JP2003270183A - 高感度測定装置 - Google Patents

高感度測定装置

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JP2003270183A JP2002078067A JP2002078067A JP2003270183A JP 2003270183 A JP2003270183 A JP 2003270183A JP 2002078067 A JP2002078067 A JP 2002078067A JP 2002078067 A JP2002078067 A JP 2002078067A JP 2003270183 A JP2003270183 A JP 2003270183A
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好夫 砂岡
Shinichi Ohashi
伸一 大橋
Toshio Morita
利夫 森田
Masashi Fujita
雅司 藤田
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    • G01R27/02Measuring real or complex resistance, reactance, impedance, or other two-pole characteristics derived therefrom, e.g. time constant
    • G01R27/22Measuring resistance of fluids

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同時に取り出された少なくとも2個のセンサ
ーからの検出信号の差分のみを出力することにより被測
定物質の特性の微少な差や変化を精度よく測定できるこ
とに着目し、さらに、差や変化ではなく対象となる測定
特性の絶対値を高精度かつ高感度で検出できる測定装置
を提供する。 【解決手段】 被測定物質に所定の時間差をもって接
し、同じ特性を検出する少なくとも2個のセンサーを設
け、各センサーから同時に取り出した検出信号の差分を
得、該検出信号の差分から該所定の時間差経過における
特性値の差分を得、予め測定の基準となる時刻とその時
刻における基準特性値を設定し、前記所定の時間差を時
間刻みのピッチとし、基準時刻から任意の時間刻み経過
時点における測定値を得ることを特徴とする高感度測定
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば水溶液等
の被測定物質の特性の変化を高感度かつ高精度で検出
し、その検出値に基づいてそのときの被測定物質の特性
値自体を高感度かつ高精度で検出できるようにした高感
度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被測定物質の特性として、たとえば電気
伝導度は、とくに水溶液中で移動可能なイオンの濃度の
測定のための尺度として用いられており、電気伝導度測
定装置は、多くの水溶液中のイオン濃度の測定に用いら
れている。一般に、電気伝導度測定装置は検出用電極と
電源からの電流供給用電極との間の抵抗値を測定するこ
とにより、被測定水溶液中のイオン濃度の増減を測定す
るようになっている。
【0003】従来の電気伝導度測定装置を用いて電気伝
導度の変化や複数測定箇所の電気伝導度の差を測定しよ
うとする場合において、その変化や差が、測定されてい
る電気伝導度の絶対値に比べて微少なものである場合、
測定レンジが比較的大きな電気伝導度の絶対値に対して
調整されていることから、微少な変化や差の測定は非常
に困難であるか、あるいはその測定データは信頼性の低
いものとなっている。しかし現実には、このような位置
的にあるいは時間的に異なった2つの、あるいは複数の
測定点間の微少な差や変化を測定したいという要求は数
多くあり、そのような微少な差や変化を信頼性高く高精
度かつ高感度で測定できれば、その用途は非常に広いと
考えられる。
【0004】そこで先に本出願人により、上記のような
要望を満たすべく、水溶液等の被測定物質の特性の変化
を精度よく抽出、測定できる装置として、多元電気伝導
