
置がより簡略化される。
【0026】酸素濃度測定器は、腸内ガス放散検知部近
傍或いは検知管装着部の前方に組み込まれる。酸素ガス
濃度計は、例えば、ジルコニア式又はダンベル式磁気酸
素濃度計を使用する。酸素濃度の測定は、腸内ガス放散
検知部で腸内ガスの放散があったと認識された場合に即
時に行い、制御・演算処理部に酸素濃度を出力する。或
いは、酸素ガス濃度計で酸素濃度を常時監視しておき、
腸内ガス放散検知部で腸内ガスの放散があったと認識さ
れた場合に、制御・演算処理部に酸素濃度を出力するよ
うにしてもよい。尚、ガス検知管による濃度測定のよう
に、試料採取にある程度時間がかかるような場合には、
この間続けて酸素濃度を測定し、腸内ガス希釈率の平均
を算出してこれを用いるようにしてもよい。
【0027】制御・演算処理部の主要部はマイクロコン
ピュータであり、前記水素ガス検知器からの検知信号を
入力した時点で、前記吸引手段に作動信号を出力すると
ともに、ガス濃度測定器及び酸素濃度測定器からの測定
信号を演算処理して有臭成分の濃度や成分比を算出し、
該算出結果を記憶したり、或いは或いは表示装置(ディ
スプレイ)や記録装置(プリンター)などの出力装置に
信号を出力するなど装置全体の作動プログラムを管理す
るものである。
【0028】装置を採取系と測定演算系に分ける場合、
前者の制御・演算処理部は制御が主目的となり、後者の
制御・演算処理部は、演算及び表示装置(ディスプレ
イ)や記録装置(プリンター)などへの出力が主目的と
なる。
【0029】本発明装置では更に試料採取部を設けても
よい。試料採取部は、チューブ状の試料採取管及び装置
内の配管から構成され、周囲雰囲気ガス体を腸内ガス放
散検知部や腸内有毒ガス濃度測定部に供給するものであ
るが、腸内ガス放散検知部や腸内有毒ガス濃度測定部の
先端部分を延長して試料採取管としてもよい。この試料
採取管は、その先端の吸引口を肛門の近傍、例えば洋便
器の便座部分に配置して使用する。或いはベッドで寝て
いる患者の臀部にテープ等で固定してもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に示す好適な
実施の1形態に基づいて更に詳細に説明する。図1は、
本発明に係る腸内ガス中の有毒ガス測定装置1の一例を
示す概略図で、濃度測定にガス検知管を用い、採取系と
測定演算系を一体に構成したものを示す。この測定装置
1は、試料採取部2、腸内ガス放散検知部3、腸内有毒
ガス濃度測定部4、有毒ガス濃度算出部5、酸素濃度測
定器6、制御・演算処理部7、出力装置としてのプリン
ター8から構成されている。
【0031】試料採取部2は、周囲雰囲気ガス体を腸内
ガス放散検知部3に供給するチューブ状の試料採取管2
1と、腸内有毒ガス濃度測定部に供給するチューブ状の
試料採取管22からなる。尚、1度にアンモニアと硫化
水素を測定する場合には、試料採取管22が2系列必要
になる。そして、各試料採取管は、その先端の吸引口を
肛門の近傍、例えば洋便器の便座部分に固定したり、ベ
ッドで寝ている患者の臀部にテープ等で固定する。
【0032】腸内ガス放散検知部3は、試料採取管21
を通って供給される周囲雰囲気ガス体Gを吸引する吸引
ポンプ31と、その前方に配置される水素ガス検知器3
2から構成される。吸引ポンプ31は、メインスイッチ
投入後は常時作動するもので、ダイヤフラム式ポンプを
用いている。そして、このガス検知器32で臀部の周囲
雰囲気ガス体Gを常時監視しており、水素ガス濃度が急
増した時点で腸内ガスの放散があったと認識し、その旨
の信号を制御・演算処理部7に出力する。以後は、吸引
ポンプ31は停止してもよい。
【0033】腸内有毒ガス濃度測定部4は、試料採取管
22を通って供給される周囲雰囲気ガス体Gを吸引する
吸引ポンプ41と、該吸引ポンプ41の前方に設置され
る検知管装着部42から構成される。検知管装着部42
には、ガス検知管43を毎回セットする。尚、図では吸
引ポンプ41や検知管装着部42は2系列のものを示し
たが、1種類のガスのみを測定する場合には、1系列で
よい。
【0034】有毒ガス濃度算出部5は、ガス検知管載置
部51と、光学的読み取り手段52、及び信号出力部5
3からなる。そして、この有毒ガス濃度算出部5からの
出力を前記制御・演算処理部7に入力する。尚、ガス検
知管43を目視で観察する場合には、この有毒ガス濃度
算出部5は不要になる。
【0035】酸素濃度測定器6は、ジルコニア式磁気酸
素濃度計を用い、腸内ガス放散検知部3の水素ガス検知
器43の後部に組み込まれている。そして、この酸素ガ
ス濃度計6で酸素濃度を常時監視しており、腸内ガス放
散検知部で腸内ガスの放散があったと認識された場合
に、制御・演算処理部7に酸素濃度を出力する。この場
合、試料採取にある程度時間がかかるので、この間続け
て酸素濃度を測定し、腸内ガス希釈率の平均を算出して
これを用いるようにしてもよい。
【0036】制御・演算処理部7の主要部はマイクロコ
ンピュータ71であり、前記水素ガス検知器32からの
検知信号を入力した時点で、前記吸引ポンプ41に作動
信号を出力するとともに、有毒ガス濃度算出部5及び酸
素濃度測定器6からの測定信号を演算処理して有臭成分
の濃度や成分比を算出し、該算出結果を記憶したり、或
