JP2003266772A - 画像形成装置およびその方法 - Google Patents

画像形成装置およびその方法

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JP2003266772A
JP2003266772A JP2002074626A JP2002074626A JP2003266772A JP 2003266772 A JP2003266772 A JP 2003266772A JP 2002074626 A JP2002074626 A JP 2002074626A JP 2002074626 A JP2002074626 A JP 2002074626A JP 2003266772 A JP2003266772 A JP 2003266772A
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JP2002074626A
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Osamu Goto
理 後藤
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力画像に生じるレジずれを一括して補正する
ことにより、多段階の補正処理に起因する不具合を解消
する。 【解決手段】画像生成部400は、テストパターンを出
力する。補正処理部42は、テストパターンに対して、
何らの補正も行わず、画像形成部44は、このテストパ
ターンを印刷し、出力画像とする。印刷されたテストパ
ターンは読み取られ、レジずれ検出部402は、オリジ
ナルのテストパターンと、読み出されたテストパターン
とからレジずれを求める。操作箇所調整部404は、テ
ストパターンとレジずれ情報とに基づいて、主走査方向
および副走査方向の補正の操作箇所が集中しないように
調整する。主走査方向補正部420および副走査方向補
正部422は、指定された画像データの操作箇所に対し
て、レジずれを防ぐ補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力画像に生じる
変形を打ち消すように補正して画像を形成する画像形成
装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】それぞれ黄色(Y)、マゼンダ(M)、
シアン(C)および黒(K)のトナーを転写する複数の
転写部を用いて、画像を用紙に多重転写することにより
多色印刷を行うカラープリンタ装置が一般に用いられて
いる。このようなカラープリンタ装置において、各色の
画像のずれなどのレジストレーションずれ(レジずれ)
が生じると、出力画像の品質が劣化してしまう。
【0003】例えば、「特開平1−142671号公報
(文献1)」は、出力画像品質の劣化を防ぐための方法
を開示する。この方法においては、レジずれ検出用の特
定のパターンが予め決められ、このパターンの画像が、
各色の転写装置それぞれの中間転写用ベルト上に形成さ
れる。ベルト上に形成された各色のパターン画像は、一
定のタイミングで読み取られ、読み取られた各色のパタ
ーン画像から、各色の転写装置の間のレジストレーショ
ンのずれ(レジずれ)が検出される。さらに、検出され
たレジずれに基づいて、主走査方向、副走査方向、スキ
ャン倍率およびスキュー成分のずれなどのレジずれが検
出され、画像の補正に用いられる。
【0004】これらのレジずれを補正するために、例え
ば、「特開平6−35287号公報(文献2)」および
「特開平6−118325号公報(文献3)」は、光路
を変更する方法を加持する。また、この補正のために、
例えば、「特開平10−62700号公報(文献4)」
および「特開平11−198435号公報(文献5)」
は、ビデオクロックを変調する方法を開示する。しかし
ながら、これらの補正処理の方法には、補正能力・精度
に限界があり、また、これらの方法の実現には専用のハ
ードウェアが必要なので、これらの方法が適用される装
置が高コストになってしまう。また、「特開平8−85
236号公報(文献6)」は、電子的にレジずれを検出
し、演算処理によりレジずれを補正する方法を開示す
る。
【0005】しかしながら、以上の各文献に開示された
方法は、レジずれを、スキュー、レジずれおよび倍率の
