JP2003267535A - L字型ハンガー搬送装置 - Google Patents

L字型ハンガー搬送装置

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JP2003267535A
JP2003267535A JP2002068207A JP2002068207A JP2003267535A JP 2003267535 A JP2003267535 A JP 2003267535A JP 2002068207 A JP2002068207 A JP 2002068207A JP 2002068207 A JP2002068207 A JP 2002068207A JP 2003267535 A JP2003267535 A JP 2003267535A
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JP
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frame
drive frame
rail
driven
carrying
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JP2002068207A
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English (en)
Inventor
Fusao Sonehara
房男 曽根原
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱荷状態となる戻り搬送ラインなどの省スペ
ース化を図るとともに搬送エリアにおけるレイアウト設
計の自由度を高め、重量搬送物であっても吊着荷重負担
が少なく揺れもなく安定して確実に搬送することができ
るL字型ハンガー搬送装置を提供すること。 【解決手段】 天井搬送ラインの搬送レール1を最小の
走行幅で走行するように吊設された駆動フレーム2と、
前記駆動フレーム2の側面に連接して水平展開される載
荷状態と前記駆動フレーム2の下方に連接して垂下展開
される脱荷状態との間で変位自在な従動フレーム3とを
備え、前記載荷状態となった従動フレーム3の下方域に
ガイドローラ4と走行車輪5を備えたことによって、省
スペース化を図り、搬送エリアにおけるレイアウト設計
の自由度を高めている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送物を吊り下げ
ながら搬送するハンガー搬送装置であって、特に、自動
車製造ラインにおいて自動車ボディーを吊り下げながら
搬送するためのハンガー搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送物を吊り下げ搬送する搬送方
式としては、特開2001ー80715号公報に示され
ているような、天井搬送ラインの搬送レール1を滑動す
る逆J字状フック部材3に天井搬送ラインの両側に拡幅
したハンガー5を取り付け、このハンガー5によって自
動車ボディのような搬送物Wを吊着状態で搬送できるよ
うにしたフリクション駆動式トロリーコンベヤや、図6
に示すような、天井搬送ラインの搬送レールRを走行す
る逆J字状フック部材Fから天井搬送ラインの両側に拡
幅した搬送物支持アームAを備え、この搬送物支持アー
ムAによって搬送物Wを抱持状態で搬送できるようにし
た天井吊り下げ式トロリーチェーンコンベヤなどがあ
る。
【0003】そして、このような従来の搬送方式では、
搬送エリア内においてハンガー5や搬送物支持アームA
で搬送される搬送物W自体の不用意な接触障害を回避し
たり、搬送方向に対して直交する方向に生じがちな搬送
物Wの横揺れを回避するために、ハンガー5や搬送物支
持アームAを少なくとも搬送物Wの走行幅に見合った分
だけ天井搬送ラインの両側に拡幅させて搬送物Wの安定
した搬送姿勢を確保している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の搬送方式では、ハンガー5や搬送物支持
アームAを少なくとも搬送物Wの走行幅に見合った分だ
け天井搬送ラインの両側に拡幅させていることによっ
て、搬送物Wを脱荷した後の戻り搬送時などにおいても
天井搬送ラインの両側に拡幅したハンガー5や搬送物支
持アームAの走行幅に相当する搬送スペースを確保しな
