JP2003269068A - 削孔機における情報・電力伝送装置、ならびにこれに用いうる情報・電力伝送用削孔管ユニット - Google Patents

削孔機における情報・電力伝送装置、ならびにこれに用いうる情報・電力伝送用削孔管ユニット

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JP2003269068A JP2002075626A JP2002075626A JP2003269068A JP 2003269068 A JP2003269068 A JP 2003269068A JP 2002075626 A JP2002075626 A JP 2002075626A JP 2002075626 A JP2002075626 A JP 2002075626A JP 2003269068 A JP2003269068 A JP 2003269068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機器構成の簡素化および電路構築の簡易化を図
る。 【解決手段】削孔ロッド2内に設けられた計測機器3
と、ロッド2外に設置した電源装置5および受信装置4
とをロッド2内を通る単芯ケーブル2cを介して接続
し、スペクトラム拡散変調方式によって計測機器3から
受信装置4への情報の伝送および電源装置5から計測機
器3への電力供給を共通の単芯ケーブル2cを介して行
うものとする。削孔ロッド2は、両端部内に設けられた
コネクタc1,c2とこれらコネクタ間を繋ぐ単芯ケー
ブル2cとを有する複数のロッドユニット2uからな
り、このロッドユニット2uを長手方向に順次連結する
ことによって各ロッドユニットのコネクタc1,c2相
互が自動的に接続されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜計等の検出器
を有する掘削装置に使用される掘削ロッドなどの、信号
伝送用管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】掘削装置で地面を掘削するに際しては、
複数の掘削ロッドを順次連結し、連結した掘削ロッドの
先端に検出器を設ける工法がある。検出器を設けるの
は、検出器で得た値を基に、掘削を制御するためである
が、例えば、地面を垂直に掘削するために検出器として
傾斜計を設け、この傾斜計で得た値を信号に変換し、こ
の信号を掘削ロッド本体内に設けた信号伝送用のケーブ
ルを介して地上に伝送し、この伝送されてきた信号を基
に掘削ロッドの傾斜角を垂直に調整する、ということが
行われている。そして、このように信号伝送用のケーブ
ルを掘削ロッド本体内に通すと、掘削ロッドを連結する
際には、当然、ケーブルも接続しなければならなくな
る。
【0003】そこで、このケーブルを接続するための方
法であるが、これには、非接触式電送器やメタルコンセ
ントを用いてケーブル間を電気的に接合する方法が一般
に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、まず、非接触
式電送機を用いる方法は、特に、連結作業を頻繁に行う
場合、両端子間の間隙を適正に保つことができず、した
がって、信号の精度が低下してしまうとの問題がある。
【0005】又、メタルコンセントを用いる方法は、メ
タルコンセントの接続を、管装置の直下で、しかも、手
作業で行うことになるために、危険な上、作業時間がか
かるといった問題がある。
【0006】さらに、これらの方法は、いずれにおいて
も、複数の電路を形成しようとすると削孔ロッドの構造
や電気システムが複雑になってしまうとの問題もある。
【0007】そこで、本発明の課題は、複数の電路を形
成せずに情報の伝送および電力供給の両方を可能とし、
削孔ロッドの構造や電気システムの簡素化を図るととも
に、良好な導通を可能としながらも簡易に連結すること
ができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>ベースマシンによって削孔ロッ
ドを支持する形態の削孔機を用いて削孔を行うにあた
り、削孔ロッド内に設けられた計測機器と、ロッド外に
設置した電源装置および受信装置とをロッド内を通るケ
ーブルを介して接続し、スペクトラム拡散変調方式によ
って計測機器から受信装置への情報の伝送および電源装
置から計測機器への電力の供給を共通のケーブルを介し
て行う、削孔機における情報・電力伝送装置であって、
