JP2003267226A - リヤカー - Google Patents

リヤカー

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JP2003267226A
JP2003267226A JP2002067613A JP2002067613A JP2003267226A JP 2003267226 A JP2003267226 A JP 2003267226A JP 2002067613 A JP2002067613 A JP 2002067613A JP 2002067613 A JP2002067613 A JP 2002067613A JP 2003267226 A JP2003267226 A JP 2003267226A
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carriage
side wall
rear car
truck
trolley
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Hidemi Fuji
英見 藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトに折り畳みして、狭い所に便利に
収納できるようにする。 【解決手段】 リヤカーは、第1台車1と第2台車2の
底を、ふたつ折りして折り畳みできるように蝶番3で連
結している。第1台車1と第2台車2は、底面形状が同
じ大きさの四角形で、折畳ライン4を除く3辺に端部側
壁5と側部側壁6からなる側壁を有する。第1台車1と
第2台車2は、車軸15を折畳ライン4と平行とする車
輪14を側部側壁6の外側に装着している。第1台車1
と第2台車2の車輪14は、折畳状態で互いに当接しな
いように突出位置が異なっている。リヤカーは、水平ス
トッパ10が第1台車1と第2台車2の底面を水平姿勢
に停止させる状態で牽引して、第1台車1と第2台車2
の車輪14で走行し、折畳ストッパ13で折畳状態に停
止させる状態で牽引して、第1台車1または第2台車2
の一方の車輪14で走行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車で牽引して
移動でき、あるいは人が引っ張って移動できるリヤカー
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車で牽引されるリヤカーのような車
両は、種々のタイプのものが市販されている。最も一般
的なものは、両側に車輪を設けている。この構造は、ボ
ート等を搭載するために専用設計されたものが多く使用
される。この構造のものは、専用に設計されているの
で、従来のリヤカーのように、種々のものを搭載して便
利に運搬するようには使用できない。また、リヤカーは
折り畳むことができないので、使用しないときに邪魔に
なる欠点がある。さらに、搭載する荷物の量によって、
搭載面積を調整することができないので、大きい荷物と
小さい荷物を便利に運搬できない欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このように
欠点を解決することを目的に開発されたものである。本
発明の重要な目的は、種々の荷物を搭載して便利に運搬
できると共に、コンパクトに折り畳みして、小さな荷物
を便利に運搬でき、さらに狭いところに便利に収納でき
るリヤカーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のリヤカーは、前
述の目的を達成するために、以下の全ての構成を有す
る。 (a) リヤカーは、第1台車1と第2台車2の底を、
ふたつ折りして折り畳みできるように蝶番3で連結して
いる。 (b) 第1台車1と第2台車2の底面形状は、同じ大
きさの四角形である。 (c) 第1台車1と第2台車2は、四角形である底外
周の4辺において、折畳ライン4に沿う辺を除く残り3
辺に、端部側壁5と側部側壁6からなる側壁を有する。 (d) 端部側壁5は、折畳ライン4の反対側に設けら
れており、側部側壁6は、折畳ライン4の端部と端部側
壁5の端部との間に設けている。 (e) 第1台車1と第2台車2は、車軸15を折畳ラ
