JP2003264825A - 車載カメラ映像合成表示装置 - Google Patents

車載カメラ映像合成表示装置

Info

Publication number
JP2003264825A
JP2003264825A JP2002061124A JP2002061124A JP2003264825A JP 2003264825 A JP2003264825 A JP 2003264825A JP 2002061124 A JP2002061124 A JP 2002061124A JP 2002061124 A JP2002061124 A JP 2002061124A JP 2003264825 A JP2003264825 A JP 2003264825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
bird
image
display
video data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002061124A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Takahashi
利彰 高橋
Yasuhide Yamamoto
泰秀 山本
Yasushi Inoue
裕史 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2002061124A priority Critical patent/JP2003264825A/ja
Publication of JP2003264825A publication Critical patent/JP2003264825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度な鳥瞰映像を得ることのできる車載カ
メラ映像合成表示装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 車両に搭載される第1のカメラ2,第2
のカメラ3にて撮影される映像を合成して、当該車両を
鳥瞰する映像を生成する車載カメラ映像合成表示装置に
おいて、各カメラ2,3で撮影された映像データを記憶
し、且つ合成処理する画像合成5と、画像合成手段5に
て合成された映像データに基づき、所定位置を視点とし
た表示座標の鳥瞰映像を生成する座標変換部6と、座標
変換部6にて生成された鳥瞰映像を画面表示する表示装
置7と、を有し、座標変換部6は、当該車両上方の所定
の高さ位置を視点位置とし、且つ、投射平面が地面と平
行でなく所定の角度をなすように、鳥瞰映像の表示座標
を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
カメラにて撮影された画像を合成する車載カメラ映像合
成表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両を駐車場の所定位置に停車
させる際に、自車両を上方から映した映像(鳥瞰映像)
を見ることができれば、自車両の現在位置を認識し易く
なり、運転操作が容易となる。そこで、従来より、特開
平11−151975号公報(以下、従来例という)に
記載されているように、車両に搭載された複数のカメラ
で、車両の周囲映像を撮影し、各カメラで撮影された映
像を変形、合成することにより、自車両を上方から見た
映像、即ち、図11に示す如くの映像を生成するものが
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例に記載された手法では、比較的低い位置に存在
するカメラの映像を、無限遠に近い高さの視点位置から
見た映像に変換するために、その視点位置のずれによっ
て変形が生じる。そして、変換の基準を地面の高さに設
定しているため、撮影カメラから離れた位置に存在する
物体や、高さがある物体に対して変形が生じることにな
り、物体の高さを実際よりも強調して表示してしまうと
いう欠点がある。
【0004】また、自車両の直近の画像を大きく表示す
ることと、比較的遠方までの映像を表示することとの両
立が困難となる。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
高精度な鳥瞰映像を得ることのできる車載カメラ映像合
成表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、車両に搭載される複
数のカメラにて撮影される各映像を合成して、当該車両
を鳥瞰する映像を生成する車載カメラ映像合成表示装置
において、前記複数のカメラにて撮影された映像データ
を記憶し、且つ合成処理する画像合成手段と、前記画像
合成手段にて合成された映像データに基づき、所定位置
を視点とした表示座標の鳥瞰映像を生成する鳥瞰映像生
成手段と、前記鳥瞰映像生成手段にて生成された鳥瞰映
像を画面表示する表示手段と、を有し、前記鳥瞰映像生
成手段は、当該車両上方の所定の高さ位置を視点位置と
し、且つ、投射平面が地面と平行でなく所定の角度をな
すように、前記鳥瞰映像の表示座標を設定することを特
徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記鳥瞰映像生
成手段は、前記映像データ中の定められた部分におい
て、縦方向の長さと横方向の長さが概略一致するよう
に、前記表示座標を設定することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記表示座標を
前記映像データの横方向に対して均一に圧縮または拡大
する圧縮・拡大手段を備え、該圧縮・拡大手段により、
前記映像データ中の定められた部位において、縦方向の