度測定装置が提案されている(特開2001−3117
10号公報)。この多元電気伝導度測定装置は、被測定
物質に接する少なくとも2個の電極を有する電気伝導度
測定セルを少なくとも2個有し、該電気伝導度測定セル
を、各電気伝導度測定セルからの検出信号自身を少なく
とも加算、減算のいずれかの処理が可能なように電気的
に接続したことを特徴とするものからなっている。
【0005】この装置においては、各電気伝導度測定セ
ルからの検出信号自身に対して、つまり同時に取り出さ
れた検出信号自身に対して、加算、減算等の電気的な処
理が行われ、処理後の信号が、必要に応じて増幅等され
て、各電気伝導度測定セル間の測定電気伝導度の差や変
化分として出力される。同時に取り出された検出信号の
差分が出力されるので、各電気伝導度測定セルに共通に
生じたノイズ等を消去して高S/N比の変化を捉えるこ
とが可能になり、増幅等により、差や変化分のみを高精
度で出力させることが可能になる。このため、従来の電
気伝導度測定装置を単に複数個配設してそれらからの測
定データの差や変化分を得る構成とは異なり、位置的に
あるいは時間的に異なる複数の測定点間の電気伝導度の
微少な差や変化を信頼性高く高精度かつ高感度で測定す
ることができる。
【0006】上記の特開2001−311710号公報
は、電気伝導度の測定に関して提案されたものである
が、少なくとも2個のセンサーから同時に取り出された
検出信号の差分を出力させることにより、対象となる特
性の差や変化を信頼性高く高精度かつ高感度で測定する
という技術は、基本的にあらゆる特性の測定に適用可能
なものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開2001−311710号公報で提案された多元電気
伝導度測定装置における指示値は、位置的にあるいは時
間的に異なる複数の測定点間における電気伝導度の微少
な差や変化であり、電気伝導度の絶対値ではない。とこ
ろが現実には、水溶液中等の不純物の濃度変化を求める
場合に必要とされるのは、電気伝導度の絶対値の変動で
あることが多い。電気伝導度以外の他の特性を測定する
場合にも、特性値の絶対値の変動の測定が求められるこ
とが多い。
【0008】そこで本発明の課題は、前記特開2001
−311710号公報で提案された技術により被測定物
質の特性の微少な差や変化を精度よく測定できることに
着目し、その技術の存在を前提として、さらに、差や変
化ではなく対象となる特性の測定値を、望ましくはその
絶対値を、高精度かつ高感度で検出できる測定装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る高感度測定装置は、被測定物質に所定
の時間差をもって接し、同じ特性を検出する少なくとも
2個のセンサーを設け、各センサーから同時に取り出し
た検出信号の差分を得、該検出信号の差分から該所定の
時間差経過における特性値の差分を得、予め測定の基準
となる時刻とその時刻における基準特性値を設定し、前
記所定の時間差を時間刻みのピッチとし、基準時刻から
任意の時間刻み経過時点における測定値を得ることを特
徴とするものからなる。
【0010】上記高感度測定装置においては、ある時刻
における測定値だけを、基準時刻における基準特性値に
その基準時刻からの変化分を加味した値として得ること
も可能であり、また、上記測定値を、基準時刻からの各
時間刻み経過時点毎の時系列データとして得ることもで
きる。
【0011】さらに、上記測定値を時系列データとして
得る場合には、時間刻み位置が前記所定の時間差内にあ
る時系列データを含む、複数の時系列データ群として構
成することもできる。このようにすれば、複数の時系列
データ群は、時間軸方向に、前記所定の時間差よりも小
さいピッチで、各時間刻み経過時点毎の測定値を出力す
ることが可能になり、測定値の変化をあたかも連続的な
変化として捉えることが可能になる。
【0012】また、上記高感度測定装置においては、基
準時刻における基準特性値を設定することが必要である
が、この基準特性値の設定の仕方としては各種の方法を
採り得る。たとえば、参照用の被測定物質を接ししめ、
この出力値を前記基準特性値として設定することができ
る。この場合、この参照用の被測定物質の特性値が既知
