JP2003267326A - 着色眼用レンズの存在等の検知方法 - Google Patents

着色眼用レンズの存在等の検知方法

Info

Publication number
JP2003267326A
JP2003267326A JP2002065187A JP2002065187A JP2003267326A JP 2003267326 A JP2003267326 A JP 2003267326A JP 2002065187 A JP2002065187 A JP 2002065187A JP 2002065187 A JP2002065187 A JP 2002065187A JP 2003267326 A JP2003267326 A JP 2003267326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
colored
storage case
ophthalmic lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002065187A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4091778B2 (ja
Inventor
Makoto Nakagawa
誠 中川
Mikio Minoshima
幹男 蓑島
Hideki Kida
英記 貴田
Kazuhiko Nakada
和彦 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Menicon Co Ltd
Tomey Corp
Original Assignee
Menicon Co Ltd
Tomey Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Menicon Co Ltd, Tomey Corp filed Critical Menicon Co Ltd
Priority to JP2002065187A priority Critical patent/JP4091778B2/ja
Publication of JP2003267326A publication Critical patent/JP2003267326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4091778B2 publication Critical patent/JP4091778B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼用レンズの収容ケース内における存在の有
無や存在枚数、又はレンズの種類の検知を、人間の眼に
よる目視検査ではなく、自動化せしめて、迅速且つ高精
度に実施すると共に、より一層低廉に行い得る方法を、
提供すること。 【解決手段】 検出対象となる収納ケース18に対し
て、可視光領域の検査光を照射せしめて、かかる収納ケ
ース18からの透過光又は反射光を検出して色度座標を
演算し、かかる色度座標の値より、着色された眼用レン
ズ20の収納ケース18内における存在の有無や存在枚
数又はレンズの種類を判定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、着色眼用レンズの存在等の検知
方法に係り、特に、着色された眼用レンズの収納ケース
内における存在の有無や存在枚数又はレンズの種類等の
検知を、迅速且つ高精度に実施すると共に、より一層低
廉に行なうことの出来る方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】よく知られているように、眼用レンズ、中
でも、特にコンタクトレンズにあっては、視力を矯正す
るために人の眼に装用せしめられるといった重要な機能
が要請されるところから、医療用具として取り扱われて
おり、装用者の手元に届いて使用に供されるまでに、必
要な品質が確実に保証されるべく、所定の収納ケース内
に収容されて、厳重に保存及び輸送されている。
【0003】そして、そのような眼用レンズの包装時や
出荷時等には、従来より、レンズの収容されていない収
納ケースがレンズを収容しているものとして取り扱われ
たり、誤った規格や品質のレンズ等がユーザーに提供さ
れてしまう等といった問題の発生を防止する目的から、
収納ケース内における眼用レンズの有無や、存在枚数、
レンズの種類等を確認・検査する作業が、適宜に実施さ
れているのであるが、現状では、そのような確認・検査
作業は、一般に、作業者の目視にて行なわれているのが
実情である。このため、作業者の眼の疲れや体調不良等
による人為的な検査ミス等の問題が惹起される恐れがあ
るばかりでなく、レンズの生産性を低下させ、製造コス
トの上昇を招く原因の一つにもなっているのである。
【0004】特に、近年においては、短期間でレンズ交
換するタイプの使い捨て(ディスポーザブル)レンズ
が、その使い勝手の良さや、気軽に新品のレンズと交換
して装用することが出来る等の理由により、普及してき
ており、この点よりして、更なる生産性の向上やコスト
ダウンが、要請されている。そして、レンズの製造ライ
ンでは、そのような要請に応えるべく、自動化が図られ
てきているのではあるが、高度に自動化された製造ライ
ンであっても、未だ、上述せる如き作業者の目視による
手動的な検査が、必要とされているのである。因みに、
そのような収納ケース内におけるレンズの存在等の確認
・検査を実施しない場合には、レンズの入っていない収
納ケースが、数%の割合において、パッケージ化されて
出荷せしめられてしまうといった問題が、惹起されるこ
ととなる。このため、メーカーからの出荷以前に、眼用
レンズの収容ケース内における存在等の検知を自動で行
なうことが出来るシステムの実現が、強く求められてき
ているのである。
【0005】ところで、特開平7−325161号公報
