JP2003268977A - Pc鋼材の連結緊張装置及び方法 - Google Patents

Pc鋼材の連結緊張装置及び方法

Info

Publication number
JP2003268977A
JP2003268977A JP2002073556A JP2002073556A JP2003268977A JP 2003268977 A JP2003268977 A JP 2003268977A JP 2002073556 A JP2002073556 A JP 2002073556A JP 2002073556 A JP2002073556 A JP 2002073556A JP 2003268977 A JP2003268977 A JP 2003268977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel material
female
cone
concrete member
tension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002073556A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Kanamori
勝彦 金守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PS Mitsubishi Construction Co Ltd
Original Assignee
PS Mitsubishi Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PS Mitsubishi Construction Co Ltd filed Critical PS Mitsubishi Construction Co Ltd
Priority to JP2002073556A priority Critical patent/JP2003268977A/ja
Publication of JP2003268977A publication Critical patent/JP2003268977A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プレキャストコンクリート部材のPC鋼材の連
結、緊張、定着を行う具体的手段を提供する。 【解決手段】PC鋼材10aに螺合する連結筒体21a
とそのコンクリート内側の端面を支承する埋設支圧板3
1を備え、一端が連結筒体21aの外形に嵌着し、他端
に油圧トルクレンチ62を装着した緊張用治具61を用
いて、PC鋼材10aを連結筒体21のねじにより、緊
張力を付与する。PC鋼材の伸びを伸び計測装置71で
計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレストレストコ
ンクリート部材のPC鋼材の連結緊張装置及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】以下、コンクリート部材としてトンネル
覆工用セグメントを例に挙げて説明する。例えば、PC
鋼材で緊張するトンネル覆工用セグメントリングにおい
ては、既設セグメントリングに接続すべき複数列のセグ
メントリングを形成した後、この複数列のセグメントリ
ングにPC鋼材を挿通し、このPC鋼材を既設セグメン
トリングに内蔵されているPC鋼材とカプラで連結し、
連結したPC鋼材を緊張して定着させ、新設セグメント
リングを既設セグメントリングに一体化させるのが通常
である。このような場合、まだPC鋼材で緊張していな
い複数列のセグメントリングは、切羽側からジャッキ等
によって既設セグメントリングに押圧固定されているだ
けである。従って、安定性、安全面等において問題があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決したPC鋼材の連結緊張装置及び方法を開発し、こ
れを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、コンクリート部材内に予
め挿通されたPC鋼材と、該PC鋼材の頭部に装着した
第1の雌コーン及び雄コーンと、前記PC鋼材と力学的
に連結すべき隣接コンクリート部材内のPC鋼材の尾部
に外嵌する第2の雌コーン及び雄コーンと、第1、第2
の雌コーンの外径に設けたねじに螺合する雌ねじを有
し、第1、第2の雌コーンを連結すると共にPC鋼材に
緊張力を付与する連結筒体と、PC鋼材緊張時に該連結
筒体の反力を支承する埋設支圧板とをコンクリート部材
内に備えたことを特徴とするPC鋼材の連結緊張装置で
ある。
【0005】上記連結緊張装置を適切に使用する方法は
次の通りである。すなわち、新設するコンクリート部材
内に挿通された新設PC鋼材の頭部に定着用の第1の雌
コーン及び雄コーンを外嵌し、結合筒体を第1の雌コー
ンの外径に設けたねじに螺合し、該新設コンクリート部