前記削孔ロッドは、両端部内に設けられたコネクタとこ
れらコネクタ間を繋ぐ単芯ケーブルとを有する複数のロ
ッドユニットからなり、このロッドユニットを長手方向
に順次連結することによって各ロッドユニットのコネク
タ相互が自動的に接続されるように構成されている、こ
とを特徴とする削孔機における情報・電力伝送装置。
【0009】(作用効果)本発明は、削孔ロッドが一重
管の場合でも、またケーブル保護のために二重管以上の
多重管とされている場合でも適用できるものである。い
ずれにせよ、本発明では、スペクトラム拡散変調方式に
よって計測機器から受信装置への情報の伝送および電源
装置から計測機器への電力の供給を共通の単芯ケーブル
を介して行う。したがって、複数の電路を形成せずに情
報の伝送および電力供給の両方が可能となるため、削孔
ロッドの構造や電気システムの簡素化を図ることができ
る。
【0010】しかも、本発明の削孔ロッドは、両端部内
に設けられたコネクタとこれらコネクタ間を繋ぐ単芯ケ
ーブルとを有する複数のロッドユニットからなり、この
ロッドユニットを長手方向に順次連結することによって
各ロッドユニットのコネクタ相互が自動的に接続される
ように構成されているから、信号の精度を低下させるこ
となく簡易に連結することができるようになる。
【0011】<請求項2記載の発明>前記電源装置は直
流電力を供給するものであり、電源装置と計測機器とを
繋ぐプラス電路が前記ケーブルを介して形成され、アー
ス電路が前記削孔ロッドの管壁およびベースマシンのボ
ディを介して形成されるように構成された、請求項1記
載の削孔機における情報・電力伝送装置。
【0012】(作用効果)電源装置と計測機器とを繋ぐ
アース電路は削孔ロッドを介して形成すると、別途ケー
ブルを設ける必要がなくなる。この場合、回転する削孔
ロッドから回転しない外部の電源装置に対してアース電
路をどのように形成するかが問題となる。このために削
孔ロッド基端にスリップリングを設けることが従来から
行われており、本発明でもこの構成を採ることはでき
る。しかし、より好適には本請求項2記載のように、ス
リップリングを介さず、削孔ロッドと電通状態にあるベ
ースマシンのボディ介して電源装置へのアース電路を形
成すると、装置構成の簡素化を図ることができるためが
好ましい。
【0013】<請求項3記載の発明>前記計測機器はケ
ースに内装された状態で前記削孔ロッド内に設けられて
おり、かつこのケースは球状スペーサーを介してロッド
内壁に対して離間保持されており、電源装置と計測機器
とを繋ぐアース電路が、削孔ロッドの管壁、球状スペー
サーおよびケースを介して形成されるように構成され
た、請求項1または2記載の削孔機における情報・電力
伝送装置。
【0014】(作用効果)計測機器は防塵・防水の観点
からケースに収納するのが好ましい。この場合、電源装
置と計測機器とを繋ぐアース電路はケースを介して削孔
ロッドの管壁にとることができる。しかし、ケースを削
孔ロッドに直接接触して導通を図った場合、削孔ロッド
が地盤挿入過程で意図的または自然に曲がったとき、ケ
ースが破壊したり、上記接触部分が解離しアース電路が
遮断されてしまったりするおそれがある。
【0015】本請求項3記載の発明は、かかる問題点を
解決するものである。本請求項3記載の発明では、計測
機器を収納するケースが球状スペーサーを介してロッド
内壁に対して離間保持されており、しかもこの球状スペ
ーサーがケースと削孔ロッドの管壁とを繋ぐアース電路
を形成する。したがって仮に削孔ロッドの曲がりがあっ
ても、計測機器を収納したケースは球状スペーサーとの
接触を維持したままその球面に沿って移動することがで
き、アース電路が導通状態に維持され、ケースの破壊も
生じ難くなる。
【0016】<請求項4記載の発明>管体とこの管体内
に備わる単芯ケーブルとを有し、長手方向に順次連結す
ることによって、単芯ケーブル相互が接続されたより長
い一体管を形成する情報・電力伝送用削孔管ユニットで
あって、一方の端部がオス継手部とされ且つ他方の端部
がメス継手部とされるか、或いは両端部がオス継手部若
しくはメス継手部とされたものであり、前記オス継手部
は、当該継手部内に固設されたオスホルダと、このオス
ホルダ凸部によって支持されたオス電極とを含むもので
あり、前記メス継手部は、当該継手部内に固設されたメ
スホルダと、このメスホルダによって支持されたメス電
極とを含むものであり、一方の継手部内の電極と他方の