でなくても、測定対象の被測定物質と比較するのに適切
な参照用の被測定物質を用いることにより、参照用の被
測定物質が有する特性値に対して測定対象の被測定物質
の特性値がどのような値になっているかの測定が可能に
なり、少なくとも、参照用の被測定物質に対して相対比
較値を得ることができる。
【0013】また、特性値が既知の参照用の被測定物質
(たとえば、超純水など)を接ししめ、この出力値が、
本発明に係る高感度測定装置において前記既知の特性値
となるよう、前記基準特性値を設定することもできる。
このように特性値が既知の参照用の被測定物質を接しし
めることにより、基準特性値を精度よく校正することが
可能になる。
【0014】したがって、上記の如く特性値が既知でな
い参照用の被測定物質あるいは特性値が既知の参照用の
被測定物質を用いることにより、たとえば最初に設定し
た基準特性値に、長時間経過中にドリフトが生じるおそ
れがあるような場合にあっても、適切な時間間隔でその
ドリフトを修正できるようになり、常時高精度の測定や
モニタリングを行うことが可能になる。
【0015】本発明において、被測定物質は特に限定し
ないが、流体からなる場合に、とくに適用が容易にな
る。
【0016】このような本発明に係る高感度測定装置に
おいては、先ず、所定の時間差をもって被測定物質に接
する少なくとも2個のセンサーから同時に取り出した検
出信号の差分が出力されるので、ある時刻における、た
とえば現時刻における、測定対象となる特性値の変化分
のみが高感度かつ高精度に検出される。ここまでの技術
思想は、実質的に前述の特開2001−311710号
公報で提案されたものと同じである。本発明ではさら
に、上記検出信号の差分から上記所定の時間差経過にお
ける特性値の差分が得られ、予め測定の基準となる時刻
とその時刻における基準特性値が設定され、上記所定の
時間差を時間刻みのピッチとして、基準時刻から任意の
時間刻み経過時点(つまり、測定値としての出力を得た
い任意の時間刻み経過時点)における測定値が得られ
る。この測定値は、基準特性値を基準とした値として得
られ、基準特性値に絶対値が設定されていれば、測定値
も特性値の絶対値として得られることになる。換言すれ
ば、基準時刻における基準特性値に対して、上記高感度
かつ高精度に検出された特性の前記所定の時間差におけ
る時間変化分が加味されて、最終的に出力される信号
は、この時間変化分を正確に検知した特性の絶対値の変
動を示すことになり、目標とする絶対値自体の検出を、
高感度かつ高精度で行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照しながら説明する。本発明において
測定対象となる被測定物質の特性は、電気伝導度に限定
されず、実質的にあらゆる特性の測定に適用可能である
が、以下の説明は、主として電気伝導度の測定の場合に
ついて述べる。
【0018】図1および図2は、本発明に係る高感度測
定装置を、被測定物質4としての管内を流れる流体、た
とえば水の電気伝導度の測定系に適用した場合を例示し
ている。図1に示す高感度測定装置1においては、被測
定物質4の上流側と下流側に電気伝導度検出用のセンサ
ーA(2)およびセンサーB(3)が設けられ、センサ
ーA通過後の被測定物質4が所定時間後にセンサーBを
通過するようになっており、被測定物質4が所定の時間
差をもってセンサーA、Bに接するとともに、両センサ
ーからは同時に検出信号を取り出し可能となっている。
信号処理装置5には、ある時刻において両センサーから
同時に取り出した検出信号の差分を出力することが可能
な多元電気伝導度測定装置部(図3、図4に例示)と、
その差分を、その時刻と、その時刻の前記時間差前の、
あるいは前記時間差後の時刻との間における(つまり、
所定の時間差経過における)特性値の差分として用い、
予め測定の基準となる時刻とその時刻における基準特性
値を設定し、前記所定の時間差を時間刻みのピッチとし
て、基準時刻から任意のある時間刻み経過時点における
測定値を得ることが可能な演算処理部とが設けられてい
る。
【0019】図2に示す高感度測定装置11において
は、同一箇所からサンプリングされた電気伝導度の測定
対象としてのサンプル水が、センサーA(2)にはその