や特開平8−2514号公報(米国特許第556871
5号明細書)には、散乱光乃至は拡散光によりパッケー
ジを照らして、その際のレンズ画像を画像処理すること
により、レンズの存在の有無を検査する手法が、また、
特開平2−257007号公報には、撮像したレンズ画
像を画像処理して、コンタクトレンズの外周欠けの検査
を行なう手法が明らかにされているが、それらの手法
は、何れも、カメラにて撮像した画像を画像処理するも
のであるところから、複雑なソフトウェアを含む、極め
て高価な設備を導入しなければならず、コスト高である
と共に、検査時間が長くなるといった問題も発生するも
のであった。
【0006】また、特開2000−177720号公報
や特開2000−338260号公報、米国特許第61
24594号明細書には、パッケージ中のレンズに対し
て、電磁放射線(紫外光、赤外光等)を照射し、蛍光発
光を測定したり、測定スペクトルを検出することによっ
て、レンズの存在の有無を検査する手法が提案されてい
るのであるが、これらの手法にあっても、放射線源等の
特別な設備が必要とされるため、設備費が極めて高くな
り、依然として、設備費等についての問題が内在するも
のであったのである。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、眼用レンズの収容ケース内における存在の有無
や存在枚数、又はレンズの種類の検知を、人間の眼によ
る目視検査ではなく、自動化せしめて、迅速且つ高精度
に実施すると共に、より一層低廉に行い得る方法を、提
供することにある。
【0008】
【解決手段】そして、そのような課題を解決すべく、本
発明者らは、コンタクトレンズの如き眼用レンズの殆ど
全てが、着色せしめられた形態において供給されること
に鑑み、カラー印刷物の色調検査(特開平6−1602
98号公報)や材料表面の性状制御(特開平8−304
243号公報)、白色ポリエステルフィルムの検査(特
開平11−300915号公報)等の用途に用いられて
いる色差計の如き色度検出手段を用いて、眼用レンズが
収容されたケース内の色を定量的に数値化せしめること
によって、眼用レンズの存在等の検知を実施することが
可能であるか、否か、詳細に検討を行なった結果、着色
された眼用レンズが収容されたケースに対して、可視光
領域の検査光を照射し、そして、それによって得られる
透過光又は反射光を検出して、かかる透過光又は反射光
の色度、具体的には、色度座標を求めることによって、
眼用レンズの存在等の検知を、優れた精度をもって迅速
に実施することが出来ることを見出したのである。しか
も、かかる手法を採用すれば、画像処理装置の如き極め
て高価な設備費も不必要となり、上記した検査を、従来
に比して、低廉に行なうことが可能となる知見を得たの
である。
【0009】従って、本発明は、かかる知見に基づいて
完成されたものであって、その要旨とするところは、着
色された眼用レンズの収納ケース内における存在の有無
や存在枚数又はレンズの種類を検知する方法にして、
(a)検出対象となる収納ケースに対して、可視光領域
の検査光を照射せしめる工程と、(b)該照射された検
査光の該収納ケースからの透過光又は反射光を検出し、
色度座標を演算する工程と、(c)かかる色度座標の値
より、前記収納ケース内における着色眼用レンズの存在
の有無や存在枚数又はレンズの種類を判定する工程と
を、含むことを特徴とする着色眼用レンズの存在等の検
知方法にある。
【0010】すなわち、かくの如き本発明に従う検知方
法にあっては、検出対象たる収納ケースの色を、該収容
ケースに可視光領域の検査光を照射して得られる透過光
又は反射光から、色度座標の値にて表わすようにしてい
るため、着色された眼用レンズが収容されている収納ケ
ースと収容せしめられていない収納ケースとでは、得ら
れる色度座標の値が大きく異なることとなり、以て、着
色眼用レンズの存在の有無を、極めて容易に且つ優れた
精度をもって、迅速に判定することが出来るようになっ
ているのである。また同様に、収納ケース内に収容され
るレンズの枚数や、レンズの種類(例えば、色の異なる
レンズや、厚みの異なるレンズ)によっても、演算され
る色度座標の値が変化することとなり、それ故、着色眼
用レンズの収納ケース内における存在枚数やその種類の
判定も、容易且つ充分な精度にて行なうことが出来るの
である。
【0011】しかも、上述せるように、画像処理装置等
の極めて高価な設備が何等必要とされるものではないと
ころから、着色眼用レンズの存在等の検知を、従来に比
して低廉且つ高感度に行なうことが出来るのである。
【0012】なお、かかる本発明に従う着色眼用レンズ
の存在等の検知方法の好ましい態様の一つによれば、前
記着色眼用レンズが、460〜520nmの領域に主波
長を有する色に着色されたものであることが、望まし
い。けだし、そのような色、具体的には、青系〜緑系の
色に着色された眼用レンズにあっては、優れた感度をも
って検知され得ると共に、装用者にあっても、無色透明
レンズに比べ、色の判別が容易となるからである。
【0013】さらに、本発明における好ましい態様の他
の一つによれば、前記検査光が、前記着色眼用レンズの
色の主波長よりも少なくとも50nm以上高い若しくは
低い主波長を有していることが、望ましく、このような
検査光を照射することによって、検出される透過光又は
反射光の主波長も大きく変化するようになるのであり、
このために、着色眼用レンズの存在等、中でも、レンズ
の存在枚数やその種類の判別が、より一層容易となっ
て、感度が向上し、更に高精度な検知が可能となる。
【0014】加えて、本発明に従う着色眼用レンズの存
在等の検知方法の好ましい別の態様の一つによれば、前
記透過光又は反射光が、前記着色眼用レンズの色の主波
長よりも少なくとも50nm以上高い若しくは低い主波
長を有する着色フィルタを介して検出される。このよう
な構成によっても、検出される透過光又は反射光の主波
