JP3330043B2 - スピンドルの部品クランプ装置 - Google Patents

スピンドルの部品クランプ装置

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JP3330043B2
JP3330043B2 JP02143297A JP2143297A JP3330043B2 JP 3330043 B2 JP3330043 B2 JP 3330043B2 JP 02143297 A JP02143297 A JP 02143297A JP 2143297 A JP2143297 A JP 2143297A JP 3330043 B2 JP3330043 B2 JP 3330043B2
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政一 松本
雄策 山本
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株式会社日研工作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マシニングセン
タなどの工作機械のスピンドルに、工具が装着された工
具ホルダなどの部品をクランプする、スピンドルの部品
クランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械のスピンドルの前端部
に、工具が嵌合固定された工具ホルダのテーパシャンク
を嵌合させ、テーパシャンクの後端から突出したプルス
タッドの係止部をスピンドルに嵌合させたドローバーに
係止部材を介して係止させ、前記ドローバーを多数の皿
ばねによって後側に引き込むクランプ装置が一般に用い
られている。このクランプ装置では、ドローバーによる
プルスタッドの引き込み力を大きくすることが好ましい
が、このために、前記皿ばねの枚数を増加させると、ス
ピンドルの全長が長くなり、また強い皿ばねを用いると
皿ばねが疲労して劣化しやすい。そこで、ドローバーの
前部に、周方向に4等分など複数に分割したコレットを
設け、増力機構を構成したものを、この発明の出願人は
特願平7−234898号として平成7年9月13日付
けで特許出願し、ドローバーの前進時に、コレットの前
部を強制的に開き、またコレットの後端部を強制的に縮
径方向に付勢することで、コレットの破損を防止でき、
かつ強い皿ばねを使用したり、皿ばねの枚数を増加した
りする必要のない、スピンドルの部品クランプ装置を提
案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、出願人が
先に提案した部品クランプ装置をさらに改良して効率を
よくすると共に、ドローバーの進退量を少なくでき、ま
た製作が容易にできる、スピンドルの部品クランプ装置
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るス
ピンドルの部品クランプ装置は、工作機械のスピンドル
に進退可能に嵌挿され皿ばね等のばね力で後退動作され
るドローバーと、周方向に分割した開閉可能な複数の分
割片からなり前記ドローバーの前部外周側に嵌めた進退
可能なコレットと、前記コレットの外周側に配置して前
記スピンドル内に嵌合固定した筒状の増力スリーブと、
前記スピンドル内に固定して前記増力スリーブの前側に
配置したセパレータとを備え、前記セパレータの前側に
位置する前記スピンドルの前部箇所に工具ホルダなどの
部品のテーパ部が嵌合するテーパ孔を形成し、前記ドロ
ーバーの前部外周面に小外径部を形成し、この小外径部
の前側に外径が緩傾斜で増大するテーパ部を連ね、前記
コレットの各分割片の後端部外周に設けた凹溝にコレッ
トの後部を縮径方向に付勢する環状のばねを嵌め、各分
割片の後部に形成したボール嵌合孔にロックボールを転
動可能にそれぞれ嵌合させ、前記増力スリーブの後端部
に後側が急傾斜で大内径になる後端部テーパ面を形成す
るとともに前記増力スリーブの前端部に大内径部を形成
し、前記セパレータは環状体と、この環状体に前記コレ
