JP2003267896A - モノマー回収方法および回収装置 - Google Patents

モノマー回収方法および回収装置

Info

Publication number
JP2003267896A
JP2003267896A JP2002070381A JP2002070381A JP2003267896A JP 2003267896 A JP2003267896 A JP 2003267896A JP 2002070381 A JP2002070381 A JP 2002070381A JP 2002070381 A JP2002070381 A JP 2002070381A JP 2003267896 A JP2003267896 A JP 2003267896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal decomposition
monomer
heavy oil
distillation
decomposition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002070381A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4161293B2 (ja
Inventor
Takashi Kamiyama
隆 神山
Masahiro Ogasawara
昌弘 小笠原
Yoshinori Koyama
佳則 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Plant Construction Corp
Original Assignee
Toshiba Plant Construction Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Plant Construction Corp filed Critical Toshiba Plant Construction Corp
Priority to JP2002070381A priority Critical patent/JP4161293B2/ja
Publication of JP2003267896A publication Critical patent/JP2003267896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4161293B2 publication Critical patent/JP4161293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチックを酸素不存在下に加熱して連続
的に熱分解し、その生成物を蒸留して高収率でモノマー
を回収する。 【構成】 モノマー回収装置は、第1の熱分解装置1
と、第1の熱分解装置1から流出する分解生成物を蒸留
する蒸留装置40、蒸留装置40で分離されたモノマー
を回収するモノマー回収タンク22と、蒸留装置40で
分離された重質油を前記第1の熱分解装置1に導入する
第1の重質油導入手段26を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃プラスチックなど
のプラスチック類を酸素不存在下に加熱して連続的に熱
分解し、その分解生成物を蒸留してモノマーを回収する
方法および回収装置に関し、特に高いモノマー回収率を
達成できる前記方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場や家庭から排出されるプラスチック
類にはポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)
などのオレフィン系樹脂、ポリスチレン(PS)やアク
リル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)などの
スチレン系樹脂など種々のものがある。これらの廃プラ
スチックから有用成分を資源として回収するために酸素
の不存在下で熱分解し、分解生成物を燃料油などとして
回収する方法が一般に採用されている。
【0003】また熱分解により得られた分解生成物をさ
らに蒸留し、高純度のモノマーとして回収する方法も採
用されている。このような高純度のモノマーは品質の高
いプラスチック原料やその他化学原料としてリサイクル
できるので有用である。特にスチレン系樹脂は廃プラス
チックとして大量に排出されるので、それを熱分解しス
チレンモノマーとして回収する技術は商業的な面からも
重要なものである。
【0004】一般にプラスチックを熱分解するためには
熱分解装置が使用され、代表的なものとして槽型の熱分
解装置と管型の熱分解装置がある。槽型の熱分解装置は
底部が円錐形に形成された槽本体を有し、上方にプラス
チックの投入部とガス状の分解生成物を排出するガス排
出部、底部に熱分解により発生する残渣を排出する残渣
排出部をそれぞれ設け、その周囲に断熱壁により構成さ
れる加熱部を配置する。槽型の熱分解装置は槽本体での
プラスチックの滞留時間を長く取れるので、ある程度滞
留時間を必要とするバッチ方式の運転に適しているが、
連続式の運転も可能である。
【0005】管型の熱分解装置は細長い熱分解反応管に
より構成され、その周囲に断熱壁で構成した加熱部を配
置する。そして加熱部で熱分解温度に加熱された熱分解
反応器の一方の端部(導入部)からプラスチックを導入
すると、プラスチックは内部を通過する間に酸素の不存
在下に徐々に熱分解され、他方の端部(排出部)からガ
ス状の分解生成物が排出される。