長が大きく変化するようになって、着色眼用レンズの判
別性乃至は感度が向上し、より一層優れた精度をもっ
て、着色眼用レンズの存在等の検知が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施の形態について、図面を
参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0016】先ず、図1には、着色された眼用レンズ
(此処では、コンタクトレンズ)の収容ケース内におけ
る存在の有無や存在枚数、レンズの種類(例えば、色の
異なるレンズや、厚みの異なるレンズ)等の検知を自動
化せしめることが可能な、本発明の一実施形態に係る眼
用レンズ検査システムを機能的に示す説明図が、概略的
に示されている。そこにおいて、かかる眼用レンズ検査
システム10は、照明装置12と光検出装置14、デー
タ処理装置16を有して、構成されている。
【0017】より具体的には、照明装置12は、検出対
象となる収納ケース18に対して、可視光領域の検査光
(照明光)を、一定の環境下で照射せしめるための装置
であり、そのような照明装置12からの検査光が、かか
るケース18に当てられることによって、ケース18が
照明されるのである。そして、そのような照明装置12
としては、かかる可視光領域(380〜780nm)の
光を少なくとも照射し得る、従来から公知の各種の照明
装置、中でも、使用条件等に応じて、長寿命で波長の安
定したものが、好適に用いられ得るのであり、例えば、
蛍光灯等の高周波照明やストロボ光、発光ダイオード、
ハロゲンランプ、キセノンランプ等を光源とする照明装
置を例示することが出来る。また、かかる照明装置12
には、色度検査または色調検査の測定精度を向上せしめ
るべく、供給電源の安定化や、検査光以外の外部光を遮
断するための設備、長期使用による検査光の光量を監視
するための光量測定装置が併設されていても良い。
【0018】また、そのような照明装置12から照射さ
れる検査光としては、上述したように、可視光領域(3
80〜780nm)の光を少なくとも含み、かかるケー
ス18を照明し得る光であれば、特に制限されるもので
はなく、CIE(国際照明委員会)にて規定される標準
光の如き白色光であっても、或いは、狭い帯域幅や比較
的広い帯域幅等を有する演色光(着色光)であっても何
等差支えないのであるが、そのような検査光の中でも、
より好適には、ケース18内に収容せしめられているコ
ンタクトレンズ20の色に応じて、該コンタクトレンズ
20の色の主波長よりも少なくとも50nm以上長い、
或いは、50nm以上短い主波長を有する検査光が、望
ましいのである。
【0019】例えば、コンタクトレンズ20として、4
60〜520nm付近に主波長を有する、青〜緑系の色
に着色せしめられたコンタクトレンズを採用する場合に
あっては、その色の主波長よりも50nm以上長い主波
長を有する黄緑〜黄色光や、50nm以上短い主波長を
有する青紫〜紫色光等が、検査光として、好適に選択さ
れ得るのである。
【0020】そして、このようなコンタクトレンズ20
の着色の主波長よりも、少なくとも50nm以上長い若
しくは短い主波長を有する検査光を照射せしめることに
よって、かかる検査光の演色による色のずれが生じ、収
納ケース18内の着色コンタクトレンズ20の存在等、
中でも、白色光等の検査光を照射した場合に判定が煩雑
なレンズの存在枚数や、その種類(厚み等の規格違い
等)の判別が、より一層容易となって感度が向上し、更
に優れた精度での検知が可能となるのである。
【0021】ところで、そのような所望とする主波長を
有する検査光を収納ケース18に対して照射するには、
該目的とする主波長を有する光を専ら発生し得る光源を
有する照射装置12が選択され得る他、光源と検査対象
物たる収納ケース18との間に、目的とする主波長を有
する光を透過せしめ得るフィルタが配設されてなる照射
装置等が、適宜に選択されて用いられ得ることは、言う
までもないところである。
【0022】かくして、照明装置12から発せられる検
査光は、収納ケース18に照射せしめられ、そして、そ
の照射された検査光の収納ケース18からの透過光又は
反射光が、光検出装置14によって検知されるようにな
っているのである。ここにおいて、光検出装置14とし
ては、反射乃至は透過された可視光領域の光を検出し得
る、従来から公知の各種の光検出装置が採用され得、例
えば、フォトダイオード、CCD等の光検出器を有す
る、色彩輝度計や分光光度計等が、適宜に選択されて用
いられ得るのである。因みに、市販の色彩輝度計として
は、例えば、受光体として機能するシリコンフォトダイ
オード光検出器を含み、検出分解能が高く、長期使用に
対しても安定して動作する、株式会社トプコン製「色彩
輝度計BM−7」等を例示することが出来る一方、分光
光度計としては、φ1mmのファイバーから入力された
光を測定できる、浜松ホトニクス株式会社製「マルチチ
ャンネル検出器PMA−11」等を例示することが出
来、そのような色彩輝度計や分光光度計等の市販品を上
手く利用することによって、より一層低廉に検知をする
ことが可能になる。なお、以下では、光検出装置14と
して、従来より商業的に入手可能であり、光の検出と共
に色度座標の演算を行ない得る色彩輝度計を例に挙げ
て、説明を行なうこととする。
【0023】また、図1に示される本具体例において
は、そのような色彩輝度計14及び照明装置12が、収
納ケース18の上方において配置されているところか
ら、かかる色彩輝度計14にあっては、収納ケース18
からの反射光が検出されるようになっている。この際、
本実施形態においては、収納ケース18からの反射光が
有利に得られるように、かかる収納ケース18が、光を
有利に反射せしめられ得る白色板22の上に載置されて
いるのである。
【0024】かくして、収納ケース18からの反射光が
色彩輝度計14内の受光体に入射して検出されると、該