ット側へ向け突出され前記各分割片間にそれぞれ挿入さ
れる複数の位置決め板と、前記位置決め板間に位置して
前記環状体に突出され各分割片の前端部内面に外側傾斜
面が当接するコレット拡開用突起とを有し、前記増力ス
リーブ、前記ドローバーのテーパ部、前記コレットの分
割片、およびこれらの分割片に嵌合させたロックボール
によって増力機構を構成し、前記ドローバーの皿ばね等
のばね力による後退動作に連動して前記コレットを後退
させることにより、前記各分割片の前端部を縮径方向に
動作させて該分割片の前内側突出部を前記部品のテーパ
部後方に突出するプルスタッドの軸部後端に設けた該軸
部より大外径の係止部に係止させ、かつ前記コレットの
各分割片に嵌合させたロックボールを前記ドローバーの
テーパ部および増力スリーブの後端部テーパ面に圧接さ
せることで前記増力機構を動作させるように構成し、前
記ドローバーの前進に連動して前記コレットを前進さ
せ、前記セパレータのコレット拡開用突起の外側傾斜面
に前記コレットの各分割片の前端部傾斜面を押し付ける
ことにより、該各分割片の前端部をプルスタッドの係止
部より外側に拡開させるようにしたことを特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のスピ
ンドルの部品クランプ装置において、前記ドローバーの
中心部に軸方向に沿う流体供給孔を形成し、この流体供
給孔と連通する流体送り管を前記ドローバーの前部に軸
方向に摺動可能に嵌合させ、前記ドローバー内に前記流
体送り管を前方に付勢する押しばねを設け、前記ドロー
バーの前端から突出した前記流体送り管の前端部に、前
記部品のプルスタッドなどの軸部後端に設けた係止部を
着脱可能に嵌合させ、前記部品のクランプ状態で、前記
スピンドル外に設けた流体供給源から切削液などの流体
を、前記流体供給孔および流体送り管を経て前記部品内
に設けた流体通路に圧送し、前記部品の前方に供給する
ようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施形態に
つき図を参照して説明する。図1において、1はマシニ
ングセンタなどの工作機械のスピンドルであり、スピン
ドル1に形成した貫通孔2にドローバー3を進退可能に
嵌挿し、ドローバー3の後部にこれを後方に付勢する複
数の皿ばね(図示省略)を設け、またドローバー3の後
端部にこれを前方に押し出す油圧シリンダ機構(図示省
略)を設けてあり、前記スピンドル1は工作機械のスピ
ンドルヘッド(図示省略)に回動可能に支持してある。
【0007】前記スピンドル1の前端大径部1aには、
貫通孔2の前端と環状の内側突起部1b内とを介して連
なるテーパ孔2aを形成し、テーパ孔2aには工具(図
示省略)を装着した工具ホルダ5の把持部5a後側に突
出するテーパシャンク5bを着脱可能に嵌合するように
構成してある。なお、内側突起部1bは後面をスピンド
ル1の軸方向と直交させ、内側突起部1bの前面側は前
拡がりに傾斜させてある。
【0008】工具ホルダ5のテーパシャンク5b後方に
はプルスタッド6を突出させ、プルスタッド6の軸部6
a後端にこれより大外径の係止部6bを一体に設け、係
止部6bは、後端部が後側に小径になる円錐台部を形成
し、前端面を軸部6aの後端からその軸方向と直角に外
周側に突出させてある。前記スピンドル1の軸方向の適
所には、貫通孔2内に突出する後部スリーブ7を固定し
て嵌め、後部スリーブ7前方の貫通孔2内には、中間ス
リーブ8を介して筒状の増力スリーブ9を嵌合固定し、
これらの中心側にドローバー3の前部外周側に嵌めたコ
レット10を配置し、増力スリーブ9の前側にセパレー
タ11を配置し、これらを同軸にスピンドル1内に固定
してある。なお、中間スリーブ8の前端部8aは大内径
にしてある。
【0009】前記ドローバー3は、前部外周面に小外径
部3aと、前側に外径が大きくなるテーパ部3bと、等
径部3e,中外径部3cと、前端小外径部3dとが、後
側から前側に向かって連続形成してある。前記コレット
10は図2〜図4の各図にも示すように、円周方向に等