材を既設コンクリート部材に押圧して新設PC鋼材の尾
部を既設コンクリート内の既設PC鋼材の頭部と対向さ
せ、該新設PC鋼材を押し込んでその尾部を既設コンク
リート部材内の第2の雌コーンと雄コーンに係合させ、
次いで、前記結合筒体の雌ねじに緊張シャフトを螺合
し、該緊張シャフトを捻回して連結筒体の雌ねじで第1
の雌コーンを牽引して新設PC鋼材を仮緊張し、エレク
タを取り外した後、前記緊張シャフトによりPC鋼材を
本緊張することを特徴とするPC鋼材の連結緊張方法で
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態をセグメントの実施例について説明する。図
9は本発明の1実施例のセグメントピース100aの模
式的正面図である。このセグメントピース100aはト
ンネル推進方向に対してX字状に配設されたPC鋼材1
0aを内蔵している。既設セグメントリング100bと
新設セグメントピース100aとは千鳥配列に配設さ
れ、このとき既設セグメントリング100bのPC鋼材
10bと新設セグメントピース100aのPC鋼材10
aは互いに連結可能な位置に配設されている。PC鋼材
10a、10bはそれぞれ頭部を雌コーンと雄コーンに
より定着される定着部を備えている。この定着部は、次
の隣接セグメント中のPC鋼材の尾部を定着する雌コー
ンと雄コーンとから成る定着部を連結する連結筒体によ
って連結される。例えば、新設セグメントピース100
aに内蔵されているPC鋼材10aの尾部は、既設セグ
メントピース100bのPC鋼材10bに取り付けられ
ている連結筒体内の定着部に定着され、連結筒体を介し
てPC鋼材同志が連結されるようになっている。
【0007】図1は、新設セグメントピース100aの
切羽側の断面図である。図1の下半分はコンクリートを
断面して内部を示したものであり、上半分は、内部の部
材の縦断面を示している。セグメントピース100a内
には、PC鋼材10aがシース12内に挿入されてお
り、セグメントピース100aの端面11からスリーブ
42がコンクリート内に埋設してあり、その奥にPC鋼
材の緊張力の反力を支承する支圧板31が埋設されてい
る。図1はPC鋼材10aの頭部に第1の雌コーン23
及び雄コーン24を装着した状態を示している。雌コー
ン23の外径には雄ねじが設けられており、連結筒体2
1の内周の雌ねじがこの雌ねじに螺合されている。連結
筒体21は、PC鋼材10aをセグメントピース100
a内に押し込んでその尾部を既設セグメントリングのP
C鋼材と接続する作業に使用し、また、連結筒体21の
コンクリート内側の端面を図2に示すように、支圧板3
1にワッシャ22を介して当接させ、連結筒体21をさ
らに捻回することにより、上記雌コーンを牽引してPC
鋼材10aに緊張力を導入する治具である。
【0008】図2は、シールドジャッキ反力板41を介
して、図示しないシールドジャッキでセグメントピース
100aを既設セグメントリング(図示されていない)
に押圧した後、連結筒体21をセグメントピース100
a内に押し込んでPC鋼材10aを移動させた状態を示
している。なお、このとき雌コーン23と雄コーン24
のゆるみを防止するため、キャップ25が施されてい
る。
【0009】図3は図2の状態における新設セグメント
ピース100aの尾部が、既設セグメントリング100
bの頭部と接している状態を示す断面図である。既設セ
グメントリング100b内のPC鋼材10bは既に緊張
されており、連結筒体21bはその反力を支圧板31に
支持されている状態を示している。PC鋼材10bの頭
部に取付けられた雌コーン23bはPC鋼材10bを緊
張した分だけ余計に連結筒体21b内に進入して螺合さ
れている。新設セグメントピース100a内のPC鋼材
10aの尾端は予め取付けられた対向する雌コーン32
と雄コーン33からなる定着具に挿入され把持される。
なお、雌コーン32の新設セグメントピース100a側
には、PC鋼材10aが押し込まれるときの誘導キャッ
プ34が取付けられており、また雄コーン33を雌コー
ン内に押込むように付勢するバネが装着され、このバネ
のキャップ35が設けられている。
【0010】図4は、PC鋼材10aを仮定着する工程
を示すもので、連結筒体21aの雌ねじに螺合してセグ
メントピース100aの端面11からさらに外方に突出
した連結シャフト51が取付けられる。この連結シャフ
ト51は、先端側に連結筒体21aの雄ねじに螺合する
雄ねじ52と、雄ねじ52の長さを規定し連結筒体21
aの端面に当接するフランジ55を備えている。このフ
ランジ55は連結シャフト51の雄ねじ52が連結筒体
21a内にさらに螺入するのを防止すると共に、連結筒
体21aに捻回トルクを付与する作用をなすものであ
る。連結シャフト51のコンクリートから突出した部分
にソケット嵌合部53が形成されている。図5に示すよ
うにこのソケット嵌合部53にロングソケット61を外
