JP2003264870A - 無線通信システム、移動無線通信装置および方法、固定無線通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

無線通信システム、移動無線通信装置および方法、固定無線通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003264870A
JP2003264870A JP2002061508A JP2002061508A JP2003264870A JP 2003264870 A JP2003264870 A JP 2003264870A JP 2002061508 A JP2002061508 A JP 2002061508A JP 2002061508 A JP2002061508 A JP 2002061508A JP 2003264870 A JP2003264870 A JP 2003264870A
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Isao Hidaka
伊佐夫 日高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが所望する利用形態で、効率のよい無
線通信を行うことができるようにする。 【解決手段】 ユーザ端末52−1は、所定の指標を要
求することを表す指標要求情報を含むプローブ要求63
−1,63−2を、対応するアクセスポイント51−1
または51−2にそれぞれ送信する。アクセスポイント
51−1は、受信したプローブ要求63−1に含まれる
指標要求情報に対応する指標を含むプローブ応答64−
1を、アクセスポイント51−2は、受信したプローブ
要求63−2に含まれる指標要求情報に対応する指標を
含むプローブ応答64−2を、ユーザ端末52−1にそ
れぞれ送信する。ユーザ端末52−1は、受信した各プ
ローブ応答64−1,64−2に含まれる各指標を比較
し、その比較の結果に基づいて、これから利用するアク
セスポイントを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システ
ム、移動無線通信装置および方法、固定無線通信装置お
よび方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、
ユーザが所望する利用形態で、効率のよい無線通信を行
うことができるようにした無線通信システム、移動無線
通信装置および方法、固定無線通信装置および方法、記
録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の無線通信システムの構成
例を表している。
【0003】図1に示される無線通信システム1の通信
方式として、例えば、IEEE(The Institute of Electri
cal and Electronic Engineers , Inc.)802.11の無線L
AN(Local Area Network)システム、および、PHS(Perso
nal Handyphone System)等で規定される通信方式が知
られている。
【0004】なお、以下、無線LANのアクセスポイント
のみならず、PHS等において基地局と称される様な固定
無線通信装置も、一括してアクセスポイントと称する。
また、その固定無線通信装置と無線通信する移動無線通
信装置(例えば、無線LANにおけるPDA(Personal Digit
al Assistant)等の端末、および、PHS等における移動
局と称される端末)を、以下、一括してユーザ端末と称
する。
【0005】無線通信システム1において、ユーザ端末
12−1は、アクセスポイント11と無線通信を開始す
る前に、アクセスポイント11より定期的に送信されて
くるビーコン22を受信する。
【0006】ビーコン22には、通常、その後の無線通
信に利用される固定的な基本情報、例えば、アクセスポ
イント11を識別するID(Identifier)、および、無線通
信方式の情報等が含まれている。ユーザ端末12−1
は、受信したビーコン22に含まれるこのような基本情
報を参照して、アクセスポイント11の存在を認識し、
認識したアクセスポイント11に対して登録手続き等の
処理を行ない、アクセスポイント11と無線通信を開始
する。
【0007】また、ビーコン22は、伝播する範囲(こ
の範囲を、以下、ゾーンと称する)が限られており、ユ
ーザ端末12−1は、このビーコン22が届くゾーン2
1内に位置する場合のみ、アクセスポイント11と無線
通信することができる。従って、ゾーン21内に位置す
るユーザ端末12−2も、ユーザ端末12−1と同様
に、ビーコン22を受信することができるので、アクセ
スポイント11と無線通信することができる。
【0008】いま、複数のアクセスポイント、例えば、
図2に示されるように、2台のアクセスポイント11−
1,11−2が存在し、かつ、これらのゾーン21−
1,21−2が重なっているオーバーラップゾーン23
が存在するものとする。この場合、ユーザ端末12−1
は、ゾーン21−1,21−2の外からオーバーラップ
ゾーン23内に移動すると、アクセスポイント11−1
からのビーコン22−1を受信するとともに、アクセス
ポイント11−2からのビーコン22−2を受信する。
【0009】従って、ユーザ端末12−1は、両方のア
クセスポイント11−1,11−2を認識するので、こ
れから利用するアクセスポイントとして、アクセスポイ
ント11−1,11−2のうちのいずれか一方を選択す
る必要がある。
【0010】このように、ユーザ端末が、複数のアクセ
スポイントの中から、これから利用するアクセスポイン
トを選択する方法として、例えば、ビーコンの電波の電
界強度が強い方のアクセスポイントを選択する方法が一
般的に知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電界強度に基づいてアクセスポイントが選択される
と、「アクセスポイントが無線通信しているユーザ端末
の数(ユーザ端末の登録数)」が大きい方のアクセスポ
イントが選択されることがある。その結果、無線通信シ
ステム全体の効率が悪くなるという課題があった。
【0012】そこで、このような課題を解決する方法の
一例が、特開2000-295650号公報に開示されている。
【0013】即ち、ビーコンには、上述した固定的な基
本情報の他に、「アクセスポイントが無線通信している
ユーザ端末の数(ユーザ端末の登録数)」の情報が含ま
れていることがあり、そのような情報を含むビーコンを
利用して、アクセスポイントを選択する方法が、特開20
00-295650号公報に開示されている。
【0014】具体的には、例えば、いま、図2に示され
るように、アクセスポイント11−1が、8台のユーザ
端末12−2乃至12−9と無線通信しているものとす
ると、アクセスポイント11−1は、アクセスポイント
11−1が無線通信しているユーザ端末の数が「8」で
あることを表す情報を含むビーコン22−1を送信す
る。同様に、アクセスポイント11−2が、2台のユー
ザ端末12−10,12−11と無線通信しているもの
とすると、アクセスポイント11−2は、アクセスポイ
ント11−2が無線通信しているユーザ端末の数が
「2」であることを表す情報を含むビーコン22−2を
送信する。
【0015】従って、オーバーラップゾーン23内に進
入したユーザ端末12−1は、これらのビーコン22−
1,22−2を取得し、それらに含まれる「アクセスポ
イントが無線通信しているユーザ端末の数」が小さい方
のアクセスポイント、即ち、「2」の情報を含むビーコ
ン22−2を送出したアクセスポイント11−2を、こ
れから利用するアクセスポイントとして選択する。
【0016】しかしながら、アクセスポイントは、例え
ば、駅等に代表されるような、短時間に多数のユーザが
出入りするような環境、即ち、ユーザ端末とアクセスポ
イントが通信する時間が短く、かつ、多数のユーザ端末
が頻繁に出入りするような環境に一般的に配置される。
【0017】従って、このような環境下では、上述した
「アクセスポイントが無線通信しているユーザ端末の
数」は、短時間の間に、例えば、「1」→「5」→「9」
→「4」→「0」→「10」のように大きく変化することが
多い。
【0018】即ち、ユーザ端末12−1が無線通信を開
始する直前に取得した「アクセスポイントが無線通信し
ているユーザ端末の数」は、無線通信を開始する直前の
時刻の一瞬の値を単に表しているものであり、現在(無
線通信中)の「アクセスポイントが無線通信しているユ
ーザ端末の数」とは必ずしも一致しない。
【0019】例えば、ユーザ端末が、無線通信を開始す
る直前に、「アクセスポイントが無線通信しているユー
ザ端末の数」として「1」を取得したので、そのアクセ
スポイントをこれから利用するアクセスポイントとして
選択したとしても、上述したように、その後、そのアク
セスポイントと無線通信している間に、「そのアクセス
ポイントが無線通信しているユーザ端末の数」は、大き
く変化し、「10」のような大きな値になることもある。
【0020】その結果、特開2000-295650号公報に開示
されている方式で選択が行なわれた場合においても、無
線通信システム全体の効率が悪くなるという上述した課
題が依然発生する。
【0021】なお、特開2000-295650号公報には、上述
した「アクセスポイントが無線通信しているユーザ端末
の数」の他に、「アクセスポイントの無線の占有率(ト
ラフィック量)」等の情報が適用されることも開示され
ているが、このような情報も、任意の時刻の一瞬のアク
セスポイントの稼動状況を単に表す情報であることには
変わりはなく、このような情報が適用されても同様な課
題が発生する。
【0022】また、ユーザ(ユーザ端末)によって所望
する利用形態が異なる場合、例えば、複数のユーザ端末
のうちの任意の1つが、長時間、かつ、高速の通信速度
で通信するような利用形態を所望した場合、そのユーザ
端末が利用するアクセスポイントは、通常は空いている
が時々爆発的なトラフィックを生じる第1のアクセスポ
イントより、ある程度混雑していてもコンスタントに利
用できる(トラフィック量が安定している)第2のアク
セスポイントの方が好適であることが多い。
【0023】しかしながら、このような場合、特開2000
-295650号公報の方法においては、ユーザ端末は、例え
ば、「第1のアクセスポイントのトラフィック量」とし
て、通常の場合(空いている場合)におけるトラフィッ
ク量、即ち、第2のアクセスポイントのそれより小さい
値を取得することが多く、このとき、これから利用する
アクセスポイントとして、第1のアクセスポイントが選
択されてしまうという課題もあった。
【0024】即ち、ユーザ端末は、アクセスポイントの
所定の時刻の(一瞬の)稼動状況(そのとき取得された
ビーコンに含まれていた情報)のみしか認識することが
できず、いずれのアクセスポイントが所望する利用形態
に適しているのかを総合的に判定することが困難である
という課題もあった。
【0025】換言すると、アクセスポイントは、その時
刻の(一瞬の)その稼動状況を表す情報を、不特定多数
のユーザ端末に定期的に送信するのみであり、ユーザ毎
に異なるきめ細かな情報を、ユーザ端末毎にそれぞれ送
信することが困難であるという課題があった。
【0026】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ユーザが所望する利用形態で、効率のよい
無線通信を行うことができるようにするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の無線通信
システムは、移動無線通信装置が、固定無線通信装置に
これから利用する装置としての候補が複数個存在すると
認識した場合、所定の指標を要求することを表す指標要
求情報を生成し、生成した指標要求情報を、複数の固定
無線通信装置の候補にそれぞれ送信し、複数の固定無線
通信装置の候補のそれぞれが、移動無線通信装置から指
標要求情報を受信した場合、指標を生成し、生成した指
標を移動無線通信装置に送信し、移動無線通信装置が、
複数の固定無線通信装置の候補のそれぞれから指標を受
信し、受信した指標を比較し、比較の結果に基づいて、
これから利用する固定無線通信装置として、複数の固定
無線通信装置の候補の中から1つを選択することを特徴
とする。
【0028】本発明の第1の無線通信システムにおいて
は、移動無線通信装置により、固定無線通信装置にこれ
から利用する装置としての候補が複数個存在すると認識
された場合、所定の指標を要求することを表す指標要求
情報が生成されるとともに、複数の固定無線通信装置の
候補のそれぞれに送信される。移動無線通信装置から指
標要求情報が複数の固定無線通信装置の候補のそれぞれ
に受信された場合、複数の固定無線通信装置の候補のそ
れぞれにより、指標が生成され、生成された指標が移動
無線通信装置に送信される。移動無線通信装置により、
複数の固定無線通信装置の候補のそれぞれから指標が受
信され、受信された指標が比較され、比較の結果に基づ
いて、これから利用する固定無線通信装置として、複数
の固定無線通信装置の候補の中から1つが選択される。
【0029】本発明の第1の移動無線通信装置は、これ
から利用する固定無線通信装置の候補を認識する認識手
段と、認識手段により固定無線通信装置の候補が複数個
存在すると認識された場合、所定の指標を要求すること
を表す指標要求情報を生成する生成手段と、生成手段に
より生成された指標要求情報を、認識手段により認識さ
れた複数の固定無線通信装置の候補のそれぞれに送信す
る送信手段と、送信手段により送信された指標要求情報
に対する応答として、複数の固定無線通信装置の候補の
それぞれにより送信された指標を受信する受信手段と、
受信手段により受信された指標を比較し、比較の結果に
基づいて、これから利用するする固定無線通信装置とし
て、複数の固定無線通信装置の候補の中から1つを選択
する選択手段とを備えることを特徴とする。
【0030】生成手段は、固定無線通信装置の稼動状況
を表すパラメータの値、過去の所定の時間におけるパラ
メータの値の平均値、または、過去の所定の時間におけ
る第1および第2のパラメータの値の加重平均値のうち
の少なくとも1つを指標として要求する指標要求情報を
生成するようにすることができる。
【0031】第1のパラメータは、固定無線通信装置が
無線通信している移動無線通信装置の数を表し、第2の
パラメータは、固定無線通信装置のトラフィック量を表
すようにすることができる。
【0032】生成手段は、複数の指標を要求する指標要
求情報を生成するようにすることができる。
【0033】生成手段は、さらに、指標要求情報を含む
プローブ要求を生成し、送信手段は、生成手段により生
成されたプローブ要求を、複数の固定無線通信装置の候
補のそれぞれに送信し、受信手段は、複数の固定無線通
信装置の候補のそれぞれにより、送信手段により送信さ
れたプローブ要求に対応して、生成され、送信された、
指標を含むプローブ応答を受信し、選択手段は、受信手
段により受信されたプローブ応答に含まれる指標を比較
し、比較の結果に基づいて、これから利用する固定無線
通信装置として、複数の固定無線通信装置の候補の中か
ら1つを選択するようにすることができる。
【0034】指標要求情報は、プローブ要求のケイパビ
リティインフォメーションに含まれ、指標は、プローブ
応答のケイパビリティインフォメーションに含まれるよ
うにすることができる。
【0035】受信手段は、固定無線通信装置により送信
されたビーコンをさらに受信し、認識手段は、受信手段
により受信されたビーコンに基づいて、固定無線通信装
置の候補を認識するようにすることができる。
【0036】受信手段により受信されたビーコンに指標
が含まれる場合、送信手段は、ビーコンを送信した固定
無線通信装置に、プローブ要求を送信することを禁止
し、選択手段は、ビーコンを送信した固定無線通信装置
に対応する指標として、ビーコンに含まれる指標を利用
するようにすることができる。
【0037】認識手段は、無線通信を開始する前に、こ
れから利用する固定無線通信装置の候補を認識する処理
を実行するようにすることができる。
【0038】所定の固定無線通信装置と無線通信してい
る場合、所定の条件が満たされたか否かを判定する判定
手段をさらに設け、認識手段は、判定手段により条件が
満たされたと判定された場合、これから利用する固定無
線通信装置の候補を認識する処理をさらに実行し、既に
無線通信している固定無線通信装置以外にも、固定無線
通信装置の候補が存在すると認識手段により認識された
場合、生成手段は、指標要求情報をさらに生成するよう
にすることができる。
【0039】本発明の第1の移動無線通信装置の無線通
信方法は、これから利用する固定無線通信装置の候補を
認識する認識ステップと、認識ステップの処理により固
定無線通信装置の候補が複数個存在すると認識された場
合、所定の指標を要求することを表す指標要求情報を生
成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成
された指標要求情報を、認識ステップの処理により認識
された複数の固定無線通信装置の候補のそれぞれに送信
する送信ステップと、送信ステップの処理により送信さ
れた指標要求情報に対する応答として、複数の固定無線
通信装置の候補のそれぞれにより送信された指標を受信
する受信ステップと、受信ステップの処理により受信さ
れた指標を比較し、比較の結果に基づいて、これから利
用するする固定無線通信装置として、複数の固定無線通
信装置の候補の中から1つを選択する選択ステップとを
含むことを特徴とする。
【0040】本発明の第1の記録媒体のプログラムは、
これから利用する固定無線通信装置の候補を認識する認
識ステップと、認識ステップの処理により固定無線通信
装置の候補が複数個存在すると認識された場合、所定の
指標を要求することを表す指標要求情報を生成する生成
ステップと、生成ステップの処理により生成された指標
要求情報を、認識ステップの処理により認識された複数
の固定無線通信装置の候補のそれぞれに送信する送信ス
テップと、送信ステップの処理により送信された指標要
求情報に対する応答として、複数の固定無線通信装置の
候補のそれぞれにより送信された指標を受信する受信ス
テップと、受信ステップの処理により受信された指標を
比較し、比較の結果に基づいて、これから利用するする
固定無線通信装置として、複数の固定無線通信装置の候
補の中から1つを選択する選択ステップとを含むことを
特徴とする。
【0041】本発明の第1のプログラムは、これから利
用する固定無線通信装置の候補を認識する認識ステップ
と、認識ステップの処理により固定無線通信装置の候補
が複数個存在すると認識された場合、所定の指標を要求
することを表す指標要求情報を生成する生成ステップ
と、生成ステップの処理により生成された指標要求情報
を、認識ステップの処理により認識された複数の固定無
線通信装置の候補のそれぞれに送信する送信ステップ
と、送信ステップの処理により送信された指標要求情報
に対する応答として、複数の固定無線通信装置の候補の
それぞれにより送信された指標を受信する受信ステップ
と、受信ステップの処理により受信された指標を比較
し、比較の結果に基づいて、これから利用するする固定
無線通信装置として、複数の固定無線通信装置の候補の
中から1つを選択する選択ステップとをコンピュータに
実行させることを特徴とする。
【0042】本発明の第1の無線通信装置および方法、
第1の記録媒体、並びに第1のプログラムにおいては、
これから利用する固定無線通信装置の候補が複数個存在
すると認識された場合、所定の指標を要求することを表
す指標要求情報が生成されるとともに、認識された複数
の固定無線通信装置の候補のそれぞれに送信される。さ
らに、送信された指標要求情報に対する応答として、複
数の固定無線通信装置の候補のそれぞれにより送信され
た指標が受信され、受信された指標が比較され、比較の
結果に基づいて、これから利用するする固定無線通信装
置として、複数の固定無線通信装置の候補の中から1つ
が選択される。
【0043】本発明の第1の固定無線通信装置は、移動
無線通信装置により送信された、所定の指標を要求する
ことを表す指標要求情報を受信する受信手段と、受信手
段により指標要求情報が受信された場合、指標を生成す
る生成手段と、生成手段により生成された指標を、移動
無線通信装置に送信する送信手段とを備えることを特徴
とする。
【0044】受信手段は、移動無線通信装置により送信
された指標要求情報を含むプローブ要求を受信し、生成
手段は、受信手段によりプローブ要求が受信された場
合、指標を生成し、生成した指標を含むプローブ応答を
生成し、送信手段は、生成手段により生成されたプロー
ブ応答を移動無線通信装置に送信するようにすることが
できる。
【0045】生成手段により生成された指標のレベルに
基づいて、指標を送信するか否かを判定する判定手段を
さらに設けるようにすることができる。
【0046】本発明の第1の固定無線通信装置の無線通
信方法は、移動無線通信装置により送信された、所定の
指標を要求することを表す指標要求情報を受信する受信
ステップと、受信ステップの処理により指標要求情報が
受信された場合、指標を生成する生成ステップと、生成
ステップの処理により生成された指標を、移動無線通信
装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0047】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、
移動無線通信装置により送信された、所定の指標を要求
することを表す指標要求情報を受信する受信ステップ
と、受信ステップの処理により指標要求情報が受信され
た場合、指標を生成する生成ステップと、生成ステップ
の処理により生成された指標を、移動無線通信装置に送
信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0048】本発明の第2のプログラムは、移動無線通
信装置により送信された、所定の指標を要求することを
表す指標要求情報を受信する受信ステップと、受信ステ
ップの処理により指標要求情報が受信された場合、指標
を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により
生成された指標を、移動無線通信装置に送信する送信ス
テップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0049】本発明の第1の固定無線通信装置および方
法、第2の記録媒体、並びに第2のプログラムにおいて
は、移動無線通信装置により送信された、所定の指標を
要求することを表す指標要求情報が受信された場合、指
標が生成されるとともに、その移動無線通信装置に送信
される。
【0050】本発明の第2の無線通信システムは、固定
無線通信装置が、所定の指標を生成し、生成した指標を
所定の周期で送信し、移動無線通信装置は、複数の固定
無線通信装置のそれぞれから指標を所定の時間内に受信
した場合、受信した指標を比較し、比較の結果に基づい
て、これから利用する固定無線通信装置として、複数の
固定無線通信装置の中から1つを選択し、指標は、固定
無線通信装置の稼動状況を表すパラメータの値、過去の
所定の時間におけるパラメータの値の平均値、または、
過去の所定の時間における第1および第2のパラメータ
の値の加重平均値のうちのいずれかを含みことを特徴と
する。
【0051】本発明の第2の無線通信システムにおいて
は、固定無線通信装置により、所定の指標が生成され、
所定の周期で送信される。移動無線通信装置により、複
数の固定無線通信装置のそれぞれから指標が所定の時間
内に受信された場合、受信された指標が比較され、比較
の結果に基づいて、これから利用される固定無線通信装
置として、複数の固定無線通信装置の中から1つが選択
される。この場合の指標は、固定無線通信装置の稼動状
況を表すパラメータの値、過去の所定の時間におけるパ
ラメータの値の平均値、または、過去の所定の時間にお
ける第1および第2のパラメータの値の加重平均値のう
ちのいずれかが含まれる。
【0052】本発明の第2の移動無線通信装置は、固定
無線装置により所定の周期で送信される所定の指標を受
信する受信手段と、複数の固定無線通信装置のそれぞれ
により送信された指標が、所定の時間内に受信手段によ
り受信された場合、指標を比較し、比較の結果に基づい
て、これから利用する固定無線通信装置として、複数の
固定無線通信装置の中から1つを選択する選択手段とを
備え、指標は、固定無線通信装置の稼動状況を表すパラ
メータの値、過去の所定の時間におけるパラメータの値
の平均値、または、過去の所定の時間における第1およ
び第2の前記パラメータの値の加重平均値のうちのいず
れかを含むことを特徴とする。
【0053】受信手段は、固定無線装置により所定の周
期で送信される指標を含むビーコンを受信し、選択手段
は、複数の固定無線通信装置のそれぞれにより送信され
たビーコンが、所定の時間内に受信手段により受信され
た場合、ビーコンに含まれる指標を比較し、比較の結果
に基づいて、これから利用する固定無線通信装置とし
て、複数の固定無線通信装置の中から1つを選択するこ
とを特徴とする。
【0054】指標は、ビーコンのケイパビリティインフ
ォメーションに含まれるようにすることができる。
【0055】本発明の第2の移動無線通信装置の無線通
信方法は、固定無線装置により所定の周期で送信される
所定の指標を受信する受信ステップと、複数の前記固定
無線通信装置のそれぞれにより送信された前記指標が、
所定の時間内に前記受信ステップの処理により受信され
た場合、前記指標を比較し、比較の結果に基づいて、こ
れから利用する前記固定無線通信装置として、前記複数
の固定無線通信装置の中から1つを選択する選択ステッ
プとを含み、指標は、固定無線通信装置の稼動状況を表
すパラメータの値、過去の所定の時間におけるパラメー
タの値の平均値、または、過去の所定の時間における第
1および第2のパラメータの値の加重平均値のうちのい
ずれかを含むことを特徴とする。
【0056】本発明の第3の記録媒体のプログラムは、
固定無線装置により所定の周期で送信される所定の指標
を受信する受信ステップと、複数の前記固定無線通信装
置のそれぞれにより送信された前記指標が、所定の時間
内に前記受信ステップの処理により受信された場合、前
記指標を比較し、比較の結果に基づいて、これから利用
する前記固定無線通信装置として、前記複数の固定無線
通信装置の中から1つを選択する選択ステップとを含
み、指標は、固定無線通信装置の稼動状況を表すパラメ
ータの値、過去の所定の時間におけるパラメータの値の
平均値、または、過去の所定の時間における第1および
第2のパラメータの値の加重平均値のうちのいずれかを
含むことを特徴とする。
【0057】本発明の第3のプログラムは、固定無線装
置により所定の周期で送信される所定の指標を受信する
受信ステップと、複数の前記固定無線通信装置のそれぞ
れにより送信された前記指標が、所定の時間内に前記受
信ステップの処理により受信された場合、前記指標を比
較し、比較の結果に基づいて、これから利用する前記固
定無線通信装置として、前記複数の固定無線通信装置の
中から1つを選択する選択ステップとをコンピュータに
実行させ、指標は、固定無線通信装置の稼動状況を表す
パラメータの値、過去の所定の時間におけるパラメータ
の値の平均値、または、過去の所定の時間における第1
および第2のパラメータの値の加重平均値のうちのいず
れかを含むことを特徴とする。
【0058】本発明の第2の移動無線通信装置および方
法、第3の記録媒体、並びに第3のプログラムにおいて
は、所定の時間内に、複数の固定無線通信装置のそれぞ
れにより所定の周期で送信される所定の指標が受信され
た場合、指標が比較され、比較の結果に基づいて、これ
から利用する固定無線通信装置として、複数の固定無線
通信装置の中から1つが選択される。この場合の指標
は、固定無線通信装置の稼動状況を表すパラメータの
値、過去の所定の時間におけるパラメータの値の平均
値、または、過去の所定の時間における第1および第2
のパラメータの値の加重平均値のうちのいずれかが含ま
れる。
【0059】本発明の第2の固定無線通信装置は、所定
の指標を生成する生成手段と、生成手段により生成され
た指標を所定の周期で送信する送信手段とを備え、指標
は、固定無線通信装置の稼動状況を表すパラメータの
値、過去の所定の時間におけるパラメータの値の平均
値、または、過去の所定の時間における第1および第2
のパラメータの値の加重平均値のうちのいずれかを含む
ことを特徴とする。
【0060】生成手段は、さらに、指標を含むビーコン
を生成し、送信手段は、生成手段により生成されたビー
コンを送信するようにすることができる。
【0061】生成手段は、指標を、ビーコンのケイパビ
リティインフォメーションに含めるようにすることがで
きる。
【0062】本発明の第2の固定無線通信装置の無線通
信方法は、所定の指標を生成する生成ステップと、生成
ステップの処理により生成された指標を所定の周期で送
信する送信ステップとを含み、指標は、固定無線通信装
置の稼動状況を表すパラメータの値、過去の所定の時間
におけるパラメータの値の平均値、または、過去の所定
の時間における第1および第2のパラメータの値の加重
平均値のうちのいずれを含むことを特徴とする。
【0063】本発明の第4の記録媒体のプログラムは、
所定の指標を生成する生成ステップと、生成ステップの
処理により生成された指標を所定の周期で送信する送信
ステップとを含み、指標は、固定無線通信装置の稼動状
況を表すパラメータの値、過去の所定の時間におけるパ
ラメータの値の平均値、または、過去の所定の時間にお
ける第1および第2のパラメータの値の加重平均値のう
ちのいずれを含むことを特徴とする。
【0064】本発明の第4のプログラムは、所定の指標
を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により
生成された指標を所定の周期で送信する送信ステップと
をコンピュータに実行させ、指標は、固定無線通信装置
の稼動状況を表すパラメータの値、過去の所定の時間に
おけるパラメータの値の平均値、または、過去の所定の
時間における第1および第2のパラメータの値の加重平
均値のうちのいずれを含むことを特徴とする。
【0065】本発明の第2の固定無線通信装置および方
法、第4の記録媒体、並びに第4のプログラムにおいて
は、所定の指標が生成され、それが所定の周期で送信さ
れる。この場合の指標は、固定無線通信装置の稼動状況
を表すパラメータの値、過去の所定の時間におけるパラ
メータの値の平均値、または、過去の所定の時間におけ
る第1および第2のパラメータの値の加重平均値のうち
のいずれかが含まれる。
【0066】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図3は、本発明
の第1実施形態が適用される無線通信システムの構成例
を表している。
【0067】無線通信システム41においては、任意の
台数(この例の場合、2台)のアクセスポイント51−
1,51−2が、例えば、インターネット等の外部のネ
ットワーク53に有線で接続されている。
【0068】アクセスポイント51−1は、それが無線
通信することができる範囲、即ち、ゾーン61−1内に
位置するユーザ端末52−1乃至52−10と無線通信
することができる。同様に、アクセスポイント51−2
は、それが無線通信することができる範囲、即ち、ゾー
ン61−2内に位置するユーザ端末52−1,並びに、
52−7乃至52−11と無線通信することができる。
【0069】従って、ゾーン61−1,61−2が重な
っているオーバーラップゾーン62に位置するユーザ端
末52−1,並びに、52−7乃至52−10は、両方
のアクセスポイント51−1,51−2と無線通信する
ことができるので、アクセスポイント51−1,51−
2のうちのいずれか一方を選択して無線通信する。
【0070】具体的には、いま、例えば、アクセスポイ
ント51−1が、9台のユーザ端末52−2乃至52−
10と無線通信し、かつ、アクセスポイント51−2
が、1台のユーザ端末52−11と無線通信しているも
のとする。
【0071】この場合、ユーザ端末52−1は、ゾーン
61−1,61−2の外からオーバーラップゾーン62
内に移動すると、ビーコン65−1,65−2を受信す
るので、これにより、ビーコン65−1を送信したアク
セスポイント51−1、および、ビーコン65−2を送
信したアクセスポイント51−2を、これから利用する
アクセスポイントの候補(以下、アクセスポイント候補
と称する)として認識する。
【0072】ユーザ端末52−1は、2台のアクセスポ
イント候補を認識したので、この2台のうちのいずれか
一方を、これから利用するアクセスポイントとして選択
する必要がある。そこで、ユーザ端末52−1は、以下
のようにして、これから利用するアクセスポイントを選
択する。
【0073】なお、無線通信システム41の通信方式
は、特に限定されないが、ここでは、IEEE 802.11の無
線LANシステムにより規定されている通信方式であるも
のとする。
【0074】即ち、ユーザ端末52−1は、通常、ビー
コンに含まれる上述した固定的な基本情報と同様の情報
を要求する場合、プローブ要求63−1,63−2を生
成し、プローブ要求63−1をアクセスポイント51−
1に送信するとともに、プローブ要求63−2をアクセ
スポイント51−2に送信する。また、アクセスポイン
ト51―1は、通常、そのプローブ要求63―1に対す
る応答として、その基本情報を含むプローブ応答64―
1を生成し、ユーザ端末51―1に送信する。同様に、
アクセスポイント51―2は、通常、そのプローブ要求
63―2に対する応答として、その基本情報を含むプロ
ーブ応答64―2を生成し、ユーザ端末51―1に送信
する。
【0075】本発明においては、さらに、ユーザ端末5
2−1は、アクセスポイント候補として、アクセスポイ
ント51―1,51―2を認識した場合、所定の指標を
指定し、その指標(以下、指定指標と称する)を要求す
ることを表す情報(以下、指標要求情報と称する)を生
成し、それをプローブ要求63―1,63―2に含め、
プローブ要求63−1をアクセスポイント51−1に送
信するとともに、プローブ要求63−2をアクセスポイ
ント51−2に送信する。
【0076】アクセスポイント51−1は、受信したプ
ローブ要求63−1に指標要求情報が含まれる場合、ユ
ーザ端末52−1(指標要求情報)により要求されてい
る指定指標を生成(演算)し、プローブ応答64−1に
含め、そのプローブ応答64−1をユーザ端末52−1
に送信する。同様に、アクセスポイント51−2は、受
信したプローブ要求63−2に指標要求情報が含まれる
場合、ユーザ端末52−1(指標要求情報)により要求
されている指定指標を生成(演算)し、プローブ応答6
4−2に含め、プローブ応答64−2をユーザ端末52
−1に送信する。
【0077】ユーザ端末52−1は、受信したプローブ
応答64−1,64−2に含まれるそれぞれの指定指標
を比較し、その比較の結果に基づいて、アクセスポイン
ト51−1,51−2の中から、これから利用するアク
セスポイントを選択する。
【0078】上述した例は、ユーザ端末52−1が無線
通信を開始する前にプローブ要求63−1,63−2を
送信する例であるが、これらのプローブ要求を送信する
タイミングは限定されない。
【0079】例えば、ユーザ端末52−1は、さらに、
所定のアクセスポイント(例えば、アクセスポイント5
1−1)と既に無線通信している場合、所定の条件が満
たされたと判定したとき、アクセスポイント51−1か
らのビーコン65−1以外のビーコン(図3の例では、
ビーコン65−2)を受信すると、いま無線通信してい
るアクセスポイント51−1以外にもアクセスポイント
候補が存在すると認識する。即ち、ユーザ端末52−1
は、アクセスポイント候補として、2台のアクセスポイ
ント51−1,51−2を認識する。
【0080】このようなとき、ユーザ端末52−1は、
再度、指標要求情報を含むプローブ要求63−1をアク
セスポイント51−1に送信するとともに、指標要求情
報を含むプローブ要求63−2をアクセスポイント51
−2に送信してもよい。
【0081】さらに、ユーザ端末52−1は、プローブ
要求63−1に対するプローブ応答64−1、および、
プローブ要求63−2に対するプローブ応答64−2を
それぞれ受信した場合、受信したプローブ応答64−
1,64−2に含まれるそれぞれの指定指標を比較し、
その比較の結果に基づいて、アクセスポイント51−
1,51−2の中から、これから利用するアクセスポイ
ントを再度選択するようにしてもよい。
【0082】即ち、ユーザ端末52−1は、任意のタイ
ミングで、所望の利用形態に適するアクセスポイントを
選択し直すことができる。その結果、無線通信システム
41においては、そのシステム全体において、さらに効
率のよい無線通信を行うことが可能となる。
【0083】なお、上述した指定指標は、アクセスポイ
ントの稼動状況を表すものであれば限定されないが、例
えば、以下の(A)乃至(D)に示される指標のうちの
いずれかのものが好適である。
【0084】(A)「アクセスポイントが無線通信して
いるユーザ端末の数(現時点の利用ユーザ端末数)」を
表す指標(この指標を、以下、AP_avail_A_currentと記
述する)
【0085】ただし、AP_avail_A_currentは、この例に
おいては、次式(1)により求められる。
【0086】
【数1】
【0087】(B)「アクセスポイントが無線通信して
いるユーザ端末の数の所定の時間における平均」を表す
指標(この指標を、以下、AP_avail_A_pastと記述す
る)
【0088】ただし、AP_avail_A_pastは、時間の経過
によるユーザ端末の数の移り変わりが考慮された指標で
あり、この例においては、次式(2)により求められ
る。
【0089】
【数2】
【0090】上式(2)において、nは、アクセスポイ
ントがAP_avail_A_current((A)の指標)を所定の時
間に取得する回数、即ち、所定の時間におけるサンプリ
ング数を表している。AP_avail_A_current_iは、i回目
のサンプリングのときに取得されるAP_avail_A_current
を表している。
【0091】(C)「アクセスポイントのトラフィック
量」を表す指標(この指標を、以下、AP_avail_B_curre
ntと記述する)
【0092】ただし、AP_avail_B_currentは、この例に
おいては、アクセスポイントの無線占有率(%)として
求められる。
【0093】(D)「アクセスポイントのトラフィック
量の所定の時間における平均」を表す指標(この指標
を、以下、AP_avail_B_pastと記述する)
【0094】ただし、AP_avail_B_pastは、時間の経過
によるトラフィック量の移り変わりが考慮された指標で
あり、この例においては、次式(3)により求められ
る。
【0095】
【数3】
【0096】上式(3)において、nは、アクセスポイ
ントがAP_avail_B_current((C)の指標)を所定の時
間に取得する回数、即ち、所定の時間におけるサンプリ
ング数を表している。AP_avail_B_current_iは、i回目
のサンプリングのときに取得されるAP_avail_B_current
を表している。
【0097】(E)「アクセスポイントが無線通信して
いるユーザ端末の数とアクセスポイントのトラフィック
量との所定の時間における加重平均」を表す指標(この
指標を、以下、AP_avail_0_pastと記述する)
【0098】ただし、AP_avail_0_pastは、この例にお
いては、次式(4)により求められる。
【0099】 AP_avail_0_past=AP_avail_A_past×0.5+AP_avail_B_past×0.5・・・(4)
【0100】また、ユーザ端末52−1は、指定指標と
して、予め設定された1つの指標のみを利用するように
してもよいが(固定の指標を利用してもよいが)、複数
の指標(例えば、上述したAP_avail_A_current、AP_ava
il_A_past、AP_avail_B_current、AP_avail_B_past、お
よび、AP_avail_0_past)のうちの任意の他の1つを指
定することもできる。
【0101】この場合、例えば、ユーザ端末52−1
は、通常、指定指標として、AP_avail_0_pastを使用し
ているが、いま、1分程度の短時間、かつ小容量の無線
通信を行う利用形態を所望したものとすると、そのユー
ザ端末52−1は、指定指標として、通常使用している
AP_avail_0_pastより好適な指標、例えば、現時点にお
けるアクセスポイントの使用率を表すAP_avail_A_curre
ntを選択し、このAP_avail_A_currentを要求する指標要
求情報を生成する。そして、ユーザ端末51−1は、そ
の指標要求情報をプローブ要求63−1,63−2に含
め、プローブ要求63−1をアクセスポイント51−1
に送信するとともに、プローブ要求63−2をアクセス
ポイント51−2に送信する。
【0102】さらに、ユーザ端末52−1が指定する指
定指標の数は限定されない。即ち、ユーザ端末52−1
は、指定指標として、複数の指標を指定することができ
る。
【0103】例えば、いま、「AP_avail_A_current」、
および「AP_avail_B_current」以外に、「アクセスポイ
ントの電波の電界強度」がビーコンやプローブに含まれ
ているものとすると、ユーザ端末52−1は、例えば、
それらの「アクセスポイントの電界強度」、「AP_avail
_A_current」、および「AP_avail_B_current」の3つの
指標を、指定指標とすることができる。
【0104】この場合、例えば、アクセスポイント51
−1が、無線通信しているユーザ端末の数、および無線
占有率は少ないが(「AP_avail_A_current」、および
「AP_avail_B_current」の値は小さいが)、電界強度が
弱い(「アクセスポイントの電波の電界強度」の値が小
さい)アクセスポイントであるとき、ユーザ端末52−
1は、アクセスポイント51−1と無線通信している最
中に回線断絶等の不具合が発生する可能性があると判断
し、これから利用するアクセスポイントとして、アクセ
スポイント51−1を選択しない(アクセスポイント5
1−2を選択する)ようにすることができる。
【0105】このように、ユーザ端末52−1は、複数
の指定指標を総合的に判断して、システム全体としてよ
り効率がよくなるように、これから利用するアクセスポ
イントを選択することができる。
【0106】以上、ユーザ端末52−1が、アクセスポ
イント51−1または51−2と無線通信する場合の例
を説明したが、後述するように、ユーザ端末52−2乃
至52−11が、アクセスポイント51−1または51
−2と無線通信する場合も同様である。
【0107】次に、ユーザ端末52−1乃至52−11
(以下、ユーザ端末52−1乃至52−11を個々に区
別する必要がない場合には、単にユーザ端末52と記述
する。他の機器も同様とする)の構成例を、図4を参照
して説明する。
【0108】なお、ユーザ端末52は、アクセスポイン
トと無線通信することができる機能を有するものであれ
ば限定されないが、この例においては、例えば、PDA(P
ersonal Digital Assistant)として構成されているも
のとする。
【0109】図4は、PDAよりなるユーザ端末52の構
成例を表している。
【0110】CPU(Central Processing Unit)71は、
ROM(Read Only Memory)72に記憶されているプログ
ラム、または記憶部78からRAM(Random Access Memor
y)73にロードされたプログラムに従って各種の処理
を実行する。
【0111】RAM73にはまた、CPU71が各種の処理を
実行する上において必要なデータなども適宜記憶され
る。
【0112】CPU71、ROM72、およびRAM73は、バ
ス74を介して相互に接続されている。このバス74に
はまた、入出力インタフェース75も接続されている。
【0113】入出力インタフェース75には、操作キー
などよりなる入力部76、液晶ディスプレイなどよりな
る出力部77、ハードディスクなどより構成される記憶
部78、図3のアクセスポイント51−1,51−2等
と相互に無線通信するための通信処理を実行する通信部
79が接続されている。
【0114】入出力インタフェース75にはまた、必要
に応じてドライブ80が接続され、磁気ディスク81、
光ディスク82、光磁気ディスク83、或いは半導体メ
モリ84などが適宜装着され、それらから読み出された
コンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部78に
インストールされる。
【0115】図5は、アクセスポイント51の構成例を
表している。CPU101乃至半導体メモリ114は、上
述した図4のCPU71乃至半導体メモリ84と基本的に
同様の構成とされているため、その説明は省略する。た
だし、アクセスポイント51は、PDAではなく、例え
ば、パーソナルコンピュータ等により構成される。
【0116】次に、図6および図7のフローチャート、
並びに図8のアローチャートを参照して、本発明の第1
実施形態が適用される無線通信システム41の動作につ
いて説明する。図6は、アクセスポイント51の通信処
理を表している。図7は、ユーザ端末52の通信処理を
表している。図8は、これらアクセスポイント51の通
信処理、およびユーザ端末52の関係を表している。
【0117】以下、図6乃至8を参照して、アクセスポ
イント51、および、ユーザ端末52の通信処理につい
て、個別に説明するが、これら装置の相互の処理の関係
は、図8の対応するステップを参照することで、容易に
理解することが可能である。
【0118】なお、アクセスポイント51−1,51−
2はそれぞれ異なる周波数帯域を利用するものとする。
【0119】また、この例においては、初期状態とし
て、図3に示されるように、アクセスポイント51−1
が、9台のユーザ端末52−2乃至52−10と、アク
セスポイント51−2が、1台のユーザ端末52−11
と、それぞれ無線通信している状態であるものとする。
【0120】はじめに、図6を参照して、ユーザ端末5
2−1に対するアクセスポイント51−1の通信処理に
ついて説明する。
【0121】なお、ゾーン61−1内に位置するユーザ
端末52−2乃至52−10に対するアクセスポイント
51−1の処理は、ユーザ端末52−1に対するそれ
と、基本的に同様であるので、その説明は省略する。た
だし、ユーザ端末52−1乃至52−10に対するアク
セスポイント51−1の通信処理は、それぞれ独立して
実行される。
【0122】ステップS1において、図5のアクセスポ
イント51―1のCPU101は、ビーコン(Beacon)6
5−1を、バス104および入出力インタフェース10
5を介して通信部109より送信する。
【0123】ステップS2において、CPU101は、後
述するプローブ(Probe)要求を受信したか否かを判定
し、プローブ要求を受信していないと判定した場合、ス
テップS8において、処理の終了が指示されたか否かを
判定する。
【0124】ステップS8において、CPU101は、処
理の終了が指示されたと判定した場合、その処理を終了
し、一方、処理の終了が指示されていないと判定した場
合、ステップS9において、所定の時間が経過したか否
かを判定する。
【0125】ステップS9において、CPU101は、所
定の時間が経過していないと判定した場合、ステップS
2に戻り、プローブ要求を受信したか否かを再度判定
し、それ以降の処理を繰り返し、一方、所定の時間が経
過したと判定した場合、ステップS1に戻り、ビーコン
65−1を再度送信し、それ以降の処理を繰り返す。
【0126】即ち、CPU101は、処理の終了が指示さ
れず、かつ、プローブ要求を受信するまで、ビーコン6
5−1を、所定の時間間隔で定期的に送信するととも
に、プローブ要求を受信したか否かを常時判定する。
【0127】いま、ユーザ端末52−1が、ゾーン61
−1,61−2の外からオーバーラップゾーン62に移
動したものとすると、後述するように、ユーザ端末52
−1は、アクセスポイント51−1からのビーコン65
−1を受信するとともに、他のアクセスポイント51−
2からのビーコン65−2を受信するので、アクセスポ
イント候補として、2台のアクセスポイント51−1,
51−2を認識する(図7と図8のステップS11乃至
S14)。
【0128】そこで、ユーザ端末52−1は、指定指標
を要求することを表す指標要求情報を生成し、プローブ
要求63−1,63−2にそれぞれ含め、さらに、プロ
ーブ要求63−1をアクセスポイント51−1に送信す
るとともに、プローブ要求63−2をアクセスポイント
51−2に送信する(図7と図8のステップS15とS
16)。
【0129】なお、この例においては、ユーザ端末52
−1は、上述した(A)乃至(E)の指標、即ち、AP_a
vail_A_current、AP_avail_A_past、AP_avail_B_curren
t、AP_avail_B_past、および、AP_avail_0_pastのうち
のいずれかを、指定指標として指定するものとする。た
だし、この指定指標を要求することを表す指標要求情
報、および指標要求情報を含むプローブ要求の具体例に
ついては後述する。
【0130】このとき、CPU101は、ステップS2に
おいて、プローブ要求を受信したか否かを判定し、ユー
ザ端末52−1からのプローブ要求63−1を、通信部
109、入出力インタフェース105、およびバス10
4を介して受信すると(プローブ要求63−1を受信し
たと判定すると)、ステップS3において、プローブ要
求63−1に含まれる指標要求情報に対応する指定指標
を生成する(演算する)。この指定指標の生成方法は、
上述した通りである。
【0131】ステップS4において、CPU101は、ス
テップS3の処理で生成した指定指標が所定のレベルを
超えたか否かを判定し、所定のレベルを超えたと判定し
た場合、ステップS8に進み、それ以降の処理を繰り返
す。
【0132】即ち、この場合、CPU101は、その稼動
状況が混雑している状況であるとみなし、ユーザ端末5
2―1に指定指標(プローブ応答64−1)を送信しな
いことで、ユーザ端末52−1に無線通信の接続を拒否
したことを通知する。
【0133】従って、ユーザ端末52−1は、後述する
ように、プローブ要求63−1に対するプローブ応答6
4−1が、所定の時間を経過してもアクセスポイント5
1−1より送信されてこない場合、アクセスポイント5
1−1により接続が拒否されたとみなす(図7と図8の
ステップS17とS18)。
【0134】一方、ステップS4において、CPU101
は、ステップS3の処理で生成した指定指標の値が所定
のレベルを超えていないと判定した場合、ステップS5
において、その指定指標をプローブ応答64−1に含
め、プローブ応答64−1をユーザ端末52−1に対し
て、バス104、入出力インタフェース105、および
通信部109を介して送信する。
【0135】なお、このプローブ応答64−1の具体例
については、後述するプローブ要求63−1の具体例に
ついて説明した後に説明する。
【0136】後述するように、ユーザ端末52−1は、
所定の時間内に、このアクセスポイント51−1からの
プローブ応答64−1を受信し、さらに、他のアクセス
ポイント51−2からのプローブ応答64−2を受信す
ると、これらのプローブ応答64−1,64−2に含ま
れるそれぞれの指定指標を比較し、その比較の結果に基
づいて、これから利用するアクセスポイントとして、ア
クセスポイント51−1,51−2のうちのいずれか一
方を選択する(図7と図8のステップS17乃至S1
9)。
【0137】ここでは、例えば、ユーザ端末52−1
は、これから利用するアクセスポイントとして、アクセ
スポイント51−1を選択し、かつ、アクセスポイント
51−1を選択したことを表す情報(以下、登録手続情
報と称する)をアクセスポイント51−1に送信するも
のとする。
【0138】この場合、CPU101は、ステップS6に
おいて、ユーザ端末52−1により通信相手として選択
されたか否かを判定し、この登録手続情報を、通信部1
09、入出力インタフェース105、およびバス104
を介して取得したとき、ユーザ端末により通信相手とし
て選択されたと判定し、ステップS7において、ユーザ
端末52−1の登録手続き等の処理を実行して、バス1
04、入出力インタフェース105、および、通信部1
09を介して、ユーザ端末52−1と無線通信する。
【0139】一方、ステップS6において、CPU101
は、ユーザ端末52−1により通信相手として選択され
ていないと判定した場合、ステップS8に進み、それ以
降の処理を繰り返す。
【0140】このように、アクセスポイント51−1
は、処理の終了が指示されるまで(例えば、電源がOFF
される等の処理が施されるまで)、ビーコンを定期的に
送信するとともに、ゾーン61−1内に位置するユーザ
端末の中で、これから利用するアクセスポイントとして
アクセスポイント51−1を選択したユーザ端末(図3
の例では、ユーザ端末52−1乃至52−10)と相互
に無線通信する。
【0141】以上のアクセスポイント51―1の処理と
同様の処理が、アクセスポイント51―2によっても実
行される。
【0142】次に、図6のアクセスポイント51―1の
通信処理に対応して実行されるユーザ端末52−1の通
信処理について、図7を参照して説明する。
【0143】いま、上述したように、アクセスポイント
51−1,51−2が、図6のステップS1乃至S9の
処理を繰り返すことで、対応するビーコン65−1,6
5−2がそれぞれ定期的に送信されており、この状態
で、ユーザ端末52−1が、ゾーン61−1,61−2
の外からオーバーラップゾーン62内に進入したものと
する。
【0144】このとき、ステップS21において、図4
のユーザ端末52―1のCPU71は、通信部79、入出
力インタフェース75、およびバス74を介してビーコ
ンを受信する。
【0145】いま、CPU71は、ビーコン65−1を受
信したものとする。
【0146】ステップS22において、CPU71は、所
定の時間(ビーコンが送信されてくる時間間隔よりも長
い時間)が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過
していないと判定した場合、ステップS21に戻り、ビ
ーコンを再度受信する。即ち、CPU71は、所定の時間
内に送信されてくるビーコンを全て受信する。
【0147】いま、CPU101は、さらに、ビーコン6
5−2を受信したものとする。
【0148】これにより、ステップS23において、CP
U71は、ビーコン65−1を送信したアクセスポイン
ト51−1、およびビーコン65−2を送信したアクセ
スポイント51−2を、アクセスポイント候補として認
識する。
【0149】具体的には、IEEE802.11の規定に基づくビ
ーコン65−1,65−2には、SSID、Supported rate
s、および、Capability Information等が含まれてお
り、CPU71は、これらの値(情報)を参照すること
で、アクセスポイント51−1,51−2を、アクセス
ポイント候補として認識する。
【0150】なお、SSIDは、アクセスポイントのIDを表
す値であり、2乃至34バイトのうちのいずれかの値を
取る。Supported ratesは、アクセスポイントが動作で
きる通信速度を表す値であり、3乃至10バイトのうち
のいずれかの値を取る。また、capability Information
(以下、ケイパビリティインフォメーションとも記述す
る)は、アクセスポイントがいかなる機能を有するのか
を表す2バイトの値である。
【0151】ステップS24において、CPU71は、複
数のアクセスポイント候補が存在するか否かを判定す
る。
【0152】ステップS23の処理で認識されたアクセ
スポイント候補が、例えば、アクセスポイント51−1
のみであったものとすると、ステップS24において、
CPU71は、複数のアクセスポイント候補が存在しない
と判定し、これから利用するアクセスポイントとして、
そのアクセスポイント51−1を選択し、ステップS3
0において、アクセスポイント51−1と無線通信す
る。なお、ステップS30以降の処理は、後述する。
【0153】この例においては、上述したように、ステ
ップS23の処理で、2台のアクセスポイント51−
1,51−2が、アクセスポイント候補として認識され
たので、ステップS24において、CPU71は、複数の
アクセスポイント候補が存在すると判定し、ステップS
25において、後述するステップS29の処理で使用す
る指定指標を要求することを表す指標要求情報を生成
し、プローブ要求63−1、63−2に含める。
【0154】具体的には、この例においては、例えば、
CPU71は、上述したように、AP_avail_A_current、AP_
avail_A_past、AP_avail_B_current、AP_avail_B_pas
t、および、AP_avail_0_pastのうちのいずれかを、指定
指標として指定する。
【0155】さらに、次に示されるようなテーブル1が
ROM72等にあらかじめ記憶されているものとすると、C
PU71は、そのテーブル1を参照して、指定指標に対応
する「AP_type(2進数)」を取得する。即ち、この例
においては、取得された「AP_type(2進数)」が、
(生成された)指標要求情報とされる。
【0156】
【表1】
【0157】そして、CPU71は、生成した指標要求情
報、即ち、「AP_type(2進数)」を、プローブ要求6
3−1,63−2に含める。
【0158】なお、CPU71は、指標要求情報を、プロ
ーブ要求63−1,63−2のいずれの領域に含めても
よいが、後述するプローブ応答64−1,64−2と対
応させるために、以下に示されるようなケイパビリティ
インフォメーションに含めるのが好適である。
【0159】即ち、IEEE802.11の規定において、通常、
プローブ要求は、上述したビーコンに含まれていたもの
と同様のSSID、およびSupported ratesから構成される
が、この例のプローブ要求63−1,63−2は、例え
ば、これらの値(SSID、およびSupported rates)に2
バイトの値がさらに追加されて構成されるものとする。
【0160】この2バイトの値は、上述したビーコンや
後述するプローブ応答に含まれるケイパビリティインフ
ォメーション(Capability Information)と同様のもの
であり、図9に示されるように構成される。従って、こ
こでは、この2バイトの値も、ケイパビリティインフォ
メーションと称する。
【0161】この場合、CPU71は、取得した「AP_type
(2進数)」を、プローブ要求63−1,63−2のキ
ャパリティ・インフォメーション121の5乃至7ビッ
ト目のAP_typeの領域141にそれぞれ含める。
【0162】ステップS26において、CPU71は、こ
のような指標要求情報(「AP_type(2進数)」)を含
むプローブ要求63−1,63−2を、バス74、入出
力インタフェース75を介して通信部79よりそれぞれ
送信する。
【0163】ユーザ端末52−1により送信されたプロ
ーブ要求63−1は、上述したように、図6と図8のス
テップS2の処理で、アクセスポイント51−1に受信
される。さらに、アクセスポイント51−1は、ステッ
プS3の処理で、プローブ要求63−1に含まれる指標
要求情報に対応する指定指標を生成する。具体的には、
例えば、上述したテーブル1がアクセスポイント51−
1のメモリ(図5のROM102等)にも予め記憶されて
いるものとすると、アクセスポイント51−1は、この
テーブル1を参照することで、プローブ要求63−1に
含まれる指標要求情報、即ち、「AP_type(2進数)」
に対応する指定指標を演算(生成)する。
【0164】そして、アクセスポイント51−1は、ス
テップS4とS5の処理で、生成した指定指標が所定の
レベルを超えていないと判定した場合、その指定指標を
プローブ応答64−1に含め、プローブ応答64−1を
ユーザ端末52−1に送信する。
【0165】アクセスポイント51−2も、アクセスポ
イント51−1と同様に、ユーザ端末12−1により送
信されたプローブ要求63−2を受信し、このプローブ
要求63−2に含まれる指標要求情報に対応する指定指
標を生成し、その指定指標をプローブ応答64−2に含
め、プローブ応答64−2をユーザ端末52−1に送信
する。
【0166】アクセスポイントが指定指標をプローブ応
答に含める処理(ステップS5の処理)について、さら
に詳しく説明する。
【0167】即ち、IEEE802.11の規定において、プロー
ブ応答は、上述したビーコンやプローブ要求に含まれて
いたものと同様のケイパビリティインフォメーション
(Capability Information)、SSID、および、Supporte
d rates、並びに、Timestamp、および、FH/DS/CF/IBSS
Parameter setから構成される。
【0168】Timestampは、アクセスポイントがそのプ
ローブ応答を送信した時刻を表す8バイトの値である。
FH/DS/CF/IBSS Parameter setは、ユーザ端末と無線通
信するための様々なパラメータの値等であり、22バイ
トの値を取る。
【0169】ケイパビリティインフォメーションは、上
述したように、アクセスポイントが有する機能はいかな
るものかを表す2バイトの値である。
【0170】即ち、図9に示されるように、ケイパビリ
ティインフォメーション121のうちの先頭の0乃至4
ビット目までの定義済み領域131には、アクセスポイ
ントが有する所定の機能を表すビットが次のように記入
される。
【0171】0ビット目の領域には、外部との通信が可
能なアクセスポイントである場合、1が、それ以外の場
合、0が、それぞれ記入される。
【0172】1ビット目の領域には、外部との通信が可
能なアクセスポイントである場合、0が、それ以外の場
合、1が、それぞれ記入される。
【0173】2ビットと3ビット目の領域には、次の表
に示されるような値が記入される。なお、次の表では、
複数のユーザ端末の通信順番をアクセスポイントが管理
する機能を、point coordination機能と記述している。
【0174】
【表2】
【0175】4ビット目の領域には、データの暗号化を
必須とするアクセスポイントである場合、1が、それ以
外の場合、0が、それぞれ記入される。
【0176】一方、ケイパビリティインフォメーション
121のうちの残りの11ビット分の領域、即ち、5乃
至15ビット目の未定義領域132は、通常、何も定義
されておらず、利用されていない。
【0177】そこで、ステップS5の処理で、アクセス
ポイント51−1は、ステップS3の処理で生成した指
定指標を、プローブ応答64−1のケイパビリティイン
フォメーション121の未定義領域132に記入し、プ
ローブ応答64−1を送信する。
【0178】同様に、アクセスポイント51−2は、生
成した指定指標を、プローブ応答64−2のケイパビリ
ティインフォメーション121の未定義領域132に記
入し、プローブ応答64−2を送信する。
【0179】より具体的には、ステップS3の処理で生
成(演算)された指定指標(AP_avail_A_current、AP_ava
il_A_past、AP_avail_B_current、AP_avail_B_past、お
よび、AP_avail_0_pastのうちのいずれかの指標)が、
上述した式(1)乃至(4)により演算され、百分率で
表される場合、次式(5)により8ビット(256段
階)にさらにマッピングされる。
【0180】(AP_avail_*/100)×256・・・(5)
【0181】なお、AP_avail_*は、ステップS3の処
理で生成(演算)される指定指標(AP_avail_A_curren
t、AP_avail_A_past、AP_avail_B_current、AP_avail_B
_past、および、AP_avail_0_pastのうちのいずれかの指
標)の百分率の値を表している。
【0182】例えば、いま、プローブ要求63−1,6
3−2に含まれる「AP_type(2進数)」(指標要求情
報)が、"000"であったものとすると、これは、上述し
たテーブル1によると、指定指標がAP_avail_0_pastで
あることを表しており、ステップS3の処理で、AP_ava
il_0_pastが演算(生成)される。
【0183】例えば、いま、アクセスポイント51−1
により演算されたAP_avail_0_pastが、20(%)であっ
たものとすると、アクセスポイント51−1は、さら
に、上式(5)のAP_avail_*に20を代入して、上式
(5)を演算する。即ち、次式(6)が演算される。
【0184】 (20/100)×256 = 51 = 0011 0011(2進数) ・・・(6)
【0185】さらに、ステップS5の処理で、アクセス
ポイント51−1は、"000(AP_avail_0_pastであること
を表す値)"を、図9に示されるプローブ応答64−1の
ケイパビリティインフォメーション121の未定義領域
132のうちのAP_typeの領域141に、"0011 0011
(上式(6)で演算された値)"を、その未定義領域1
32のうちのAP_availの領域142に、それぞれ記入
し、このプローブ応答64−1を送信する。
【0186】また、ステップS3の処理で、アクセスポ
イント51−2により演算(生成)されたAP_avail_0_p
astが、例えば、75(%)であったものとすると、アク
セスポイント51−2は、上式(5)のAP_avail_*に7
5を代入して、上式(5)を演算する。即ち、次式
(7)が演算される。
【0187】 (75/100)×256 = 192 = 1100 0000(2進数) ・・・(7)
【0188】さらに、ステップS5の処理で、アクセス
ポイント51−2は、"000(AP_avail_0_pastであること
を表す値)"を、プローブ応答64−2のケイパビリティ
インフォメーション121の未定義領域132のうちの
AP_typeの領域141に、"1100 0000(上式(7)で演
算された値)"を、その未定義領域132のうちのAP_av
ailの領域142に記入し、このプローブ応答64−2
を送信する。
【0189】このように、ケイパビリティインフォメー
ション121の未定義領域132のうちの先頭の3ビッ
ト分のAP_typeの領域141には、AP_type(指定指標の
名称を表す値)が記入され、それに続く7ビット分のAP
_availの領域142には、ステップS3の処理で演算
(生成)された指定指標が記入される。
【0190】なお、この未定義領域132のAP_availの
領域142に代入される指定指標は、7ビットで表され
る値であれば限定されず、例えば、上述した百分率の値
がそのまま2進数として表されたものでもよい。
【0191】図7に戻り、ステップS27において、CP
U71は、通信部79、入出力インタフェース75、お
よび、バス74を介してプローブ応答(ステップS26
の処理で送信したプローブ要求に対応するプローブ応
答)を受信する。
【0192】いま、CPU71は、アクセスポイント51
−1からのプローブ応答64−1を受信したものとす
る。
【0193】ステップS28において、CPU71は、所
定の時間(ステップS22の処理で利用される時間とは
異なる時間)が経過したか否かを判定し、所定の時間が
経過していないと判定した場合、ステップS27に戻
り、それ以降の処理を繰り返す。即ち、CPU71は、所
定の時間内に送信されてくるプローブ応答を全て受信す
る。
【0194】いま、CPU71は、アクセスポイント51
−2からのプローブ応答64−2をさらに受信したもの
とする。
【0195】ステップS28において、CPU71は、所
定の時間を超えたと判定した場合、ステップS29にお
いて、ステップS27の処理で受信した各プローブ応答
に含まれる各指定指標に基づいて、これから利用するア
クセスポイントを選択する。
【0196】即ち、上述したように、アクセスポイント
は、生成した指定指標が所定のレベルを超えていると判
定した場合、図6と図8のステップS4の処理で、プロ
ーブ応答を送信しない。従って、所定の時間が経過して
も、所定のアクセスポイントよりプローブ応答が送信さ
れてこない場合、CPU71は、そのアクセスポイントに
より接続が拒否されたと判定し、そのアクセスポイント
を、アクセスポイント候補から除外する。換言すると、
CPU71は、所定の時間内にプローブ応答を送信してき
たアクセスポイント候補の中から、これから利用するア
クセスポイントを選択する。
【0197】例えば、所定の時間内にプローブ応答64
−1のみが送信されてきたものとすると、CPU71は、
プローブ応答64−1を送信したアクセスポイント51
−1を、これから利用するアクセスポイントとして選択
する。
【0198】また、例えば、所定の時間内にプローブ応
答64−1,64−2の両方が送信されてきたものとす
ると、CPU71は、アクセスポイント51−1からのプ
ローブ応答64−1に含まれる指定指標と、アクセスポ
イント51−2からのプローブ応答64−2に含まれる
指定指標とを比較し、小さい値を送信したアクセスポイ
ント(アクセスポイント51−1,51−2のうちのい
ずれかのアクセスポイント)を、これから利用するアク
セスポイントとして選択する。
【0199】ここでは、上述したように、指定指標は、
AP_avail_0_pastであり、また、アクセスポイント51
−1からのプローブ応答64−1に含まれる指定指標
は、「20」であり、かつ、アクセスポイント51−2か
らのプローブ応答64−2に含まれる指定指標は、「7
5」であるので、CPU71は、これから利用するアクセス
ポイントとして、アクセスポイント51−1を選択す
る。
【0200】この場合、CPU71は、さらに、上述した
登録手続情報を生成し、アクセスポイント51−1に対
して、バス74、入出力インタフェース75、および、
通信部79を介して送信する。
【0201】アクセスポイント51−1は、上述したよ
うに、図6と図8のステップS6とS7の処理で、この
登録手続情報を受信すると、ユーザ端末52−1により
選択されたと判定し、ユーザ端末52−1に対する登録
手続き処理等を実行し、ユーザ端末52−1と無線通信
する。
【0202】換言すると、このとき、CPU71は、ステ
ップS30において、バス74、入出力インタフェース
75、および、通信部79を介して、アクセスポイント
51−1と無線通信する。
【0203】ステップS31において、CPU71は、無
線通信の終了が指示されたか否かを判定し、無線通信の
終了が指示されたと判定した場合、その処理を終了す
る。
【0204】一方、ステップS31において、CPU71
は、無線通信の終了が指示されていないと判定した場
合、ステップS32において、所定の条件が満たされた
か否かを判定し、所定の条件が満たされていないと判定
した場合、ステップS30に戻り、それ以降の処理を繰
り返す。即ち、CPU71は、いま利用しているアクセス
ポイント(この例では、アクセスポイント51−1)と
引き続き無線通信する。
【0205】一方、ステップS32において、所定の条
件が満たされたと判定した場合、ステップS21に戻
り、それ以降の処理を繰り返す。
【0206】即ち、CPU71は、アクセスポイント51
−1と無線通信している最中であっても、所定の条件が
満たされたと判定した場合、再度、アクセスポイント候
補を認識し、アクセスポイント51−1以外にもアクセ
スポイント候補が存在する(複数のアクセスポイント候
補が存在する)と判定したとき、指標要求情報を含むプ
ローブ要求をアクセスポイント候補にそれぞれ送信し、
これから利用するアクセスポイントを選択し直す。
【0207】このステップS32における所定の条件
は、特に限定されないが、例えば、CPU71が、所定の
時間(ステップS25、およびS26の処理で利用され
るものとは異なる時間)を超えた場合、所定の条件が満
たされたと判定することにすれば、ユーザ端末は、所定
の周期で、利用するアクセスポイントを定期的に選択し
直すことができる。
【0208】また、例えば、CPU71が、いま利用して
いないアクセスポイントからのビーコン(上述した例に
おいては、アクセスポイント51−2からのビーコン6
5−2)を受信したとき、所定の条件が満たされたと判
定するようにしてもよい。この場合、CPU71は、任意
のアクセスポイントからのビーコンを受信する毎に、こ
れから利用するアクセスポイントを選択し直すことがで
きる。
【0209】その結果、例えば、ユーザ端末が移動しな
がら無線通信するような場合、ユーザ端末が所望する利
用形態に適したアクセスポイントを素早く、かつ、適切
に選択することができる。
【0210】このように、本発明の第1実施形態が適用
される無線通信システムにおいて、任意のユーザ端末
は、アクセスポイント候補が複数個存在すると認識した
場合、任意のタイミングで、複数の指標のうちの任意の
ものを指定指標とし、その指定指標を要求することを表
す指標要求情報をプローブ要求に含め、そのプローブ要
求をこれらの複数のアクセスポイント候補にそれぞれ送
信する。
【0211】複数のアクセスポイント候補は、受信した
プローブ要求に含まれる指標要求情報に対応する指定指
標をそれぞれ生成するとともに、プローブ応答にそれぞ
れ含め、それぞれのプローブ応答をユーザ端末にそれぞ
れ送信する。
【0212】さらに、ユーザ端末は、これらの複数のア
クセスポイント候補からの各プローブ応答をそれぞれ受
信し、受信した各プローブ応答に含まれるそれぞれの指
定指標を比較し、その比較の結果に基づいて、これらの
複数のアクセスポイント候補のうちのいずれかを、これ
から利用するアクセスポイントとして選択する。
【0213】従って、ユーザ端末は、任意の時刻の一瞬
のアクセスポイントの稼動状況のみならず、例えば、時
間の経過によるアクセスポイントの稼動状況の推移の様
子等に基づいて、これから利用するアクセスポイントを
任意のタイミングで選択することができる。例えば、ユ
ーザ端末は、所定の周期で、これから利用するアクセス
ポイントを定期的に選択し直すことができる。
【0214】その結果、本発明の第1実施形態が適用さ
れる無線通信システムにおいては、ユーザが所望する利
用形態で、効率のよい無線通信を行うことが可能とな
る。
【0215】(第2実施形態)本発明の第2実施形態が
適用される無線通信システムにおいて、アクセスポイン
トは、所定の周期(ビーコンが送信される周期)で、所
定の指標の値を生成(演算)し、演算した指標をビーコ
ンに含め、そのビーコンをユーザ端末に送信する。
【0216】例えば、通信方式が、IEEE 802.11の無線L
ANシステムとして規定される通信方式である場合、ビー
コンは、ケイパビリティインフォメーション(Capabili
ty Information)、SSID、Supported rates、Timestam
p、FH/DS/CF/IBSS Parameterset、および、無線通信に
必要なパラメータの値等が記入されるTIM(6乃至25
6バイトのうちのいずれかの値)から構成される。
【0217】これらの情報のうちのTIMを除くもの(ケ
イパビリティインフォメーション(Capability Informa
tion)、SSID、Supported rates、Timestamp、および、
FH/DS/CF/IBSS Parameter set)は、上述したプローブ
応答と同様のものである。即ち、図9に示されるよう
に、ビーコンのケイパビリティインフォメーション12
1の11ビット分の未定義領域132は、プローブ応答
と同様に通常利用されていない。
【0218】従って、アクセスポイントは、所定の周期
(ビーコンが送信される周期)で、所定の指標を生成
し、生成した指標を、上述したプローブ応答と同様に、
図9のビーコンのケイパビリティインフォメーション1
21の未定義領域132に含め、このビーコンをユーザ
端末に送信する。
【0219】このような本発明の第2実施形態が適用さ
れる無線通信システムは、例えば、上述した図3に示さ
れるような構成となる。即ち、本発明の第2実施形態が
適用される無線通信システム41は、第1実施形態のそ
れと同様に、図5に示されるように構成される任意の数
のアクセスポイント(図3の例では、2台のアクセスポ
イント51−1,51−2)と、図4に示されるように
構成される任意の数のユーザ端末(図3の例では、ユー
ザ端末52−1乃至52−11)とからなる。
【0220】アクセスポイント51−1は、生成した指
標をビーコン65−1に含め、そのビーコン65−1
を、ゾーン61−1に位置するユーザ端末52−1乃至
52−10に対して、所定の周期で定期的に送信する。
同様に、アクセスポイント51−2は、生成した指標を
ビーコン65−2に含めて、そのビーコン65−2を、
ゾーン61−2に位置するユーザ端末52−1,および
52−7乃至52−11に対して、所定の周期で定期的
に送信する。
【0221】従って、オーバーラップゾーン62に位置
するユーザ端末52−1,および52−7乃至52−1
0は、2つのアクセスポイント51−1,52−2から
対応するビーコン65−1,65−2をそれぞれ受信す
ると、受信したビーコン65−1,65−2に含まれる
それぞれの指標を比較して、その比較の結果に基づい
て、これらのアクセスポイント51−1,52−2のう
ちのいずれか一方を、これから利用するアクセスポイン
トとして選択する。
【0222】なお、この指標は、特に限定されず、例え
ば、上述したようなAP_avail_A_current、AP_avail_A_p
ast、AP_avail_B_current、AP_avail_B_past、または、
AP_avail_0_past等とすることができる。
【0223】ただし、指標として、アクセスポイントの
任意の時刻の(一瞬の)稼動状況を表すAP_avail_A_cur
rent、およびAP_avail_B_currentが利用された場合、上
述した課題を解決することは困難である。従って、上述
した課題を解決するための指標としては、例えば、AP_a
vail_A_past、AP_avail_B_past、または、AP_avail_0_p
astのような時間の経過に伴うアクセスポイントの稼動
状況の推移(変化)を表す指標が好適である。
【0224】このような指標が利用された場合、本発明
の第2実施形態が適用される無線通信システムにおいて
は、ユーザが所望する利用形態で、効率のよい無線通信
を行うことが可能となる。また、第1実施形態のよう
に、ユーザ端末からの要求が不要となるので、ユーザ端
末の負荷が小さくて済む。
【0225】次に、図10および図11のフローチャー
ト、並びに図12のアローチャートを参照して、本発明
の第2実施形態が適用される無線通信システム41の動
作について説明する。図10は、アクセスポイント51
の通信処理を表している。図11は、ユーザ端末52の
通信処理を表している。図12は、これらアクセスポイ
ント51、およびユーザ端末52の処理の関係を表して
いる。
【0226】以下、図10と図11を参照して、アクセ
スポイント51、およびユーザ端末52の通信処理につ
いて、個別に説明するが、これら装置の相互の処理の関
係は、図12の対応するステップを参照することで、容
易に理解することが可能である。
【0227】なお、無線通信システム41の通信方式
は、特に限定されないが、以下の例では、IEEE802.11の
無線LANシステムとして規定される通信方式であり、か
つ、アクセスポイント51−1,51−2はそれぞれ異
なる周波数帯域を利用するものとする。
【0228】また、以下の例では、初期状態は、図3に
示されるように、アクセスポイント51−1が、9台の
ユーザ端末52−2乃至52−10と、アクセスポイン
ト51−2が、1台のユーザ端末52−11と、それぞ
れ無線通信している状態であるものとする。
【0229】はじめに、図10を参照して、ユーザ端末
52−1に対するアクセスポイント51−1の通信処理
について説明する。また、アクセスポイント51−1の
処理とユーザ端末52−1の処理と対応する処理につい
ては、図12を参照して説明する。
【0230】ステップS51において、図5のアクセス
ポイント51―1のCPU101は、所定の指標を生成
し、図9のビーコン65−1のケイパビリティインフォ
メーション121の11ビット分の未定義領域132に
含める。
【0231】具体的には、例えば、上述したテーブル1
がROM102等に予め記憶されているものとすると、CPU
101は、指標を7ビットの値として演算し、かつ、テ
ーブル1を参照して、生成した指標の種類に対応する
「AP_type(2進数)」を認識する。さらに、CPU101
は、認識した「AP_type(2進数)」を、AP_typeの領域
141に記入し、かつ、生成した指標を、AP_availの領
域142に記入する。
【0232】ステップS52において、CPU101は、
このような指標が含まれるビーコン65−1を、バス1
04および入出力インタフェース105を介して通信部
109より送信する。
【0233】いま、ユーザ端末52−1が、ゾーン61
−1,61−2の外からオーバーラップゾーン62内に
進入したものとすると、後述するように、ユーザ端末5
2−1は、アクセスポイント51−1からのビーコン6
5−1を受信するとともに、他のアクセスポイント51
−2からのビーコン65−2を受信する。
【0234】これにより、ユーザ端末52−1は、アク
セスポイント51−1,51−2をアクセスポイント候
補として認識するとともに、これらのビーコン65−
1,65−2に含まれる指標の各値に基づいて、これか
ら利用するアクセスポイントとして、アクセスポイント
51−1,51−2のうちのいずれか一方を選択する
(図11と図12のステップS71乃至S73)。
【0235】ここでは、ユーザ端末52−1は、これか
ら利用するアクセスポイントとして、アクセスポイント
51−1を選択し、かつ、アクセスポイント51−1を
選択したことを表す登録手続情報をアクセスポイント5
1−1に送信するものとする。
【0236】この場合、CPU101は、ステップS53
において、ユーザ端末52−1により選択されたか否か
を判定し、ユーザ端末52−1からの登録手続情報を、
通信部109、入出力インタフェース105、およびバ
ス104を介して取得したとき、ユーザ端末52−1に
より選択されたと判定し、ステップS54において、ユ
ーザ端末52−1の登録手続き等の処理を実行して、バ
ス104、入出力インタフェース105、および通信部
109を介して、ユーザ端末52−1と無線通信し、ス
テップS55に進む。
【0237】一方、CPU101は、ステップS53にお
いて、ユーザ端末52−1により選択されていないと判
定した場合、処理をステップS55に進める。
【0238】ステップS55において、CPU101は、
処理の終了が指示されたか否かを判定し、処理の終了が
指示されたと判定した場合、その処理を終了し、一方、
処理の終了が指示されていないと判定した場合、ステッ
プS56において、所定の時間が経過したか否かを判定
する。
【0239】ステップS56において、CPU101は、
所定の時間が経過していないと判定した場合、ステップ
S53に戻り、それ以降の処理を繰り返し、一方、所定
の時間が経過したと判定した場合、ステップS51に戻
り、それ以降の処理を繰り返す。
【0240】即ち、CPU101は、処理の終了が指示さ
れない限り、所定の時間間隔で、その時点の指標を演算
(生成)し、その指標を含むビーコン65−1を定期的
に送信するとともに、ゾーン61−1内に位置するユー
ザ端末の中で、これから利用するアクセスポイントとし
てアクセスポイント51−1を選択したユーザ端末(図
3の例では、ユーザ端末52−1乃至52−10)と相
互に無線通信する。
【0241】以上のアクセスポイント51―1の処理と
同様の処理が、アクセスポイント51―2によっても実
行される。
【0242】次に、図10のアクセスポイント51―1
の通信処理に対応して実行されるユーザ端末52−1の
通信処理について、図11を参照して説明する。
【0243】いま、上述したように、アクセスポイント
51−1,51−2が、図10のステップS51乃至S
56の処理を繰り返すことで、対応するビーコン65−
1,65−2をそれぞれ所定の周期で定期的に送信して
おり、この状態で、ユーザ端末52−1が、ゾーン61
−1,61−2の外からオーバーラップゾーン62内に
進入したものとする。
【0244】このとき、ステップS71において、図4
のユーザ端末52―1のCPU71は、これらのビーコン
65−1,65−2を、通信部79、入出力インタフェ
ース75、およびバス74を介してそれぞれ受信する。
【0245】いま、CPU71は、ビーコン65−1を受
信したものとする。
【0246】ステップS72において、CPU71は、所
定の時間が経過したか否を判定し、所定の時間が経過し
ていないと判定した場合、ステップS71に戻り、それ
以降の処理を繰り返す。
【0247】即ち、上述したように、ビーコンは、アク
セスポイントより所定の周期で定期的に送信されるもの
であるので、この例においては、第1実施形態と同様に
(図7と図8のステップS22の処理と同様に)、CPU
71は、所定の時間(ビーコンが送信される周期よりも
長い時間)が経過するまで、任意のアクセスポイント
(図3の例では、アクセスポイント51−1,51−2
のうちのいずれかのもの)からビーコンが送信されてく
る毎に、それらのビーコンを全て受信する。
【0248】いま、CPU71は、ビーコン65−2をさ
らに受信したものとする。
【0249】ステップS72において、CPU71は、所
定の時間が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過
したと判定した場合、ステップS73において、ビーコ
ン65−1を送信したアクセスポイント51−1、およ
び、ビーコン65−2を送信したアクセスポイント51
−2を、アクセスポイント候補として認識し、さらに、
これらのビーコン65−1,65−2に含まれるそれぞ
れの指標に基づいて、アクセスポイント51−1,51
−2のうちのいずれか一方を、これから利用するアクセ
スポイントとして選択する。
【0250】具体的には、例えば、CPU71は、アクセ
スポイント51−1からのビーコン65−1に含まれる
指標と、アクセスポイント51−2からのビーコン65
−2に含まれる指標を比較し、小さい値の指標を送出し
たアクセスポイント(アクセスポイント51−1,51
−2のうちのいずれか一方)を、これから利用するアク
セスポイントとして選択する。
【0251】なお、CPU71は、所定の時間内に、1つ
のアクセスポイントからのビーコンのみを受信した場
合、そのアクセスポイントを、これから利用するアクセ
スポイントとする。
【0252】ここでは、例えば、これから利用するアク
セスポイントとして、アクセスポイント51−1が選択
されたものとすると、CPU71は、さらに、上述した登
録手続情報を生成し、アクセスポイント51−1に対し
て、バス74、入出力インタフェース75、および、通
信部79を介して送信する。
【0253】アクセスポイント51−1は、上述したよ
うに、図10と図12のステップS53とS54の処理
で、この登録手続情報を受信すると、ユーザ端末52−
1により選択されたと判定し、ユーザ端末52−1に対
する登録手続き処理等を実行し、ユーザ端末52−1と
無線通信する。
【0254】換言すると、このとき、CPU71は、ステ
ップS74において、バス74、入出力インタフェース
75、および、通信部79を介して、選択したアクセス
ポイント51−1と無線通信する。
【0255】ステップS75において、CPU71は、無
線通信の終了が指示されたか否かを判定し、無線通信の
終了が指示されたと判定した場合、その処理を終了す
る。
【0256】一方、ステップS75において、CPU71
は、無線通信の終了が指示されていないと判定した場
合、ステップS76において、所定の条件が満たされた
か否かを判定し、所定の条件が満たされていないと判定
した場合、ステップS74に戻り、それ以降の処理を繰
り返す。即ち、CPU71は、いま利用しているアクセス
ポイント(ここでは、アクセスポイント51−1)と引
き続き無線通信する。
【0257】一方、ステップS76において、所定の条
件が満たされたと判定した場合、ステップS71に戻
り、それ以降の処理を繰り返す。即ち、CPU71は、所
定の条件が満たされたと判定した場合、再度、所定の時
間内に送信されてくるビーコンを受信し、受信したビー
コンを送信したアクセスポイントを、アクセスポイント
候補として認識し、認識したアクセスポイント候補の中
から、これから利用するアクセスポイントを選択し直
す。
【0258】なお、このステップS76における所定の
条件は、特に限定されず、例えば、上述した第1の実施
形態のステップS32と同様の条件が適用されることが
できる。
【0259】その結果、例えば、ユーザ端末が移動しな
がら無線通信するような場合、ユーザ端末が所望する利
用形態に適したアクセスポイントを素早く、かつ、適切
に選択することができる。
【0260】なお、上述した第2実施形態の例におい
て、通信方式は、IEEE 802.11の無線通信システムとし
て規定される通信方式とされたが、ビーコンを送信し、
かつこのビーコンに所定の指標を含めることができるシ
ステムの通信方式であれば限定されず、例えば、PHS等
の通信法式が適用可能である。この場合(通信方式がPH
Sである場合)、所定の指標としては、AP_avail_0_past
が好適である。
【0261】このように、本発明の無線通信システムに
おいて、ユーザ端末は、これから利用するアクセスポイ
ントの候補が複数個存在する場合、その時点における複
数のアクセスポイントの候補の状態を取得し、それに基
づいて、より条件のよいアクセスポイントを選択するこ
とができる。
【0262】さらに、ユーザ端末は、アクセスポイント
の所定の状態として、所望する任意の指標を指定するこ
とができる。
【0263】さらにまた、ユーザ端末は、所定のアクセ
スポイントと無線通信している最中においても、任意の
タイミングで、その所定のアクセスポイントを含む複数
のアクセスポイントの中から、利用するアクセスポイン
トを選択し直すことができる。例えば、ユーザ端末は、
利用しているアクセスポイントが混んできたと判断した
場合、空いているアクセスポイントへとハンドオフする
ことができる。
【0264】その結果、本発明の無線通信システムにお
いては、複数のアクセスポイントへのアクセスが平衡化
され、システム全体の利用効率があがるとともに、ユー
ザの所望する利用形態で無線通信を行うことができる。
【0265】なお、指標または指標要求情報が伝送され
る媒体として、上述した第1の実施形態においては、プ
ローブ(プローブ応答、および、プローブ要求)が使用
され、第2の実施形態においては、ビーコンが使用され
たが、これらの媒体に限定されず、例えば、指標または
指標要求情報がデータ化されたものが直接伝送されるよ
うにしてもよい。
【0266】また、指標が伝送される媒体として、プロ
ーブ、および、ビーコンの両方が同時に使用されてもよ
い。この場合、例えば、ユーザ端末は、受信したビーコ
ンに指標が含まれると認識した場合、そのビーコンを送
信したアクセスポイントに対しては、プローブ要求を送
信せず、そのビーコンを送信したアクセスポイントに対
応する指標として、そのビーコンに含まれる指標を利用
するようにするとよい。
【0267】なお、上述した一連の処理をソフトウエア
により実行させる場合には、そのソフトウエアを構成す
るプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれてい
るコンピュータ、または、各種のプログラムをインスト
ールすることで、各種の機能を実行することが可能な、
例えば汎用のPHS,および、パーソナルコンピュータな
どに、ネットワークや記録媒体からインストールされ
る。
【0268】この記録媒体は、装置がユーザ端末または
アクセスポイントである場合、図4または図5に示され
るように、ユーザ端末52またはアクセスポイント51
とは別に、ユーザ等にプログラムを提供するために配布
される、プログラムが記録されている磁気ディスク8
1,111(フロッピディスクを含む)、光ディスク8
2,112(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),
DVD(Digital VersatileDisk)を含む)、光磁気ディスク
83,113(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは
半導体メモリ84,114などよりなるパッケージメデ
ィアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み
込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録
されているROM72,102や、記憶部78,108に
含まれるハードディスクなどで構成される。
【0269】なお、本明細書において、記録媒体に記憶
されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿
って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系
列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行さ
れる処理をも含むものである。
【0270】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置や処理部により構成される装置全体を表すも
のである。
【0271】さらに、本発明の無線通信システムの通信
方式は、上述したように、特に限定されないが、通信方
式によっては、アクセスポイントを、基地局と、ユーザ
端末を、移動局と、それぞれ称することもある。
【0272】即ち、本明細書において、アクセスポイン
トとは、固定無線通信装置を、ユーザ端末とは、自在に
移動することができ、かつ、固定無線通信装置の通信エ
リア(ゾーン)内に位置する場合、アクセスポイントと
無線通信することができる移動無線通信装置を、それぞ
れ表している。
【0273】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、ユーザ
が所望する利用形態で、効率のよい無線通信を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクセスポイントが1つある場合の従来の無線
通信システムの構成例を示す図である。
【図2】アクセスポイントが2つある場合の従来の無線
通信システムの構成例を示す図である。
【図3】本発明が適用され無線通信システムの構成例を
示す図である。
【図4】図3の無線通信システムのユーザ端末の構成例
を示すブロック図である。
【図5】図3の無線通信システムのアクセスポイントの
構成例を示すブロック図である。
【図6】図3の無線通信システムの第1実施形態のアク
セスポイントの通信処理を説明するフローチャートであ
る。
【図7】図3の無線通信システムの第1実施形態のユー
ザ端末の通信処理を説明するフローチャートである。
【図8】図3の無線通信システムの第1実施形態のアク
セスポイント、および、ユーザ端末の通信処理の関係を
示すアローチャートである。
【図9】ケイパビリティインフォメーションの構成例を
示す図である。
【図10】図3の無線通信システムの第2実施形態のア
クセスポイントの通信処理を説明するフローチャートで
ある。
【図11】図3の無線通信システムの第2実施形態のユ
ーザ端末の通信処理を説明するフローチャートである。
【図12】図3の無線通信システムの第2実施形態のア
クセスポイント、および、ユーザ端末の通信処理の関係
を示すアローチャートである。
【符号の説明】
41 無線通信システム, 51−1,51−2 アク
セスポイント51−1乃至52−11 ユーザ端末,
63−1,63−2 プローブ応答63−1,64−2
プローブ応答64−1,65−2 ビーコン, 71
CPU, 72ROM, 73 RAM, 78 記憶部,
79 通信部, 101 CPU, 102 ROM, 10
3 RAM, 108 記憶部, 109 通信部, 1
21ケイパビリティインフォメーション
フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA76 BB04 CC11 DD02 GG01 GG10 5K033 AA01 CB01 DA02 DA19 EA07 5K051 AA01 AA05 BB01 BB02 CC07 DD15 FF03 FF18 FF25 HH27 KK05 5K067 BB04 DD24 EE02 EE10 EE23 EE56 GG02 HH21 HH22 JJ72 5K101 KK20 LL05 LL11 MM07 NN14 NN21 PP03 SS07

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の伝送フレーム構造を用いて移動無
    線通信装置と固定無線通信装置が相互に無線通信する無
    線通信システムにおいて、 前記移動無線通信装置は、前記固定無線通信装置にこれ
    から利用する装置としての候補が複数個存在すると認識
    した場合、所定の指標を要求することを表す指標要求情
    報を生成し、生成した前記指標要求情報を、前記複数の
    固定無線通信装置の候補にそれぞれ送信し、 前記複数の固定無線通信装置の候補のそれぞれは、前記
    移動無線通信装置から前記指標要求情報を受信した場
    合、前記指標を生成し、生成した前記指標を前記移動無
    線通信装置に送信し、 前記移動無線通信装置は、前記複数の固定無線通信装置
    の候補から前記指標をそれぞれ受信し、受信した前記指
    標を比較し、比較の結果に基づいて、これから利用する
    前記固定無線通信装置として、前記複数の固定無線通信
    装置の候補の中から1つを選択することを特徴とする無
    線通信システム。
  2. 【請求項2】 所定の伝送フレーム構造を用いて固定無
    線通信装置と無線通信する移動無線通信装置において、 これから利用する前記固定無線通信装置の候補を認識す
    る認識手段と、 前記認識手段により前記固定無線通信装置の候補が複数
    個存在すると認識された場合、所定の指標を要求するこ
    とを表す指標要求情報を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記指標要求情報を、前
    記認識手段により認識された前記複数の固定無線通信装
    置の候補のそれぞれに送信する送信手段と、 前記送信手段により送信された前記指標要求情報に対す
    る応答として、前記複数の固定無線通信装置の候補のそ
    れぞれにより送信された前記指標を受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信された前記指標を比較し、比較
    の結果に基づいて、これから利用する前記固定無線通信
    装置として、前記複数の固定無線通信装置の候補の中か
    ら1つを選択する選択手段とを備えることを特徴とする
    移動無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、前記固定無線通信装置
    の稼動状況を表すパラメータの値、過去の所定の時間に
    おける前記パラメータの値の平均値、または、前記過去
    の所定の時間における第1および第2の前記パラメータ
    の値の加重平均値のうちの少なくとも1つを前記指標と
    して要求する前記指標要求情報を生成することを特徴と
    する請求項2に記載の移動無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のパラメータは、前記固定無線
    通信装置が無線通信している移動無線通信装置の数を表
    し、 前記第2のパラメータは、前記固定無線通信装置のトラ
    フィック量を表すことを特徴とする請求項3に記載の移
    動無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記生成手段は、複数の前記指標を要求
    する前記指標要求情報を生成することを特徴とする請求
    項3に記載の移動無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記生成手段は、さらに、前記指標要求
    情報を含むプローブ要求を生成し、 前記送信手段は、前記生成手段により生成された前記プ
    ローブ要求を前記複数の固定無線通信装置の候補のそれ
    ぞれに送信し、 前記受信手段は、前記複数の固定無線通信装置の候補の
    それぞれにより、前記送信手段により送信された前記プ
    ローブ要求に対応して生成され、送信された、前記指標
    を含むプローブ応答を受信し、 前記選択手段は、前記受信手段により受信された前記プ
    ローブ応答に含まれる前記指標を比較し、比較の結果に
    基づいて、これから利用する前記固定無線通信装置とし
    て、前記複数の固定無線通信装置の候補の中から1つを
    選択することを特徴とする請求項2に記載の移動無線通
    信装置。
  7. 【請求項7】 前記指標要求情報は、前記プローブ要求
    のケイパビリティインフォメーションに含まれ、 前記指標は、前記プローブ応答のケイパビリティインフ
    ォメーションに含まれることを特徴とする請求項6に記
    載の移動無線通信装置。
  8. 【請求項8】 前記受信手段は、前記固定無線通信装置
    により送信されたビーコンをさらに受信し、 前記認識手段は、前記受信手段により受信された前記ビ
    ーコンに基づいて、前記固定無線通信装置の候補を認識
    することを特徴とする請求項6に記載の移動無線通信装
    置。
  9. 【請求項9】 前記受信手段により受信された前記ビー
    コンに前記指標が含まれる場合、 前記送信手段は、前記ビーコンを送信した前記固定無線
    通信装置に、前記プローブ要求を送信することを禁止
    し、 前記選択手段は、前記ビーコンを送信した前記固定無線
    通信装置に対応する前記指標として、前記ビーコンに含
    まれる前記指標を利用することを特徴とする請求項8に
    記載の移動無線通信装置。
  10. 【請求項10】 前記認識手段は、無線通信を開始する
    前に、これから利用する前記固定無線通信装置の候補を
    認識する処理を実行することを特徴とする請求項2に記
    載の移動無線通信装置。
  11. 【請求項11】 所定の前記固定無線通信装置と無線通
    信している場合、所定の条件が満たされたか否かを判定
    する判定手段をさらに備え、 前記認識手段は、前記判定手段により前記条件が満たさ
    れたと判定された場合、これから利用する前記固定無線
    通信装置の候補を認識する処理をさらに実行し、 既に無線通信している前記固定無線通信装置以外にも、
    前記固定無線通信装置の候補が存在すると前記認識手段
    により認識された場合、前記生成手段は、前記指標要求
    情報をさらに生成することを特徴とする請求項10に記
    載の移動無線通信装置。
  12. 【請求項12】 所定の伝送フレーム構造を用いて固定
    無線通信装置と無線通信する移動無線通信装置の無線通
    信方法において、 これから利用する前記固定無線通信装置の候補を認識す
    る認識ステップと、 前記認識ステップの処理により前記固定無線通信装置の
    候補が複数個存在すると認識された場合、所定の指標を
    要求することを表す指標要求情報を生成する生成ステッ
    プと、 前記生成ステップの処理により生成された前記指標要求
    情報を、前記認識ステップの処理により認識された前記
    複数の固定無線通信装置の候補のそれぞれに送信する送
    信ステップと、 前記送信ステップの処理により送信された前記指標要求
    情報に対する応答として、前記複数の固定無線通信装置
    の候補のそれぞれにより送信された前記指標を受信する
    受信ステップと、 前記受信ステップの処理により受信された前記指標を比
    較し、比較の結果に基づいて、これから利用する前記固
    定無線通信装置として、前記複数の固定無線通信装置の
    候補の中から1つを選択する選択ステップとを含むこと
    を特徴とする無線通信方法。
  13. 【請求項13】 所定の伝送フレーム構造を用いて固定
    無線通信装置と無線通信する移動無線通信装置を制御す
    るコンピュータのプログラムであって、 これから利用する前記固定無線通信装置の候補を認識す
    る認識ステップと、 前記認識ステップの処理により前記固定無線通信装置の
    候補が複数個存在すると認識された場合、所定の指標を
    要求することを表す指標要求情報を生成する生成ステッ
    プと、 前記生成ステップの処理により生成された前記指標要求
    情報を、前記認識ステップの処理により認識された前記
    複数の固定無線通信装置の候補のそれぞれに送信する送
    信ステップと、 前記送信ステップの処理により送信された前記指標要求
    情報に対する応答として、前記複数の固定無線通信装置
    の候補のそれぞれにより送信された前記指標を受信する
    受信ステップと、 前記受信ステップの処理により受信された前記指標を比
    較し、比較の結果に基づいて、これから利用する前記固
    定無線通信装置として、前記複数の固定無線通信装置の
    候補の中から1つを選択する選択ステップとを含むこと
    を特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラム
    が記録されている記録媒体。
  14. 【請求項14】 所定の伝送フレーム構造を用いて固定
    無線通信装置と無線通信する移動無線通信装置を制御す
    るコンピュータに、 これから利用する前記固定無線通信装置の候補を認識す
    る認識ステップと、 前記認識ステップの処理により前記固定無線通信装置の
    候補が複数個存在すると認識された場合、所定の指標を
    要求することを表す指標要求情報を生成する生成ステッ
    プと、 前記生成ステップの処理により生成された前記指標要求
    情報を、前記認識ステップの処理により認識された前記
    複数の固定無線通信装置の候補のそれぞれに送信する送
    信ステップと、 前記送信ステップの処理により送信された前記指標要求
    情報に対する応答として、前記複数の固定無線通信装置
    の候補のそれぞれにより送信された前記指標を受信する
    受信ステップと、 前記受信ステップの処理により受信された前記指標を比
    較し、比較の結果に基づいて、これから利用する前記固
    定無線通信装置として、前記複数の固定無線通信装置の
    候補の中から1つを選択する選択ステップとを実行させ
    ることを特徴とするプログラム。
  15. 【請求項15】 所定の伝送フレーム構造を用いて移動
    無線通信装置と無線通信する固定無線通信装置におい
    て、 前記移動無線通信装置により送信された、所定の指標を
    要求することを表す指標要求情報を受信する受信手段
    と、 前記受信手段により前記指標要求情報が受信された場
    合、前記指標を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記指標を、前記移動無
    線通信装置に送信する送信手段とを備えることを特徴と
    する固定無線通信装置。
  16. 【請求項16】 前記受信手段は、前記移動無線通信装
    置により送信された前記指標要求情報を含むプローブ要
    求を受信し、 前記生成手段は、前記受信手段により前記プローブ要求
    が受信された場合、前記指標を生成し、生成した前記指
    標を含むプローブ応答を生成し、 前記送信手段は、前記生成手段により生成された前記プ
    ローブ応答を前記移動無線通信装置に送信することを特
    徴とする請求項15に記載の固定無線通信装置。
  17. 【請求項17】 前記生成手段により生成された前記指
    標のレベルに基づいて、前記指標を送信するか否かを判
    定する判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    15に記載の固定無線通信装置。
  18. 【請求項18】 所定の伝送フレーム構造を用いて移動
    無線通信装置と無線通信する固定無線通信装置の無線通
    信方法において、 前記移動無線通信装置により送信された、所定の指標を
    要求することを表す指標要求情報を受信する受信ステッ
    プと、 前記受信ステップの処理により前記指標要求情報が受信
    された場合、前記指標を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記指標を、
    前記移動無線通信装置に送信する送信ステップとを含む
    ことを特徴とする無線通信方法。
  19. 【請求項19】 所定の伝送フレーム構造を用いて移動
    無線通信装置と無線通信する固定無線通信装置を制御す
    るコンピュータのプログラムであって、 前記移動無線通信装置により送信された、所定の指標を
    要求することを表す指標要求情報を受信する受信ステッ
    プと、 前記受信ステップの処理により前記指標要求情報が受信
    された場合、前記指標を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記指標を、
    前記移動無線通信装置に送信する送信ステップとを含む
    ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログ
    ラムが記録されている記録媒体。
  20. 【請求項20】 所定の伝送フレーム構造を用いて移動
    無線通信装置と無線通信する固定無線通信装置を制御す
    るコンピュータに、 前記移動無線通信装置により送信された、所定の指標を
    要求することを表す指標要求情報を受信する受信ステッ
    プと、 前記受信ステップの処理により前記指標要求情報が受信
    された場合、前記指標を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記指標を、
    前記移動無線通信装置に送信する送信ステップとを実行
    させることを特徴とするプログラム。
  21. 【請求項21】 所定の伝送フレーム構造を用いて移動
    無線通信装置と固定無線通信装置が相互に無線通信する
    無線通信システムにおいて、 前記固定無線通信装置は、所定の周期で、所定の指標を
    生成し、生成した前記指標を送信し、 前記移動無線通信装置は、複数の前記固定無線通信装置
    からのそれぞれの前記指標を、所定の時間内に受信した
    場合、受信した前記指標を比較し、比較の結果に基づい
    て、これから利用する前記固定無線通信装置として、前
    記複数の固定無線通信装置の中の1つを選択し、 前記指標は、前記固定無線通信装置の稼動状況を表すパ
    ラメータの値、過去の所定の時間における前記パラメー
    タの値の平均値、または、前記過去の所定の時間におけ
    る第1および第2の前記パラメータの値の加重平均値の
    うちのいずれかを含むことを特徴とする無線通信システ
    ム。
  22. 【請求項22】 所定の伝送フレーム構造を用いて固定
    無線通信装置と無線通信する移動無線通信装置におい
    て、 前記固定無線装置により所定の周期で送信される所定の
    指標を受信する受信手段と、 複数の前記固定無線通信装置のそれぞれにより送信され
    た前記指標が、所定の時間内に前記受信手段により受信
    された場合、前記指標を比較し、比較の結果に基づい
    て、これから利用する前記固定無線通信装置として、前
    記複数の固定無線通信装置の中の1つを選択する選択手
    段とを備え、 前記指標は、前記固定無線通信装置の稼動状況を表すパ
    ラメータの値、過去の所定の時間における前記パラメー
    タの値の平均値、または、前記過去の所定の時間におけ
    る第1および第2の前記パラメータの値の加重平均値の
    うちのいずれかを含むことを特徴とする移動無線通信装
    置。
  23. 【請求項23】 前記受信手段は、前記固定無線装置に
    より所定の周期で送信される前記指標を含むビーコンを
    受信し、 前記選択手段は、複数の前記固定無線通信装置のそれぞ
    れにより送信された前記ビーコンが、前記所定の時間内
    に前記受信手段により受信された場合、前記ビーコンに
    含まれる前記指標を比較し、比較の結果に基づいて、こ
    れから利用する前記固定無線通信装置として、前記複数
    の固定無線通信装置の中から1つを選択することを特徴
    とする請求項22に記載の移動無線通信装置。
  24. 【請求項24】 前記指標は、前記ビーコンのケイパビ
    リティインフォメーションに含まれることを特徴とする
    請求項23に記載の移動無線通信装置。
  25. 【請求項25】 所定の伝送フレーム構造を用いて固定
    無線通信装置と無線通信する移動無線通信装置の無線通
    信方法において、 前記固定無線装置により所定の周期で送信される所定の
    指標を受信する受信ステップと、 複数の前記固定無線通信装置のそれぞれにより送信され
    た前記指標が、所定の時間内に前記受信ステップの処理
    により受信された場合、前記指標を比較し、比較の結果
    に基づいて、これから利用する前記固定無線通信装置と
    して、前記複数の固定無線通信装置の中から1つを選択
    する選択ステップとを含み、 前記指標は、前記固定無線通信装置の稼動状況を表すパ
    ラメータの値、過去の所定の時間における前記パラメー
    タの値の平均値、または、前記過去の所定の時間におけ
    る第1および第2の前記パラメータの値の加重平均値の
    うちのいずれかを含むことを特徴とする無線通信方法。
  26. 【請求項26】 所定の伝送フレーム構造を用いて固定
    無線通信装置と無線通信する移動無線通信装置を制御す
    るコンピュータのプログラムであって、 前記固定無線装置により所定の周期で送信される所定の
    指標を受信する受信ステップと、 複数の前記固定無線通信装置のそれぞれにより送信され
    た前記指標が、所定の時間内に前記受信ステップの処理
    により受信された場合、前記指標を比較し、比較の結果
    に基づいて、これから利用する前記固定無線通信装置と
    して、前記複数の固定無線通信装置の中から1つを選択
    する選択ステップとを含み、 前記指標は、前記固定無線通信装置の稼動状況を表すパ
    ラメータの値、過去の所定の時間における前記パラメー
    タの値の平均値、または、前記過去の所定の時間におけ
    る第1および第2の前記パラメータの値の加重平均値の
    うちのいずれかを含むことを特徴とするコンピュータが
    読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  27. 【請求項27】 所定の伝送フレーム構造を用いて固定
    無線通信装置と無線通信する移動無線通信装置を制御す
    るコンピュータに、 前記固定無線装置により所定の周期で送信される所定の
    指標を受信する受信ステップと、 複数の前記固定無線通信装置のそれぞれにより送信され
    た前記指標が、所定の時間内に前記受信ステップの処理
    により受信された場合、前記指標を比較し、比較の結果
    に基づいて、これから利用する前記固定無線通信装置と
    して、前記複数の固定無線通信装置の中から1つを選択
    する選択ステップとを実行させ、 前記指標は、前記固定無線通信装置の稼動状況を表すパ
    ラメータの値、過去の所定の時間における前記パラメー
    タの値の平均値、または、前記過去の所定の時間におけ
    る第1および第2の前記パラメータの値の加重平均値の
    うちのいずれかを含むことを特徴とするプログラム。
  28. 【請求項28】 所定の伝送フレーム構造を用いて移動
    無線通信装置と無線通信する固定無線通信装置におい
    て、 所定の指標を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記指標を所定の周期で
    送信する送信手段とを備え、 前記指標は、前記固定無線通信装置の稼動状況を表すパ
    ラメータの値、過去の所定の時間における前記パラメー
    タの値の平均値、または、前記過去の所定の時間におけ
    る第1および第2の前記パラメータの値の加重平均値の
    うちのいずれかを含むことを特徴とする固定無線通信装
    置。
  29. 【請求項29】 前記生成手段は、さらに、前記指標を
    含むビーコンを生成し、 前記送信手段は、前記生成手段により生成された前記ビ
    ーコンを送信することを特徴とする請求項28に記載の
    固定無線通信装置。
  30. 【請求項30】 前記生成手段は、前記指標を、前記ビ
    ーコンのケイパビリティインフォメーションに含めるこ
    とを特徴とする請求項29に記載の固定無線通信装置。
  31. 【請求項31】 所定の伝送フレーム構造を用いて移動
    無線通信装置と無線通信する固定無線通信装置の無線通
    信方法において、 所定の指標を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記指標を所
    定の周期で送信する送信ステップとを含み、 前記指標は、前記固定無線通信装置の稼動状況を表すパ
    ラメータの値、過去の所定の時間における前記パラメー
    タの値の平均値、または、前記過去の所定の時間におけ
    る第1および第2の前記パラメータの値の加重平均値の
    うちのいずれかを含むことを特徴とする無線通信方法。
  32. 【請求項32】 所定の伝送フレーム構造を用いて移動
    無線通信装置と無線通信する固定無線通信装置を制御す
    るコンピュータのプログラムであって、 所定の指標を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記指標を所
    定の周期で送信する送信ステップとを含み、 前記指標は、前記固定無線通信装置の稼動状況を表すパ
    ラメータの値、過去の所定の時間における前記パラメー
    タの値の平均値、または、前記過去の所定の時間におけ
    る第1および第2の前記パラメータの値の加重平均値の
    うちのいずれかを含むことを特徴とするコンピュータが
    読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  33. 【請求項33】 所定の伝送フレーム構造を用いて移動
    無線通信装置と無線通信する固定無線通信装置を制御す
    るコンピュータに、 所定の指標を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記指標を所
    定の周期で送信する送信ステップとを実行させ、 前記指標は、前記固定無線通信装置の稼動状況を表すパ
    ラメータの値、過去の所定の時間における前記パラメー
    タの値の平均値、または、前記過去の所定の時間におけ
    る第1および第2の前記パラメータの値の加重平均値の
    うちのいずれかを含むことを特徴とするプログラム。
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