変化などの成分ごとに検出し、検出した成分ごとに補正
処理を繰り返し行うので、補正に伴って誤差が蓄積す
る、各補正処理間に干渉が生じる、および、処理および
ハードウェアが複雑化してしまうなどの不具合を伴う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、出力画像
に生じるレジずれを、一括して補正処理して画像形成を
行う画像形成装置およびその方法を提供することを目的
とする。また、本発明は、出力画像に生じるレジずれを
一括して補正することにより、多段階の補正処理に起因
する不具合を解消し、しかも、ハードウェアの複雑化お
よび高コスト化を招くことがない画像形成装置およびそ
の方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる画像形成装置は、画像データから画
像を形成する第1の画像形成手段と、前記画像データに
対して、前記形成された画像に生じる変形を打ち消す補
正処理を行う補正処理手段とを有する。
【0008】好適には、前記変形は、倍率変化、スキュ
ーずれ、主走査方向のスキャンずれ、副走査方向のスキ
ャンずれおよびスキャン倍率のずれを成分として含み、
前記補正処理手段は、前記変形に含まれる成分を一括し
て打ち消す補正処理を行う。
【0009】好適には、前記補正手段は、前記画像デー
タに対して、前記形成される画像の1画素を単位として
補正処理を行う。
【0010】好適には、前記第1の画像形成手段は、前
記画像データから、少なくとも第1の走査方向と第2の
走査方向とに画像を形成し、前記補正処理手段は、前記
形成された画像の前記第1の走査方向に生じる変形を補
正する第1の補正手段と、前記形成された画像の前記第
2の走査方向に生じる変形を補正する第2の補正手段と
を有する。
【0011】好適には、前記第1の補正手段は、前記画
像データにおいて、前記第2の補正手段が補正処理を行
う部分およびその隣接部分以外に対して補正処理を行
い、前記第2の補正手段は、前記画像データにおいて、
前記第1の補正手段が補正処理を行う部分およびその隣
接部分以外に対して補正処理を行う。
【0012】好適には、前記第1の画像形成手段は、前
記画像データから、用紙に対して画像を転写する転写手
段を有し、前記転写手段の用紙に画像を転写する部分以
外に対して変形検出用の画像を形成する第2の画像形成
手段と、前記形成された変形検出用の画像に基づいて、
前記形成される画像に生じる変形を検出する変形検出手
段とをさらに有する。
【0013】また、本発明にかかる画像形成方法は、画
像データから画像を形成し、前記画像データに対して、
前記形成された画像に生じる変形を打ち消す補正処理を
行う。
【0014】好適には、画像データから画像を形成する
ステップと、前記画像データに対して、前記形成された
画像に生じる変形を打ち消す補正処理を行うステップと
をコンピュータに実行させる。
【0015】
【発明の実施の形態】[本発明の背景]まず、本発明の
理解を助けるために、その背景を説明する。図1は、レ
ジずれの補正を行わずに画像をカラー印刷するプリンタ
を例示する図である。図2は、レジずれの補正を行なっ
て画像をカラー印刷するプリンタを例示する図である。
図3は、印刷処理の流れを示す図であって、(A)は補
正処理なしの場合の印刷処理を示し、(B)は補正処理
を行う場合の印刷処理を示す。図1および図3(A)に
示すように、それぞれ異なる色のトナーを用紙に付着さ
せる複数の感光体を用いて印刷を行うプリンタが用いら
れており、このようなプリンタにより印刷された出力画
像には、スキュー(skew)・弓形(baw)と呼ば
れる歪みや、倍率の変化などの欠陥(レジずれ)が生じ
ることがある。これに対し、例えば、図2および図3
(B)に示すように、予め出力画像にどのようなレジず
れが発生するかを調べておき、予めレジずれを打ち消す
ように、画像データに対してレジずれと逆相の変形を与
えてから印刷することにより、図1に示した不具合を解
消することができる。なお、図2および図3(B)に示
した補正処理は、プリンタ内で行われても、プリンタに
接続されたホストコンピュータにより行われてもよい
が、補正処理がプリンタ内で行われる場合を説明する。
【0016】図4は、出力画像に生じる副走査方向のレ
ジずれを例示する図である。図5は、図4に示したレジ