【0006】管型の熱分解装置は容積当たりの伝熱面積
が大きく、装置が小型化し熱分解速度も速いという利点
があり、特に連続運転に適している。管型の熱分解装置
には内部に残渣排出用のスクリューを有するものと有し
ないものが存在し、前者のタイプでは残渣類の排出は容
易であるが容積効率はスクリュー分だけ小さくなり、後
者ではその逆の特徴を有する。
【0007】一般にプラスチックを熱分解して有用なモ
ノマー成分を回収する場合、熱分解により目的とするモ
ノマー成分以外に種々の副生物が副生する。例えばポリ
スチレンを熱分解する場合には、スチレンモノマーのほ
かにスチレンダイマー、スチレントリマー、トルエン、
エチルベンゼン、αメチルスチレンなどの副生物が生成
する。また、温度条件や圧力条件によっては副生物に加
えて未分解物も多く残留する。
【0008】これまでの実験によれば、プラスチックを
熱分解する場合、高い温度で熱分解するとモノマー成分
の収率が高くなることが分かっている。例えばポリスチ
レンからスチレンモノマーを高収率で生成する熱分解温
度は700℃程度が好ましい。一方低い圧力、特に減圧
領域で熱分解すると副生物の生成が抑制され、モノマー
成分の収率が高くなる。そしてこれらの傾向は各種のプ
ラスチックを熱分解する際に同じような傾向を示す。
【0009】上記分解生成物は蒸留操作により、スチレ
ンモノマー、スチレンモノマーより低沸点成分であるト
ルエン等、スチレンモノマーより高沸点成分である重質
油とに分離する。この蒸留操作により熱分解装置に供給
したポリスチレンの70%程度のスチレンモノマーを回
収することができ、それ以外の成分は熱分解装置や蒸留
装置への熱源を供給する燃焼炉等で燃焼される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来法ではモ
ノマー回収率が70%程度であり、従来からその回収率
の向上が強く要望されていた。そこで本発明は従来法よ
り高い回収率を達成できるモノマーの回収方法、および
その方法を実施する回収装置を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成する本発
明に係る第1の発明は、プラスチックを熱分解装置で酸
素不存在下に加熱して連続的に熱分解し、熱分解装置か
ら流出する分解生成物を蒸留してモノマーを回収する方
法であり、蒸留により分離された重質油をさらに熱分解
装置で熱分解し、その分解生成物を蒸留することを特徴
とする(請求項1)。
【0012】上記回収方法において、重質油を熱分解装
置から流出する分解生成物と熱交換することができる
(請求項2)。
【0013】上記いずれかの回収方法において、プラス
チックとしてスチレン系樹脂を使用することができる
(請求項3)。
【0014】前記課題を達成する本発明に係る第2の発
明は、プラスチックを酸素不存在下に加熱して連続的に
熱分解し、その生成物を蒸留してモノマーを回収する装
置である。そしてこの装置は第1の熱分解装置と、その
第1の熱分解装置から流出する分解生成物を蒸留する蒸
留装置と、蒸留装置で分離されたモノマーを回収するモ
ノマー回収タンクと、蒸留装置で分離された重質油を前
記第1の熱分解装置に導入する第1の重質油導入手段を
備えていることを特徴とする(請求項4)。
【0015】前記課題を達成する本発明に係る第3の発
明は、プラスチックを酸素不存在下に加熱して連続的に
熱分解し、その生成物を蒸留してモノマーを回収する装
置である。そして本装置は第1の熱分解装置と、その第
1の熱分解装置から流出する分解生成物を蒸留する蒸留
装置と、蒸留装置で分離されたモノマーを回収するモノ
マー回収タンクと、蒸留装置で分離された重質油を熱分
解する第2の熱分解装置と、前記重質油を第2の熱分解
装置に導入する第2の重質油導入手段を備え、第2の熱
分解装置から流出する分解生成物を前記蒸留装置で蒸留
するように構成したことを特徴とする(請求項5)。
【0016】上記いずれかの回収装置において、第1の
重質油導入手段または第2の重質油導入手段に熱交換器
を設け、その熱交換器で重質油を第1の熱分解装置から
流出する分解生成物と熱交換するように構成できる(請
求項6)。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
より説明する。図1は本発明に係るモノマー回収方法を
実施する装置のプロセスフロー図である。図中、1は第
1の熱分解装置、2は管型の熱分解反応器、3は加熱
部、4は導入部、5排出部、6は供給装置、7はホッ
パ、8はモータ、9は溶融押出部、10は燃焼炉、11
はバーナ、12はブロワ、13は凝縮器、14は第1の
蒸留塔、15はリボイラ、16は第2の蒸留塔、17は
リボイラ、22はモノマー回収タンク、23は燃料タン
ク、24は油ポンプ、25は流量計、26は第1の重質
油導入手段、40は蒸留装置、V1、V2は調整弁、D
1、D2はダクト、a〜kは配管である。
【0018】熱分解装置1は管型の熱分解反応器2と、
その熱分解反応器2の周囲を覆うように配置された加熱
部3により構成される。細長い直筒状に形成された熱分
解反応器2は、耐熱性および熱伝導性に優れたステンレ
ス等の金属材料で作られ、その一方の端部にプラスチッ
クを導入する導入部4が設けられ、他方の端部にガス状
の分解生成物を排出する排出部5が設けられる。そして
導入部4より連続的に導入されたプラスチックは熱分解
反応器2の内部を移動する間に熱分解され、得られた分
解生成物が排出部5より連続的に排出する。
【0019】熱分解反応器2の直径は数十mmから数百
mm程度、長さは1〜数十m程度とされるが、それに制