長さと横方向の長さが概略一致するように、前記表示座
標を設定することを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、前記定められた
部分は、前記映像データ中の自車両位置を表示している
部分であり、前記鳥瞰映像生成手段は、前記映像データ
の縦方向の縮尺と横方向の縮尺が一致するように表示座
標を修正することを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、前記映像データ
中の所定領域内にて、前記表示座標を縦方向に修正する
修正手段を具備し、該修正手段は、前記所定領域内で縦
方向の長さと横方向の長さが一致するように表示座標を
修正すること特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、前記映像データ
中の所定領域内にて、前記表示座標を縦方向に修正する
修正手段を具備し、該修正手段は、前記所定領域内で縦
方向の長さと横方向の長さの比率が一致するように表示
座標を修正することを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、前記修正手段
は、映像データの縦方向に加え、横方向についても表示
座標を修正することにより、前記表示手段の画面内に補
助線を表示するグリッドが直線となるように設定するこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明では、視点位置を定めら
れた高さの車両の上方位置、或いはその近傍に設定し、
且つ、地面と投射平面とが平行でなく、定められた角度
を持つように設定するので、撮影カメラから遠くに存在
する物体や高さがある物体に対して生じる変形を目立た
なくすることができる。また、自車両の直近の画面を大
きく表示することと、比較的遠方まで映像を表示するこ
ととの両立が可能となる。
【0014】請求項2の発明では、映像データ中の定め
られた部分において、縦方向と横方向との長さが概略一
致するように表示座標が設定されるので、視認性が向上
する。 請求項3の発明では、圧縮・拡大手段により、
映像データ中の定められた部位において、縦方向の長さ
と横方向の長さが概略一致するように表示座標が設定さ
れるので、視認性が向上する。
【0015】請求項4の発明では、映像データの縦方向
の縮尺と横方向の縮尺とが一致するように表示座標が設
定されるので、違和感のない鳥瞰映像を得ることができ
る。
【0016】請求項5の発明では、修正手段により、表
示座標の縦方向に修正し、映像データ中の所望領域内
で、縦方向の長さと横方向の長さが一致するように表示
座標が修正されるので、映像の歪みによる違和感を軽減
することができる。
【0017】請求項6の発明では、修正手段により、表
示座標の縦方向に修正し、映像データ中の所望領域内
で、縦方向の長さと横方向の長さの比率が一致するよう
に表示座標が修正されるので、映像の歪みによる違和感
を軽減することができる。
【0018】請求項7の発明では、鳥瞰映像中に表示す
るグリッドを直線とすることができ、映像の歪みに起因
する違和感を軽減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に
係る車載カメラ映像合成表示装置の構成を示すブロック
図である。同図に示すように、該車載カメラ映像合成表
示装置1は、車両に搭載され、車外の映像撮影情報4を
取得する第1のカメラ2及び第2のカメラ3と、第1の
カメラ2,第2のカメラ3で撮影された映像を合成する
処理を行う画像合成部(画像合成手段)5と、を有して
いる。
【0020】更に、画像合成部5にて合成された映像の
座標を変換して、地面に対して一定の角度を有する鳥瞰
映像を生成する座標変換部(鳥瞰画像生成手段)6と、
該座標変換部6より出力される映像を画面表示する表示
装置(表示手段)7と、を有している。
【0021】そして、本実施形態では、任意の高さの車
両上方位置、或いはその近傍に視点を設定し、画像合成
部5にて合成された映像を、斜め上方から見た鳥瞰映像
に変換、表示することにより、第1のカメラ2,第2の
カメラ3から離れた位置に存在する物体に対して生じる
映像の変形を目立たなくする。更に、自車両の直近の画
面を大きく表示しながら、比較的遠方まで映像を表示す
る。
【0022】以下、本実施形態の作用について説明す
る。図2は、座標変換部6において、地図データ上の任
意の点のY座標を表示座標に変換する様子を示す説明
図、図3は、地図データ上の任意の点のX座標を表示座
標に変換する様子を示す説明図である。なお、以下の説
明では、2つのカメラ2,3にて撮影された映像から、
車両の真上から見た映像が得られたことを前提とし、そ
の後の処理手順について説明する。即ち、車両の真上か
ら見た映像は、上述した従来例(特開平11−1519
75号公報)に記載された手順により取得することがで
きるので、この取得方法の説明を割愛する。
【0023】図2に示すように、鳥瞰映像表示におい
て、上面座標上(車両を真上から見た映像の座標上)の
任意の点を、表示座標(所定の角度を有する映像)に変
換すると、Y軸方向に関しては、以下のように示され
る。
【0024】まず、図2より次の(1)式が得られる。
【0025】 y=−DS・tanθ−DS・tanω=−DS(tanθ+tanω) ・・・(1) また、地図座標上の任意の点は、(2)式で示される。
【0026】 Y=[h/sin(θ+ω)]・(cosω/sinθ)+c ・・・(2) そして、(2)式を整理すると、(3)式が得られる。
【0027】 Y=[h/(tanθ+tanω)]・(1/cosθ)+c ・・・(3) 従って、(4)式が成立する。
【0028】 Y=(−h・DS/cosθ)・(1/y)+c ・・・(4) ここで、b=h・DS/cosθとおけば、次の(5)
