JP2003269779A - 分流式流量測定による流量制御システム - Google Patents

分流式流量測定による流量制御システム

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JP2003269779A JP2002075101A JP2002075101A JP2003269779A JP 2003269779 A JP2003269779 A JP 2003269779A JP 2002075101 A JP2002075101 A JP 2002075101A JP 2002075101 A JP2002075101 A JP 2002075101A JP 2003269779 A JP2003269779 A JP 2003269779A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、経済的かつ省エネルギー効果
の高い熱源制御を行う分流式流量測定による流量制御シ
ステムを提供することにある。 【解決手段】本発明は、空調負荷を処理する空調機15
と、空調機15に熱媒を供給する冷温水発生機11と、
熱媒送り側管路および熱媒還り側管路を連結するバイパ
ス管21と、バイパス管21の管径よりも小さな管径を
有しバイパス管21の熱媒を分流させたのちバイパス管
21に熱媒を合流させるバイパス分流管22と、バイパ
ス分流管22の流量が所定値となるように可変制御する
ことにより、熱媒を空調負荷に応じて循環供給させる流
量制御装置25とを備えることを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の空調負荷状
態の変動に応じて熱媒流量を可変制御し、経済的かつ省
エネルギー効果の高い空調設備の制御を行う分流式流量
測定による流量制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一次・二次ポンプ方式による空調
設備の流量制御システムにおいて、冷温水発生機やヒー
トポンプ等の熱源機によって作られた熱媒(冷水または
温水)は、冷温水一次ポンプにより往一次ヘッダへ圧送
された後、冷温水二次ポンプにより往二次ヘッダおよび
送水管を経由して空調機へ圧送される。空調機に送られ
た冷水または温水は空調機内の搬送空気と熱交換をした
後、還ヘッダおよび還水管を経由して再び熱源機に戻さ
れる。このようにして熱源機に搬送された空調負荷は、
冷房時には冷却水回路の冷却水ポンプおよび冷却塔を介
して外界へ排出される。このとき、冷温水一次ポンプに
よって搬送される冷水または温水の流量と、冷温水二次
ポンプによって搬送される冷水または温水の流量が平衡
すると、往一次ヘッダおよび還水管を連結するバイパス
管の流量は0となる。前者の流量が後者の流量よりも大
きい場合は、バイパス管には往一次ヘッダから還水管へ
向かう流れが形成され、反対に後者の流量が前者の流量
よりも大きい場合は、バイパス管には還水管から往一次
ヘッダへ向かう流れが形成される。省エネルギーの観点
からは、バイパス管流量が0となるような運転が望まし
いため、流量制御装置においては、バイパス管内を流れ
る冷水または温水の状態(流量および流れ方向)を常時
計測し、これに基づいて熱源側(熱源機)および負荷側
(空調機)のエネルギー需給バランスを判断し、バイパ
ス管流量=0を目標として冷温水一次ポンプの流量制御
を行っている。
【0003】他方、従来の一次ポンプ方式による空調設
備の流量制御システムにおいて、冷温水ポンプは空調負
荷の多寡に関係なく定格出力で運転されており、空調負
荷に応じた送水圧力を維持し得る量の冷温水のみが負荷
側へ供給されるとともに、余剰の冷温水はバイパス管を
経由して負荷側と熱交換することなく熱源機に戻されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一次ポンプ・二次ポン
プ方式による空調設備の流量制御システムにおいて、バ
イパス管には主に2つの重要な役割がある。1つは、空
調負荷がある場合に、熱源側および負荷側のエネルギー