分して4分割し、これらの分割片101 の内周面には、
後側から前側に向けて、後内側突出部10a、ガイド突
出部10b、係合突出部10c、および前内側突出部1
0dを軸方向に間隔を設けてそれぞれ突出させ、各分割
片101 の外周面には、後部凹溝10e、前部テーパ凹
部10f、前外側突出部10gをそれぞれ形成させてあ
る。
【0010】また、前内側突出部10dは後面を軸方向
に対し直角とし、各分割片101 には、後部凹溝10e
の前側にボール嵌合孔10hをそれぞれ半径方向に形成
し、前内側突出部10aには後側が拡径するテーパ凹部
すなわち前端部傾斜面10iを形成してある。そして、
コレット10は、筒状金属材に前記突出部10a〜10
d,10gおよび凹溝10eを切削などによって加工
し、さらに嵌合孔10hを穿った後、軸方向の全長にわ
たり切り込んで周方向に4分割し、各分割片101 を作
成している。前記コレット10の各分割片101 に設け
た凹溝10eには、両端部が連結された環状のコイルば
ね13を嵌合させて、各分割片101 の後部を縮径方向
に付勢していると共に、各分割片101 のボール嵌合孔
10hには鋼製のロックボール12をそれぞれ転動可能
に嵌合させ、これらのボール12が各分割片101
内,外周面から突出するようにしてある。
【0011】前記コイルばね13は、図5に示すよう
に、コイル状に密着巻きした弾性金属線材13aの両端
部に2重巻きした環状の連結部13b,13cを直交す
るように突出させ、これらを引っ掛けてコイルばね13
の両端部を連結し、コイルばね13を環状にしてある。
【0012】前記増力スリーブ9は、図1,図2に示す
ように、金属製の円筒体の後端部に、後側が大内径とな
る後端部テーパ面9aを形成し、前記円筒体の内周面の
前端部に大内径部9bを形成し、後端部テーパ面9a、
大内径部9bの後面を、軸線に対し45°傾斜させてあ
り、増力スリーブ9の前部には周方向の4箇所に等間隔
で軸方向に沿う切り込み溝9cを形成し、これらの溝9
cが円筒体の前端に開口させてある。
【0013】前記セパレータ11は、金属製であり、図
1,図2に示すように、環状体11aを有し、環状体1
1aの後面に矩形状の4枚の位置決め板11bを等間隔
で放射状に突出させ、位置決め板11bの外側端部を環
状体11aの外周から突出させ、環状体11aの後面に
直角三角形のコレット拡開用突起11cを突出させ、こ
れらの拡開用突起11cが位置決め板11b間の中央に
それぞれ配置してある。
【0014】前記拡開用突起11cは、環状体11aの
前側が大径となるテーパ孔11dの後面周縁に直角を挾
む一辺を環状体11aに直立させて、直角を挾む他辺を
環状体11aの後面に固着し、斜辺を軸線に対し50°
程度傾斜させて、後側が低くなるように外側傾斜面を形
成して環状体11aの中央に近い部分に配置してある。
【0015】そして、スピンドル1に形成した貫通孔2
の前部にセパレータ11と増力スリーブ9とを嵌合さ
せ、セパレータ11の位置決め板11bの前端をスピン
ドル1の内側突起部1b後面に当接させると共に、増力
スリーブ9の切り込み溝9cに位置決め板11bをそれ
ぞれ係合させて、増力スリーブ9の前端をスピンドル1
の内側突起部1b後面に当接させてある。
【0016】前記増力スリーブ9内にコイルばね13が
装着されたコレット10を嵌め、コレット10の分割片
101 間にセパレータ11の位置決め板11bを挿入
し、スピンドル1の内側突起部1bと後部スリーブ7お
よび中間スリーブ8とによって増力スリーブ9およびセ
パレータ11をスピンドル1の前部に固定してある。そ
して、増力スリーブ9、ドローバー3のテーパ部3b、
コレット10の各分割片101 、および分割片101
嵌合させたロックボール12によって、増力機構14を
構成してある。なお、増力スリーブ9の後端部テーパ面
9aを45°の急傾斜にし、ドローバー3のテーパ部3
b外周面を15°の緩傾斜にすることが好ましい。
【0017】次に、第1実施形態に係るスピンドルの部
品クランプ装置の使用について説明する。前記油圧シリ