式が成立する。
【0029】Y=(−b/y)+c ・・・(5) また、X軸方向に関しては、以下のように示される。
【0030】まず、図3より次の(6)式が得られる。
【0031】 X/[(Y−c)・cosθ]=x/DS ・・・(6) これを整理すると、(7)式が得られる。
【0032】 X=(cosθ/DS)・x・(Y/y) ・・・(7) そして、(7)式を、上述した(5)式を用いて変形す
ると、(8)式が得られる。
【0033】 X=(cos/DS)・x・(−b/y) ・・・(8) X=−b・(cos/DS)・(x/y) ・・・(9) ここで、a=b・(cosθ/DS)とすると、次の(1
0)式が得られる。
【0034】X=−a・(x/y) ・・・(10) そして、上述した(5)式、及び(10)式に用いられ
る定数a、b、cに具体的な数値(視点や表示範囲等に
対応する値)を代入して、X、Yの実際の変換式を演算
する。このとき、視点位置を任意の高さの自車両上方、
或いはその近傍に設定すると、自車両近傍が拡大され
て、且つ比較的遠くまで表示された映像を得ることがで
きる。なお、カメラ映像から上面映像への変換も、同様
の変換式にて行うことができる。
【0035】その結果、図4に示す如くの、真上から見
た鳥瞰映像を、図5に示す如くの、所定の角度を持った
鳥瞰映像に変換することができる。なお、図4,図5に
おいて、符号51は自車両、52は他車両、53は駐車
場に敷設されている白線、54は表示映像中のグリッド
を示している。
【0036】このようにして、本実施形態に係る車載カ
メラ映像合成表示装置1では、車両の真上から見た鳥瞰
映像を画像処理して、ある一定の角度を持った鳥瞰画像
に変換しているので、各カメラ2,3から離れた位置に
存在する物体や高さがある物体に対して生じる変形を目
立たなくすることができる。また、自車両の直近の画面
を大きく表示することと、比較的遠方まで映像を表示す
ることの両立が可能となる。
【0037】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図6は、第2の実施形態に係る車載カメラ映像
合成表示装置の構成を示すブロック図である。図示のよ
うに、該車載カメラ映像合成表示装置11は、前述した
第1の実施形態と同様に、第1のカメラ2と、第2のカ
メラ3と、画像合成部5と、座標変換部6と、表示装置
7と、を具備している。
【0038】更に、撮影された映像中の注目点を設定す
る注目点設定部12と、座標変換部6より出力される鳥
瞰映像を圧縮或いは拡大する圧縮・拡大処理部(圧縮・
拡大手段)14と、注目点に応じて圧縮処理部14にお
ける圧縮率を設定する圧縮率設定部13と、を有してい
る。
【0039】次に、上述のように構成された本実施形態
の作用について説明する。第1の実施形態にて説明した
ように、鳥瞰映像表示においては、以下に示す(5)
式、及び(10)式が成立する。
【0040】Y=(−b/y)+c ・・・(5) X=−a・(x/y) ・・・(10) そして、(5)、(10)式を微分することにより、次
の(11)、(12)式を得ることができる。
【0041】dY/dy=b/y2 ・・・(11) dX/dx=−a/y ・・・(12) ここで、(11)式は、縦方向の長さに比例するdY/
dyの値がb/yとなることを意味し、(12)式
は、横方向の長さに比例するdX/dxの値が−a/y
となることを示している。
【0042】従って、図7に示す自車両近傍の一点55
を注目点(xs,ys)とした場合に、この注目点55で
縦方向の長さと横方向の長さを一致させるには、注目点
(xs,ys)において、dY/dy=dX/dxが成立
すれば良い。従って、(11)式、(12)式より、次
の(13)式、(14)式が得られる。
【0043】b/y=−a/y ・・・(13) b=−a・y ・・・(14) 即ち、図6に示した圧縮・拡大処理部14での表示座標
演算において、(14)式を満たすように、表示地図を
横方向に圧縮、或いは拡大することによって、注目点
(xs,ys)で縦方向の長さと横方向の長さの縮尺を一
致させることができることが理解される。
【0044】このようにして、第2の実施形態に係る車
載カメラ映像合成表示装置11では、前述した第1の実
施形態と同様に、車両の真上から見た鳥瞰映像を画像処
理して、ある一定の角度を持った鳥瞰画像に変換してい
るので、各カメラ2,3から離れた位置に存在する物体
や高さがある物体に対して生じる変形を目立たなくする
ことができる。また、自車両の直近の画面を大きく表示
することと、比較的遠方まで映像を表示することの両立
が可能となる。更に、注目点での縦方向と横方向の長さ
の縮尺を一致させることができ、視認性が向上する。
【0045】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図8は、第3の実施形態に係る車載カメラ映像
合成表示装置の構成を示すブロック図である。同図に示
すように、該車載カメラ映像合成表示装置21は、前述
した第1の実施形態と同様に、第1のカメラ2と、第2
のカメラ3と、画像合成部5と、座標変換部6と、表示
装置7と、を具備している。
【0046】更に、注目エリアを設定する注目エリア設
定部22と、座標変換部6より出力される鳥瞰映像を縦
方向に修正する縦方向修正部(修正手段)24と、該縦
方向修正部24における縦方向の修正式を設定する縦方
向修正式設定部23と、を有している。
【0047】ここで、上述した第1、第2の実施形態で
は、ある一点(注目点)においてのみ、縦方向の長さ、
及び横方向の長さが実際の長さに対応するように設定し
ている。これに対し、第3の実施形態では、鳥瞰図の表