需給バランスに関する情報を流量制御装置に提供するこ
とであり、もう1つは、空調負荷が低い場合に、熱源機
がその安定稼働のために必要とする冷温水最低流量を常
に確保できるようにすることである。大容量の熱源機が
制御対象となる空調設備では、確保すべき冷温水最低流
量が大きくなるため、それに伴って必然的にバイパス管
径やバイパス管流量計の計測レンジも大きくなる。通
常、流量計は、口径や計測レンジが大きくなるほど高価
になるため、熱源機の容量が大きくなるほど、より高価
な流量計を用いなければならず、流量制御システムの導
入コストが嵩む要因となっていた。
【0005】一方、一次ポンプ方式による空調設備の流
量制御システムでは、負荷側流量に基づいて負荷側の空
調負荷状態を判断しているが、処理する空調負荷が大き
い空調設備ほど負荷側流量も大きくなるため、大規模な
建物になるほど、より大口径の流量計を使用せざるを得
ず、流量制御システムの導入コストが嵩む要因となって
いた。
【0006】さらに、良好な精度の流量計測値を得るた
めには、流量計が取り付けられる配管上の位置の前後に
その口径に比例した長さの直管部を確保しなければなら
ないが、特に大容量の熱源機が制御対象となる場合は、
バイパス管や負荷側冷温水配管に大口径の流量計が設置
できるよう、設計・施工段階において、適切な流量計の
選定作業、配管ルートの確保や他機器の納まり等の煩雑
な検討作業が必要であるという問題点があった。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、より安価な設計・施工コストで導入し得るとととも
に、建物の空調負荷状態の変動に応じて熱媒流量を可変
制御し、経済的かつ省エネルギー効果の高い熱源制御を
行う分流式流量測定による流量制御システムを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の分流式流量測定による流量制御システム
は、空調負荷を処理する負荷側装置および負荷側熱媒搬
送装置と、負荷側装置および負荷側熱媒搬送装置に熱媒
を供給する熱源側装置および熱源側熱媒搬送装置と、熱
媒送り側管路および熱媒還り側管路を連結するバイパス
管と、バイパス管の管径よりも小さな管径を有しバイパ
ス管の熱媒を分流させたのちバイパス管に熱媒を合流さ
せるバイパス分流管と、バイパス分流管の流量が所定値
となるように熱源側熱媒搬送装置の制御出力を可変制御
することにより、熱媒を空調負荷に応じて循環供給させ
る流量制御装置とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0009】また本発明は、前記流量制御システムにお
いて、バイパス分流管の流量値は流量計によって計測さ
れ、この流量計は流量および流れ方向を同時に計測する
ことを特徴とするものである。
【0010】また本発明の分流式流量測定による流量制
御システムは、空調負荷を処理する負荷側装置と、負荷
側装置に熱媒を供給する熱源側装置および熱源側熱媒搬
送装置と、熱媒送り側管路および熱媒還り側管路を連結
するバイパス管と、バイパス管の流量を調整するバイパ
ス弁と、負荷側の熱媒管路の管径よりも小さな管径を有
しこの熱媒管路の熱媒を分流させたのちこの熱媒管路に
熱媒を合流させる負荷側分流管と、負荷側分流管の流量
が所定値以上である場合に負荷側熱媒圧力が所定の目標
値となるように熱源側熱媒搬送装置の制御出力を可変制
御するとともに、負荷側分流管の流量が所定値未満であ
る場合にバイパス管の差圧値またはバイパス管の流量が
所定の目標値となるようにバイパス弁の開度を可変制御
することによって、空調負荷に応じた熱媒を循環供給さ
せる流量制御装置とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0011】また本発明の分流式流量測定による流量制
御システムは、空調負荷を処理する負荷側装置と、負荷
側装置に熱媒を供給する熱源側装置および熱源側熱媒搬
送装置と、熱媒送り側管路および熱媒還り側管路を連結
するバイパス管と、バイパス管の流量を調整するバイパ
ス弁と、負荷側の熱媒管路の管径よりも小さな管径を有
