JP2003265606A - 体外循環用毒素吸着材 - Google Patents

体外循環用毒素吸着材

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JP2003265606A JP2002069877A JP2002069877A JP2003265606A JP 2003265606 A JP2003265606 A JP 2003265606A JP 2002069877 A JP2002069877 A JP 2002069877A JP 2002069877 A JP2002069877 A JP 2002069877A JP 2003265606 A JP2003265606 A JP 2003265606A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、目づまりしにくく、圧力損失の上昇
が小さいため長時間の使用が可能で、かつ毒素吸着効率
が高い体外循環用毒素吸着材を提供する。 【解決手段】本発明の体外循環用毒素吸着材は、少なく
とも直径が30μm以下であって毒素吸着基を有する繊
維Aと直径が10〜80μmの繊維Bが混在した不織布
からなることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体外循環により毒
素を除去するための体外循環用毒素吸着材に関する。
【0002】
【従来の技術】毒素吸着基を導入した繊維からなる不織
布を使用して、体外循環によって毒素、例えば菌体外毒
素や内毒素などを除去することは、以前から知られてい
る。
【0003】しかし、毒素吸着材においては、毒素吸着
基を化学的に導入できるポリマーとして主にポリスチレ
ンが用いられているが、通常の繊維の場合、ポリスチレ
ン繊維に毒素吸着基を導入する反応ではポリスチレン繊
維同士が融着し易いため、比表面積が減少して吸着性能
が低下し、さらには融着が目づまりの原因となって圧力
損失が上昇する問題があり、また目づまり防止のために
繊維径を40〜60μmと太くする試みもなされている
が、単位体積当たりの繊維量が少なくなるため毒素吸着
性能が低下する問題もあった。
【0004】さらに、従来の不織布では、反応に際し、
反応液がスムーズに流れないために反応が不均一とな
り、過剰反応した部分では毒素吸着基を導入したポリス
チレンが脆くなるため、せっかく反応した部分のポリス
チレンの脱落やクラックが発生し、また反応液があまり
届いていない部分では毒素吸着基の導入量が少なくなる
ため、全体として吸着性能が低くなるという問題もあっ
た。
【0005】また、吸着材の用途においては、従来の繊
維に比べ、繊維直径が1μm〜8μmであるいわゆる極
細繊維が注目されており、極細化することによって活性
比表面積が増大し、被吸着物との接触面積が大きくなっ
て有用物や不用物の吸着性能が向上することから積極的
に提案がなされている。しかし、これらの極細繊維を用
いた場合にも、目づまりが生じ、体外循環において短時
間で圧力損失が上昇するため、使用可能時間が短くなる
という問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点に鑑み、目づまりしにくく、圧力損失の上
昇が小さいため長時間の使用が可能で、かつ毒素吸着効
率が高い体外循環用毒素吸着材を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明は、次の通りの構成をとるものである。
【0008】(1)少なくとも直径が30μm以下で毒
素吸着基を有する繊維Aと直径が10〜80μmの繊維
Bが混在した不織布からなることを特徴とする体外循環
用毒素吸着材。
【0009】(2)少なくとも直径が30μm以下で毒
素吸着基を有する繊維Aと直径が10〜80μmの繊維
Bが混在した不織布からなり、60分後の圧力損失が3
