JP2003266186A - ステントのレーザ加工装置 - Google Patents
ステントのレーザ加工装置Info
- Publication number
- JP2003266186A JP2003266186A JP2002070403A JP2002070403A JP2003266186A JP 2003266186 A JP2003266186 A JP 2003266186A JP 2002070403 A JP2002070403 A JP 2002070403A JP 2002070403 A JP2002070403 A JP 2002070403A JP 2003266186 A JP2003266186 A JP 2003266186A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stent
- stent material
- rear end
- laser processing
- laser
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ステント材の取り付けが簡便で、精度よく加工
できるステントのレーザ加工装置を提供する。 【解決手段】ステントのレーザ加工装置は、固定配置し
た加工ヘッド1の直下に設けたXテーブル2上にステン
ト材WをX方向に水平に回転把持具10で把持し、予め
設定した切断データに基づいてステント材Wを回転およ
び長手方向に移動させて切断加工する。本発明は、ステ
ント材Wに挿通してステント材の両端を支持するステン
ト支持金具7を備え、ステント支持金具7の先端を回転
把持具10に把持するとともに後端の軸芯部7bを押し
バネを備えた後端受け具20で支持している。
できるステントのレーザ加工装置を提供する。 【解決手段】ステントのレーザ加工装置は、固定配置し
た加工ヘッド1の直下に設けたXテーブル2上にステン
ト材WをX方向に水平に回転把持具10で把持し、予め
設定した切断データに基づいてステント材Wを回転およ
び長手方向に移動させて切断加工する。本発明は、ステ
ント材Wに挿通してステント材の両端を支持するステン
ト支持金具7を備え、ステント支持金具7の先端を回転
把持具10に把持するとともに後端の軸芯部7bを押し
バネを備えた後端受け具20で支持している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステンレスなどの
金属製チューブをレーザで切断加工して、血管など体腔
の開通性を維持するため体腔に移植されるステントを製
作するレーザ加工装置に関するものである。
金属製チューブをレーザで切断加工して、血管など体腔
の開通性を維持するため体腔に移植されるステントを製
作するレーザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平8−332230号には、ステン
レスチューブをレーザ加工装置で切断してステントを製
作する装置が開示されている。この装置では、固定配置
した加工ヘッドの直下に設けたXテーブルにステント材
の一端を回転把持具で把持するとともに、ステント材の
他端をチューブ支持ピンに外嵌させ、ステント材の内径
から離れた壁を保護するためのマンドレルをステント材
に内挿している。そして、NC制御装置でステント材の
回転とXテーブルの移動を行いながらレーザ光を照射し
て予め設定した起伏パターンの切断を行っている。
レスチューブをレーザ加工装置で切断してステントを製
作する装置が開示されている。この装置では、固定配置
した加工ヘッドの直下に設けたXテーブルにステント材
の一端を回転把持具で把持するとともに、ステント材の
他端をチューブ支持ピンに外嵌させ、ステント材の内径
から離れた壁を保護するためのマンドレルをステント材
に内挿している。そして、NC制御装置でステント材の
回転とXテーブルの移動を行いながらレーザ光を照射し
て予め設定した起伏パターンの切断を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステン
ト材は、肉厚0.05〜0.11mm、外径が1.5〜
1.7mm、長さ約30mmの小径なステンレスチュー
ブであり、外径が小さいため十分にこれを把持すること
が困難であり、また、把持力が強いと潰れたり変形して
しまうので、ステント材の取り付けに熟練を要し、かな
りの時間を費やしている。また、レーザ加工が進むにつ
れ、ステント材自身の剛性が小さくなり、回転把持具の
回転力がステント材に正確に伝達されなくなり、所定の
切断精度に作成することが困難であるという問題があ
