JP2003266106A - ステンレス鋼製無段変速機用ベルトの製造方法 - Google Patents

ステンレス鋼製無段変速機用ベルトの製造方法

Info

Publication number
JP2003266106A
JP2003266106A JP2002067828A JP2002067828A JP2003266106A JP 2003266106 A JP2003266106 A JP 2003266106A JP 2002067828 A JP2002067828 A JP 2002067828A JP 2002067828 A JP2002067828 A JP 2002067828A JP 2003266106 A JP2003266106 A JP 2003266106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
ring
work
shaped strip
stainless steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002067828A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhide Nishio
克秀 西尾
Masahito Sakaki
正仁 榊
Kenji Hara
健治 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP2002067828A priority Critical patent/JP2003266106A/ja
Publication of JP2003266106A publication Critical patent/JP2003266106A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工誘起マルテンサイト生成量の変動要因と
なる加工発熱を抑え、加工誘起マルテンサイトの増量で
高強度化した無段変速機用ベルトを製造する。 【構成】 準安定オーステナイト系ステンレス鋼帯の前
端,後端を溶接することにより用意したリング状帯板を
無限軌道に沿って走行させながら目標板厚まで圧延する
際、圧延工程を複数のステップに区分し、第一ステップ
の圧延荷重を低く設定し、各パスの加工発熱が均等化さ
れるように、第2ステップ以降の圧延荷重を第一ステッ
プの圧延荷重より高く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、準安定オーステナイト
系ステンレス鋼板のリング圧延により高強度化した無段
変速機用ベルトを製造する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】無段変速機用金属ベルトは、通常、プラ
ズマ溶接又はレーザー溶接で帯状素材をベルト状にする
溶接工程,リング状帯状素材の母材部と溶接部との温度
差を解消する熱処理工程,ベルト端面を平滑化するバレ
ル研磨工程,目標板厚に調整するリング圧延工程,ベル
ト周長を微調整するストレッチ工程,表層の硬度を高め
るために時効処理を兼ねた窒化処理工程を経て製造され
る。無段変速機用金属ベルトの素材には、従来の18N
iマルエージ鋼に代えて、静的強度,疲労特性に優れて
いる準安定オーステナイト系ステンレス鋼板の使用が一
部で検討されている(特開2000−63998号公
報)。準安定オーステナイト系ステンレス鋼は、冷間加
工による加工硬化や歪み時効の生じる鋼種であり、18
Niマルエージ鋼に比較して加工誘起マルテンサイトの
生成及び残留オーステナイトの加工硬化によって強度が
著しく上昇する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】加工誘起マルテンサイ
トの生成や残留オーステナイトの加工硬化はリング圧延
時の加工発熱や放熱等の影響を受けやすいため、作製さ
れた無段変速機用ベルトの強度が圧延条件に大きな影響
を受ける。本発明者等は、圧延条件が無段変速機用ベル
トの強度に及ぼす影響を種々調査・検討した結果、圧延
中の材料温度を適正に管理することにより加工誘起マル
テンサイトの生成及び残留オーステナイトの効果をコン
トロールするとき、強度が安定した無段変速機用ベルト
を製造できることを見出した(特願2001−1176
99号)。材料温度の適正管理は品質安定化に有効であ
るものの、リング圧延で強度を一層向上させた無段変速
機用ベルトを製造しようとすると単に材料温度の管理だ
けでは限界がある。すなわち、より直接的な圧延条件を
制御することにより、加工誘起マルテンサイトの生成量
及び残留オーステナイトの硬化度を適正に制御できる
と、強度が一層向上し且つ品質安定性に優れた無段変速
