JP2003267436A - 飲料パックホルダー及びホルダー付き飲料セット - Google Patents
飲料パックホルダー及びホルダー付き飲料セットInfo
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Abstract
ックを保持することができ、特に、簡単な構造ながら、
異なる大きさの飲料パックに適合できる飲料パックホル
ダーを提供すること。 【解決手段】 開口15を備えた内部空間Sに飲料パッ
クを挿入して保持する飲料パックホルダーであって、シ
ート状基材を重ねて、両側縁部が接着され、両側縁部以
外の一辺を前記飲料パックの挿入用の前記開口15とす
ると共に、他の一辺に底部17が形成されており、か
つ、前記両側部に、前記飲料パックが挿入保持される内
部空間の厚み方向の大きさを調整するまち部12,12
が設けられていて、前記両側部の各側縁に、それぞれ前
記各まち部と結合されたハンドル部16,16を形成す
ることで、各ハンドル部が互いに離間されて、前記まち
部が変形する構成とした。
Description
料等のパックを保持するための飲料パックホルダーと、
飲料パックホルダーと飲料パックに収容された飲料との
セットに関するものである。
パックの一例を示す概略斜視図である。図において、飲
料パック1は、少なくとも内面を防水処理した紙製の容
器2を備えており、容器2には、お茶やジュース、牛乳
等の液体飲料が収容されている。このような容器2に
は、予め簡易に開くように設けた小さな開口が備えられ
ており、この小さな開口にストロー3を挿通することに
より、容器2を手で保持して、ストロー3を口に含み、
容器2の内部に収容された飲料を摂取することができる
ようにされている。
に便利であり、廃棄の問題も少ないので、広く使用され
ている。また、図6とは形状が異なるが、例えば、筒状
もしくは袋状に形成された柔軟なアルミ製の飲料パック
等も使用されている。
な、飲料パック1等は、容器2が紙製等であるため、あ
る程度、可撓性を有している。このような飲料パック1
から、飲料を飲む場合に、大人は容器2を掴む力が強く
なりすぎないように、気をつけて掴むことができるの
で、問題が発生しにくい。しかし、年寄りや、乳幼児等
の子供は、容器2を掴む力の加減をコントロールするこ
とが難しく、しばしば強過ぎる力で容器2を掴むと、容
器2が変形してつぶれ、内部に収容されている飲料がス
トロー3の上端から噴出して、周囲を汚してしまうとい
う問題があった。
されたもので、収容した飲料を噴出させることなく、飲
料パックを保持することができ、特に、簡単な構造なが
ら、異なる大きさの飲料パックに適合できる飲料パック
ホルダーと、飲料パックに収容した飲料と、飲料パック
ホルダーをセットした飲料セットを提供することを目的
としている。
発明によれば、開口を備えた内部空間に飲料パックを挿
入して保持する飲料パックホルダーであって、シート状
基材を重ねて、両側縁部が接着され、両側縁部以外の一
辺を前記飲料パックの挿入用の前記開口とすると共に、
他の一辺に底部が形成されており、かつ、前記両側部
に、前記飲料パックが挿入保持される内部空間の厚み方
向の大きさを調整するまち部が設けられていて、前記両
側部の各側縁に、それぞれ前記各まち部と結合されたハ
ンドル部を形成することで、各ハンドル部が互いに離間
されて、前記まち部が変形する構成とした、飲料パック
ホルダーにより、達成される。
ば、ある程度の厚みのある一枚の紙製であったり、薄い
紙等を二枚以上重ねてシート状としたものでもよい。ま
た、シート状の基材は、紙でなくても、ある程度の変形
が可能なものであれば、利用できる。そして、一枚もし
くは二枚以上のシート状基材が重ねられて、両側縁部が
接着されると、筒状となる。この状態で、両側縁部以外
の一辺は閉じられること無く挿入用開口とされ、残る辺
に底として機能する底部を形成して、開口を備えた内部
空間を形成する。
の厚み方向の大きさを調整するまち部を設けて、このま
ち部に、前記ハンドル部を結合しているので、前記内部
空間に飲料パックを収容し、これら各ハンドル部が、使
用者の両手でそれぞれ掴まれて、例えば離間されると、
前記まち部はつぶれるように変形して、二枚のシート状
基材の間に飲料パックを挟み込む。これにより飲料パッ
クが脱落しないように保持される。また、飲料パックの
厚み方向の大きさが大きい場合は、その大きさに合わせ