色彩輝度計14において、その検出データから、JIS
−Z−8722に示される如き手法等、即ち常法に従っ
て演算が行なわれ、色度座標の値、具体的には、XYZ
表色系の(x,y,z)が算出され得るようになってい
る。なお、かかる色度座標の値(x,y,z)は、よく
知られているように、XYZ表色系の三刺激値の各々
と、それらの和との比であり、次式(1)〜(3)によ
って定義されるものである。 x=X/(X+Y+Z) ・・・(1) y=Y/(X+Y+Z) ・・・(2) z=Z/(X+Y+Z)=1−(x+y) ・・・(3)
【0025】なお、かかる(1)〜(3)の式から明ら
かなように、色度座標の3つの値(x,y,z)は、合
計で1となるところから、本実施形態においては、その
ようにして算出された3つの色度座標値のうちの二つの
色度座標値(x,y)のデータが、インターフェースを
介して、パーソナルコンピュータ等の従来から公知のデ
ータ処理装置16に伝送されるようになっているのであ
る。
【0026】そして、色度座標値(x,y)データが、
データ処理装置16に入力せしめられると、該データ処
理装置16内の判定部において、色度座標値(x,y)
データが予め準備された照合用データとの比較が行なわ
れて、コンタクトレンズ20の存在の有無や存在枚数又
はレンズの種類が判定されるようになっているのであ
る。なお、ここにおいて、予め準備される照合用データ
は、収納ケース18や、そこに収容されるコンタクトレ
ンズ20の色に応じて、設定されるものであって、例え
ば、コンタクトレンズ20の存在しない収納ケース18
や、1枚のコンタクトレンズ20が収容されたケース1
8、2枚のコンタクトレンズ20が収容されたケース1
8等の色度座標値(誤差領域を含んでいても良い)が、
それぞれ、照合用データとして、実際に測定して得られ
た色度座標値(x,y)データと、照合乃至は比較され
るのである。
【0027】例えば、実際に測定して得られた色度座標
値(x,y)が、照合用データの中の、1枚のコンタク
トレンズ20が収容された場合の色度座標の値(領域)
に一致する場合には、1枚のコンタクトレンズ20が存
在するといった判定がなされるのである。
【0028】而して、データ処理装置16の判定部に
て、上述せる如きコンタクトレンズ20の存在等の判定
が行なわれると、その結果が、かかるデータ処理装置1
6のディスプレイ17や、該データ処理装置16に接続
されたプリンタ、警告装置等の従来から公知の出力装置
(図示せず)にて出力せしめられ得るのである。
【0029】かくして、出力せしめられた結果から、コ
ンタクトレンズ20が何等収容されていない収納ケース
18や、コンタクトレンズ20の収容枚数の異なる収納
ケース18、誤った種類のコンタクトレンズ20が収容
された収納ケース18等の問題のある収納ケース(不適
合品)を、製造ラインから取り除くことが可能となっ
て、コンタクトレンズ20不含の収納ケース18や、誤
ったレンズがユーザー等に提供されてしまうこと等を、
極めて有利に防止することが出来る。
【0030】従って、このような検査システム或いは検
知方法を採用すれば、着色コンタクトレンズ20の存在
等の検知が有利に自動化せしめられて、その迅速な実施
が可能となると共に、その作業に要する人件費の大幅な
削減が実現され、以て、コンタクトレンズ20のコスト
ダウンが実現され得るといった利点をも享受し得るので
ある。
【0031】また、色度座標の値を、着色コンタクトレ
ンズ20の存在等の判定に利用するようにしているとこ
ろから、可視光領域のある特定の波長の光のみを検出し
て判定を行なう場合等に比して、感度が向上し、より一
層容易に判定することが出来ると共に、より優れた精度
が確保され得るのである。
【0032】さらに、このような眼用レンズ検査システ
ムを用いた着色コンタクトレンズ20の存在等の検知方
法によれば、画像処理プログラム等の複雑なソフトウェ
アを含む、画像解析装置の如き極めて高価な装置等が何
等必要とされ得ず、従来から商業的に入手可能な色彩輝
度計や分光光度計の如き装置等を用いることが出来ると
ころから、これらを上手く利用することによって、より
低廉に実施することが出来る。
【0033】ところで、このような検知方法において、
その存在等が検査されるコンタクトレンズ20として
は、無色透明ではなく、また、視力矯正を妨害せしめる
ような色に着色されていないものであれば、何れのもの
をも、その対象とすることが出来る。尤も、現在市場に
供給されているコンタクトレンズにあっては、その殆ど
が着色されたレンズなのであるが、そのようなレンズの
中でも、460〜520nm付近に主波長を有する、青
〜緑系の色に着色せしめられたコンタクトレンズが好適
に採用され得る。けだし、そのような色に着色されたコ
ンタクトレンズ20にあっては、優れた感度をもって検
知され得ると共に、装用者の眼によっても、その色の判
別が容易となるからである。
【0034】一方、このような検知方法に用いられる収
納ケース18としては、コンタクトレンズ20と同様な
色に着色されておらず、且つ、検査光を透過又は反射せ
しめられ得るものであれば、特に限定されるものではな
いことは、言うまでもないところであり、例えば、ポリ
プロピレン製の白色半透明や無色透明等の従来から眼用
レンズ用の収納ケースとして用いられてきているもの等
が何れも有利に採用され得る。
【0035】なお、図1に示される如き収納ケース18
は、一般に、使い捨てコンタクトレンズの収納に使用さ
れる「ブリスターパッケージ」や「ブリスターケース」
等と呼ばれる容器であって、上方に向かって開口する半
球形状の凹所が設けられたプラスチック製の矩形状平板
部と、該平板部の周縁端部から下方に一体的に突出する
脚部とから構成されており、かかる矩形状平板部の中央
部に設けられた半球形状の凹所が、レンズ収容部とされ
ている。そして、かかるレンズ収容部に、着色されたコ