機用ベルトが製造される。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような要
求に応えるべく案出されたものであり、リング圧延によ
って無段変速機用ベルトを製造する際、各パスで加工発
熱が均等化されるようにパススケジュールを設定するこ
とにより、加工誘起マルテンサイト生成量を適正管理
し、強度が高く且つ品質安定性に優れた無段変速機用ベ
ルトをリング圧延で製造することを目的とする。 【0005】本発明の製造方法は、その目的を達成する
ため、準安定オーステナイト系ステンレス鋼帯の前端,
後端を溶接することにより用意したリング状帯板を無限
軌道に沿って走行させながら目標板厚まで圧延する際、
圧延工程を複数のステップに区分し、第一ステップの圧
延荷重を低く設定し、各パスの加工発熱が均等化される
ように、第2ステップ以降の圧延荷重を第一ステップの
圧延荷重より高く設定することを特徴とする。 【0006】圧延中のリング状帯板は加工発熱によって
材料温度が高くなるが、予め把握されている圧下率,材
料温度と加工誘起マルテンサイト生成量との関係から、
必要な加工誘起マルテンサイト生成量が確保される温度
域にリング状帯板が維持されるように、各パススケジュ
ールの圧延荷重を設定する。また、圧延機のワークロー
ルを出た直後でリング状帯板の表面温度を測定し、測定
値が表面温度の閾値を超えるときワークロールの圧下量
を軽減すると、加工発熱の増加が抑えられ、加工誘起マ
ルテンサイト生成に好適な温度域にリング状帯板が保持
される。 【0007】 【作用】準安定オーステナイト系ステンレス鋼板を冷間
圧延すると加工誘起マルテンサイトが生成するが、加工
誘起マルテンサイトの生成量は冷間圧延時の圧下率及び
材料温度に応じて変化し(図1)。加工誘起マルテンサ
イトの生成量が多くなるほど強度が高くなる(図2)。
加工誘起マルテンサイトの生成量が圧下率,材料温度に
依存することは、同じ圧下率で準安定オーステナイト系
ステンレス鋼板を圧延した場合でも他の圧延条件の影響
を受けて材料温度が上昇すると、加工誘起マルテンサイ
トが生成しがたくなることを意味する。材料温度の変動
要因には圧延時の加工発熱,放熱,素材の加工履歴等が
あり、単に圧下率の制御だけでは材料温度を適正に管理
できない。そこで、本発明においては、準安定オーステ
ナイト系ステンレス鋼板をリング圧延して無段変速機用
ベルトを製造する際、複数パスで準安定オーステナイト
系ステンレス鋼板を圧下し、且つ各パスで加工発熱が均
等化されるように各パスの圧延条件を設定している。 【0008】すなわち、圧延初期の準安定オーステナイ
ト系ステンレス鋼板は、加工硬化が進展していないので
変形抵抗が小さい。当該圧延抵抗より若干大きな荷重を
加えることによりリング圧延を開始する。リング圧延の
進行に伴う加工硬化に起因して変形抵抗が高くなるの
で、荷重一定の条件下ではリング状帯板の周長(板厚)
が変化しなくなる。そこで、初期設定した圧延荷重より
高い荷重をリング状帯板に加え、加工発熱が均等化され
る条件下でリング圧延を継続する。このように変形抵抗
の増大に応じて圧延荷重を増加させるパススケジュール
で準安定オーステナイト系ステンレス鋼板をリング圧延
するとき、加工誘起マルテンサイトの生成量や残留オー
ステナイトの硬化度が適正に管理され、強度が一層高く
且つ品質安定性に優れた無段変速機用ベルトが製造され
る。 【0009】 【実施の形態】リング圧延には、たとえば上下1組のワ
ークロール1u,1dそれぞれにバックアップロール2
u,2dを対向配置した圧延機が使用される(図3)。
上バックアップロール2uは、圧下装置3で上ワークロ
ール1uに押し付けられ、被圧延材であるリング状帯板
Mに加工圧力を加える。下バックアップロール2dとし
ては、下ワークロール1dに当接するフランジ部が軸方
向両端部に設けられ、フランジ部間がリング状帯板M通
過用の溝となるロールが使用される。ワークロール1
u,1dは、図3の配置に限らず、テンションロール,
リターンロールの間を周回するリング状帯板Mのパスラ
インに沿って配置することも可能である。 【0010】リング状帯板Mは、所定板幅に裁断された
準安定オーステナイト系ステンレス鋼帯板をレーザ溶
接,プラズマ溶接等でリング状に溶接することにより用
意される。準安定オーステナイト系ステンレス鋼として
は、式Md(N)=580−520C−2Si−16M
n−16Cr−23Ni−300N−10Moで定義さ
れるMd(N)値が20〜100の範囲に調整された鋼
種が好ましい。具体的には、C:0.15質量%以下,
Si:1.0〜4.0質量%,Mn:5.0質量%以下,
N:0.15質量%以下,Cr:12.0〜18.0質量
%,Ni:4.0〜10.0質量%,Mo:1.0〜5.0
質量%,Cu:0〜3.5質量%を含み、C+N≧0.
1質量%,Si+Mo≧3.5質量%を満足する準安定
オーステナイト系ステンレス鋼板が使用される。 【0011】リング状帯板Mは、下ワークロール1dと
テンションロール4に巻きかけられ、テンションロール
4をサーボモータ5で引張ることによって張力が付与さ
れる。リング状帯板Mに加えられる張力は、ロードセル
6で検出される。サーボモータ5からの動力でテンショ
ンロール4を引っ張り、バックアップロール2u,2d
を駆動すると、リング状帯板Mがワークロール1u,1
dのロールバイトに送り込まれ、リング状帯板Mが圧延
される。圧下に応じてリング状帯板Mの周長が長くなる
ので、周長増加に応じてテンションロール4をワークロ
ール1u,1dから離れる方向に移動させる。リング状
帯板Mの周長は、下ワークロール1dとテンションロー
ル4との軸心間距離を距離計7で測定し、軸心間距離の
測定値及び下ワークロール1d,テンションロール4の
径から算出される。 【0012】ロードセル6で検出される張力及び距離計
7で算出されるリング状帯板Mの周長は、それぞれ張力
信号s1,周長信号s2として演算装置8に入力される。
演算装置8には、更に圧下装置3からの圧延荷重信号s
3が入力される。また、上ワークロール1u/下ワーク
ロール1dのロールバイトを出た直後のリング状帯板M
の材料温度を温度計9で測定し、温度計9から演算装置
8に材料温度信号s4を出力する。たとえば、圧下率,
材料温度と加工誘起マルテンサイトの生成量との関係を
表した鋼種ごとに予めインプットされているマップ(図
1)から加工誘起マルテンサイトの生成量を演算装置8
で推定し、推定値を取り込んで圧延条件を自動制御する
こともできる。入力されたリング状帯板Mの周長から求
めた圧下率及び温度計9から入力された材料温度を当該
マップに参照させることにより、リング圧延で生成した
加工誘起マルテンサイトの生成量が推定できる。 【0013】加工誘起マルテンサイト生成量の推定値が
適正範囲にない場合、目標加工誘起マルテンサイト生成
量からのズレを演算装置8で演算し、演算結果をライン
スピード制御指令c1,圧延荷重制御指令c2としてサー
ボモータ5,圧下装置3それぞれに出力し、ラインスピ
ード,圧延荷重を増減する。ラインスピード,圧延荷重
の増減に伴って圧下率,材料温度が変わり、目標加工誘
起マルテンサイト生成量に対応する範囲に収まる。或い
は、ワークロール1u,1dから送り出された直後のリ
ング状帯板Mの表面温度を温度計9で測定し、測定値が
表面温度の閾値を超えるとき、圧延荷重制御指令c2
圧下装置3に発して圧延荷重を低下させる。 【0014】リング圧延に伴った加工発熱は、圧延中の
リング状帯板Mを積極的に冷却することによっても抑制
できる。リング状帯板Mの冷却手段としては、テンショ
ンロール4から下ワークロール1dに向けて走行するリ
ング状帯板Mのパスラインに配置した冷却ボックスや、
ワークロール1u,1dのロールバイトに冷媒を吹き付
ける冷却ノズル等がある。ミスト状のドライアイスや液
体窒素を冷媒に使用すると、加工発熱が冷媒で除去され
るばかりでなく、リング状帯板Mも加工誘起マルテンサ
イトの生成に適した低温に維持される。そのため、加工
誘起マルテンサイト生成量が多くなり、高強度化された
無段変速機用ベルトが製造される。 【0015】 【実施例】C:0.086質量%,Si:2.63質量
%,Mn:0.31質量%,N:0.064質量%,C
r:13.73質量%,Ni:8.25質量%,Mo:
2.24質量%,Cu:0.17質量%を含み、Md
(N):74.03の準安定オーステナイト系ステンレ
ス鋼をリング状帯板Mの素材に使用した。板厚0.35
mmの準安定オーステナイト系ステンレス鋼板を15m
mの板幅に裁断し、前端と後端とをレーザ溶接すること
によって周長395mmのリング状帯板Mを複数本用意
した。各リング状帯板Mを表1に示すパススケジュール
でリング圧延した。表1中、条件1,2は、1ステップ
目に大きな圧下率でリング状帯板Mを圧延し、2ステッ
プ目で形状矯正を兼ねて目標板厚に仕上げる従来法であ
る。条件3〜6は、本発明に従って加工発熱の均一化を
狙って圧延荷重を各ステップごとに調整したときのパス
スケジュールを示す。たとえば、条件6では、次のパス
スケジュールによって加工発熱を均一化した。先ず、リ
ング状帯板Mの初期周長395mmが465mmになる
までの第一ステップでは張力を一定値200kgfに維
持する。圧延荷重は、圧延初期で0.5トンに設定され
るが、リング状帯板Mの周長が465mmに達するまで
ロールギャップが一定に保たれるようにリング状帯板M
の周長(板厚)に応じて制御される。リング状帯板Mの
周長を465mmから539mmに伸ばす第2ステップ
では、加工硬化に起因する変形抵抗の増加に対応して第
一ステップより高い1.0トンに圧延荷重の初期値を設
定し、張力150kgfを加えたリング状帯板Mをリン
グ圧延する。第3ステップでは、圧延荷重を第2ステッ
プより高い2.0トンに設定する。第4ステップでは、
リング状帯板Mの形状矯正を狙って圧延荷重を低下させ
る。各パススケジュールにおけるリング状帯板Mの周長