て、前記まち部が変形されるので、異なる大きさの飲料
パックに対応させることができる。特に、飲料パックを
使用して、飲むことを始める生後9か月程度の乳幼児
は、対象物である飲料パックを把持して、ストローを口
唇まで運ぶことはできるものの、手で掴んで保持する場
合の握る力の調整はできないため、ハンドル部を使用さ
せる利点は高い。
て、前記基材が、1枚または単一のシート状基材であ
り、その中央部を曲折して折り重ねることで、この曲折
部が底部とされていると共に、前記両側縁部は、折り重
ねた対向面が接着されていることを特徴とする。請求項
2の構成によれば、1枚の基材により、全体を形成でき
るので、製造が容易である。また、前記両側縁部は、折
り重ねた対向面が接着される構造とすることで、ここに
ハンドル部を設けると、強度が向上し、使用者が掴む上
で、必要な剛性が得られる。
ずれかの構成において、折り畳みの際に、前記底部の中
心に沿った曲折線が内側に入り込むことを特徴とする。
請求項3の構成によれば、これにより、携帯や収納時
に、底部が内側に入り込む分全体の大きさを小さくする
ことができる。また、底部が内側に入り込む機能を利用
すると、例えば、高さの低い飲料パックをホルダーに収
容して飲用する場合に、底部が飲料パックの高さを補完
するように働き、飲料パックがホルダー内にもぐり込む
ことが防止できる。
ずれかの構成において、前記各ハンドル部が、使用者の
手の一部を差し入れる開口を有しており、この開口の内
周の一部が、前記まち部に入り込むように形成されてい
ることを特徴とする。請求項4の構成によれば、前記ま
ち部は、上述したように、変形可能な箇所であることか
ら、前記両側縁部の接着部から除外された領域である。
ハンドル部の開口が、このまち部に入り込むようにされ
ていることで、使用者は、厚み方向に広がるまち部に手
を添えて保持することができるので、保持状態が安定す
る。
ずれかの構成において、前記シート状基材が紙により形
成され、少なくとも、その外面が撥水処理されているこ
とを特徴とする。請求項5の構成によれば、ホルダーの
外面に、飲料がこぼれた場合にも、破れたりして損傷さ
れることが防止される。また、シート状基材の両面に撥
水処理をおこなえば、丈夫になり、折れたりして破損し
にくい。
ずれかの構成において、前記挿入用開口の外周部に補強
構造を施したことを特徴とする。請求項6の構成によれ
ば、挿入開口の周囲の剛性が高まり、飲料パックの出し
入れをしやすくなり、また、出し入れに伴う損傷を生じ
にくい。
ずれかの構成において、前記シート状基材の前記内部空
間に面した箇所に、仮接着部を形成したことを特徴とす
る。請求項7の構成によれば、内部空間内で、飲料パッ
クが仮接着部により保持されて、脱落しにくくなる。ま
た、上記目的は、請求項8の発明によれば、開口を備え
た内部空間に飲料パックを挿入して保持する飲料パック
ホルダーと、内部に飲料を収容し前記飲料パックホルダ
ーにより保持されるようにした飲料パックとを含む飲料
セットであって、前記飲料パックホルダーが、シート状
基材を重ねて、両側縁部が接着され、両側縁部以外の一
辺を前記飲料パックの挿入用の前記開口とすると共に、
他の一辺に底部が形成されており、かつ、前記両側部
に、前記飲料パックが挿入保持される内部空間の厚み方
向の大きさを調整するまち部が設けられていて、前記両
側部の各側縁に、それぞれ前記各まち部と結合されたハ
ンドル部を形成することで、各ハンドル部が互いに離間
されて、前記まち部が変形する構成とした、飲料セット
により、達成される。
は、請求項1における作用を発揮するため、飲料パック
入り飲料を購入した場合に、これと共に、本発明の飲料
ホルダーが提供されるから、年寄りや子供等の年齢条件
等を問わずに、販売された飲料の飲用が可能となる。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
料パックのホルダーを示す概略斜視図であり、図2は、
その底面図、図3は、その構造を説明するための展開図
である。図において、飲料パックのホルダー(以下、
「ホルダー」という)10は、上端に挿入用の開口15
を備え、この開口15から図6で説明したような飲料パ
ック(紙製以外のものも含む)を本体11の内部空間S
内に挿入して保持するものである。
で保持するための保持壁13と、飲料パックを後面側で
保持するための保持壁14を有する本体11を備えてい