継手部内の電極とは管体内を通る前記単芯ケーブルを介
して常に電通状態にあるものとされており、他の削孔管
ユニットとの連結時において、一方の削孔管ユニットの
オス電極が他方の削孔管ユニットのメス電極内に自動的
に嵌合して電通状態となり、かつこのときオス電極およ
びメス電極の両者がオスホルダおよびメスホルダによっ
て囲まれる空間内に自動的に密閉されるように構成され
た、ことを特徴とする情報・電力伝送用削孔管ユニッ
ト。
【0017】(作用効果)本発明は、管体が一重管の場
合でも、またケーブル保護のために二重管以上の多重管
とされている場合でも適用できるものであり、上記請求
項1〜3記載のような、スペクトラム拡散変調を利用し
た削孔機における情報・電力伝送装置に好適に使用でき
るものである。
【0018】本発明の情報・電力伝送用削孔管ユニット
では、他の削孔管ユニットとの連結時において、一方の
削孔管ユニットのオス電極が他方の削孔管ユニットのメ
ス電極内に自動的に嵌合して電通状態となる。このよう
に雄雌関係をもって嵌合連結することで、精度低下のな
い確実な連結ができる。
【0019】また、特に本発明では、他の削孔管ユニッ
トとの連結時に、オス電極およびメス電極の両者がオス
ホルダおよびメスホルダによって囲まれる空間内に自動
的に密閉されるように構成されている。したがって、削
孔機の削孔ロッドのように、削孔水等の電気伝導性を有
する液体を管内を通して流通させる場合に特に適してお
り、当該液体を介してのショートや電極の汚れ等が発生
しにくいものである。なお、より具体的かつ好適な形態
が次記の請求項5記載の発明である。
【0020】<請求項5記載の発明>前記オスホルダは
開口部側に突出するオスホルダ凸部を有し、オス電極は
このオスホルダ凸部によって支持され且つオスホルダ凸
部の先端から更に突出するように構成されたものであ
り、前記メスホルダは、連続する基端側筒状部及び先端
側筒状部を有し、メス電極はこのメスホルダの基端側筒
状部内に収容されたものであり、さらに前記オスホルダ
凸部の外周面および前記メスホルダの先端側筒状部の内
周面の少なくとも一方にリング状シール部材が設けられ
たものであり、他の削孔管ユニットとの連結時におい
て、オスホルダ凸部の外周面とメスホルダの先端側筒状
部の内周面とが前記リング状シール部材を介して液密に
密着され、前記嵌合されたオス電極およびメス電極の両
者がオスホルダ、リング状シール部材およびメスホルダ
によって囲まれる空間内に自動的に密閉されるように構
成されている、請求項4記載の情報・電力伝送用削孔管
ユニット。
【0021】(作用効果)上記請求項4記載の作用効果
と同様の作用効果が奏せられる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の実施の形態について詳説する。 <削孔機における情報・電力伝送装置について>図1
は、ベースマシン1Bによって削孔ロッド2を支持する
一般的な形態の削孔機1に、本発明に係る情報・電力伝
送装置を組み込んだものである。なお、符号1Mは削孔
ロッド2の回転駆動源である。
【0023】削孔ロッド2の先端部内には計測機器3が
内装されており、一方、ベースマシン1Bの近傍には受
信装置4および電源装置5とが設置されており、これら
が削孔ロッド2の基端に接続されたスリップリング4S
およびロッド内を通る単芯ケーブル2cを介してそれぞ
れ接続されている。図示しないが、計測機器3および受
信装置4はスペクトラム拡散変調方式による通信のため
にインピーダンスマッチング回路や変復調回路など公知
の構成をそれぞれ有している。
【0024】電源装置5は計測機器に対して直流電力を
供給するものであり、簡易には鉛蓄電池等のバッテリー
を使用することができる。電源装置5のプラス側および
受信装置4の入出力端子はそれぞれケーブル5c、4c
を介してスリップリング4Sの共通の電路に接続されて
おり、このスリップリングを介して削孔ロッド2内の共
通の単芯ケーブルと常時導通状態とされる。
【0025】他方、削孔ロッド2は、両端部内に設けら
れたコネクタc1、c2とこれらコネクタ間を繋ぐ単芯
ケーブルc2とを有する複数のロッドユニット2uから
主に構成されており、ロッドユニットを長手方向に順次
連結することによって各ロッドユニットのコネクタ相互
が自動的に接続されるように構成されている。削孔ロッ
ド2は、内部にケーブルを取り囲む保護管を設けたり、
本削孔ロッドの外部に他の管を外装する等により、2重
