JP2003267302A - カーテン結束装置およびカーテンたたみ装置 - Google Patents

カーテン結束装置およびカーテンたたみ装置

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JP2003267302A
JP2003267302A JP2003147934A JP2003147934A JP2003267302A JP 2003267302 A JP2003267302 A JP 2003267302A JP 2003147934 A JP2003147934 A JP 2003147934A JP 2003147934 A JP2003147934 A JP 2003147934A JP 2003267302 A JP2003267302 A JP 2003267302A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折りたたまれたカーテンを折り目を崩すこと
なく綺麗な仕上がりで結束することのできるカーテン結
束装置を提供する。 【解決手段】 折りたたまれたカーテンの一部を紐状ま
たは帯状の結束部材Vで結束するカーテン結束装置30
であって、分離可能で合体したときに環状となるレール
312,342と、結束部材Vの一端側を繰出し可能に
保持するととともにレール312,342に沿って周回
可能にされたテープホルダ390と、上記結束部材の他
端側を固定的に保持するテープクランプ360とを備
え、レール312,342が分離した状態からカーテン
の折りたたまれた部位を囲むように合体し、テープホル
ダ390が結束部材Vを保持した状態でレール312,
342に沿って移動してカーテンに結束部材Vを巻きつ
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば縫製の完
了したカーテンを折り襞に合わせて折りたたみ結束する
カーテンたたみ装置、並びに、このようなカーテンたた
み装置に搭載されるカーテン結束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】縫製を完了したカーテンを折り襞に合わ
せて折りたたんで結束する装置として、例えば特許文献
1,2に示されるカーテン整反装置がある。これらの装
置は、作業者がカーテンの上部を装置に保持させて装着
するとともに、複数の仕切りがカーテン生地をしごきな
がら下降することで、カーテンが折り襞に沿って折りた
たまれるようになっている。また、折りたたまれたカー
テンを裾の方から結束装置のアーチ状のガイド(特許文
献1では符号21、特許文献2では符号52)に通し、
結束装置を作動させることで、アーチ状ガイドから輪に
なった結束テープが出てきてカーテンが結束されるよう
になっている。
【0003】
【特許文献1】特開平10−219561号公報
【特許文献2】特開平11−208989号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、折りたたまれたカーテンを結束するの
に、一旦、カーテンを折りたたんだ後、折り襞が崩れな
いようにカーテンを手で押えながらアーチ状ガイドに通
すとともに、カーテンを長が手方向に移動させて所望の
結束位置をアーチ状ガイドの位置に合わせる必要があ
る。このような作業は大変煩雑であるとともに、いい加
減に行うとせっかく綺麗に折りたたまれたカーテンの折
り襞が崩れてしまい、その状態で結束されてしまうとい
う問題がある。
【0005】また、このような煩雑な処理が必要なた
め、従来の結束装置を適用したのでは、カーテンの折り
たたみから結束までを自動化することが難しかった。
【0006】ところで、カーテンをテープで結束する方
法は、カーテンの種類やメーカーによって次のように異
なることがある。すなわち、折り襞に沿って折りたた
まれたカーテンを折り襞と垂直な折り目で二つ折りや三
つ折りにし、その後、数箇所をテープで結束するパター
ン。両開きの2枚のカーテンをそれぞれ折り襞に沿っ
て折りたたんだ後、2枚を重ねて或いは2枚を横に並べ
て一緒に数箇所結束するパターンなどである。
【0007】このような異なるパターンの結束を行うに
は、一旦、折り襞に沿って折りたたんだカーテンをクリ
ップなどで仮止めし、その後、所望の方法でテープ結束
すると云った方法が有用である。
【0008】しかしながら、従来、このようなクリップ
による仮止め作業は人手に頼るしかなく、出荷前の作業
をより煩雑にしていた。
【0009】また、カーテンを折り襞に沿って折りたた
む処理を完全自動化しようとする場合、カーテンを折り
たたむための装置がカーテンの前後に配置されることに
なるから、カーテンを折りたたむ処理の途中で作業者が
クリップを用いてカーテンを仮止めするということは難
しい。したがって、クリップで仮止めする場合には、一
旦、カーテンを折り襞に沿って折りたたむ処理が完了し
てから行う必要があるが、それではせっかく綺麗に折り
たたんだカーテンを綺麗なまま留めることが出来ず、仮
止め時にその折り襞がズレたり崩れたりしかねないとい
う問題がある。
【0010】この発明の目的は、折りたたまれたカーテ
ンを折り目を崩すことなく綺麗な仕上がりで結束するこ
とのできるカーテン結束装置を提供することにある。ま
た、クリップ等の結束具で仮止めする場合にも、折り目
を崩すことなく綺麗な仕上りで結束することのできるカ
ーテン結束装置を提供することにある。
【0011】この発明のその他の目的は、カーテンの折
畳みから結束(仮止めを含む)までを綺麗な仕上りで自
動的に行うことのできるカーテンたたみ装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、折りたたまれたカーテンの一部を紐状また
は帯状の結束部材で結束するカーテン結束装置であっ
て、分離可能で合体したときに環状となるレールと、上
記結束部材の一端側を固定的又は繰出し可能に保持する
第1の部材保持部と、この第1の部材保持部が搭載され
るとともに上記レールに沿って周回するように移動可能
にされた周回移動体と、上記結束部材の他端側を固定的
又は繰出し可能に保持する第2の部材保持部とを備え、
上記レールが分離した状態からカーテンの折りたたまれ
た部位を囲むように合体し、上記第1の部材保持部が結
束部材の一端側を保持した状態で上記周回移動体が上記
レールに沿って移動して当該カーテンに上記結束部材を
巻きつけるように構成した。
【0013】このような手段によれば、例えば折り襞に
沿って縦方向に長い状態に折りたたまれたカーテンを上
段や中段の位置で結束する場合でも、環状のレールを結
束する高さでカーテンを挟むように合体させることでこ
の部分を取り囲み、そして、この部分を結束することが
出来る。つまり、カーテンを動かさなくても結束装置を
容易にセットすることができるので、綺麗に折りたたま
れたカーテンをその綺麗な状態のまま結束することが出
来る。
【0014】望ましくは、上記第1の部材保持部の位置
を上記周回移動体の中で変化させるか、或いは、上記第
2の部材保持部の位置を変化させる部材保持部変位手段
を備え、カーテンに上記結束部材を巻きつける際或いは
巻きつけた後に、上記部材保持部変位手段により上記第
1の部材保持部或いは上記第2の部材保持部の位置を変
化させて上記結束部材の張りを調整するように構成する
と良い。
【0015】この構成により、結束部材の張りを適宜調
整して仕上りをより綺麗にすることが出来る。
【0016】さらに望ましくは、上記第1の部材保持部
或いは第2の部材保持部の何れかは、上記結束部材を把
持するとともに結束部材を切断可能なメスが設けられた
クランプから構成され、このクランプが上記結束部材を
把持した際に上記メスにより結束部材が切断されるとと
もに上記クランプに当該結束部材の端が保持されるよう
に構成すると良い。
【0017】このような構成により、1箇所の結束処理
が完了したときに、結束部材の切断とその端部の把持と
を同時に行い、直ぐに次の結束処理を開始可能な状態に
することが出来る。また、このような状態にするのに、
メスとクランプとをそれぞれ独立して駆動させる場合に
較べて、部品点数の削減と製造コストの低減を図ること
が出来る。
【0018】さらに望ましくは、上記分離したレールを
それぞれ搭載してこれらレールを分離又は合体可能に移
動させる複数のベース枠を備え、上記複数のベース枠の
うちいずれか2個にカーテンの上記レールに囲まれる部
位を押圧する生地押圧部材がそれぞれ設けられ、上記ベ
ース枠が移動して上記レールが合体するのと同時に上記
生地押圧部材がカーテンを二方から挟んで押圧するよう
に構成すると良い。
【0019】このような構成により、カーテンの結束部
位を押えてきっちりと結束することが出来る。また、生
地押圧部材の駆動機構とレールの移動機構とを兼用して
部品点数や製造コストの低減を図ることが出来る。
【0020】また、本発明に係るもう一つのカーテン結
束装置は、折りたたまれたカーテンの一部をクリップ等
の開閉式結束具で束ねて留めるカーテン結束装置であっ
て、上記結束具を収容する結束具収容部と、上記結束具
を開閉可能に保持する結束具開閉手段と、この結束具開
閉手段をカーテンに向って前後動させる結束具移動手段
と、カーテン生地を二方から挟んで押圧する生地押圧手
段と、この生地押圧手段を押圧処理可能な位置へ移動さ
せるとともにこの位置から退避させることが可能な生地
押え移動手段とを備え、上記生地押え移動手段により上
記生地押圧手段が処理位置へ移動された状態でカーテン
生地を押圧するとともに上記結束具開閉手段と上記結束
具移動手段とにより上記収容された結束具を開閉および
移動させることで、該結束具がカーテン生地を挟んで留
めるように構成したものである。
【0021】このような手段によれば、カーテンの仮止
めを自動的に行い、例えば、カーテンを自動的に折りた
たんでいく装置と組み合わせることで、カーテンを折り
たたみながら仮止めしていくような処理が可能となる。
また、生地押圧手段を処理位置から退避させたり、退避
位置から処理位置へ移動させたりできるので、カーテン
の結束位置にセットする際や、カーテンを折りたたんで
いる際に、生地押圧手段が邪魔にならず、カーテンを綺
麗な状態のまま押圧して仮止めすることが出来る。
【0022】望ましくは、上記生地押え移動手段は支軸
を中心に各々が回動することで開閉する2個の回動アー
ムを有し、これらの回動アームに上記生地押圧手段を搭
載すると良い。
【0023】このような手段によれば、結束処理しない
ときには回動アームを開くように回動させて生地押圧部
材をカーテンの位置から退避させる一方、結束処理を行
うときだけ回動アームを閉じて生地押圧部材をカーテン
のある処理位置へ配置させることが出来る。
【0024】なお、生地押圧部材をカーテンの掛けられ