る。この保持壁13と保持壁14との間には、上述した
内部空間Sが形成されており、これら保持壁13と保持
壁14の両側には、それぞれまち部12,12が形成さ
れており、各まち部12,12のそれぞれの外側,すな
わちホルダー10の両側縁部が接着されている。
ー10の底には、底部17が形成されており、内部空間
Sに収容した飲料パックが内部空間Sから下に脱落しな
いように支持するようになっている。また、ホルダー1
0の上述した接着された両側縁部には、それぞれ、使用
者が手により把持するためのハンドル部16,16が形
成されている。各ハンドル部16,16は種々の形態が
考えられるが、図示の場合には、外側が曲線状にされて
おり、内部にリング状の開口21,22がそれぞれ形成
されていることで、ホルダー10の両側に突出するつか
みやすい把手とされている。
枚または単一のシート状基材20により形成する場合を
示す展開図である。図において、シート状基材20は1
枚の材料で形成されていてもよく、複数の枚数の同形の
ものとを積層して、図示するように単一のシート状基材
20としたものを使用してもよい。
るのは、比較的薄肉で、ある程度可撓性があり、例え
ば、後述するように、曲折部もしくは曲折線である折り
線を設けて曲折できるものである。具体的には、比較的
厚い紙製のシート材や、後述する不織布等の布製シート
材、あるいは、ポリプロピレンやPET(ポリエチレン
テレフタレート等のプラスチック製シート、あるいはシ
リコンゴムやエラストマー等の弾性体によるシート等を
単層で、もしくは積層して、あるいは、必要によりこれ
らを組み合わせて積層して使用することができる。
状基材20の外形を、例えば、図示のように形成する。
この場合では、保護壁13,14となる部分が中央に比
較的広い領域を占めるように設けられている。保護壁1
4の両側には、折り線L4,L4を境界として、まち部
半体12a,12aが設けられている。各まち部半体1
2a,12aの外側には、折り線L5,L5を境界とし
て、ハンドル部半体16a,16aが形成されている。
同様にして、保護壁13の両側には、折り線L6,L6
を境界として、まち部半体12b,12bが設けられて
いる。各まち部半体12b,12bの外側には、折り線
L7,L7を境界として、ハンドル部半体16b,16
bが形成されている。
ンドル部16bは、後述するように重ね合わされる部分
であり、この領域A1とA2に接着剤が適用されて接着
される接着領域または固定領域である。同様にして、他
方のハンドル部半体16aとハンドル部16bは、後述
するように重ね合わされる部分であり、この領域A3と
A4に接着剤が適用されて接着される接着領域または固
定領域である。
a,12b,12bは接着されないで、図1及び図2に
示すように、ホルダー10の平面視または底面視におい
て、三角形の2辺を形成するような外観となる。ここ
で、領域A1とA2を固定するのに、接着剤を利用せず
に、面ファスナーを用いたり、凸部と受容孔でなる凹凸
構造等による着脱式の固定手段を設けてもよい。これに
より、挿入用開口を大きく開いて、内部空間S内に後述
する飲料パックを挿入しやすくすることができる。
6を後述するように、使用者が把持して、例えば矢印
A,Aに示すように離間されると、各まち部半体12
a,12a,12b,12bが互いになす角度θ,θが
小さくなるように、まち部12,12はつぶれて変形
し、向かい合う二枚のシート状基材である保持壁13と
保持壁14の間に、後述ように飲料パックを挟み込む。
これにより飲料パックが脱落しないように保持される。
また、図2で示す方向Dと一致する飲料パックの厚み方
向の大きさが大きい場合は、その大きさに合わせて、ま
ち部12,12における角度θ,θが、大きくなるよう
に変形されるので、図1の内部空間Sの厚み方向のサイ
ズが変更される。これにより、異なる大きさの飲料パッ
クに対して、自在に対応させることができる。
の手の一部を差し入れる開口21,22が形成されてお
り(図1参照)、これと対応するように、図3の各ハン
ドル部半体には、輪状のリング半体が形成されている。
この構造は、全てのハンドル部半体で同じであるから、
図3のハンドル部半体16aについて説明すると、この
実施形態では、ハンドル部半体16aには、縦方向に沿
って長いリング半体22aが設けられている。このリン
グ半体22aの一部として、例えば内周のほぼ半分が、