示映像を、縦方向に修正することにより、あるエリア
(注目エリア)内で、縦方向及び横方向の長さを実際の
長さに対応するように設定する。
【0048】図9は、第3の実施形態に係る車載カメラ
映像合成表示装置21により得られる鳥瞰映像であり、
注目エリア内の縦方向の長さと、横方向の長さを一致さ
せたときの、例を示している。
【0049】次に、上述のように構成された本実施形態
の作用について説明する。ここで、地図座標(X,
Y)、表示座標(x,y)が、以下に示す(15)、
(16)式を満たすものと仮定する。
【0050】Y=f(y) ・・・(15) X=−a・(x/y) ・・・(16) ここで、(15)式を満足すれば、Yが一定のときyも
一定となるので、図9に示す映像の横グリッド(横方向
に記載している線)54が直線となり、(16)式を満
足すれば、Xが一定のときxとyが比例するので、縦方
向グリッドが直線になる。このとき(17)、(18)
式が成立する。
【0051】 dY/dy=f′(y) ・・・(17) dX/dx=−a/y ・・・(18) 即ち、(17)式は、縦方向の(1/縮尺)に比例する
dY/dyの値が、f′(y)となることを意味し、
(18)式は、横方向の(1/縮尺)に比例するdX/
dxの値が−a/yとなることを示す。
【0052】従って、縦方向の縮尺と横方向の縮尺とを
一致させるには、図9に示す注目エリア56内で、dY
/dy=dX/dxが成立すれば良いので、下記の(1
9)、(20)式を満たせば良いことになる。
【0053】f′(y)=−a/y ・・・(19) f(y) =−a・log|y| ・・・(20) 即ち、注目エリア56の表示座標演算において、下記
(21)、(22)式による変換を行えば、注目エリア
において縦方向の縮尺と横方向の縮尺とを一致させる地
図表示を行うことができる。
【0054】 Y=−a・log|y| 、 y=exp(−Y/a) ・・・(21) X=−a・(x/y) 、 x=(−1/a)・X・y ・・・(22) また、上記の関数以外にも、dY/dy=dX/dxを
満たすことによって、同様の表示映像を作成することが
できる。
【0055】このようにして、第3の実施形態に係る該
車載カメラ映像合成表示装置21では、縦方向だけでな
く、横方向にも修正を加えることによって、修正後の
縦、横のグリッド54が直線のままになるので、違和感
を低減することができる。
【0056】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。上記した第3の実施形態では、所定の注目エリ
ア内にて、縦方向と横方向の縮尺が一致するように設定
したが、縦方向の長さと横方向の長さの比率を一定とす
ることも可能である。この場合の表示例を図10に示
す。図示のように、この表示映像では、第3の実施形態
と同様に、横方向にも表示倍率を修正する処理を行うの
で、修正後においても、縦、横のグリッド54が直線の
ままとなり、違和感が小さい。
【0057】以下、縦方向と横方向の比率を一定にする
座標変換について説明する。第3の実施形態と同様に仮
定すると、注目エリア内の縦方向と横方向の縮尺の比率
を一定とするためには、比率をkとした場合、下記の
(23)〜(25)式を得ることができる。
【0058】 dY/dy=k・dX/dx ・・・(23) f′(y)=−a・k/y ・・・(24) f(y)=−a・k・log|y| ・・・(25) 従って、注目エリア56の座標変換において、下記の
(26)、(27)式を用いれば、注目エリア56にお
いて、縦方向と横方向の縮尺の比率が一定となる地図映
像を作成することができる。
【0059】 Y=−a・k・log|y| 、 y=exp(−Y/ak) ・・・(26) X=−a・(x/y) 、 x=(−1/a)・X・y ・・・(27) なお、上記の関す以外でも、dY/dy=k・dX/d
xを満たすことによっても、同様の地図映像を作成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る車載カメラ映像
合成表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】地図データ上の任意の点のY座標を表示座標に
変換する様子を示す説明図である。
【図3】地図データ上の任意の点のX座標を表示座標に
変換する様子を示す説明図である。
【図4】第1の実施形態に係る表示例を示す説明図であ
り、自車両を真上から見た鳥瞰図を示している。
【図5】図4に示した鳥瞰図を所定の角度を持った映像
に変換した様子を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る車載カメラ映像
合成表示装置の構成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施形態に係る表示例を示す説明図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る車載カメラ映像
合成表示装置の構成を示すブロック図である。
【図9】第3の実施形態に係る表示例を示す説明図であ
る。
【図10】第4の実施形態に係る表示例を示す説明図で
ある。
