JP5659093B2 - 伝送線が備わる管装置の構造及び削孔システム - Google Patents
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Description
〔請求項1記載の発明〕
一の単位管と他の単位管とを軸方向に連結すると、前記一の単位管内を通る伝送線に接続された雄電極と前記他の単位管内を通る伝送線に接続された雌電極とが接続される伝送線が備わる管装置の構造であって、
前記一の単位管内に一の保護管が、前記他の単位管内に他の保護管がそれぞれ備えられ、前記一の単位管と前記一の保護管との間及び前記他の単位管と前記他の保護管との間にそれぞれ前記伝送線が通され、
前記一の保護管に内接する内接部及びこの内接部先方の先方部を有し、この先方部の外周面から前記雄電極が露出する筒状の雄電極ホルダと、前記他の保護管に内接する内接部及びこの内接部先方の先方部を有し、この先方部の内周面から前記雌電極が露出する筒状の雌電極ホルダとが備えられ、
前記一の単位管と前記他の単位管とを連結すると、前記雄電極ホルダの先方部が前記雌電極ホルダの先方部内に嵌るとともに前記雄電極及び前記雌電極が当接する、
ことを特徴とする伝送線が備わる管装置の構造。
一の単位管内に一の保護管が、他の単位管内に他の保護管がそれぞれ備えられ、一の単位管と一の保護管との間及び他の単位管と他の保護管との間にそれぞれ伝送線が通されていると、管内(保護管内)に他の計測装置等を通すに際して伝送線が障害になるおそれがない。
また、一の保護管に内接する内接部及びこの内接部先方の先方部を有し、この先方部の外周面から雄電極が露出する筒状の雄電極ホルダと、他の保護管に内接する内接部及びこの内接部先方の先方部を有し、この先方部の内周面から雌電極が露出する筒状の雌電極ホルダとが備えられ、一の単位管と他の単位管とを連結すると、雄電極ホルダの先方部が雌電極ホルダの先方部内に嵌るとともに雄電極及び雌電極が当接する構成とされていると、一の単位管と他の単位管とを連結した際に雄電極及び雌電極が自動的に接続されるとともに、これらの電極が一対の電極ホルダによって覆われるため、管内(保護管内)に他の計測装置等を通すに際して電極が障害になるおそれがない。このようにして本発明によると管内の空間を有効利用することができるようになる。
なお、雄電極及び雌電極を覆う両電極ホルダが保護管に内接すると、一の単位管と他の単位管とを連結した際に両電極及び伝送線が保護管及び電極ホルダによって全て覆われた状態になるため、保護管内に水等の液体を流通させることもできる。
前記保護管の外周面に軸方向に沿う凹線部が形成され、この凹線部内に前記伝送線が通される、
請求項1記載の伝送線が備わる管装置の構造。
保護管の外周面に軸方向に沿う凹線部が形成され、この凹線部内に伝送線が通されると、単位管を回転させても伝送線が周方向にずれることがなく、通信や電力供給を安定的に行うことができる。
削孔管内に設置された計測装置と前記削孔管外に設置された電源装置及び受信装置とが前記削孔管内を通る伝送線で接続され、この伝送線を介して前記計測装置から前記受信装置への通信及び前記電源装置から前記計測装置への電力供給が行われ、
複数の単位管を軸方向に連結すると前記削孔管が構築されるとともに、一の単位管内を通る伝送線に接続された雄電極と前記一の単位管に隣接する他の単位管内を通る伝送線に接続された雌電極とが接続される削孔システムであって、
前記一の単位管内に一の保護管が、前記他の単位管内に他の保護管がそれぞれ備えられ、前記一の単位管と前記一の保護管との間及び前記他の単位管と前記他の保護管との間にそれぞれ前記伝送線が通され、
前記一の保護管に内接する内接部及びこの内接部先方の先方部を有し、この先方部の外周面から前記雄電極が露出する筒状の雄電極ホルダと、前記他の保護管に内接する内接部及びこの内接部先方の先方部を有し、この先方部の内周面から前記雌電極が露出する筒状の雌電極ホルダとが備えられ、
前記一の単位管と前記他の単位管とを連結すると、前記雄電極ホルダの先方部が前記雌電極ホルダの先方部内に嵌るとともに前記雄電極及び前記雌電極が当接する、
ことを特徴とする削孔システム。
削孔システムにおいて請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
図1に本形態の削孔システムの概要を示した。この削孔システムには、ベースマシン1Bを有する公知の削孔機1が備えられている。ベースマシン1Bは地盤G上に設置されており、ベースマシン1Bによって先端部に削孔ビット2Bが備わる削孔管2が保持されている。削孔に際しては回転駆動源1Mによって削孔管2が軸心回りに回転させられ、この回転に伴って回転する削孔ビット2Bによって地盤Gが掘削される。
