JP2003264975A - 電磁式リターダ - Google Patents

電磁式リターダ

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JP2003264975A
JP2003264975A JP2002061592A JP2002061592A JP2003264975A JP 2003264975 A JP2003264975 A JP 2003264975A JP 2002061592 A JP2002061592 A JP 2002061592A JP 2002061592 A JP2002061592 A JP 2002061592A JP 2003264975 A JP2003264975 A JP 2003264975A
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electromagnetic retarder
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cooling
rotation
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Yukinari Mochida
幸成 望田
Tadahiro Mitsuta
格広 光田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却能力の高い冷却フィンをもった電磁式リ
ターダを提供すること、また、製作コストを抑えた冷却
フィンの製作が可能な電磁式リターダを提供すること。 【解決手段】 車軸から伝わる回転を回転増速機構を介
して回転子に伝え、高速回転するその回転子内に励磁ユ
ニットが固定して対向配置されたものであって、回転子
17が、その円筒部外周面に、回転軸方向と平行または
任意の角度をもって形成された複数の横溝33Aと、回
転円周方向に形成された複数の縦溝33Bとを交差させ
て形成された冷却フィン33を有する電磁式リターダ1
0。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレーラなどの被
牽引車両の補助制動装置である電磁式リターダに関し、
特に制動時に高温となる回転子の冷却を効果的に行うよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】自動車で長い下り坂を走行する場合、デ
ィスクブレーキなどの機械的制動装置は、摩擦熱による
ブレーキパッドの変質やブレーキオイルの発泡などによ
ってブレーキの利きが悪くなるおそれがある。そのた
め、ブレーキをかけ続けなければならないところでは、
一般的にエンジンブレーキを使用してスピードを抑えこ
とが行われている。ところがトレーラなどの牽引車両で
は、エンジンブレーキが被牽引車両側に直接作用しない
ので、走行を安定させるためにも被牽引車両側のブレー
キをかけ続けなければならなかった。
【0003】そうしたことから、従来から被牽引車両に
おけるエンジンブレーキの代替手段として、電磁式リタ
ーダが抑速装置として開発・利用されてきている。電磁
式リターダは、円筒形状の回転子がタイヤの回転を受け
て高速回転するように取り付けられ、そうした回転子内
にエアギャップを介し、コイルの巻かれた励磁極が固定
して配置されている。そして、ブレーキが必要な場合に
コイルに電流が流され、励磁極が励磁され、これにより
回転する回転子に渦電流が発生して、電気エネルギを熱
エネルギに変換して制動力を起こしている。
【0004】ところが電磁式リターダは、制動時の渦電
流損に伴う熱が回転子に発生するため、長時間使用され
続けて温度が上昇すると、電気・磁気特性が悪化して制
動能力を低下させ、更には高速回転する回転子の寿命を
縮めたり、破損につながるという問題があった。そのた
め、電磁式リターダでは回転子に発生する熱を適切に放
散させることが重要であり、従来から回転子に冷却フィ
ンを設けて放熱面積を増やした空冷が行われている。
【0005】そうした冷却フィンの従来例としては、例
えば図5乃至図7に示すものが挙げられる。図5乃至図
7は、各形状の冷却フィンをもった回転子を示した図で
ある。そこで具体的には、円筒形をした円筒部外周面
に、図5の回転子100では円周方向に沿って等間隔に