イン4と平行とする姿勢で、側部側壁6の外側に車輪1
4を装着している。 (f) 第1台車1と第2台車2の車輪14は、折畳状
態で互いに当接しないように、互いにラップする状態と
なるように、突出位置が異なっている。 (g) 第1台車1と第2台車2の底面を水平姿勢に開
いた状態で停止させる水平ストッパ10と、第1台車1
と第2台車2の底面を互いに接近させる折畳状態で停止
される折畳ストッパ13とを有する。 (h) 水平ストッパ10が第1台車1と第2台車2の
底面を水平姿勢に停止させる状態で、端部側壁5を設け
ている底の端部を牽引して、第1台車1と第2台車2の
車輪14で走行でき、折畳ストッパ13で折畳状態に停
止させる状態では、一方の端部側壁5の上端部を牽引し
て、第1台車1または第2台車2の一方の車輪14で走
行できるようにしている。
【0005】さらに、本発明のリヤカーは、水平ストッ
パ10を一対のコ字金具とすると共に、第1台車1と第
2台車2が端部側壁5と側部側壁6とのコーナーに垂直
筒11を設けることができる。このリヤカーは、第1台
車1と第2台車2を水平に開いた状態で、各々の水平ス
トッパ10の一端を第1台車1の垂直筒11に挿入し
て、他端を第2台車2の垂直筒11に挿入して、第1台
車1と第2台車2を水平の姿勢に停止させることができ
る。さらに、このリヤカーは、第1台車1と第2台車2
の底の外形を長方形として、長辺側に端部側壁5を、短
辺側に側部側壁6を設けて、さらに端部側壁5の長さを
側部側壁6の2倍とすることができる。このリヤカー
は、第1台車1と第2台車2の折畳状態で、一方の水平
ストッパ10の両端を第1台車1の挿入筒12に挿入
し、他方の水平ストッパ10の両端を第2台車2の挿入
筒12に挿入することができる。
【0006】さらに、本発明のリヤカーは、車輪14を
上下に移動できるように第1台車1と第2台車2に装着
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのリヤカーを例示するもの
であって、本発明はリヤカーを下記のものに特定しな
い。
【0008】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0009】図1ないし図6に示すリヤカーは、自動車
で牽引して移動できる。ただ、本発明のリヤカーは、手
で移動できる取っ手を固定して、自動車でなく人が引っ
張って移動することもできる。図のリヤカーは、第1台
車1と第2台車2を蝶番3で折り畳みできるように連結
している。第1台車1と第2台車2は、底面形状を同じ
大きさの四角形としている。さらに、第1台車1と第2
台車2は、四角形である底外周の4辺において、折畳ラ
イン4に沿う辺を除く残り3辺に、端部側壁5と側部側
壁6からなる側壁を設けている。端部側壁5は、折畳ラ
イン4の反対側に設けられており、側部側壁6は、折畳
ライン4の端部と端部側壁5の端部との間に設けられて
いる。
【0010】蝶番3は、第1台車1と第2台車2を、底
の境界で連結して、底の境界を折畳ライン4として、ふ
たつ折りして折り畳みできるようにしている。図に示す
第1台車1と第2台車2は、底の外形を長方形として、
長方形の長辺側に端部側壁5を設けて、短辺側に側部側
壁6を設けている。第1台車1と第2台車2の底面は、
好ましくは、側部側壁6の長さを80cm、端部側壁5
の長さを160cmとする。このように、端部側壁5の
長さを側部側壁6の長さの2倍とするリヤカーは、第1
台車1と第2台車2を、図1で示すように底を水平とす
る状態に開いた状態で、平面の外形が図3の平面図に示
すように正方形となる。1列に並ぶ第1台車1と第2台
車2の側部側壁6の長さが、端部側壁5と同じ長さにな
るからである。ただ、本発明のリヤカーは、第1台車と
第2台車の端部側壁の長さを側部側壁の長さの2倍とす
る必要はなく、たとえば端部側壁の長さに対する側部側
壁の長さを0.3〜1倍とすることもできる。また、端
部側壁の長さは、普通自動車の幅よりも狭くするため
に、好ましくは170cm以下とする。
【0011】図のリヤカーは、金属フレームを溶接し
て、第1台車1と第2台車2を製作している。第1台車
1と第2台車2は、横断面形状をL字状とするL字鋼で
