JP2003269311A - 調速機制御方法と制御装置 - Google Patents

調速機制御方法と制御装置

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JP2003269311A
JP2003269311A JP2002070206A JP2002070206A JP2003269311A JP 2003269311 A JP2003269311 A JP 2003269311A JP 2002070206 A JP2002070206 A JP 2002070206A JP 2002070206 A JP2002070206 A JP 2002070206A JP 2003269311 A JP2003269311 A JP 2003269311A
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guide vane
signal
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zero
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JP2002070206A
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Kiyoshige Kotobuki
清重 壽
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Toshiba Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Control Of Water Turbines (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水車発電機等の制御対象を目標回転数まで速
やか、かつ、安定して昇速するように、起動特性を向上
させた調速機制御方法と制御装置を提供すること。 【解決手段】 PID演算部11の出力に、静落差信号
13と静落差対ガイドベーン開度関数14により算出し
たガイドベーン開度値を、起動信号により昇速レートと
同一時間の設定でゼロから加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水車発電機等の制
御に用いられている調速機の制御をおこなう調速機制御
方法と調速機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水力発電所に設置されている水車発電機
の水車、あるいは、揚水する場合のポンプ水車の回転速
度や出力トルクは調速機制御装置(ガバナ制御装置)に
より制御されている。この調速機制御装置では、マイク
ロプロセッサのソフトウエアや演算増幅器によるアナロ
グ回路により、直接の制御対象である固定翼のフランシ
ス水車等の水車のガイドベーンを制御している。
【0003】図3に示したブロック図を参照して水車発
電機の起動時の調速機制御装置の一例について説明す
る。
【0004】水車発電機での調速機制御装置では、起動
時に速度制御3と、負荷設定器4により設定され、か
つ、負荷制限器5の制限を受けている付加制御の両信号
が低値優先回路6に入力され、低値優先回路6では、出
力信号レベルの低い速度制御3の信号が優先されて、ガ
イドベーンの開度指令として出力される。その後、ガイ
ドベーン位置検出回路7からの信号と、ガイドベーン開
度指令との差分が比例演算回路8、積分演算回路9、微
分演算回路10から構成されているPID演算部11を
介して、最終的なガイドベーン指令としてアクチュエー
タ12に伝達される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の場合、速度制御
回路内の昇速制御により速度制御信号は、一定レートで
直線的に目標の回転数に制御するように出力されてい
る。しかしながら、回転数のオーバーシュートを回避し
つつ目標回転数とするためには、積分演算回路の時定数
の設定が長い場合、目標回転数から相当数低い回転数を
目標として昇速させ、その後、積分演算回路の時定数の
設定により、徐々に回転を上昇させる必要がある。その
ため、起動時間が長くかかってしまう傾向がある。
【0006】つまり、上述の制御方式では、目標回転数
よりかなり低い回転数から目標回転数までの昇速時間
が、積分演算回路の時定数に依存して、長時間を要する
という欠点がある。
【0007】なお、起動完了後の最終状態では、比例演
算回路の出力と微分演算回路の出力は、共にゼロとなり
積分演算回路の出力値がガイドベーンの開度位置に相当
する出力信号となる。
【0008】本発明はこれらの事情にもとづいてなされ
たもので、水車発電機等の制御対象を目標回転数まで速
やか、かつ、安定して昇速するように、起動特性を向上
させた調速機制御方法と制御装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、水車発