限されるものではなく、処理量を大きくする場合には直
径と長さを適宜大きくする。なお熱分解反応器2の排出
部5付近には、熱分解の際に発生する炭化物残渣を溜め
るための拡大した直径を有するトラップなどを設けるこ
とが望ましい。
【0020】加熱部3は断熱壁で囲まれた筒型の加熱室
を有し、その加熱室内に燃焼炉10で生成した800℃
程度の加熱ガス(燃焼ガス)をダクトD1により供給
し、熱交換後の排ガスは排気ファン(図示せず)を設け
たダクトD2から第1の蒸留塔14を加熱するリボイラ
15,および第2の蒸留塔16を加熱するリボイラ17
の加熱源として利用した後、排ガス処理装置(図示せ
ず)に排出する。
【0021】燃焼炉10には燃料タンク23から供給さ
れる重質油または他の液体燃料を燃焼するバーナ11、
および燃焼用空気を供給するブロワ12が設けられ、さ
らに後述する蒸留装置40から流出した低沸点成分のガ
スを燃焼するための補助バーナ(図示せず)が設けられ
る。燃焼により発生した高温の燃焼ガスは加熱ガスとし
てダクトD1から前記加熱部3に供給される。
【0022】熱分解反応器2に溶融状態のプラスチック
を供給するために供給装置6が設けられる。供給装置6
は一般にプラスチックの射出成型用の押出機を使用する
ことができ、通常、ホッパ7,モータ8および溶融押出
部9を備えている。粉砕装置(図示せず)で細かく粉砕
したプラスチック片がフィーダ等から配管aを経てホッ
パ7に受け入れられ、そこから溶融押出部9に供給され
る。
【0023】溶融押出部9には電気ヒータが内蔵され、
供給されたプラスチック片を例えば150℃〜250℃
で加熱して溶融する。そして溶融プラスチックは所定速
度で回転するスクリューを内蔵した溶融押出部9から配
管bに押出されて、熱分解反応器2の導入部4に供給さ
れる。
【0024】熱分解反応器2の排出部5から流出するガ
ス状の分解生成物は、配管cを経て凝縮器(コンデン
サ)13に導入される。分解生成物は凝縮器13の熱交
換部において冷却水等の冷却媒体と熱交換し、凝縮した
高沸点成分は配管dにより蒸留装置40に供給される。
蒸留装置40は第1の蒸留塔14と第2の蒸留塔16に
より構成され、凝縮器13からの配管dは第1の蒸留塔
14の中段部に接続される。一方、凝縮器13で凝縮し
ない低沸点成分は、真空ポンプ等の減圧装置を設けた配
管eに吸引される。なお減圧装置から排出した低沸点成
分は一般に悪臭を有するので、燃焼炉10の図示しない
補助バーナに供給、または他の焼却炉に供給して焼却さ
れる。
【0025】第1の蒸留塔14の底部にリボイラ15が
設置され、塔頂から延長する配管eには減圧装置が接続
される。第1の蒸留塔14から減圧装置に向かう配管e
に凝縮器13を設け、その凝縮器13で凝縮した液成分
の一部を第1の蒸留塔14の上部に還流し、残りの軽質
油を燃料として利用するために燃料タンク23に排出
し、非凝縮成分を減圧装置に排出するようにしている。
【0026】第1の蒸留塔14の底部はポンプ(図示せ
ず)を設けた配管fで第2の蒸留塔16の中段部に接続
され、第1の蒸留塔14で分離された高沸点成分が第2
の蒸留塔16に供給される。第2の蒸留塔16はその底
部にリボイラ17が設置され、塔頂に配管gが接続され
る。そして配管gに回収タンク等のモノマー回収タンク
22が接続される。なお、第2の蒸留塔16からモノマ
ー回収タンク22に向かう配管gにも凝縮器13を設
け、その凝縮器13で凝縮した液成分の一部を第2の蒸
留塔16の上部に還流し、残りをスチレンとして排出
し、非凝縮成分を減圧装置に導くようにしている。
【0027】第2の蒸留塔16の塔底部に配管hが接続
され、その配管hの先端は燃料タンク23に接続され
る。第2の蒸留塔16の塔底部からは重質油が排出し、
油ポンプ24と調整弁V2を設けた配管hにより燃料タ
ンク23に回収される。さらに配管hにおける調整弁V
2の出口側から調整弁V1を設けた配管kが分岐し、そ
の配管kの先端は配管bに接続される。そして後述する
ように、配管kの重質油は熱分解反応器2に導入し、そ
こで熱分解する。なお配管kにより第1の重質油導入手
段26が構成される。
【0028】前記分解生成物の凝縮器13と減圧装置の
間、第1の蒸留塔14からの配管eに設ける凝縮器13
と減圧装置の間、第2の蒸留塔16からの配管gに設け
る凝縮器13と減圧装置の間にはそれぞれ調整弁(図示
せず)が設けられ、それぞれの調整弁によりそれら凝縮
器の減圧レベルを設定することができる。
【0029】前記のように、分解生成物の凝縮器13の
減圧レベルを調整することにより熱分解装置1(具体的
にはその熱分解反応器2)の減圧レベルを設定すること
ができ、第1の蒸留塔14からの配管eに設ける凝縮器
13の減圧レベルを調整することにより第1の蒸留塔1
4の減圧レベルを設定することができ、第2の蒸留塔1
6からの配管gに設ける凝縮器13の減圧レベルを調整
することにより第2の蒸留塔16の減圧レベルを設定す
ることができる。
【0030】次に、上記モノマー回収装置を使用してプ
ラスチックからモノマーを回収する方法について説明す
る。なお以下の説明はプラスチックとして廃ポリスチレ
ンを例に説明しているが、他のプラスチックについても
同様に適用できる。なお、ポリオレフィンの場合はガソ
リンの収率を上げられる。熱分解に先立って、減圧装置
(図示せず)を運転しながら熱分解反応器2から第2の
蒸留塔16までの熱分解系および蒸留系を窒素ガス等の
不活性ガスで置換し、これらの系内を酸素不存在状態に
する。
【0031】系内の不活性ガスへの置換操作を完了した
ら、熱分解反応器2、第1の蒸留塔14および第2の蒸