る位置から退避可能とする構成は、回動アームによる構
成のほか、生地押圧部材を前後に移動させて退避させる
構成や、横に大きく移動させて退避させる構成など、種
々の方式が適用可能である。
【0025】また望ましくは、上記結束具収容部は、複
数の結束具を収容可能であるとともに、1個の結束具が
上記結束具開閉手段と上記結束具移動手段との作用によ
り排出された場合に、次の結束具が上記結束具開閉手段
に供給されるように構成すると良い。これにより連続し
て複数箇所の仮止めを行うことが出来る。
【0026】具体的には、上記結束具収容部は、複数の
結束具を積み重ねて収容するように構成され、1個の結
束具が上記結束具収容部から排出された場合に、積み重
ねられた複数の結束具が1段ずつずれることで、次の結
束具が上記結束具開閉手段に供給されるようにする。こ
のような構成とすることで、低コストに複数の結束具の
供給を行うことが出来る。
【0027】また、本発明に係るカーテンたたみ装置
は、カーテンの上部複数箇所をそれぞれ保持する複数の
カーテン保持部を有するカーテン吊下げ体と、カーテン
に一面側から当接してカーテン生地をガイドする第1面
側の複数の折込みガイド、カーテンに他方の面から当接
してカーテン生地をガイドする第2面側の複数の折込み
ガイド、および上記第1面側の折込みガイドと第2面側
の折込みガイドとを近接又は分離可能なガイド移動手段
を有し、カーテン生地を上記第1面側と第2面側の折込
みガイドの間に挟み込んで折りたたむ折込み体と、上記
カーテン吊下げ体と上記折込み体を相対的に昇降させる
昇降手段と、上記折込み体に搭載されカーテンの当該折
込み体により折りたたまれた部位の近傍を結束する上述
のカーテン結束装置とを備えたものである。
【0028】このような手段によれば、カーテンが折込
みガイドに挟まれた状態でその近傍を結束(仮止めを含
む)する構成なので、カーテンを綺麗にたたまれた状態
のまま結束することが出来る。また、カーテン結束装置
は、カーテンから離れた位置に退避可能な構成なので、
カーテンを折畳み処理の際に退避させておくことで、カ
ーテンの折りたたみ処理に制限を加えない。従って、カ
ーテンの折りたたみから結束(或いは仮止め)までの各
工程を最適な状態で進めることが出来る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 [第1の実施の形態]図1は、本発明のカーテン結束ユ
ニットの第1の実施の形態であるカーテン結束ユニット
を示すもので、(a)は開いた状態の斜視図、(b)は
閉じた状態の斜視図である。
【0030】この実施の形態のカーテン結束ユニット3
0は、折りたたまれたカーテンを中央に挟み込むように
囲んで、結束テープVでカーテンを自動的に結束するも
ので、左右に2分割されてなる左ユニット310および
右ユニット340と、これら左ユニット310と右ユニ
ット340が回動可能に支持されるベース枠301と、
左右のユニット310,340のレールに沿って周回す
るように移動可能にされた周回移動体および第1の部材
保持部としてのテープホルダ390等を備えている。
【0031】図2には、左ユニット310と右ユニット
340とが合体した状態の平面図(a)とその内部機構
を正面側から見た図(b)を示す。
【0032】左ユニット310は、ベース枠301に対
して支軸302Aを中心に左側に回動可能に設けられた
回動ベース枠311と、回動ベース枠311を回動駆動
させる図示略の駆動装置(例えばエアシリンダ)と、こ
の回動ベース枠311上に設けられ周回レールを2分割
した一方をなすレール312と、回動ベース枠311に
設けられカーテンを左方から押圧する生地押圧部材とし
てのカーテン押圧板313と、結束テープVが巻かれた
状態でカーテン側に結束テープを押圧可能に設けられた
長方形状のテープ押圧部材314と、このテープ押圧部
材314を回動させてカーテン押圧板313の延長線上
に立たせたり横に寝かせたりする回動機構315と、こ
の回動機構315を駆動させるエアシリンダ316(図
2)等から構成される。
【0033】右ユニット340は、ベース枠301に対
して支軸302Bを中心に右側に回動可能に設けられた
回動ベース枠341と、回動ベース枠341を回動駆動
させる図示略の駆動装置(例えばエアシリンダ)と、こ
の回動ベース枠341上に設けられ周回レールを2分割
したもう一方をなすレール342と、回動ベース枠34
1に設けられカーテンを右方から押圧する生地押圧部材
としてのカーテン押圧板343と、結束テープVが巻か
れた状態で結束テープを2段階に押圧可能なテープ止着
用アーム350と、このテープ止着用アーム350をカ
ーテン側に立たせたり横に寝かせたりする図示略の回動
機構およびエアシリンダ356(図2)と、結束テープ
の一端側を切断し且つ把持するメス付きテープクランプ
(第2の部材保持部)360と、このテープクランプ3
60をコンプレッサ駆動により上下動させる昇降機構3
62(図2)と、この昇降機構362をコンプレッサ駆
動により前後方向に移動可能とするスライド機構(部材
保持部変位手段)366(図2)等から構成される。
【0034】図2にも示されるように、回動ベース枠3
11,341は、合体されたときに折りたたまれたカー
テンを通過させる貫通孔S0が設けられるように、中央
側の辺に凹溝317、347が形成されており、カーテ
ン押圧板313,343はこの凹溝317,347の縁
に沿って立設されている。
【0035】図3には、上記テープ止着用アーム350
の三面図を示す。同図(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)は右側面図である。
【0036】テープ止着用アーム350には、該アーム
350から突出するように設けられた幅の狭い第1押圧
ブロック351と、この第1押圧ブロック351より引
っ込んだ位置に設けられた幅広の第2押圧ブロック35
2と、この第2押圧ブロック352を第1押圧ブロック
351と同じ位置又はそれ以上に突出させるエアシリン
ダ352aとが設けられている。
【0037】図4には、左ユニット310のレール31
2と右ユニット340のレール342とが合体したとき
を示す図で、(a)はその平面図、(b)は正面図、
(c)は矢印A・A線断面図である。
【0038】レール312,342は、合体したときに
正方形の角を丸めたような経路を形成したものである。
レール312,342の上面にはこの経路に沿って正電
極EL1が、レール支柱312A,342Aの外側面に
はこの経路に沿って負電極EL2が周回するように設け
られている。また、レール支柱312A,342Aの内
側面にはギヤと噛み合うラックRA1が設けられてい
る。
【0039】図5には、テープホルダ390の平面図
(a)と側面図(b)とを示す。
【0040】テープホルダ390は、筒状の芯材V0に
巻かれた結束テープVを保持する保持ベース391A
と、テープの繰出し位置を固定するテープガイド392
と、芯材V0を回転可能な状態に保持する第1ホルダ枠
393と、第1ホルダ枠393が固着されるとともにレ
ール312,342上を摺動する第2保持ベース391
Bと、第2保持ベース391Bの下面に設けられレール
312,342上の正電極EL1に電気的に接続される
第1入力端子IN1と、テープホルダ390がレール3
12,342に保持さりれるようにレール312,34
2の内周と外周に摺接又は回転可能に接触するガイドブ
ロック395a,395bと、レール支柱312A,3
42Aに外側から押圧するとともにその負電極EL2に
電気的に接続される第2入力端子IN2を有した接触ア
ーム394と、レール312,342の内側のラックR
A1に係合されるとともにモータMにより回転駆動され
るギヤG1等から構成される。
【0041】そして、上記のレール312,342の電
極EL1,EL2に電圧が印加されることで、この電圧
が入力端子IN1,IN2を介してモータMに供給さ
れ、モータMがギヤG1を回転させて、それによりテー
プホルダ390がレール312,342に沿って移動す
るようになっている。また、電極EL1,EL2への電
圧の印加と停止とを切り替えることでテープホルダ39
0の駆動と停止とを制御することが可能になっている。
【0042】図6には、クランプ360の分離斜視図を
示す。
【0043】クランプ360は、2つの部材360A,
360Bを例えばコンプレッサ駆動可能なように構成し
てなる。両方の部材360Aの把持面には手前側にテー
プを滑らないように把持する把持部FI,FIが、奥方
にはテープを切断するためのメスK1と、メスが進入す
る逃げ溝J1とが設けられている。
【0044】次に、上記構成のカーテン結束ユニット3
0の動作について、図7〜図11の流れ図に基づいて説
明する。
【0045】図7〜図11は、カーテン結束ユニット3
0に結束処理の動作過程を順に示したものであり、図7
〜図8、図9(a)、図10(b)、図11の(a)と
(b)は結束ユニット30を上方からみた図、図9
(b)と図10(a)は結束ユニット30の内部機構を
右方からみた図である。
【0046】この実施の形態のカーテン結束ユニット3
0を用いてカーテンを結束するには、先ず、図7(a)
に示すように、例えば折り襞に沿って折りたたまれたカ
ーテンTの結束部位の高さに結束ユニット30を配置す
る。この初期状態において、テープ押圧部材314や止
着用アーム350は寝た状態にあり、クランプ360は
結束テープVの一端を把持した状態にある。
【0047】この状態で結束ユニット30を作動させる
ことで、図示しない駆動装置により左右のユニット31
0,340がカーテンを挟み込むように閉じる。する
と、図7(b)に示すように、両方の回動ベース枠31
1,341の間に形成される貫通孔S0にカーテンTが
通されるとともに、カーテン押圧板313,343によ
りカーテンTが両方から押圧されてカーテンの広がりが
閉ざされる。また、レール312,342が合体されて
周回軌道が形成される。
【0048】そして、この状態でレール312,342
の電極EL1,EL2に電圧が印加されることでテープ
ホルダ390がレール312,342に沿ってカーテン
Tの周りを周回し、図8(a)に示すように、カーテン
Tの周りに結束テープVが巻回される。
【0049】さらに、テープホルダ390が一周して元
の位置に戻ってきたら、図8(b)に示すように、スラ
イド機構366が駆動してクランプ360が奥方に移動
することで結束テープVが張られる。
【0050】結束テープVが張られたら、図9(a)に
示すように、左ユニット310のテープ押圧部材314
と右ユニット340の止着用アーム350が共に起き上
がるように駆動され、それにより、結束テープVが巻か
れている箇所が左右から押圧される。結束テープVはテ
ープ同士を押圧することで接着される材料を用いてお