まち部半体12aに入り込むように、まち部側リング半
体22cが形成されている。
壁14の間には、中央部がやや縮幅した形態で底部17
が形成されており、この中央部の最も幅の狭い部分に折
り線L3が設定されている。この折り線L3は、ホルダ
ー10を折り畳む時に、折り線L3の箇所が図3の手前
側に突出するように、折られることで、重なった保護壁
13と保護壁14の間に、底部17が入り込むことで、
全体の大きさを小さくすることができるようになってい
る。また、折り畳み状態で、保護壁13と保護壁14の
間に、底部17が入り込む性質を付与すると、後述する
ように、ホルダー10に飲料パックを収容させた時に
は、飲料パックが載った底部17が、保護壁13と保護
壁14の間で水平な底面を形成し易くなり、使用時に、
ホルダー10を載置しやすくなる。
8が形成されている。つまり、仮接着部18は、このよ
うに、図1の内部空間Sに面した箇所に適宜形成され
る。この仮接着部18は、内部空間Sに、後述するよう
に収容された飲料パックと接触する箇所に設けられる。
仮接着部18は、これが設けられる領域に、接着力の弱
い接着剤、例えば、広く使用されているアクリル系接着
剤や、ホットメルト等の接着力の弱いものを塗布するこ
と等により形成される。これにより、収容された飲料パ
ックの表面に対して、仮に接着されて、図1のホルダー
10の開口15が下を向いた場合等に、飲料パックが脱
落しないように、仮止めするものである。このため、仮
接着部18は、内部空間Sから飲料パックを掴んで取り
出す際には、あまり大きな力を必要とせず、飲料パック
の表面の印刷や紙材を剥がさない程度の接着力となるよ
うに設けられる。
一箇所に形成した場合には、容易に設けることができ
る。また、仮接着部18は、ホルダー10に飲料パック
を保持した使用時だけでなく、携行時等においてホルダ
ー10を折り畳んだ場合には、仮接着部18が対向する
内部空間Sの内面に仮接着される。これにより、ホルダ
ー10を他端だ状態で保持することができ、かばん等の
収容箇所において、不用意に開いて破損することを防止
できる。また、仮接着部18は、内部空間Sの内面で、
保持壁13,14と対向しない箇所、例えばまち部12
の内面等に設けてもよい。さらに、また、仮接着部18
のように接着剤等を使用せずに、これを設けるべき箇所
の表面に凹凸や滑り止め加工等の摩擦力を高める加工を
行うことで、仮固定部として機能させ、ホルダー10に
収容した飲料パックの脱落を防止するようにしてもよ
い。
ト基材20を用いることで、これを図3のような形状に
切断もしくは裁断する構成とすれば、製造が容易で、材
料費も多く必要とせず、安価に製造できる。尚、図3の
ような構造に限らず、例えば、保持壁13と保持壁14
を分離された別々のシート基材で形成し、別体に形成し
たり、もしくは保持壁の13,14の一方に一体の底部
17で接続するような構成としてもよい。
L1,L2をそれぞれ保持壁13,14が接近する方向
に約90度折り曲げることで、保持壁13,14が対向
して、あるいは重なる位置に平行に立つようにされる。
次に保持壁13の両側の折り線L6,L6と、保持壁1
4の両側の折り線L4,L4をそれぞれ内方に折り曲
げ、さらに、これらの外側の折り線L7,L7と、L
5,L5を外方に折り曲げることで、各まち部12,1
2を形成する。そして、領域A1とA2が重ねられ、領
域A3とA4が重ねられて接着されることで、図1のよ
うに組立られる。
の方法としては、図1の状態から、底部17(図2及び
図3参照)の折り線L3が内部空間S側に凸となるよう
に折り畳まれ、各まち部12,12が図2の角度θ,θ
の角度をできる限り小さくするように変形されること
で、厚み方向Dのサイズがきわめて小さくなり、携帯等
に便利な大きさにされる。また、ホルダー10を折り畳
む場合の第1の方法もしくは構成として、底部17(図
2及び図3参照)の折り線L3が内部空間S側ではな
く、外部に向かって凸となるように折り畳まれるクセを
予めつけておき、一方、各まち部12,12が保持壁1
3と14の間に入りこむようにしてもよい。
形態では、保持壁13と14の両側部にそれぞれまち部
12,12が形成されており、各まち部は、保持壁13
と14に接続する箇所に曲折部としての折り線L4とL
6を有し、まち部12の中間の各ハンドル部16,16
が結合される箇所にも、曲折部としての折り線L5,L