嵌させ、このロングソケット61に電動又はエアトルク
レンチを係着して連結筒体21aを捻回させる。連結筒
体21はワッシャ22を介して尾端が支圧板31に接触
する。さらに連結筒体21を捻回してPC鋼材10aに
仮緊張力を付与して仮定着する。
【0011】図6は、PC鋼材10aの本緊張工程を示
す断面図である。連結シャフト51は一端が連結筒体2
1aの雌ねじに螺合する結合部となっており、他端が油
圧トルクレンチ62を装着するボスとなっている。油圧
トルクレンチ62を作動させると、連結筒体21aは反
力板31に反力を取って連結筒体21aのねじによりP
C鋼材10aを牽引し、PC鋼材10aに緊張力を付与
する。このとき、PC鋼材10aの伸びを伸び計測装置
71で計測する。伸び計測装置71は、伸び計測棒72
を備えている。伸び計測棒72は、一端がPC鋼材10
aの雌コーン23に取付けたキャップ25に当接し、他
端が連結シャフト51より外方に突出している。そし
て、スプリング73によって突出方向に付勢されてい
る。スプリング73は連結シャフト51の中心孔内に設
けられているバネ調整こま74に一端が当接し、他端が
抜け止めナットに支持されている。伸び計測棒72の移
動量からPC鋼材10aに導入される緊張力を検知し、
緊張力を適正に調整することができる。
【0012】図7は、PC鋼材10aを緊張後連結シャ
フトを取外し、次のセグメントピース中のPC鋼材の尾
端を把持定着するための雌コーン32、雄コーン33、
誘導キャップ34、キャップ35等を連結筒体21に連
結した状態を示したものである。
【0013】図8は、グラウチング材81を充填した後
の既設セグメント100bと新設セグメント100aの
接合部断面を示す断面図である。
【0014】
【発明の効果】本発明によればPC鋼材をセグメントピ
ース内にX字状に予め配設しておき、連結筒体で既設P
C鋼材と連結することによって、簡単に安全にセグメン
トピースを既設セグメントリング100bに接続、固定
することができ、仮緊張及び本緊張によりセグメントピ
ースに推進方向及び円周方向の所定のプレストレスを導
入することができる。緊張は切羽側で行うために、セグ
メント内面に切欠を必要としない。またトルクレンチで
緊張するので作業が簡単で省スペースで実施できる。さ
らに、仮緊張、本緊張と分けて緊張することによりコン
クリートに適正なプレストレスを確実に導入することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のPC鋼材連結の工程図であ
る。
【図2】本発明の実施例のPC鋼材連結の工程図であ
る。
【図3】本発明の実施例のPC鋼材連結の工程図であ
る。
【図4】本発明の実施例のPC鋼材連結の工程図であ
る。
【図5】本発明の実施例のPC鋼材連結の工程図であ
る。
【図6】本発明の実施例のPC鋼材連結の工程図であ
る。
【図7】本発明の実施例のPC鋼材連結の工程図であ
る。
【図8】本発明の実施例のPC鋼材連結完了後の断面図
である。
【図9】実施例のセグメントの模式的正面図である。
【符号の説明】
10(10a、10b) PC鋼材 11 端面 12 シース 15 固定ナット 21 連結筒体 22 ワッシャ 23 雌コーン 24 雄コーン 25 キャップ 31 支圧板 32 雌コーン 33 雄コーン 34 誘導キャップ 35 キャップ 41 シールドジャッキ反力板 42 スリーブ 51 連結シャフト 52 雄ねじ 53 ソケット嵌合部 55 フランジ 61 ロングソケット 62 油圧トルクレンチ 63 抜け止めナット 71 伸び計測装置 72 伸び計測棒 73 スプリング 74 バネ調整こま 81 グラウチング材 100(100a,100b) セグメントピース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート部材内に予め挿通されたP
    C鋼材と、該PC鋼材の頭部に装着した第1の雌コーン
    及び雄コーンと、前記PC鋼材と力学的に連結すべき隣
    接コンクリート部材内のPC鋼材の尾部に外嵌する第2
    の雌コーン及び雄コーンと、第1、第2の雌コーンの外
    径に設けたねじに螺合する雌ねじを有し、第1、第2の
    雌コーンを連結すると共に、PC鋼材に緊張力を付与す
    る連結筒体と、PC鋼材緊張時に該連結筒体の反力を支
    承する埋設支圧板とをコンクリート部材内に備えたこと
    を特徴とするPC鋼材の連結緊張装置。
  2. 【請求項2】 新設するコンクリート部材内に挿通され
    た新設PC鋼材の頭部に定着用の第1の雌コーン及び雄
    コーンを外嵌し、結合筒体を第1の雌コーンの外径に設
    けたねじに螺合し、該新設コンクリート部材を既設コン
    クリート部材に押圧して新設PC鋼材の尾部を既設コン
    クリート内の既設PC鋼材の頭部と対向させ、該新設P
    C鋼材を押し込んでその尾部を既設コンクリート部材内