いは或いは表示装置(ディスプレイ)や記録装置(プリ
ンター)8などの出力装置に信号を出力するなど装置全
体の作動プログラムを管理するものである。
【0037】図2は、腸内ガス放散検知部3、腸内有毒
ガス濃度測定部4、及び酸素濃度測定器6を含む測定部
分9と、有毒ガス濃度算出部5を含む算出部分10を別
体に構成した他の例を示す。そして、前者即ち測定部分
9により得られる腸内ガスの希釈倍率を含む情報を、後
者即ち算出部分10に入力するようにしたものである。
この入力は、オンラインで行ってもよく、或いはオフラ
インで手入力により行なってもよい。符号11は、算出
部分10の制御・演算処理部である。
【0038】尚、図1、図2何れの場合においても、ガ
ス検知管による測定を何度か繰り返し(同一人に限らな
い)、有毒ガス濃度算出は後刻まとめて行なうようにす
ることもできる。この場合、ガス検知管番号や測定時刻
の管理情報を、制御・演算処理部7、11に入力する必
要がある。
【0039】図3は、腸内有毒ガス濃度測定部4Aとし
て、ガスクロマトグラフィーを採用した場合の概略図を
示す。この場合、有毒ガスを分離するカラム44、一定
量の周囲雰囲気ガス体を計量するサンプル計量管45、
該計量管内の周囲雰囲気ガス体をカラムに送り込む送出
手段46、カラムで分離された周囲雰囲気ガス体中の有
臭成分を検出する検出器47等が必要になる。
【0040】次に、本発明装置の使用方法について図1
の装置を例にとって説明する。図4はその一例で、トイ
レ便器12の便座13の部分に、上記試料採取管21、
22を束ねて配置したものである。この方法は、便意を
催した場合に放屁が多いと言う経験則に基づいたもので
ある。被測定者は、まず装置1のメインスイッチを投入
する。臀部が便座上にきたことを赤外線センサー等で検
知して自動的にメインスインチを投入するようにしても
いよ。すると、吸引ポンプ31が稼働をはじめ、肛門の
周囲雰囲気ガス体Gをゆっくり吸引しはじめる。吸引速
度は、例えば1リットル/分程度である。その間、水素
ガス検知器32は常時水素ガス濃度を測定している。通
常、空気中の水素ガス濃度はppm 単位である。それが、
単位時間当たりの変化が急激な増大すると、制御・演算
処理部7は腸内ガスの放散(放屁)があったと認識す
る。
【0041】すると、制御・演算処理部7からの指令で
腸内有毒ガス濃度測定部4の吸引ポンプ41が作動しは
じめ、検知管装着部42にセットしたガス検知管43に
一定量の周囲雰囲気ガス体Gを吸引する。測定が終わる
と、ガス検知管43を有毒ガス濃度算出部5のガス検知
管載置部51に載置し、光学的読み取り手段52により
有毒ガスの濃度を読み取って制御・演算処理部7に出力
する。
【0042】一方、水素ガスを検知すると同時に、酸素
濃度測定器6により周囲雰囲気ガス体G中の酸素濃度を
測定し、制御・演算処理部7に出力する。そして、この
濃度から周囲雰囲気ガス体Gの希釈率を求め、前記で求
めた有毒ガスの濃度を補正して、有毒ガスの定量測定を
行なう。
【0043】制御・演算処理部7で求められた有毒ガス
の濃度は、プリンター8から出力される。この際、結果
を数値で表してもよいが、チャート式で図式化すると測
定結果がより確実に把握できる。このチャートには、ア
ンモニアガス、硫化水素等の有毒ガス成分から、腸内細
菌の有り様や肝臓疾患の程度などを記載するようにして
もよい。
【0044】本発明装置は、上記した便器に取り付ける
以外に、例えばベットに寝ている患者の臀部等肛門の近
傍に、本発明装置の試料採取管21、22の吸入口をバ
ンド等で固定し、就寝中或いは静養中に放散される腸内
ガスの分析を行うようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ヒトの腸
内ガスを分析して腸内ガスに含まれる微量な有毒ガス成
分濃度を測定する方法であって、水素ガスを検知するこ
とにより腸内ガスの放散を検知して、速やかに周囲雰囲
気ガス体中に含まれる有毒ガスの濃度を測定しする一
方、周囲雰囲気ガス体中の酸素を較正ガスとして濃度測
定し、酸素濃度により有毒ガス濃度を較正して腸内ガス
中の有毒ガスを定量測定するものである。
【0046】従って、以下のような特徴を有する。 1)いつ体外へ放出されるかわからず、また制御不能に
放散される腸内ガスを、タイミングよくサンプリングし
て分析することができる。 2)腸内ガスを分析することにより、その中に微量含ま
れている有臭成分ガスが簡単・確実に分析できる。ま
た、酸素ガス濃度を測定することにより、希釈率が分か
り、従って、アンモニアや硫化水素などの有毒ガスの濃
度の定量測定が可能になる。 3)腸内ガス中の有害成分を分析することにより、これ
らを産生する菌種、特に悪玉菌の種類、更にはその量や
割合が推定できる。 4)従って、従来の血液や尿、或いは呼気等から得られ
る情報以外に、人体特に大腸系統の情報が得られる利点
がある。また、腸内ガスの成分は食物や生活態度により
大きく影響を受けると言われており、それらについての
客観的なデータを得ることができ、食生活の改善や治療
の進展状態等をチエックする上で大きな役割を果たす。 5)更に、肝臓疾患の予防や診断に資することが可能と
なる。 6)一方、血液分析と異なり、患者に苦痛、恐怖感、圧
迫感を与えない。そのため、繰り返し測定や連続観察に