り、この押圧によりカーテンTに巻き付けられた結束テ
ープVが留められる。
【0051】次いで、図9(b)に示すように、押圧ブ
ロック351が結束テープVを押圧した状態で、クラン
プ360が開いて結束テープVを放した後、図10
(a)に示すように、昇降機構362およびスライド機
構366が駆動して、クランプ360が開いたまま結束
テープVの根元側へ移動する。そして、クランプ360
が上昇して結束テープVを挟んだ状態で閉じるととも
に、図10(b)に示すように、押圧ブロック352が
結束テープVのクランプ360により切断される側を押
圧する。これにより、押圧テープVが張られてクランプ
360による結束テープVの切断が確実に行われるとと
もに、結束テープVのまだ接着されていない切断端側の
部分をカーテンTに巻き付けられた結束テープVに接着
することが出来る。
【0052】そして、図11(a)に示すように、テー
プ押圧部材314と止着用アーム350は寝た状態に戻
されると、切り離された結束テープVはカーテンTを結
束した状態になり、且つ、テープホルダ390側から繰
り出される結束テープVの一端はクランプ360に把持
された状態となる。その後、図11(b)に示すよう
に、クランプ360の位置が初期位置に戻されて1回の
結束処理が完了する。
【0053】以上のように、この第1の実施の形態のカ
ーテンの結束ユニット30によれば、例えば折り襞に沿
って縦方向に長い状態に折りたたまれたカーテンTを上
段や中段の位置で結束する場合でも、環状のレール31
2,342を結束する高さでカーテンTを挟むように合
体させることでこの部分をレール312,342で取り
囲み、そして、この部分を結束することが出来る。つま
り、従来の結束装置の場合に必要だった、カーテンTの
裾の方から結束ユニット30の中へカーテンTを通して
セットすると云った煩雑な処理が不要で、容易にカーテ
ンTを結束可能な状態にセットすることができるので、
綺麗に折りたたまれたカーテンTその綺麗な状態のまま
結束することが出来る。
【0054】また、クランプ360が結束テープの把持
と切断とを同時に行う構成なので、複数回の結束処理を
スムーズに移行することが可能であり、さらに、メスと
クランプとをそれぞれ独立して駆動させる場合に較べ
て、部品点数の削減と製造コストの低減を図ることが出
来る。
【0055】また、分離したレール312、342がそ
れぞれ搭載される回動ベース枠311,341にカーテ
ン押圧板313,343が設けられ、分離したレール3
12,342が合体するのに伴ってカーテン押圧板31
3,343がカーテンTを二方から挟んで押圧するた
め、カーテンTの結束部位を押えた状態できっちりと結
束することが出来る。また、カーテン押圧板313,3
43とレール312,342を移動させる機構が1つで
済んでいるため、部品点数や製造コストの低減が図られ
ている。
【0056】なお、本発明のカーテン結束装置は上記実
施の形態のものに限られず、種々の変更が可能である。
例えば、複数に分割されたレールが合体する構造は、実
施の形態のように観音扉式に開閉する構造のほか、前後
左右にそれぞれスライドして開閉する構造としても良い
など、種々の構造がありえる。また、レールは2分割さ
れる構成だけではなく、3分割や4分割されるようにし
ても良い。
【0057】また、上記実施の形態では、クランプ36
0がレール312,342の内側に設けられる一方、テ
ープを繰出し可能に保持するテープホルダ390がレー
ル312,342に沿って移動するような構成とした
が、クランプをレールに沿って移動可能にする一方、テ
ープホルダをレールの内側に設けるようにしても良い。
【0058】また、レールの内側でクランプの位置を動
かして結束テープを張るようにしたが、レールに沿って
移動する周回移動体上で結束テープを保持する手段の位
置を動かして結束テープを張るように構成しても良い。
【0059】また、実施の形態では、押圧によりテープ
同士が止着される結束テープを用いた例を挙げたが、例
えば超音波で止着されるものや、熱により止着されるも
のを用いることも出来る。その場合には、止着用のヘッ
ドでテープの重なり部分を挟んでその部分が止着される
ように構成すれば良い。
【0060】その他、クランプをレールの内側で移動さ
せる機構やテープを止着するための機構など、この実施
の形態で示した細部構造等は発明の趣旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能である。 [第2の実施の形態]図12は、本発明の第2の実施の
形態のカーテン結束装置を示す斜視図である。
【0061】この実施の形態のカーテン結束装置130
は、カーテンを挟んでカーテンの背面側に配置されるカ
ーテン押圧ユニット140と、カーテンの前面側に配置
されるクリップユニット150とから構成される。な
お、両方ともカーテンの前面側或いは背面側に配置させ
ることも可能であり、カーテンをセットする方法に応じ
てセットしやすいように適宜選択すればよい。
【0062】カーテン押圧ユニット140は、ベース枠
149に対して支軸148,148を中心に回動可能に
軸支された回動アーム141A,141Bと、これらの
回動アーム141A,141Bを開閉駆動するエアシリ
ンダ等の駆動装置(図示略)と、カーテンを左右から押
圧する生地押圧部材としての押圧板142A,142B
と、これら押圧板142A,142Bを互いに近接/分
離させるように回動アーム141A,141B上でそれ
ぞれスライド移動させる図示しない移動機構および駆動
装置等から構成される。これらの構成のうち、回動アー
ム141A,141Bおよびそれを開閉駆動する駆動装
置により生地押え移動手段が構成され、押圧板142
A,142Bとそれらをスライド移動させる移動機構お
よび駆動装置により生地押圧手段が構成されている。
【0063】図13には、クリップユニット150の初
期状態の図を、図14にはクリップユニット150の動
作状態の図を示す。これらの図中(a)はその側面図、
(b)はその平面図である。
【0064】クリップユニット150は、開閉式結束具
としての複数のクリップCL…を縦積みして収容するこ
とのできるクリップホルダ(結束具収容部)151と、
クリップCLの作動位置を押圧板142A,142Bよ
り高い位置にするべくベース枠159に立設された支柱
152と、クリップホルダ151の最下段のクリップC
Lが載置されるとともに前後移動可能にされたクリップ
移動枠153と、クリップCLの左右のつまみ部を保持
しつつ押圧可能にされたクリップ開閉用エアシリンダ1
54,154と、クリップ移動枠153を前後に駆動さ
せる前後動用エアシリンダ155と、クリップ移動枠1
53が前方に移動した際にその上のクリップCLが下に
ずれてこないように下から支える落下防止板156等を
備えている。
【0065】クリップホルダ151は、左右の側壁15
1b,151bと中段まで設けられた背面側壁151c
との3方から複数のクリップCL…を囲んで収容するも
のである。側壁151b,151bの内側には、クリッ
プCLが左右と前方に位置ずれしないように当接する位
置ぶれ防止用ガイド151d,151d,151e,1
51eが設けられている。これらの位置ぶれ防止用ガイ
ド151d,151d,151e,151eは、収容さ
れた複数のクリップCL…のうち2段目より上の範囲に
設けられている。
【0066】クリップ移動枠153は、その下面にスラ
イダー153A,153Aが固着され、このスライダー
153A,153Aは、その下の土台158に設けられ
たレール158aに沿って前後動可能に支持されてい
る。また、クリップ開閉用エアシリンダ154,154
は、クリップ移動枠153の側壁に取り付けられ、落下
防止板156はクリップ移動枠153の背部に取り付け
られている。
【0067】従って、前後動用エアシリンダ155が作
動してクリップ移動枠153が前方に移動すると、図1
4(a)に示すように、クリップ移動枠153の側壁に
取り付けられたクリップ開閉用エアシリンダ154,1
54や背面部に固着された落下防止板156も一緒に前
方に移動するようになっている。これら、前後動用エア
シリンダ155やクリップ移動枠153により結束具移
動手段が構成されている。
【0068】クリップ開閉用エアシリンダ154,15
4は、そのプランジャ154a,154aの先端に、ク
リップCLのつまみ部分を確固に把持できるように滑止
め加工された把持部材154b,154bが設けられて
いる。この把持部材154b,154bはクリップCL
の開閉に追従して角度が自在に変更するように取り付け
られている。これらクリップ開閉用エアシリンダ15
4,154、把持部材154b,154bにより結束具
開閉手段が構成されている。
【0069】次に、上記構成のカーテン結束装置130
の動作について、図15と図16の動作の流れ図に基づ
いて説明する。
【0070】図15と図16は、カーテン結束装置13
0による結束処理の流れを順に示したもので、図15
(b−1)、図16(a−1)と(c)は正面側から見
た図、その他は上方から見た図である。
【0071】この実施の形態のカーテン結束装置130
を用いてカーテンTを仮止め用にクリップで結束するに
は、先ず、図15(a)に示すように、例えば折り襞に
沿って折りたたまれた状態のカーテンをカーテン押圧ユ
ニット140とクリップユニット150との間に配置す
る。
【0072】なお、この実施の形態では、カーテン押圧
ユニット140とクリップユニット150とがカーテン
Tの背面側と前面側の両方から処理を及ぼす構成である
ため両ユニット140,150の間にカーテンを配置さ
せる必要があるが、両ユニット140,150がともに
カーテンTの前面側或いは背面側の一方から処理を及ぼ
す構成にすれば、折りたたまれた状態のカーテンに対し
てその一方の側からカーテン結束装置をセットすること
が可能となる。
【0073】この状態でカーテン結束装置130を作動
させると、図15(b−1),(b−2)に示すよう
に、カーテン押圧ユニット140の左右の回動アーム1
41A,141Bが回動して、その押圧板142A,1
42BがカーテンTを間に挟んで対向する向きで停止す
る。
【0074】次いで、図16(a−1),(a−2)に
示すように、押圧板142A,142Bが互いに近接す
る方向に駆動され、折りたたまれて少し広がった状態の
カーテン生地を押圧して閉じさせる。
【0075】カーテン生地が閉じたら、図16(b)に
示すように、クリップユニット150が作動して、先
ず、最下段のクリップCLの先端を開かせ、その状態で
このクリップCLを前方に押し出した後、クリップCL
の先端を閉じさせる。それによりクリップCLが、押圧
板142A,142Bの上端よりやや上の位置で、折り
たたまれたカーテン生地を仮止め用に結束する。