ずれを、2段階の補正処理により補正する方法を例示す
る図である。図6は、図5に示した第1の補正処理の結
果として得られる画像データ(補正済画像データ1)
を、模式的に示す図である。図7は、図5に示した画像
データに第2の補正処理のみを行った結果として得られ
る画像データを、模式的に示す図である。
【0017】説明の明確化・具体化のために、補正処理
を行わない場合に、プリンタの出力画像に、例えば、図
4に示すような副走査方向のみのスキュー(skew)
歪みと弓形(bow)歪みとが組合わさったレジずれが
生じる場合を具体例とする。このようなレジずれを補正
するためには、例えば、図5に示すように、まず、第1
の補正処理によりスキュー歪みを補正し、次に、第2の
補正処理により弓形歪みを補正するといったように、レ
ジずれに含まれる成分ごとに、複数の補正処理を行う方
法が考えられる。
【0018】つまり、図5に示した第1の補正処理にお
いては、図6に示すような変形が元の画像データに加え
られて第1の補正済画像データ(補正済画像データ1)
となる。さらに、第1の補正済データに対して、第2の
補正処理により、図7に示すような変形が与えられて、
第2の補正済データが得られる。このように、元の画像
データに対して、補正なしの出力画像に生じるレジずれ
と逆の変形を与える補正処理を行って得られる第2の補
正済画像データ(補正済画像データ2)を印刷すると、
最終的に得られる出力画像のレジずれが打ち消され、正
常な出力画像が得られる。
【0019】図6および図7に示した操作箇所に着目す
る。図5に示した補正処理は、補正の対象となる画像に
対して、所定の処理単位(例えば出力画像の1画素)ご
とに行われるので、図6,図7に示すように、補正済の
データには、階段状の部分(操作箇所)が生じる。つま
り、実際には、図5に示した補正処理は、図6,図7に
示すように、必要に応じて適宜、主走査方向について定
められる箇所で、画像を1画素分ずつシフトすることに
より実現される。
【0020】図6に示した操作箇所それぞれは、主走査
方向の離れた位置に定められるので、スキュー歪みの補
正のみを行って得られる第1の補正済画像データ(補正
済画像データ1;図5)においては、操作箇所が目立つ
ことはない。また、同様に、図7に示した操作箇所それ
ぞれは、主走査方向の離れた位置に定められるので、弓
形歪みの補正のみを行ったと仮定した場合に得られる画
像データ(図7)においては、操作箇所が目立つことは
ない。
【0021】図8は、図6,図7に示した補正処理が干
渉を起こした場合に得られる第2の補正済画像データ
(補正済画像データ2;図5)を、模式的に示す図であ
る。図9は、図5,図8に示した第2の補正済画像デー
タを印刷して得られる出力画像を、模式的に示す図であ
る。しかしながら、2つの補正処理が独立していると、
図6,図7に示した操作箇所を調整することができな
い。2つの補正処理の操作箇所が互いに一致したり、隣
接したりして集中すると、その操作箇所の変化が大きく
なり、2つの補正処理が互いに干渉し、誤差の蓄積が生
じて視認しやすくなることがある。
【0022】このように複数の補正処理が干渉・誤差の
蓄積を起こすと、例えば、図8に示すように、補正処理
の結果として得られる第2の補正済画像データ(補正済
画像データ2;図5)の変形が大きくなる。従って、図
9に示すように、この第2の補正済画像データを印刷し
た結果として得られる出力画像の変形も大きくなってし
まう。
【0023】図10は、図4に示したレジずれを、一括
して補正処理する方法を例示する図である。図11は、
図10に示した補正処理により、操作箇所を調整して補
正処理した結果として得られる補正済画像データ(図1
0)を模式的に示す図である。図12は、図11に示し
た補正済画像データを印刷して得られる出力画像を模式
的に示す図である。
【0024】これに対し、図10に示すように、図4に
示したレジずれを、1回の補正処理により、スキュー歪
みに対する操作箇所と弓形歪みに対する操作箇所とが集
中しないように調整して補正処理を行うと、上述した複
数の補正処理の干渉・誤差蓄積に起因する不具合を解消
することができる。つまり、1回の補正処理により、レ
ジずれに含まれる成分ごとの操作箇所を調整して補正処
理を行うと、図11に示すように、図8に示した第2の