ければならず、搬送エリアのスペースに無駄が生じると
ともに搬送エリアのレイアウト設計が著しく制約される
という問題があった。
【0005】また、前述したような従来の搬送方式で
は、搬送時に搬送レールを滑動する逆J字状フック部材
によって吊り下げられた搬送物Wの全重量を支持しなけ
ればならず、搬送レールを滑動する逆J字状フック部材
に過分の荷重負担や応力集中が生じて摩耗や損傷が生じ
やすく、搬送騒音なども生じて様々な搬送障害を誘発す
るという問題があるばかりでなく、そのために潤滑給
油、部品交換などを頻繁に実施しなければならずその保
守メンテナンスが厄介であるという問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、前述したような
従来技術の問題を解決し、脱荷状態となる戻り搬送ライ
ンなどの搬送エリアの省スペース化を図るとともに搬送
エリアにおけるレイアウト設計の自由度を高め、重量搬
送物であっても吊着荷重負担が少なく揺れもなく安定し
て確実に搬送することができるL字型ハンガー搬送装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本請求項1の発明である
L字型ハンガー搬送装置は、天井搬送ラインの搬送レー
ルを最小の走行幅で走行するように吊設された駆動フレ
ームと、前記駆動フレームの側面に連接して水平展開さ
れる載荷状態と前記駆動フレームの下方に連接して垂下
展開される脱荷状態との間で変位自在な従動フレームと
を備えているとともに、前記載荷状態となった従動フレ
ームの下方域にガイドローラと走行車輪を備えているこ
とによって、前記課題を解決したものである。
【0008】本請求項2の発明であるL字型ハンガー搬
送装置は、請求項1記載の発明に加えて、前記ガイドロ
ーラが駆動フレームの下端部に配置されているとともに
前記走行車輪が従動フレームの下面に配置されているこ
とによって、前記課題を更に解決したものである。
【0009】なお、本発明における「載荷状態」とは、
駆動フレームの側面に従動フレームがL字状に連接され
て搬送物を搬送し得る状態を意味しており、この載荷状
態には、搬送物が搭載されていないL字状の搬送状態、
所謂、空の搬送状態も含まれる。他方、本発明における
「脱荷状態」とは、駆動フレームの下方に従動フレーム
がI字状に垂下連接されて搬送物を搭載できない状態を
意味している。
【0010】ここで、本発明のL字型ハンガー搬送装置
に用いる搬送レールについては、円形断面を有するレー
ルであれば、中空状レール、中実状レールの何れを採用
しても差し支えなく、中空状の円形断面レールを採用し
た場合には搬送レールの軽量化と強度アップを図ること
ができ、曲げ加工などが容易であるため、搬送ラインに
沿った搬送レールの最適なレイアウトを達成することが
できる。
【0011】また、本発明に用いる駆動フレームとして
は、駆動フレーム自体にフリクション駆動手段を搭載し
て天井搬送ラインの搬送レールとの間で摺動してフリク
ションによる搬送力を得るもの、天井搬送ラインに沿っ
て一定間隔で配置したフリクション駆動手段との間で摺
動してフリクションによる搬送力を得るもの、搬送レー
ルに沿って設けられたチェーンフィーダやベルトフィー
ダなどの駆動手段に牽引されて搬送力を得るものなどの
何れであっても差し支えない。
【0012】さらに、本発明に用いるガイドローラにつ
いては、駆動フレームの幅方向揺動モーメントを制止す
るためにローラ軸を垂下してなるサイドローラを採用す
ることが好ましく、その取り付け位置については、載荷
状態となった従動フレームの下方域となる駆動フレーム
の下端部、もしくは従動フレームの底面部のいずれであ
っても良いが、前述した幅方向揺動モーメントの制止効
果を考慮すると駆動フレームの下端部である方がより効
果的である。その設置形態については、天井搬送ライン
に沿って床面に敷設された一対のガイドレール壁面に当
接回動するか、天井搬送ラインの側壁面に対して直接的
に接地回動するように配置することによって、従動フレ
ームを円滑に走行案内するようになっている。
【0013】また、本発明に用いる走行車輪について
は、天井搬送ラインに沿って床面に敷設された走行レー
ル上を走行できるものであって載荷状態となった従動フ
レームの荷重を負担することができるものであれば、走
行車輪のフランジの有無に拘わらず、如何なる車輪形