【0076】ここで、クリップ移動枠153が前方に移
動してクリップCLを押し出した際には、図14
(a),(b)に示すように、落下防止板156が下か
ら2段目以上のクリップCL…を支えているので、クリ
ップCL…が崩れたりしない。そして、クリップ移動枠
153が元の位置に戻る際に、2段目のクリップCLが
1段下がってクリップ移動枠153に載り、それより上
段のクリップCLも1段ずつ性って、次のクリップCL
の処理が可能となる。
【0077】そして、別の箇所を結束する場合には、図
14(c)に示すように、カーテン押圧ユニット140
の押圧板142A,142Bを開いてからカーテン結束
装置130を降下させることで(或いはカーテンTを上
昇させることで)、結束する個所を変更する。そして、
同様の結束処理により、この箇所をクリップCLで留め
る。そして、このような処理を繰り返すことで、カーテ
ンを複数箇所で結束することが出来る。そして、所望す
る全ての箇所の結束が完了したら、回動アーム141
A,141Bを元の初期位置に戻して結束処理を終了す
る。
【0078】以上のように、この実施の形態のカーテン
結束装置130によれば、人手に頼らずにカーテンTの
仮止めが可能であり、カーテンTを自動的に折りたたん
でいく装置と組み合わせることで、カーテンTを折りた
たみながらクリップCLで仮止めしていくような処理も
可能となる。
【0079】また、回動アーム141A,141Bによ
り押圧板142A,142Bを処理可能な位置に移動さ
せたり、カーテンから離れた位置へ退避させることが出
来るので、カーテンを結束する前に、カーテン結束装置
130がカーテンに干渉しないようにでき、それによ
り、綺麗に折りたたまれた状態のまま仮止め用の結束を
行うことが出来る。
【0080】また、クリップユニット150は、複数の
クリップCL…を積み重ねて収容するように構成され、
1個のクリップCLを使うごとに残りのクリップCL…
が1段下がって、次のクリップCLが使用可能な状態に
されるので、カーテンの複数の箇所を連続して仮止め処
理することが出来るとともに、このような連続処理を低
コストに実現することが出来る。
【0081】なお、本発明に係る結束具を用いたカーテ
ン結束装置は、この実施の形態の結束装置130に限ら
れず、種々の変更が可能である。例えば、カーテン押圧
ユニット140とクリップユニット150とが分離した
構成としたが、これらを1つのベース枠に取り付けて一
体構成としても良い。また、クリップユニット150を
回動アーム141A,141Bの何れか一方に設けるこ
とも可能である。その場合、例えば回動アーム141A
の支点側にクリップユニット150を取り付けてカーテ
ンの裏面側からクリップで仮止めされるような構成とし
たり、或いは、回動アーム141Aの回動側にクリップ
ユニット150を取り付けてカーテンの前面側からクリ
ップで仮止めされるような構成にしても良い。
【0082】また、カーテン押圧ユニット140の押圧
板142A,142B等を処理位置から退避させる構成
は、上記の回動アーム141A,141Bによるものに
限られず、次のような構成により実現することが出来
る。
【0083】図17には、カーテン押圧ユニット140
を処理位置から退避させるその他の構成例を示す。
【0084】すなわち、図17の「A方式」に示すよう
に、例えば左の押圧板142Aとその駆動装置とが搭載
された左ベース枠141Cと、右の押圧板142Bとそ
の駆動装置とが搭載された右ベース枠141Dとを前後
方向にスライド移動可能な構成とすることで、これらを
処理位置に配置させたり処理位置から退避させるように
しても良い。或いは、図17の「B方式」に示すよう
に、左ベース枠141Cと右ベース枠141Dとを左右
方向に大きくスライド移動可能な構成とすることで、こ
れらを処理位置に配置させたり処理位置から退避させる
ようにすることも出来る。
【0085】また、押圧板142A,142Bを回動ア
ーム141A,141Bに対してスライドさせてカーテ
ンを押圧するように構成したが、押圧板142A,14
2Bは回動アーム141A,141Bに固定させて、回
動アーム141A,141Bが閉じることで押圧板14
2A,142Bがカーテンを押圧するように構成するこ
とも出来る。
【0086】その他、結束具としてのクリップの形状や
クリップを開閉するための機構、ならびにクリップをカ
ーテンの方向に前進させる機構など、実施の形態で具体
的に示した細部構造等は発明の趣旨を逸脱しない範囲で
適宜変更可能である。 [第3の実施の形態]次に、本発明の第3の実施の形態
として、第1の実施の形態のカーテン結束ユニット30
をカーテンたたみ装置に搭載した一例について説明す
る。
【0087】図18は、本発明の実施の形態のカーテン
たたみ装置1の全体構成を示す斜視図である。
【0088】この実施の形態のカーテンたたみ装置1
は、縫製の完了したカーテンをその折り襞に合わせて折
りたたむとともに、折りたたんだカーテンの必要な箇所
をテープ等により結束して商品出荷用に整える装置であ
る。
【0089】このカーテンたたみ装置1は、図18に示
すように、カーテンを吊下げて保持する吊下げユニット
10と、カーテンを折り襞に合わせて折り込む折込みユ
ニット20と、折りたたまれたカーテンを結束する結束
ユニット30と、カーテンの左右の下端を把持する耳ク
ランプ機構40と、吊下げユニット10や折込みユニッ
ト20を昇降させる昇降機構(駆動モータ51,52、
レールを有する支柱53A,53B、連結シャフト5
4,55、チェーン501,502、スプロケット51
1,512など)と、カーテンの下端を検出するセンサ
(例えば反射式のフォトセンサ)58と、各種の駆動操
作を行うプットペダル61〜63と、表示部や操作キー
等の設けられた操作パネル71と、操作パネル71や各
駆動部を制御する制御ボックス70等を備えている。
【0090】図19は、吊下げユニット10の正面図を
示す。
【0091】上記の吊下げユニット10は、支柱53
A,53Bに沿って昇降されるベース枠10Aと、カー
テンのフックが引っ掛けられるパイプ状のフック受け1
1aが設けられた複数の保持部材11と、ベース枠10
Aに設けられ上記保持部材11を左右へ移動可能とする
2本のレール12a,12bと、これらレール12a,
12bに沿って摺動可能に固定され真ん中の保持部材1
1を除く全ての保持部材11…にそれぞれ固着されたス
ライダ13…と、複数の保持部材11を等間隔に開閉運
動させる伸縮腕15と、この伸縮腕15に駆動力を与え
るエアシリンダ17等から構成される。これらのうち、
レール12a,12b、スライダ13…、伸縮腕15、
およびエアシリンダ17により、保持部開閉手段が構成
されている。
【0092】フック受け11aには、カーテンフックを
かけたときに、カーテンフックが左右に回転したり位置
ずれしたりしないようにカーテンフックの位置を固定す
る引掛け溝gが設けられている。
【0093】保持部材11…は、中央に配置された1個
の保持部材11がベース枠10Aに固着されている一
方、これ以外の複数の保持部材11…は、スライダ13
を介して左右に移動可能な状態に保持されている。
【0094】伸縮腕15は、平行四辺形状に多数のリン
クを接続してなるもので、等間隔に設けられた中段の結
節点N1…が各保持部材11…に接続されている。
【0095】そして、このような構成により、エアシリ
ンダ17が駆動してプランジャ17aを中央側に引くこ
とで、真ん中の保持部材11を中心に複数の保持部材1
1…が等間隔に開いたり閉じたりするようになってい
る。
【0096】図20には折込みユニット20の平面図
を、図21には前方の折込みガイドとその開閉機構とを
裏面側から見た図を示す。
【0097】折込みユニット20は、左右の支柱53
A,53Bにそれぞれ昇降可能に支持される昇降枠21
A,21Bと、昇降枠21A,21Bに対して水平方向
(図20の上下方向)に可動状態に支持されているベー
ス枠22A,22Bと、前方のベース枠22Aを水平方
向にスライド移動させるガイド移動手段としてのエアシ
リンダ23Aと、後方のベース枠22Bを水平方向にス
ライド移動させるガイド移動手段としてのエアシリンダ
23Bと、ベース枠22Aのフレーム22xに当接して
ベース枠22Aが中央に移動したときの停止位置を決め
るストッパー24Aと、ベース枠22Bのフレーム22
mに当接してベース枠22Bが中央に移動してきたとき
の停止位置を決めるストッパー24Bと、前面側と裏面
側とからカーテンを挟むように噛み合うことでその間に
カーテンを折り込んでいく前方の折込みガイド27…お
よび後方の折込みガイド28…と、これら折込みガイド
27…,28…を左右に可動状態に支持するレールおよ
びスライダ(図20では省略)と、折込みガイド27…
の間隔を等間隔に狭めたり広めたりする伸縮腕(第1ガ
イド開閉手段)271および折込みガイド28…の間隔
を等間隔に狭めたり広めたりする伸縮腕(第2のガイド
開閉手段)281と、折込みガイド27…,28…を開
閉駆動するエアシリンダ25と、エアシリンダ25のプ
ランジャが伸びるときに中間で当接して当該プランジャ
の伸縮を途中で停止させる中間ストッパー25cと、前
方の折込みガイド27…の開閉運動を伝達して後方の折
込みガイド28…の開閉機構に導く同期機構(スクリュ
ーシャフト26a〜26d、伸縮自在なスプラインシャ
フト26i、傘歯車26e〜26h、およびスクリュー
シャフト26a〜26dの回転運動を並進運動に変換す
るスクリュー軸受け26k〜26n等)等から構成され
る。
【0098】左右の昇降枠21A,21Bにそれぞれ設
けられているストッパー24A,24Bは、エンコーダ
付きのステッピングモータ等によりベース枠22A,2
2Bに当接する位置が可変に構成されている。前方のベ
ース枠22Aに設けられている中間ストッパー25c
は、エアシリンダ25のプランジャを停止させる位置は
可変ではなく、ストッパー動作のON又はOFFのみが
切換え可能に構成されている。
【0099】折込みガイド27…,28…は、角を面取
りした矩形の板状の部材からなり、カーテンに当接され
る先端が鉛直方向に伸びる直線状の辺になっている。
【0100】折込みガイド27…は、図21に示すよう
に、ベース枠22Aに設けられた3本のレール272に
スライダ273を介して可動状態に固定されている。複
数のレール272を設け、且つ、隣り合うスライダ27
3が異なるレール272に固定されるようにすること
で、隣合う折込みガイド27…が接触するほど折込みガ
イド27…を閉じた場合でもスライダ273が当接して
邪魔したりしないようになっている。
【0101】また、各々の折込みガイド27…は、伸縮
腕271の中段の結節点にそれぞれ接続されることで、
各折込みガイド27…を等間隔に保ったまま開閉運動さ