    の第2の雌コーンと雄コーンに係合させ、次いで、前記
    結合筒体の雌ねじに緊張シャフトを螺合し、該緊張シャ
    フトを捻回して連結筒体の雌ねじで第1の雌コーンを牽
    引して新設PC鋼材を仮緊張し、エレクタを取り外した
    後、前記緊張シャフトによりPC鋼材を本緊張すること
    を特徴とするPC鋼材の連結緊張方法。
JP2002073556A 2002-03-18 2002-03-18 Pc鋼材の連結緊張装置及び方法 Withdrawn JP2003268977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002073556A JP2003268977A (ja) 2002-03-18 2002-03-18 Pc鋼材の連結緊張装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002073556A JP2003268977A (ja) 2002-03-18 2002-03-18 Pc鋼材の連結緊張装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003268977A true JP2003268977A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29203189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002073556A Withdrawn JP2003268977A (ja) 2002-03-18 2002-03-18 Pc鋼材の連結緊張装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003268977A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110374649A (zh) * 2019-07-29 2019-10-25 山东科技大学 一种吊轨式临时支护装置及其行走方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110374649A (zh) * 2019-07-29 2019-10-25 山东科技大学 一种吊轨式临时支护装置及其行走方法
CN110374649B (zh) * 2019-07-29 2020-10-16 山东科技大学 一种吊轨式临时支护装置及其行走方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112160506B (zh) 无粘结预应力钢绞线用可二次张拉锚具及张拉装置和方法
JP2003268977A (ja) Pc鋼材の連結緊張装置及び方法
JP7355644B2 (ja) Pc鋼材の緊張力調整方法
CN106159411B (zh) 一种电力系统用天线安装孔密封塞及其使用方法
CN110184954B (zh) 一种桥梁预应力体外索拆除方法
JP6339486B2 (ja) 緊張材の接続具及び定着具
CN113374177B (zh) 一种锚具装置
CN113091978B (zh) 一种平行钢绞线式斜拉索预应力检测装置与方法
JP7412139B2 (ja) Pc鋼材の緊張力調整治具およびpc鋼材の緊張力調整方法
US2783024A (en) Bar gripping means for use in the production of prestressed concrete
CN115597974A (zh) 锚杆拉拔仪
JP2005264650A (ja) グラウンドアンカーの再緊張方法
JP4029368B2 (ja) ボルト締結装置
CN113565269A (zh) 一种夹片螺纹复合钢筋连接接头及钢筋锚固板连接接头
JPS6231140B2 (ja)
JP2003269093A (ja) Pc鋼棒の連結装置、連結方法、及び連結治具
KR102405376B1 (ko) 2중 정착 기능을 갖는 케이블 정착구
NO171469B (no) Plugg med ekspansjonshylse
CN221372956U (zh) 预应力钢绞线张拉辅助装置
JP6559474B2 (ja) アンカー部材の検査方法
US20240263659A1 (en) Releasable Expansion Bolt And Connection Assembly And Method To Provide Such Connection Assembly
JP4423643B2 (ja) Pc鋼棒定着端部における鋼棒抜出防止構造
JPH08166047A (ja) ワイヤ緊張装置
CN201269239Y (zh) 一种可拆卸的膨胀式固定器
CN115852994A (zh) 一种碳纤维锚索张拉装置及张拉方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607