電機のガイドベーンを制御するガイドベーン開度指令信
号とガイドベーン位置信号との差分をPID演算部で演
算し、その演算結果をガイドベーン指令としてアクチュ
エータに伝達する調速機制御方法において、前記PID
演算部の出力に、静落差信号と静落差対ガイドベーン開
度関数により算出したガイドベーン開度値を、起動信号
により昇速レートと同一時間の設定でゼロから加算する
ことを特徴とする調速機制御方法である。
【0010】また本発明によれば、前記水車発電機を並
列接続することにより前記ガイドベーンの開度値を徐々
にゼロに変化させる制御をおこなうことを特徴とする調
速機制御方法である。
【0011】また本発明によれば、前記水車発電機を並
列接続することにより前記ガイドベーンの開度値徐々に
ゼロに変化させる際に、同時に、積分出力とガイドベー
ン開度値との差を書き込むことを特徴とする調速機制御
方法である。
【0012】また本発明によれば、水車発電機のガイド
ベーンを制御するガイドベーン開度指令信号を設定する
低値優先回路と、前記ガイドベーンの位置を検出するガ
イドベーン位置検出回路と、このガイドベーン位置検出
回路と前記低値優先回路との出力を演算してガイドベー
ン指令としてアクチュエータに伝達するPID演算部を
具備した調速機制御装置において、前記PID演算部の
出力に対して、静落差信号と静落差対ガイドベーン開度
関数により算出したガイドベーン開度値を、起動信号に
より昇速レートと同一時間の設定でゼロから加算する制
御手段が設けられていることを特徴とする調速機制御装
置である。
【0013】また本発明によれば、前記制御手段は、前
記水車発電機を並列接続された際に、前記ガイドベーン
の開度値を徐々にゼロに変化させることを特徴とする調
速機制御装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1は本発明の水車発電機の制御に用いる
調速機制御装置のブロック図である。この調速機制御装
置は、大別すると、従来の技術の項で説明した制御装置
(基本部)1に、後述する静落差信号を入力して制御す
る制御部(付加部)2を付加し、全体を調速機制御装置
として構成している。
【0016】すなわち基本部1では、水車発電機(不図
示)の起動時に速度制御3と、負荷設定器4により設定
され、かつ、負荷制限器5の制限を受けている付加制御
の両信号が低値優先回路6に入力される。低値優先回路
6では、これらの信号から出力信号レベルの低い速度制
御3の信号が優先されて、ガイドベーン(不図示)の開
度指令として出力される。その後、ガイドベーン位置検
出回路7からの信号と、ガイドベーン開度指令との差分
が比例演算回路8、積分演算回路9および微分演算回路
10から構成されている、PID演算部11を介して、
最終的なガイドベーン指令としてアクチュエータ12に
伝達される。
【0017】PID演算部11においては、比例演算回
路8でのP(比例)演算は、制御入力偏差に比例する演
算である。また、積分演算回路9でのI(積分)演算
は、制御入力偏差を時々刻々積分する潰算である。ま
た、微分演算回路10でのD(微分)演算は、制御入力
偏差に対し、不完全微分演算を行う。
【0018】このうち比例演算回路8でのP(比例)演
算とD(微分)演算の結果は、安定時(定常状態時)ゼ
ロとなるが、積分演算回路9でのI(積分)演算は、そ
れ自体が定常状態時も有限値を持ち、調速機制御装置の
制御対象であり、ガイドベーンの開度とキャンセルする
ことにより、定常状態において、調速機制御装置からの
アクチュエータ12ヘの制御出力がゼロとなる。
【0019】水車(またはポンプ水車)は、ガイドベー
ンの開度と有効落差、及び水車・発電機の回転速度によ
り、流量と水車トルクを生じる。
【0020】次に、基本部1に付加部2を付加したこと
による調速機制御装置の動作について説明する。図2に
フロー図を示したように、付加部2では静落差信号13
を取り込み、この静落差信号13を静落差対ガイドベー
ン開度関数14に入力して演算する(S1)。
【0021】それにより、静落差に対する目標回転数と
なるガイドベーン無負荷開度相当信号をガイドベーン開
度指令値として算出する(S2)。
【0022】水車発電機の起動時に、速度制御3の出力
信号が昇速レートで上昇する際、同時に静落差対ガイド
ベーン開度関数14の出力を用いて、変化率制限回路1
5を介して、PID演算部11の出力に加算する(S
3)。
【0023】なお、変化率制限回路15の時定数の設定
は、速度制御3の昇速レートと同一時定数としている。
それにより、積分演算回路9の出力相当を静落差信号対
ガイドベーン開度関数14で補い、一定レートで昇速す
ることができる。したがって、起動時に目標回転数の近
傍での制御特性を改善することができる。
【0024】目標回転数に到達、水車発電機を並列接続
後に、静落差信号13によるガイドベーン開度指令か
ら、積分演算回路6に移行するため、変化率制御回路1
5により、徐々に、静落差信号13によるガイドベーン
開度指令をゼロとして、同時に積分演算回路9の出力信