ある金属フレームを四角形に溶接して底枠7としてい
る。L字鋼を四角形に溶接している底枠7は、図7の断
面図に示すように、底プレート8を敷設して、小さい荷
物を漏れないように積載できる。底枠7には一定の間隔
で中間フレーム9を溶接して、底プレートを使用するこ
となく、小さい荷物を搭載できる。金属フレームを溶接
した四角形の底枠7には、さらにL字鋼である金属フレ
ームを溶接して、端部側壁5と側部側壁6からなる側壁
を設けている。図のリヤカーは、金属フレームを方形状
に溶接して端部側壁5と側部側壁6を設けており、さら
に幅方向の途中、図1において上下方向の途中にも、底
と平行な姿勢で金属フレームを溶接して固定している。
また、端部側壁5は、中間にも底と直交するように金属
フレームを溶接して固定している。
【0012】端部側壁5と側部側壁6の高さは、40c
mとして側部側壁6の長さの半分にしている。側部側壁
6の高さは、折畳状態の長さを特定する。折畳状態にお
いては、図2と図6に示すように、第1台車1と第2台
車2の側部側壁6を上下に平行な姿勢として連結するの
で、側部側壁6の高さがリヤカーの前後の長さとなるか
らである。したがって、側壁の高さを側部側壁6の長さ
の半分とするリヤカーは、図2と図6に示す折畳状態
で、前後方向の長さが開いた状態の半分となる。側壁の
高さは、折畳状態でリヤカーの全長を短くするために、
側部側壁6の長さよりも短い。
【0013】端部側壁5と側部側壁6のコーナー連結部
には、垂直筒11を固定している。垂直筒11は、金属
製の角パイプである。垂直筒11は、水平ストッパ10
の両端を挿入して、底を水平に開いた状態に停止させ
る。
【0014】図1に示すように、第1台車1と第2台車
2の底を蝶番3で連結しているリヤカーは、図の矢印で
示す方向に移動する。水平ストッパ10は、第1台車1
と第2台車2を、図5に示す開いた姿勢に停止させる。
図5の水平ストッパ10は、一対のコ字金具からなる。
この水平ストッパ10は、図5に示すように、第1台車
1と第2台車2を水平に開いた状態として、その一端を
第1台車1の垂直筒11に挿入し、他端を第2台車2の
垂直筒11に挿入して、第1台車1と第2台車2を水平
の姿勢に停止させる。この構造の水平ストッパ10は、
第1台車1と第2台車2を開いた状態に簡単に停止でき
ると共に、水平ストッパ10を側部側壁6の上方に突出
させて、荷物が両側に落下するのを防止できる。
【0015】第1台車1と第2台車2の側部側壁6は、
上縁の両側部に、水平ストッパ10の端部を挿入する挿
入筒12を溶接して固定している。このリヤカーは、図
6に示すように、第1台車1と第2台車2を折畳状態と
して、水平ストッパ10の両端を挿入筒12に挿入して
側部側壁6に連結される。ここに固定される水平ストッ
パ10は、図2に示すように、第1台車1と第2台車2
を折畳状態とする状態で、前後に荷物が落下するのを阻
止する側壁となる。このため、水平ストッパ10で荷物
が落下するのを阻止できる特長がある。
【0016】第1台車1と第2台車2を水平に開く状態
で正方形とするリヤカーは、水平ストッパ10で水平状
態に保持しながら、荷物の落下を防止できる。また、荷
物の落下は、第1台車1と第2台車2を開いた状態と、
折畳状態の両方で阻止できる。
【0017】第1台車1と第2台車2は、折畳ストッパ
13でもって図2の折畳状態に停止される。折畳ストッ
パ13は、折畳状態で互いに接近する第1台車1と第2
台車2の底枠7を連結して、折畳状態に保持できる。図
8は折畳ストッパ13が底枠7の端部側壁5側を挟着す
る状態を示し、図9は、折畳ストッパ13が底枠7の側
部側壁6側を挟着する状態を示している。これ等の図に
示す折畳ストッパ13は、コ字金具13Aと止ネジ13
Bを有する。止ネジ13Bは、コ字金具13Aに設けた
ネジ孔にねじ込まれて、コ字金具13Aに入れた一対の
底枠7を締め止して折畳状態に保持する。
【0018】車輪14は、第1台車1と第2台車2の側
部側壁6の外側に装着される。車輪14は、車軸15を
折畳ライン4と平行とする姿勢として、第1台車1と第
2台車2の側部側壁6から外側に突出して回転できるよ
うに装着される。第1台車1の車輪14と第2台車2の