ンタクトレンズ20と、かかるコンタクトレンズ20を
保存するための保存液24が収容せしめられるようにな
っているのである。
【0036】そして、本実施形態においては、コンタク
トレンズ20が、保存液24内に浸漬された状態におい
て、コンタクトレンズ20の収納ケース18内における
存在等の検知操作乃至は検査操作が行なわれるようにな
っているのである。なお、そのようなコンタクトレンズ
20の存在等の検知の後に、収納ケース18は、レンズ
収容部の開口部を覆蓋するように、該開口部の径方向外
方に延びる平板部の平坦面に、ポリプロピレン等からな
るプラスチックフィルムや、アルミニウム箔のラミネー
ト等の柔軟なシート状蓋体(図示せず)が、従来より公
知の各種手法にて接着せしめられることによって、密閉
され、そして、かかる収納ケース18内に密閉されたコ
ンタクトレンズ20は、オートクレーブ滅菌等の操作に
よって、開封されるまで無菌状態が保持されたまま、保
存乃至は輸送されるのである。
【0037】また、収納ケース内に入れられる保存液2
4にあっても、コンタクトレンズ20と同様な色に着色
されておらず、且つ、検査光を透過又は反射せしめられ
得るものであれば、特に限定されるものではないこと
は、言うまでもないところである。
【0038】以上、本発明の代表的な実施形態について
詳述してきたが、それは、あくまでも例示に過ぎないも
のであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体
的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではな
いことが、理解されるべきである。
【0039】例えば、上記の実施形態では、照明装置1
2と光検出装置14とが収納ケース18の上方に設置さ
れているところから、光検出装置14では、収納ケース
18からの反射光が検出せしめられるようになっていた
が、照明装置12を収納ケース18の下方に設置すると
共に、光検出装置14を収納ケース18の上方に設置す
るか、或いは、照明装置12を収納ケース18の上方に
設置すると共に、光検出装置14を収納ケース18の下
方に設置することによって、収納ケース18を透過した
透過光を検出するようにしても、何等差支えない。な
お、この場合には、検査光を反射せしめるための白色板
22は不要であると共に、収納ケース18や保存液24
にあっても、少なくとも可視光領域の検査光を透過せし
められ得るものであることが必要とされることは、言う
までもないところである。
【0040】また、上記実施形態においては、光検出装
置14として、光の検出と共に色度座標の演算を行ない
得る色彩輝度計が採用されていたところから、色度座標
を求める演算が光検出装置14にて行なわれるようにな
っていたが、データ処理装置16にて、そのような色度
座標を求める演算が行なわれるような構成を採用するこ
とも可能である。
【0041】また、上例では、開蓋状態において、コン
タクトレンズ20の存在等の検知、検査が行なわれてい
たが、収納ケースの蓋体が検査光を透過せしめ得るもの
であれば、閉蓋した状態において実施することも可能で
ある。
【0042】さらに、収納ケース18には、ここでは、
コンタクトレンズ20が収容されていたが、かかるコン
タクトレンズの種類は、何等限定されるものではなく、
例えば、低含水、高含水等の全てに分類されるソフトコ
ンタクトレンズ、及びハードコンタクトレンズが、その
対象となり得るものであって、コンタクトレンズの材質
等が、本発明の適用に際して何等問われることはない。
また、コンタクトレンズの他にも、眼内レンズ等の従来
から公知の眼科用のレンズも、その対象とすることが出
来る。
【0043】また、上例においては、演算によって得ら
れた色度座標の値(x,y)が、そのまま、照合用の色
度座標データと対比されて、眼用レンズ(コンタクトレ
ンズ20)の存在等の判定が実施されるようになってい
たが、本発明手法は、このような方法に何等限定される
ものではなく、例えば、得られた色度座標の値(x,
y)から、更に反射光乃至は透過光の主波長を求め、そ
の得られた主波長から、眼用レンズの存在等の判定を行
なうようにしたり、或いは、得られた色度座標の値
(x,y)と標準光の色度座標の値とを結ぶ直線の傾き
を算出し、その傾きから判定を行なうようにする等、得
られた色度座標の値から更なる演算を実施し、その得ら
れた結果にて判定を行なうことも可能である。但し、上
記した主波長や傾き等を用いて判定を行なう場合には、
それに応じた照合用データが必要とされることは、勿
論、言うまでもないところである。
【0044】なお、色度座標の値(x,y)から主波長
を求める場合には、例えば、JIS−K−0102−1
998に示されるように、得られた色度座標の値(x,
y)を、図2に示される如き色度図上にプロットし、か
かる色度座標の点S(x,y)と標準光Cの色度座標の
点C(0.3101,0.3162)を結ぶ直線を作成する。そし
て、かかる直線を、点Cから点Sの方向に向かって延長
して、スペクトル軌跡(色度図上のそれぞれの波長にお
ける単色光刺激を表わす点を連ねた線)と交わる点S′
を求める。このようにして求められた点S′に対応する
単色光の波長が、検出された光の主波長である。
【0045】そして、かくの如くして、色度座標の値か
ら求められた主波長にて、眼用レンズの存在等の判定を
行なうようにすると共に、検査光として、ケース18内
に収容せしめられているコンタクトレンズ20の色の主
波長よりも少なくとも50nm以上長い若しくは短い主
波長を有する可視光領域の光を照射すれば、着色眼用レ
ンズの存在の有無は勿論のこと、判別が煩雑である眼用
レンズの存在枚数やレンズの種類(厚み)の判定がより
一層容易となって、感度が向上し、更に高精度な検知が
可能となる。
【0046】加えて、色度座標の値(x,y)のうち、
x又はyのみの値で、簡易的にレンズの有無等の判断を