る。さらに、ステント材に内挿されるマンドレルの把持
手段を別途必要とし構造を複雑なものとしている。
ト材は、肉厚0.05〜0.11mm、外径が1.5〜
1.7mm、長さ約30mmの小径なステンレスチュー
ブであり、外径が小さいため十分にこれを把持すること
が困難であり、また、把持力が強いと潰れたり変形して
しまうので、ステント材の取り付けに熟練を要し、かな
りの時間を費やしている。また、レーザ加工が進むにつ
れ、ステント材自身の剛性が小さくなり、回転把持具の
回転力がステント材に正確に伝達されなくなり、所定の
切断精度に作成することが困難であるという問題があ
る。さらに、ステント材に内挿されるマンドレルの把持
手段を別途必要とし構造を複雑なものとしている。
【0004】そこで、本発明は、ステント材の取り付け
が簡便で、精度よく加工できるステントのレーザ加工装
置を提供することを目的とするものである。
が簡便で、精度よく加工できるステントのレーザ加工装
置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を採った。即ち、固定配置した
加工ヘッドの直下に設けたXテーブル上に、ステント材
をX方向に水平に回転把持具で把持し、予め設定した切
断データに基づいてステント材を回転および長手方向に
移動させて切断加工するステントのレーザ加工装置にお
いて、ステント材に挿通しステント材の両端を支持した
ステント支持金具の先端を回転把持具に把持するととも
に後端の軸芯部を押しバネを備えた後端受け具で支持し
たことを特徴としている。
め、本発明では次の手段を採った。即ち、固定配置した
加工ヘッドの直下に設けたXテーブル上に、ステント材
をX方向に水平に回転把持具で把持し、予め設定した切
断データに基づいてステント材を回転および長手方向に
移動させて切断加工するステントのレーザ加工装置にお
いて、ステント材に挿通しステント材の両端を支持した
ステント支持金具の先端を回転把持具に把持するととも
に後端の軸芯部を押しバネを備えた後端受け具で支持し
たことを特徴としている。
【0006】品質のよいステントを製作するには、ステ
ント材を変形しないように精度よく支持する必要があ
る。本発明は、ステント材の両端をステント支持金具に
保持し、ステント支持金具の先端を回転把持具で把持
し、後端は軸芯部を押しバネを備えた後端受け具で支持
するようにしたものである。
ント材を変形しないように精度よく支持する必要があ
る。本発明は、ステント材の両端をステント支持金具に
保持し、ステント支持金具の先端を回転把持具で把持
し、後端は軸芯部を押しバネを備えた後端受け具で支持
するようにしたものである。
【0007】ステント材の両端の保持は、ステントの軸
心がステント支持金具の軸心に一致するように保持でき
ればどんな手段でもよいが、請求項2に記載のように、
ステント支持金具にステント材の後端を係止する軸方向
前方へ傾斜した円錐状の頭部と、ステント材の先端を係
止する固定ナットを備えるのが簡便である。
心がステント支持金具の軸心に一致するように保持でき
ればどんな手段でもよいが、請求項2に記載のように、
ステント支持金具にステント材の後端を係止する軸方向
前方へ傾斜した円錐状の頭部と、ステント材の先端を係
止する固定ナットを備えるのが簡便である。
【0008】本発明では、レーザ加工時には、回転把持
具の回転は、ステント支持金具に伝達され、ステント材
はこれに一体に支持されているので、回転把持具の回転
力が正確に伝達され切断加工が進んでもステント材が変
形することがない。回転把持具はステント材を直接把持
しないので、簡便なものでもよい。また、ステント材の
取り付けは、Xテーブル上で行う必要はないので、ステ
ント材を取り付けたステント支持金具を予め用意してお
くことができる。
具の回転は、ステント支持金具に伝達され、ステント材
はこれに一体に支持されているので、回転把持具の回転
力が正確に伝達され切断加工が進んでもステント材が変
形することがない。回転把持具はステント材を直接把持
しないので、簡便なものでもよい。また、ステント材の
取り付けは、Xテーブル上で行う必要はないので、ステ
ント材を取り付けたステント支持金具を予め用意してお
くことができる。
【0009】また、ステント支持金具の軸部には溶融金
属が付着するので、請求項3に記載のように、ステント
支持金具のステントに挿通する軸部にフッ素樹脂をコー
ティングするのが望ましい。
属が付着するので、請求項3に記載のように、ステント
支持金具のステントに挿通する軸部にフッ素樹脂をコー