留塔16の内部圧力を前記調整弁により所定の減圧値に
設定する。なお熱分解反応器2、第1の蒸留塔14およ
び第2の蒸留塔16にそれぞれ圧力測定器を設置し、そ
の圧力測定値が予め設定された値になるように制御器で
それぞれの調整弁を自動制御することもできる。
【0032】上記各操作と共に、熱分解反応器2、第1
の蒸留塔14および第2の蒸留塔16の温度を熱分解お
よび蒸留に適した範囲に上昇させる。具体的には加熱部
3への加熱ガス供給量を調整することにより熱分解反応
器2の温度調整を行い、リボイラ15、17への加熱ガ
ス供給量の調整により第1の蒸留塔14および第2の蒸
留塔16の温度調整をそれぞれ行う。
【0033】さらに前記各操作と共に、供給装置6を運
転して熱分解反応器2への溶融ポリスチレン供給の準備
を行う。廃ポリスチレン(以下、単にポリスチレンとい
う)は粉砕機で10mm程度以下に粉砕し、フィーダ
(図示せず)で供給装置6のホッパ7に供給する。なお
ポリスチレンが発泡体である場合はスチレン系などの溶
剤を使用して減容処理を行い、さらに顆粒状にしてから
ホッパ7に供給する。
【0034】ホッパ7からモータ8で溶融押出部9に供
給したポリスチレンは、そこで150℃〜250℃に加
熱されて溶融する。得られた溶融ポリスチレンは所定の
スクリュー回転数で運転する溶融押出部9から押出さ
れ、配管bを経て熱分解反応器2の導入部4に流入す
る。熱分解反応器2に流入した溶融ポリスチレンは管内
を通過する間に温度500℃〜700℃、圧力50To
rr程度で且つ酸素不存在下に徐々に熱分解されて蒸発
し、ガス状の分解生成物が他端の排出部5から流出す
る。
【0035】分解生成物中にはスチレンモノマーのほか
にスチレンダイマー、スチレントリマー、トルエン等が
副生物として含まれる。排出部5から流出した分解生成
物は配管cから凝縮器13に導入し、そこで冷却されて
凝縮した高沸点成分がポンプ(図示せず)を設けた配管
dから第1の蒸留塔14の中段に供給され、凝縮しない
低沸点成分は配管eに流出する。
【0036】第1の蒸留塔14はラッシリングやポール
リング、その他の高性能な規則充填物を充填した充填
式、またはトレイ式のいずれでもよいが、比較的低温で
蒸留可能な20〜100Torr程度での減圧蒸留を行
うには充填式が望ましい。第1の蒸留塔14でリボイラ
15の加熱により減圧蒸留が行われると、塔頂からスチ
レンモノマーより沸点が低いトルエンなどの低沸点成分
が留出して図示しない凝縮器13に排出される。なお、
低沸点成分の留出割合は供給したポリスチレンの3〜5
%程度である。
【0037】凝縮器13で凝縮しない低沸点成分は、減
圧装置に流出する。凝縮した液成分の一部は、第1の蒸
留塔14の上段に還流し、残りは燃料タンク23に流出
する。なお第1の蒸留塔14の還流比は50程度が望ま
しい。一方、第1の蒸留塔14の底部からは高沸点成分
が流出し、配管fにより第2の蒸留塔16の中段に供給
される。
【0038】第2の蒸留塔16も第1の蒸留塔14と同
様なものを使用し、圧力20〜100Torrの範囲で
スチレンモノマーを含む高沸点成分を減圧蒸留する。第
2の蒸留塔16でリボイラ17の加熱により減圧蒸留が
行われると、塔頂からスチレンモノマーが留出し凝縮器
13に排出する。
【0039】上記の第2の蒸留塔16に併設される凝縮
器13で、実質的にスチレンモノマーからなる成分が凝
縮されて一部は第2の蒸留塔16の上段に還流し、残り
は冷却器(図示せず)で冷却されてからモノマー回収タ
ンク22に回収される。なお、第2の蒸留塔16の還流
比=還流量/回収量は3程度とすることが望ましい。
【0040】第2の蒸留塔16の底部からは高沸点な成
分が重質油として流出し、油ポンプ24を設けた配管h
を経由して調整弁V1を設けた配管kより熱分解反応器
2の導入部4側に供給される。なお第2の蒸留塔16の
底部から流出する重質油を配管kに全量ではなく部分的
に供給する場合は、その残り部分が調整弁V2および図
示しない冷却器を経て燃料タンク23に回収される。
【0041】熱分解反応器2から流出する分解生成物に
含まれるスチレンモノマーはこれらの蒸留操作で高純度
に精製される。例えば高さが10m程度の第1の蒸留塔
14および第2の蒸留塔16を使用し前記条件で減圧蒸
留した場合、純度99.7%程度のスチレンモノマーが
ポリスチレン供給量の70%程度回収される。またその
蒸留操作により分離される重質油はポリスチレン供給量
の20〜30%程度である。
【0042】前記のように、第2の蒸留塔16で分離さ
れる重質油はポリスチレン供給量の20〜30%で大き
なウエイトを占める。そこで本実施の形態ではその重質
油を第1の熱分解装置1における熱分解反応器2の導入
部4側に戻して再び熱分解を行い、低沸点のスチレンモ
ノマー等に変換することにより、スチレンモノマーの回
収率を大幅に向上させている。なお流量計25を監視し
ながら二つの調整弁V1とV2を調整することにより、
第1の熱分解装置1で熱分解する量と燃料タンク23に
回収する量の割合を変えることができる。
【0043】図2は本発明に係るモノマー回収方法を実
施する装置の他のプロセスフロー図である。本実施の形
態が図1の実施の形態と異なる部分は、第2の蒸留塔1
6から分離されて配管kに流入した重質油を第1の熱分
解装置1ではなく、別に設けた第2の熱分解装置30に
供給し、そこで熱分解して得られた分解生成物を凝縮器
13への配管cに供給するように構成した点であり、そ
の他の部分は同様に構成される。従って同じ部分には同
一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0044】第2の熱分解装置30には前記のように配