【図11】従来方法により得られる鳥瞰映像の例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1,11,21 車載カメラ映像合成表示装置 2 第1のカメラ 3 第2のカメラ 4 映像撮影情報 5 画像合成部 6 座標変換部 7 表示装置 12 注目点設定部 13 圧縮率設定部 14 圧縮処理部 51 自車両 52 他車両 53 白線 54 グリッド 55 注目点 56 注目エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 628 B60R 21/00 628D G03B 15/00 G03B 15/00 S G06T 1/00 330 G06T 1/00 330B 3/00 300 3/00 300 (72)発明者 井上 裕史 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA16 BA13 CA12 CA16 CB12 CB16 CD01 CD05 CE08 5C054 FD02 FD03 FD07 GB01 GD03 HA30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載される複数のカメラにて撮影
    される各映像を合成して、当該車両を鳥瞰する映像を生
    成する車載カメラ映像合成表示装置において、 前記複数のカメラにて撮影された映像データを記憶し、
    且つ合成処理する画像合成手段と、 前記画像合成手段にて合成された映像データに基づき、
    所定位置を視点とした表示座標の鳥瞰映像を生成する鳥
    瞰映像生成手段と、 前記鳥瞰映像生成手段にて生成された鳥瞰映像を画面表
    示する表示手段と、を有し、 前記鳥瞰映像生成手段は、当該車両上方の所定の高さ位
    置を視点位置とし、且つ、投射平面が地面と平行でなく
    所定の角度をなすように、前記鳥瞰映像の表示座標を設
    定することを特徴とする車載カメラ映像合成表示装置。
  2. 【請求項2】 前記鳥瞰映像生成手段は、前記映像デー
    タ中の定められた部分において、縦方向の長さと横方向
    の長さが概略一致するように、前記表示座標を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載カメラ映像合成
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示座標を前記映像データの横方向
    に対して均一に圧縮または拡大する圧縮・拡大手段を備
    え、該圧縮・拡大手段により、前記映像データ中の定め
    られた部位において、縦方向の長さと横方向の長さが概
    略一致するように、前記表示座標を設定することを特徴
    とする請求項2に記載の車載カメラ映像合成表示装置。
  4. 【請求項4】 前記定められた部分は、前記映像データ
    中の自車両位置を表示している部分であり、前記鳥瞰映
    像生成手段は、前記映像データの縦方向の縮尺と横方向
    の縮尺が一致するように表示座標を修正することを特徴
    とする請求項2に記載の車載カメラ映像合成表示装置。
  5. 【請求項5】 前記映像データ中の所定領域内にて、前
    記表示座標を縦方向に修正する修正手段を具備し、該修
    正手段は、前記所定領域内で縦方向の長さと横方向の長
    さが一致するように表示座標を修正すること特徴とする
    請求項2に記載の車載カメラ映像合成表示装置。
  6. 【請求項6】 前記映像データ中の所定領域内にて、前
    記表示座標を縦方向に修正する修正手段を具備し、該修
    正手段は、前記所定領域内で縦方向の長さと横方向の長
    さの比率が一致するように表示座標を修正することを特
    徴とする請求項2に記載の車載カメラ映像合成表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記修正手段は、映像データの縦方向に
    加え、横方向についても表示座標を修正することによ
    り、前記表示手段の画面内に補助線を表示するグリッド
    が直線となるように設定することを特徴とする請求項5
    または請求項6のいずれかに記載の車載カメラ映像合成
    表示装置。
JP2002061124A 2002-03-06 2002-03-06 車載カメラ映像合成表示装置 Pending JP2003264825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061124A JP2003264825A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 車載カメラ映像合成表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061124A JP2003264825A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 車載カメラ映像合成表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003264825A true JP2003264825A (ja) 2003-09-19

Family

ID=29195663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002061124A Pending JP2003264825A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 車載カメラ映像合成表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003264825A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102595029A (zh) * 2011-01-07 2012-07-18 同致电子科技(厦门)有限公司 一体式鸟瞰型倒车摄像头及其显示鸟瞰图像的方法