フィン101が形成され、図6の回転子110では軸方
向に沿って等間隔にフィン111が形成され、また図7
の回転子120では所定の角度傾斜して等間隔にフィン
121が形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁式
リターダの回転子については、図5乃至図7に挙げた冷
却フィンの他にも様々な形で形成されたものが提案され
ているが、冷却能力の向上、製作の容易性の面から更に
改善の余地があった。回転子の熱を放散させる冷却能力
は、熱を奪う空気の流れに大きく影響するが、その空気
の流れは冷却フィンの形状によって左右され、図5乃至
図7の各形状の冷却フィンについて比較してみると次の
ような関係が見られた。
【0007】すなわち図5に示す冷却フィン101は、
回転方向に形成されているため空気が滞留し易く、その
ため放熱が行われ難くなっている。そして、図6に示す
冷却フィン111は、空気が左右両側から中央に流れて
衝突し、半径方向に排出される比較的放熱効果が高いも
のである。更に、図7の冷却フィンは、空気が一方から
入って他方へと抜け出ており、この中では最も回転子の
熱を奪う冷却能力が高いものであった。ところが、冷却
能力にはこうした関係が見られる一方で、冷却フィンの
製作に関しては、冷却能力とは逆に図5に示す冷却フィ
ンの製作が最も易しく、順に図6及び図7と製作が比較
的困難であった。
【0008】従って、図7に示す冷却フィンより更に冷
却能力を高めようと考える場合、形状が複雑になれば機
械加工ができないことが予想され、そうするとフィン部
分の切削を1つずつ行わなければならなくなり、加工の
手間や製作コストの増加につながることになる。その
際、鋳物で回転子を製作すれば複雑な形状のフィンも容
易につくることができるが、鋳物自体の磁気特性の悪さ
からかえって制動性能を低下させてしまう。よって、よ
り高い冷却能力をもった冷却フィンを回転子に形成する
に当たり、回転子は磁気特性の良い金属材料を用いて製
作することが好ましく、その冷却フィンは製作コストを
抑えることができるものであることが要求される。
【0009】そこで本発明はかかる点を考慮し、冷却能
力の高い冷却フィンをもった電磁式リターダを提供する
ことを目的とする。また、製作コストを抑えた冷却フィ
ンの製作が可能な電磁式リターダを提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁式リターダ
は、車軸から伝わる回転を回転増速機構を介して回転子
に伝え、高速回転するその回転子内に励磁ユニットが固
定して対向配置されたものであって、前記回転子が、そ
の円筒部外周面に、回転軸方向と平行または任意の角度
をもって形成された複数の横溝と、回転円周方向に形成
された複数の縦溝とを交差させてなる冷却フィンを有す
ることを特徴とする。
【0011】また、本発明の電磁式リターダは、前記回
転子が、前記縦溝の幅が前記横溝の幅よりも狭く形成さ
れたものであることを特徴とする。更に、本発明の電磁
式リターダは、前記回転子が、前記複数の横溝が全て同
一幅及び同一深さで形成され、前記複数の縦溝が全て同
一幅及び同一深さで形成されたものであることを特徴と
する。
【0012】よって、本発明によれば、横溝を通る空気
の流れ発生させるとともに、その空気が縦溝に流れて、
表面積の大きくなった冷却フィンからより多くの熱を奪
うことができる。また、そのとき縦溝を流れる空気は横
溝を流れる空気とぶつかって攪乱が生じるので、滞留す
ることなく効率よく熱を奪って放散されることになり、
放熱効果が高めらる。そして、こうした冷却フィンは、
横溝を歯切工具であるホブを転用することによって機械
加工が容易に行うことができるので、製作コストを抑え
ることが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る電磁式リター
ダの一実施形態ついて、図面を参照して以下に説明す
る。図1は、トレーラに設けられた電磁式リターダの一
実施形態を示した断面図であるが、図示した被牽引車両
の足まわりは左右対称に構成されているため、同一の符
号を付して片側のみを示して説明する。被牽引車両の足
まわりは、不図示のリーフスプリングを介したアクスル
軸によって車体1に支持されている。具体的には、電磁
式リターダ10を内設した連結枠2から車軸支持パイプ