対する患者の負担が完全に解消する。また、トイレ中で
或いは就寝中に自動的にサンプリングが行なえるので、
患者に羞恥心を与える心配もない。 7)ガス検知管を用いる場合、高感度且つ短時間測定が
できるので、装置の小型化、操作の簡便化、測定の迅速
化が図れるし、検査コストが極めて安い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る腸内ガス中の有毒ガスの定量測定
装置のブロック図の一例である。
【図2】本発明に係る腸内ガス中の有毒ガスの定量測定
装置の他の例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る腸内ガス中の有毒ガスの定量測定
装置の更に異なる他の例を示すブロック図である。
【図4】本発明腸内ガス中の有毒ガスの定量測定装置の
使用状態の一例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 有毒ガス測定装置 2 試料採取部 21 試料採取管 22 試料採取管 3 腸内ガス放散検知部 31 吸引ポンプ 32 水素ガス検知器 4 腸内有毒ガス濃度測定部 4A 腸内有毒ガス濃度測定部 41 吸引ポンプ 42 検知管装着部 43 ガス検知管 43 カラム 44 サンプル計量管 45 送出手段 46 検出器 5 有毒ガス濃度算出部 51 ガス検知管載置部 52 光学的読み取り手段 53 信号出力部 6 酸素濃度測定器 7 制御・演算処理部 71 マイクロコンピュータ 8 プリンター 9 測定部分 10 算出部分 11 制御・演算処理部 12 トイレ便器 13 便座 G 周囲雰囲気ガス体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 秀雄 大阪府箕面市箕面4丁目7−23 Fターム(参考) 2G045 AA25 DB06 DB30 HA06 JA02 2G052 AA28 AB01 AB02 AB03 AB25 AD02 AD42 BA03 BA14 CA04 CA12 CA13 GA27 GA28 HA12 HA15 HB08 HB10 JA01 JA03 JA07 JA09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体外へ放散された腸内ガス中の水素を指
    標ガスとして検知すると同時或いはその後速やかに、腸
    内ガスを含む周囲雰囲気ガス体中に含まれる有毒ガスの
    濃度を測定するとともに、周囲雰囲気ガス体中の酸素を
    較正ガスとして濃度測定し、酸素濃度により有毒ガス濃
    度を較正することを特徴とする、腸内ガス中の有毒ガス
    の定量測定方法。
  2. 【請求項2】 有毒ガスの濃度測定に、ガス検知管を用
    いるものである、請求項1記載の腸内ガス中の有毒ガス
    の定量測定方法。
  3. 【請求項3】 定量測定した有毒ガス濃度から、腸内細
    菌の有り様を推測したり肝臓疾患の予防・診断を行なう
    方法。
  4. 【請求項4】 アンモニアガス、硫化水素等の有毒ガス
    成分の測定結果を基に、検査報告書の形式をチャート式
    で図式化するものである、請求項3記載の肝臓疾患の診
    断方法。
  5. 【請求項5】 周囲雰囲気ガス体を吸引する吸引ポンプ
    とその前方に配置される指標ガス検知器から構成される
    腸内ガス放散検知部と、周囲雰囲気ガス体を一定量吸引
    する吸引手段とその前方又は後方に配置されるガス濃度
    測定器を含む腸内有毒ガス濃度測定部と、腸内ガス放散
    検知部近傍或いはガス濃度測定器の前方に組み込まれる
    酸素濃度測定器と、前記指標ガス検知器からの検知信号
    を入力した時点で前記吸引手段に作動信号を出力すると
    ともに、酸素濃度測定器からの測定信号を入力して周囲
    雰囲気ガス体に対する腸内ガスの希釈倍率を算出して該
    算出結果を記憶表示する制御・演算処理部を含んで構成
    されることを特徴とする、腸内ガス中の有毒ガスの測定
    装置。
  6. 【請求項6】 ガス濃度測定器としてガス検知管を用
    い、測定後のガス検知管を光学的手段で観察して腸内有
    毒ガス濃度を算出する有毒ガス濃度算出部と、該算出結
    果を入力するとともに、腸内ガスの希釈倍率から腸内有
    毒ガス濃度を定量表示する制御・演算処理部を含んで構
    成されるものである、請求項5記載の腸内ガス中の有毒
    ガスの測定装置。
  7. 【請求項7】 腸内ガス放散検知部、腸内有毒ガス濃度
    測定部、及び酸素濃度測定器を含む部分と、有毒ガス濃
    度算出部を含む部分を別体に構成し、前者により得られ
    る腸内ガスの希釈倍率を含む情報を、後者に入力するも
    のである、請求項6記載の腸内ガス中の有毒ガスの測定
    装置。
  8. 【請求項8】 ガス濃度測定器としてガス検知管を用
    い、測定後のガス検知管を目視で測定した腸内有毒ガス
    濃度を、制御・演算処理部に入力する手段を設けたもの
    である、請求項6記載の腸内ガス中の有毒ガスの測定装
    置。
