JP2003265284A

JP2003265284A - 物品支持台組み立てキットおよび物品支持台

Info

Publication number: JP2003265284A
Application number: JP2002070026A
Authority: JP
Inventors: Yoshiro Ono; 芳郎大野
Original assignee: Taisei Co Ltd
Current assignee: Taisei Co Ltd
Priority date: 2002-03-14
Filing date: 2002-03-14
Publication date: 2003-09-24

Abstract

(57)【要約】【課題】月刊誌などの付録、販促用展示具などに適用
する物品支持台組み立てキットおよび携帯電話などの細
長い物を展示または立て掛ける物品支持台を提供するこ
と。【解決手段】物品支持部１１および余白部１２からな
る平板状の物品支持台用組み立てキット１０である。物
品支持部と余白部の境目に設けた切り込み線１３と、物
品支持部と余白部を接続すると共に切り込み線より物品
支持部側に入り込んだ個所に設けた複数の接続部１４と
を有する。また、物品支持部１１を、底部１５と、底部
を真ん中にしてその一方の側に設けた衝立部１６と、他
方の側に設けた支え部１７と、支え部の自由端に設けた
連結部１８と、支え部のほぼ中央部に設けた物品挿入口
１９と、衝立部に設けた連結部差し込み口２０と、衝立
部の横手の少なくとも一方の側に設けた転倒防止部２１
から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、月刊誌や週刊誌
などの本の付録、宣伝配布用品、販売促進用の展示具、
特に、新製品の展示具などに適用するための物品支持台
組み立てキット、および携帯電話などの細長い物品を展
示または一時的に立て掛けるための物品支持台に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】携帯電話やデジタル式録音機などの携帯
用電子機器や、万年筆などの細長くて、かつ、比較的小
型の商品または物品は、店頭の陳列棚などに立て掛けら
れた状態で展示されている場合が多く、各商品毎に目立
つように展示されているとは言いがたい。

【０００３】一方、一般家庭では、携帯電話やデジタル
録音機などの携帯用電子機器や、万年筆などは、使用
後、テーブルや机などの手近な物の上に放置する場合が
多く、とっさの場合、捜し当てるのに苦労することが決
して少なくない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題や要望を解消するために発明したものであり、月刊
誌や週刊誌などの本の付録、宣伝配布用品、販売促進用
の展示具などに適用するための物品支持台組み立てキッ
ト、および携帯電話などの細長い物品を展示または一時
的に立て掛けるための物品支持台を提供することを主た
る目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、次のように構成されている。すなわち、
（１）物品支持部および余白部からなる平板状の物品
支持台用組み立てキットであって、物品支持部と余白部
の境目に設けた切り込み線と、上記物品支持部と上記余
白部を互いに接続すると共に上記切り込み線より物品支
持部側に若干入り込んだ個所に設けた複数の接続部とを
有し、かつ、上記物品支持部を、底部と、該底部を真ん
中にしてその一方の側に設けた衝立部と、他の一方の側
に設けた支え部と、該支え部の自由端に設けた連結部
と、上記支え部のほぼ中央部に設けた物品挿入口と、上
記衝立部に設けた連結部差し込み口と、上記衝立部の横
手の少なくとも一方の側に設けた転倒防止部から構成し
てなる物品支持台組み立てキットである。

【０００６】（２）テレビや漫画本のキャラクターな
どの各種の絵柄や図柄を、少なくとも衝立部に表示する
（１）記載の物品支持台組み立てキットである。

【０００７】（３）名刺やメモ用紙やストラップなど
の小物を挿むための挿み部を衝立部に設けた（１）また
は（２）記載の物品支持台組み立てキットである。

【０００８】（４）少なくとも衝立部と転倒防止部
間、および衝立部と底部間に折り目を設けた（１）記載
の物品支持台組み立てキットである。

【０００９】（５）物品挿入口に舌片状の物品押さえ
部を、少なくとも１個設けた（１）記載の物品支持台組
み立てキットである。

【００１０】（６）底部と、該底部の後方の縁から立
設させた衝立部と、上記底部の前方の縁から上記衝立部
に向けて湾曲させ、かつ、その自由端を上記衝立部に結
合させた支え部と、該支え部のほぼ中央部に設けた物品
挿入口と、上記衝立部の横手の少なくとも一方の側に設
けた転倒防止部からなる物品支持台である。