態、如何なる設置形態であっても差し支えないが、従動
フレームの下面に配置されている方がより安定した搬送
効果を発揮できる。
【0014】なお、本発明のL字型ハンガー搬送装置で
は、ガイドローラと走行車輪を離間配置しているが、載
荷状態となった従動フレームに近接させて一体化しても
何ら差し支えない。
【0015】
【作用】本発明のL字型ハンガー搬送装置は、特有の装
置構成を備えているため、以下のような作用を奏する。
すなわち、駆動フレームの側面に連接して水平展開され
る載荷状態と前記駆動フレームの下方に連接して垂下展
開される脱荷状態との間で変位自在な従動フレームとを
備えていることによって、搬送物を搬送する際に駆動フ
レームと従動フレームとがL字型に連接してなる載荷状
態を形成し、搬送物を搬送した後の戻り搬送などを行う
際に駆動フレームと従動フレームとがほぼI字型に連接
してなる脱荷状態を形成する。
【0016】また、載荷状態となった従動フレームの下
方域にガイドローラと走行車輪を備えていることによっ
て、搬送物を搬送する際に搬送物の全重量を搬送レール
に吊設された駆動フレームに全面的に依存することなく
走行車輪で支持するとともに、ガイドローラで駆動フレ
ームを横揺れさせることなく円滑に走行案内する。
【0017】さらに、ガイドローラが駆動フレームの下
端部に配置されているとともに走行車輪が従動フレーム
の下面に配置されていることによって、走行車輪が搬送
物の荷重を負担するため、搬送物を搬送する際の生じが
ちな駆動フレームの幅方向揺動モーメントが最小限に制
止されるので、L字型に連接してなる載荷状態の駆動フ
レームと従動フレームとが安定して走行する。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例であるL字型ハンガー搬送
装置は、自動車ボディーからなる搬送物Wを工程移動す
るために吊着状態で搬送するためのものであって、以
下、図面に基づいて説明する。ここで、図1は、本実施
例であるL字型ハンガー搬送装置の正面図であり、図2
は、本実施例であるL字型ハンガー搬送装置の側面図で
あり、図3は、搬送レール近傍の拡大図であり、図4
は、ガイドローラ近傍の拡大図であり、図5は、走行車
輪近傍の拡大図である。
【0019】まず、本実施例のL字型ハンガー搬送装置
は、図1乃至図2に示すように、天井搬送ラインに沿っ
て延設した円筒状鋼管からなる搬送レール1と、前記搬
送レール1に吊り下げられる駆動フレーム2と、前記駆
動フレーム2に連接した変位自在な従動フレーム3とを
備え、この従動フレーム3の下方域にガイドローラ4と
走行車輪5を備えている。なお、前記駆動フレーム2
は、搬送エリアの駆動部分における省スペース化を図る
ために、天井搬送ラインの搬送レール1を最小の走行幅
で走行するようなフレーム寸法を有している。
【0020】そこで、前記搬送レール1と駆動フレーム
2との吊り下げ機構については、搬送レール1の下面部
分をレール長手方向に所定間隔で担持する多数のJ字状
レール吊設部材6と、搬送レール1の上面部分、すなわ
ち、円弧曲面をレール長手方向に滑動する多数の逆J字
状フック部材7と、この逆J字状フック部材7の相互間
に横架された搬送用摺動バー8とで構成している。そし
て、前記逆J字状フック部材7の上端部には、搬送レー
ル1の上面部分を円滑に滑動するための滑車7Aが取り
付けられるとともに、前記搬送用摺動バー8には、搬送
物Wを吊着するための駆動フレーム2が取り付けられて
いる。
【0021】また、前記搬送レール1の近傍には、搬送
用摺動バー8を摺動走行させるためのフリクション駆動
手段9が天井搬送ラインに沿って離間配置され、このフ
リクション駆動手段9は、図3に示すように、搬送用摺
動バー8の両側面を挟装して搬送方向に摺動するように
なっている。なお、前記搬送用摺動バー8の両側面とフ
リクション駆動手段9の摺動面は、隣接する搬送用摺動
バー8との良好な連結形態と十分な動力伝達効率とを発
揮させるために、両者とも平坦面を採用している。
【0022】前記フリクション駆動手段9の具体的構造
については、図3に示すように、搬送用摺動バー8の一
側面を搬送方向に摺動させて搬送するためのフリクショ
ンローラ9Aと前記搬送用摺動バー8の他側面に当接し
て搬送案内するためのフリーローラ9Bとで構成されて
おり、このフリクションローラ9Aは、モータなどの電
動器9Cによる回転を減速器9Dを介して回動するよう