ティングするのが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のステントのレーザ
加工装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。この
装置の概要は、図5に示すように、固定配置された加工
ヘッド1の下方にステント材Wの軸方向に移動するXテ
ーブル2が設けられ、その上に固設したベースプレート
3上に、回転把持具10と、回転把持具10に対向して
後端受け具20が配設されている。そして、先端を回転
把持具10に把持され、後端は後端受け具20に支持さ
れたステント支持金具7が、着脱可能に設けられてい
る。
加工装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。この
装置の概要は、図5に示すように、固定配置された加工
ヘッド1の下方にステント材Wの軸方向に移動するXテ
ーブル2が設けられ、その上に固設したベースプレート
3上に、回転把持具10と、回転把持具10に対向して
後端受け具20が配設されている。そして、先端を回転
把持具10に把持され、後端は後端受け具20に支持さ
れたステント支持金具7が、着脱可能に設けられてい
る。
【0011】なお、2aはXテーブル2を駆動させるサ
ーボモータで、4は回転把持具10を回転駆動させるサ
ーボモータである。加工ヘッド1にはレーザ発振器から
反射ミラーを介して入射されるレーザ光を集光する集光
レンズが内装され、下端にはノズル1aが設けられてい
る。そして、レーザ切断加工時にはノズル1aからアシ
ストガスを噴射させている。
ーボモータで、4は回転把持具10を回転駆動させるサ
ーボモータである。加工ヘッド1にはレーザ発振器から
反射ミラーを介して入射されるレーザ光を集光する集光
レンズが内装され、下端にはノズル1aが設けられてい
る。そして、レーザ切断加工時にはノズル1aからアシ
ストガスを噴射させている。
【0012】NC制御装置30は、ステントの加工パタ
ーンに従い、レーザ発振器のON,OFF制御、および
回転把持具10のサーボモータ4とXテーブル2のサー
ボモータ2aの制御を行っている。図1および図2はス
テント材Wを保持する部分の詳細を示すもので、回転把
持具10はベースプレート3に固設したボディ15に軸
受け14を介して筒状のホルダ13が回転可能に設けら
れ、これにステント支持金具7を把持するコレット12
が嵌挿されている。コレット12には先端から軸方向へ
延長する複数の割溝が設けられており、ホルダ13とコ
レット12のテーパ部の係合によって把持部を縮径させ
てステント支持金具7の一端を把持するように構成され
ている。
ーンに従い、レーザ発振器のON,OFF制御、および
回転把持具10のサーボモータ4とXテーブル2のサー
ボモータ2aの制御を行っている。図1および図2はス
テント材Wを保持する部分の詳細を示すもので、回転把
持具10はベースプレート3に固設したボディ15に軸
受け14を介して筒状のホルダ13が回転可能に設けら
れ、これにステント支持金具7を把持するコレット12
が嵌挿されている。コレット12には先端から軸方向へ
延長する複数の割溝が設けられており、ホルダ13とコ
レット12のテーパ部の係合によって把持部を縮径させ
てステント支持金具7の一端を把持するように構成され
ている。
【0013】また、コレット12の後部には引き金具1
8が取り付けられており、その外周に引きバネ16が設
けられている。引きバネ16は、引き金具18に設けた
雄ネジ18aにねじで移動可能なバネ押さえ17でその
一端が係止されており、バネ押さえ17を回動させるこ
とによって引きバネ16のバネ力を調整することができ
る。
8が取り付けられており、その外周に引きバネ16が設
けられている。引きバネ16は、引き金具18に設けた
雄ネジ18aにねじで移動可能なバネ押さえ17でその
一端が係止されており、バネ押さえ17を回動させるこ
とによって引きバネ16のバネ力を調整することができ
る。
【0014】また、引き金具18の後端部には、ソレノ
イド19が設けられており、通電することによって引き
金具18を押し出し、ステント支持金具7の把持を解除
する。 サーボモータ4は回転把持具10と並列にベー
スプレート3上に取り付けられ、ベルト5によって回転
把持具10のホルダ13と接続されている。
イド19が設けられており、通電することによって引き
金具18を押し出し、ステント支持金具7の把持を解除
する。 サーボモータ4は回転把持具10と並列にベー
スプレート3上に取り付けられ、ベルト5によって回転
把持具10のホルダ13と接続されている。