補正済画像データと比べて操作箇所ごとの変化が少ない
修正済画像データを得ることができる。また、操作箇所
を調整して補正処理した修正済画像データを印刷する
と、図9に示した出力画像に比べて、図11に示すよう
に、変形が目立たない出力画像を得ることができる。
【0025】以上、操作箇所の集中に起因する不具合と
その対策を、主走査方向のスキュー歪みおよび弓形歪み
成分の補正について述べたが、レジずれの他の成分(倍
率変動など)についても、また、主走査方向に生じるレ
ジずれについても、同様な不具合が生じ、また、同様な
対策により、その不具合の発生を防ぐことができる。
【0026】つまり、主走査方向に生じるレジずれにつ
いても、副走査方向に生じるレジずれについても、主走
査方向の操作箇所と副走査方向の操作箇所とが集中しな
いように調整して、1回の補正処理により補正すること
により、操作箇所の集中に起因する不具合の発生を防ぐ
ことができる。また、主走査方向と副走査方向とで操作
箇所の集中させないとともに、レジずれの各成分ごと
に、補正処理の操作箇所を集中させないように調整する
ことにより、操作箇所の集中に起因する不具合の発生
を、さらに有効に防ぐことができる。しかも、1回の補
正処理により補正を行うと、複数回の補正処理を行う場
合に比べてソフトウェア的およびハードウェア的な処理
が簡単で、しかも、少なくて済み、その上、演算時間も
短くて済む。
【0027】さらに、操作箇所ごとの変化の大きさを最
小にするには、操作箇所ごとの操作単位を、出来る限り
細かくすればよい。つまり、操作箇所ごとに、例えば、
1画素分ずつ画像データをシフトおよび挿入・間引きす
ることにより、操作箇所ごとの変化を最小にすることが
できる。
【0028】なお、何らかの理由により、1回の補正処
理ができず、複数回の補正処理を逐次的に行わなければ
ならないような場合には、以下のような対策を採れば、
操作箇所の集中に起因する不具合(図8,図9)の発生
を防ぐことができる。つまり、ある段までの補正処理ま
での操作箇所が、順次、次段の補正処理に通知されるよ
うにし、この次段の補正処理において、それまでの補正
処理により補正処理された画像データおける操作箇所と
集中を生じないように、一種の禁則を設けて補正処理を
行えばよい。
【0029】[実施例]以下、本発明の実施例を説明す
る。図13は、本発明にかかる画像形成方法が適応され
るプリンタ装置1の構成を例示する図である。図14
は、図13に示したコピー装置本体2の構成を例示する
図である。なお、図14には、図示の簡略化のために、
図1,図2とは異なり、コピー装置本体2には画像転写
部が1つだけ示され、他は省略されている。
【0030】図13に示すように、プリンタ装置1は、
コピー装置本体2、メモリ100およびCPU102な
どを含む制御装置10、HDD・CD−ROMなどの記
録装置14および表示・入力装置16などから構成され
る。図14に示すように、コピー装置本体2は、用紙ト
レイ200、レジローラ202、紙搬送路204、感光
体220および中間転写体222などを含む複数の画像
転写部22、定着装置24、スキャナ26および用紙反
転装置28などから構成される。
【0031】つまり、プリンタ装置1は、多色印刷が可
能な一般的なプリンタとしての構成部分を含んでいる。
なお、スキャナ26は、レジずれの検出方法に応じて、
画像転写部22の中間転写体222において、感光体2
20の直後に配設され、あるいは、紙搬送路204にお
いて、定着装置24の直後に配設される。
【0032】図15は、本発明にかかる画像形成方法を
実行する画像形成プログラム4の構成を示す図である。
図15に示すように、画像形成プログラム4は、画像生
成部400、レジずれ検出部402、操作箇所調整部4
04、補正処理部42および画像形成部44から構成さ
れる。
【0033】補正処理部42は、例えば、主走査方向補
正部420および副走査方向補正部422を含む。画像
形成プログラム4は、例えば、記録媒体140を介して
コピー装置本体2に供給され、制御装置10(図13)
のメモリ100にロードされて、実行される。
【0034】なお、画像形成プログラム4のこれらの構
成部分は、機能ごとに独立したプログラムモジュールと
して作成され、任意に、追加・削除されうる。また、こ
れらのプログラムモジュールは、OSなど(図示せず)