0mmHg以下であることを特徴とする体外循環用毒素
吸着材。
【0010】(3)該毒素吸着基がアミノ基、クロロ
基、スルフォニル基、エチレングリコール基、水酸基、
アミド結合、尿素結合、チオ尿素結合からなる群より一
つ以上選択されることを特徴とする(1)または(2)
に記載の体外循環用毒素吸着材。
【0011】(4)該繊維Aが少なくとも毒素吸着基が
導入されたポリマXと補強用ポリマYからなり、かつポ
リマXが繊維表面の少なくとも50%以上を占める複合
繊維形態を形成していることを特徴とする(1)〜
(3)のいずれかに記載の体外循環用毒素吸着材。
【0012】(5)該複合繊維形態がポリマXが鞘、補
強用ポリマYが芯の芯鞘型であることを特徴とする
(4)に記載の体外循環用毒素吸着材。
【0013】(6)(1)〜(5)のいずれかに記載の
毒素吸着材を充填してなることを特徴とする体外循環用
カラム。
【0014】(7)該毒素吸着材が、平板状で、これを
重ねて充填してなることを特徴とする(6)に記載の体
外循環用カラム。
【0015】(8)該毒素吸着材が、円筒状に巻かれて
なる円筒状フィルターが、両端部に血液入口と血液出口
とを有する円筒状容器に納められていることを特徴とす
る(6)に記載の体外循環用カラム。
【0016】(9)該毒素吸着材が、円筒状に巻かれて
なる中空円筒状フィルターが、その両端面が封止された
状態で血液入口と血液出口とを有する円筒状容器に納め
られてなるカラムであって、該容器の血液入口は、前記
中空円筒状フィルターの外周面に通じる部位に、また、
該容器の血液出口は、前記中空円筒状フィルターの内周
面に通じる部位に、それぞれ設けられていることを特徴
とする(6)または(8)に記載の体外循環用カラム。
【0017】すなわち、本発明の体外循環用毒素吸着材
は、少なくとも直径が30μm以下で毒素吸着基を有す
る繊維Aと直径が10〜80μmの繊維Bが混在した不
織布からなることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、さらに詳しく本発明につい
て説明をする。
【0019】本発明の体外循環用毒素吸着材は、少なく
とも繊維Aと繊維Bが混在した不織布からなることを特
徴とするものである。
【0020】繊維Aは毒素吸着基を有する直径が30μ
m以下の繊維であり、繊維Bは直径が10〜80μmの
繊維である。
【0021】繊維Aは、実際に毒素を吸着する役割を果
たすことから、吸着効率を向上させるためには比表面積
を大きくする必要があり、繊維を細くすることが好まし
い。しかしながら細くなりすぎると、目づまりが発生し
やすくなり圧力損失が大きくなることが懸念されるた
め、具体的には、繊維Aの直径は30μm以下、より好
ましくは10μm〜1μm、さらに好ましくは6μm〜
2μmである。
【0022】繊維Aの形態は、毒素吸着基導入反応によ
って繊維の強度が低下するため、毒素吸着基導入用ポリ
マXと補強用ポリマYからなる複合繊維形態を形成して
いることが好ましい。
【0023】毒素吸着基導入用ポリマX成分としては、
毒素吸着基を導入できるものであれば特に制限はない
が、芳香族ポリビニル化合物が好ましく用いられる。芳
香族ポリビニル化合物としては、ポリスチレン、ポリ−
α−メチルスチレン、ポリビニルトルエン、ポリビニル
キシレン、ポリクロロメチルスチレンなどのホモ重合
体、これら2種以上共重合体もしくは他の不活性モノマ
ーとの共重合体又はブレンド体がより好ましく用いられ
る。
【0024】補強用ポリマY成分としては、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリ−α−オレフィンなどのホモ重合
体、又はこれらの共重合体、ブレンド体が用いられ、そ
の中でも耐薬品性に優れたポリ−α−オレフィンが補強
用として好ましく用いられる。ポリ−α−オレフィンと
してはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ−3−メチ
ルブテン−1、ポリ−4−メチル−メチルペンテン−1
などが好ましく用いられる。
【0025】毒素の吸着効率を向上させるためには、毒
素吸着基は繊維表面に存在することが好ましいことか
ら、繊維表面を占める毒素吸着基導入用のポリマXの割
合は少なくとも50%以上、より好ましくは60%以
上、さらに好ましくは70%以上である。また、毒素吸
着率向上の観点から繊維表面をポリマXが100%占め
ることは好ましい態様である。
【0026】複合繊維形態の繊維AにおいてポリマXの
占める割合は、繊維Aの補強の観点から50〜90%が
好ましく、60〜80%がより好ましい。
【0027】これらのことから、ある程度の強度を保ち
つつ、高い毒素吸着率を有する繊維とするための形態と
しては、ポリマXを鞘として反応できるようにし、ポリ
マYを芯として補強する芯鞘型とすることが好ましい。
また、より強度を出すために芯を多くしたいわゆる海島
型とすることも好ましい形態である。
【0028】繊維Aの製造方法は特に限定されないが、
ポリマX及びポリマYの2成分系複合体を通常の芯鞘型
複合繊維または海島型複合繊維として溶融紡糸すること
により、繊維Aを好ましく得ることができる。また、特
に極細の繊維Aを製造する方法としては、多芯海島型複
合繊維から作ることが好ましい。すなわち、ポリマX、
ポリマYの芯鞘型複合体である島成分を、海成分ポリマ
Zが取り囲んでなる3成分系複合体を海島型複合繊維と
して溶融紡糸し、その後にポリマZを溶解などによって
除去することによって得ることができる。この場合、ポ
リマZとしては、溶媒で容易に溶解するものであればよ
く、特に限定されるものではないが、島成分に影響を与
えないものとして、アルカリ溶解性ポリエステルが好ま
しく使用される。多芯海島型複合繊維の島数は、好まし
くは1〜100個であるが、特に好ましくは10〜50
個である。また、海成分の割合は、該複合繊維の好まし
くは70重量%以下、特に好ましくは10〜50重量%
である。
【0029】繊維Bは、主として、圧力損失の上昇や繊
維間の融着を防止するために繊維Aの間に隙間を作るス
ペーサーの役割を果たすものである。このことから繊維
が細すぎると隙間を作ることができくなり、また繊維が
太くなりすぎると隙間が大きくなり吸着効率が低下する
ため、繊維Bに適した直径は10〜80μm、好ましく
は10〜50μm、さらに好ましくは10〜30μmで
ある。また、同様の理由から、繊維Aに対する繊維Bの
混率は、重量比で1〜50%が好ましく、5〜40%が
より好ましく、10〜30%がさらに好ましい。
【0030】繊維Bの成分は、スペーサーとしての役割
を果たすことができれば特に制限はないが、上述の繊維
AのポリマXまたはポリマY成分に用いられるポリマを
好ましく適用できる。例えば、繊維Aを構成するポリマ
Xとしてポリスチレンを用いた場合、繊維Bとして少な
くとも繊維表面にポリスチレンを用いることは、反応に
よって繊維Aにも繊維Bにも毒素吸着基を導入でき、結
果として吸着効率が向上するため好ましい態様である。
さらに好ましい態様としては、少なくとも繊維Bの表面
にポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスルフォン、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリエステル、ポリアミドな
どの耐薬品性の優れたポリマを用いることである。この
ようなポリマを用いることにより反応に関与しない繊維
Bが繊維Aの間に入って隙間を作り、繊維A同士の融着
を防止することができる。そのような繊維Bを混合する
ことによって、融着を防止できることに加えて体外循環
においては血液が均一かつスムーズに流すことができる
ため目づまりによる圧力損失の上昇を抑えることができ