図2に、本形態の単位管装置20を示した。この単位管装置20は単位管(管要素)21を構成要素としており、この単位管21の一端部が管状の雌継手部21Xとされ、他端部が管状の雄継手部21Yとされている。図3に拡大して示すように、雌継手部21Xの先端部(紙面左側)内周面には雌ネジ21Mが形成されており、図4に拡大して示すように、雄継手部21Yの先端部(紙面右側)外周面には雄ネジ21Nが形成されている。相互に隣接する単位管21を連結するにあたっては、一方又は両方の単位管21を軸心回りに回転させながら雌継手部21Xの先端部内21Xaに雄継手部21Yの先端部を嵌め入れる。これにより、図5に示すように、雌ネジ21M及び雄ネジ21Nが螺合し、相互に隣接する単位管21(21A,21B)が連結される。
まず、雌継手部21X側においては、図3に示すように、雌電極ホルダ先方部23Bの外周面が雌継手部21Xの内周面から離間しており、この離間部23Cに凹線部22Rの先端開口が臨んでいる。したがって、伝送線9は、凹線部22R内を通された後、雌電極ホルダ先方部23Bの外周面上を先端部まで通され、先方部23Bを径方向に貫く貫通孔に通された後、凹線溝内に埋め込まれた雌電極24に対して電気的に接続される。
削孔管2の先端部に設置された計測装置3には傾斜計やジャイロ等の測定機器が備えられ、この測定機器は防塵、防水等の観点からケースに収納される。このケースとして一般的には、上下開口が蓋材等によって閉じられた円筒が使用され、図1はこの場合を想定して示している。しかしながら、当該ケースを二重管構造とし、内管と外管との間に測定機器を備えることもできる。この形態においては、内管内の空間を有効利用することができるため、削孔管2内の空間を先端部まで有効利用することができる。
Claims (3)
- 一の単位管と他の単位管とを軸方向に連結すると、前記一の単位管内を通る伝送線に接続された雄電極と前記他の単位管内を通る伝送線に接続された雌電極とが接続される伝送線が備わる管装置の構造であって、
前記一の単位管内に一の保護管が、前記他の単位管内に他の保護管がそれぞれ備えられ、前記一の単位管と前記一の保護管との間及び前記他の単位管と前記他の保護管との間にそれぞれ前記伝送線が通され、
前記一の保護管に内接する内接部及びこの内接部先方の先方部を有し、この先方部の外周面から前記雄電極が露出する筒状の雄電極ホルダと、前記他の保護管に内接する内接部及びこの内接部先方の先方部を有し、この先方部の内周面から前記雌電極が露出する筒状の雌電極ホルダとが備えられ、
前記一の単位管と前記他の単位管とを連結すると、前記雄電極ホルダの先方部が前記雌電極ホルダの先方部内に嵌るとともに前記雄電極及び前記雌電極が当接する、
ことを特徴とする伝送線が備わる管装置の構造。 - 前記保護管の外周面に軸方向に沿う凹線部が形成され、この凹線部内に前記伝送線が通される、
請求項1記載の伝送線が備わる管装置の構造。 - 削孔管内に設置された計測装置と前記削孔管外に設置された電源装置及び受信装置とが前記削孔管内を通る伝送線で接続され、この伝送線を介して前記計測装置から前記受信装置への通信及び前記電源装置から前記計測装置への電力供給が行われ、
複数の単位管を軸方向に連結すると前記削孔管が構築されるとともに、一の単位管内を通る伝送線に接続された雄電極と前記一の単位管に隣接する他の単位管内を通る伝送線に接続された雌電極とが接続される削孔システムであって、
前記一の単位管内に一の保護管が、前記他の単位管内に他の保護管がそれぞれ備えられ、前記一の単位管と前記一の保護管との間及び前記他の単位管と前記他の保護管との間にそれぞれ前記伝送線が通され、
前記一の保護管に内接する内接部及びこの内接部先方の先方部を有し、この先方部の外周面から前記雄電極が露出する筒状の雄電極ホルダと、前記他の保護管に内接する内接部及びこの内接部先方の先方部を有し、この先方部の内周面から前記雌電極が露出する筒状の雌電極ホルダとが備えられ、
前記一の単位管と前記他の単位管とを連結すると、前記雄電極ホルダの先方部が前記雌電極ホルダの先方部内に嵌るとともに前記雄電極及び前記雌電極が当接する、
ことを特徴とする削孔システム。
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JP2011141976A JP5659093B2 (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 伝送線が備わる管装置の構造及び削孔システム |
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JP2011141976A Active JP5659093B2 (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 伝送線が備わる管装置の構造及び削孔システム |
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