により、任意のタイミングで起動・停止されうる。ま
た、、画像形成プログラム4は、主走査方向の補正と副
走査方向の補正の順番を逆としてもよく、また、操作箇
所が適切に調節される場合には、必ずしも主走査方向と
副走査方向とで補正処理を分ける必要はないが、説明の
具体化・簡略化のために、以下、図15に示す画像形成
プログラム4の構成を具体例とする。
【0035】図16および図18は、それぞれテストパ
ターンを例示する第1および第2の図である。画像生成
部400は、表示・入力装置16(図13)に対するユ
ーザの操作に従って、画像データを生成して記憶し、あ
るいは、記録装置14などから供給されるテストパター
ンの画像データを記憶する。画像生成部400は、記憶
した画像データを、補正処理部42、レジずれ検出部4
02および操作箇所調整部404に対して出力する。
【0036】なお、テストパターンとしては、図16に
示すように、用紙18(図14)に印刷される格子模
様、あるいは、図17に示すように、中間転写体222
のベルト上に、出力画像が転写される領域以外に作成さ
れる格子模様が用いられる。図14に示すように、図1
6に示したテストパターンが用いられる場合には、スキ
ャナ26は、紙搬送路204において、画像転写部22
または定着装置24の直後に配設される。
【0037】また、図14に示すように、図17に示し
たテストパターンが用いられる場合には、スキャナ26
は、中間転写体222において、感光体220の直後に
配設される。図16に示したテストパターンは、まず試
し印刷を行い、本番印刷の際に生じるレジずれを補正し
ようとする場合に好適であり、図17に示したテストパ
ターンは、印刷中に常時レジずれを検出し、補正しよう
とする場合に好適である。なお、以下の説明において
は、図16に示したテストパターンを用いる場合を具体
例とする。
【0038】レジずれ検出部402は、画像生成部40
0から入力されるテストパターンの画像データと、スキ
ャナ26により読み出されたテストパターンの画像デー
タとを比較し、出力画像に生じるスキュー・弓形歪みお
よび倍率変動などのレジずれを検出する。レジずれ検出
部402は、検出したレジずれを示すレジずれ情報を、
補正処理部42および操作箇所調整部404に対して出
力する。
【0039】操作箇所調整部404は、操作箇所調整部
404から入力されるレジずれ情報と、画像生成部40
0から入力される画像データとに基づいて、図8,図9
に示したように、操作箇所の集中に起因して、操作箇所
ごとの変化が大きくなることがないように、逆に、図1
1,図12に示したように、操作箇所ごとの変化がなる
べく小さくなるように、操作箇所の調節を行う。操作箇
所調整部404は、上述のように調節した操作箇所を指
定する操作箇所指定情報を、補正処理部42の主走査方
向補正部420および副走査方向補正部422に対して
出力する。
【0040】補正処理部42において、主走査方向補正
部420は、画像生成部400から入力される画像デー
タの操作箇所調整部404により指定された操作箇所に
対して、主走査方向の補正処理を行う。主走査方向補正
部420は、主走査方向の補正済画像データを、副走査
方向補正部422に対して出力する。
【0041】副走査方向補正部422は、主走査方向補
正部420から入力された主走査方向補正済画像データ
の操作箇所調整部404により指定された操作箇所に対
して、副走査方向の補正処理を行う。副走査方向補正部
422は、主走査方向および副走査方向に補正された補
正済画像データを、画像形成部44に対して出力する。
【0042】画像形成部44は、コピー装置本体2(図
13,図14)を制御し、副走査方向補正部422から
入力された補正済画像データを用紙18に印刷させ、出
力画像とする。
【0043】次に、画像形成プログラム4の全体動作を
説明する。図18は、図15に示した画像形成プログラ
ム4による画像形成処理(S10)を示すフローチャー
トである。図18に示すように、ステップ12(S1
2)において、画像生成部400(図15)は、図16
に示したテストパターンの画像データを、補正処理部4
2、レジずれ検出部402および操作箇所調整部404
に対して出力する。
【0044】補正処理部42は、画像生成部400から
入力された画像データに対して、何らの補正も行わずに