と圧延荷重との関係を図4で模式的に示す。各パススケ
ジュールごとのパス回数は、条件1では5回,条件2で
は6回,条件3では20回,条件4では13回,条件5
では15回,条件6では17回に設定した。 【0016】 【0017】各パススケジュールに従ったリング状帯板
Mの圧延中に、ワークロール1u,1dの出側近傍に配
置されている温度計9でリング状帯板Mの表面温度を測
定した。表面温度の測定値をリング状帯板Mの周長で整
理したところ、図5に示すように周長510mmまでは
条件1〜6による実質的な違いは見られなかったが、周
長が550mm以上になると条件1では表面温度が比例
的に上昇したのに対し、条件3〜6では発熱量の上昇率
が低下する傾向が確認された。 【0018】リング状帯板Mの表面温度が過度に上昇し
ないため、圧延歪に起因する加工誘起マルテンサイトが
多量に生成し、65体積%以上の加工誘起マルテンサイ
ト生成量が得られた(図6)。他方、5パスで目標板厚
まで圧延する条件1や7パスで目標板厚まで圧延する条
件2では、加工誘起マルテンサイト生成量が60体積%
に達しなかった。少ない加工誘起マルテンサイト生成量
は、1ステップ目から大きな圧延荷重をリング状帯板M
に加えたため、加工誘起マルテンサイトが生成しにくい
温度域にリング状帯板Mの材料温度が上昇したことが原
因である。 【0019】異なる加工誘起マルテンサイト生成量は、
製造された無段変速機用ベルトの断面硬度の差となって
現れる(表2)。条件1,2で製造された無段変速機用
ベルトは、リング圧延中に大きな加工発熱があるため加
工誘起マルテンサイトの生成量が少なく、加工発熱を抑
えた条件3〜6で製造された無段変速機用ベルトは、5
50HVを超える高い断面硬度をもっていた。なお、表
2中の断面硬度は、製造された無段変速機用ベルトの長
手方向に沿った等間隔の7箇所についての測定値であ
る。 【0020】 【0021】断面硬度の測定値をパス回数で整理したと
ころ、パス回数が少ないほど断面硬度が低く、パス回数
の増加に伴って断面硬度が高くなっていた(図7)。図
7に示したパス回数/断面硬度の関係は、図6のパス回
数/加工誘起マルテンサイト生成量の関係に一致してい
ることが判る。この整合性から、パス回数を多くして加
工発熱を少なくすると、加工歪みで生起される加工誘起
マルテンサイトの生成量に及ぼす加工発熱の影響が抑え
られ、強度向上に有効な加工誘起マルテンサイトが65
体積%以上の高い割合でしかも安定条件下で生成するこ
とが確認された。 【0022】 【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、リング状帯板を目標板厚に圧延して無段変速機用ベ
ルトを製造する際、圧延工程を複数のステップに区分
し、各ステップでリング状帯板に加える圧延荷重を必要
最小限に低く設定することにより、加工発熱の影響を抑
制して加工誘起マルテンサイトの生成量を増加させてい
る。圧延されたリング状帯板は、加工誘起マルテンサイ
ト生成量が多いことから高強度化され、しかも品質安定
性に優れているため、信頼性の高いステンレス鋼製無段
変速機用ベルトとして使用される。
【図面の簡単な説明】 【図1】 準安定オーステナイト系ステンレス鋼板の圧
延によって生成する加工誘起マルテンサイト量に及ぼす
圧下率,材料温度の影響を表したグラフ 【図2】 加工誘起マルテンサイト量と強度との関係を
示すグラフ 【図3】 本発明で使用するリング圧延機の概略説明図 【図4】 実施例で採用した各パススケジュールごとの
周長/圧延荷重の関係を表した模式図 【図5】 リング状帯板Mの周長と表面温度との関係に
及ぼす圧延条件の影響を表したグラフ 【図6】 加工誘起マルテンサイト量に及ぼすパス回数
の影響を表したグラフ 【図7】 断面硬度に及ぼすパス回数の影響を表したグ
ラフ 【符号の説明】 1u,1d:ワークロール 2u,2d:バックアッ
プロール 3:圧下装置 4:テンションロール
5:サーボモータ 6:ロードセル 7:距離計
8:演算装置 9:温度計 M:リング状帯板 s1:張力信号 s2:周長信号 s3:圧延荷重信
号 s4:材料温度信号 c1:ラインスピード制御指令 c2:圧延荷重制御指
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 健治 兵庫県尼崎市鶴町1番地 日新製鋼株式会 社技術研究所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 準安定オーステナイト系ステンレス鋼帯
    の前端,後端を溶接することにより用意したリング状帯
    板を無限軌道に沿って走行させながら目標板厚まで圧延
    する際、圧延工程を複数のステップに区分し、第一ステ
    ップの圧延荷重を低く設定し、各パスの加工発熱が均等
    化されるように、第2ステップ以降の圧延荷重を第一ス
    テップの圧延荷重より高く設定することを特徴とするス
    テンレス鋼製無段変速機用ベルトの製造方法。
JP2002067828A 2002-03-13 2002-03-13 ステンレス鋼製無段変速機用ベルトの製造方法 Withdrawn JP2003266106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002067828A JP2003266106A (ja) 2002-03-13 2002-03-13 ステンレス鋼製無段変速機用ベルトの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002067828A JP2003266106A (ja) 2002-03-13 2002-03-13 ステンレス鋼製無段変速機用ベルトの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003266106A true JP2003266106A (ja) 2003-09-24

Family

ID=29199078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002067828A Withdrawn JP2003266106A (ja) 2002-03-13 2002-03-13 ステンレス鋼製無段変速機用ベルトの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003266106A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011518672A (ja) * 2008-04-28 2011-06-30 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 駆動ベルトのリングコンポーネントの製造方法
JP4856875B2 (ja) * 2002-12-02 2012-01-18 ボッシュ トランズミッション テクノロジー ベー.ファウ. 金属バンドを圧延するための工程および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4856875B2 (ja) * 2002-12-02 2012-01-18 ボッシュ トランズミッション テクノロジー ベー.ファウ. 金属バンドを圧延するための工程および装置
JP2011518672A (ja) * 2008-04-28 2011-06-30 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 駆動ベルトのリングコンポーネントの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4767652B2 (ja) 冷間圧延後の板厚変動が小さい冷延高張力鋼板用熱延鋼帯及びその製造方法
JP2007160395A (ja) 高張力鋼の冷間タンデム圧延方法
CN105814226A (zh) Cvt用环部件及其制造方法
JP6819469B2 (ja) 熱処理鋼板の製造方法
JP2003266106A (ja) ステンレス鋼製無段変速機用ベルトの製造方法
Mazur et al. Efficient cold rolling and coiling modes
JP4266185B2 (ja) 熱間仕上圧延方法および熱間仕上圧延材
JP5482365B2 (ja) 鋼板の冷却方法、製造方法および製造設備
CN104662181B (zh) 马氏体时效钢卷材的制造方法
EP1380358B1 (en) Production method of belt for stainless steel continuously variable transmission belt
JP3401118B2 (ja) シーム疵のない厚鋼板の製造方法
JPH1112686A (ja) 均質性に優れた缶用鋼板およびその製造方法
JP6269548B2 (ja) 熱延鋼板の製造方法
JP2004011683A (ja) ステンレス鋼製無段変速機用ベルト及びその製造方法
JPH0525924B2 (ja)
JP4724982B2 (ja) 圧延ロールのロールギャップ制御方法及び装置
RU2813726C1 (ru) Способ изготовления полосы переменной толщины и полоса переменной толщины
JP2003001311A (ja) 冷間タンデム圧延における板幅制御方法
JPH0890182A (ja) 広幅薄鋳片の連続鋳造方法
JP2003033803A (ja) 準安定オーステナイト系ステンレス鋼製無段変速機用ベルトの製造方法
JP3068791B2 (ja) 鋼片の連続熱間圧延方法
JP2004141885A (ja) 冷間圧延工程における板幅制御方法
JP2004346361A (ja) 深絞り性に優れた冷延薄鋼帯の製造方法および冷延薄鋼帯
JP2003033804A (ja) 準安定オーステナイト系ステンレス鋼製無段変速機用ベルトの製造方法
JP3806174B2 (ja) 熱延連続化プロセスによる材質バラツキの小さい熱延鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607