管以上の多重管構造とすることもできる。
【0026】かくして、構成された削孔ロッド2を用い
ることにより、削孔ロッド2に新たなロッドユニット2
uを継ぎ足すだけで各ロッドユニットのコネクタ相互が
自動的に接続され、情報伝送用及び電力供給用電路が自
動的に形成される。よって、従来必要とされていたケー
ブル相互の接続作業は不要となり、作業性が著しく向上
する。
【0027】また情報伝送方式として、スペクトラム拡
散変調方式を使用しているため、計測機器との通信およ
び電源からの電力供給を単芯ケーブル一本のみで達成で
き、削孔ロッドの構造や電気システムを簡素化すること
ができるとともに、スペクトラム拡散方式の耐ノイズ性
の高さによってよりノイズの少ない確実な信号伝送が可
能となる利点ももたらされる。
【0028】特に、直流の電源装置5を用いる場合、図
示のように、電源装置5と計測機器3とを繋ぐアース電
路を、削孔ロッド2の管壁および削孔ロッド2と電通状
態にあるベースマシンボディ1B介して電源装置5への
アース電路を形成すると、スリップリング4Sにおいて
アース電路のための電極を設ける必要がないなど装置構
成の簡素化を図ることができる。
【0029】また、計測機器3は防塵・防水の観点から
ケース3cに収納するのが好ましい。この場合、電源装
置5と計測機器3とを繋ぐアース電路はケース3cを介
して削孔ロッド2の管壁にとることができる。しかし、
ケース3cを削孔ロッド2に直接接触して導通を図った
場合、削孔ロッド2が地盤挿入過程で意図的または自然
に曲がったとき、ケース3cが破壊したり、上記接触部
分が解離しアース電路が遮断されてしまったりするおそ
れがあるため、図示のように。収納ケース3cを球状ス
ペーサー6,6を介して削孔ロッド2の内壁面に離間保
持させ、かつこの球状スペーサー6,6がケース3cと
削孔ロッド2の管壁とを繋ぐアース電路を形成するよう
に構成するのが好ましい。
【0030】この球状スペーサー部分の詳細例が、図2
および図3に示されている。この例ではケース3cは円
筒状とされ、その基端開口部が絶縁材料により形成され
た円柱状の電極ホルダ3hによって蓋されており、この
電極ホルダ3hの基端から同軸的にオス電極mが突出さ
れている。この電極ホルダ3hおよびオス電極mは本発
明にいうコネクタc1に相当する。またケース3cの基
端部外周面には、横断面円弧状の凹溝3dがケース3c
の基端から軸方向に沿って所定限度まで先端側に延在形
成され、これと対応させてロッド2の内周面にも同様の
凹溝2dが形成され、これら凹溝3d、2d内に、球状
スペーサー6の一端および他端がそれぞれ嵌合されてい
る。かくしてケース3cはロッド内周面に対して離間保
持される。なお、この離間保持ため、凹溝3d、2dは
図3に示すように、相互間隔が等しくなる配置で2つ以
上、特に3つ以上配置されるのが好ましい。なお、他の
ロッドユニット2uとの連結構造は後述の削孔管ユニッ
トと基本的に同様であるので、詳細は後に譲る。
【0031】かくして、仮に削孔ロッド2の曲がりがあ
っても、計測機器3を収納したケース3cは球状スペー
サー6との接触を維持したままその球面に沿って移動す
ることができ、アース電路が導通状態に維持され、ケー
ス3cの破壊も生じ難くなる。近時、曲がり可能な削孔
ロッドを用いて曲線的な削孔を行う工法が開発されてお
り、この球状スペーサー6を用いる形態はかかる工法に
特に好適である。
【0032】<情報・電力伝送用削孔管ユニットについ
て>次に、上記伝送装置に好適に使用される削孔管ユニ
ットの実施形態について詳説する。図4は、本発明に係
る削孔管ユニット例2uの全体図であり、図5及び図6
は一端部および他端部の拡大縦断面図であり、図12は
接続要領を示す図で縦断面図である。これらの図からも
判るように、本実施形態の削孔管ユニット2uは、管体
Bとこの管体B内に備わる単芯ケーブルCとを有し、長
手方向に順次連結することによって、単芯ケーブルC相
互が接続されたより長い一体管を形成するものである。
【0033】管ユニット2uの一方の端部は、若干小径
のオス継手部20とされており、このオス継手部20内
にはホルダ取り付け用の拡径部21が形成されている。
そして、この拡径部21内には横断面円形のオスホルダ
22が同軸的に挿入嵌合され、止め輪22cにより固定
されている。オスホルダ22は、図7にも示すように、
拡径部21内に嵌合する形状の大径部22aと、開口部
側に突出する小径のオスホルダ凸部22bとからなり、