画像形成部44に対して出力する。画像形成部44は、
コピー装置本体2を制御し、補正処理部42から入力さ
れた画像データを用紙18に印刷させ、テストパターン
の出力画像とする。
【0045】ステップ14(S14)において、テスト
パターンの出力画像は、定着装置24の直後に配設され
たスキャナ26により読み取られ、レジずれ検出部40
2に対して出力される。
【0046】レジずれ検出部402は、画像生成部40
0から入力されたテストパターンの画像データと、スキ
ャナ26から入力されたテストパターンの画像データと
を比較し、出力画像に生じるレジずれを求め、補正処理
部42および操作箇所調整部404に対して出力する。
操作箇所調整部404は、画像生成部400から入力さ
れたテストパターンの画像データと、レジずれ検出部4
02から入力されるレジずれ情報とに基づいて、主走査
方向補正部420および副走査方向補正部422による
補正処理の操作箇所を調整する。
【0047】ステップ16(S16)において、本番の
印刷が実行される。つまり、画像生成部400から補正
処理部42の主走査方向補正部420に画像データが出
力されると、主走査方向補正部420は、操作箇所調整
部404から指定された画像データの操作箇所に対し
て、主走査方向にレジずれを防ぐ操作を行う。また、副
走査方向補正部422は、主走査方向補正部420から
補正済画像データが入力されると、操作箇所調整部40
4から指定された画像データの操作箇所に対して、副走
査方向にレジずれを防ぐ操作を行う。主走査方向補正部
420および副走査方向補正部422により補正された
画像データは、画像形成部44により印刷され、出力画
像とされる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる画
像形成装置およびその方法によれば、出力画像に生じる
レジずれを、一括して補正処理して画像形成を行うこと
ができる。また、本発明にかかる画像形成装置およびそ
の方法によれば、出力画像に生じるレジずれを一括して
補正することにより、多段階の補正処理に起因する不具
合を解消することができ、しかも、ハードウェアの複雑
化および高コスト化を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】レジずれの補正を行わずに画像をカラー印刷す
るプリンタを例示する図である。
【図2】レジずれの補正を行なって画像をカラー印刷す
るプリンタを例示する図である。
【図3】印刷処理の流れを示す図であって、(A)は補
正処理なしの場合の印刷処理を示し、(B)は補正処理
を行う場合の印刷処理を示す。
【図4】出力画像に生じる副走査方向のレジずれを例示
する図である。
【図5】図4に示したレジずれを、2段階の補正処理に
より補正する方法を例示する図である。
【図6】図5に示した第1の補正処理の結果として得ら
れる画像データ(補正済画像データ1)を、模式的に示
す図である。
【図7】図5に示した画像データに第2の補正処理のみ
を行った結果として得られる画像データを、模式的に示
す図である。
【図8】図6,図7に示した補正処理が干渉を起こした
場合に得られる第2の補正済画像データ(補正済画像デ
ータ2;図5)を、模式的に示す図である。
【図9】図5,図8に示した第2の補正済画像データを
印刷して得られる出力画像を、模式的に示す図である。
【図10】図4に示したレジずれを、一括して補正処理
する方法を例示する図である。
【図11】図10に示した補正処理により、操作箇所を
調整して補正処理した結果として得られる補正済画像デ
ータ(図10)を模式的に示す図である。
【図12】図11に示した補正済画像データを印刷して
得られる出力画像を模式的に示す図である。
【図13】本発明にかかる画像形成方法が適応されるプ
リンタ装置の構成を例示する図である。
【図14】図13に示したコピー装置本体の構成を例示
する図である。
【図15】本発明にかかる画像形成方法を実行する画像
形成プログラムの構成を示す図である。
【図16】テストパターンを例示する第1の図である。
【図17】テストパターンを例示する第2の図である。
【図18】図15に示した画像形成プログラムによる画
像形成処理(S10)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・プリンタ装置 10・・・制御装置 100・・・メモリ 102・・・CPU 14・・・記録装置 140・・・記録媒体 16・・・表示・入力装置 2・・・コピー装置本体 200・・・用紙トレイ 202・・・レジローラ 204・・・紙搬送路 22・・・画像転写部 220・・・感光体 222・・・中間転写体 24・・・定着装置 26・・・スキャナ 28・・・用紙反転装置 4・・・画像形成プログラム 400・・・画像生成部 402・・・レジずれ検出部 404・・・操作箇所調整部 42・・・補正処理部 420・・・主走査方向補正部 422・・・副走査方向補正部 44・・・画像形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 KK13 KK18 KK26 KK28 2C362 BB28 BB46 CA22 2H027 DA09 DE02 EA18 EB04 EC03 ED04 ED06 HA07 ZA07 5C072 AA03 BA09 BA17 BA19 BA20 QA14 QA17 RA07 UA13 UA17 5C074 AA02 AA08 AA11 BB17 BB26 DD13 DD15 EE02 EE04 EE05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データから画像を形成する第1の画像
    形成手段と、 前記画像データに対して、前記形成された画像に生じる
    変形を打ち消す補正処理を行う補正処理手段とを有する
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記変形は、倍率変化、スキューずれ、主
    走査方向のスキャンずれ、副走査方向のスキャンずれお
    よびスキャン倍率のずれを成分として含み、 前記補正処理手段は、前記変形に含まれる成分を一括し
    て打ち消す補正処理を行う請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記補正手段は、前記画像データに対し
    て、前記形成される画像の1画素を単位として補正処理
    を行う請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記第1の画像形成手段は、前記画像デー
    タから、少なくとも第1の走査方向と第2の走査方向と
    に画像を形成し、 前記補正処理手段は、 前記形成された画像の前記第1の走査方向に生じる変形
    を補正する第1の補正手段と、 前記形成された画像の前記第2の走査方向に生じる変形
    を補正する第2の補正手段とを有する請求項1〜3のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記第1の補正手段は、前記画像データに
    おいて、前記第2の補正手段が補正処理を行う部分およ
    びその隣接部分以外に対して補正処理を行い、 前記第2の補正手段は、前記画像データにおいて、前記
    第1の補正手段が補正処理を行う部分およびその隣接部
    分以外に対して補正処理を行う請求項4に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】前記第1の画像形成手段は、 前記画像データから、用紙に対して画像を転写する転写
    手段を有し、 前記転写手段の用紙に画像を転写する部分以外に対して
    変形検出用の画像を形成する第2の画像形成手段と、 前記形成された変形検出用の画像に基づいて、前記形成
    される画像に生じる変形を検出する変形検出手段とをさ
    らに有する請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】画像データから画像を形成し、 前記画像データに対して、前記形成された画像に生じる
    変形を打ち消す補正処理を行う画像形成方法。
  8. 【請求項8】画像データから画像を形成するステップ
    と、 前記画像データに対して、前記形成された画像に生じる
    変形を打ち消す補正処理を行うステップとをコンピュー
    タに実行させるプログラム。
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