車輪14は、図3と図4に示すように、突出する長さが
異なっている。図6に示す折畳状態で、第1台車1と第
2台車2の車輪14が互いに接触しないようにラップす
る状態として、自由に回転できるようにするためであ
る。リヤカーは、図1に示すように、水平ストッパ10
で第1台車1と第2台車2の底面を水平姿勢に停止させ
る状態で、端部側壁5を設けている底枠7の端部を牽引
して、第1台車1と第2台車2の4つの車輪14で走行
する。折畳ストッパ13で折畳状態に停止させる状態で
は、図2に示すように、一方の端部側壁5の上端部を牽
引して、第2台車2に設けている一方の車輪14で走行
できるようにしている。第2台車2の車輪14は、図3
に示すように、折畳状態で走行に使用できるように、底
の端部側壁5から外側に突出するように第2台車2に装
着している。第1台車1の車輪14は、折畳状態で走行
用に使用しない。したがって、第1台車1の車輪14
は、底の端部側壁5から外側には突出しない位置に連結
している。
【0019】さらに、図10と図11のリヤカーは、上
下に移動できるように車輪14を第1台車1と第2台車
2に装着している。このリヤカーは、車輪14をU金具
16に連結し、U金具16を垂直ロッド17を介して上
下に移動できるように第1台車1と第2台車2に連結し
ている。車輪14は、車軸15を介してU金具16に回
転できるように連結している。さらに車軸15は、ベア
リング(図示せず)を介して回転できるようにU金具1
6に連結している。垂直ロッド17は、第1台車1と第
2台車2の底や側壁に固定しているガイド筒18に上下
に移動できるように挿通している。さらに、U金具16
は、図10に示すように車輪14を最も上昇させた位置
で定位置に固定するために、上方に突出する突出ロッド
19を垂直に固定している。第1台車1と第2台車2
は、この突出ロッド19を挿入する位置にストッパ筒2
0を固定している。車輪14が図10の位置まで上昇さ
れると、突出ロッド19がストッパ筒20に挿入され
て、U金具16は第1台車1と第2台車2の定位置に固
定される。
【0020】リヤカーは、車輪14を降下させてリヤカ
ーを持ち上げるためにリフター21を装備している。リ
フター21は、ひし形リンク22とネジ棒23とを備え
る。ひし形リンク22は、4本のリンクを垂直面内で回
動できるように連結している。このひし形リンク22
は、上端を第1台車1と第2台車2の底に連結して、下
端には脚プレート24を連結している。さらにひし形リ
ンク22の中間連結部にはナット25を設けており、こ
のナット25にネジ棒23をねじ込んでいる。ナット2
5とネジ棒23は、ネジ棒23が回転されると一対のナ
ット25を互いに逆方向に移動させるために、中心を境
界として左右に逆ピッチのネジを設けている。
【0021】ネジ棒23は、ジョイント26を介して車
軸15に連結している。ジョイント26は、車軸15と
ネジ棒23を互いに回転しないように連結している。こ
の構造のリフター21は、車軸15でネジ棒23を回転
できる。ネジ棒23が回転されると、ひし形リンク22
に設けている一対のナット25が互いに逆方向に移動し
て、図10の姿勢から図11の姿勢に移動される。この
状態になると、ひし形リンク22の高さが変化し、下端
の脚プレート24でリフター21を上昇させる。このよ
うに、ネジ棒23に車軸15を連結する構造は、車輪1
4を回転させることによってネジ棒23を回転できるの
で、リヤカーを前後に移動させることによって車輪14
を回転させて、リフター21でリヤカーを上下に移動で
きる。この構造は、たとえば、リヤカーを前進させると
リフター21が上昇し、リヤカーを後退させるとリフタ
ーが降下する構造として、簡単かつ便利に上下に移動で
きる。ただ、車軸15は、図の鎖線で示すように、クラ
ンク27を連結して回転させることもできる。
【0022】リフター21で車輪14を上下に移動でき
るリヤカーは、図12に示すように、農作業等に便利に
使用できる。リヤカーの底が地面から高くなって、畝等
をまたいで便利に移動できるからである。この構造のリ
ヤカーは、ジョイント26でネジ棒23を脱着できるよ
うに車軸15に連結する構造として、使用しないときに
リフター21を外すこともできる。リフター21を外す
状態で、車輪14はもっとも上昇した位置、すなわち、
リヤカーを最も降下させた位置となる。
【0023】図13と図14は、異なる構造のリフター
21を内蔵するリヤカーを示す。このリヤカーは、ひし
形リンク22に代わって逆V字リンク28を備え、さら
に、一対の車軸15に載せ台29を連結している。逆V
字リンク28は、下端にナット25を固定して、これを
ネジ棒23にねじ込んでいる。さらに逆V字リンク28
の下端には、下方に突出してキャスター30を連結して
いる。キャスター30は載せ台29に沿って水平方向に
移動する。載せ台29は、両端を下方に折曲して、折曲
部31をU金具16に連結している。U金具16は、図
14に示すように、内面に突出する突出部32に連結孔
33を設けており、この連結孔33に載せ台29の折曲
部31を入れて連結している。この構造のリフター21
も、車軸15を回転させてネジ棒23を回転させる。し
たがって、リヤカーを前後に移動させることによって車
輪14を回転させて、回転する車軸15でネジ棒23を
回転させてリフター21でリヤカーを上下に移動でき
る。ただ、車軸15は、クランク27を連結して回転さ
せることもできる。ネジ棒23が回転されると、逆V字
リンク28が図13から図14に示すように変形して高
さが変化する。逆V字リンク28が高くなると、これが
第1台車1と第2台車2の底を押し上げてリヤカーを上
昇させる。リヤカーを降下させるときは、車軸15を反
対に回転させて、逆V字リンク28を図14から図13
に示す形状に変形させる。この構造のリフター21も、
ジョイント26で脱着できるようにネジ棒23を車軸1
5に連結し、さらに載せ台29を脱着できる構造とし
て、使用しないときにリヤカーから外すことができる。
【0024】
【発明の効果】本発明のリヤカーは、種々の荷物を搭載
して便利に運搬できると共に、コンパクトに折り畳みし
て、小さな荷物を便利に運搬できる特長がある。それ
は、本発明のリヤカーが、第1台車と第2台車の底を、
ふたつ折りして折り畳みできるように蝶番で連結してお
り、水平ストッパが第1台車と第2台車の底面を水平姿
勢に停止させる状態では、第1台車と第2台車の車輪で
走行できると共に、折畳ストッパで折畳状態に停止させ
る状態では、第1台車または第2台車の一方の車輪で走
行できるようにしているからである。このように、第1
台車と第2台車を折り畳みできるリヤカーは、第1台車
と第2台車の底面を水平姿勢とする状態では、全体の面
積を広くして大きな荷物を搭載して運搬でき、また、第
1台車と第2台車を折り畳んだ状態では、全体の面積を
小さくして小さな荷物を便利に運搬できる。したがっ
て、本発明のリヤカーは、目的や用途に応じて第1台車
と第2台車を広げたり折り畳みすることによって、種々
の荷物を極めて便利に運搬できる。さらに、本発明のリ
ヤカーは、第1台車と第2台車を折り畳みした状態で、
狭い場所に便利に収納できる特長もある。
【0025】さらに、本発明のリヤカーは、第1台車と
第2台車の底面形状を同じ大きさの四角形としているの
で、折り畳んだ状態で安定して保持できると共に、外観
をよくできる特長がある。さらに、本発明のリヤカー
は、第1台車と第2台車の車輪の位置を、折畳状態で互
いにラップする状態となるように、異なる突出位置とし
ているので、折り畳んだ状態においてもこれらの車輪が
互いに当接することなく、スムーズに走行できる特長が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるリヤカーの斜視図
【図2】図1に示すリヤカーを折り畳んで使用する状態
を示す斜視図
【図3】図1に示すリヤカーの平面図
【図4】図2に示すリヤカーの平面図
【図5】図1に示すリヤカーの垂直筒に水平ストッパを
挿入する状態を示す側面図
【図6】図2に示すリヤカーの挿入筒に水平ストッパを
挿入する状態を示す側面図
【図7】底枠に底プレートを装着する状態を示す断面図
【図8】折畳ストッパが底枠の端部側壁側を挟着する状
態を示す垂直断面図
【図9】折畳ストッパが底枠の側部側壁側を挟着する状
態を示す水平断面図
【図10】本発明の他の実施例にかかるリヤカーの正面
【図11】図10に示すリヤカーの車輪を降下させた状
態を示す正面図
【図12】図10に示すリヤカーの使用状態を示す正面
【図13】本発明の他の実施例にかかるリヤカーの正面
【図14】図13に示すリヤカーの車輪を降下させた状
態を示す正面図
【符号の説明】
1…第1台車 2…第2台車 3…蝶番 4…折畳ライン 5…端部側壁 6…側部側壁 7…底枠 8…底プレート 9…中間フレーム 10…水平ストッパ 11…垂直筒 12…挿入筒 13…折畳ストッパ 13A…コ字金具 1
3B…止ネジ 14…車輪 15…車軸 16…U金具 17…垂直ロッド 18…ガイド筒 19…突出ロッド 20…ストッパ筒 21…リフター 22…ひし形リンク 23…ネジ棒 24…脚プレート 25…ナット 26…ジョイント 27…クランク 28…逆V字リンク 29…載せ台 30…キャスター 31…折曲部 32…突出部 33…連結孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の全ての構成を有するリヤカー。 (a) リヤカーは、第1台車(1)と第2台車(2)の底
    を、ふたつ折りして折り畳みできるように蝶番(3)で連
    結している。 (b) 第1台車(1)と第2台車(2)の底面形状は、同じ
    大きさの四角形である。 (c) 第1台車(1)と第2台車(2)は、四角形である底
    外周の4辺において、折畳ライン(4)に沿う辺を除く残
    り3辺に、端部側壁(5)と側部側壁(6)からなる側壁を有
    する。 (d) 端部側壁(5)は、折畳ライン(4)の反対側に設け
    られており、側部側壁(6)は、折畳ライン(4)の端部と端
    部側壁(5)の端部との間に設けている。 (e) 第1台車(1)と第2台車(2)は、車軸(15)を折畳
    ライン(4)と平行とする姿勢で、側部側壁(6)の外側に車
    輪(14)を装着している。 (f) 第1台車(1)と第2台車(2)の車輪(14)は、折畳
    状態で互いに当接しないように、互いにラップする状態
    となるように、突出位置が異なっている。 (g) 第1台車(1)と第2台車(2)の底面を水平姿勢に
    開いた状態で停止させる水平ストッパ(10)と、第1台車
    (1)と第2台車(2)の底面を互いに接近させる折畳状態で
    停止される折畳ストッパ(13)とを有する。 (h) 水平ストッパ(10)が第1台車(1)と第2台車(2)
    の底面を水平姿勢に停止させる状態で、端部側壁(5)を
    設けている底の端部を牽引して、第1台車(1)と第2台
    車(2)の車輪(14)で走行でき、折畳ストッパ(13)で折畳
    状態に停止させる状態では、一方の端部側壁(5)の上端
    部を牽引して、第1台車(1)または第2台車(2)の一方の
    車輪(14)で走行できるようにしてなる。
  2. 【請求項2】 水平ストッパ(10)が一対のコ字金具で、
    第1台車(1)と第2台車(2)が端部側壁(5)と側部側壁(6)
    とのコーナーに垂直筒(11)を有し、第1台車(1)と第2
    台車(2)を水平に開いた状態で、各々の水平ストッパ(1
    0)の一端を第1台車(1)の垂直筒(11)に、他端を第2台
    車(2)の垂直筒(11)に挿入して、第1台車(1)と第2台車
    (2)を水平の姿勢に停止させる請求項1に記載されるリ
    ヤカー。
  3. 【請求項3】 第1台車(1)と第2台車(2)の底の外形が
    長方形で、長辺側に端部側壁(5)を設けて、短辺側に側
    部側壁(6)を設けており、さらに端部側壁(5)の長さを側
    部側壁(6)の2倍としており、第1台車(1)と第2台車
    (2)の折畳状態で、一方の水平ストッパ(10)の両端を第
    1台車(1)の挿入筒(12)に挿入し、他方の水平ストッパ
    (10)の両端を第2台車(2)の挿入筒(12)に挿入する請求
    項2に記載されるリヤカー。
  4. 【請求項4】 車輪(14)を上下に移動できるように第1
    台車(1)と第2台車(2)に装着している請求項1に記載さ
    れるリヤカー。
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