長時間の使用が可能となる。また、毒素吸着基を導入す
る反応においては、反応液をスムーズに流すことができ
るため反応が均一に進み、上述のような過剰反応による
ポリスチレンの脱落やクラックが発生を防ぐことがで
き、毒素吸着基を均一に導入できる。これらのことは繊
維AにおけるポリマXとして、ポリスチレン以外のもの
を用いた場合、例えばポリ−α−メチルスチレン、ポリ
ビニルトルエン、ポリビニルキシレン、ポリクロロメチ
ルスチレンなどの芳香族ポリビニル化合物についても同
様の効果が期待できる。
【0031】繊維Bは上述の効果が得られるものであれ
ば、その形態は限定されるものではなく、単成分系でも
多成分系でも用いることができる。繊維Bは通常の紡糸
条件によって容易に得ることができ、製造方法によって
その効果が変わるものではない。
【0032】長時間使用できるようにするためには、圧
力損失は、体外循環を開始して60分後の値が30mm
Hg以下が好ましく、より好ましくは25mmHg以
下、さらに好ましくは20mmHg以下である。圧力損
失が高くなると体外循環用毒素吸着材の寿命が短くなる
ため、圧力損失は低く、かつ時間当たりの上昇率が低い
方が好ましい。もちろん、圧力損失の上昇が起こらず、
60分後の値も実質的に0mmHgであることは好まし
い態様である。
【0033】毒素吸着材に不織布を用いる場合、毒素の
吸着効率を上げるためには繊維を細くすることにより比
表面積を大きくする必要があるが、繊維を細くすると目
づまりし易く圧力損失が上昇する。また、逆に圧力損失
の上昇を抑えようとすると、十分に血液が通るように隙
間を作る必要があるが、隙間を大きくすると繊維量が少
なくなり毒素の吸着効率が低下する。すなわち、これま
で圧力損失と吸着率はトレードオフの関係にあり、高い
毒素吸着効率を保ちつつ、圧力損失を30mmHg以下
に抑えることは困難であった。
【0034】これに対し、本発明の毒素吸着材は、少な
くとも直径が30μm以下であって毒素吸着基を有する
繊維Aと直径が10〜80μmの繊維Bが混在した不織
布とすることで、60分後の圧力損失が30mmHg以
下とすることができ、毒素吸着効率が高く、長時間使用
可能な体外循環用毒素吸着材とすることができる。
【0035】ここでいう圧力損失とは、体外循環におい
て、目づまり等による形状変化、流れの方向変化に基づ
く損失を圧力の次元(mmHg)で表したものをいう。
本発明において、本発明者らが行った圧力損失の測定方
法および条件は下記の通りである。
【0036】体外循環用毒素吸着材の圧力損失の測定
は、日本ミリポリア(株)製のスウイネクス48mmの
フィルターホルダー(有効内径42mm、有効ろ過面積
13.8cm2)に、測定するサンプルを48mmφに
打ち抜き充填し、当該フィルターホルダーに5単位/m
lのヘパリンを含む牛血を垂直流でアップフローで通し
(2ml/分)、差圧上昇を調べ、60分後の差圧上昇
の値を圧力損失(mmHg)とした。
【0037】また、体外循環用カラムの圧力損失の測定
は、サンプルを幅16cmに切断し、外径1cmのポリ
プロピレン製円筒型メッシュの周囲に外径が3.7cm
になるまで巻き付け、内径4.2cm、長さ17cmの
円筒型ポリプロピレン製容器に収めたカラムを作製し、
エンドトキシンを含む牛血を20ml/分の流速で60
分間通液した時の差圧上昇の値を圧力損失とした。
【0038】本発明で言う毒素とは、一般に数多く存在
し、また通常無害のものや良い効果を示すものであって
もその時々の状況に応じて害を及ぼす場合があるため、
特に限定されるものではないが、例えば、黄色ブドウ球
菌の腸管毒素、溶血毒素、ロイコシジン、コアグラーゼ
やプロテインA、コレラ菌のコレラ毒素、出血性大腸菌
や赤痢菌の産生するベロ毒素、緑膿菌の産生する外毒素
A、連鎖球菌の産生する発熱性外毒素などの分泌性の毒
素や、リポポリサッカライド等の細菌自体を構成する化