ンダ機構を動作させ、前記複数の皿ばねのばね力に抗し
てドローバー3を前進させ、図6(a)に示すように、
ドローバー3の等径部3eの前端面をコレット10の各
分割片101 に設けた係合突出部10cの後端に支持さ
せて各分割片101 を前進させて、これらの前外側突出
部10gをスピンドル1の前部内に嵌合固定した増力ス
リーブ9前端の大内径部9bに位置させる。
【0018】この際、コレット10の各分割片101
前内側突出部10dの前側に拡径する前端部傾斜面10
iをセパレータ11の前記拡開用突起11cの外側傾斜
面11eに支持させて、各分割片101の前端側を拡開
させ、また、コレット10の各分割片101 の外周面に
設けた後部凹溝10eに縮径方向に付勢する環状のコイ
ルばね13を嵌合させてあるので、各分割片101 を前
端側が拡開した傾斜状態に保たせる。
【0019】この状態で、図示省略した工具自動交換装
置を動作させて、部品である工具ホルダ5の把持部5a
を把持し、そのテーパシャンク5bをスピンドル1のテ
ーパ孔2aに嵌合させ、把持部5aの後面をスピンドル
1の前端面に近接させ、テーパシャンク5bの後端から
突出したプルスタッド6の軸部6aをセパレータ11の
環状体11aに貫通させ、軸部6aの後端に設けた係止
部6bをコレット10の各分割片101 の前内側突出部
10dの後方に位置させる。なお、セパレータ11の位
置決め板11bを各分割片101 間にそれぞれ位置させ
てあるので、各分割片101 がコレット10の軸回りに
回動することを防止している。
【0020】その後、前記工具自動交換装置による工具
ホルダ5の把持部5aの解放し、油圧シリンダ機構の動
作を解除することで、複数の皿ばねのばね力によってド
ローバー3が後退し、ドローバー3の前側が大外径にな
っているテーパ部3bの外周面に、コレット10の各分
割片101 の後部に嵌合したロックボール12が当接し
ているので、これらのボール12を介してドローバー3
と共に各分割片101が後退し、図6(b)に示すよう
に、プルスタッド6の係止部6b後方にドローバー3の
前端が離間する。なお、把持部5aを解放した工具自動
交換装置は、動作前の位置に復帰させておく。
【0021】そして、ドローバー3と共にコレット10
が後退を続けることでコレット10の各分割片101
前外側突出部10gが増力スリーブ9の前端部に形成し
た大内径部9bの後側に後退し、各分割片101 は前端
側が拡開した状態からほぼ平行になり、図1に示すよう
に、コレット10の分割片101 の前内側突出部10
後面がプルスタッド6の係止部6b前面に係止し、工具
ホルダ5を後側に引き込むので、そのテーパシャンク5
b外周面がスピンドル1のテーパ孔2a周面に圧接し、
工具ホルダ5の把持部5a後面がスピンドル1の前端面
に当接したドローバー3の引き込み状態となる。
【0022】このドローバー3の引き込み、すなわち後
退状態では、コレット10の分割片101 後部にそれぞ
れ転動可能に嵌合させたロックボール12がドローバー
3のテーパ部3b外周面と筒状の増力スリーブ9の後端
テーパ面9aの前端との間に位置し、テーパ部3b外周
面が15°の緩傾斜、後端部テーパ面9aが45°の急
傾斜であり、ドローバー3の後退方向への付勢によっ
て、ロックボール12を介してテーパ部3c外周面によ
って後端部テーパ面9aを強く押し付け、工具ホルダ5
をクランプ状態にしている。
【0023】従って、クランプ完了時に、前記皿ばねの
ばね力の数倍に増力させて、プルスタッド6の係止部6
bを係止することで、工具ホルダ5をクランプ状態にで
き、増力スリーブ9の後端部テーパ面9aおよびドロー
バー3のテーパ部3bによって構成した増力機構14を
ドローバー3の前部で働かせることができる。このた
め、前記皿ばねを疲労が少ない薄いものとすることがで
き、皿ばねの枚数を増加させる必要がなく、さらにロッ
クボールを用いたことで、出願人が先に提案したものに
比べ、ドローバー3の進退量を少なくでき、またドロー
バー3の前部、コレット10の後部の加工が容易で、部
品クランプ装置の製作が容易にできる。