になっている。
【0023】次に、前記駆動フレーム2と従動フレーム
3との連接構造については、図1に示すように、前記駆
動フレーム2の側面に水平展開して自動車ボディからな
る搬送物Wを搭載した載荷状態と、前記駆動フレーム2
の下方に垂下展開して搬送物Wの無い脱荷状態との間で
変位自在となるように関節軸10を介して連接されてい
る。なお、前記関節軸9の介在位置については、駆動フ
レーム2の下端部近傍であれば、如何なる介在位置であ
っても良く、従動フレーム3の下方域に設けられるガイ
ドローラ4と走行車輪5との設置形態に応じて設定して
も構わない。
【0024】そこで、本実施例に用いるガイドローラ4
については、図4に示すように、駆動フレーム2の幅方
向揺動モーメントを制止するために、ローラ軸を垂下し
てなるサイドローラを採用して、駆動フレーム2の下端
部に配置している。また、その設置形態については、天
井搬送ラインの床面G1に敷設された一対のガイドレー
ルR1壁面に当接回動するように配置することによっ
て、従動フレーム3を円滑に走行案内するようになって
いる。
【0025】また、前記走行車輪5については、図5に
示すように、従動フレーム3の下面に配置しているが、
更に安定した搬送効果を発揮するために、天井搬送ライ
ンの床面に敷設された走行レールR2上を走行するよう
になっている。
【0026】このようにして得られた本実施例のL字型
ハンガー搬送装置は、図1に示すように、搬送物Wを搬
送する際に駆動フレーム2と従動フレーム3とがL字型
に連接してなる載荷状態を形成し、搬送物Wを搬送した
後の戻り搬送などを行う際に駆動フレーム2と従動フレ
ーム3とがほぼI字型に連接してなる脱荷状態を形成す
ることができ、また、搬送物Wを搬送する際に搬送物W
の全重量を搬送レール1に吊設された駆動フレーム2に
全面的に依存することなく走行車輪5で支持するととも
に、ガイドローラ4で駆動フレーム2を走行案内するこ
とができる。なお、図1における符号Nは、搬送作業
者、搬送作業車などに対する接触事故等を防止するため
の防護安全ネットである。
【0027】しかも、前記ガイドローラ4が駆動フレー
ム2の下端部に配置されているとともに走行車輪5が従
動フレーム3の下面に配置されていることによって、走
行車輪5が搬送物Wの荷重を負担するため、搬送物Wを
搬送する際の生じがちな駆動フレーム2の幅方向揺動モ
ーメントが最小限に制止されるので、L字型に連接して
なる載荷状態の駆動フレーム2と従動フレーム3とを安
定して走行させることができる。
【0028】さらに、図6に示すような本実施例のL字
型ハンガー搬送装置を利用した別の使用態様について説
明する。まず、同図に示す使用態様においても、前述し
たような本実施例のL字型ハンガー搬送装置を構成して
いる搬送レール1と、前記搬送レール1に吊り下げられ
る駆動フレーム2と、前記駆動フレーム2に連接した変
位自在な従動フレーム3とを備え、この従動フレーム3
の下方域にガイドローラ4と走行車輪5を備えているこ
とに何ら変わりはなく、前記搬送レール1と駆動フレー
ム2との吊り下げ機構がJ字状レール吊設部材6、逆J
字状フック部材7、搬送用摺動バー8、フリクション駆
動手段9などで構成されていることも変わりはない。
【0029】図6の使用態様において最も特徴とすると
ころは、搬送物Wを搬送した後の戻り搬送時に搬送物W
が搭載されていない、所謂、空搬送を行う際にも、駆動
フレーム2と従動フレーム3とがL字型に連接してなる
載荷状態を形成していることである。すなわち、搬送物
Wを搬送した後の戻り搬送を行う際に、駆動フレーム2
と従動フレーム3とがL字型に連接してなる載荷状態を
形成することができるように、搬送エリアの床面を同図
のようにほぼ上下方向の2段床G1,G2に施工したこ
とである。このように戻り搬送の床面G2を施工するこ
とによって、搬送エリアの省スペース化を図るとともに
搬送エリアにおけるレイアウト設計の自由度を更に高め
ることができる。
【0030】以上のとおりであるから、本実施例である
L字型ハンガー搬送装置は、脱荷状態となる戻り搬送ラ
インなどの搬送エリアの省スペース化を図るとともに搬
送エリアにおけるレイアウト設計の自由度を高め、重量
搬送物Wであっても吊り下げ負担が少なく揺れもなく安
定して確実に搬送することができ、しかも、搬送レール
1と駆動フレーム2との間に生じがちな摩損を長期に亙