しこの熱媒管路の熱媒を分流させたのちこの熱媒管路に
熱媒を合流させる負荷側分流管と、バイパス管の管径よ
りも小さな管径を有しバイパス管の熱媒を分流させたの
ちバイパス管に熱媒を合流させるバイパス分流管と、負
荷側分流管の流量が所定値以上である場合に負荷側熱媒
圧力が所定の目標値となるように熱源側熱媒搬送装置の
制御出力を可変制御するとともに、負荷側分流管の流量
が所定値未満である場合にバイパス分流管の流量が所定
の目標値となるようにバイパス弁の開度を可変制御する
ことによって、空調負荷に応じた熱媒を循環供給させる
流量制御装置とを備えることを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記流量制御システムにお
いて、負荷側分流管およびバイパス分流管の流量は同一
口径の流量計によって計測され、この流量計は流量のみ
を計測することを特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記流量制御システムにお
いて、負荷側熱媒圧力は送水圧または末端圧または送還
水管差圧のいずれかであることを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態例を詳細に説明する。
【0015】(1)一次・二次ポンプ方式 図1は本発明の実施形態例に係る流量制御システム(一
次・二次ポンプ方式)を示す構成説明図である。
【0016】図1において、冷温水発生機11は複数台
が並列して設けられ、それぞれに冷温水一次ポンプ1
2、冷却塔13、冷却水ポンプ14が対応して設けられ
る。冷温水一次ポンプ12および冷却水ポンプ14に
は、各々インバータINVが設けられる。15は空調
機、16は空調機15を流れる冷温水の流量を制御する
二方弁、17は冷温水二次ポンプである。18,19は
それぞれ冷温水発生機11からの冷水または温水を混合
させる往一次ヘッダ、往二次ヘッダであり、20は冷温
水発生機11へ戻る冷水または温水を混合させる還ヘッ
ダである。バイパス管21は、往一次ヘッダ18および
還水管10、または、往一次ヘッダ18および還ヘッダ
20を連結するように設けられる。配管系はこのバイパ
ス管21を境として、冷温水発生機11等の熱源機器が
配置される熱源側と、空調機15等の負荷機器が配置さ
れる負荷側に区分される。バイパス分流管22の管径は
例えば50A(呼び径=50mm)であり、バイパス管
21と同一の管材で、かつ、バイパス管21の管径より
も小径のものが用いられる。そしてバイパス分流管22
には、バイパス分流管22の流量および流れ方向を同時
に測定するバイパス分流管流量計23が設けられる。バ
イパス分流管流量計23は、電磁流量計または超音波流
量計とするのが好ましい。24は往二次ヘッダ19から
空調機15へ冷水または温水を送る送水管である。
【0017】この流量制御システムの通常制御動作は次
のようになる。すなわち、冷温水発生機11によって作
られた冷水または温水は、冷温水一次ポンプ12により
往一次ヘッダ18へ圧送された後、冷温水二次ポンプ1
7により往二次ヘッダ19および送水管24を経由して
空調機15へ圧送される。空調機15に送られた冷水ま
たは温水は、空調機15内の搬送空気と熱交換をした
後、還ヘッダ20および還水管10を経由して再び冷温
水発生機11に戻される。このようにして冷温水発生機
11に搬送された空調負荷は、冷却水回路の冷却水ポン
プ14および冷却塔13を介して外界へ排出される。こ
のとき、冷温水一次ポンプ12によって搬送される冷水
または温水の流量と、冷温水二次ポンプ17によって搬
送される冷水または温水の流量が平衡するとバイパス分
流管21の流量は0となる。前者の流量が後者の流量よ
りも大きい場合は、バイパス管21およびバイパス分流
管22には往一次ヘッダ18から還水管10へ向かう流
れが形成され、反対に後者の流量が前者の流量よりも大
きい場合は、バイパス管21およびバイパス分流管22
には還水管10から往一次ヘッダ18へ向かう流れが形
成される。
【0018】25は空調機15の負荷状態の変動に応じ