管kを経て重質油が供給される。そして熱分解された分
解生成物は配管lにより第1の熱分解装置1における排
出部5側の配管cに供給される。なお前記配管kにより
第2の重質油導入手段27が構成される。
【0045】第2の熱分解装置30は第1の熱分解装置
1と同様に構成される。すなわち管型の熱分解反応器2
と、その周囲を覆うように配置された加熱部3を備え、
熱分解反応器2の一方の端部に重質油の導入部4が設け
られ、他方の端部にガス状の分解生成物の排出部5が設
けられる。そして加熱ガスがダクトD1から加熱部3供
給され、熱交換後にダクトD2から排出する。なお第2
の熱分解装置30の処理容量は、所望する重質油の熱分
解量により適宜設定される。
【0046】このように第1の熱分解装置1でポリスチ
レンの熱分解を行い、第2の熱分解装置30で重質油の
熱分解を行うように構成すると、ポリスチレンの熱分解
条件と重質油の熱分解条件を互いに独立して設定できる
という利点がある。例えばポリスチレンは減圧状態で熱
分解するほうが副生物の生成割合が減少する。しかし重
質油は常圧で熱分解するほうが熱分解の滞留時間を長く
できるので完全に分解し易い。
【0047】図3は本発明に係るモノマー回収方法を実
施する装置のさらに他のプロセスフロー図である。本実
施の形態が図1の実施の形態と異なる部分は、第2の蒸
留塔16で分離された重質油を第1の熱分解装置1に供
給する前に熱交換器31で加熱するように構成した点
で、その他の部分は同様に構成される。従って同じ部分
には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0048】重質油は配管k(第1の重質油導入手段2
6)により熱交換器31に供給され、そこで第1の熱分
解装置1における熱分解反応器2から流出する分解生成
物と熱交換する。第2の蒸留塔16から流出する重質油
の温度は通常100℃程度であるから、それを直接第1
の熱交換装置1に供給すると、その熱交換反応器2の加
熱に要する熱エネルギー量はそれに応じて増加する。
【0049】一方、熱分解反応器2から流出する熱分解
生成物の温度は400℃以上あるので、重質油をかかる
高温の分解生成物と熱交換することにより、前記熱エネ
ルギー消費量が大幅に抑制される。しかも高温の分解生
成物は凝縮器13で冷却水により60℃程度まで冷却し
て凝縮させるので、その冷却に要するエネルギーも抑制
できるという利点もある。
【0050】図4は本発明に係るモノマー回収方法を実
施する装置のさらに他のプロセスフロー図である。本実
施の形態が図2の実施の形態と異なる部分は、第2の蒸
留塔16で分離された重質油を第2の熱分解装置30に
供給する前に熱交換器31で加熱するように構成した点
で、その他の部分は同様に構成される。従って同じ部分
には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0051】図4の実施の形態によれば、図2と図3の
各実施の形態の利点を兼ね備えたモノマー回収方法を達
成できる。すなわち第2の蒸留装置16で分離された重
質油を熱交換器31で第1の熱分解装置1からの分解生
成物と熱交換することにより、第2の熱分解装置30の
熱エネルギー消費量が抑制されると共に、前記分解生成
物を凝縮する凝縮器13のエネルギー消費も抑制でき
る。また重質油を熱分解する第2の熱分解装置30を設
けることにより、第1の熱分解装置1におけるプラスチ
ックの熱分解条件と重質油の熱分解条件をそれぞれ独立
して設定することができる。
【0052】
【実施例1】次に本発明の実施例を示す。図1の回収装
置により廃ポリスチレンからスチレンモノマーを回収し
た。第1の熱分解装置1を構成する熱分解反応器2とし
て、直径100mm、長さ10mのステンレス製直管を
使用し、その周囲を囲む加熱部3に燃焼炉10から80
0℃の燃焼ガスを供給した。熱分解反応器2を酸素不存
在下、熱分解温度700℃、圧力50Torrに維持
し、その導入部4に供給装置6から溶融ポリスチレンを
100Kg/hの流量で連続的に供給した。
【0053】溶融ポリスチレンは熱分解反応器2を通過
する間に熱分解され、排出部5からガス状の熱分解生成
物が流出した。この流出物を凝縮器13で凝縮し、その
液成分を第1の蒸留装置14の中段に供給して50To
rrの圧力で減圧蒸留し、その塔底流出物を第2の蒸留
塔16の中段に供給して50Torrの圧力で減圧蒸留
した。第1の蒸留塔14の塔頂流出物からトルエンを主
成分とする低沸点成分が3Kg/hの割合で得られ、第
2の蒸留塔16の塔頂流出物からスチレンモノマーが6
5Kg/hの割合で得られた。残りの低沸点成分は、減
圧装置を経て燃焼炉10に供給して燃焼した。
【0054】一方、第2の蒸留塔16の塔底部から重質
油が30Kg/hの流量で得られ、熱分解の初期にはそ
の重質油の全量を第1の重質導入手段26を構成する配
管kから第1の熱分解装置1に戻し、そこで供給装置6
からのプラスチックと共に熱分解した。重質油のリター
ン開始により熱分解反応器2から流出する分解生成物の
量は次第に増加し、それによって最終的には第2の蒸留
塔16からのスチレンモノマーが80Kg/hまで増加
し、重質油が45Kg/hまで増加して安定運転に入っ
た。なお安定運転期では第2の蒸留塔16から流出する
重質油45Kg/hのうち、第1の熱分解装置1に戻る
量を30Kg/h、燃料タンク23に回収する量を15
Kg/hになるように運転した。
【0055】上記安定運転に入った時点のスチレンの回
収率は、供給ポリスチレンに対して80%程度に達し
た。また本回収装置によりポリスチレンを熱分解した場