【0015】後端受け具20は、ベースプレート3にネ
ジで取り付けられたボディ21にスライド軸22が内装
され、スライド軸22の先端部にはステント支持金具7
の後端の軸芯部を支持するための押し金具22aがボデ
ィ21から突出して設けられている。
ジで取り付けられたボディ21にスライド軸22が内装
され、スライド軸22の先端部にはステント支持金具7
の後端の軸芯部を支持するための押し金具22aがボデ
ィ21から突出して設けられている。
【0016】スライド軸22は保持金具27に軸受23
を介して支持され、かつ、保持金具27はボディ21に
スライド軸受24を介して嵌合しており、スライド軸2
2の他端側には押しバネ25が設けられ、ボディ21に
ねじで取り付けられたバネ押さえ28によって係止され
ている。また、スライド軸の他端にはノブ26が付設さ
れており、ノブ26を手動で引っ張ることによって、ス
ライド軸22を図1において右方へ移動させることがで
きる。
を介して支持され、かつ、保持金具27はボディ21に
スライド軸受24を介して嵌合しており、スライド軸2
2の他端側には押しバネ25が設けられ、ボディ21に
ねじで取り付けられたバネ押さえ28によって係止され
ている。また、スライド軸の他端にはノブ26が付設さ
れており、ノブ26を手動で引っ張ることによって、ス
ライド軸22を図1において右方へ移動させることがで
きる。
【0017】なお、後端受け具20はステント材Wの長
さに応じて回転把持具10との間隔を変えられるよう
に、ベースプレート3には複数のネジ穴6が設けられて
いる。ステント支持金具7は図3に示すように、ステン
ト材Wに挿通可能な径で後端側は軸方向前方に傾斜した
円錐状の頭部7aを有し、後端面には後端受け具20の
押し金具22aに係合する軸芯部7bを有している。そ
して、先端側は雄ネジ7cを有し、固定ナット8が設け
られ、先端には回転把持具10のコレット12に係合す
る把持部7dを備えている。
さに応じて回転把持具10との間隔を変えられるよう
に、ベースプレート3には複数のネジ穴6が設けられて
いる。ステント支持金具7は図3に示すように、ステン
ト材Wに挿通可能な径で後端側は軸方向前方に傾斜した
円錐状の頭部7aを有し、後端面には後端受け具20の
押し金具22aに係合する軸芯部7bを有している。そ
して、先端側は雄ネジ7cを有し、固定ナット8が設け
られ、先端には回転把持具10のコレット12に係合す
る把持部7dを備えている。
【0018】なお、軸部7eは、レーザ加工によって付
着したドロスを簡便に除去できるようにフッ素樹脂がコ
ーティングされている。ステント材Wを取り付ける場合
は、ステント材Wにステント支持金具7を挿通してステ
ント材Wの後端を頭部7aの円錐部に係止させ、先端側
から固定ナット8で締結して固定する。
着したドロスを簡便に除去できるようにフッ素樹脂がコ
ーティングされている。ステント材Wを取り付ける場合
は、ステント材Wにステント支持金具7を挿通してステ
ント材Wの後端を頭部7aの円錐部に係止させ、先端側
から固定ナット8で締結して固定する。
【0019】次に、このように構成されたステントのレ
ーザ加工装置の作用について説明する。ステント材Wを
レーザ切断加工するに当たっては、予め、レーザ発振器
から出射されたレーザ光が、反射ミラーを介して集光レ
ンズによってステント材Wの上部表面に焦点を結ぶよう
に焦点合わせを行う。
ーザ加工装置の作用について説明する。ステント材Wを
レーザ切断加工するに当たっては、予め、レーザ発振器
から出射されたレーザ光が、反射ミラーを介して集光レ
ンズによってステント材Wの上部表面に焦点を結ぶよう
に焦点合わせを行う。
【0020】ステント材Wをステント支持金具7に取り
付ける作業は、別の場所で行う。複数個同じものを加工
する場合は、ステント支持金具7を複数個用意してステ
ント材Wを取り付けておく。次に、ステント支持金具7
の先端を回転把持具10に把持するとともに、後端の軸
芯部7bを後端受け具20で支持する。
付ける作業は、別の場所で行う。複数個同じものを加工
する場合は、ステント支持金具7を複数個用意してステ
ント材Wを取り付けておく。次に、ステント支持金具7
の先端を回転把持具10に把持するとともに、後端の軸
芯部7bを後端受け具20で支持する。
【0021】ステント支持金具7の先端の把持は、図4
に示すように、回転把持具10のソレノイド19に通電
し、軸19aを押し出させて引き金具18を押し出し、
コレット12のテーパ面12bとホルダ13のテーパ部
13aの係合を解き、開放されたコレット12にステン