号との差分を書き込む(S4)。
【0025】起動制御から通常のPID制御に移行する
(S5)。
【0026】以上に説明したように、本発明によれば、
起動特性を向上させた調速機の制御により、水車等の制
御対象を起動時に目標回転数まで速やか、かつ、安定し
て昇速することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、水車等の制御対象を目
標回転数まで速やか、かつ、安定して昇速することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調速機制御装置のブロック図。
【図2】本発明の調速機制御装置の動作のフロー図。
【図3】従来の調速機制御装置のブロック図。
【符号の説明】
1…制御装置(基本部)、2…制御部(負荷部)、3…
速度制御、4…負荷設定器、5…負荷制御器、6…低値
優先回路、7…ガイドベーン位置検出回路、8…比例演
算回路、9…積分演算回路、10…微分演算回路、11
…PID演算部、12…アクチュエータ、13…静落差
信号、14…静落差対ガイドベーン開度関数、15…変
化率制限回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H072 AA07 AA17 BB33 CC25 CC42 3H073 AA08 AA12 BB02 BB13 BB21 CC20 CD03 CD11 CE09 CE27 5H590 AA23 CA11 CA12 CC01 CE01 EA01 EA20 EB21 FA01 GA02 GA10 GB05 HA02 HA22 HA26 HA27 JA02 JA12 JA13 JA14 JA20 JB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水車発電機のガイドベーンを制御するガ
    イドベーン開度指令信号とガイドベーン位置信号との差
    分をPID演算部で演算し、その演算結果をガイドベー
    ン指令としてアクチュエータに伝達する調速機制御方法
    において、 前記PID演算部の出力に、静落差信号と静落差対ガイ
    ドベーン開度関数により算出したガイドベーン開度値を
    起動信号により昇速レートと同一時間の設定でゼロから
    加算することを特徴とする調速機制御方法。
  2. 【請求項2】 前記水車発電機を並列接続することによ
    り前記ガイドベーンの開度値を徐々にゼロに変化させる
    制御をおこなうことを特徴とする請求項1記載の調速機
    制御方法。
  3. 【請求項3】 前記水車発電機を並列接続することによ
    り前記ガイドベーンの開度値徐々にゼロに変化させる際
    に、同時に、積分出力とガイドベーン開度値との差を書
    き込むことを特徴とする請求項1記載の調速機制御方
    法。
  4. 【請求項4】 水車発電機のガイドベーンを制御するガ
    イドベーン開度指令信号を設定する低値優先回路と、前
    記ガイドベーンの位置を検出するガイドベーン位置検出
    回路と、このガイドベーン位置検出回路と前記低値優先
    回路との出力を演算してガイドベーン指令としてアクチ
    ュエータに伝達するPID演算部を具備した調速機制御
    装置において、 前記PID演算部の出力に対して、静落差信号と静落差
    対ガイドベーン開度関数により算出したガイドベーン開
    度値を、起動信号により昇速レートと同一時間の設定で
    ゼロから加算する制御手段が設けられていることを特徴
    とする調速機制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記水車発電機を並列
    接続された際に、前記ガイドベーンの開度値を徐々にゼ
    ロに変化させることを特徴とする請求項4記載の調速機
    制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010158101A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Toshiba Corp 電力変換装置
CN107514333A (zh) * 2017-07-19 2017-12-26 西安理工大学 具有抗速度饱和的微分优先水轮机pid调速器控制方法
CN114810469A (zh) * 2020-12-07 2022-07-29 中国长江电力股份有限公司 导叶开度模拟量分段开环控制与调速器变参数pid闭环控制相结合的控制系统

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CN114810469B (zh) * 2020-12-07 2023-06-13 中国长江电力股份有限公司 导叶开度模拟量分段开环控制与调速器变参数pid闭环控制相结合的控制系统

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