【0024】前述した工具ホルダ5のクランプ状態で、
スピンドル1を回転させることで、工具ホルダ5に装着
した工具によって工作物に切削などの加工を行い、その
後、スピンドル1などの各部材を加工前の位置に戻して
停止させ、工具の自動交換を行う。工具の自動交換は、
前記自動交換装置によって、図1に示したクランプ状態
の工具ホルダ5の把持部5aを把持し、油圧シリンダ機
構を動作させてドローバー3を前進させ、ドローバー3
の等径部3eの前端面をコレット10の各分割片101
に設けた係合突出部10cの後端に支持させて前進さ
せ、図6(b)に示すように、分割片101 の前端外側
突出部10gを増力スリーブ9の前端部の大内径部9b
に入れ、コレット10の後部凹溝10eに嵌めた環状の
コイルばね13のばね力によって各分割片101 を前端
側が拡開した傾斜状態とし、これらの前内側突出部10
dの内周面をプルスタッド6の係止部6bの外周面の外
側に離間させると共に、ドローバー3の前端面をプルス
タッド6の係止部6bの後端面に近接させる。
【0025】続いて、工具自動交換装置を動作させ、工
具ホルダ5の把持部5aを把持して、工具ホルダ5およ
びプルスタッド6をスピンドル1の前側に引き抜く。そ
の後、工具自動交換装置に保持させてある別の工具ホル
ダを図6の(a),(b)に示す前述の動作によってス
ピンドル1に装着する。
【0026】第1実施形態に係るスピンドルの部品クラ
ンプ装置は、セパレータ11の板状の環状体11aから
直角三角形のコレット拡開用突起11cを突出させ、こ
れらの拡開用突起11cの外側傾斜面11eに、コレッ
ト10の前進時に各分割片101 の前内側突出部10d
に形成した前端傾斜面10iをそれぞれ係合させるよう
にしたので、各分割片101 を確実に開くことができ
る。
【0027】また、コレット10の各分割片101 の後
部凹溝10eに環状のコイルばね13を嵌めて、コレッ
ト10の後端部を縮径させるようにしたので、コレット
10の前進時に、その後側が小径となり前側が大径とな
るように分割片101 を傾斜させることで、コレット1
0の前端部の安定した拡径ができ、プルスタッド6の係
止部6bのコレット10に対する脱着が支障なくでき
る。
【0028】図7は、この発明の第2実施形態に係るス
ピンドル装着部品のクランプ装置を示し、このクランプ
装置は、ドローバー3内から工具ホルダ5に切削液や清
掃用空気などの流体を供給するものである。すなわち、
後部バー31 の前端部に前部バー32 の後端部を嵌合固
定してドローバー3を構成し、前部バー32 内に軸方向
に摺動可能に流体送り管15を嵌合させ、流体送り管1
5の後部に形成した大径部15aを前部バー32 の大径
孔部32aに嵌め、後部バー31 の前端に指示したコイル
状の押しばね16によって大径部15aを前側に付勢
し、大径部15aの前端に小径部15bを段15cを介
して一体に設け、小径部15bを前部バー32 の大径孔
部32a前側に段部32cを介して形成した小径孔部32b
嵌め、小径部15bの前端部を前部バー32 の前端から
突出させ、小径部15bは前端部段15dを介し、これ
より先端側に小外径部品15eを形成してある。また、
前部バー32 には前端に開口する凹部32dを小径部15
bの周囲に形成し、凹部32dに嵌合する筒状突起6cを
プルスタッド6の係止部6b後方に突出させ、筒状突起
6cに連なる流体通路17をプルスタッド6内および工
具ホルダ5内に形成し、流体通路17の前端を図示省略
した工具嵌合孔の底などの適所に嵌合させる。
【0029】さらに、後部バー31 の中心部に流体供給
孔18を軸方向に沿って形成し、流体供給孔18の前端
を前端バー32 の大径孔部32aに連通させ、液体供給孔
18の後端をスピンドル1外に設けた液体供給源(図示
省略)に適宜の手段を介し接続させてある。なお、第2
実施形態に係る部品クランプ装置の前述した以外の構成
は、前述した第1実施形態の部品クランプ装置の構成と
同様であり、また図7中、図1ないし図3の各図と同符
号は対応する部分を示す。
【0030】第2実施形態に係る部品クランプ装置は、
図7に鎖線で示した工具ホルダ5のクランプ状態では、
プルタッド6の係止部6b後面が前進時のドローバー3
の係合部3c前面に当接し、前記筒状突起6cがドロー
バー3の前部バー32 に設けた凹部32dに嵌合し、流体
送り管15の小径部15b前端側の小外径部15eが筒
状突起6cに嵌合して、小外径部15e前端がプルスタ
ッド6の係止部6b後面に当接し、流体送り管15が後
退し、その大径部15aが押しばね16を圧縮してい
る。
【0031】そして、工作物の加工時には、前記流体供
給源から切削液を、後部バー31 に設けた流体供給孔1
8から前部バー32 の大径孔32aを経て流体送り管15
に圧送し、流体送り管15から切削液をプルスタッド6
および工具ホルダ5に一連に設けた流体通路17に通し
て、工具ホルダ5の工具嵌合孔の底から工具に形成した
刃部に供給し、工具の刃部や工作物の加工部を冷却した
り潤滑したりする。
【0032】なお、第2実施形態に係るクランプ装置の
前述した以外の動作および効果は、この発明の第1実施
形態の部品クランプ装置による動作および効果と同様で
あるから説明を省略する。また、第2実施形態に係る部
品クランプ装置では、従来公知の手段によって、工具ホ
ルダに形成する液体通路を適宜変更することで、液体通
路を分岐させて工具ホルダ内から工具の刃部外周などに
切削液を噴射させたり、切削液に代えて清掃用の空気を
工具に吹き付け、工具に付着した切り粉などを除去する
ようにすることができる。
【0033】この発明において、ドローバーを前側に付
勢するばねは、ドローバーの前部に増力機構を設けたの
で、複数の皿ばねに代えてコイルばねを用いてもよい。
この発明において、周方向に分割した分割片の数は、適
宜変更できるが、前記実施形態のように周方向に4等分
した分割片にすることが好ましい。この発明において、
クランプする部品は、前記実施形態に限られることな
く、工具ホルダに着脱可能に保持した工作物や、テーパ
部の後側に軸部が突出し、軸部にこれより大外径の係止
部を形成した工作物であってもよい。
【0034】この発明において、前記実施形態では、工
具ホルダなどの部品のテーパ部前側に連なる把持部後面
をスピンドルの前端面に当接させるようにしたが、前記
部品の把持部後面とスピンドルの前端部との間に隙間を
設け、部品のテーパ部をスピンドルのテーパ孔内周面に
圧接させて受けるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るスピンドルの部品クランプ装置は、工作機械のスピ
ンドルに進退可能に嵌挿され皿ばね等のばね力で後退動
作されるドローバーと、周方向に分割した開閉可能な複
数の分割片からなり前記ドローバーの前部外周側に嵌め
た進退可能なコレットと、前記コレットの外周側に配置
して前記スピンドル内に嵌合固定した筒状の増力スリー
ブと、前記スピンドル内に固定して前記増力スリーブの
前側に配置したセパレータとを備えている。
【0036】そして、工具ホルダなどの部品に設けたテ
ーパシャンクなどのテーパ部がスピンドルの前端部に形
成したテーパ孔に嵌合し、前記テーパ部の後方に突出す
るプルスタッドなどの軸部後端に設けた大径の係止部を
コレットの前内側突出部に係止し、皿ばねなどのばねに
よってドローバーを後側に付勢し、ドローバーおよびコ
レットを引き込み状態にすると、図1および図6に示す
ように、ドローバーの外周面に形成した前側に外径が緩
傾斜で増大するテーパ部と、増力スリーブの後側が急傾
斜で大内径となる後端部テーパー面とを、コレットの各
分割片の後部に転動可能にそれぞれ嵌めたロックボール
を介して圧接する。
【0037】このため、前記テーパ部によって前記後端
部テーパ面を、これらの間に設けたロックボールを介
し、外周側に大きな力で押し付け、前記皿ばねなどのば
ね力の数倍に増力させて係止部を係止できる増力機構を
ドローバーの前部で働かせることができ、係止部のクラ
ンプ完了状態で前記分割片を強力に固定でき、皿ばねな
どのばねの疲労も少なくできる。
【0038】また、スピンドル内に増力スリーブと共に
固定して、増力スリーブの前側に配置したセパレータ
環状体の後側に突出した位置決め板をコレットの各分割
片間に挿入することにより、各分割片をこれらの間に隙
間を保って直線状に進退させることができ、そして環状
体の位置決め板間にコレット拡開突起を突出、ドロー
バーの前進時にドローバーと共にコレットが前進して、
このコレットの各分割片の前端に形成した前端傾斜面
が前記コレット拡開用突起の外側傾斜面押し付けら
同時に各分割片の前外側突出部が増力スリーブの前
端部に設けた大内径部に強制的に押し込まれることで各
分割片の前端部拡開され、この拡開状態を保つこと
で、プルスタッドなどの軸部後端に設けた係止部と、各
分割片の前内側突出部とが干渉してこれらが破損する恐
れをなくし、前内側突出部に対し係止部を確実に出し入
れできる。
【0039】さらに、この発明では、スピンドルに設け
た筒状の増力スリーブと、ドローバーの前部と、コレッ
トの各分割片の後端部にそれぞれ転動可能に嵌合させた
ロックボールとによって増力機構を構成し、ドローバー
のテーパ部外周の緩傾斜面と、増力スリーブの急傾斜の
後端部テーパ面とをコレットの各分割片の後部に嵌合さ
せたロックボールを介して圧接させているので、出願人
が先に提案した部品クランプ装置に比べ、ドローバーの
前部、外周面および前記分割片の後部内周面の加工が容
易であり、ボールを使用しているため、ドローバーの進
退量を少なくして増力機構を働かせることができる。
【0040】請求項2の発明は、請求項1に記載したス
ピンドルの部品クランプ装置において、ドローバーの中
心部に形成した流体供給孔と連通する流体送り管をドロ
ーバーの前部に嵌合させ、ドローバー内に設けた押しば
ねによって前記流体送り管を前方に付勢し、流体送り管
の前端部にプルスタッドなどの軸部後端の係止部を着脱
可能に嵌合させ、部品のクランプ状態で、スピンドル外
に設けた流体供給源から切削液、空気などの流体を、前
記流体供給孔および流体送り管を経て、プルスタッド、
工具ホルダなどの部品に形成した流体通路に圧送し、前
記流体を工具ホルダに装着した工具の刃部や、この刃部
による工作物の加工部に供給するようにしたので、切削
液によって前記後部の刃部や工作物の加工部をを冷却、
潤滑したり、空気によって工具に付着した切り粉を除去
したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るスピンドルの部
品クランプ装置を示した要部の縦断面図。
【図2】図1に示した部品クランプ装置のコレット、増
力スリーブおよびセパレータの分解斜視図。
【図3】図1に示した部品クランプ装置のコレットの縦
断説明図。
【図4】図4のA−A線横断面図。
【図5】図1に示した部品クランプ装置に使用するコイ
ルばねの正面図。
【図6】図1に示した部品クランプ装置の動作説明図。
【図7】この発明の第2実施形態に係るスピンドルの部
品クランプ装置を示した部分縦断面図。
【符号の説明】
1 スピンドル 1a 前端大径部 1b 内側突起部 2 貫通孔 2a テーパ孔 3 ドローバー 3a 小外径部 3b テーパ部 5 工具ホルダ 5a 把持部 5b テーパシャンク 6 プルスタッド 6a 軸部 6b 係止部 7 後部スリーブ 8 中間スリーブ 9 増力スリーブ 9a 後端部テーパ面 9b 大内径部 9c 切り込み溝 10 コレット 101 分割片 10a 後内側突出部 10b ガイド突出部 10c 係合突出部 10d 前内側突出部 10e 後部凹溝 10f 前部テーパ凹部 10g 前外側突出部 10h ボール嵌合孔 10i 前端部傾斜面 11 セパレータ 11a 環状体 11b 位置決め板 11c コレット拡開用突起 12 ロックボール 13 環状のコイルばね 14 増力機構 15 流体送り管 16 押しばね 17 流体通路 18 流体供給孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−299615(JP,A) 特開 平8−174315(JP,A) 特開 平2−250702(JP,A) 実開 平6−50708(JP,U) 実開 昭58−98133(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 31/117

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械のスピンドルに進退可能に嵌挿
    され皿ばね等のばね力で後退動作されるドローバーと、
    周方向に分割した開閉可能な複数の分割片からなり前記
    ドローバーの前部外周側に嵌めた進退可能なコレット
    と、前記コレットの外周側に配置して前記スピンドル内
    に嵌合固定した筒状の増力スリーブと、前記スピンドル
    内に固定して前記増力スリーブの前側に配置したセパレ
    ータとを備え、前記セパレータの前側に位置する 前記スピンドルの前部
    箇所に工具ホルダなどの部品のテーパ部が嵌合するテー
    パ孔を形成し、前記ドローバーの前部外周面に小外径部
    を形成し、この小外径部の前側に外径が緩傾斜で増大す
    るテーパ部を連ね、前記コレットの各分割片の後端部外
    周に設けた凹溝にコレットの後部を縮径方向に付勢する
    環状のばねを嵌め、各分割片の後部に形成したボール嵌
    合孔にロックボールを転動可能にそれぞれ嵌合させ、前
    記増力スリーブの後端部に後側が急傾斜で大内径になる
    後端部テーパ面を形成するとともに前記増力スリーブの
    前端部に大内径部を形成し、前記セパレータは環状体
    と、この環状体に前記コレット側へ向け突出され前記
    分割片間にそれぞれ挿入される複数の位置決め板と、
    記位置決め板間に位置して前記環状体に突出され各分割
    片の前端部内面に外側傾斜面が当接するコレット拡開用
    突起とを有し、前記増力スリーブ、前記ドローバーのテ
    ーパ部、前記コレットの分割片、およびこれらの分割片
    に嵌合させたロックボールによって増力機構を構成し、 前記ドローバーの皿ばね等のばね力による後退動作に連
    動して前記コレットを後退させることにより前記各分
    割片の前端部を縮径方向に動作させて該分割片の前内側
    突出部を前記部品のテーパ部後方に突出するプルスタッ
    ドの軸部後端に設けた該軸部より大外径の係止部に係止
    させ、かつ前記コレットの各分割片に嵌合させたロック
    ボールを前記ドローバーのテーパ部および増力スリーブ
    の後端部テーパ面に圧接させることで前記増力機構を動
    作させるように構成し、前記ドローバーの前進に連動し
    て前記コレットを前進させ、前記セパレータのコレット
    拡開用突起の外側傾斜面に前記コレットの各分割片の前
    端部傾斜面押し付けることにより、該各分割片の前端
    部をプルスタッドの係止部より外側に拡開させるように
    したことを特徴とするスピンドルの部品クランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記ドローバーの中心部に軸方向に沿う
    流体供給孔を形成し、この流体供給孔と連通する流体送
    り管を前記ドローバーの前部に軸方向に摺動可能に嵌合
    させ、前記ドローバー内に前記流体送り管を前方に付勢
    する押しばねを設け、前記ドローバーの前端から突出し
    前記流体送り管の前端部に、前記部品のプルスタッド
    などの軸部後端に設けた係止部を着脱可能に嵌合させ、
    前記部品のクランプ状態で、前記スピンドル外に設けた
    流体供給源から切削液などの流体を、前記流体供給孔お
    よび流体送り管を経て前記部品内に設けた流体通路に圧
    送し、前記部品の前方に供給するようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載のスピンドルの部品クランプ装
    置。
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