オス電極取付用の貫通孔22hが中心軸心に沿って形成
され、かつオスホルダ凸部22bの外周面に形成された
周方向に沿う凹溝22d内にシールリング22r,22
rが嵌合されたものとされている。
【0034】オス電極mは、かかるオスホルダ凸部22
bによって管体Bの軸心に対して同軸的に支持され且つ
オスホルダ凸部22bの先端から更に突出するように構
成される。このため、図示例では、オスホルダ22の電
極取付用貫通孔22hは、ホルダ凸部22bの先端にお
いて若干小径とされており、一方、オス電極mは図8に
も示すように中間大径部m1を有する棒状に形成されて
いる。この中間大径部m1は別途樹脂等により形成し本
体部に一体化させることができる。かくして、オス電極
mをオスホルダの電極取付用貫通孔22h内に基端側か
ら挿入することによって、中間大径部がホルダ22の小
径部22eに引っ掛り、この状態でオス電極の先端がホ
ルダ凸部先端を通り抜けて突出するようになる。そして
この状態でオス電極m周囲の隙間にボンド等の充填接着
剤bdを充填することにより、オス電極mをオスホルダ
22に対して固定することができる。
【0035】またオス電極mの基端部にはケーブルCの
一端が圧着またははんだ付け等により接続される接続部
m2が設けられている。この場合、図示のようにオス電
極mの基端部にケーブルCの端部を接続した後に、これ
らをケーブルCの基端部も含めても電極取付用貫通孔2
2h内に挿入し、オスホルダ22に対して固定するのが
望ましい。
【0036】他方、管ユニット2uの他端部は、図6に
示すように、他のユニットのオス継手部20が挿入嵌合
される若干小径のメス継手部30とされており、このメ
ス継手部30内にはホルダ取り付け用の縮径部31が形
成されている。そして、この縮径部31内には横断面円
形のメスホルダ32が同軸的に挿入嵌合され、止め輪3
1cにより固定されている。図示例のメスホルダ32
は、ロッドホルダに対する取付部33とカバー部34と
を接着等により一体化してなるものとされている。より
詳細には、取付部33は図9にも示すように、小径部3
3aを有する電極取付用貫通孔33hが中心軸心に沿っ
て形成されたものであり、一方、カバー部34は図10
にも示すように、先端側大径部34aと基端側小径部3
4bとを有する筒状部材であり、カバー部34の基端側
小径部が取付部33の電極取付用貫通孔33hの先端開
口から挿入され接着等により一体化されている。
【0037】かくして形成されたメスホルダ32におい
ては、基端側筒状部33が取付部33内の電極取付用貫
通孔33hの基端部とカバー部34の基端側小径部34
bとが、本発明の「基端側筒状部」を構成し、カバー部
34の先端側大径部34aが本発明の「先端側筒状部」
を構成し、これらの内空が同軸的に連続している。
【0038】メス電極fは、かかるメスホルダ32の基
端側筒状部内に、管体Bの軸心に対して同軸的に収容さ
れている。このため図示例では、カバー部34の基端側
小径部34bの先端部34cが若干小径とされており、
この小径部34cに、メスホルダ32内に基端側から挿
入されたメス電極fが引っ掛り、この状態でメス電極f
がカバー部34の先端側大径部34aまでは至らずに電
極取付用貫通孔33hの基端部とカバー部34の基端側
小径部34b内の範囲に収容されるように構成されてい
る。そしてこの状態でメス電極f周囲の隙間にボンド等
の充填接着剤bdを充填することにより、メス電極fを
メスホルダ32に対して固定できる。
【0039】またメス電極fは、図11にも示すよう
に、先端面から所定深さのオス電極挿入孔f1が形成さ
れている。この挿入孔は、オス電極mの外周面との接触
を維持するため、側部に切り込みを形成するとともに、
これら切込み分だけ押し潰しておくのが好ましい。これ
により、メス電極fの挿入孔内にオス電極mを挿入する
と、挿入孔が押し広げられながらオス電極mが挿入さ
れ、かつ挿入孔の復元力によって挿入穴内面とオス電極
外面との接触が常時維持されるようになる。
【0040】さらに、メス電極fの基端部にはオス電極
mと同様にケーブルCの一端が圧着またははんだ付け等
により接続される接続部f2が設けられている。この場
合、図示のようにメス電極mの基端部にケーブルCの端
部を接続した後に、これらをケーブルCの基端部も含め
てもメスホルダ32内に挿入し、メスホルダ32に対し
て固定するのが望ましいのも、オス継手20の場合と同
様である。
【0041】かくして、本発明に係る削孔管ユニット2