JP2020120327A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 アイシン精機株式会社 周辺表示制御装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0399952A (ja) * 1989-09-12 1991-04-25 Nissan Motor Co Ltd 車両用周囲状況モニタ
WO2000064175A1 (fr) * 1999-04-16 2000-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de traitement d'images et systeme de surveillance
JP2001094857A (ja) * 1999-08-09 2001-04-06 Fuji Xerox Co Ltd バーチャル・カメラの制御方法、カメラアレイ、及びカメラアレイの整合方法
JP2002056381A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Fujitsu Ltd 道路状況画像処理装置
JP2002084456A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Clarion Co Ltd 画像変換装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0399952A (ja) * 1989-09-12 1991-04-25 Nissan Motor Co Ltd 車両用周囲状況モニタ
WO2000064175A1 (fr) * 1999-04-16 2000-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de traitement d'images et systeme de surveillance
JP2001094857A (ja) * 1999-08-09 2001-04-06 Fuji Xerox Co Ltd バーチャル・カメラの制御方法、カメラアレイ、及びカメラアレイの整合方法
JP2002056381A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Fujitsu Ltd 道路状況画像処理装置
JP2002084456A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Clarion Co Ltd 画像変換装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102595029A (zh) * 2011-01-07 2012-07-18 同致电子科技(厦门)有限公司 一体式鸟瞰型倒车摄像头及其显示鸟瞰图像的方法
JP2020120327A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 アイシン精機株式会社 周辺表示制御装置
JP7222254B2 (ja) 2019-01-25 2023-02-15 株式会社アイシン 周辺表示制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3871614B2 (ja) 運転支援装置
US20120069153A1 (en) Device for monitoring area around vehicle
JP3286306B2 (ja) 画像生成装置、画像生成方法
US8514282B2 (en) Vehicle periphery display device and method for vehicle periphery image
JP5194679B2 (ja) 車両用周辺監視装置および映像表示方法
JP4874280B2 (ja) 画像処理装置及び方法、運転支援システム、車両
US20190012766A1 (en) Image processing device, image processing method, and storage medium
JP4642723B2 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
JP4193886B2 (ja) 画像表示装置
EP2254334A1 (en) Image processing device and method, driving support system, and vehicle
WO2011121741A1 (ja) 画像生成装置、画像生成プログラム、合成テーブル生成装置および合成テーブル生成プログラム
JP2007288282A (ja) 車両周辺監視装置
JP2009124627A (ja) 撮像装置
JP2007158427A (ja) 車両周辺画像表示装置
JP6276719B2 (ja) 画像生成装置、座標変換テーブル作成装置および作成方法
EP3326145B1 (en) Panel transform
JP6255928B2 (ja) 俯瞰画像生成装置
JP4626400B2 (ja) 俯瞰画像表示装置及び俯瞰画像表示方法
JP2008181330A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
EP3326146B1 (en) Rear cross traffic - quick looks
JP2016149613A (ja) カメラパラメータ調整装置
JP2003346189A (ja) 車両用映像表示装置
JP2002369187A (ja) パノラマ画像表示方法及びパノラマ画像表示装置
JP2003264825A (ja) 車載カメラ映像合成表示装置
JP6391356B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060919