することも可能である。
【0047】また、本発明にあっては、検査光として、
可視光領域の光の中でも、ケース18内に収容せしめら
れているコンタクトレンズ20の色の主波長よりも、少
なくとも50nm以上長い、或いは、50nm以上短い
主波長を有する検査光が、特に好適に採用され得るので
あるが、そのような構成を採用する以外にも、例えば、
特定の波長領域の光の少なくとも一部を遮断するフィル
タ等を介して、収納ケース18からの反射光又は透過光
を光検出装置14にて検出することによっても、同様の
効果が得られるのである(つまり、コンタクトレンズ2
0の色の主波長よりも少なくとも50nm以上長い、或
いは、50nm以上短い主波長を有する着色フィルタ
が、照明装置12の光源と検出対象たる収納ケース18
の間に配設されても、或いは、収納ケース18と光検出
装置14の間に配設されても、同様の結果が得られるの
である)。
【0048】例えば、460〜520nmの領域に主波
長を有する青〜緑色に着色されたコンタクトレンズが収
容せしめられた収納ケースに対して、検査光として、白
色光を照射して得られる透過光又は反射光を、その色の
主波長よりも50nm以上長い主波長を有する黄緑〜黄
色の着色フィルタを介して検出することによっても、検
出される透過光又は反射光の主波長が大きく変化するよ
うになって、着色眼用レンズの判別性乃至は感度が向上
し、より一層優れた精度をもって、着色眼用レンズの存
在等の検知が可能となるのである。
【0049】加えて、上述せる如き眼用レンズ検査シス
テム内への収納ケース18の搬入や搬出、問題のある収
納ケース18(不適合品)の排出等を、従来より公知の
手法にて、自動化すれば、全く人手を介することなく、
収納ケース18内の検査が出来ると共に、不良品を排除
することが可能となって、従来では困難であった製造か
ら出荷までのオートメーション化が、有利に図られ得る
こととなる。この場合、データ処理装置16には、コン
タクトレンズ20の存在等の判定をする機能だけでな
く、光検出装置14への反射光乃至は透過光の検出のタ
イミングコントロール等の制御機能が設けられていても
良い。
【0050】その他、一々列挙はしないが、本発明が、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【0051】
【実施例】以下に、本発明の代表的な実施例を示し、本
発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明
が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも
受けるものでないことは、言うまでもないところであ
る。
【0052】実施例 1 図1に示される如き眼用レンズ検査システム(10)を
用い、ポリプロピレン樹脂製の白色半透明のブリスター
ケース(18)の検査を行なった。なお、検査光として
は、標準光C、又は、主波長が570nm程度である黄
色光を採用する一方、コンタクトレンズとしては、フタ
ロシアニン系顔料により、主波長が490nm程度の淡
い青緑色透明に着色されたコンタクトレンズ(20)を
用いた。また、光検査装置(14)としては、株式会社
トプコン製「色彩輝度計BM−7」を使用した。
【0053】すなわち、図1に示されるように、コンタ
クトレンズ(20)の0〜2枚を、所定量の生理食塩水
(24)が収容されたブリスターケース(18)内に、
浸漬せしめ、そして、そのようなコンタクトレンズ(2
0)が浸漬されたブリスターケース(18)を、コンタ
クトレンズ(20)が色彩輝度計(14)のセンサーの
真下に配置されるように、白色板(22)上に載置し
た。
【0054】そして、上述せる如くして設置されたブリ
スターケース(18)に対して、上方から検査光を照射
し、そのようにして照射された検査光のブリスターケー
ス(18)からの反射光を、色彩輝度計(14)にて検
出することによって、かかる反射光の色度座標の値
(x,y)が、色彩輝度計(14)内にて演算せしめら
れた。その結果を、下記表1に示す。
【0055】また、得られた色度座標の値から、検出さ
れた反射光の主波長、及び、得られた色度座標の値
(x,y)と標準光Cの色度座標の値(0.3100,0.316
2)とを結ぶ直線の傾きを算出し、下記表1に併せて示
した。
【0056】
【表1】
【0057】かかる表1からも明らかなように、ブリス
ターケース(18)内における着色コンタクトレンズ
(20)の存在の有無や、その存在枚数によって、色度
座標の値が変化していることが分かる。特に、コンタク
トレンズ(20)が0枚のものと、1枚のものでは、色
度座標の値に、大きな変化があることが理解され得るの
である。
【0058】また、コンタクトレンズ(20)の色の主
波長よりも50nm以上長い主波長を有する黄色光を照
射せしめた場合には、白色光を照射せしめた場合と比べ
て、収容されるコンタクトレンズ(20)の枚数によっ
て、検出される反射光の主波長や、標準光Cの色度座標
の値(0.3100,0.3162)とを結ぶ直線の傾きが大きく変
化していることが、分かる。このため、着色眼用レンズ
の存在の有無は勿論のこと、その判別が困難なレンズの
存在枚数やその種類の判定が、より一層容易となって、
感度が向上し、更に優れた精度での検知が可能となるこ
とが、認められるのである。
【0059】実施例 2 上記実施例1と同様にして、1000個のブリスターケ
ース(18)内を検査し、着色コンタクトレンズ(2
0)の存在の有無の検知を、色度座標を求めることによ
って行ない、その結果を、下記表2に示した。なお、検
査光としては、主波長が570nm程度である黄色光を
採用すると共に、コンタクトレンズの存在の有無の判定
が、パソコン(16)のディスプレイ(17)に表示さ
れ得るようにして、行なった。また、比較のために、上
記1000個のブリスターケース(18)について、目
視検査し、その結果も、下記表2に示した。