合物や細菌の遺伝子構成成分であるデオキシリボ核酸
等、さらにはTNF−αやIL−6などのサイトカイン
なども毒素として挙げられる。さらに、これらの中でパ
イロジェンと称される一群の毒素がある。パイロジェン
は発熱性を有する一群の物質の総称であり、細菌感染を
通じて体内に侵入することにより発熱やショック症状を
誘引することが知られている強毒性の物質である。この
パイロジェン活性を有する毒素としてはグラム陰性菌の
細胞膜構成成分であるリポポリサッカライド(エンドト
キシン)、黄色ブドウ球菌の腸管毒素やトクシックショ
ックシンドロームトキシン−1等が挙げられる。
【0039】本発明における毒素吸着基は、毒素に対す
る吸着性能が高いものであれば、特に限定しないが、ア
ミノ基、クロロ基、スルフォニル基、エチレングリコー
ル基、水酸基、アミド結合、尿素結合、チオ尿素結合の
いずれかを有することが好ましい。かかるアミノ基とし
ては、脂肪族アミノ基を意味し、その具体例として、ア
ミノ基を持つ環状ペプチド残基、ポリアルキレンイミン
残基、ベンジルアミノ基、1級、2級、3級のアルキル
アミノ基を使用することができる。そのなかでも、好ま
しくはアミノ基を持つ環状ペプチド残基、ポリアルキレ
イミン残基、さらに好ましくはアミノ基を持つ環状ペプ
チド残基が、細菌由来の毒素に対する吸着性能が高くて
よい。
【0040】より具体的には、アミノ基をもつ環状ペプ
チドは、2個以上、50個以下、より好ましくは4個以
上16個以下のアミノ酸からなる環状ペプチドであっ
て、その側鎖に1個以上のアミノ基をもつものであれば
良く、特に制限はない。その具体例としては、ポリミキ
シンB、ポリミキシンE、コリスチン、グラミシジンS
あるいはこれらのアルキルあるいはアシル誘導体などを
使用することができる。
【0041】また、本発明で言うポリアルキレンイミン
残基とは、ポリエチレンイミン、ポリヘキサメチレンイ
ミンおよびポリ(エチレンイミン・デカメチレンイミ
ン)共重合体で代表されるポリアルキレンイミンまたは
その窒素原子の一部を、n−ヘキシルブロマイド、n−
デカニルブロマイド、n−ステアリルブロマイドなどで
代表されるハロゲン化炭化水素の単独または混合物でア
ルキル化したもの、または、酪酸、バレイン酸、ラウリ
ル酸、ミリスチン酸、レノレイン酸、ステアリル酸など
の脂肪酸でアシル化したものを意味する。
【0042】本発明吸着材におけるアミン基の結合の密
度は、水不溶性重合体の化学構造および用途により異な
るが、少なすぎるとその機能が発現せず、一方、多すぎ
ると、固定化後の重合体の物理的強度が悪くなり、吸着
材としての機能も下がってしまうので、該密度は水不溶
性重合体の繰り返し単位あたり0.01〜2.0モル、
より好ましくは0.1〜1.0モルが良い。
【0043】また、クロロ基を有する毒素吸着基の例と
してはパラクロロフェニル尿素などがあり、その他、例
えば、スルフォニル基、エチレングリコール基、水酸
基、アミド結合、尿素結合、チオ尿素結合などを有する
毒素吸着基があるが、除去する毒素の種類によって吸着
効率の高い毒素吸着基を任意に選択することが好まし
い。
【0044】本発明の体外循環用毒素吸着材の製造方法
の好ましい例をあげる。
【0045】本発明の不織布は、少なくとも繊維Aと繊
維Bとが混在し、物理的に拘束されているものであれば
よく、その好ましい例としては、少なくとも繊維Aと繊
維Bを含むウェブを積層するなどしてシート状物を作製
し、該シート状物をニードルパンチ、ウォータージェッ
トパンチなどによって繊維同士を絡ませる方法がある。
また、単に積層したウェブを板などに挟んで拘束する方
法によっても好ましく作製できる。繊維Aが極細の場合
には、上述の海島型複合繊維と繊維Bからなる不織布を
作製し、海成分を溶解することによって、好ましく作製
することができる。嵩密度は特に限定されるもでのはな
いが、通液性、形態保持性の観点から、0.03〜0.