【００１１】（７）テレビや漫画本のキャラクターな
どの各種の絵柄や図柄を、少なくとも衝立部に表示する
（６）記載の物品支持台である。

【００１２】（８）名刺やメモ用紙やストラップなど
の小物を挿むための挿み部を衝立部に設けた（６）また
は（７）記載の物品支持台である。

【００１３】（９）物品挿入口に舌片状の物品押さえ
部を、少なくとも１個設けた（６）記載の物品支持台で
ある。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明するが、この実施形態では、装飾などのな
い基本的な形状の物品支持台組み立てキットを例に採
る。

【００１５】図１において、１０は、平板状の物品支持
台組み立てキットであり、ポリプロピレン、ポリエステ
ルなどの合成樹脂製のシートや厚紙などで形成されてい
る。合成樹脂製シートの場合、透明でもよいが、半透明
や不透明などでもよい。また、無色でもよいが、任意の
色彩や模様などを施したものでもよい。また、厚紙の場
合も無色でもよいが、任意の色彩や模様などを施したも
のでもよい。

【００１６】この物品支持台組み立てキット１０は、物
品支持部１１と余白部１２の二つの部分で形成されてい
る。そして、物品支持部１１と余白部１２の境目には、
実線で示すように切り込み線１３および複数個の接続部
１４が設けられているので、接続部１４をカッターナイ
フや指先などで切断、あるいは破断することによって物
品支持部１１を余白部１２から簡単に分離することがで
きる。この接続部１４は、切り込み線１３より物品支持
部１１側に、若干、入り込んだ個所または部位に設けら
れている。換言すれば、接続部１４は、ＶまたはＵ字形
に形成されているので、物品支持部１１を余白部１２か
ら切り離した後で接続部１４の部分で怪我する恐れがな
く、安全である。

【００１７】この物品支持部の構造について具体的に説
明すると、物品支持部１１は、長方形の底部１５と、こ
の底部１５を真ん中にしてその一方の側（上側）に設け
た短冊形の衝立部１６と、他の一方の側（下側）に設け
た支え部１７と、この支え部１７の自由端に設けた舌片
状の連結部１８と、支え部１７のほぼ中央部に設けた長
方形の物品挿入口１９と、衝立部１６の下部に設けた連
結部差し込み口２０と、衝立部１６の両側に設けたヒレ
状の転倒防止部２１とから形成されている。

【００１８】また、２点鎖線で示すように、衝立部１６
と転倒防止部２１間、衝立部１６と底部１５間、および
底部１５と支え部１７間に、それぞれ、折り目用の浅溝
２２が設けられているが、底部１５と支え部１７間の折
り目用浅溝２２は、所望により省略しても差し支えがな
い。また、折り目用浅溝２２は、部材を折り曲げる側と
反対側の面に施されているが、横断面Ｖ形の溝の場合に
は、部材を折り曲げる側の面に施しても差し支えがな
い。なお、浅溝２２の代わりに、ミシン目を用いてもよ
い。

【００１９】上記連結部差し込み口２０は、衝立部１６
と底部１５間に設けた折り目用浅溝２２より所定の高さ
または距離だけ離れた個所に設けられ、その中央には、
舌片状の係合部２３が設けられ、この係合部２３は、連
結部１８の中央に設けた長孔２４に挿入可能になってい
る。

【００２０】また、上記物品挿入口１９の上下両側に
は、舌片状の物品押さえ部２５がそれぞれ設けられてい
る。この物品押さえ部２５と支え部１７の境目には、実
線で示すような切り込み線２６が設けられている。ま
た、物品押さえ部２５の折り目には、浅溝２７が設けら
れている。なお、浅溝２７の代わりに、ミシン目を用い
てもよい。

【００２１】さらに、衝立部１６のほぼ中央には、所望
により、名刺やメモ用紙や携帯電話やデジタル式録音機
などの携帯用電子機器のストラップなどを挿むための舌
片状の挿み部２８を設けることができる。なお、挿み部
２８は、衝立部１６のほぼ中央のみならず、衝立部１６
の任意の個所に設けることが可能である。また、衝立部
１６の上端部には、別途、複数の凹状の切りこみを設け
て（図示せず）、携帯電話のストラップ掛け部を形成す
ることもできる。