7を有している。第2の方法では、図2において、各折
り線L4とL6が曲折される内側の角度を90度よりも
小さくし、各折り線L5,L7が曲折される内側の角度
θを180度よりも大きくする。これにより、ハンドル
部16,16が互いに接近するように、各矢印A,Aと
は反対の方向に移動されて、ハンドル部16,16の基
端側の一部がそれぞれ保持壁13と14の間に納まるよ
うにする。この結果、ホルダー10の幅方向が著しく小
さくされるので、このようにしても、携帯や持ち運びに
便利である。
容して、ホルダー10を使用している状態を示す概略斜
視図である。図示されているように、挿入用の開口15
に飲料パック1を挿入して、使用者が両手H,Hによっ
て、各ハンドル部16,16を持つことで、飲料パック
1を直接手に持った場合のように、飲料パック1を潰し
てしまうことなく、ストロー3を口に含んで、飲用する
ことができる。この時、図2で説明したように、使用者
が両手H,Hを互いに離間させる方向に引くだけで、ま
ち部12,12が変形し、内部空間Sの厚み方向Dの大
きさを小さくするので、保持壁13と14は飲料パック
1を挟みこんで、脱落しないように力を加えつつ保持す
ることができる。
空間S内)では、仮接着部18が、飲料パック1の外面
に仮止めされて、万一、乳幼児等の使用者が、ホルダー
10を逆さになる方向に傾けても、飲料パック1が脱落
することが有効に防止される。
部16,16が、図3における領域A1とA2が重ねら
れ、領域A3とA4が重ねられて接着されて構成されて
いるので、各ハンドル部16,16は少なくとも2枚の
シート基材を重ねた構造とすることができるので、保持
により力が加わる部分の強度が向上し、使用者が掴む上
で、必要とされる好適な剛性が得られる。
示すような使用者の手の一部を差し入れる開口21,2
2を有しており、図3で説明したように、この開口の内
周の一部が、各まち部12,12に入り込むように形成
されている。このため、図4における使用者の手H,H
の内側は、図2において、厚み方向Dに開くように広が
るまち部12,12にも手を添えて保持することができ
るので、各まち部12,12の三角形状となった部分に
より支持されることから、薄肉状のシート基材が手に食
い込むことがなくて、保持しやすく、バランス的にもホ
ルダー10の保持状態を安定させることができる。
ート状基材20が紙により形成されている場合には、好
ましくは、その外面、すなわち、図3の紙面の裏側に相
当する面が撥水処理されている。この撥水処理は、例え
ば、シート状基材20に、ポリプロピレン等をコーティ
ングしたり、シート状基材20が紙の場合に、紙にニス
ビキコーティング等を施すことにより実現される。これ
により、ホルダー10の外面に、のみこぼし等により、
飲料がこぼれた場合にも、破れたりして損傷されること
が防止される。また、シート状基材20の両面に、撥水
処理をおこなえば、丈夫になり、折れたりして破損しに
くい。
ような作用を発揮するため、飲料パック入り飲料を販売
する場合に、この飲料ホルダー10を同時にセットとし
て販売するようにしてもよい。つまり、例えば、飲料パ
ック1を複数個まとめ、これに飲料ホルダー10を無料
で提供するようにした飲料セットを形成して販売しても
よい。これにより、飲料パック1を購入した場合に、こ
れと共に、本実施形態の飲料ホルダー10が提供される
から、年寄りや子供等の年齢条件等を問わずに、販売さ
れた飲料の飲用が可能となる。この場合、飲料パック1
に収容される飲料の種類は、特別のものに限られない。
少なくとも、従来、この形式の飲料パック1に収容して
販売されているお茶や、牛乳、ジュースや飲用水等を広
く含むものである。
ホルダー30を示す概略斜視図である。図5において、
第1の実施形態と同じ符号を付した箇所は、共通の構成
であるから、重複する説明は省略し、以下、相違点を中
心に説明する。
基材が第1の実施形態のホルダー10よりもやや柔らか
い材料で形成されており、例えば、不織布製の布製シー
ト等が使用されている。このため、その材料の性質に基
づいて、ホルダー10のような明瞭な折り線は表れてい
ないが、それ以外の点では、第1の実施形態と同じであ
り、共通した作用効果を発揮する。
に、ホルダー30の挿入用開口15の外周部に補強構造
を施すようにしてもよい。補強構造としては、この部分
のみシート状基材を複数枚重ねた構造としたり、布材料
の場合には、接着剤等を含浸させたり、補強テープを施