uでは、図12に示すように、他の削孔管ユニット2u
との連結時においては、一方の削孔管ユニット2uのオ
ス電極mが他方の削孔管ユニット2uのメス電極f内に
自動的に嵌合して電通状態となる。このように雄雌関係
をもって嵌合連結することで、精度低下のない確実な連
結ができる。また、特にこの際、オスホルダ凸22b部
の外周面とメスホルダ32の先端側筒状部34aの内周
面とがシールリング22rを介して密着され、嵌合され
たオス電極mおよびメス電極fの両者がオスホルダ2
2、シールリング22rおよびメスホルダ32によって
囲まれる空間sp内に自動的に密閉される。したがっ
て、削孔機の削孔ロッドのように、削孔水等の電気伝導
性を有する液体を管内を通して流通させる場合に特に適
しており、当該液体を介してのショート等が発生しにく
くなる利点ももたらされる。
【0042】<その他> (い)上記削孔管ユニットにおいて、図示形態のよう
に、オス電極m、メス電極fともに管体Bの開口から突
出させないように構成したり、または図示しないが管ユ
ニット相互の連結時において、管ユニットの挿入力によ
り自動的に或いは手動で開閉する開閉蓋を設けたりする
と、管内の防水や防汚を図れるため好ましい。
【0043】(ろ)上記削孔管ユニット例では、シール
リング22rをオスホルダ凸部22bの外周面に設けた
が、メスホルダ32の先端筒状部(先端小径部34a)
の内周面に設けても良いし、オスホルダ22およびメス
ホルダ33の両方に設けても良い。
【0044】(は)上記削孔管ユニット例は、一端部を
オス継手20とし且つ他端部をメス継手30としたオス
・メス管ユニットであるが、本発明は両端部をともにオ
ス継手(オス電極および押すオスホルダ含む)となした
オス・オス管ユニットや、両端部をともにメス継手(メ
ス電極および押すメスホルダ含む)となしたメス・メス
管ユニットをも含むものである。この場合、オス・オス
管ユニットとメス・メス管ユニットとを交互に接続した
り、オス・メス管ユニットを適宜組み合わせたりするこ
とも可能である。
【0045】(に)上記削孔管ユニット例において、各
部の材質は適宜選択すれば良いが、前述した削孔機にお
ける情報・電力伝送装置に適用する場合、管体を導電性
材料により形成してアース電路となし、これと電極m,
fおよびケーブルcとの絶縁を図るべく、ホルダ20,
30や接着剤等については絶縁性材料により形成するこ
とができる。ホルダ20,30は絶縁の役割以外にも電
極を確実に保持する役割を担うため、硬質塩化ビニル等
の硬質絶縁性材料により形成するのが望ましい。
【0046】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、複数の
電路を形成せずに情報の伝送および電力供給の両方を可
能とし、削孔ロッドの構造や電気システムの簡素化を図
ることができる。また、良好な導通を可能としながらも
簡易に連結することができるようにすることにある。特
に本発明の削孔管ユニットにおいては、簡易な連結を可
能としながらも、電極を密閉でき、ショートや電極の汚
れを効果的に防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、削孔機における情報・電力伝送
装置例を示す、概略図である。
【図2】球状スペーサー部分の詳細例を示す一部破断正
面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】本発明に係る削孔管ユニットの一部破断正面図
である。
【図5】オス継手部の縦断面図である。
【図6】メス継手部の縦断面図である。
【図7】オスホルダの一部破断正面図、(b)右側面図
である。
【図8】オス電極の(a)左側面図、および(b)正面
図である。
【図9】取付部の(a)左側面図、および(b)一部破
断正面図である。
【図10】カバー部の(a)左側面図、および(b)一
部破断正面図である。
【図11】メス電極の(a)正面図、および(b)右側
面図である。
【図12】管ユニットの接続状況を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…削孔機、1B…ベースマシン、1M…回転駆動源、
2…削孔ロッド、2c…単芯ケーブル、2u…管ユニッ
ト、3…計測機器、4…受信装置、5…電源装置、6…
球状スペーサー、20…オス継手部、22…オスホル
ダ、22r…シールリング、m…オス電極、C…単芯ケ
ーブル、32…メスホルダ、34…カバー部、f…メス
電極、C…単芯ケーブル、c1,c2…コネクタ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースマシンによって削孔ロッドを支持す
    る形態の削孔機を用いて削孔を行うにあたり、削孔ロッ
    ド内に設けられた計測機器と、ロッド外に設置した電源
    装置および受信装置とをロッド内を通る単芯ケーブルを
    介して接続し、スペクトラム拡散変調方式によって計測
    機器から受信装置への情報の伝送および電源装置から計
    測機器への電力の供給を共通の単芯ケーブルを介して行
    う、削孔機における情報・電力伝送装置であって、 前記削孔ロッドは、両端部内に設けられたコネクタとこ
    れらコネクタ間を繋ぐ単芯ケーブルとを有する複数のロ
    ッドユニットからなり、このロッドユニットを長手方向
    に順次連結することによって各ロッドユニットのコネク
    タ相互が自動的に接続されるように構成されている、こ
    とを特徴とする削孔機における情報・電力伝送装置。
  2. 【請求項2】前記電源装置は直流電力を供給するもので
    あり、電源装置と計測機器とを繋ぐプラス電路が前記ケ
    ーブルを介して形成され、アース電路が前記削孔ロッド
    の管壁およびベースマシンのボディを介して形成される
    ように構成された、請求項1記載の削孔機における情報
    ・電力伝送装置。
  3. 【請求項3】前記計測機器はケースに内装された状態で
    前記削孔ロッド内に設けられており、かつこのケースは
    球状スペーサーを介してロッド内壁に対して離間保持さ
    れており、 電源装置と計測機器とを繋ぐアース電路が、削孔ロッド
    の管壁、球状スペーサーおよびケースを介して形成され
    るように構成された、請求項1または2記載の削孔機に
    おける情報・電力伝送装置。
  4. 【請求項4】管体とこの管体内に備わる単芯ケーブルと
    を有し、長手方向に順次連結することによって、単芯ケ
    ーブル相互が接続されたより長い一体管を形成する情報
    ・電力伝送用削孔管ユニットであって、 一方の端部がオス継手部とされ且つ他方の端部がメス継
    手部とされるか、或いは両端部がオス継手部若しくはメ
    ス継手部とされたものであり、 前記オス継手部は、当該継手部内に固設されたオスホル
    ダと、このオスホルダ凸部によって支持されたオス電極
    とを含むものであり、前記メス継手部は、当該継手部内
    に固設されたメスホルダと、このメスホルダによって支
    持されたメス電極とを含むものであり、 一方の継手部内の電極と他方の継手部内の電極とは管体
    内を通る前記単芯ケーブルを介して常に電通状態にある
    ものとされており、 他の削孔管ユニットとの連結時において、一方の削孔管
    ユニットのオス電極が他方の削孔管ユニットのメス電極
    内に自動的に嵌合して電通状態となり、かつこのときオ
    ス電極およびメス電極の両者がオスホルダおよびメスホ
    ルダによって囲まれる空間内に自動的に密閉されるよう
    に構成された、 ことを特徴とする情報・電力伝送用削孔管ユニット。
  5. 【請求項5】前記オスホルダは開口部側に突出するオス
    ホルダ凸部を有し、オス電極はこのオスホルダ凸部によ
    って支持され且つオスホルダ凸部の先端から更に突出す
    るように構成されたものであり、 前記メスホルダは、連続する基端側筒状部及び先端側筒
    状部を有し、メス電極はこのメスホルダの基端側筒状部
    内に収容されたものであり、 さらに前記オスホルダ凸部の外周面および前記メスホル
    ダの先端側筒状部の内周面の少なくとも一方にリング状
    シール部材が設けられたものであり、 他の削孔管ユニットとの連結時において、オスホルダ凸
    部の外周面とメスホルダの先端側筒状部の内周面とが前
    記リング状シール部材を介して液密に密着され、前記嵌
    合されたオス電極およびメス電極の両者がオスホルダ、
    リング状シール部材およびメスホルダによって囲まれる
    空間内に自動的に密閉されるように構成されている、 請求項4記載の情報・電力伝送用削孔管ユニット。
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