れるようになっている。
【0102】折込みガイド27の開閉運動はスクリュー
軸受け26k,26lを介してスクリューシャフト26
a,26bに伝達されるが、これらのスクリュー軸受け
26k,26lは、図21に示すように、例えば、左右
両側よりそれぞれ2番目の2個の折込みガイド27,2
7に、連結軸274,274を介してそれぞれ接続され
ている。なお、最も外側の折込みガイド27,27に
は、連結軸274,274の通過部位に貫通孔が設けら
れており、スクリュー軸受け26k,26lや連結軸2
74,274に干渉しないようになっている。それによ
り、折込みガイド27…が開閉駆動することで、それに
応じてスクリューシャフト26a,26bが回転される
ようになっている。
【0103】図示は省略するが、後方の折込みガイド2
8…も、前方の折込みガイド27…とほぼ同様に、レー
ルとスライダを介して左右へ移動可能なように固定さ
れ、さらに各折込みガイド28…が等間隔に開閉するよ
うに各折込みガイド28…に伸縮腕281の中段の結節
点が接続されている。また、スクリューシャフト26
c,26dに係合されたスクリュー軸受け26m,26
nが伸縮腕281に接続され、スクリューシャフト26
c,26dが回転することでこの運動が伸縮腕281に
伝達されて、折込みガイド28…が開閉駆動されるよう
になっている。
【0104】但し、前方の折込みガイド27…と後方の
折込みガイド28とは、両者が噛み合うように重なるの
で、前方の折込みガイド27…は例えば10枚設けられ
る一方、後方の折込みガイド28…は1枚少なく例えば
9枚設けられている。さらに、前方の折込みガイド27
…と後方の折込みガイド28…とは、前方の折込みガイ
ド27…の間に後方の折込みガイド28…が進入するよ
うに左右の位置がずれて配置されている。
【0105】そのため、前方の折込みガイド27…で
は、端からそれぞれ2番目の折込みガイド27,27に
スクリュー軸受け26k,26lが接続されている一
方、後方の折込みガイド28…では端から1番目と2番
目の折込みガイド28,28の中間に位置する伸縮腕2
81の結節点にスクリュー軸受け26n,26mが接続
されている。すなわち、前方の折込みガイド27…につ
いては、スクリュー軸受け26k,26lと伸縮腕27
1の中段の結節点N11,N11(図21)とが接続さ
れた状態になり、後方の折込みガイド28…については
スクリュー軸受け26n,26mと伸縮腕281の上段
又は下段の結節点とが接続された状態となる。ここで、
伸縮腕281の上段又は下段の結節点は、伸縮する際に
上下動するため、スクリュー軸受け26n,26mは結
節点の上下動を自由にさせるカム等を介して接続され
る。このような構成により、前方の折込みガイド27…
と後方の折込みガイド28…との開閉量が同一で且つ互
いの開閉運動の中心点が正面から見て同一点になるよう
になっている。
【0106】上記構成の折込みユニット20によれば、
エアシリンダ23Aが駆動することで、前方のベース枠
22Aがストッパー24Aに当接するまで中央に平行移
動するとともに、ストッパー24Aの位置制御によりこ
の折込みガイド27…の移動量が制御される。同様に、
エアシリンダ23Bの駆動により後方のベース枠22B
が前方へ平行移動するとともに、ストッパー24Bの位
置制御によりこの折込みガイド28…の移動量が制御さ
れる。また、これらのベース枠22A,22Bの移動の
際、スプラインシャフト26iは管体26iaのなかに
軸体26ibが進入することでこの移動に追従されるよ
うになっている。
【0107】一方、エアシリンダ25が駆動すること
で、そのプランジャに接続されたスクリュー軸受け26
lと折込みガイド27とが左右に移動するとともに、こ
の移動に伴ってスクリューシャフト26a〜26dが回
転駆動される。そして、それにより残りのスクリュー軸
受け26k,26m,26nも左右に移動して、前方と
後方の折込みガイド27…,28…が完全同期して開閉
運動するようになっている。
【0108】次に、吊下げユニット10と支柱53A,
53Bならびに折込みユニット20と支柱53A,53
Bの組付け構造、並びにこれらの昇降機構について説明
する。
【0109】図22には、吊下げユニット10と折込み
ユニット20とが支柱53Aに係合している部分を上方
から見た横断面図を、図23(a)には昇降機構を正面
側から見た図を、図23(b)には昇降機構を左側から
見た図を示す。
【0110】支柱53A,53Bには、図18と図22
に示すように、折込みユニット20の昇降枠21Aを昇
降させる外側のレール531,531と、吊下げユニッ
ト10のベース枠10Aを昇降させる内側のレール53
2,532とがそれぞれ設けられている。
【0111】図22と図23に示すように、折込みユニ
ット20の昇降枠21Aは、その片側において、係合部
材210が4個のローラ211,211…を介して外側
のレール531内に収容および係合されているととも
に、この係合部材210にチェーン501が結合される
ことで折込みユニット20が支柱53Aに支持されてい
る。レール531の内側には、ローラ211,211…
に係合して該ローラ211,211…の蛇行を防止する
凸ガイドD1,D1(図22)が上下方向に伸びるよう
に設けられている。
【0112】同様に、吊下げユニット10のベース枠1
0Aも、その片側において、係合部材110が4個のロ
ーラ111,111…を介して内側のレール532内に
収容および係合されるとともに、この係合部材110に
チェーン502が結合されることで吊下げユニット10
が支柱53Aに支持されている。レール532の内側に
は、ローラ111,111…に係合して該ローラ11
1,111…の蛇行を防止する凸ガイドD2,D2(図
22)が上下方向に伸びるように設けられている。
【0113】また、図23(a),(b)に示すよう
に、係合部材210に結合された外側のチェーン501
は、レール531内でループを成すようにレール531
上端と下端のスプロケット511,511の間に架設さ
れている。架設されたチェーン501は、アイドラスプ
ロケットE1,E1により一方の経路が中央よりに偏ら
され、それによりチェーン501がローラ211,21
1…とぶつからずにローラ211,211…の間を通過
するようになっている。
【0114】同様に、係合部材110に結合された内側
のチェーン502も、レール532内でループを成すよ
うにレール532の上端と下端のスプロケット512,
512との間に架設されている(図18)。また、図示
はしないが、架設されたチェーン502はアイドラスプ
ロケットにより一方の経路が中央よりに偏らされ、それ
によりチェーン502がローラ111,111…とぶつ
からずにローラ111,111…の間を通過するように
なっている。
【0115】このような構成は、左右の支柱53A,5
3Bにおいて同様のものである。
【0116】次に、昇降機構の動力伝達機構について説
明する。
【0117】図23(a)に示すように、内側のチェー
ン502,502が架設された4個のスプロケット51
2,512…のうち、上側の連結シャフト54に軸支さ
れた2個のスプロケット512,512は当該連結シャ
フト54に固定的に結合されている。一方、下側の連結
シャフト55に軸支された2個のスプロケット512,
512は当該連結シャフト55に対して空転するように
支持されている。さらに、下側の一方のスプロケット5
12は駆動モータ52と連結された駆動スプロケット5
2Aに結合されている。
【0118】このような構成により、駆動モータ52が
駆動することで、駆動スプロケット52A、4個のスプ
ロケット512,512…、上側の連結シャフト54、
並びにチェーン502,502が回転されて、吊下げユ
ニット10が昇降移動する。
【0119】一方、外側のチェーン501,501が架
設された4個のスプロケット511,511…は、上側
の連結シャフト54に軸支された2個のスプロケット5
11,511が当該連結シャフト54に対して空転する
ように支持される一方、下側の連結シャフト55に軸支
された2個のスプロケット511,511が当該連結シ
ャフト55に固定的に結合されている。さらに、下側の
一方のスプロケット511は、駆動モータ51と連結さ
れた駆動スプロケット51Aに結合されている。
【0120】このような構成により、駆動モータ51が
駆動することで、駆動スプロケット51A、4個のスプ
ロケット511,511…、下側の連結シャフト55、
並びにチェーン501,501が回転されて、折込みユ
ニット20が昇降移動する。
【0121】なお、吊下げユニット10の昇降可動範囲
は、レール532,532の上端から中段までであり、
吊下げユニット10の高さを検出する図示しない近接ス
イッチなどのセンサ出力に基づき、この昇降範囲を超え
ないように駆動モータ51の駆動制御が行われる。中段
までとしたのは、吊下げユニット10を下段まで下げる
必要がないためであり、例えばレール532,532の
中段位置にストッパーを設けて吊下げユニット10が中
段より降下しないように構成しても良い。
【0122】また、折込みユニット20の昇降範囲は、
レール531,531の上端から下端までであり、折込
みユニット20の高さを検出する図示しない近接スイッ
チ等のセンサ出力に基づき、この昇降範囲を超えないよ
うに駆動モータ51の駆動制御が行われる。
【0123】また、上下のシャフト54,55には回転
量を検出するエンコーダ54a,55aが設けられ、こ
れらのエンコーダ出力が制御ボックス70に送られて吊
下げユニット10と折込みユニット20の現在の高さ位
置が検出されるようになっている。
【0124】このような昇降機構のうち、上記のレール
532,532、チェーン502,502、スプロケッ
ト512,512…および連結シャフト55により第1
昇降機構が、レール531,531、チェーン501,
501、スプロケット511および連結シャフト54に
より第2昇降機構が構成されている。
【0125】次に、結束ユニット30と耳クランプ機構
40について説明する。
【0126】結束ユニット30は、第1実施形態に示し
たもので、レール312,342に沿って結束テープを
移動させることで折りたたまれたカーテンに結束テープ
を巻きつけるとともに、巻きつけた後に結束テープの重
なった部分を結束し、テープ端を切断するといった一連
の処理を自動的に行うものである。
【0127】この結束ユニット30は、折込みユニット
20の後方のベース枠22Bの上に載置され、折込みユ
ニット20で折り込んだ直ぐ上を結束テープVで結束す
るようになっている。
【0128】この結束処理において、柔らかい生地のカ
ーテンなどでは結束テープの引っ張り力に屈して折りた
たまれた部分が潰れてしまうことが考えられるが、この
実施の形態では、複数の折込みガイド27…,28…の
うち、前方の折込みガイド27…の中央の1つと、後方
の折込みガイド28…の中央の1つに、折込みガイド2
7,28の先端の辺に沿って上方に伸びる張り形成用部
材39A,39Bが設けられ(図18)、結束ユニット
30が結束処理を行うときにはこの張り形成用部材が結
束部位まで伸びて、結束テープの引っ張り力に対抗して
カーテンの折りたたまれた部分が潰されないようになっ
ている。
【0129】耳クランプ機構40は、図18に示すよう
に、カーテン裾の左右端をそれぞれ把持するクランプ4
1,41と、このクランプ41,41を一定範囲(例え
ば5〜10cm)自由に上下動可能な状態に保持するク
ランプ保持体42,42と、このクランプ保持体42,
42を左右にスライド可能とするレール43と、クラン
プ保持体42,42を左右に駆動するエアシリンダ44
と、左右のクランプ41,41が中央を原点に同じ距離
をスライド移動するように2個のクランプ保持体42,
42に接続されたタイミングベルト(図示略)等を備え
ている。これら、レール43、エアシリンダ44、タイ
ミングベルト等により耳クランプ開閉手段が構成されて
いる。
【0130】クランプ41,41は、例えば、エアシリ
ンダにより開閉するもので、フットペダル62,63に
よりそれぞれ開閉操作が行われるようになっている。
【0131】次に、上記のように構成されたカーテンた
たみ装置1の動作について、図24〜図27の流れ図に
従って説明する。
【0132】図24〜図27は、上記カーテンたたみ装
置1により行われるカーテンの折りたたみ処理の各過程
の状態を示す模式図である。図25〜図27において、
(a−2)と(b−2)は左図(a−1)と(b−1)
の状態を折込みユニット20の上方から見た横断面の模
式図を示している。
【0133】折りたたみ処理を開始するには、先ず、初
期設定として、作業者は、操作パネルを操作してカーテ
ンの各種寸法を入力する。ここで、入力する寸法は、例
えば、元幅、仕上げ幅、ヒダの数、左右の耳幅などであ
る(図28のカーテンの説明図を参照)。このような寸
法を入力することで、制御ボックス内の制御回路がカー
テンのヒダ要尺やフック間隔を自動的に計算し、それに
よりカーテンを折り襞に合わせて折りたたむのに最適な
折込みガイド27…,28…の移動量(前後方向の移動
量)が求められる。
【0134】最適な移動量が求められると、それに合わ
せてストッパー24A,24Bが駆動され、折込みユニ
ット20のベース枠22A,22Bの停止位置が調整さ
れる。
【0135】ここで、後方のベース枠22Bの移動量を
決定するストッパー24Bは、カーテンを折り込むのに
必要なベース枠22Bの移動量に合わせてその停止位置
が合わせられる。カーテンを折り込むのに必要な移動量
とは、前方の折込みガイドと後方の折込みガイドが重な
る長さが、「(ヒダ要尺+フック間隔)/2」となる移
動量である。
【0136】一方、前方のベース枠22Aに対応するス
トッパー24Aは、カーテンを折り込むのに必要なベー
ス枠22Aの最終的な移動量に合わせるのではなく、そ
の前段で、カーテンのフック間隔の生地を押し込むのに
必要なベース枠22Aの中間の移動量(図25(a−
2)の移動量)に合わせてその停止位置が合わせられ
る。
【0137】次に、作業者は操作パネルを操作して、カ
ーテンの結束位置の設定を行う。結束位置の設定は、例
えば、その値を直接入力するようにしても良いし、或い
は、予め登録されている複数のパターンの中から選択す
るようにしても良い。結束位置は複数設定することが可
能であり、また、一番目に結束する位置は上端からの長
さで、最後に結束する位置は下端からの長さで指定する
ことが可能である。
【0138】このような初期設定が済んだら、図24
(a)に示すように、カーテンTのフックを吊下げユニ
ット10のフック受け11aに引っ掛けて、カーテンT
を吊下げユニット10に保持させる。カーテンたたみ装
置1は初期状態において吊下げユニット10が中段位置
に、折込みユニット20が上段位置に配置されているの
で、折込みユニット20が邪魔をすることなく作業者は
容易にカーテンTを吊下げユニット10に保持させるこ
とが出来る。
【0139】カーテンTを保持させたら、作業者がフッ
トペダル61を操作することで、駆動モータ52が駆動
して吊下げユニット10が上昇する。そして、カーテン
Tの下端が耳クランプ41の位置まで上昇したときに、
センサ58がそれを検出して吊下げユニット10が自動
的に停止する。なお、カーテンTが風で揺らぐなどして
センサ58が誤検出し、カーテンが上がりきらずに停止
してしまった場合には、もう一度、ペダル61を操作す
ることで、再び吊下げユニット10が上昇してカーテン
Tを所定位置まで上昇させることが出来る。
【0140】カーテンTが上昇したら、図24(b)に
示すように、作業者はカーテン裾の左端と右端の部分を
耳クランプ41,41のところへ一つずつ持っていき、
ベダル62,63を操作してこの部分を耳クランプ4
1,41に把持させる。
【0141】そして、このようなセッティングが終了し
たら、作業者がペダル61を操作することで、以後、カ
ーテンたたみ装置1は自動運転に入り、折りたたみ処理
が完了するまで自動的に以下の一連の処理を行う。
【0142】先ず、図25(a−1)に示すように、折
込みユニット20がカーテンの天伏せ部分T1の位置ま
で下降し、前方のベース枠22Aがストッパー24Aに
より制止される位置まで前進して停止する。それによ
り、折込みガイド27の先端がカーテンの天伏せ部分T
1のフック間の生地を押して、隣接する2個のフック受
け11aの間にフック間の生地を押し込む(図25(a
−2))。
【0143】次いで、図25(b−1)に示すように、
折込みユニット20がカーテンの天伏せ部分T1を過ぎ
たところまで下降する。そして、この位置において、図
26(a−1),(a−2)に示すように、後方のベー
ス枠22Bがカーテンを折り込むのに必要な量だけ前進
する一方、ストッパー24Aが解除され前方のベース枠
22Aもカーテンを折り込むのに必要な量だけ前進す
る。さらに、同時に、吊下げユニット10の保持部材1
1…と折込みユニット20の折込みガイド27…,28
…、および、耳クランプ機構40のそれぞれの開閉機構
が駆動して、これらが同調して中央に向って閉じられ
る。
【0144】これらにより、折込みガイド27…,28
…が噛み合うようにカーテンを挟み込んでカーテンTの
その部分が折込みガイド27…,28…の間に折り込ま
れる。このとき、カーテンTが折込みガイド27…,2
8…の中で撓んで折込みガイド27…,28…の中へ入
り込む力が生じることがあるが、耳クランプ41,41
がカーテン裾の両端をクランプしているので、カーテン
Tが折込みガイド27…,28…の中に入り込んで折込
みガイド27…,28…の中で撓んでしまうのが防止さ
れる。
【0145】また、カーテンTが中央に寄せられること
でカーテンTの左右端が持ち上がるような力が働くが、
耳クランプ41,41が上下方向に移動可能なように遊
びを有して固定されているため、上方に移動してこの力
を逃がすことが出来る。
【0146】カーテンの天伏せ部分T1を過ぎた箇所が
折りたたまれたら、図26(b−1)に示すように、折
込みユニット20が第1の結束位置まで下降して停止す
る。そして、図26(b−2)に示すように、結束ユニ
ット30がカーテンの折りたたまれた部位を囲むように
閉じ、さらに結束テープVがカーテンTを取り巻くよう
に移動してカーテンTの周りにテープVが巻かれる。さ
らに、結束ユニット30により結束テープVの結合と結
束テープ端の切断とが行われて1回の結束処理が終了す
る。
【0147】この結束処理の際、カーテンには結束テー
プVにより比較的大きな引っ張り力が及ぼされるが、折
込みガイド27,28の先端に設けられた張り形成用部
材39A,39Bがこの結束位置に張り出して結束テー
プVの引っ張りに対抗するので、結束時にカーテンが潰
れてしまうのが防止される。
【0148】そして、同様の結束処理が設定された箇所
についてそれぞれ行われる。
【0149】結束処理が完了したら、次に、カーテンが
裾の部分まで綺麗に折りたたまれるように、カーテンの
裾部まで折込みユニット20を下降させて折りたたみの
処理を行わせる。そのために、先ず、図27(a−1)
に示すように、折込みユニット20がカーテンの下端か
ら30センチ程度の高さにきたら、開閉機構の中間スト
ッパー25c(図20参照)が作動され、次いで、折込
みユニット20の折込みガイド27…,28…が開く向
きにエアシリンダ25が駆動される。これにより、図2
7(a−2)に示すように、折込みガイド27…,28
…が完全に閉じた状態から少しだけ間隔を開けた状態に
される。これは、カーテンの裾部が身生地を2重や3重
に折り重ねて縫製されており、厚みが増しているため、
折込みガイド27…,28…が完全に閉じていると、そ
の部分が折込みガイド27…,28…の間を通過し難く
なるため、それを回避する目的で行うものである。
【0150】また、同時に、耳クランプ41,41がカ
ーテンの把持を解除するとともに、その開閉機構が駆動
して左右の耳クランプ41,41が左右の退避位置まで
移動する。これは、折込みユニット20がカーテンの下
端位置まで降下したときに、耳クランプ41,41と折
込みガイド27…,28…が干渉するのを回避するため
である。
【0151】そして、この状態で図27(b)に示すよ
うに、折込みユニット20がカーテンTの下端の位置ま
で下降し、カーテンTの裾部まで折り込みを通す。折り
込みが最後まで入ったら、折込みユニット20のベース
枠22A,22Bが共にカーテンTから離れる方向に後
退した後、折込みユニット20が最上段まで上昇する。
さらに、吊下げユニット10が中段位置まで下がって、
カーテンTが取り外し可能となる。そして、カーテンT
のフックをフック受け11aから抜いてカーテンを取り
外して、フットペダル61を操作すると、吊下げユニッ
ト10の開閉機構と折込みユニット20の開閉機構が駆
動して、保持部材11…と折込みガイド27…,28…
が開く方向に移動して初期状態に戻される。
【0152】以上のように、この実施の形態のカーテン
たたみ装置1によれば、カーテンが折込みガイド27
…,28…に挟まれた状態で側方から結束ユニット30
がカーテンを挟み込むように囲って結束処理を行う構成
なので、カーテンを上下左右に複雑な軌道で移動させる
必要なく、カーテンの折りたたみから結束までを自動的
に行うことが出来る。さらに、折込みガイド27…,2
8…がカーテンを折り込んだ状態で結束を行うので、と
ても綺麗な仕上りでカーテンを結束することが出来る。
【0153】また、前方の折込みガイド27と後方の折
込みガイド28に結束部位まで伸びる板状の張り形成用
部材39A,39Bが設けられているので、上記の結束
処理の際、結束テープの引っ張り力が強くてもカーテン
が潰れてしまうのを回避することが出来る。
【0154】また、この実施の形態のカーテンたたみ装
置1によれば、カーテンを装置1に装着する際、作業者
はカーテンの天伏せ部分のフック間の生地が手前側或い
は裏側のどちらに膨らんでいるかなど、カーテンが装着
される状態を気にかける必要がなく、単にカーテンフッ
クを保持部材11のフック受け11aにかけるだけで良
いので、従来のものと比較してカーテンの装着作業が容
易でその作業時間を大幅に短縮することが出来る。
【0155】また、カーテンは適当量開いた状態に装着
され、その状態から折込みガイド27…,28…が折り
襞に沿うようにカーテンに当接するとともに、カーテン
および折込みガイド27…,28…が閉じていきカーテ
ンが折り込まれていくので、カーテン生地が固いものや
柔らかいもの、或いは折り襞が強く形成されているもの
や余り強く形成されていないものなど、どのようなカー
テンであっても綺麗に折込みガイドの中に折り込むこと
が出来る。
【0156】また、折込みガイド27…,28…が噛み
合うように重なる長さが、カーテンの必要な寸法を入力
することで、その折り襞の間隔に合わせて適宜自動調整
されるので、縫製パターンの異なる多種多様なカーテン
であっても一様に綺麗な仕上がりで折りたたむことが出
来る。
【0157】また、カーテンの下端の左右端が耳クラン
プ41,41により把持されているので、カーテンが折
込みガイド27…,28…の内側へ引っ張られて入って
いってしまうのを防ぐことが出来る。また、耳クランプ
41,41は上下方向に移動可能に固定されているの
で、カーテンに必要以上の引っ張り力がかかってしまう
ことがなく、これらによりより確実に一様で綺麗な仕上
がりを得ることが出来る。
【0158】また、フック受け11aにカーテンフック
が左右にぶれないようにする引掛け溝gが形成されてい
るので、カーテンを折り込む際にヒダ縫製部の向きを一
様に固定して、綺麗な仕上がりでカーテンを折りたたむ
ことが出来る。
【0159】また、折込みガイド27…,28…が、カ
ーテンに当接される部分が直線状の辺となった平面板か
らなり、折込みユニット20はこれらの折込みガイド2
7…,28…を水平方向に移動させてカーテンを折り込
む構成であるため、カーテンを挟み込んでいく際、カー
テンに無理な力が掛かったり、カーテンと折込みガイド
27…,28…とが縦方向に摺れると云うような余計な
動きが生じない。それにより、カーテンを折り襞に合わ
せて綺麗に折り込んでいくことが出来る。
【0160】また、折込みユニット20を下降させる際
にも、カーテンと折込みガイド27…,28…とが直線
上の辺で接した状態にあるので、折込みのラインを縦方
向に真っ直ぐに形成できるなど、仕上がりを美しくする
ことが出来る。
【0161】また、折込みガイド27…,28…の開閉
運動を、前方の折込みガイド27…と後方の折込みガイ
ド28…とで同期させる同期機構を有するので、カーテ
ンを折り込むときの折込みガイド27…,28…の駆動
制御が容易なものとなり、且つ、ずれやよりを生じさせ
ることなくカーテンを綺麗に折りたたむことが出来る。
【0162】また、吊下げユニット10と折込みユニッ
ト20を昇降させる機構がそれぞれ独立され、吊下げユ
ニット10より折込みユニット20を高い配置にした
り、吊下げユニット10を止めたまま折込みユニット2
0を上端から下端まで移動させたりできるので、カーテ
ンを装置1に装着する際や取り外す際に、折込みユニッ
ト20を邪魔にならない高さにするとともに、吊下げユ
ニット10を適宜な高さに配置して、これらの作業を容
易にすることが出来る。
【0163】また、吊下げユニット10と折込みユニッ
ト20の昇降機構がそれぞれ独立されているので、様々
な丈のカーテンであっても、耳クランプ機構40により
カーテンの下端を把持させてカーテンに所定の張りを持
たせた状態で処理を行えるなど、どのような丈のカーテ
ンであっても最適な高さで処理することが出来る。
【0164】なお、本発明のカーテンたたみ装置は、上
記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可
能である。例えば、結束ユニット30を折込みユニット
20のベース枠22B上に搭載し、折込みユニット20
と一緒に昇降する構成としたが、結束ユニット30を独
立して昇降動作する構成としたり、或いは、結束ユニッ
ト30は所定の高さに固定としてカーテンを折りたたま
れた状態で上下に昇降して所望の箇所を結束するような
構成としても良い。
【0165】また、上記の実施の形態では、吊下げユニ
ットの保持部材(カーテン吊下げ体の保持部)として、
カーテンフックを掛けることでカーテンを保持する構成
を示したが、例えばクリップによりカーテンのヒダ縫製
部を把持する構成など、カーテンを固定する方法や固定
する位置は適宜変更可能である。
【0166】また、前方と後方の折込みガイド27…,
28…が共に移動して互いに噛み合う構成としたが、一
方を停止させたまま、他方のみを移動させて噛み合わせ
る構成としても良い。また、折込みガイド27…,28
…は水平方向に移動して噛み合うことで綺麗な仕上がり
でカーテンを折りたたむことが出来るが、水平方向より
少し傾いた方向に移動して噛み合う構成としても、ほぼ
同様の仕上がりを得ることが出来る。
【0167】また、折込みガイド27…,28…の移動
量を調整する構成としてストッパー24A,24Bの係
止位置を変化させる構成を示したが、ステッピングモー
タなど駆動量の制御可能な駆動装置を用いて折込みガイ
ド27…,28…を移動させることで、その移動量を調
整可能に構成しても良い。
【0168】また、折込みガイド27…,28…を平板
状の部材で形成した例を示したが、カーテンに当接され
る部分が直線状になるように棒状の部材で形成すること
も出来る。
【0169】また、吊下げユニット10の保持部材11
と折込みガイド27…,28…とが、それぞれ閉じたと
きに中央に寄る構成としたが、その他、左側や右側に寄
る構成など、閉じたときに寄せられる位置は2つのユニ
ットで統一されていればどこに設定しても良い。耳クラ
ンプ機構40の耳クランプ41,41についても同様で
ある。
【0170】また、吊下げユニット10を昇降させる駆
動モータ51と折込みユニット20を昇降させる駆動モ
ータ52とを別構成として、両方の昇降動作を独立駆動
するようにしたが、1つの駆動手段を用いて、該駆動手
段と各昇降機構との連結を切り替えることで独立駆動可
能なように構成することも出来る。
【0171】また、吊下げユニットの保持部材や折込み
ガイドを等間隔に開閉させる構造や、前方と後方の折込
みガイドの開閉運動を同期させる構造、吊下げユニット
と折込みユニットとの高さを逆転させたり互いに独立し
て昇降運動させる構造など、実施の形態で具体的に示し
た細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能
である。
【0172】また、吊下げユニット10の保持部材11
…や折込みユニット20の折込みガイド27…,28…
がカーテンを閉じるように左右に開閉する構成としてい
るが、このような左右に開閉する構成をなくして予め狭
い間隔で保持部材11や折込みガイド27…,28…が
固定されているものに、上述の結束ユニット30を設け
るようにしても、カーテンの結束を簡単に且つ綺麗に行
うことが出来るという効果が得られる。 [第4の実施の形態]次に、本発明の第4の実施の形態
として、クリップを用いてカーテンを仮止めする第2の
実施の形態のカーテン結束装置130をカーテンたたみ
装置に搭載した一例について説明する。なお、第3の実
施の形態のカーテンたたみ装置と同様の構成および動作
の説明は省略する。
【0173】この実施の形態のカーテンたたみ装置は、
図1の結束ユニット30の代わりに、折込みユニット2
0の前方ベース枠22Aにクリップユニット150を、
後方ベース枠22Bにカーテン押圧ユニット140をそ
れぞれ設けたものである。なお、図1の張り形成用部材
39A,39Bは取り除かれる。
【0174】この実施の形態のカーテンたたみ装置によ
れば、途中の結束処理の動作内容が、第1実施形態で示
したカーテン結束ユニット30の動作内容から、第2実
施形態で示したカーテン結束装置130の動作内容に変
更される他、第3の実施の形態で示した処理と同様にカ
ーテンの折りたたみと結束の処理を進めていくことが出
来る。
【0175】なお、この実施の形態のカーテンたたみ装
置では、クリップユニット150にクリップCL…の補
充をしばしば行う必要があるので、折込みユニット20
がカーテンTの最下端まで折り込みを行った後(図27
(b))、折込みユニット20がカーテンを開放して最
上段まで上昇するまで(図27(c))の間に、作業者
が作業しやすい所定の高さで折込みユニット20を一旦
停止させ、この停止している間に作業者がクリップユニ
ット150にクリップCL…を補充できるようにプログ
ラムすると良い。そして、補充が済んだら、フットペダ
ル61の操作により、折込みユニット20が最上段まで
移動するようにする。
【0176】このような処理により、クリップCL…を
行いながら、複数枚のカーテンの折りたたみ処理を連続
して続けることが出来る。
【0177】以上のように、この実施の形態のカーテン
たたみ装置によれば、カーテンが折込みガイド27…,
28…に挟まれた状態でその上部が結束装置130の押
圧ユニット140により押圧され、クリップユニット1
50によりクリップが留められて仮止めされる構成なの
で、カーテンの折りたたみから仮止めまでを自動的に行
うことが出来るとともに、折込みガイド27…,28…
がカーテンを折り込んだ状態で仮止めの結束を行うの
で、とても綺麗な仕上りを得ることが出来る。
【0178】また、結束装置130は、回動アーム14
1A,141Bが回動することで、折りたたみ処理の邪
魔にならない配置に退避することができるので、カーテ
ンの折りたたみ処理に制限が加らず、カーテンの折りた
たみから結束までの各工程を最適な状態で進めることが
出来る。
【0179】なお、本発明のカーテンたたみ装置は、こ
の実施の形態のカーテンたたみ装置に限られるものでは
なく、第2実施の形態や第3実施の形態に記載されたの
と同様のバリエーションを適用することが出来る。
【0180】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従うと、
縦方向に長い状態に折りたたまれたカーテンを結束する
際にも、所望の結束位置へ結束装置を簡単にセットする
ことができるので、綺麗に折りたたまれたカーテンを綺
麗な状態のまま結束することが出来るという効果があ
る。
【0181】また、クリップ等の結束具で仮止め用に結
束する場合にも、人手に頼らず綺麗な仕上りで結束する
ことが出来るという効果がある。
【0182】また、カーテンたたみ装置の折込み体に結
束装置を搭載することで、カーテンの折りたたみから結
束(或いは仮止め結束)までを自動的に、且つ、綺麗な
仕上りで行うことが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のカーテン結束ユニットを
示すもので、(a)は開いた状態の斜視図、(b)は閉
じた状態の斜視図である。
【図2】レールの内側に設けられた機構を示すもので、
(a)は左ユニットと右ユニットとが合体した状態の平
面図、(b)は内側の機構の正面図である。
【図3】図2のテープ止着用アームの構造を詳細を示す
三面図である。
【図4】図1のレールの構成を詳細に示す三面図であ
る。
【図5】図1のテープホルダの詳細な構成を示すもの
で、(a)はその平面図、(b)は正面図である。
【図6】テープクランプの詳細を示す分離斜視図であ
る。
【図7】実施の形態のカーテン結束ユニットの動作の流
れを説明するもので、(a)は結束処理の初期状態、
(b)は第1過程を示す図である。
【図8】同、動作の流れを説明するもので、(a)は第
2過程、(b)は第3過程を示す図である。
【図9】同、動作の流れを説明するもので、(a)は第
4過程、(b)は第5過程におけるレールの内側の機構
を右側方から見た図である。
【図10】同、動作の流れを示すもので、(a)は第6
過程におけるレールの内側の機構を右側方から見た図、
(b)は第7過程を示す図である。
【図11】同、動作の流れを示すもので、(a)は第8
過程、(b)は終了状態を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態のカーテン結束装
置を示す斜視図である。
【図13】図12のクリップユニットの初期状態を示す
もので、(a)はその側面図、(b)は平面図である。
【図14】図12のクリップユニットの動作状態を示す
もので、(a)はその側面図、(b)は平面図です。
【図15】第2の実施の形態のカーテン結束装置の動作
の流れを説明するもので、(a)は初期状態の図、(b
−1)は第1過程の正面図、(b−2)は第1過程の平
面図である。
【図16】同、動作の流れを説明するもので、(a−
1)は第2過程の正面図、(a−2)はその平面図、
(b)は第3過程の平面図、(c)は第4過程の正面図
である。
【図17】カーテン押圧ユニットを処理位置から退避さ
せるその他の構成を説明する図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態のカーテンたたみ
装置の全体構成を示す斜視図である。
【図19】図18の吊下げユニットを示す正面図であ
る。
【図20】図18の折込みユニットの概略構成を示す平
面図である。
【図21】図18の折込みガイドとその開閉機構を装置
の裏面側から見た図である。
【図22】図18の支柱と吊下げユニットと折込みユニ
ットとが係合している部分を示す横断面図である。
【図23】図18の昇降機構の動作原理を説明する図
で、(a)は昇降機構を正面側から見た図、(b)は昇
降機構を左側から見た図である。
【図24】実施の形態のカーテンたたみ装置にカーテン
をセッティングする過程の状態を示す図である。
【図25】同、カーテンたたみ装置において襞たたみ処
理の第1過程(a−1),(a−2)と第2過程(b−
1),(b−2)の状態を示す図である。
【図26】同、カーテンたたみ装置において襞たたみ処
理の第3過程(a−1),(a−2)と第4過程(b−
1),(b−2)の状態を示す図である。
【図27】同、カーテンたたみ装置において襞たたみ処
理の第5過程(a−1),(a−2)、第6過程
(b)、第7過程(c)の状態を示す図である。
【図28】カーテンの各寸法の名称を説明する図で、
(a)は縫製前の身生地のもの、(b)は縫製後のもの
である。
【符号の説明】
1 カーテンたたみ装置 10 吊下げユニット(吊下げ体) 11a フック受け(保持部) 20 折込みユニット(折込み体) 22A,22B ベース枠 27… 折込みガイド 28… 折込みガイド 30 結束ユニット 53A,53B 支柱 130 結束装置 140 カーテン押圧ユニット 141A,141B 回動アーム 142A,142B 押圧板 150 クリップユニット 151 クリップホルダ 154 クリップ開閉用エアシリンダ 155 前後動用エアシリンダ 156 落下防止板 310 左ユニット 311 回動ベース枠(ベース枠) 312 レール 313 カーテン押圧板 340 右ユニット 341 回動ベース枠(ベース枠) 342 レール 343 カーテン押圧板 360 テープクランプ(第2の部材把持部) K1 メス 366 スライド機構(部材保持部変位手段) 390 テープホルダ(第1部材把持部および周回移動
体)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折りたたまれたカーテンの一部を紐状ま
    たは帯状の結束部材で結束するカーテン結束装置であっ
    て、 分離可能で合体したときに環状となるレールと、 上記結束部材の一端側を固定的又は繰出し可能に保持す
    る第1の部材保持部と、 この第1の部材保持部が搭載されるとともに上記レール
    に沿って周回するように移動可能にされた周回移動体
    と、 上記結束部材の他端側を固定的又は繰出し可能に保持す
    る第2の部材保持部とを備え、 上記レールが分離した状態からカーテンの折りたたまれ
    た部位を囲むように合体し、上記第1の部材保持部が結
    束部材の一端側を保持した状態で上記周回移動体が上記
    レールに沿って移動して当該カーテンに上記結束部材を
    巻きつけるように構成されていることを特徴とするカー
    テン結束装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の部材保持部の位置を上記周回
    移動体の中で変化させるか、或いは、上記第2の部材保
    持部の位置を変化させる部材保持部変位手段を備え、 カーテンに上記結束部材を巻きつける際或いは巻きつけ
    た後に、上記部材保持部変位手段により上記第1の部材
    保持部或いは上記第2の部材保持部の位置を変化させて
    上記結束部材の張りを調整するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のカーテン結束装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の部材保持部或いは第2の部材
    保持部の何れかは、上記結束部材を把持するとともに結
    束部材を切断可能なメスが設けられたクランプから構成
    され、 このクランプが上記結束部材を把持した際に上記メスに
    より結束部材が切断されるとともに上記クランプに当該
    結束部材の端が保持されるように構成されていることを
    特徴とする請求項2記載のカーテン結束装置。
  4. 【請求項4】 上記分離したレールをそれぞれ搭載して
    これらレールを分離又は合体可能に移動させる複数のベ
    ース枠を備え、 上記複数のベース枠のうちいずれか2個にカーテンの上
    記レールに囲まれる部位を押圧する生地押圧部材がそれ
    ぞれ設けられ、 上記ベース枠が移動して上記レールが合体するのと同時
    に上記生地押圧部材がカーテンを二方から挟んで押圧す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載のカーテン結束装置。
  5. 【請求項5】 折りたたまれたカーテンの一部をクリッ
    プ等の開閉式結束具で束ねて留めるカーテン結束装置で
    あって、 上記結束具を収容する結束具収容部と、 上記結束具を開閉可能に保持する結束具開閉手段と、 この結束具開閉手段をカーテンに向って前後動させる結
    束具移動手段と、 カーテン生地を二方から挟んで押圧する生地押圧手段
    と、 この生地押圧手段を押圧処理可能な位置へ移動させると
    ともにこの位置から退避させることが可能な生地押え移
    動手段とを備え、 上記生地押え移動手段により上記生地押圧手段が処理位
    置へ移動された状態でカーテン生地を押圧するとともに
    上記結束具開閉手段と上記結束具移動手段とにより上記
    収容された結束具を開閉および移動させることで、該結
    束具がカーテン生地を挟んで留めるように構成されてい
    ることを特徴とするカーテン結束装置。
  6. 【請求項6】 上記生地押え移動手段は支軸を中心に回
    動する2個の回動アームを有し、これらの回動アームに
    上記生地押圧手段が搭載されていることを特徴とする請
    求項5記載のカーテン結束装置。
  7. 【請求項7】 上記結束具収容部は、複数の結束具を収
    容可能であるとともに、1個の結束具が上記結束具開閉
    手段と上記結束具移動手段との作用により排出された場
    合に、次の結束具が上記結束具開閉手段に供給されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項5又は6に
    記載のカーテン結束装置。
  8. 【請求項8】 上記結束具収容部は、複数の結束具を積
    み重ねて収容するように構成され、1個の結束具が上記
    結束具収容部から排出された場合に、積み重ねられた複
    数の結束具が1段ずつずれることで、次の結束具が上記
    結束具開閉手段に供給されることを特徴とする請求項7
    記載のカーテン結束装置。
  9. 【請求項9】 カーテンの上部複数箇所をそれぞれ保持
    する複数のカーテン保持部を有するカーテン吊下げ体
    と、 カーテンに一面側から当接してカーテン生地をガイドす
    る第1面側の複数の折込みガイド、カーテンに他方の面
    から当接してカーテン生地をガイドする第2面側の複数
    の折込みガイド、および上記第1面側の折込みガイドと
    第2面側の折込みガイドとを近接又は分離可能なガイド
    移動手段を有し、カーテン生地を上記第1面側と第2面
    側の折込みガイドの間に挟み込んで折りたたむ折込み体
    と、 上記カーテン吊下げ体と上記折込み体を相対的に昇降さ
    せる昇降手段と、 上記折込み体に搭載されカーテンの当該折込み体により
    折りたたまれた部位の近傍を束ねて留める請求項1〜8
    の何れかに記載のカーテン結束装置とを備えたことを特
    徴とするカーテンたたみ装置。
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