すことで実現される。これにより、柔らかい材料でホル
ダー30を形成した場合に、挿入開口15の周囲の剛性
が高まり、飲料パック1の出し入れをしやすくなり、ま
た、出し入れに伴う損傷を生じにくい。そして、図1の
ホルダー10においても、A5の領域に、同様の補強構
造を施すようにしてもよい。
れるものではない。ハンドル部の形状や、ホルダー全体
のプローポーションは、適宜種々の形態が採用できる。
上述の各実施形態の個別の構成は、必要により省略した
り、説明しない他の構成と組み合わせてもよい。例え
ば、ハンドル部16,16は、図3の折り線L5,L7
等に沿って、容易に破断するミシン目等で構造的に弱い
部分をつくり、ホルダー10から突出した構造が、使用
中や携帯中に人に当たった場合に、容易に破断するよう
にしてもよい。
収容した飲料を噴出させることなく、飲料パックを保持
することができ、特に、簡単な構造ながら、異なる大き
さの飲料パックに適合できる飲料パックホルダーと、飲
料パックに収容した飲料と、飲料パックホルダーをセッ
トした飲料セットを提供することができる。
に係る概略斜視図。
略斜視図。
に係る概略斜視図。
体、12,12・・・まち部、16,16・・・ハンド
ル部、17・・・底部。
Claims (8)
- 【請求項1】 開口を備えた内部空間に飲料パックを挿
入して保持する飲料パックホルダーであって、 シート状基材を重ねて、両側縁部が接着され、両側縁部
以外の一辺を前記飲料パックの挿入用の前記開口とする
と共に、他の一辺に底部が形成されており、 かつ、前記両側部に、前記飲料パックが挿入保持される
内部空間の厚み方向の大きさを調整するまち部が設けら
れていて、 前記両側部の各側縁に、それぞれ前記各まち部と結合さ
れたハンドル部を形成することで、各ハンドル部が互い
に離間されて、前記まち部が変形する構成としたことを
特徴とする、飲料パックホルダー。 - 【請求項2】 前記基材が、1枚または単一のシート状
基材であり、その中央部を曲折して折り重ねることで、
この曲折部が底部とされていると共に、前記両側縁部
は、折り重ねた対向面が接着されていることを特徴とす
る、請求項1に記載の飲料パックホルダー。 - 【請求項3】 折り畳みの際に、前記底部の中心に沿っ
た曲折線が内側に入り込むことを特徴とする、請求項1
または2のいずれかに記載の飲料パックホルダー。 - 【請求項4】 前記各ハンドル部が、使用者の手の一部
を差し入れる開口を有しており、この開口の内周の一部
が、前記まち部に入り込むように形成されていることを
特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の飲料
パックホルダー。 - 【請求項5】 前記シート状基材が紙により形成され、
少なくとも、その外面が撥水処理されていることを特徴
とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の飲料パッ
クホルダー。 - 【請求項6】 前記挿入用開口の外周部に補強構造を施
したことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに
記載の飲料パックホルダー。 - 【請求項7】 前記シート状基材の前記内部空間に面し
た箇所に、仮接着部を形成したことを特徴とする、請求
項1ないし6のいずれかに記載の飲料パックホルダー。 - 【請求項8】 開口を備えた内部空間に飲料パックを挿
入して保持する飲料パックホルダーと、内部に飲料を収
容し前記飲料パックホルダーにより保持されるようにし
た飲料パックとを含む飲料セットであって、 前記飲料パックホルダーが、 シート状基材を重ねて、両側縁部が接着され、両側縁部
以外の一辺を前記飲料パックの挿入用の前記開口とする
と共に、他の一辺に底部が形成されており、 かつ、前記両側部に、前記飲料パックが挿入保持される
内部空間の厚み方向の大きさを調整するまち部が設けら
れていて、 前記両側部の各側縁に、それぞれ前記各まち部と結合さ
れたハンドル部を形成することで、各ハンドル部が互い
に離間されて、前記まち部が変形する構成としたことを
特徴とする、飲料セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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