ト支持金具7の把持部7dを装着してソレノイド19を
OFFにすることによって行う。
に示すように、回転把持具10のソレノイド19に通電
し、軸19aを押し出させて引き金具18を押し出し、
コレット12のテーパ面12bとホルダ13のテーパ部
13aの係合を解き、開放されたコレット12にステン
ト支持金具7の把持部7dを装着してソレノイド19を
OFFにすることによって行う。
【0022】ソレノイド19がOFFになることによ
り、バネ押さえ17は引きバネ16によって後方へ押し
出され、バネ押さえ17に螺着された引き金具18およ
びコレット12がホルダ13に引き込まれる。そして、
コレット12のテーパ面12bがホルダ13のテーパ部
13aと圧着し、縮径せしめることによりステント支持
金具7の把持部7dを把持する(図1の状態)。
り、バネ押さえ17は引きバネ16によって後方へ押し
出され、バネ押さえ17に螺着された引き金具18およ
びコレット12がホルダ13に引き込まれる。そして、
コレット12のテーパ面12bがホルダ13のテーパ部
13aと圧着し、縮径せしめることによりステント支持
金具7の把持部7dを把持する(図1の状態)。
【0023】同時に、ステント支持金具7の後端は、後
端受け具20のノブ26を手動で引き、押し金具22a
を引っ込めて、ステント支持金具7の軸芯部7bに係合
させてノブ26を戻すことによって行う。これにより、
ステント材Wは押しバネ25によって押し出された押し
金具22aによって、回転把持具10側へ押し付けた状
態で水平状態に支持される。なお、把持力を強くする場
合は、バネ押さえ17をコレット12側へ移動させ、弱
くする場合は逆方向に移動させる。また、押し金具22
aの押込力の調整は、バネ押さえ28を回動させて移動
し押しバネ25の押さえ位置を変えることによって行
う。
端受け具20のノブ26を手動で引き、押し金具22a
を引っ込めて、ステント支持金具7の軸芯部7bに係合
させてノブ26を戻すことによって行う。これにより、
ステント材Wは押しバネ25によって押し出された押し
金具22aによって、回転把持具10側へ押し付けた状
態で水平状態に支持される。なお、把持力を強くする場
合は、バネ押さえ17をコレット12側へ移動させ、弱
くする場合は逆方向に移動させる。また、押し金具22
aの押込力の調整は、バネ押さえ28を回動させて移動
し押しバネ25の押さえ位置を変えることによって行
う。
【0024】ステント材Wを取り付けたステント支持金
具7のセットが完了したら、NC制御装置をONにし
て、レーザ発振器をONにし、レーザ切断加工を行う。
具7のセットが完了したら、NC制御装置をONにし
て、レーザ発振器をONにし、レーザ切断加工を行う。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステント
のレーザ加工装置は、ステント材に挿通しステント材の
両端を支持したステント支持金具の先端を回転把持具に
把持するとともに後端の軸芯部を押しバネを備えた後端
受け具で支持したので、レーザ加工時には、回転把持具
の回転は、ステント支持金具に伝達され、ステント材は
これに一体に支持されているので、回転把持具の回転力
が正確に伝達され切断加工が進んでもステント材が変形
することがなく、精度のよいレーザ加工ができる。 ま
た、従来のようにステント材は直接回転把持具に把持し
てないので、潰れなど変形や把持力が弱いという問題も
なく簡便に取り付けられ熟練を必要としない。さらに、
ステント材の取り付けは、Xテーブル上で行う必要はな
いので、ステント材を取り付けたステント支持金具を予
め用意しておくことができる。
のレーザ加工装置は、ステント材に挿通しステント材の
両端を支持したステント支持金具の先端を回転把持具に
把持するとともに後端の軸芯部を押しバネを備えた後端
受け具で支持したので、レーザ加工時には、回転把持具
の回転は、ステント支持金具に伝達され、ステント材は
これに一体に支持されているので、回転把持具の回転力
が正確に伝達され切断加工が進んでもステント材が変形
することがなく、精度のよいレーザ加工ができる。 ま
た、従来のようにステント材は直接回転把持具に把持し
てないので、潰れなど変形や把持力が弱いという問題も
なく簡便に取り付けられ熟練を必要としない。さらに、
ステント材の取り付けは、Xテーブル上で行う必要はな
いので、ステント材を取り付けたステント支持金具を予
め用意しておくことができる。
【図1】本発明のステントのレーザ加工装置の実施の形
態のステント支持の詳細を示す側面図である。
態のステント支持の詳細を示す側面図である。