合、第1の熱分解装置1には溶融ポリスチレンと重質油
が渾然一体として流れるので、熱分解反応管2内の蒸気
流速が増加し、それによって熱分解反応管2内部に付着
する不純物による汚れも付き難くなることが分かった。
【0056】
【実施例2】図2の回収装置により廃ポリスチレンから
スチレンモノマーを回収した。第1の熱分解装置1、第
1の蒸留装置14、第2の蒸留装置16を実施例1と同
様なものを使用し、それらの運転状態も実施例1と同様
とした。また第2の熱分解装置30も第1の熱分解装置
1と同様なものを使用し、常圧下に温度700℃で運転
した。その結果安定運転に入った状態で、スチレンの回
収率は供給ポリスチレンに対して85%程度に達した。
【0057】
【発明の効果】以上のように第1の発明に係るモノマー
回収方法は、プラスチックを熱分解装置で酸素不存在下
に加熱して連続的に熱分解し、そこから流出する分解生
成物を蒸留してモノマーを回収する際に、蒸留により分
離された重質油をさらに熱分解装置で熱分解し、その分
解生成物を蒸留することを特徴とする。
【0058】上記回収方法によれば、蒸留装置で得られ
た重質油を熱分解装置で熱分解するので、目的とするモ
ノマーの収率を大幅に向上できる。しかも従来は燃料と
して使用していた重質油を利用価値の高いプラスチック
原料等にリサイクルできる。
【0059】上記回収方法において、熱分解する前の重
質油を熱分解装置から流出する分解生成物と熱交換する
ことができる。このように構成すると、熱分解装置にお
ける熱エネルギー消費を大幅に抑制できると共に、熱分
解装置から流出する分解生成物を凝縮する凝縮器に要す
る冷却エネルギーも抑制できる。
【0060】また第2の発明に係るモノマー回収装置
は、第1の熱分解装置と、その第1の熱分解装置から流
出する分解生成物を蒸留する蒸留装置と、蒸留装置で分
離されたモノマーを回収するモノマー回収タンクと、蒸
留装置で分離された重質油を前記第1の熱分解装置に導
入する第1の重質油導入手段を備えていることを特徴と
する。本装置によれば前記モノマー回収方法を効率よく
実施することができる。
【0061】また第3の発明に係るモノマー回収装置は
第1の熱分解装置と、その第1の熱分解装置から流出す
る分解生成物を蒸留する蒸留装置と、蒸留装置で分離さ
れたモノマーを回収するモノマー回収タンクと、蒸留装
置で分離された重質油を熱分解する第2の熱分解装置
と、前記重質油を第2の熱分解装置に導入する第2の重
質油導入手段を備え、第2の熱分解装置から流出する分
解生成物を前記蒸留装置で蒸留するように構成したこと
を特徴とする。
【0062】本装置によれば前記モノマー回収方法を効
率よく実施することができる。さらにプラスチックの熱
分解条件と重質油の熱分解条件を互いに独立して設定で
きるので、目的とするモノマーの収率をより一層高める
ことができる。
【0063】上記いずれかの回収装置において、第1の
重質油導入手段または第2の重質油導入手段に熱交換器
を設け、その熱交換器で重質油を第1の熱分解装置から
流出する分解生成物と熱交換するように構成できる。こ
のように構成すると、熱分解装置における熱エネルギー
消費を大幅に抑制できると共に、熱分解装置から流出す
る分解生成物を凝縮する凝縮器に要する冷却エネルギー
も抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモノマー回収方法を実施する装置
のプロセスフロー図。
【図2】本発明に係るモノマー回収方法を実施する装置
の他のプロセスフロー図。
【図3】本発明に係るモノマー回収方法を実施する装置
のさらに他のプロセスフロー図。
【図4】本発明に係るモノマー回収方法を実施する装置
のさらに他のプロセスフロー図。
【符号の説明】
1 第1の熱分解装置 2 熱分解反応器 3 加熱部 4 導入部 5 排出部 6 供給装置 7 ホッパ 8 モータ 9 溶融押出部 10 燃焼炉 11 バーナ 12 ブロワ 13 凝縮器 14 第1の蒸留塔 15 リボイラ 16 第2の蒸留塔 17 リボイラ 22 モノマー回収タンク 23 燃料タンク 24 油ポンプ 25 流量計 26 第1の重質油導入手段 27 第2の重質油導入手段 30 第2の熱分解装置 31 熱交換器 40 蒸留装置 V1,V2 調整弁 D1,D2 ダクト a〜l 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 佳則 東京都大田区蒲田五丁目37番1号 東芝プ ラント建設株式会社内 Fターム(参考) 4F301 AA15 CA10 CA24 CA36 CA42 4H006 AA02 AC91 AD11 BB61 BC10 BD40 BD52 BD60 BD84

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックを熱分解装置で酸素不存在
    下に加熱して連続的に熱分解し、熱分解装置から流出す
    る分解生成物を蒸留してモノマーを回収する方法におい
    て、蒸留により分離された重質油をさらに熱分解装置で
    熱分解し、その分解生成物を蒸留することを特徴とする
    モノマー回収方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、重質油を熱分解装置
    から流出する分解生成物と熱交換することを特徴とする
    モノマー回収方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、プラスチッ
    クがスチレン系樹脂であることを特徴とするモノマー回