まま接し、センサーB(3)に対しては時間調整可能な
時間遅延カラム12を介して接するようになっており、
時間遅延カラム12を介して所定の時間差が与えられる
ようになっている。その他の構成は、実質的に図1の態
様と同じである。
【0020】まず、信号処理装置5に設けられた多元電
気伝導度測定装置部の構成例について、図3、図4を参
照して説明する。図3に示す多元電気伝導度測定装置部
21においては、被測定物質に接する少なくとも2個の
電極(本実施態様では3電極構成にて図示してある。)
を有する電気伝導度測定用のセンサーA、B(2、3)
を少なくとも2個有している。各センサーA、B(2、
3)は、本実施態様では、各センサーからの検出信号自
身が加算処理されるように電気的に接続されている。
【0021】各センサーA、B(2、3)は電気的に並
列に接続されており、各センサーの電流供給用電極22
a、23aには、電源としての交流オシレーター24か
ら同相の交流電流が供給されている。各センサーA、B
(2、3)の電気伝導度検出用電極22b、23bは、
互いに電気的に接続され、両検出用電極22b、23b
からの検出信号自身の値が加算されるようになってい
る。そして本実施態様では、一方のセンサーA(2)の
電流供給用電極22aの前に、供給される交流電流の値
を所定の倍率で乗算する、あるいは所定の割合で除算す
る乗算器または除算器25が設けられており、センサー
A(2)で検出対象となる被測定物質の電気伝導度のレ
ベルを、センサーB(3)のそれに比べ異ならしめるこ
とができるようになっている。つまり、電流供給用電極
22aに供給する前の交流電流を所定の倍率で増幅ある
いは減幅するのである。このようにしておけば、所定の
時間差をもって各センサーに接する被測定物質の電気伝
導度の時間変化を最適な感度で検出することが可能にな
る。
【0022】上記電気的な演算処理が施された信号、つ
まり、電気伝導度検出用電極22b、23bの接続点か
ら得られる信号は、一つの増幅器26により出力信号と
して適切なレベルに増幅されるようになっている。この
とき、測定レンジ切替器27で、測定対象に応じて最適
な測定レンジを選択できるようになっている。
【0023】増幅器26からの信号は、本実施態様で
は、測定環境に対する温度補償が温度補償器28で行わ
れた後、同期整流器29で交流オシレーター24の出力
側との同期がとられ、さらに、その信号が、各種の制御
や出力の表示に最適なレベルの信号となるよう、レンジ
調整器30付きの増幅器31で増幅され、実際の出力3
2として取り出されるようになっている。
【0024】図4に示す多元電気伝導度測定装置部41
においては、図3に示した態様に比べ、センサーB
(3)の電流供給用電極23aの前に、供給される交流
電流の値を所定の倍率で乗算する、あるいは所定の割合
で除算する乗算器または除算器42が設けられており、
センサーB(3)で検出対象となる被測定物質の電気伝
導度のレベルを、センサーA(2)のそれに比べ異なら
しめることができるようになっている。そしてこの乗算
器または除算器42には、位相反転機能が付与されてい
る。つまり、電流供給用電極23aに供給する前の交流
電流を所定の倍率で増幅あるいは減幅するとともに、そ
の供給交流電流の位相を反転するのである。このように
しておけば、各センサーA、B(2、3)からの検出信
号自身が、実質的に減算されることになり、減算処理さ
れた信号が増幅器26に送られることになる。その他の
構成は実質的に図3に示したものと同一である。
【0025】上記のような多元電気伝導度測定装置部2
1、41においては、ある時刻においてセンサーA、B
(2、3)からの検出信号が同時に取り出され、同時に
取り出された検出信号の差分が出力されるので、外乱や
ノイズの影響を除去することが可能となり、上記差分の
みが高精度かつ高感度で出力される。本発明において
は、この差分の出力を用いて、信号処理装置5に設けら
れた演算処理部において、次のように処理される。つま
り、上記差分が、該所定の時間差経過における特性値の
差分として用いられ、予め測定の基準となる時刻とその
時刻における基準特性値が設定され、前記所定の時間差
が時間刻みのピッチとされて、基準時刻から任意の時間
刻み経過時点における測定値が得られる。