3g/cm3であることが好ましく、0.05〜0.2
g/cm3であることがより好ましい。本発明におい
て、嵩密度は、繊維Aと繊維Bの混合比率、ウェブの積
層回数、ニードルパンチをする場合のパンチング回数お
よび針本数、海島型複合繊維を用いる場合の海島比率な
どを適宜制御することによって、随意に設定することが
できる。
【0046】毒素吸着基は、上述の不織布に導入するこ
とにより、または繊維に導入した後不織布を作製するこ
とによって、本発明の体外循環用毒素吸着材を好ましく
得ることができる。導入方法は任意であり、毒素吸着基
の種類によって化学反応、コーティング、その他の方法
によって、一段階もしくは多段階の操作により好ましく
導入できる。その一例としては、アミノ基を有する毒素
吸着基を導入する場合、まずアミノ基を共有結合で固定
化できる反応性官能基を化学反応もしくはコーティング
などによって繊維Aに導入し、続いてその官能基に毒素
吸着基のアミノ基を共有結合させて導入する方法が好ま
しい。
【0047】反応性官能基としては、ハロメチル基、ハ
ロアセチル基、ハロアセトアミドメチル基、ハロゲン化
アルキル基などの活性ハロゲン基、エポキサイド基、カ
ルボキシル基、イソシアン酸基、チオイソシアン酸基、
酸無水物基などをあげることができるが、とりわけ、活
性ハロゲン基、中でも、ハロアセチル基は、製造が容易
な上に、反応性が適度に高く、該固定化反応が温和な条
件で遂行できると共に、この際生じる共有結合が化学的
に安定なので好ましい。
【0048】本発明の体外循環用カラムは、前記毒素吸
着材をカラムに充填することによって製造することがで
きる。カラムの構成としては、毒素吸着材を平板状に形
成し、これを重ねて充填したカラム、毒素吸着材が円筒
形状に巻かれてなる円筒状フィルターが、両端部に血液
入口と血液出口とを有する円筒容器に納められているカ
ラム、毒素吸着材が円筒状にまかれてなる中空円筒状フ
ィルターが、その両端部を封止された状態で血液入口と
血液出口とを有する円筒状容器に納められており、容器
の血液入口は前記中空円筒状フィルターの外周部に通じ
る部位に、また容器の血液出口は前記中空円筒状フィル
ターの内周部に通じる部位にそれぞれ設けられているカ
ラムが好ましい。その中でも、円筒中空状フィルターを
用いたカラムは、血液中の毒素の大部分が、円筒形状フ
ィルターの外周部の大きな面積の不織布で迅速に除去さ
れ、除去されずに残ったわずかな毒素も、円筒形状フィ
ルターの内周部に到って、その小さな面積の不織布でも
十分に除去され、効率的な毒素吸着が可能であるので、
より好ましい。
【0049】
【実施例】以下、実験例により、本発明をさらに具体的
に説明する。
【0050】実施例1 海成分がポリエチレンテレフタレートとポリエチレン−
5−ソジウムスルホイソフタレートの共重合ポリマ、島
成分がポリプロピレン補強ポリスチレン(芯成分:ポリ
プロピレン、鞘成分:ポリスチレン90%、ポリプロピ
レン10%の混合ポリマ、芯/鞘比が4/6の芯鞘型)
からなる多芯海島型複合繊維(島数36個、海成分20
%、海成分除去後の直径4μm)を溶融紡糸法で作製
し、3.1倍に延伸した後、機械捲縮を付与し、51m
mにカットし、原綿を得た。。得られた原綿に通常の溶
融紡糸で得られた直径30μmのポリプロピレン繊維の
綿(51mm)を重量比で15%混合してシート状物を
作製してニードルパンチをした後、5%水酸化ナトリウ
ム水溶液で1時間処理し海成分の共重合ポリエステルを
溶解することによって不織布を得た。
【0051】ニトロベンゼン(片山化学工業)600m
lと硫酸(片山化学工業)390mlの混合溶液にパラ
ホルムアルデヒド(片山化学工業)3gを20℃で溶解
した後、0℃に冷却し、75.9gのN−メチロール−
α−クロルアセトアミド(2−クロロアセトアミドとホ
ルマリン(共にナカライテスク)から調製)を加えて、
5℃以下で溶解した。この溶液に作製した不織布を浸
し、室温で2時間静置した。その後、不織布を取り出し
て大過剰の冷メタノール中に入れた。不織布をメタノー
ルでよく洗った後、水洗し、乾燥して、18.3gのα
−クロルアセトアミドメチル化不織布を得た。この不織
布を硫酸ポリミキシンB(ファイザー製薬)0.2gを
200mlの水に溶かした溶液に入れ、1N−水酸化ナ
トリウム水溶液(ナカライテスク)0.8mlを加えて
室温で5時間振とうした。その後、1N−塩酸(ナカラ
イテスク)0.8mlで中和、水洗した。以上の工程に
より、4μmのポリスチレン/ポリプロピレン芯鞘繊維
と30μmのポリプロピレン繊維からなる体外循環用毒
素吸着材を得た。
【0052】体外循環用毒素吸着材0.5gをオートク
レーブ滅菌した後、エンドトキシンを含む牛血清15m
lで吸着能の評価(37℃2時間)をしたところエンド
トキシンの吸着率は95%であった。また、ポリミキシ
ンB固定化不織布を48mmφに打ち抜き、フィルター
ホルダーに充填し、5単位/mlのヘパリンを含む牛血
を垂直流でアップフローで通し(2ml/分)、差圧上
昇を調べたところ、60分後の圧力損失は5mmHgと
良好であった。
【0053】さらに体外循環用毒素吸着材を幅16cm
に切断し、外径1cmのポリプロピレン製円筒型メッシ
ュの周囲に外径が3.7cmになるまで巻き、内径4.
2cm、長さ17cmの円筒型ポリプロピレン製容器に
収めて両端をポリウレタン樹脂で封止した。そして血液
の入口と出口を有するキャップを円筒型ポリプロピレン
の両端に融着させて、本発明の中空円筒型フィルターを
用いたカラムを作製した。このカラムにエンドトキシン
を含む牛血を20ml/分の流速で60分間通液したと
ころ、圧力損失は10mmHgで、その時のエンドトキ
シン吸着率は94%であった。
【0054】実施例2 直径15μmの芯成分がポリプロピレン、鞘成分がポリ
スチレン90%とポリプロピレン10%の混合ポリマか
らなる芯鞘型複合繊維(芯/鞘比が4/6)を溶融紡糸
し、実施例1と同様の処理により原綿を得た。得られた
原綿に前記直径30μmのポリプロピレン繊維の綿(5
1mm)を重量比で15%混合してシート状物を作製し
てニードルパンチをし、不織布を作製した。この不織布
に実施例1と同様の処理を行い、15μmのポリスチレ
ン/ポリプロピレン芯鞘繊維と30μmポリプロピレン
繊維からなる体外循環用毒素吸着材を得た。
【0055】実施例1と同様の方法で、エンドトキシン
の吸着率及びフィルターホルダーによる60分後の圧力
損失を測定したところ、吸着率87%、圧力損失3mm
Hgと良好な値であった。
【0056】比較例1 芯鞘型複合繊維の直径が50μmとする以外は実施例2
と同様の方法により、50μmのポリスチレン/ポリプ
ロピレン芯鞘繊維と30μmのポリプロピレン繊維から
なる体外循環用毒素吸着材を作製し、エンドトキシン吸
着率及び60分後の圧力損失を測定したところ、吸着率
47%、圧力損失5mmHgであり、圧力損失は良好で
あったものの吸着率が非常に低い値であった。
【0057】比較例2 前記直径30μmのポリプロピレン繊維の綿を混合しな
い以外は実施例1と同様の方法により、4μmのポリス
チレン/ポリプロピレン繊維からなる体外循環用毒素吸
着材を作製し、エンドトキシン吸着率及び60分後の圧
力損失を測定したところ、吸着率72%、圧力損失96
mmHgであった。
【0058】比較例2の体外循環用毒素吸着材について
も、実施例1と同様に中空円筒型フィルターを用いたカ
ラムを作製し、通液試験を行ったところ、60分後の圧
力損失は156mmHgに達した。この時のエンドトキ
シン吸着率は56%と低かった。この不織布の表面状態
を調べてみると繊維同士が融着して目づまりしているこ
とが分かった。
【0059】以上の結果から、実施例1及び実施例2の
毒素吸着材は非常に目づまりしにくいため寿命が極めて
長く、またエンドトキシンを効率的に除去できることが
分かる。比較例1では繊維が太いために隙間が大きくな
り目づまりし難いが、吸着効率も低下し、比較例2では
寿命が短く、また繊維同士の融着のため実際よりも比表
面積が減少し、吸着効率が低下していることが分かる。
【0060】
【表1】
【0061】
【発明の効果】本発明により、目づまりしにくく、圧力
損失の上昇が小さいため長時間の使用が可能で、かつ毒
素吸着効率が高い体外循環用毒素吸着材を提供すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C077 AA12 BB03 EE01 KK11 LL02 LL13 LL17 LL21 MM03 MM05 MM07 MM09 NN14 NN15 PP07 PP08 PP09 PP12 PP13 PP19 4G066 AC13A AC14A AC23A AD01B AD03B AD04B AD10B AD11B AD13B AD20B BA01 BA02 BA03 BA16 BA18 BA20 BA38 CA20 DA12 EA04 FA35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも直径が30μm以下で毒素吸着
    基を有する繊維Aと直径が10〜80μmの繊維Bが混
    在した不織布からなることを特徴とする体外循環用毒素
    吸着材。
  2. 【請求項2】少なくとも直径が30μm以下で毒素吸着
    基を有する繊維Aと直径が10〜80μmの繊維Bが混
    在した不織布からなり、60分後の圧力損失が30mm
    Hg以下であることを特徴とする体外循環用毒素吸着
    材。
  3. 【請求項3】該毒素吸着基がアミノ基、クロロ基、スル
    フォニル基、エチレングリコール基、水酸基、アミド結
    合、尿素結合、チオ尿素結合からなる群より一つ以上選
    択されることを特徴とする請求項1または2に記載の体
    外循環用毒素吸着材。
  4. 【請求項4】該繊維Aが少なくとも毒素吸着基が導入さ
    れたポリマXと補強用ポリマYからなり、かつポリマX
    が繊維表面の少なくとも50%以上を占める複合繊維形
    態を形成していることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の体外循環用毒素吸着材。
  5. 【請求項5】該複合繊維形態がポリマXが鞘、補強用ポ
    リマYが芯の芯鞘型であることを特徴とする請求項4に
    記載の体外循環用毒素吸着材。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の毒素吸着
    材を充填してなることを特徴とする体外循環用カラム。
  7. 【請求項7】該毒素吸着材が、平板状で、これを重ねて
    充填してなることを特徴とする請求項6に記載の体外循
    環用カラム。
  8. 【請求項8】該毒素吸着材が、円筒状に巻かれてなる円
    筒状フィルターが、両端部に血液入口と血液出口とを有
    する円筒状容器に納められていることを特徴とする請求
    項6に記載の体外循環用カラム。
  9. 【請求項9】該毒素吸着材が、円筒状に巻かれてなる中
    空円筒状フィルターが、その両端面が封止された状態で
    血液入口と血液出口とを有する円筒状容器に納められて
    なるカラムであって、該容器の血液入口は、前記中空円
    筒状フィルターの外周面に通じる部位に、また、該容器
    の血液出口は、前記中空円筒状フィルターの内周面に通
    じる部位に、それぞれ設けられていることを特徴とする
    請求項6または8に記載の体外循環用カラム。
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