【図2】同 平面図である。
【図3】同 ステント材をステント支持金具に取り付け
た状態を示す側面図である。
た状態を示す側面図である。
【図4】同 ステント支持金具7の把持を解放したとき
の状態を示す回転把持具10の側面図である。
の状態を示す回転把持具10の側面図である。
【図5】同 ステントのレーザ加工装置の全体構成の説
明図である。
明図である。
1…加工ヘッド 1a…ノズル
2…Xテーブル 2a…サーボモータ
3…ベースプレート 4…サーボモータ
5…ベルト 6…ネジ穴
7…ステント支持金具 7a…頭部
7b…軸芯部 7c…雄ネジ
7d…把持部 7e…軸部
8…固定ナット 10…回転把持具
12…コレット 12a…割溝
12b…テーパ部 13…ホルダ
13a…テーパ面 14…軸受け
15…ボディ 16…引きバネ
17…バネ押さえ 18…引き金具
18a…雄ネジ 19…ソレノイド
19a…軸 20…後端受け具
21…ボディ 22…スライド軸
22a…押し金具 23…軸受
24…スライド軸受 25…押しバネ
26…ノブ 27…保持金具
28…バネ押さえ 30…NC制御装置
W…ステント材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 佐藤 浩伸
愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号
日本車輌製造株式会社内
(72)発明者 小澤 健治
愛知県名古屋市南区元塩町1ー36 株式会
社ファインプロセス内
Fターム(参考) 4C167 AA49 BB47 FF05 GG22 HH22
4E068 AE00 CA14 CE04 DA00 DA15
DB01
Claims (3)
- 【請求項1】固定配置した加工ヘッドの直下に設けたX
テーブル上に、ステント材をX方向に水平に回転把持具
で把持し、予め設定した切断データに基づいてステント
材を回転および長手方向に移動させて切断加工するステ
ントのレーザ加工装置において、ステント材に挿通しス
テント材の両端を支持したステント支持金具の先端を回
転把持具に把持するとともに後端の軸芯部を押しバネを
備えた後端受け具で支持したことを特徴とするステント
のレーザ加工装置。 - 【請求項2】前記ステント支持金具にはステント材の後
端を係止する軸方向前方へ傾斜した円錐状の頭部と、ス
テント材の先端を係止する固定ナットを備えたことを特
徴とする請求項1記載のステントのレーザ加工装置。 - 【請求項3】前記ステント支持金具のステントに挿通す
る軸部にフッ素樹脂をコーティングしたことを特徴とす
る請求項1記載のステントのレーザ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070403A JP2003266186A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | ステントのレーザ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002070403A JP2003266186A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | ステントのレーザ加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003266186A true JP2003266186A (ja) | 2003-09-24 |
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ID=29200980
Family Applications (1)
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JP2002070403A Pending JP2003266186A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | ステントのレーザ加工装置 |
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JP (1) | JP2003266186A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-03-14 JP JP2002070403A patent/JP2003266186A/ja active Pending
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