て冷温水一次ポンプ12や冷却水ポンプ14の最適な制
御を行う流量制御装置である。流量制御装置25には、
現在の運転状態や負荷状態を監視しデータとして取り込
む状態入力部26と、冷温水一次ポンプ12や冷却水ポ
ンプ14の制御信号を演算する流量制御演算部27と、
冷温水一次ポンプ12や冷却水ポンプ14に対する制御
信号を出力する制御出力部28が実装される。
【0019】流量制御システムの流量制御は図2に示す
フローチャートのように実施される。すなわち、状態入
力部26において、各機器の運転状態や温度・流量等の
負荷状態に関する信号が周期的に入力・データ変換さ
れ、メモリ内の所定アドレスに格納される。次に、流量
制御演算部27では、状態入力部26からの入力信号に
故障や異常を示すデータがなければ、バイパス分流管流
量設定値を目標値とするPID制御によって最適な冷温
水一次ポンプ12の制御出力が演算される。バイパス分
流管流量設定値は略0、好ましくは、送水温度の安定性
を考慮して往ヘッダ18から還ヘッダ20に向かう流れ
が若干生じる程度に設定される。ここで、冷却水ポンプ
14の制御出力は、設計データを参照して冷温水一次ポ
ンプ12の制御出力に関する一次式としてあらかじめ定
義しておくことにより簡単に算出することができる。一
方、状態入力部26からの入力信号に故障や異常を示す
データがある場合は、流量制御演算部27では、異常の
状態に対応した異常時対応制御が実施される。なお、異
常時対応制御には、例えば、冷温水送水(または還水)
温度異常に対応する送水(または還水)温度補償制御、
冷却水温度異常に対応する冷却水リミット制御、流量不
足に起因する流量制御異常に対応する流量制御解除制
御、断線等のセンサー異常に対応するセンサー異常時制
御などがある。そして、流量制御演算部27によって演
算された最新の制御出力は制御出力部28へ出力され、
冷温水一次ポンプ12や冷却水ポンプ14に対する適切
な制御信号が各機器に対して出力される。
【0020】(2)一次ポンプ方式(その1) 図3は本発明の他の実施形態例に係る流量制御システム
(一次ポンプ方式)を示す構成説明図である。
【0021】図3において、冷温水発生機11は複数台
が並列して設けられ、それぞれに冷温水一次ポンプ1
2、冷却塔13、冷却水ポンプ14が対応して設けられ
る。冷温水一次ポンプ12および冷却水ポンプ14に
は、各々インバータINVが設けられる。15は空調
機、16は空調機15を流れる冷温水の流量を制御する
二方弁である。31は冷温水発生機11からの冷水また
は温水を混合させる往ヘッダであり、20は冷温水発生
機11へ戻る冷水または温水を混合させる還ヘッダであ
る。バイパス管21は、往ヘッダ31および還水管1
0、または、往ヘッダ31および還ヘッダ20を連結す
るように設けられ、バイパス管路上にはバイパス管流量
を調整するバイパス弁32が設けられる。配管系はこの
バイパス管21を境として、冷温水発生機11等の熱源
機器が配置される熱源側と、空調機15等の負荷機器が
配置される負荷側に区分される。33,22はそれぞれ
負荷側分流管、バイパス分流管である。バイパス分流管
22の管径は例えば50A(呼び径=50mm)であ
り、バイパス管21と同一の管材で、かつ、バイパス管
21の管径よりも小径のものが用いられる。そしてバイ
パス分流管22には、バイパス分流管22の流量のみを
測定するバイパス分流管流量計34が設けられる。一次
ポンプ方式の流量制御システムで用いるバイパス分流管
流量計34は、流れ方向を測定できる必要がないため、
このバイパス分流管流量計34には、電磁流量計や超音
波流量計の他に、差圧式流量計や渦流量計などが利用で
きる。同様に、負荷側分流管33も負荷側冷温水配管と
同一の管材で、かつ、負荷側冷温水配管の管径よりも小
径のものが用いられ、負荷側分流管33の流量のみを測
定する負荷側分流管流量計35が設けられる。負荷側分
流管流量計35も、電磁流量計や超音波流量計の他に、
差圧式流量計や渦流量計などが利用できる。さらに、負
荷側分流管33の管径をバイパス分流管22の管径と同
径すれば、負荷側分流管33およびバイパス分流管22
の長さがともに等しくなり、負荷側分流管流量計35お
よびバイパス分流管流量計34として同一口径の流量計
を使用することが可能となるので、設計・施工の効率化
や省コスト化の面で好ましいものとなる。なお、36は
負荷側送水圧を測定する送水圧力計である。
【0022】一次ポンプ方式の流量制御システムが、前
述の一次・二次ポンプ方式の流量制御システムと比較し
て構造的に大きく異なるのは、負荷側熱媒搬送装置とし
ての冷温水二次ポンプを備えていないこと、および、バ
イパス管路上にバイパス弁32が設けられること、の2
点である。
【0023】この流量制御システムは、空調負荷が高負
荷であるか低負荷であるかによって制御動作が異なる。
【0024】空調負荷が高負荷状態となる場合、バイパ
ス弁32は全閉状態に制御されるとともに、空調機15
に供給される冷水または温水の量は冷温水一次ポンプ1
2の出力のみを変化させることにより可変制御される。
すなわち、冷温水発生機11によって作られた冷水また
は温水は、冷温水一次ポンプ12により往ヘッダ31お
よび送水管24を経由して空調機15へ圧送され、空調
機15内の搬送空気と熱交換をした後、還ヘッダ20お
よび還水管10を経由して再び冷温水発生機11に戻さ
れる。このようにして冷温水発生機11に搬送された空
調負荷は、冷却水回路の冷却水ポンプ14および冷却塔
13を介して外界へ排出される。
【0025】一方、空調負荷が低負荷状態となる場合
は、冷温水発生機11が冷温水流量不足に起因して異常
停止することがないように、冷温水一次ポンプ12は所
定の最低制御出力、例えば定格の50%出力に制御され
るとともに、空調機15に供給される冷水または温水の
量はバイパス弁32の開度のみを変化させることにより
可変制御される。すなわち、冷温水発生機11によって
作られた冷水または温水は、冷温水一次ポンプ12によ
り往ヘッダ31および送水管24を経由して空調機15
へ圧送され、同時に余剰の冷水または温水がバイパス管
21へ送られる。空調機15に送られた冷水または温水
は空調機15内の搬送空気と熱交換をした後、還ヘッダ
20および還水管10を経由して再び冷温水発生機11
に戻され、バイパス管21へ送られた冷水または温水は
負荷側と熱交換することなく還ヘッダ20および還水管
10を経由して再び冷温水発生機11に戻される。この
ようにして冷温水発生機11に搬送された空調負荷は、
冷却水回路の冷却水ポンプ14および冷却塔13を介し
て外界へ排出される。
【0026】37は空調機15の負荷状態の変動に応じ
て冷温水一次ポンプ12や冷却水ポンプ14やバイパス
弁32の最適な制御を行う流量制御装置37である。流
量制御装置37には、現在の運転状態や負荷状態を監視
しデータとして取り込む状態入力部26と、空調機15
の負荷状態が高負荷状態にあるか低負荷状態にあるかを
判定する負荷状態判定部38と、高負荷時における冷温
水一次ポンプ12や冷却水ポンプ14やバイパス弁32
の制御信号を演算する高負荷制御演算部39と、低負荷
時における冷温水一次ポンプ12や冷却水ポンプ14や
バイパス弁32の制御信号を演算する低負荷制御演算部
40と、冷温水一次ポンプ12や冷却水ポンプ14やバ
イパス弁32に対する制御信号を出力する制御出力部2
8が実装される。
【0027】流量制御システムの流量制御は図4に示す
フローチャートのように実施される。すなわち、状態入
力部26において、各機器の運転状態や温度・流量等の
負荷状態に関する信号が周期的に入力・データ変換さ
れ、メモリ内の所定アドレスに格納される。続いて負荷
状態判定部38では、例えば状態入力部26を通じて取
得した負荷側分流管流量と所定の判定基準値とを比較す
ることにより、負荷側の負荷状態が高負荷であるか低負
荷であるかが判定される。なお、所定の判定基準値に
は、運転中の冷温水発生機11の定格時送水量QMAX
に、係数aおよび負荷側分流比b1を乗じた値を用い
る。本実施例では、係数aは0.6である。また、負荷
側分流比b1は、例えば、分流点から合流点までの配管
経路における負荷側冷温水配管および負荷側分流管33
の摩擦損失が等しいものとすれば、へーゼン・ウィリア
ム公式を用いることにより、次式で定義することができ
る。
【0028】b1=(d/D2.63 ここで、dは負荷側分流管の管径、Dは負荷側分流
管が設けられた負荷側冷温水配管(例えば還水管22)
の管径である。
【0029】負荷側分流管33の流量が所定値以上であ
る場合は空調負荷が高負荷状態にあると見なし、送水圧
力設定値を目標値とするPID制御によって最適な冷温
水一次ポンプ12の制御出力が演算される。冷却水ポン
プ14の制御出力は、設計データを参照して冷温水一次
ポンプ12の制御出力に関する一次式としてあらかじめ
定義しておくことにより簡単に算出することができる。
なお、高負荷状態時では、バイパス弁32は全閉とす
る。ここで、送水圧力設定値は負荷側流量に関わらず一
定(送水圧一定制御方式)としても良く、また、対象熱
源システムのポンプ特性曲線や配管抵抗曲線に基づいて
負荷側分流管33の流量と送水圧力設定値の関係式をあ
らかじめ二次式で定義しておき、取得した負荷側流量を
この関係式に代入することにより容易に求めるように
(流量カスケード圧力制御方式)しても良い。
【0030】一方、負荷側分流管33の流量が所定値を
下回る場合は空調負荷が低負荷状態にあると見なし、バ
イパス分流管22の流量にバイパス分流比b2の逆数を
乗じた値、および、負荷側分流管33の流量に負荷側分
流比b1の逆数を乗じた値の合計値が流量設定値(目標
値)となるように、最適なバイパス弁32の開度がPI
D制御により演算される。バイパス分流比b2は、次式
で定義することができる。
【0031】b2=(d/D2.63 ここで、dはバイパス分流管22の管径、Dはバイ
パス管21の管径である。なお、低負荷状態時では、冷
温水一次ポンプ12の制御出力を所定の最低制御出力に
固定する。これは、負荷状態に応じて無制限に冷温水一
次ポンプ12の制御出力を下げると冷温水流量が不足
し、冷温水発生機11が異常停止することを防止するた
めである。バイパス弁32は、負荷側で必要としない余
剰の冷温水をバイパスする目的で操作される。
【0032】高負荷制御演算部39または低負荷制御演
算部40によって演算された最新の制御出力は制御出力
部28へ出力され、冷温水一次ポンプ12や冷却水ポン
プ14に対する適切な制御信号が各機器に対して出力さ
れる。なお、負荷変動に起因する高負荷状態と低負荷状
態の間の状態遷移を考慮するため、負荷側が高負荷状態
にあるときはバイパス弁32を確実に閉止する制御動作
を、また、負荷側が低負荷状態にあるときは冷温水一次
ポンプ12の制御出力を所定の最低制御出力に設定する
操作を必要に応じて実施する。
【0033】(3)一次ポンプ方式(その2) 図5は本発明の他の実施形態例に係る流量制御システム
(一次ポンプ方式)を示す構成説明図である。なお、同
図における図3と同様の部分については図3と同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0034】図5において、41は負荷側末端送水圧を
測定する実末端圧力計であり、図3の送水圧力計に代わ
って設けられる。また、42はバイパス管差圧を測定す
るバイパス管差圧計であり、図3のバイパス分流管およ
びバイパス分流管流量計に代わって設けられる。
【0035】流量制御システムの流量制御は図6に示す
フローチャートのように実施される。すなわち、状態入
力部26において、各機器の運転状態や温度・流量等の
負荷状態に関する信号が周期的に入力・データ変換さ
れ、メモリ内の所定アドレスに格納される。続いて負荷
状態判定部38では、例えば状態入力部26を通じて取
得した負荷側分流管33の流量と所定の判定基準値とを
比較することにより、負荷側の負荷状態が高負荷である
か低負荷であるかが判定される。なお、所定の判定基準
値には、前述のように、運転中の冷温水発生機11の定
格時送水量QMA に係数aおよび負荷側分流比b1を
乗じた値を用いる。
【0036】負荷側分流管33の流量が所定値以上であ
る場合は空調負荷が高負荷状態にあると見なし、実末端
送水圧力設定値を目標値とするPID制御によって最適
な冷温水一次ポンプ12の制御出力が演算される。冷却
水ポンプ14の制御出力は、設計データを参照して冷温
水一次ポンプ12の制御出力に関する一次式としてあら
かじめ定義しておくことにより簡単に算出することがで
きる。なお、高負荷状態時では、バイパス弁32は全閉
とする。
【0037】一方、負荷側分流管33の流量が所定値を
下回る場合は空調負荷が低負荷状態にあると見なし、バ
イパス管差圧が差圧設定値(目標値)となるように最適
なバイパス弁開度がPID制御により演算される。な
お、低負荷状態時では、冷温水一次ポンプ12の制御出
力を所定の最低制御出力に固定する。これは、負荷状態
に応じて無制限に冷温水一次ポンプ12の制御出力を下
げると冷温水流量が不足し、冷温水発生機11が異常停
止することを防止するためである。バイパス弁32は、
負荷側で必要としない余剰の冷温水をバイパスする目的
で操作される。
【0038】高負荷制御演算部39または低負荷制御演
算部40によって演算された最新の制御データは制御出
力部28へ出力され、冷温水一次ポンプ12や冷却水ポ
ンプ14に対する適切な制御信号が各機器に対して出力
される。なお、負荷変動に起因する高負荷状態と低負荷
状態の間の状態遷移を考慮するため、負荷側が高負荷状
態にあるときはバイパス弁32を確実に閉止する制御動
作を、また、負荷側が低負荷状態にあるときは冷温水一
次ポンプ12の制御出力を所定の最低制御出力に設定す
る操作を必要に応じて実施する。
【0039】なお、流量制御システムの実施態様は前述
した実施形態例に限定されるものではなく、例えば、熱
源側装置としてターボ冷凍機、吸収式冷凍機、ヒートポ
ンプ等の熱源機を設けても良いし、水蓄熱槽や氷蓄熱槽
を設けても良い。また、負荷側冷温水圧力を計測する手
段として図3の送水圧力計や図5の実末端圧力計に代わ
り、負荷側の送水管および還水管間の差圧を測定する送
還水管差圧計を設けても良いし、負荷側冷温水圧力とし
て推定末端圧を利用する制御方式を採用しても良い。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、流量
計を備えた所定の小管径の分流管をバイパス管あるいは
負荷側冷温水配管から分岐するように設け、この流量計
測値に基づいて熱源機および冷温水搬送装置の状態判定
や制御を行うようにするため、熱源機の規模によらず、
分流管の長さや流量計の口径が一定となり、より安価な
設計・施工コストで導入し得る流量制御システムを提供
することができる。
【0041】また、建物の空調負荷状態の変動に応じて
熱媒流量を可変制御するため、経済的かつ省エネルギー
効果の高い空調設備の制御を行う流量制御システムを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る流量制御システム
(一次・二次ポンプ方式)を示す構成説明図である。
【図2】本発明の実施形態例に係る流量制御システムの
流量制御を示すフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施形態例に係る流量制御システ
ム(一次ポンプ方式)を示す構成説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態例に係る流量制御システ
ムの流量制御を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施形態例に係る流量制御システ
ム(一次ポンプ方式)を示す構成説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態例に係る流量制御システ
ムの流量制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 冷温水発生機 15 空調機 18 往一次ヘッダ 20 還ヘッダ 21 バイパス管 22 バイパス分流管 23 バイパス分流管流量計 25 流量制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲井 章一 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目9番25号 ダイダン株式会社内 (72)発明者 鹿又 一秀 埼玉県入間郡三芳町北永井390番地 ダイ ダン株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA03 CC01 CC15 CC16 DD02 EE34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調負荷を処理する負荷側装置および負
    荷側熱媒搬送装置と、 負荷側装置および負荷側熱媒搬送装置に熱媒を供給する
    熱源側装置および熱源側熱媒搬送装置と、 熱媒送り側管路および熱媒還り側管路を連結するバイパ
    ス管と、 バイパス管の管径よりも小さな管径を有しバイパス管の
    熱媒を分流させたのちバイパス管に熱媒を合流させるバ
    イパス分流管と、 バイパス分流管の流量が所定値となるように熱源側熱媒
    搬送装置の制御出力を可変制御することにより、熱媒を
    空調負荷に応じて循環供給させる流量制御装置とを備え
    ることを特徴とする分流式流量測定による流量制御シス
    テム。
  2. 【請求項2】 バイパス分流管の流量値は流量計によっ
    て計測され、この流量計は流量および流れ方向を同時に
    計測することを特徴とする請求項1に記載の分流式流量
    測定による流量制御システム。
  3. 【請求項3】 空調負荷を処理する負荷側装置と、 負荷側装置に熱媒を供給する熱源側装置および熱源側熱
    媒搬送装置と、 熱媒送り側管路および熱媒還り側管路を連結するバイパ
    ス管と、 バイパス管の流量を調整するバイパス弁と、 負荷側の熱媒管路の管径よりも小さな管径を有しこの熱
    媒管路の熱媒を分流させたのちこの熱媒管路に熱媒を合
    流させる負荷側分流管と、 負荷側分流管の流量が所定値以上である場合に負荷側熱
    媒圧力が所定の目標値となるように熱源側熱媒搬送装置
    の制御出力を可変制御するとともに、負荷側分流管の流
    量が所定値未満である場合にバイパス管の差圧値または
    バイパス管の流量が所定の目標値となるようにバイパス
    弁の開度を可変制御することによって、空調負荷に応じ
    た熱媒を循環供給させる流量制御装置とを備えることを
    特徴とする分流式流量測定による流量制御システム。
  4. 【請求項4】 空調負荷を処理する負荷側装置と、 負荷側装置に熱媒を供給する熱源側装置および熱源側熱
    媒搬送装置と、 熱媒送り側管路および熱媒還り側管路を連結するバイパ
    ス管と、 バイパス管の流量を調整するバイパス弁と、 負荷側の熱媒管路の管径よりも小さな管径を有しこの熱
    媒管路の熱媒を分流させたのちこの熱媒管路に熱媒を合
    流させる負荷側分流管と、 バイパス管の管径よりも小さな管径を有しバイパス管の
    熱媒を分流させたのちバイパス管に熱媒を合流させるバ
    イパス分流管と、 負荷側分流管の流量が所定値以上である場合に負荷側熱
    媒圧力が所定の目標値となるように熱源側熱媒搬送装置
    の制御出力を可変制御するとともに、負荷側分流管の流
    量が所定値未満である場合にバイパス分流管の流量が所
    定の目標値となるようにバイパス弁の開度を可変制御す
    ることによって、空調負荷に応じた熱媒を循環供給させ
    る流量制御装置とを備えることを特徴とする分流式流量
    測定による流量制御システム。
  5. 【請求項5】 負荷側分流管およびバイパス分流管の流
    量は同一口径の流量計によって計測され、この流量計は
    流量のみを計測することを特徴とする請求項4に記載の
    分流式流量測定による流量制御システム。
  6. 【請求項6】 負荷側熱媒圧力は送水圧または末端圧ま
    たは送還水管差圧のいずれかであることを特徴とする請
    求項3、4または5に記載の分流式流量測定による流量
    制御システム。
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