【0060】
【表2】
【0061】かかる表2の結果からも明らかなように、
本発明手法に採用される眼用レンズ検査システム(1
0)は、目視検査と充分に代替し得るものであり、目視
検査に比して、連続的に且つ迅速に行ない得るものであ
ることが、容易に理解され得るのである。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従う着色眼用レンズの存在等の検知方法にあっては、
着色された眼用レンズが収容される収納ケースに対し
て、可視光領域の検査光を照射し、かかる収納ケースか
らの透過光又は反射光を検出して、その透過光又は反射
光の色度座標の値を求め、そして該色度座標の値から、
眼用レンズの存在等を判定するようにしているところか
ら、かかる着色眼用レンズの存在等の検知が有利に自動
化せしめられ得て、その迅速な実施が可能となると共
に、目視検査等を採用する場合に比して、より一層優れ
た精度での検知が可能となるのである。また、画像処理
装置の如き高価な装置等も不必要となるところから、上
記した眼用レンズの存在等の検査を、従来に比して低廉
に行なうことが出来る特徴も有しているのである。
【0063】加えて、本発明手法を採用すれば、眼用レ
ンズが何等収容されていない収納ケースや、眼用レンズ
の収容枚数の異なる収納ケース、誤った種類の眼用レン
ズが収容された収納ケース等の不適合品を、製造ライン
から取り除くことが、極めて容易となるのであり、これ
により、眼用レンズ不含の収納ケースや、誤ったレンズ
がユーザー等に提供されてしまうこと等を、極めて有利
に防止することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明手法に従って、着色コンタクトレンズの
存在等の検知を行なう際に用いられる眼用レンズ検査シ
ステムの一例を概略的に示す説明図である。
【図2】色度座標を図示するための色度図であって、得
られた色度座標の値から、検出された透過光又は反射光
の主波長を求める一例を説明するための図である。
【符号の説明】
10 眼用レンズ検査システム 12 照明装置 14 光検出装置 16 判定装置 18 収納ケース 20 着色コンタク
トレンズ 22 白色板 24 保存液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蓑島 幹男 岐阜県郡上郡八幡町旭字清水元15番地 株 式会社トーメー岐阜工場内 (72)発明者 貴田 英記 岐阜県郡上郡八幡町旭字清水元15番地 株 式会社トーメー岐阜工場内 (72)発明者 中田 和彦 愛知県春日井市高森台五丁目1番地10 株 式会社メニコン総合研究所内 Fターム(参考) 2H006 BB00 BC00 DA00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色された眼用レンズの収納ケース内に
    おける存在の有無や存在枚数又はレンズの種類を検知す
    る方法にして、 検出対象となる収納ケースに対して、可視光領域の検査
    光を照射せしめる工程と、 該照射された検査光の該収納ケースからの透過光又は反
    射光を検出し、色度座標を演算する工程と、 かかる色度座標の値より、前記収納ケース内における着
    色眼用レンズの存在の有無や存在枚数又はレンズの種類
    を判定する工程とを、 含むことを特徴とする着色眼用レンズの存在等の検知方
    法。
  2. 【請求項2】 前記着色眼用レンズが、460〜520
    nmの領域に主波長を有する色に着色されたものである
    請求項1に記載の着色眼用レンズの存在等の検知方法。
  3. 【請求項3】 前記検査光が、前記着色眼用レンズの色
    の主波長よりも少なくとも50nm以上高い若しくは低
    い主波長を有している請求項1又は請求項2に記載の着
    色眼用レンズの存在等の検知方法。
  4. 【請求項4】 前記透過光又は反射光が、前記着色眼用
    レンズの色の主波長よりも少なくとも50nm以上高い
    若しくは低い主波長を有する着色フィルタを介して検出
    される請求項1乃至請求項3の何れかに記載の着色眼用
    レンズの存在等の検知方法。
JP2002065187A 2002-03-11 2002-03-11 着色されたコンタクトレンズの存在等の検知方法 Expired - Fee Related JP4091778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065187A JP4091778B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 着色されたコンタクトレンズの存在等の検知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065187A JP4091778B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 着色されたコンタクトレンズの存在等の検知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003267326A true JP2003267326A (ja) 2003-09-25
JP4091778B2 JP4091778B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=29197625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002065187A Expired - Fee Related JP4091778B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 着色されたコンタクトレンズの存在等の検知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4091778B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006212767A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Topcon Corp 眼鏡レンズの吸着治具取付装置