3が左右に伸び、その車軸支持パイプ3に対し、車軸4
に固定されたドラム5が軸受6を介して回転可能に取り
付けられている。そして、タイヤ7がそのドラム5に対
してホイール8によって取り付けられ、走行によるタイ
ヤ7の回転が、ドラム5から車軸4を介して連結枠2内
の電磁式リターダ10へと伝えられるようになってい
る。
【0014】次に、図2は、電磁式リターダ10を一部
断面で示した図である。電磁式リターダ10は、ハウジ
ング11が取付ブラケット12によって連結枠2内に固
定され、そのハウジング11内には、軸受13によって
キャリア14が回転可能に挿入されている。そして、そ
のキャリア14には同軸上に車軸4が連結され、タイヤ
7の回転が伝わるようになっている。また、キャリア1
4には、回転子17へ回転を増速させて伝達するための
回転増速機構15が連結されている。回転増速機構15
は、ハウジング11の内周面にリングギヤ21が固定さ
れ、リングギヤ21の内側にはキャリア14に回転支持
された複数のピニオンギヤ22,22…が噛合し、更に
これら複数のピニオンギヤ22,22…に噛合してサン
ギヤ23が中心に設けられている。回転増速機構15
は、こうしたリングギヤ21、ピニオンギヤ22,22
…及びサンギヤ23によって構成された遊星歯車機構で
ある。
【0015】そして、高速回転を出力するサンギヤ23
には、同軸上にシャフト16が固定されており、更にそ
のシャフト16には、回転子17がやはり同軸上に連結
されている。一方、ハウジング11には、図2に示すよ
うに支持管19がフランジ部分で固定され、回転子17
に連結されたシャフト16がそこを貫き、軸受20によ
って回転支持されている。そして、支持管19には励磁
極36,36…が放射状に固定され、各励磁極36,3
6…に励磁コイル37,37…が巻回された励磁ユニッ
ト18が構成されている。励磁極36,36…は、その
上端面と回転円筒部32の内周面との間に僅かなエアギ
ャップが設けられている。
【0016】回転子17は、シャフト16に連結された
中心のボス部30から放射状にのびたスポーク部31に
回転円筒部32が連続し、その回転円筒部32内に前述
したように励磁ユニット18が固定配置されている。本
実施形態の電磁式リターダ10は、この回転子17に特
徴を有し、特に回転円筒部32の外周面に形成された冷
却フィン33の形状に特徴を有している。ここで図3
は、回転子17の表面を一部切り取って平面的に表した
図である。
【0017】冷却フィン33は、回転子17の円周面
に、回転軸の方向に対して所定角度のねじれ角をもって
形成された複数の横溝33Aと、更に円周方向に沿って
形成された複数の縦溝33Bとから、図示するように平
行四辺形の突起が複数配列してなるものである。そし
て、冷却フィン33を形成するための横溝33Aは、等
間隔かつ同一深さで形成されるが、その加工には歯車の
製作で用いられている歯切工具であるホブを転用するこ
とが可能である。
【0018】そこで、冷却フィン33の製作に当たって
は、所定の肉厚をもった回転子17の回転円筒部32外
周面に切削加工が施されるが、先ずホブ切りによっては
すば歯車を工作するように横溝33A、すなわち従来例
で挙げた図7に示す傾斜した歯が形成される。そして、
横溝33Aの形成後、削り出されたその歯には、更に縦
溝33Bが切られて冷却フィン33が形成される。縦溝
33Bは、回転子17を回転させながら切削工具を当て
て、横溝33Aと同じ深さで、かつ軸方向に等間隔に形
成される。
【0019】ところで、冷却フィン33を形成する横溝
33Aと縦溝33Bとは、その幅が縦溝33Bの方が狭
くなっている。これは、横溝33Aに空気が流れやすく
するためであり、また横溝33Aと縦溝33Bとを交差
させたことによって冷却フィンの表面積は格段に増加す
るが、その一方で円筒部32側から冷却フィン33への
熱の伝達量が減ってしまうことを考慮したためである。
ここで、図7に示す従来例の冷却フィン121と比較し
たところ、同じサイズの回転子表面に形成された冷却フ
ィンは、その表面積が、縦溝33Bを形成したことによ
って約1.6倍にも増えた。一方で、熱の伝達量は縦溝
33B分だけ減ることになるが、それでも冷却効果は向
上し、何ら問題のない程度であった。
【0020】続いて、本実施形態の電磁式リターダにつ
いて、その作用を説明する。こうした電磁式リターダ1
0では、励磁コイル37,37…に発生した磁束は励磁
極36,36…からエアギャップを通って回転する回転
子17へ入って磁束ループが形成される。回転子17
は、鉄等を主体とする導電性材料が用いられているため
起電力に比例する渦電流が発生し、回転子17の渦電流
によって、タイヤ7の回転に対向するトルクが生じて制
動力として作用する。ところで、タイヤ7の回転は、車
軸4を介して回転増速機構15へと伝えられ、更にその
回転増速機構15によって回転子17に高速回転で伝達
される。そのため回転子17の回転円筒部32は、制動
時に発生した渦電流によって加熱されて500℃以上も
の高温になる。
【0021】そこで、高温になった回転子17は、走行
時に当たる風によって空冷が行われる。電磁式リターダ
10を支持する連結枠2は網目構造であるため、トレー
ラが走行すれば回転子17に風が当たるようになってい
るからである。そして、冷却フィン33によって表面積
が増えた回転子17は、発生した熱が効率良く放散され
て冷却される。このとき回転子17の外周表面では、図
3に示すように横溝33Aに沿った空気の流れが発生
し、更にその横溝33Aを通る空気が縦溝33Bから漏
れ出ていると考えられる。
【0022】こうして本実施形態では、流れの良い横溝
33Aを通る空気の流れ発生させるとともに、その空気
が縦溝33Bに流れて、表面積の大きくなった冷却フィ
ン33からより多くの熱を奪うことができるようになっ
た。また、このとき縦溝33Bを流れる空気には横溝3
3Aを流れる空気とぶつかって攪乱が生じるので、滞留
することなく効率よく熱を奪って放散されることにな
り、この点でも放熱効果が高めらることとなった。
【0023】よって、本実施形態の電磁式リターダ10
は、冷却フィン33の冷却効果向上により制動能力低下
を防止し、回転子17の温度上昇のために限られていた
制動時間を従来に比べて伸ばすことが可能になった。そ
して更に、本実施形態では、こうした冷却効果の高い冷
却フィンの製作に当たり、歯切工具であるホブを転用す
ることによって機械加工が容易に行うことができるの
で、製作コストを抑えることが可能となった。
【0024】ところで、前記実施形態では、横溝33A
を回転子17の回転軸に対して角度をつけて形成した
が、その角度はある値に限定されず任意に設計できるも
のである。そのため、例えば図4に示すように、横溝を
回転軸に平行に形成したものであってもよい。図4は、
冷却フィンの別例を示す回転子の一部を示す図であり、
前記実施形態と同じ構成については同符号を付しいる。
冷却フィン34は、回転子17の円周面に、回転軸と平
行な複数の横溝34Aと、更に円周方向に沿って形成さ
れた複数の縦溝34Bとから、図示するように複数の矩
形突起が配列してなるものである。そして、冷却フィン
34を形成するための横溝34Aは、等間隔でかつ同一
深さであるが、この加工でも歯車の製作で用いられてい
る歯切工具であるホブを転用する。
【0025】そこで、冷却フィン34の製作に当たって
は、所定の肉厚をもった回転子17の回転円筒部32外
周面に切削加工が施されるが、先ずホブ切りによっては
平歯車を工作するように横溝34A、すなわち従来例で
挙げた図5に示す歯が形成される。そして、横溝34A
の形成後、削り出されたその歯には、更に縦溝34Bが
切られて冷却フィン34が形成される。縦溝34Bは、
回転子17を回転させながら切削工具を当てて、横溝3
4Aと同じ深さで、かつ軸方向に等間隔に形成される。
【0026】こうした冷却フィン34を形成する横溝3
4Aと縦溝34Bとは、本例でも幅が縦溝34Bの方が
狭くなっている。横溝34Aに空気が流れやすくするた
めであり、また冷却フィン34の表面積増加の一方で円
筒部32側から冷却フィン34への熱の伝達量が減って
しまうことを考慮したためである。よって、冷却フィン
の表面積は、従来のものに比べて格段に増えた一方で、
熱の伝達量は縦溝34B分だけ減ることになるが、それ
でも冷却効果は向上し、何ら問題のない程度であった。
【0027】そこで、本実施形態の電磁式リターダによ
れば、回転する回転子17の外周表面では、図4に示す
ように横溝34Aに沿った空気の流れが発生し、左右両
側から中央に空気が流れて衝突して半径方向に排出され
るとともに、その横溝34Aを通る空気が縦溝34Bか
ら漏れ出ていると考えられる。こうして本実施形態で
は、横溝34Aを通る空気の流れ発生させるとともに、
その空気が縦溝34Bに流れて、表面積の大きくなった
冷却フィン34からより多くの熱を奪うことができるよ
うになった。また、そのとき縦溝34Bを流れる空気は
横溝を流れる空気とぶつかって攪乱が生じるので、滞留
することなく効率よく熱を奪って放散されることにな
り、この点でも放熱効果が高めらることとなった。
【0028】よって、本例の冷却フィン34を採用した
電磁式リターダ10でも、冷却効果の向上により制動能
力低下を防止し、回転子17の温度上昇のために限られ
ていた制動時間を従来に比べて伸ばすことが可能になっ
た。そして更に、本実施形態では、こうした冷却効果の
高い冷却フィンの製作に当たり、歯切工具であるホブを
転用することによって機械加工が容易に行うことができ
るので、製作コストを抑えることが可能となった。
【0029】以上、電磁式リターダについて一実施形態
を示して説明したが、本発明はこれに限定されることな
く、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能であ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明は、回転子が、その円筒部外周面
に、回転軸方向と平行または任意の角度をもって形成さ
れた複数の横溝と、回転円周方向に形成された複数の縦
溝とを交差させて形成された冷却フィンを有する構成と
したので、冷却能力の高い冷却フィンをもった電磁式リ
ターダを提供すること、また、製作コストを抑えた冷却
フィンの製作が可能な電磁式リターダを提供することが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】トレーラに設けられた電磁式リターダの一実施
形態を示した断面図である。
【図2】電磁式リターダを一部断面で示した図である。
【図3】回転子の表面を一部切り取って平面的に表した
図である。
【図4】冷却フィンの別例を示す回転子の一部を示す図
である。
【図5】円周方向に冷却フィンが形成された従来の回転
子を示す図である。
【図6】回転軸方向に冷却フィンが形成された従来の回
転子を示す図である。
【図7】回転軸方向に対して傾斜して冷却フィンが形成
された従来の回転子を示す図である。
【符号の説明】
10 電磁式リターダ 15 回転増速機構 17 回転子 18 励磁ユニット 32 回転円筒部 33 冷却フィン 33A 横溝 33B 縦溝 36 励磁極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸から伝わる回転を回転増速機構を介
    して回転子に伝え、高速回転するその回転子内に励磁ユ
    ニットが固定して対向配置された電磁式リターダにおい
    て、 前記回転子は、その円筒部外周面に、回転軸方向と平行
    または任意の角度をもって形成された複数の横溝と、回
    転円周方向に形成された複数の縦溝とを交差させてなる
    冷却フィンを有することを特徴とする電磁式リターダ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する電磁式リターダにお
    いて、 前記回転子は、前記縦溝の幅が前記横溝の幅よりも狭く
    形成されたものであることを特徴とする電磁式リター
    ダ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載する電磁式
    リターダにおいて、 前記回転子は、前記複数の横溝が全て同一幅及び同一深
    さで形成され、前記複数の縦溝が全て同一幅及び同一深
    さで形成されたものであることを特徴とする電磁式リタ
    ーダ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019146470A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 日本製鉄株式会社 渦電流式減速装置の回転体
JP2020148285A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社東芝 軸受装置用潤滑流体槽および軸受装置

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