JP2002070360A 2002-03-14 2002-03-14 腸内ガス中の有毒ガスの測定方法及び装置 Expired - Fee Related JP3911519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002070360A JP3911519B2 (ja) 2002-03-14 2002-03-14 腸内ガス中の有毒ガスの測定方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002070360A JP3911519B2 (ja) 2002-03-14 2002-03-14 腸内ガス中の有毒ガスの測定方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003270242A true JP2003270242A (ja) 2003-09-25
JP3911519B2 JP3911519B2 (ja) 2007-05-09

Family

ID=29200954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002070360A Expired - Fee Related JP3911519B2 (ja) 2002-03-14 2002-03-14 腸内ガス中の有毒ガスの測定方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3911519B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089857A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toto Ltd 腸内状態報知装置及び方法
JP2009265046A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Toto Ltd 腸内状態測定装置
JP2009271038A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Toto Ltd 健康状態測定装置
WO2016083405A1 (en) * 2014-11-27 2016-06-02 Koninklijke Philips N.V. Chemical analysis of urine and feces vapor
JP2016516173A (ja) * 2012-12-21 2016-06-02 エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 排便の位置を決定するための方法及びシステム
CN105832287A (zh) * 2015-01-30 2016-08-10 Toto株式会社 身体信息检测系统
JP2016145798A (ja) * 2015-01-30 2016-08-12 Toto株式会社 生体情報測定システム
US9927410B2 (en) 2012-12-21 2018-03-27 Sca Hygiene Products Ab Method and system for detecting urine and/or feces
US20220146379A1 (en) * 2019-03-29 2022-05-12 Kyocera Corporation Gas collection device and gas detection system
CN115324176A (zh) * 2022-07-27 2022-11-11 浙江大学台州研究院 一种小肠健康监测智能马桶

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105832288B (zh) * 2015-01-30 2019-03-15 Toto株式会社 身体信息检测系统

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089857A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toto Ltd 腸内状態報知装置及び方法
JP4756460B2 (ja) * 2005-09-29 2011-08-24 Toto株式会社 腸内状態報知装置及び方法
JP2009265046A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Toto Ltd 腸内状態測定装置
JP2009271038A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Toto Ltd 健康状態測定装置
US9927410B2 (en) 2012-12-21 2018-03-27 Sca Hygiene Products Ab Method and system for detecting urine and/or feces
JP2016516173A (ja) * 2012-12-21 2016-06-02 エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 排便の位置を決定するための方法及びシステム