    収方法。
  4. 【請求項4】 プラスチックを酸素不存在下に加熱して
    連続的に熱分解し、その生成物を蒸留してモノマーを回
    収する装置において、第1の熱分解装置1と、第1の熱
    分解装置1から流出する分解生成物を蒸留する蒸留装置
    40と、蒸留装置40で分離されたモノマーを回収する
    モノマー回収タンク22と、蒸留装置40で分離された
    重質油を前記第1の熱分解装置1に導入する第1の重質
    油導入手段26を備えていることを特徴とするモノマー
    回収装置。
  5. 【請求項5】 プラスチックを酸素不存在下に加熱して
    連続的に熱分解し、その生成物を蒸留してモノマーを回
    収する装置において、第1の熱分解装置1と、第1の熱
    分解装置1から流出する分解生成物を蒸留する蒸留装置
    40と、蒸留装置40で分離されたモノマーを回収する
    モノマー回収タンク22と、蒸留装置40で分離された
    重質油を熱分解する第2の熱分解装置30と、前記重質
    油を第2の熱分解装置30に導入する第2の重質油導入
    手段27を備え、第2の熱分解装置30から流出する分
    解生成物を前記蒸留装置40で蒸留するように構成した
    ことを特徴とするモノマー回収装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、第1の重質
    油導入手段26または第2の重質油導入手段27に熱交
    換器31を設け、その熱交換器31で重質油を第1の熱
    分解装置1から流出する分解生成物と熱交換するように
    構成したことを特徴とするモノマー回収装置。
JP2002070381A 2002-03-14 2002-03-14 モノマー回収方法および回収装置 Expired - Fee Related JP4161293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002070381A JP4161293B2 (ja) 2002-03-14 2002-03-14 モノマー回収方法および回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002070381A JP4161293B2 (ja) 2002-03-14 2002-03-14 モノマー回収方法および回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003267896A true JP2003267896A (ja) 2003-09-25
JP4161293B2 JP4161293B2 (ja) 2008-10-08

Family

ID=29200967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002070381A Expired - Fee Related JP4161293B2 (ja) 2002-03-14 2002-03-14 モノマー回収方法および回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4161293B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014518906A (ja) * 2011-05-05 2014-08-07 オーエムファウ レフィニンク ウント マルケティンク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 二次的資源をエネルギー効率よく処理するための方法及び装置
WO2021180893A1 (en) 2020-03-13 2021-09-16 Indaver Process for recovering styrene monomer from a styrene-containing polymer
WO2021182691A1 (ko) * 2020-03-13 2021-09-16 (주)알앤이 폐아크릴 처리시스템
WO2021182690A1 (ko) * 2020-03-13 2021-09-16 (주)알앤이 폐아크릴 처리장치
WO2021194027A1 (ko) * 2020-03-24 2021-09-30 (주)알앤이 폐아크릴 재활용장치
WO2022180030A1 (en) * 2021-02-25 2022-09-01 Ineos Styrolution Group Gmbh Recycling of styrene oligomers by de-polymerization process
JP7436613B2 (ja) 2021-11-26 2024-02-21 テギョン エスコ カンパニー リミテッド 廃プラスチック熱分解装置、及びそれを用いた低沸点熱分解油の製造方法
US12012553B2 (en) 2020-07-11 2024-06-18 Uop Llc Conversion of plastics to monomers with integrated recovery with a cracking unit

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014518906A (ja) * 2011-05-05 2014-08-07 オーエムファウ レフィニンク ウント マルケティンク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 二次的資源をエネルギー効率よく処理するための方法及び装置
US9920255B2 (en) 2011-05-05 2018-03-20 Omv Refining & Marketing Gmbh Method and apparatus for energy-efficient processing of secondary deposits
KR20210115457A (ko) * 2020-03-13 2021-09-27 (주)알앤이 폐아크릴 처리장치
WO2021182691A1 (ko) * 2020-03-13 2021-09-16 (주)알앤이 폐아크릴 처리시스템
WO2021182690A1 (ko) * 2020-03-13 2021-09-16 (주)알앤이 폐아크릴 처리장치
KR20210115456A (ko) * 2020-03-13 2021-09-27 (주)알앤이 폐아크릴 처리시스템
WO2021180893A1 (en) 2020-03-13 2021-09-16 Indaver Process for recovering styrene monomer from a styrene-containing polymer
KR102341860B1 (ko) * 2020-03-13 2021-12-22 주식회사 알앤이 폐아크릴 처리장치
KR102347489B1 (ko) 2020-03-13 2022-01-11 주식회사 알앤이 폐아크릴 처리시스템
WO2021194027A1 (ko) * 2020-03-24 2021-09-30 (주)알앤이 폐아크릴 재활용장치
KR20210119076A (ko) * 2020-03-24 2021-10-05 (주)알앤이 폐아크릴 재활용장치
KR102363342B1 (ko) * 2020-03-24 2022-02-16 주식회사 알앤이 폐아크릴 재활용장치
US12012553B2 (en) 2020-07-11 2024-06-18 Uop Llc Conversion of plastics to monomers with integrated recovery with a cracking unit
WO2022180030A1 (en) * 2021-02-25 2022-09-01 Ineos Styrolution Group Gmbh Recycling of styrene oligomers by de-polymerization process
JP7436613B2 (ja) 2021-11-26 2024-02-21 テギョン エスコ カンパニー リミテッド 廃プラスチック熱分解装置、及びそれを用いた低沸点熱分解油の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4161293B2 (ja) 2008-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2211176T3 (es) Procedimiento para la despolimerizacion de poli(metacrilato de metilo).
CN114127234A (zh) 废弃物的热解油生产系统
EP1707614A1 (en) Thermal or catalytic cracking process for hydrocarbon feedstocks and corresponding system
JP2019513180A (ja) 石油生成物を製造するための方法、装置、コントローラ及びシステム
JP2003267896A (ja) モノマー回収方法および回収装置
JP2010155944A (ja) 廃プラスチックの油化装置
JPH0789900A (ja) プラスチックから高品質モノマーを回収する方法
JP2005134079A (ja) ポリスチレン熱分解ガスの凝縮方法及び凝縮器
JP4117244B2 (ja) 廃プラスチック油化処理装置
JP2009240920A (ja) 気体の凝縮方法および凝縮装置
JP2005132802A (ja) スチレンの回収方法および回収装置
JP2003261880A (ja) プラスチックの熱分解方法および熱分解システム
JP3348378B2 (ja) 廃プラスチックの有用成分回収方法
JP2001031978A (ja) 廃プラスチックの油回収方法とその装置
JP2006056957A (ja) 廃プラスチック油化処理装置
JP4055114B2 (ja) 熱分解装置
RO120487B1 (ro) Procedeu şi instalaţie de descompunere a deşeurilor de cauciuc şi mase plastice
JP2004002519A (ja) ポリスチレンの製造方法
JP2001181442A (ja) 熱分解装置および熱分解方法
JPH11199875A (ja) スチレンの回収方法
JP4003160B2 (ja) プラスチックの熱分解装置および熱分解方法
CN103159613B (zh) 回收设备和使用该设备的回收方法
JP2001040136A (ja) スチレンの回収方法
JP2004189779A (ja) 熱分解器のクリーニング方法および熱分解方法
JP2004269760A (ja) ポリスチレンの熱分解方法および熱分解システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080710

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees