JP4886330B2 - 無線通信基地局装置及び無線通信システム - Google Patents

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Description

この発明は、無線通信基地局装置及び無線通信システムに関する。例えば、複数の通信方式が使用可能な無線LAN基地局装置に関する。
近年、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11委員会において、次世代の高速無線LAN(Local Area Network)方式が検討されている。この中で、従来使用していた20MHzの通信周波数帯域を40MHzに拡張して更なる高速通信を実現する方式が提案されている(非特許文献1参照)。また、40MHz帯域で通信を行う無線LAN端末と、20MHz帯域で通信を行う無線LAN端末とを、同時に1つの無線LAN基地局で収容する、20MHz-Base Managed Mixed Modeと呼ばれる通信方式が提案されている。上記方式であると、データ通信の1サイクル内において20MHz、40MHzそれぞれによって通信が行われる通信期間を、無線LAN基地局が決定する(非特許文献2参照)。
しかしながら、1サイクル内における各通信期間の割り当て方によっては、実際に送受信が行われているトラフィックと各通信期間とが適合しない場合があり得る。その結果、データの伝送効率が低下するという問題があった。
"IEEE Standards for Information Technology -- Telecommunications and Information Exchange between Systems -- Local and Metropolitan Area Network -- Specific Requirements -- Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications"、[online]、IEEE 802.11, 1999 Edition (ISO/IEC 8802-11)、1999年、インターネット<URL: http://standards.ieee.org/getieee802/802.11.html>、<URL: http://standards.ieee.org/getieee802/download/802.11-1999.pdf> Adrian Stephens & Sean Coffey著、"Joint Proposal: High throughput extension to the 802.11 Standard: MAC"、[online]、IEEE802.11-05-1095-05、2006年、1月、インターネット<URL: http://www.802wirelessworld.com>
この発明は、データの伝送効率を向上出来る無線通信基地局装置及び無線通信システムを提供する。
この発明の一態様に係る無線通信基地局装置は、重複する帯域を利用する第1無線通信方式と第2無線通信方式とが使用可能であり、且つ前記第1、第2無線通信方式の各々による通信可能時間を決定する無線通信基地局装置であって、前記第1無線通信方式によるデータ通信が許可された第1通信可能期間において、実際にデータの送受信が行われた第1送受信時間を算出し、前記第2無線通信方式によるデータ通信が許可された第2通信可能期間において、実際にデータの送受信が行われた第2送受信時間を算出する送受信時間計測部と、前記送受信時間計測部において算出された前記第1、第2送受信時間に応じて、前記第1、第2通信可能期間の長さを決定する通信可能期間決定部とを具備し、前記送受信時間計測部は、送受信される前記データが該データに対する応答信号を要求する場合には、前記データの送受信に要する時間と、前記応答信号の送受信に要する時間と、前記データの送受信が完了してから前記応答信号の送受信が開始されるまでの時間をそれぞれ前記第1、第2送受信時間として算出し、送受信される前記データが前記応答信号を要求しない場合には、前記データの送受信に要する時間をそれぞれ第1、第2送受信時間として算出する。
また、この発明の一態様に係る無線通信システムは、前記無線通信基地局装置と、前記第1無線通信方式を用いてデータの送受信を行う複数の第1無線通信端末と、前記第2無線通信方式を用いてデータの送受信を行う複数の第2無線通信端末とを具備する。
本発明によれば、データの伝送効率を向上出来る無線通信基地局装置及び無線通信システムを提供出来る。
以下、この発明の実施形態を図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態に係る無線通信基地局装置及び無線通信システムについて図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る無線通信システムのブロック図である。
図示するように、無線通信システム1は、無線LAN基地局2及び複数の無線LAN端末3、4を備えており、これらによって通信ネットワーク(LAN)を構成している。無線LAN端末3は、40MHzの周波数帯域を用いて無線LAN基地局2と無線通信を行う(これを第1通信方式と呼ぶことがある)。無線LAN端末4は、20MHzの周波数帯域を用いて無線LAN基地局2と無線通信を行う(これを第2通信方式と呼ぶことがある)。無線LAN基地局2は、無線LAN端末3、4を収容し、40MHzの周波数帯域を用いた通信が許可される40MHz帯域伝送可能期間(これを第1通信方式による伝送可能期間と呼ぶことがある)と、20MHzの周波数帯域を用いた通信が許可される20MHz帯域伝送可能期間(これを第2通信方式による伝送可能期間と呼ぶことがある)とを設定する。40MHz帯域伝送可能期間においては無線LAN端末3が通信可能とされ、無線LAN端末4の通信は禁止される。他方、20MHz帯域伝送可能期間においては無線LAN端末4が通信可能とされ、無線LAN端末3の通信は禁止される。無線LAN基地局2は、例えば有線LANによって図示せぬサーバに接続され、またはメタル回線や光ファイバ等によってインターネットサービスプロバイダを介してインターネットに接続される。
以上の構成によって、1つの無線LAN基地局2が第1通信方式と第2通信方式とを同時に使用可能なネットワークが実現される。無線LAN端末3、4がそれぞれ使用する周波数帯域について図2を用いて説明する。図2は、無線LAN端末3、4が使用する周波数帯域について示すバンド図である。図示するように、無線LAN端末3、4が使用する周波数帯域は、互いに重複している。
次に上記無線LAN基地局2の構成について図3を用いて説明する。図3は無線LAN基地局2のブロック図である。図示するように無線LAN基地局2は、おおまかにはRF(radio frequency)部10、ベースバンド部20、及びインターフェース部30を備えている。RF部10は、無線通信によって送受信されるアナログ信号のデータの増幅等を行い、アンテナ11からデータを送信または受信する。インターフェース部30は、サーバまたはインターネットからダウンロードされ、無線LAN端末3、4へ送信すべきデータ(以下送信データと呼ぶ)を受け取る。また無線LAN端末3、4から受け取ったデータ(以下受信データと呼ぶ)を、サーバまたはインターネット上へ送信する。ベースバンド部20は、インターフェース部30で受け取った送信データの信号処理を行ってRF部10へ出力し、またRF部で受け取った受信データの信号処理を行ってインターフェース部30へ出力する。以下、ベースバンド部20の詳細について説明する。
図3に示すように、ベースバンド部20は物理部40及びMAC(Media Access Control)部50を備えている。以下、送受信データにおいて、MAC部50を境に無線LAN端末3、4側の送受信データを「フレーム」と呼び、インターフェース30側の送受信データを「パケット」と呼ぶ。パケットとは、送受信データがパーソナルコンピュータ等において扱えるデータ構造に組み立てられたものである。またフレームとは、無線通信により通信可能に組み立てられた送受信データのことである。送受信データのうち、正味のデータに関するフレームを特にデータフレームと呼ぶ。
まずMAC部50の構成について説明する。MAC部50は、送信処理部51、受信処理部52、ビーコン生成部53、送受信期間決定部54、及び送受信時間計測部58を備えている。
送信処理部51は、インターフェース部30からパケットを受け取る。そして、パケットにMACヘッダを付与してフレームを組み立て、物理部40へ出力する。受信処理部52は、物理部40からフレームを受け取る。そして、フレームからMACヘッダを取り除いてパケットを組み立て、インターフェース部30へ出力する。送受信時間計測部58は、40MHz帯域送受信時間計測部55及び20MHz帯域送受信時間計測部56を備えている。40MHz帯域送受信時間計測部55は、前述の40MHz帯域伝送可能期間において、フレームの実際の送受信に要した時間を積算する。すなわち、第1通信方式による送受信時間を計測する。20MHz帯域送受信時間計測部56は、前述の20MHz帯域伝送可能期間において、フレームの実際の送受信に要した時間を積算する。すなわち、第2通信方式による送受信期間を計測する。送受信期間決定部54は、計測部55、56における計測結果に基づいて、40MHz帯域伝送可能期間と20MHz帯域伝送可能期間の長さを決定する。この決定のために送受信期間決定部54はパラメータ情報57を保持している。パラメータ情報57の一例を図4に示す。図4はパラメータ情報57に含まれるパラメータを示す表である。図示するようにパラメータ情報57にはパラメータとして40MHz伝送最大期間、40MHz伝送最小期間、期間増加閾値、及び期間増加率を保持する。これらのパラメータの持つ意味については後述する。ビーコン生成部53は、送受信期間決定部54により決定された各伝送期間の長さに基づいてビーコン信号を生成する。このビーコンは、送信処理部51によってビーコンフレームに組み立てられ、物理部40へ出力される。
上記ビーコン、並びに40MHz帯域伝送可能期間、20MHz帯域伝送可能期間及び上記パラメータの概念について図5を用いて説明する。図5は、ビーコンフレームと、システム1において使用可能な通信方式のタイミングチャートである。まずビーコンフレームは、ある一定周期毎に無線LAN基地局2のアンテナ11から出力される。あるビーコンフレームから次のビーコンフレームまでの期間が無線通信周期の1サイクルとなり、システム1内における通信は、このビーコンフレームに同期して行われる。
無線通信周期の1サイクル内において、無線LAN基地局2はまず第1通信方式(40MHz)による伝送可能期間Δt40を設定し、次に第2通信方式(20MHz)による伝送可能期間Δt20を設定する。前述の通り、伝送可能期間Δt40、Δt20の長さは送受信期間決定部54によって決定される。具体的には、送受信期間決定部54は期間Δt40の長さを決定し、これをビーコン生成部53に送出する。ビーコン生成部53では、期間Δt40の期間に第1通信方式による伝送を許可する旨の情報(以下、伝送許可情報と呼ぶ)と、その期間において第2通信方式による伝送を禁止する旨の情報(以下、伝送禁止情報)とが付加されたビーコン信号を送信処理部51へ出力する。そして送信処理部51ではこのビーコン信号に基づいてビーコンフレームを生成する。第1通信方式によって通信を行う無線LAN端末3は、ビーコンフレームに含まれる伝送許可情報に基づいて、期間Δt40に通信を行う。無線LAN端末4は、伝送禁止情報に基づいて期間Δt40に通信は行わず、それ以降の期間Δt20に通信を行う。
時刻t0から開始される無線通信周期が時刻t1で終了し、次のビーコンが発生されると、次の無線通信周期が開始される。この際、送受信期間決定部54は、前の無線通信周期における送受信時間に基づいて新たに期間Δt40、Δt20を設定する。
上記において、パラメータ情報57における「40MHz伝送最大期間」とは、無線通信周期の1サイクルにおける期間Δt40の最大値のことであり、「40MHz伝送最小期間」とは、無線通信周期の1サイクルにおける期間Δt40の最小値ことである。また「期間増加閾値」とは、送受信期間を変更する際の送受信時間の閾値であり、「期間増加率」とは、送受信期間を増加させる際の増加率のことである。送受信期間決定部54がこれらのパラメータを如何に用いるかについては後述する。
次に図3における物理部40の構成について説明する。物理部40は40MHz帯域伝送用物理部41、20MHz帯域伝送用物理部42、送信スイッチ43、及び受信スイッチ44を備えている。物理部41、42はそれぞれ第1、第2通信方式によって通信されるフレームの物理層に関する送受信処理を行う。具体的には次のような処理を行う。送信フレームの場合には、MAC部50の送信処理部51から与えられるフレームを冗長符号化した後、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調を行ってベースバンド送信信号を得る。更にベースバンド送信信号につきD/A変換を行うことによりアナログ信号を得る。受信フレームの場合には逆の処理を行う。すなわち、受信したアナログ信号をA/D変換した後に、OFDM復調及び誤り訂正復号を行ってフレームを得る。
送信スイッチ43は、40MHz帯域伝送可能期間において40MHz帯域伝送用物理部41とRF部10とを接続し、20MHz帯域伝送可能期間において20MHz帯域伝送用物理部42とRF部10とを接続する。これにより、送信フレームが物理部41、42からRF部10へ送られる。
受信スイッチ44は、40MHz帯域伝送可能期間において40MHz帯域伝送用物理部41とRF部10とを接続し、20MHz帯域伝送可能期間において20MHz帯域伝送用物理部42とRF部10とを接続する。これにより、受信フレームがRF部10から物理部41、42へ送られる。
次に、上記構成の無線LAN基地局2の動作について、特に各通信方式の伝送可能期間設定方法に着目し、図6乃至図8を用いて説明する。図6は計測部55、56の動作のフローチャートであり、図7は送受信期間決定部54のフローチャートであり、図8はビーコンフレーム、使用可能な通信方式、40MHz帯域の送受信状況、及び20MHz帯域の送受信状況のタイミングチャートである。
まず時刻t0においてビーコンフレームが無線LAN基地局2から出力される(ステップS10)。時刻t0におけるビーコンフレームは、40MHz帯域伝送可能期間をΔt40−1とする旨の伝送許可情報及び伝送禁止情報を含んでいたとする。
すると、時刻t0で出力されたビーコンフレームに応答して、システム1内では40MHz伝送帯域を用いた無線通信が許可される。すなわち、無線LAN端末3が通信可能となる(ステップS11)。無線LAN基地局2における40MHz帯域送受信時間計測部55は、40MHz帯域での無線通信が許可された直後から、実際に送受信が行われた時間を積算する(ステップS12)。図8において、「40MHz帯域送受信状況」における斜線を付した箇所が、実際に送受信が行われている時間帯を示す。40MHz帯域送受信時間計測部55は、期間Δt40−1が終了するまで(ステップS13)、積算を行う(ステップS12)。
期間Δt40−1が終了すると(ステップS13)、当該無線通信周期における、40MHz帯域での送受信に要した総時間が得られる。これを以下、第1送受信総時間情報60と呼ぶことにする。第1送受信総時間情報60は、送受信期間決定部54に与えられる。
また期間Δt40−1が終了すると、次にシステム1内では20MHz帯域を用いた無線通信が許可される。すなわち、無線LAN端末4が通信可能となる(ステップS14)。無線LAN基地局2における20MHz帯域送受信時間計測部56は、20MHz帯域での無線通信が許可された直後から、実際に送受信が行われた時間を積算する(ステップS15)。図8において、「20MHz帯域送受信状況」における斜線を付した箇所が、実際に送受信が行われている時間帯を示す。20MHz帯域送受信時間計測部56は、期間Δt20−1が終了するまで、すなわち当該無線通信周期が終了するまで(ステップS16)、積算を行う(ステップS15)。
期間Δt20−1が終了、すなわち当該無線通信周期が終了すると(ステップS16)、当該無線通信周期における、20MHz帯域での送受信に要した総時間が得られる。これを以下、第2送受信総時間情報61と呼ぶことにする。第2送受信総時間情報61は、送受信期間決定部54に与えられる。
次に送受信期間決定部54が、第1送受信総時間情報60と、パラメータ情報57における期間増加閾値とを比較する。例えば期間増加閾値が、図4に示すように伝送可能期間の80%であったとする。すると送受信期間決定部54は、第1送受信総時間情報60の値が、40MHz帯域伝送可能期間の80%を超えているか否かを判定する(図7のステップS20)。すなわち、第1通信方式による実際のフレーム送受信に要した総時間が、期間Δt40−1の80%を超えているか否かを比較する。
図8では、ステップS21において超えている場合について示している。ステップS20において超えていると判定された場合(ステップS21、YES)、送受信期間決定部54が、第2送受信総時間情報61と、パラメータ情報57における期間増加閾値とを比較する。すなわち、送受信期間決定部54は、第2送受信総時間情報61の値が、20MHz帯域伝送可能期間の80%を超えているか否かを判定する(ステップS22)。更に換言すれば、第2通信方式による実際のフレーム送受信に要した総時間が、期間Δt20−1の80%を超えているか否かを比較する。
図8では、ステップS23において超えていない場合について示している。ステップS23において超えていないと判定された場合(ステップS23、NO)、40MHz帯域を用いて通信されるデータ量が多く、20MHz帯域を用いて通信されるデータ量は少ないと判断される(ステップS24)。従って送受信期間決定部54は、時刻t1から始まる次の無線通信周期における40MHz帯域伝送可能期間を、時刻t0から始まる無線通信周期における40MHz帯域伝送可能期間よりも大きくする(ステップS25)。この際、送受信期間決定部54はパラメータ情報57を参照し、期間増加率に対応する期間だけ大きくする。図4の例であると、期間増加率は伝送可能期間の120%である。従って送受信期間決定部54は、時刻t1から始まる次の無線通信周期における40MHz帯域伝送可能期間Δt40−2を、時刻t0から始まる無線通信周期における40MHz帯域伝送可能期間Δt40−1の1.2倍の長さに設定する。期間Δt40−1に対して増加させた期間を、図8では期間Δt120で示している。この際、期間Δt40−2が、パラメータ情報57における40MHz伝送最大期間を超えないようにする。つまり図4の例であると、期間Δt40−2は、時間t1から始まる無線通信周期の95%を超えないように設定される。
以上のように期間Δt40−2が決定されると、その情報がビーコン生成部53に与えられる。ビーコン生成部53は、期間Δt40−2を伝送許可情報及び伝送禁止情報としてビーコン信号に付与し、これに基づいて送信処理部51が時刻t1にビーコンフレームが発生する(ステップS26)。
ステップS23において超えていると判定された場合(ステップS23、YES)、40MHz帯域及び20MHz帯域の両方において通信されるデータ量が多いと判断される(ステップS27)。従って送受信期間決定部54は、時刻t1から始まる次の無線通信周期における40MHz帯域伝送可能期間Δt40−2を、時刻t0から始まる無線通信周期における場合と等しく設定する(ステップS28)。その結果、20MHz帯域伝送可能期間Δt20−2も時刻t0から始まる無線通信周期における場合と等しくなる。以上のように期間Δt40−2が決定されると、その情報がビーコン生成部53に与えられ、ステップS25に進む。
ステップS21において超えていないと判定された場合(ステップS21、NO)、送受信期間決定部54が、第2送受信総時間情報61と、パラメータ情報57における期間増加閾値とを比較する。すなわち、送受信期間決定部54は、第2送受信総時間情報61の値が、20MHz帯域伝送可能期間の80%を超えているか否かを判定する(ステップS29)。これは前述のステップS22と同じ処理である。
ステップS29において超えていると判定された場合(ステップS30、YES)、20MHz帯域を用いて通信されるデータ量が多く、40MHz帯域を用いて通信されるデータ量は少ないと判断される(ステップS31)。従って送受信期間決定部54は、時刻t1から始まる次の無線通信周期における20MHz帯域伝送可能期間を、時刻t0から始まる無線通信周期における20MHz帯域伝送可能期間よりも大きくする(ステップS32)。この際、送受信期間決定部54はパラメータ情報57を参照し、期間増加率に対応する期間だけ大きくする。図4の例であると、期間増加率は伝送可能期間の120%である。従って送受信期間決定部54は、時刻t1から始まる次の無線通信周期における20MHz帯域伝送可能期間Δt20−2を、時刻t0から始まる無線通信周期における20MHz帯域伝送可能期間Δt20−1の1.2倍の長さに設定する。そして残りの時間が期間Δt40−2となる。この際、期間Δt40−2が、パラメータ情報57における40MHz伝送最小期間を下回らないようにする。つまり図4の例であると、期間Δt20−2は、期間Δt40−2が時間t1から始まる無線通信周期の5%を下回らないように設定される。以上のように期間Δt40−2が決定されると、その情報がビーコン生成部53に与えられる。
ステップS29において超えていないと判定された場合(ステップS30、NO)、40MHz帯域及び20MHz帯域の両方において通信されるデータ量が少ないと判断される(ステップS33)。従って送受信期間決定部54は、時刻t1から始まる次の無線通信周期における40MHz帯域伝送可能期間Δt40−2を、時刻t0から始まる無線通信周期における場合と等しく設定する(ステップS34)。これは前述のステップS28と同じ処理である。
以上のようにして、無線LAN基地局2は、システム1内の無線LAN端末3、4の送受信期間を制御する。
以上のように、この発明の第1の実施形態に係る構成であると、前の周期における各通信方式のデータ送受信量に応じて、次の周期における各通信方式への通信期間割り当て量を決定している。すなわち、各通信方式の通信期間が無線LAN上のトラフィックに応じて決まるため、データの伝送効率を向上出来る無線通信基地局装置及び無線通信システムを提供出来る。本効果について以下、各通信方式の通信期間が毎周期同じである場合と比較しつつ説明する。図9は、40MHz帯域と20MHz帯域の2つの通信方式を使用可能な無線LAN基地局によって、各通信方式の通信期間を決定するシステムにおける、ビーコンフレーム、使用可能な通信方式、40MHz帯域の送受信状況、及び20MHz帯域の送受信状況のタイミングチャートである。
図示するように、時刻t0、t1においてそれぞれビーコンフレームが発生され、それぞれ無線通信周期がスタートする。説明の簡単化のため、各無線通信周期をそれぞれ第1、第2無線通信周期と呼ぶことにする。無線LAN基地局は、40MHz帯域伝送可能期間及び20MHz帯域伝送可能期間を、第1、第2無線通信周期間で変化させることなく一定であるように設定する。つまり、Δt40−1=Δt40−2、Δt20−1=Δt20−2である。ここで、図9に示すように40MHz帯域における通信量が多く、20MHz帯域における通信量が少なかったと仮定する。すると、40MHz帯域では伝送可能期間が十分に足りていないにもかかわらず、20MHz帯域伝送可能期間は実際の送受信時間よりも長く、その結果送受信が行われない無駄な時間が生じる。すなわち、実際の無線LAN上のトラフィックと、各無線通信方式の伝送可能期間とが一致しておらず、データの伝送効率が悪い。
この点、本実施形態であると、図8を用いて説明したように、前の無線通信周期における各無線通信方式におけるデータの送受信時間応じて、次の無線通信周期における各無線通信方式の伝送可能期間を決定している。例えば図8において、時刻t0、t1からスタートする無線通信周期をそれぞれ第1、第2無線通信周期と呼ぶことにする。すると、第1無線通信周期において40MHz帯域のみでのデータの送受信期間が一定の閾値よりも長い場合、すなわちデータ通信量が多い場合には、第2無線通信周期における40MHz帯域での伝送可能期間を長くする。逆に、第1無線通信周期において20MHz帯域のみでのデータの送受信期間が一定の閾値よりも長い場合には、第2無線通信周期における20MHz帯域での伝送可能期間を長くする。つまり、無線LAN上の現状のトラフィックを監視し、データ通信量が多い無線通信方式の伝送可能期間を長くしている。従って、データ通信量の少ない無線通信方式による通信時の無駄時間を少なく出来、データを効率的に伝送出来る。
また本実施形態ではパラメータ情報57として、40MHz帯域での伝送可能期間の最大値と最小値とを保持している。従って、いずれか一方の無線通信方式による伝送可能期間がゼロになることを防止出来る。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る無線通信基地局装置及び無線通信システムについて説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態においてデータフレームが応答フレームを要求する場合の例に関する。本実施形態に係る無線通信システム及び無線LAN基地局の構成は第1の実施形態と同様であり、以下では第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。図10は、図本実施形態に係る無線通信システム1の一部領域のブロック図であり、無線LAN基地局2と無線LAN端末3との通信の様子を示す模式図である。
図示するように、無線LAN端末3はデータフレームを無線LAN基地局2へ送信する。無線LAN基地局2はデータフレームを受信すると、応答フレーム(ACK:Acknowledge)を無線LAN端末3へ送信する。IEEE802.11e準拠の無線LAN端末においては、MACヘッダ部におけるAck Policy フィールドにおいて、受信側に応答フレームの返信を期待するか否かを選択することが出来る。本実施形態はこのようなデータフレームを取り扱う際の、送受信時間計測方法に関するものである。
図11は、無線LAN基地局2の送受信状況、無線LAN端末3の送受信状況、及び計測部55における計測時間を示すタイミングチャートである。図11では、データフレームが応答フレームを期待しない場合(CASE1)と、期待する場合(CASE2)とについて示している。なお計測部56で計測する場合も同様である。
まずCASE1について説明する。図示するように、無線LAN基地局2が時刻t10からデータフレームの送信を開始し、時刻t11に送信が完了したとする。送信処理部51は、パケットに付加するMACヘッダから、本データフレームが応答フレームを期待しないことを認識しているので、その情報を計測部55へ出力する。これにより計測部55はデータフレームが応答フレームを期待しないことを認識し、データフレームの送信に必要な時間(時刻t10〜t11)を送受信時間として計測する。無線LAN端末3がデータフレームを送信する場合も同様である。この場合、無線LAN基地局2では、受信処理部52が受信したデータフレームに付加されているMACヘッダを読み取る。この時点で、本データフレームが応答フレームを期待しないことが認識される。
次にCASE2について説明する。図示するように、無線LAN端末3が時刻t12からデータフレームの送信を開始し、時刻t13に送信が完了したとする。これに応答して無線LAN基地局2は時刻t14から応答フレームの送信を開始し、時刻t15に送信が完了したとする。まず計測部55は時刻t12から計測を開始する。同時に、受信データフレームのMACヘッダは受信処理部52で読み取られ、当該データフレームが応答フレームを期待するものであることが計測部55へ伝えられる。すると計測部55は、データフレームの送信が完了する時刻t13で計測をやめず、応答フレームの送信が完了する時刻t15まで連続して計測を行う。すなわち、データフレームの受信時間(時刻t12〜t13)、応答フレームの送信時間(時刻t14〜t15)、及びデータフレームの受信完了から応答フレームの送信開始までの時間(時刻t13〜t14)の和を送受信時間として計算する。データフレームが無線LAN基地局2から送信される場合も同様である。
上記のような方法を用いることにより無線LAN基地局2は、データフレームが応答フレームを期待する場合と期待しない場合の両方に対応することが可能となる。
[第3の実施形態]
次にこの発明の第3の実施形態に係る無線通信基地局装置及び無線通信システムについて説明する。本実施形態は上記第1、第2の実施形態において、無線通信周期を変更したものである。その他の構成及び方法は第1、第2の実施形態で説明した通りである。図12はビーコンフレーム、使用可能な通信方式、40MHz帯域の送受信状況、及び20MHz帯域の送受信状況のタイミングチャートである。
図示するように、本実施形態における無線LAN基地局2であると、ビーコンフレームの2周期が1つの無線通信周期を構成している。例えば時刻t0でスタートする無線通信周期は、時刻t0から2個目のビーコンフレームが発生する時刻t1までの期間が無線通信周期となる。本構成において計測部55、56の処理は、図6のフローチャートにおいてステップS10を「無線通信周期の開始を認識する」ステップに置き換えればよい。無線通信周期の開始時期は無線LAN基地局2が決定するので、ビーコン発生のタイミングにかかわらず、無線LAN基地局2はその開始時期は当然に認識している。
以上のように、上記第1、第2の実施形態において、無線通信周期はビーコンフレームの整数倍の間隔を有していても良い。
上記のように、この発明の第1乃至第3の実施形態に係る無線通信基地局装置及び無線通信システムであると、複数の無線通信方式を用いた無線LANにおいて、各無線通信方式による通信時間、つまり通信量を計測している。そして通信時間が一定の閾値よりも長い無線通信方式がある場合には、次の通信サイクルにおいて、当該無線通信方式に通信が許可される期間を前の通信サイクルよりも長くしている。換言すれば、通信量が少なかった無線通信方式による通信を許可する期間を短縮し、その分を通信量が多かった無線通信方式に割り当てている。従って、各無線通信方式に対して、無線LAN上のトラフィックに適するように通信期間を割り当てることが出来、データ伝送の効率化が可能となる。
なお、上記実施形態で説明した図4のパラメータ情報57は一例に過ぎず、各設定値は無線LANの状況に応じて決めることが出来る。例えば、場合によってはいずれかの通信方式の伝送可能期間がゼロになっても問題が無い場合には、最大期間及び最小期間を定める必要はない。また上記実施形態では、送受信時間の長い通信方式の伝送可能期間を増加させるように説明した。しかし、送受信時間の短い通信方式の伝送可能期間を減少させても同じ効果が得られる。この場合には、パラメータ情報57として、期間増加率の代わりに期間減少率を設定し、また期間増加閾値の代わりに期間減少閾値を定めれば良い。
また伝送可能期間がある一定以上、またはある一定以下になった際に、増加率または減少率、及び閾値が変化しても良い。すなわち、期間増幅率、期間減少率、期間増加閾値、及び期間減少閾値として、それぞれ複数の値を設定する。そして伝送可能期間に応じて、いずれかの設定値を使用するようにしても良い。
更に、上記実施形態では2つの通信方式を使用する無線LANシステムを例に挙げて説明し、各通信方式の伝送帯域がそれぞれ40MHz、20MHzである場合について説明した。しかし、伝送帯域は40MHz、20MHzに限定されるものではないし、3つ以上の通信方式が混在する無線LANシステムであっても適用可能である。
更に、送受信期間決定部54は、CPU等を用いてソフトウェアにより図7に示す処理を行っても良いが、例えば図13に示すようなハードウェアによって構成されても良い。図13は送受信期間決定部54のブロック図である。図示するように送受信期間決定部54は、回線使用率計算部70、メモリ71、比較部72、及び送受信期間決定部73を備えている。回線使用率計算部70は、第1、第2送受信総時間情報と通信可能期間とを受け取り、伝送可能期間における送受信時間の割合を各無線通信方式について計算する。メモリ71はパラメータ情報57を保持する。比較部72は比較回路74、75を備えている。比較回路74、75は、回線使用率計算部70における計算結果と、期間増加閾値とを比較する。送受信期間計算部73は、比較部72における比較結果と、前のサイクルにおける通信可能期間、及びパラメータ情報57における各設定値を用いて通信可能期間を計算する。以上の構成によっても図7の処理を実現出来る。
また上記実施形態では、送受信時間計測部58が計測部55、56の2つのブロックを備えているように説明した。しかし、送受信時間計測部58は同一の計測ロジックにより同一のルーチン(図6に示す処理)によって、40MHz及び20MHz帯域の送受信時間を計測することができる。そして、それぞれの送受信時間を図示せぬメモリに保持し、管理する。従ってこの場合、図3における計測部55、56は、そのような回路がそれぞれ存在するのでは無く、そのような機能を送受信時間計測部58が有していることを示す。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係る無線通信システムのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係る無線LAN端末が使用する周波数帯域について示すバンド図。 この発明の第1の実施形態に係る無線LAN基地局のブロック図。 この発明の第1の実施形態に係る無線LAN基地局の備えるパラメータ情報の内容を示す表。 この発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける、ビーコンフレーム及び使用可能な通信方式のタイミングチャート。 この発明の第1の実施形態に係る無線LAN基地局による、送受信時間計測方法のフローチャート。 この発明の第1の実施形態に係る無線LAN基地局による、伝送可能期間決定方法のフローチャート。 この発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける、ビーコンフレーム、使用可能な通信方式、40MHz帯域の送受信状況、及び20MHz帯域の送受信状況のタイミングチャート。 無線通信システムにおける、ビーコンフレーム、使用可能な通信方式、40MHz帯域の送受信状況、及び20MHz帯域の送受信状況のタイミングチャート。 この発明の第2の実施形態に係る無線通信システムのブロック図。 この発明の第2の実施形態に係る無線通信システムにおける、無線LAN基地局の送受信状況、無線LAN端末の送受信状況、及び計測部における計測時間を示すタイミングチャート。 この発明の第3の実施形態に係る無線通信システムにおける、ビーコンフレーム、使用可能な通信方式、40MHz帯域の送受信状況、及び20MHz帯域の送受信状況のタイミングチャート。 この発明の第1乃至第3の実施形態の変形例に係る送受信期間決定部の回路図。
符号の説明
1…無線LANシステム、2…無線LAN基地局、3、4…無線LAN端末、10…RF部、11…アンテナ、20…ベースバンド部、30…インターフェース、40…物理部、41…40MHz帯域伝送用物理部、42…20MHz帯域伝送用物理部、43、44…スイッチ、50…MAC部、51…送信処理部、52…受信処理部、53…ビーコン生成部、54…送受信期間決定部、55…40MHz帯域送受信時間計測部、56…20MHz帯域送受信時間計測部、58…送受信時間計測部、60…第1送受信総時間情報、61…第2送受信総時間情報、70…回線使用率計算部、71…メモリ、72…比較部、73…送受信期間計算部、74、75…比較回路

Claims (5)

  1. 重複する帯域を利用する第1無線通信方式と第2無線通信方式とが使用可能であり、且つ前記第1、第2無線通信方式の各々による通信可能時間を決定する無線通信基地局装置であって、
    前記第1無線通信方式によるデータ通信が許可された第1通信可能期間において、実際にデータの送受信が行われた第1送受信時間を算出し、前記第2無線通信方式によるデータ通信が許可された第2通信可能期間において、実際にデータの送受信が行われた第2送受信時間を算出する送受信時間計測部と、
    前記送受信時間計測部において算出された前記第1、第2送受信時間に応じて、前記第1、第2通信可能期間の長さを決定する通信可能期間決定部と
    を具備し、前記送受信時間計測部は、送受信される前記データが該データに対する応答信号を要求する場合には、前記データの送受信に要する時間と、前記応答信号の送受信に要する時間と、前記データの送受信が完了してから前記応答信号の送受信が開始されるまでの時間をそれぞれ前記第1、第2送受信時間として算出し、
    送受信される前記データが前記応答信号を要求しない場合には、前記データの送受信に要する時間をそれぞれ第1、第2送受信時間として算出する
    ことを特徴とする無線通信基地局装置。
  2. 重複する帯域を利用する第1無線通信方式と第2無線通信方式とが使用可能であり、且つ前記第1、第2無線通信方式の各々による通信可能時間を決定する無線通信基地局装置であって、
    前記第1無線通信方式によるデータ通信が許可された第1通信可能期間において、実際にデータの送受信が行われた第1送受信時間を算出し、前記第2無線通信方式によるデータ通信が許可された第2通信可能期間において、実際にデータの送受信が行われた第2送受信時間を算出する送受信時間計測部と、
    前記送受信時間計測部において算出された前記第1、第2送受信時間に応じて、前記第1、第2通信可能期間の長さを決定する通信可能期間決定部と
    を具備し、前記通信データは、前記通信可能期間決定部により決定された長さの前記第1通信可能期間と第2通信可能期間とを含む通信サイクルを繰り返すことによって伝送され、
    前記通信可能期間決定部は、前記第1、第2通信可能期間の長さを決定するための閾値を保持し、
    前記通信可能期間決定部は、前記第1通信可能期間における前記第1送受信時間の割合と、前記第2通信可能期間における前記第2送受信時間の割合とのうち、前記第1通信可能期間における前記第1送受信時間の割合のみが前記閾値を超えた場合には、次の通信サイクルにおける前記第1通信可能期間を増加させ、
    前記第2通信可能期間における前記第2送受信時間の割合のみが前記閾値を超えた場合には、次の通信サイクルにおける前記第2通信可能期間を増加させる
    ことを特徴とする無線通信基地局装置。
  3. 前記通信データは、前記通信可能期間決定部により決定された長さの前記第1通信可能期間と第2通信可能期間とを含む通信サイクルを繰り返すことによって伝送され、
    前記通信可能期間決定部は、前記第1、第2通信可能期間の長さを決定するための閾値を保持し、
    前記通信可能期間決定部は、前記第1通信可能期間における前記第1送受信時間の割合と、前記第2通信可能期間における前記第2送受信時間の割合とのうち、前記第1通信可能期間における前記第1送受信時間の割合のみが前記閾値を超えた場合には、次の通信サイクルにおける前記第1通信可能期間を増加させ、
    前記第2通信可能期間における前記第2送受信時間の割合のみが前記閾値を超えた場合には、次の通信サイクルにおける前記第2通信可能期間を増加させる
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信基地局装置。
  4. 前記第1無線通信方式は40MHzの周波数帯域幅を用いた無線通信方式であり、
    前記第2無線通信方式は20MHzの周波数帯域幅を用いた無線通信方式である
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の無線通信基地局装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか1項記載の無線通信基地局装置と、
    前記第1無線通信方式を用いてデータの送受信を行う複数の第1無線通信端末と、
    前記第2無線通信方式を用いてデータの送受信を行う複数の第2無線通信端末と
    を具備することを特徴とする無線通信システム。
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