US9933402B2 (en) 2012-12-21 2018-04-03 Sca Hygiene Products Ab Method and system for determining the location of a fecal insult
JP2018500552A (ja) * 2014-11-27 2018-01-11 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. ガス・センサー・システム及びガス・センシング方法
WO2016083405A1 (en) * 2014-11-27 2016-06-02 Koninklijke Philips N.V. Chemical analysis of urine and feces vapor
US10408818B2 (en) 2014-11-27 2019-09-10 Koninklijke Philips N.V. Chemical analysis of urine and feces vapor
CN105832287A (zh) * 2015-01-30 2016-08-10 Toto株式会社 身体信息检测系统
JP2016145798A (ja) * 2015-01-30 2016-08-12 Toto株式会社 生体情報測定システム
US20220146379A1 (en) * 2019-03-29 2022-05-12 Kyocera Corporation Gas collection device and gas detection system
CN115324176A (zh) * 2022-07-27 2022-11-11 浙江大学台州研究院 一种小肠健康监测智能马桶

Also Published As

Publication number Publication date
JP3911519B2 (ja) 2007-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3128134B2 (ja) エンド−タイドル一酸化炭素濃度の生体内測定装置及び方法,並びにそのフィルター
US10952640B2 (en) Method for collecting a selective portion of a subject's breath
US5293875A (en) In-vivo measurement of end-tidal carbon monoxide concentration apparatus and methods
US8485984B2 (en) Portable breath collection system for use in breath tests
JP4472533B2 (ja) 診断用ガス分析装置
JP3911519B2 (ja) 腸内ガス中の有毒ガスの測定方法及び装置
JP3616374B2 (ja) 一酸化炭素生成率の生体内測定のための方法および装置
JP2007083033A (ja) 肺拡散能(DLco)測定装置
JP3525157B2 (ja) 腸内ガス成分測定方法及び放屁検知方法
US20160143561A1 (en) Self-contained, portable h2/co2 (air) ratio apparatus
JPH10186A (ja) 呼気中の特定ガス成分を分析する方法及び装置
JP2004077467A (ja) 終末呼気の採取方法及び装置
US6699202B1 (en) Method and device for physiologic analysis
JP2004108861A (ja) 口臭の測定方法及び装置
JPH0647047A (ja) 臨床用呼気検査方法及び装置
JP6001192B2 (ja) アルデヒド分解酵素活性遺伝子型判定装置、扁平上皮癌発生危険度判定装置、及びプログラム
RU2593008C1 (ru) СПОСОБ ДИАГНОСТИКИ Helicobacter pylori И УСТРОЙСТВО ДЛЯ ЕГО РЕАЛИЗАЦИИ
JPH10187A (ja) 呼気中の特定ガス成分の分析方法及び装置
JP2015102414A (ja) ヘリコバクター・ピロリの検出方法及び検出器具
ZHAO et al. Research of chronic obstructive pulmonary disease monitoring system based on four-line turbine-type
JP2018017540A (ja) 呼気ガス分析用ガス採取装置
SK742012A3 (sk) Zariadenie na určenie parametrov rovnováhy vnútorného prostredia krvi na podávanie alebo dávkovanie medikamentu
JPH08211049A (ja) 呼気中アンモニア測定方法及び装置
JP2010230353A (ja) 経皮アンモニア濃度測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20061102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees