JP2822122B2 - 主軸工具のクランプ・アンクランプ装置 - Google Patents

主軸工具のクランプ・アンクランプ装置

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JP2822122B2
JP2822122B2 JP35336792A JP35336792A JP2822122B2 JP 2822122 B2 JP2822122 B2 JP 2822122B2 JP 35336792 A JP35336792 A JP 35336792A JP 35336792 A JP35336792 A JP 35336792A JP 2822122 B2 JP2822122 B2 JP 2822122B2
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shaft
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマシニングセンタ等工作
機械の主軸工具のクランプ・アンクランプ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マシニングセンタ等工作機械の主
軸工具のクランプ・アンクランプ装置は、図3に示すよ
うに工具TのプルスタッドTaの頸部を工具引上げ軸1
01先端のコレット102で開閉自在に把持し、皿ばね
103の引き上げ力でクランプし、油圧シリンダ104
のピストン105の動きで皿ばねの力に抗して工具引上
げ軸を押し出し、コレットが開くと同時にプルスタッド
の頭を叩いて工具Tを僅かに押し出す構造が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた主
軸工具のクランプ・アンクランプ装置は、油圧シリンダ
のピストンの動きで工具の押し出しを行うため、工具引
上げ力の数倍にも及ぶ大きな推力が出る移動量が大きい
油圧シリンダが必要で、動作速度を迅速に行うためには
容量の大きい油圧ポンプ装置が必要となる。その上皿ば
ねの圧縮量が大きく寿命に悪影響が出るので組合せ枚数
を多くする必要があるという問題を有している。本発明
は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは皿ばねの小さい圧
縮量で工具の押し出しができる主軸工具のクランプ・ア
ンクランプ装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明における主軸工具のクランプ・アンクランプ装
置は、先端にコレットが係合する工具引上げ軸の軸方向
移動により工具を主軸のテーパ穴にクランプ又はアンク
ランプする装置において、主軸に同心に設けられた軸方
向移動可能なスリーブと、該スリーブの工具引上げ方向
移動時に前記スリーブ穴の台形溝内のボールが前記工具
引上げ軸外周のV溝に係合して前記スリーブと前記工具
引上げ軸とを連結するボールクラッチ部材と、前記スリ
ーブを工具引上げ方向に常時付勢する皿ばねと、前記ス
リーブの中心穴内に設けられ前記工具引上げ軸を常時前
進端位置方向に付勢するばねと、前記スリーブを前記皿
ばねの力に抗して押し込んで前記ボールクラッチ部材の
係合を解除する流体圧シリンダピストン部材と、ボール
クラッチ解除時の工具落下の防止及び前記工具引上げ軸
の前進端位置を決めるストッパ部材とを含んでなり、ボ
ールクラッチ部材によりスリーブと工具引上げ軸とを係
脱自在に連結して皿ばねの力で工具を引上げてクランプ
するものである。
【0005】
【作用】主軸工具抜き取り時には、流体圧シリンダピス
トン部材により皿ばねの力に抗してスリーブを前進して
ボールクラッチの係合を解除し、ばねにより工具引上げ
軸を前進してクランプを解除する。主軸工具装着時に
は、ATC等により工具Tを主軸穴を挿入し、プルスタ
ッドでばねの力に抗して工具引上げ軸を後退させ、流体
圧シリンダピストン部材により皿ばねの力でスリーブを
後退させると、ボールクラッチが係合して皿ばねの力で
工具引上げ軸が引上げられ、主軸に工具がクランプされ
る。
【0006】
【実施例】以下実施例について図1,図2を参照して説
明する。主軸台に複数の軸受1により主軸2が回転可能
に支持されており、主軸2の中心穴は先端部がテーパ穴
2aに、また後端部が大径穴2bに形成され、大径穴2
bにスリーブ3の先端部が軸方向移動可能に嵌挿されて
いる。主軸台にはスリーブ3の隣に油圧シリンダ4が主
軸2と同心に設けられており、主軸中心穴内に軸方向移
動可能に嵌挿される工具引上げ軸5は、後側がスリーブ
3及び油圧シリンダ4の中空ピストン6の中心穴を貫通
して突出している。工具引上げ軸5の先端には工具Tの
プルスタッドTaを開閉可能に把持するコレット7が係
合されており、後端にはドッグ8が位置移動可能に嵌着
され、主軸台の対応位置に工具クランプ確認用リミット
スイッチLS1,工具クランプ不良確認用リミットスイ
ッチLS2,工具アンクランプ確認用リミットスイッチ
LS3がそれぞれ取付けられている。
【0007】スリーブ3には中心穴の先端寄り位置にボ
ールクラッチ用の台形溝3aが刻設され、工具引上げ軸
5の対応位置にもボールクラッチ用のV溝5aが刻設さ
れている。そして台形溝3aと工具引上げ軸の間に複数
個のボール9が介装されており、この複数個のボール9
はリテーナ11により軸方向位置が規制されている。更
にスリーブ3の鍔部端面と主軸2後端面の間に複数枚の
皿ばね12が張設されており、スリーブ3はこの皿ばね
12により常時工具引上げ方向に付勢されている。更に
スリーブ3の中心穴内には皿ばね12より弱いばね13
が工具引上げ軸5との間に張設されており、工具引上げ
軸5はこのばね13により常時前進端位置方向に付勢さ
れている。更に工具引上げ軸5のV溝5aの隣に工具引
上げ軸の前進端位置を決めるボールノッチ用V溝5b
と、アンクランプ時に工具の落下を防止するV溝5cと
が刻設されており、主軸2の対応位置に落下防止用のボ
ールノッチ14が設けられている。油圧シリンダ4へは
油圧源Pより電磁切換弁15を介して圧油が供給される
ようになっている。
【0008】続いて本実施例の作用について説明する。
主軸2より工具Tを抜き取る場合は、電磁切換弁15の
SOL1に電圧が印加されてA位置に切換えられ、油圧
シリンダ4の後室に圧油が送られピストン6が前進し、
スリーブ3が皿ばね12の力に抗して前進する。スリー
ブが前進して台形溝3aの前側テーパ面がボール9から
離れるとボール9が半径方向外側に移動してクラッチの
係合が解除される。ATC等により工具が引き抜かれる
と工具引上げ軸5が同時に動き出し、コレット7の先端
外周が主軸中心穴のコレット開閉穴2dに係合してコレ
ット7が開き、工具引上げ軸はV溝5bがボールノッチ
と係合して停止する。
【0009】次に主軸2に工具Tを挿入する場合は、工
具TがATCにより主軸2のテーパ穴内に挿入され、プ
ルスタッドTa先端が工具引上げ軸5に当接し、工具引
上げ軸5がばね13の力に抗して押し込まれ、ボールノ
ッチ14とV溝5cが係合しクラッチの係合の有無に関
係なく工具は落下することなく保持される。そしてV溝
5aがボール9の位置近くまで後退すると電磁切換弁1
5のSOL2に電圧が印加されてC位置に切換わり、油
圧シリンダ4の前室に圧油が送られてピストン6が後退
し、皿ばね12の力でスリーブ3が後退する。スリーブ
3の後退で台形溝3aの前側テーパ面によりボール9が
V溝5aに押圧されてボールクラッチが係合し、スリー
ブ3と工具引上げ軸5が結合され、皿ばね12の力が工
具引上げ軸5に作用して工具Tが主軸2のテーパ穴2a
に引き込まれてクランプされる。
【0010】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。流体圧シリンダにより
皿ばねを圧縮してボールクラッチの係合を解除し、ばね
により工具引上げ軸を押し出して工具のクランプを解除
するようにしたので、皿ばねの圧縮量を小さくでき、皿
ばねの組合せ枚数を少なくすることができるとともに、
流体圧シリンダのピストン移動量が小さくなり、容量の
小さい流体圧ポンプ装置で迅速なクランプ・アンクラン
プが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の主軸工具のクランプ・アンクランプ
装置の断面図である。
【図2】ボールクラッチ部の詳細図である。
【図3】従来の技術の主軸工具のクランプ・アンクラン
プ装置の断面図である。
【符号の説明】
2 主軸 3スリーブ 3a 台形溝 4 油圧シリンダ 5 工具引上げ軸 5a,5b,5c V溝 7 コレット 9 ボール 11 リテーナ 12 皿ばね 13 ばね 14 ボールノッチ T 工具 Ta プルスタッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にコレットが係合する工具引上げ軸
    の軸方向移動により工具を主軸のテーパ穴にクランプ又
    はアンクランプする装置において、主軸に同心に設けら
    れた軸方向移動可能なスリーブと、該スリーブの工具引
    上げ方向移動時に前記スリーブ穴の台形溝内のボールが
    前記工具引上げ軸外周のV溝に係合して前記スリーブと
    前記工具引上げ軸とを連結するボールクラッチ部材と、
    前記スリーブを工具引上げ方向に常時付勢する皿ばね
    と、前記スリーブの中心穴内に設けられ前記工具引上げ
    軸を常時前進端位置方向に付勢するばねと、前記スリー
    ブを前記皿ばねの力に抗して押し込んで前記ボールクラ
    ッチ部材の係合を解除する流体圧シリンダピストン部材
    と、ボールクラッチ解除時の工具落下の防止及び前記工
    具引上げ軸の前進端位置を決めるストッパ部材とを含ん
    でなり、ボールクラッチ部材によりスリーブと工具引上
    げ軸とを係脱自在に連結して皿ばねの力で工具を引上げ
    てクランプすることを特徴とする主軸工具のクランプ・
    アンクランプ装置。
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