って抑制することができ、その取り扱い上の効果は甚大
である。
【0031】
【発明の効果】このようにして得られた本発明のL字型
ハンガー搬送装置は、特有のハンガー搬送構造を有して
いるので、以下のような効果を奏することができる。す
なわち、駆動フレームの側面に連接して水平展開される
載荷状態と前記駆動フレームの下方に連接して垂下展開
される脱荷状態との間で変位自在な従動フレームを備え
ていることによって、脱荷後の戻り搬送などを行う際に
従動フレームを駆動フレームの下方に垂下展開したほぼ
I字型状態で連接することができるため、脱荷後の戻り
搬送などを行うエリアを縮小して省スペース化を達成す
るとともに搬送エリアにおけるレイアウト設計の自由度
を高めことができる。
【0032】また、載荷状態となった従動フレームの下
方域にガイドローラと走行車輪を備えていることによっ
て、搬送物を搬送する際に搬送物の全重量を搬送レール
に吊設された駆動フレームに全面的に依存することなく
走行車輪で支持するとともに、ガイドローラで駆動フレ
ームを円滑に走行案内するため、重量搬送物であっても
吊り下げ負担の少ない搬送を達成することができるの
で、搬送レールと駆動フレームとの間に生じがちな摩損
を長期に亙って抑制することができる。
【0033】さらに、ガイドローラが駆動フレームの下
端部に配置されているとともに走行車輪が従動フレーム
の下面に配置されていることによって、走行車輪が搬送
物の荷重を負担するため、搬送物を搬送する際の生じが
ちな駆動フレームの幅方向揺動モーメントが最小限に制
止されるので、L字型に連接してなる載荷状態の駆動フ
レームと従動フレームとが横揺れも無く安定して確実に
走行する。
【0034】そして、ガイドローラが駆動フレームの下
端部に配置されていることによって、搬送コーナ部分に
おいてガイドローラと駆動フレームとの間に内輪差が発
生しないので、安定したコーナリングを達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるL字型ハンガー搬送
装置の正面図。
【図2】 本発明の一実施例であるL字型ハンガー搬送
装置の側面図。
【図3】 搬送レール近傍の拡大図。
【図4】 ガイドローラの使用態様図。
【図5】 走行車輪の使用態様図。
【図6】 本実施例のL字型ハンガー搬送装置を利用し
た別の使用態様図。
【図7】 従来の天井吊り下げ式トロリーチェーンコ
ンベヤの正面図。
【符号の説明】
1 ・・・ 搬送レール 2 ・・・ 駆動フレーム 3 ・・・ 従動フレーム 4 ・・・ ガイドローラ 5 ・・・ 走行車輪 6 ・・・ J字状レール吊設部材 7 ・・・ 逆J字状フック部材 7A ・・・ 滑車 8 ・・・ 搬送用摺動バー 9 ・・・ フリクション駆動手段 9A ・・・ フリクションローラ 9B ・・・ フリーローラ 9C ・・・ 電動器(モータ) 9D ・・・ 減速器 10 ・・・ 関節軸 W ・・・ 搬送物(自動車ボディ) G1,G2 ・・・ 床面 R1 ・・・ ガイドレール R2 ・・・ 走行レール R ・・・ 搬送レール F ・・・ 逆J字状フック部材 N ・・・ 防護安全ネット A ・・・ 搬送物支持アーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井搬送ラインの搬送レールを最小の走
    行幅で走行するように吊設された駆動フレームと、前記
    駆動フレームの側面に連接して水平展開される載荷状態
    と前記駆動フレームの下方に連接して垂下展開される脱
    荷状態との間で変位自在な従動フレームとを備えている
    とともに、前記載荷状態となった従動フレームの下方域
    にガイドローラと走行車輪を備えていることを特徴とす
    るL字型ハンガー搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドローラが駆動フレームの下端
    部に配置されているとともに、前記走行車輪が従動フレ
    ームの下面に配置されていることを特徴とする請求項1
    記載のL字型ハンガー搬送装置。
JP2002068207A 2002-03-13 2002-03-13 L字型ハンガー搬送装置 Pending JP2003267535A (ja)

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