【0026】この演算処理の基本概念について説明す
る。上記においては、ある時刻tにおけるセンサーAの
信号 (FA(t))とセンサーBの信号 (FB(t))の信
号差 (DA-B(t))としており、センサーBの信号(FB
(t))は、所定の時間差前の特性(上記例では、電気伝
導度)の絶対値を示しているので、 FA(t)=DA-B(t)+FB(t) 式 となる。なお、実際には、FA(t)、FB(t)とD
A-B(t)は同列のデータではない場合があり、演算す
る場合には、利用方法に応じて相互に換算する必要があ
るが、本発明の本質に関わらないので、ここでは、説明
を分かり易くするため、簡略して表示することとした。
【0027】本発明者は、信号差DA-B(t) がセンサー
AとセンサーBの時間差に対応していることに着目し、
これを利用すればセンサー単独の信号、つまり特性の絶
対値に相当する信号を導きだせるのではないかと考え
た。本発明においては、上記差分、つまり、D
A-B(t)が、その時刻と、その時刻の前記時間差前後
の時刻の間において、あたかも単一の仮想センサーで検
出した信号の時間変化分として扱われる。すなわち、セ
ンサーAとセンサーB間における所定の時間差をDTと
すれば、DA-B(t)が、DT経過における特性値の差
分として用いられる。このDTを時間刻みのピッチとし
て、予め設定された基準時刻における基準特性値に対
し、基準時刻から任意に時間刻み経過時点における測定
値が、下記のように演算される。
【0028】センサーAとセンサーB間における所定の
時間差DTを使用してFAとFBとの関係を表せば、 FB(t)=FA(t−DT) 式 となり、式と式より、 FA(t)=DA-B(t)+FA(t−DT) 式 となる。すなわち、任意の時刻tにおけるセンサーAの
信号 (FA(t))は、センサーAのDT時間前の信号F
A(t−DT) に、時刻tにおけるセンサーAとセンサー
Bの信号差 (DA-B(t))を加えたものとなる。これによ
って、式による値は、あたかも単一の仮想センサーで
検出した特性値の絶対値信号として取り扱うことが可能
になる。
【0029】また、FA(t−DT) =DA-B(t−DT)
+FA(t−2DT) となるため、 FA(t)=DA-B(t)+DA-B(t−DT)+FA(t−2D
T) となる。さらに、FA(t−2DT) =DA-B(t−2D
T)+FA(t−3DT) となるため、 FA(t)=DA-B(t)+DA-B(t−DT)+DA-B(t−2
DT)+FA(t−3DT) となり、同様に繰り返せば、 FA(t)=(DA-B(t)+DA-B(t−DT)+DA-B(t−
2DT)+…・+DA- B(t−nDT))+FA(t−(n+
1)DT) となる。
【0030】ここで、(DA-B(t)+DA-B(t−DT)+
A-B(t−2DT)+・・・+DA-B(t−nDT))は、
一般式としてDA-B(t−iDT) (i=0〜n、nは、
以前のある基準時刻に至るまでのDTの数)の信号差を
DT時間刻みで積算することにより得られるが、どこま
で遡っても、最後には、FA(t−(n+1)DT) が残
ってしまう。そのため、本発明者は、FA(t−(n+
1)DT) にある既知の値を入力することを発想した。
つまり、上記の演算を行う初期段階での値を基準特性値
として入力し、これに対する相対的な値としてセンサー
単独の信号を算出することができる。基準値が特性の絶
対値であれば、それに上記変化分を加算した値も、測定
対象とする特性の絶対値として得られることになり、絶
対値の変動自身が出力されることになる。この基準特性
値には、既知の値であればどんな値でもよいが、通常
は、特別な信号が入ってきていない状態でセンサーAと
センサーBの信号差がゼロの状態における値を基準値と
することが分かり易い。また、前述したように、基準特
性値として、絶対値が分からない値を、測定値を算出す
るための比較基準値として設定することも可能である。
【0031】上記の演算処理は、データ集積後に解析し
て単独センサーの信号を算出することにも使用でき、時
間の経過に伴って順次センサーの信号を出力するように
することもできる。その手順はたとえば以下のようにな
る。
【0032】(1)パラメータの設定 デジタル処理を行う場合、DT時間内での時間の刻みピ
ッチは原理的に自由で可能だが、通常は、等間隔で刻む
のが簡便である。また、適当なアナログ回路を組むこと
が出来ればそれでもよい。以下に、DT時間内での時間
刻みを等間隔とした場合のデジタル処理を行うケースに
ついて示す。
【0033】DT時間内での時間の刻みをδtとし、任
意の時刻tをt=mDT+nδtと表示する。ここで、
mとnは整数であり、nは0〜N、N=DT/δtとす
る。これにより、任意の時刻tにおいて センサーAの信号は FA(mDT+nδt) センサーBの信号は FB(mDT+nδt) 信号差は DA-B(mDT+nδt)とな
る。 求めたい単独センサー信号をX(mDT+nδt)とす
る。ここで、観測できるパラメータは、たとえば前述の
多元電気伝導度測定装置部による、DA-B(mDT+nδ
t)である。
【0034】(2)初期値の入力 少なくともDT時間は初期設定した既知の値を入力し、
単独センサー信号のデータ系列における基準時刻におけ
る基準特性値として既知の値を設定する。ここでは、初
期の既知の基準特性値を0とする。したがって、m=0
のとき、n=0〜NでX(nδt)=0とする。
【0035】(3)測定 任意の時刻tにおいて、 ・DT時間前の値を使用する場合は、 X(mDT+nδt)=X((m−1)DT+nδt)+(DA-B(mDT+ nδt)) 式 ・初期値から求める場合は、 X(mDT+nδt)=X(nδt)+(DA-B(iDT+nδt)のi=1 〜mの積算) 式 となる。このように、測定値として、基準時刻からの各
時間刻み経過時点毎の時系列データを得ることができ、
時系列データとして、所定の時間差DTよりも小さいδ
tピッチで刻んで得た複数の時系列データ群から構成す
ることができる。
【0036】(4)データ保存 上記手順においては、式の場合には、直前の時間DT
内のN個のX(mDT+nδt)を記憶しておけば、処
理できることになる。式の場合には、それまでの全て
のX(mDT+nδt)データを記憶しておく必要があ
るが、この場合、過去のデータを全て表示することが可
能である。
【0037】上記のような演算処理を行って、たとえば
図1に示したような測定系における電気伝導度の測定を
行ってみた。試験結果を図5、図6に示す。図5は、一
過性の電気伝導度の変動が生じた場合の測定例を示して
おり、図6は、ある程度の持続時間がある場合の電気伝
導度の変動が生じた場合の測定例を示している。また、
図5、図6において、「差伝導度」は、センサーA、B
の差信号から出力した電気伝導度の変化分のみを示して
おり、「絶対伝導度−その1−」は、センサーA、セン
サーBとは別に設けた下流側のセンサーのみで検出した
電気伝導度で、本発明の有効性を確認するために出力し
たものを示しており、「絶対伝導度−その2−(差伝導
度から算出)」は、本発明により、上述の如く予め設定
された基準特性値に対して差伝導度分を加算した、高感
度測定対象としての電気伝導度の絶対値を示している。
【0038】図5、図6ともに、絶対伝導度−その2−
は、絶対伝導度−その1−として測定された特性と実質
的に同一の特性を少ないノイズ信号で極めて正確に示し
ており、本発明に係る高感度測定装置による測定が、高
感度で行われていることがわかる。また、本発明に係る
高感度測定装置においては、高精度の観測値として出力
されたセンサーA、Bの検出信号の差分が、既知の基準
値に加算された絶対値として出力可能であるので、出力
測定値としての絶対値の精度も確実に高精度に保たれる
ことになる。すなわち、本発明では、高感度かつ高精度
の測定が可能になる。
【0039】以上の説明は、主として電気伝導度の測定
について行ったが、本発明に係る高感度測定装置は、こ
れに限らず、基本的に、測定対象となる特性の絶対値の
変動(場合によっては、ある基準値からの相対変動)を
求めることが要求されるあらゆる測定系に適用可能であ
る。したがって、高いS/N比を要する高感度での測定
を要求されるあらゆる測定計、たとえば、紫外線測定、
示差屈折率計測定、蛍光光度計測定、電気化学測定、微
粒子測定などの測定に適用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る高感
度測定装置によれば、被測定物質の特性の変動を、とく
に絶対値として高感度かつ高精度で測定することが可能
になる。すなわち、汎用性のある測定値の絶対値を出力
できるようになり、この出力を用いて高感度、高精度で
特性値のモニタリングができるとともに、波形分析、変
化分の時間積分による定量等、現在多方面で利用されて
いる一般的なデータ処理方法を適用して詳細な定量がで
きるようになる。
【0041】本発明は、とくに、高いS/N比を要する
高感度での流体中の特性の測定を要求される、イオンク
ロマトグラフィーや液体クロマトグラフィーの検出器、
あるいは純水中、超純水中に微量含まれる不純物の濃度
監視に使用すると高い効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る高感度測定装置の設
置例を示す概略構成図である。
【図2】別の設置例を示す概略構成図である。
【図3】図1、図2の装置における信号処理装置内に設
けられた多元電気伝導度測定装置の構成例を示す回路図
である。
【図4】多元電気伝導度測定装置の別の構成例を示す回
路図である。
【図5】本発明に係る高感度測定装置の性能を確認する
ために行った試験の結果を示す特性図である。
【図6】本発明に係る高感度測定装置の性能を確認する
ために行った試験の別の結果を示す特性図である。
【符号の説明】
1、11 高感度測定装置 2 センサーA 3 センサーB 4 被測定物質 5 信号処理装置 12 時間遅延カラム 21、41 多元電気伝導度測定装置部 22a、23a 電流供給用電極 22b、23b 電気伝導度検出用電極 24 交流オシレーター 25、42 乗算器または除算器 26 増幅器 27 測定レンジ切替器 28 温度補償器 29 同期整流器 30 レンジ調整器 31 増幅器 32 出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 利夫 東京都江東区新砂1丁目2番8号 オルガ ノ株式会社内 (72)発明者 藤田 雅司 東京都江東区新砂1丁目2番8号 オルガ ノ株式会社内 Fターム(参考) 2G028 AA01 BC04 CG02 DH05 DH09 FK01 FK02 FK08 GL09 GL15 HN03 HN09 LR07 MS02 2G060 AA06 AC02 AE40 AF08 FA01 FA15 HA02 HC08 HC09 HC10 HC18 HE03 KA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物質に所定の時間差をもって接
    し、同じ特性を検出する少なくとも2個のセンサーを設
    け、各センサーから同時に取り出した検出信号の差分を
    得、該検出信号の差分から該所定の時間差経過における
    特性値の差分を得、予め測定の基準となる時刻とその時
    刻における基準特性値を設定し、前記所定の時間差を時
    間刻みのピッチとし、基準時刻から任意の時間刻み経過
    時点における測定値を得ることを特徴とする高感度測定
    装置。
  2. 【請求項2】 前記測定値として、基準時刻からの各時
    間刻み経過時点毎の時系列データを得ることを特徴とす
    る、請求項1に記載の高感度測定装置。
  3. 【請求項3】 前記時系列データとして、時間刻み位置
    が前記所定の時間差内にある時系列データを含む、複数
    の時系列データ群から構成することを特徴とする、請求
    項2に記載の高感度測定装置。
  4. 【請求項4】 参照用の被測定物質を接ししめ、この出
    力値を前記基準特性値として設定することを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の高感度測定装置。
  5. 【請求項5】 特性値が既知の参照用の被測定物質を接
    ししめ、この出力値が前記既知の特性値となるよう、前
    記基準特性値を設定することを特徴とする、請求項1〜
    3のいずれかに記載の高感度測定装置。
  6. 【請求項6】 被測定物質が流体からなる、請求項1〜
    5のいずれかに記載の高感度測定装置。
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