【００２２】上記の物品支持台組み立てキット１０は、
図２のように組み立てた後、使用するのであるが、それ
には、先ず、物品支持部１１と余白部１２を接続してい
る複数の接続部１４をカッターナイフや指先で切断また
は破断して物品支持部１１を余白部１２から分離する。

【００２３】次に、衝立部１６と底部１５間の折り目用
浅溝２２ａに沿って底部１５を衝立部１６の手前側に折
り曲げた後、底部１５と支え部１６間の折り目用浅溝２
２ｂに沿って支え部１６を衝立部１５側に折り曲げなが
ら支え部１７の自由端に設けた舌片状の連結部１８を衝
立部１５に設けた連結部差し込み口２０に差し込む。そ
して、連結部差し込み口２０の舌片状の係合部２３を連
結部１８の長孔２４に差し込んで支え部１７の自由端を
衝立部１５に固着する。

【００２４】次に、衝立部１５の両側に設けた転倒防止
部２１を、衝立部１５と転倒防止部２１間に設けた折り
目用浅溝２２ｃに沿って衝立部１５の背面側（裏面側）
に折り曲げる。しかる後に、物品挿入口１９の前後両側
に設けられている舌片状の物品押さえ部２５を折り目用
浅溝２７に沿ってそれぞれ下方に折り曲げると、物品支
持台３１が完成する。

【００２５】図３は、完成した物品支持台３１の物品挿
入口１９に携帯電話４０を差し込んだ斜視図であるが、
このように使用すると、店頭においては、携帯電話４０
などの細長い商品を安定した状態で展示することができ
る。また、一般家庭においては、上記のように使用する
ことにより、携帯電話４０などの細長い物品が見つけ易
くなり、探す手間を省くことができる。

【００２６】この物品支持台は、携帯電話だけでなく、
例えば、デジタル式の録音機や万年筆などの細長い商品
や物品などのスタンド型ホルダーとして広く適用するこ
とができる。その際、物品挿入口１９や物品押さえ部２
５の形状は、商品や物品の形状に合わせて、適宜、設計
することができる。

【００２７】以上の説明では、装飾のない基本的な構造
の物品支持台組み立てキットについて説明したが、例え
ば、図４に示すように、物品支持部１１、特に、衝立部
１６や転倒防止部２１の部分には、テレビや漫画本のキ
ャラクターなどの各種の絵柄（図の場合は、ヨット）や
図柄５０などを表示すると、携帯電話などの展示品を目
立たせる効果があり、販売促進に効力がある。また、個
人の蒐集欲を満たすことが期待できる。なお、図１のキ
ット１０と同じ部位には、同じ符号を付けて詳しい説明
を省略する。さらに、上記の各種の絵柄や図柄などは、
図４に示すような衝立部１６や転倒防止部２１のみなら
ず、図２〜３に示す支え部１７の前面部１７ｆに表示す
ることも、販売促進などに効果がある。さらに、上記の
各種の絵柄や図柄などは、図１に示す物品支持台組み立
てキッド１０全体に表示することもできる。このように
すると、キット１０全体の意匠効果・宣伝効果を高める
こともできる。

【００２８】絵柄や図柄５０の表示の仕方としては、シ
ート状のキット１０に、直接、印刷する方法や、絵柄や
図柄５０を印刷したフィルムや紙片を貼りつける方法な
どがある。

【００２９】なお、支え部１７の自由端に設けた連結部
としては、図４に示すように、フック形の連結部１８ａ
としてもよい。この例の場合は、連結部１８ａを左右一
対設けるとともに、これらの連結部１８ａに対応する連
結部差し込み口２０ａを衝立部１６と転倒防止部２１に
跨がって設けている。さらに、物品押さえ部２５として
は、図４に示すように、物品挿入口１９の上辺に１個だ
け設けてもよいが、物品挿入口１９の左右両側に設けて
も差し支えがない。さらに、転倒防止部２１は、上記の
ように左右両側に設けてもよいが、実用上は、どちらか
一方のみでも支障がない。

【００３０】

【発明の効果】上記のように、本発明の物品支持台組み
立てキットは、物品支持部および余白部からなる平板状
の物品支持台用組み立てキットであって、物品支持部と
余白部の境目に設けた切り込み線と、上記物品支持部と
上記余白部を互いに接続すると共に上記切り込み線より
物品支持部側に若干入り込んだ個所に設けた複数の接続
部とを有し、かつ、上記物品支持部が、底部と、該底部
を真ん中にしてその一方の側に設けた衝立部と、他の一
方の側に設けた支え部と、該支え部の自由端に設けた連
結部と、上記支え部のほぼ中央部に設けた物品挿入口
と、上記衝立部に設けた連結部差し込み口と、上記衝立
部の横手の少なくとも一方の側に設けた転倒防止部から
構成されているので、月刊誌や週刊誌などの本の付録、
宣伝配布用品、販売促進用の展示具、特に、新製品の展
示具などに適用するための物品支持台組み立てキットと
して広く適用することができる。その上、テレビや漫画
本のキャラクターなどの各種の絵柄や図柄を、少なくと
も衝立部に表示することにより、蒐集家の注目を集める
ことができる。

【００３１】一方、本発明の物品支持台は、底部と、該
底部の後方の縁から立設させた衝立部と、上記底部の前
方の縁から上記衝立部に向けて湾曲させ、かつ、その自
由端を上記衝立部に結合させた支え部と、該支え部のほ
ぼ中央部に設けた物品挿入口と、上記衝立部の横手の少
なくとも一方の側に設けた転倒防止部から構成されてい
るので、店頭においては、携帯電話やデジタル録音機な
どの携帯用電子機器や、万年筆などの細長くて、かつ、
比較的小型の商品を目立つように展示することが可能で
ある。一方、一般家庭においては、携帯電話やデジタル
録音機などの携帯用電子機器や万年筆などを立て掛けて
おけるので、見つけ易くなり、便利である。

【００３２】特に、テレビや漫画本のキャラクターなど
の各種の絵柄や図柄を、少なくとも衝立部に表示するこ
とで、その効力が一層発揮できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る物品支持台組み立てキットの平面
図である。

【図２】本発明に係る物品支持台の斜視図である。

【図３】本発明に係る物品支持台の使用状態を示す斜視
図である。

【図４】本発明にかかる物品支持台組み立てキットの他
の実施形態を示す平面図である。

【符号の説明】

１０物品支持台組み立てキット１１物品支持部１２余白部１３切り込み線１４接続部１５底部１６衝立部１７支え部１８連結部１９物品挿入口２０連結部差し込み口２１転倒防止部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】物品支持部および余白部からなる平板状
の物品支持台用組み立てキットであって、物品支持部と
余白部の境目に設けた切り込み線と、上記物品支持部と
上記余白部を互いに接続すると共に上記切り込み線より
物品支持部側に若干入り込んだ個所に設けた複数の接続
部とを有し、かつ、上記物品支持部を、底部と、該底部
を真ん中にしてその一方の側に設けた衝立部と、他の一
方の側に設けた支え部と、該支え部の自由端に設けた連
結部と、上記支え部のほぼ中央部に設けた物品挿入口
と、上記衝立部に設けた連結部差し込み口と、上記衝立
部の横手の少なくとも一方の側に設けた転倒防止部から
構成してなる物品支持台組み立てキット。
【請求項２】テレビや漫画本のキャラクターなどの各
種の絵柄や図柄を、少なくとも衝立部に表示する請求項
１記載の物品支持台組み立てキット。
【請求項３】名刺やメモ用紙やストラップなどの小物
を挿むための挿み部を衝立部に設けた請求項１または２
記載の物品支持台組み立てキット。
【請求項４】少なくとも衝立部と転倒防止部間、およ
び衝立部と底部間に折り目を設けた請求項１記載の物品
支持台組み立てキット。
【請求項５】物品挿入口に舌片状の物品押さえ部を、
少なくとも１個設けた請求項１記載の物品支持台組み立
てキット。
【請求項６】底部と、該底部の後方の縁から立設させ
た衝立部と、上記底部の前方の縁から上記衝立部に向け
て湾曲させ、かつ、その自由端を上記衝立部に結合させ
た支え部と、該支え部のほぼ中央部に設けた物品挿入口
と、上記衝立部の横手の少なくとも一方の側に設けた転
倒防止部からなる物品支持台。
【請求項７】テレビや漫画本のキャラクターなどの各
種の絵柄や図柄を、少なくとも衝立部に表示する請求項
６記載の物品支持台。
【請求項８】名刺やメモ用紙やストラップなどの小物
を挿むための挿み部を衝立部に設けた請求項６または７
記載の物品支持台。
【請求項９】物品挿入口に舌片状の物品押さえ部を、
少なくとも１個設けた請求項６記載の物品支持台。