WO2007082859A1 (en) * 2006-01-17 2007-07-26 Novartis Ag Method and apparatus for detecting presence of an ophthalmic lens in a package

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104670584B (zh) * 2015-02-11 2016-06-29 湖南正中制药机械有限公司 用于异物自动检查机的软袋药品夹持装置
SG10201701099XA (en) * 2017-02-10 2018-09-27 Emage Vision Pte Ltd Contact lens inspection in a plastic shell

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006212767A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Topcon Corp 眼鏡レンズの吸着治具取付装置
JP4739771B2 (ja) * 2005-02-07 2011-08-03 株式会社トプコン 眼鏡レンズの吸着治具取付装置
WO2007082859A1 (en) * 2006-01-17 2007-07-26 Novartis Ag Method and apparatus for detecting presence of an ophthalmic lens in a package
US7339171B2 (en) 2006-01-17 2008-03-04 Novartis Ag Method and apparatus for detecting presence of an ophthalmic lens in a package

Also Published As

Publication number Publication date
JP4091778B2 (ja) 2008-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6670327B2 (ja) 宝石用原石の色測定
CN112074725B (zh) 基于精确比色法的检测试纸读取器系统
US6835939B2 (en) Missing lens detection system and method
US6548818B1 (en) Missing lens detection system and method
TW201835539A (zh) 塑膠殼內隱形眼鏡之檢測系統及其方法
JP2017106909A (ja) Uv照明を用いるコンタクトレンズの欠陥の検査
US7142707B2 (en) Automated inspection of packaging materials for package integrity
JP2003267326A (ja) 着色眼用レンズの存在等の検知方法
CN103913123B (zh) 记录介质辨别装置以及记录介质辨别方法
JP2022132878A (ja) 卵検査装置および卵検査方法
JP4226422B2 (ja) 着色眼用レンズの存在等の検知方法
US11645755B2 (en) Method for determining characteristics of a sample container in an in-vitro diagnostics system, analyzing device, and in-vitro diagnostics system
JP4727828B2 (ja) マーク付眼用レンズにおけるマーク読出方法
CN103674859B (zh) 一种数字式b-d测试判断系统
JPS628132B2 (ja)
JPWO2012165419A1 (ja) 照明システム、検査システム及び制御システム
US20020191174A1 (en) Imaging method and imaging device, object to be imaged, prining method
JP2002243581A (ja) コンタクトレンズのレンズ姿勢検査方法
AU2005202395B2 (en) Missing lens detection system and method
JP2008139132A (ja) 生体検査装置
AU5827299A (en) Missing lens detection system and method
IT201900006738A1 (it) Dispositivo e procedimento per screening di un campione biologico
JP2002116150A (ja) 眼用レンズの汚れ検出方法及び装置
JP2020101408A (ja) 解析装置及び解析システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080229

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4091778

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150307

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees