JP2003269638A - 電磁弁のソレノイド - Google Patents

電磁弁のソレノイド

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JP2003269638A
JP2003269638A JP2002072187A JP2002072187A JP2003269638A JP 2003269638 A JP2003269638 A JP 2003269638A JP 2002072187 A JP2002072187 A JP 2002072187A JP 2002072187 A JP2002072187 A JP 2002072187A JP 2003269638 A JP2003269638 A JP 2003269638A
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magnetic
stator core
solenoid
plunger
magnetic body
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Atsushi Motoki
篤 元木
Shinji Sugihara
伸二 杉原
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プランジャとのクリアランスを詰めることがで
き、しかも、大きな磁気吸引力に対応可能なステータコ
アを有するソレノイドを提供すること。 【解決手段】ソレノイドは、内部にプランジャ2を軸方
向へ摺動可能に収容し、プランジャ2に磁気吸引力を作
用するための磁路を形成するステータコア1を備える。
ステータコア1は、軸方向に磁性体17、非磁性体1
8、磁性体19を順に配列して一体化した後、内周面を
後加工して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁のソレノイ
ド、特に、内部にプランジャを軸方向へ摺動可能に収容
するステータコアの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電磁弁のソレノイドは、
内部にプランジャを軸方向へ摺動可能に収容するステー
タコアを備え、このステータコアの外周側に配設したコ
イルへの通電時に、ステータコアがプランジャに磁気吸
引力を作用させるための磁路を形成するよう、ステータ
コアに磁気遮断部を設けている。
【0003】図4および図5は、それぞれステータコア
の従来構造を示し、図4に示すステータコア1は、2つ
の磁性体11,12の端面をプランジャ2側で空隙13
をもって対面させ、この空隙13にて磁気遮断部を形成
するようにしており、また、図5に示すステータコア1
は、2つの磁性体14,15のうちプランジャ2側の磁
性体14に薄肉部16を設け、この薄肉部16にて磁気
遮断部を形成するようにしている。なお、図4および図
5において、符号3は、コイルを表している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示すス
テータコア1は、プランジャ2を収容する内周面が2つ
の磁性体11,12によって形成されることから、1つ
の磁性体によって内周面を形成する場合と比べ円筒度お
よび同軸度が悪くなり、このため、プランジャ2とのク
リアランスを詰めることに限界がある。また、図5に示
すステータコア1は、薄肉加工時に円筒度を悪化させる
とともに最悪の場合破断に至り、また、薄肉化に限界が
あるため磁気吸引力に限界がある。
【0005】本発明は、上記のような従来技術の問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、プランジャ
とのクリアランスを詰めることができ、しかも、大きな
磁気吸引力に対応可能なステータコアを有するソレノイ
ドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、軸方向
に磁性体、非磁性体、磁性体を順に配列して一体化した
ため、磁気遮断部が非磁性体にて形成されるため、大き
な磁気吸引力に対応可能となる。また、円筒度、同軸度
の精度向上のためステータコアの内周面を後加工するよ
うにしたため、プランジャとのクリアランスを詰めるこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0008】図1は、一実施形態に係る電磁弁のソレノ
イドの概念的な要部断面を示す。
【0009】図1において、ステータコア1は、各々円
環状の磁性体17、非磁性体18、磁性体19を軸方向
へ配列し一体化して構成され、内部にプランジャ2を軸
方向へ摺動可能に収容している。非磁性体18は、ステ
ータコア1の外周側に配設したコイル3への通電によっ
て発生する磁路においてプランジャ2に磁路をバイパス
させるための磁気遮断部を形成し、これによりプランジ
ャ2は磁気吸引力を受けることができる。なお、公知の
ように、プランジャ2は常時スプリング(図示せず)から
付勢力を受け、コイル3への非通電時に、ストッパー
(図示せず)によって定常位置に停止している。図1に
おいて、符号4は、ステータコア1へ嵌合された非磁性
絶縁体、5は、磁性体からなるヨークを表している。
【0010】上記ステータコア1において、コイル3の
非通電時は、図示しないスプリングの付勢力によってプ
ランジャ2は、図示しないストッパーと当接した定常位
置に停止している。そして、コイル3の通電時は、発生
した磁束がステータコア1の磁性体17、プランジャ
2、磁性体19、ヨーク5からなる磁気回路を流れ、プ
ランジャ2に磁気吸引力が作用し、プランジャ2はスプ
リングの付勢力に抗して軸方向へ摺動する。ここで、こ
の磁気回路は、非磁性体18が磁気遮断部として機能す
ることによってプランジャ2へバイパスするようにな
る。
【0011】上記の如きステータコア1の製造方法の一
例を説明すると、ステータコア1は、磁性体17、非磁
性体18、磁性体19を軸方向へ配列し電気抵抗溶接、
超音波溶接、圧入プロジェクション、摩擦溶接またはレ
ーザー溶接などによって一体化した後(図2(A)参
照)、その内周側および外周側に後加工として切削加工
を施すことによって製造される(図2(B)参照)。この
切削加工により、円筒度が高く、プランジャ2とのクリ
アランスを詰めることができるステータコア1を得るこ
とが可能になる。
【0012】図3は、ステータコア1の変形例を示す。
このステータコア1は、図1図示のステータコア1と比
べ磁気吸引力は小さくなるが、磁性体19と非磁性体1
8の各内周面のみをプランジャ2の摺動面として構成さ
せており、磁性体17の内周面と、磁性体19および非
磁性体18の内周面とに段差を設けるようにしている。
その他の構成および製造方法は、上述した図1図示のス
テータコア1と同様である。
【0013】以上説明したように、本実施形態による電
磁弁のソレノイドは、内部にプランジャ2を軸方向へ摺
動可能に収容し、プランジャ2に磁気吸引力を作用する
ための磁路を形成するステータコア1を備える電磁弁の
ソレノイドにおいて、ステータコア1は、軸方向に磁性
体17、非磁性体18、磁性体19を順に配列して一体
化した後、内周面を後加工して構成される。このように
磁気遮断部を非磁性体18によって構成させるようにし
たことから、円筒度および同軸度を向上させプランジャ
2とのクリアランスを詰めることが可能になり、また、
大きな磁気吸引力にも対応可能となる。なお、図2は、
ステータコア1の製造方法の一例に過ぎないものであ
り、そのほかの製造方法として、後加工の作業性を向上
させるために、図2(B)に示す形状に近い形状の磁性
体17、非磁性体18、磁性体19を一体化し、その
後、切削加工するようにしてもよい。また、後加工は、
必ずしも必須の要件ではなく、磁性体17、非磁性体1
8、磁性体19の内周側に入子、ピン等を挿入した状態
で磁性体17、非磁性体18、磁性体19を一体化させ
るようにしても、同軸度を高めることが可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る電磁弁のソレノイドによる
と、プランジャとのクリアランスを詰めることができ、
しかも、大きな磁気吸引力に対応可能なステータコアを
有するソレノイドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電磁弁のソレノイド
の概念的な要部断面である。
【図2】同ソレノイドのステータコアの製造方法の一例
を示す工程図である。
【図3】ステータコアの変形例を示す断面図である。
【図4】従来のソレノイドの構成図である。
【図5】従来の他のソレノイドの構成図である。
【符号の説明】
1 ステータコア 2 プランジャ 17 磁性体 18 非磁性体 19 磁性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H106 DB02 DB32 EE16 GA13 JJ02 JJ09 5E048 AB01 AD02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にプランジャを軸方向へ摺動可能に
    収容し、該プランジャに磁気吸引力を作用するための磁
    路を形成するステータコアを備える電磁弁のソレノイド
    において、 前記ステータコアは、軸方向に磁性体、非磁性体、磁性
    体を順に配列して一体化して構成されることを特徴とす
    る電磁弁のソレノイド。
  2. 【請求項2】 前記ステータコアの内周面は、円筒度、
    同軸度の精度向上のための後加工がされてなるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の電磁弁のソレノイ
    ド。
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