JP2003264791A - コンテンツデータ作成装置、コンテンツデータ再生装置、およびコンテンツデータ再生システム - Google Patents

コンテンツデータ作成装置、コンテンツデータ再生装置、およびコンテンツデータ再生システム

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JP2003264791A
JP2003264791A JP2002061245A JP2002061245A JP2003264791A JP 2003264791 A JP2003264791 A JP 2003264791A JP 2002061245 A JP2002061245 A JP 2002061245A JP 2002061245 A JP2002061245 A JP 2002061245A JP 2003264791 A JP2003264791 A JP 2003264791A
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Japan
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Application number
JP2002061245A
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Takahide Taniguchi
隆英 谷口
Hiroyuki Akagi
宏之 赤木
Mitsuaki Nakamura
三津明 中村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツの提供者および利用者の利便性を
向上させるコンテンツデータ再生システムを提供する。 【解決手段】 作成装置3で作成され、記憶媒体21に
記憶されるコンテンツデータには、MP3形式の音声デ
ータと、G726形式の音声データと、MJPG形式の
映像データとを含む。このようなコンテンツデータは、
異なる機種の再生装置である再生装置1および2におい
て再生が可能である。すなわち、各々の再生装置におい
て、搭載しているデコーダやその状態に応じて、コンテ
ンツデータに含まれるデータから最適なデータを選択し
て再生する。例えば再生装置1では、コンテンツデータ
よりG726形式の音声データを選択してG726デコ
ーダ23で再生する。また、再生装置2では、コンテン
ツデータよりMP3形式の音声データを選択してMP3
デコーダ25で再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンテンツデータ
作成装置、コンテンツデータ再生装置、およびコンテン
ツデータ再生システムに関し、特に、利便性の高いコン
テンツデータ作成装置、コンテンツデータ再生装置、お
よびコンテンツデータ再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、同じ情報ソースに関して、複
数の形式の情報を一括して配信する手法がある。
【0003】例えば、FlashPix規格は、同じシ
ーンについて解像度の違う複数の画像を作成し、同じフ
ァイルに同梱し、処理の種類に応じて適した解像度の画
像を選択できる手法を採用した規格である。具体的に
は、特開平11−39466号公報において、解像度の
異なる複数の画像を同梱し、表示速度の優先される一覧
再生時には低解像度の画像を再生し、画質が優先される
印刷時には高解像度の画像を再生するというように、同
梱された複数の画像から目的に応じて選択して再生する
方法について開示している。この手法により、表示速度
の改善と高画質印刷とを同時に実現している。
【0004】また例えば、MPEG2ビデオ規格(IS
O/IEC13818−2)では、同じ映像ソースにつ
いて、基本レイヤと高位レイヤとの2種類の情報に分割
して放送することができる。基本レイヤには低解像度映
像情報が含まれており、高位レイヤには高解像度映像情
報と低解像度映像情報との差分の情報が含まれている。
このため、カラーテレビジョン放送の標準形式であるN
TSCしか再生できない受像機においては、基本レイヤ
に含まれている情報のみを使用して再生することができ
る。一方で、高品位テレビジョン放送方式であるHDT
Vを再生することができる受像機においては、基本レイ
ヤと高位レイヤとの両方を用いて復号することにより、
高解像度映像情報を得ることができ、より鮮明な映像を
表示することができる。この手法により、低解像度しか
再生できない受像機と、高解像度も再生できる受像機と
が混在する場合において、単一チャネルだけであるにも
関わらず、両受像機で再生できる放送を配信することが
でき、放送を行なう側の負担が軽減されている。
【0005】近年、携帯電話、PDA(Personal Digit
al Assistants)といった携帯機器の能力が向上し、動
画や音声を携帯機器において再生できるようになってき
た。これら携帯機器では、カード式の記録媒体を着脱で
きるコネクタを装備しており、これらの記録媒体からコ
ンテンツを読出して、再生装置で再生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
FlashPix規格やMPEG2ビデオ規格等を用い
た従来のコンテンツ再生方法では、解像度に応じた複数
のデータを同梱して送信し、再生装置で再生するデータ
を選択することができるものの、あくまでFlashP
ix規格やMPEG2ビデオ規格等に従った形式のデー
タの中から事前に想定された形式のデータを選択できる
に過ぎない。そのため、従来のコンテンツ再生方法で
は、個々の再生装置用に様々な形式のデータが作成さ
れ、それらが様々に組合わされたコンテンツデータが配
信された場合には対応しきれないという問題があった。
すなわち、これらの規格に従った再生装置では、再生装
置を開発した時点で既知となっているデータの形式にし
か対応することができず、新たに独自の形式や想定外の
形式のデータをコンテンツデータに混在させたときに、
従来の再生装置では対応できないという問題があった。
【0007】このような問題について、以下にさらに詳
しく説明する。動画や音声のデータ方式には、解像度や
圧縮方式などに応じて様々な方式がある。そのため、再
生装置には、データ方式に応じたデータのデコーダが必
要である。
【0008】再生装置は、データを読出して、内蔵され
たデコーダに渡すことによってデータを再生する。した
がって、動画や音声のデータが再生装置で再生可能であ
るためには、動画や音声は、再生装置に搭載されたデコ
ーダが処理できるデータの形式で、あらかじめ記録され
ておかなければならない。
【0009】携帯機器用の再生装置で再生するデータと
しては、すでに公知となっている規格に準拠したデータ
である場合もあるし、独自の形式のデータを用いる場合
もある。すなわち、再生装置で再生するデータの形式に
ついての一般的な取決めはなく、携帯機器の処理能力
(圧縮されたデータを展開するときに必要となる演算能
力)や再生能力(表示装置の解像度や、音声出力装置の
音質など)、利用者の利用形態などに応じて、データ形
式を決定するのが通例である。それゆえ、再生装置に実
装されるデコーダもさまざまな組合わせがありうる。し
たがって、再生装置によって、再生できるデータの形式
が統一されず、ある再生装置で再生できるデータでも、
他の再生装置では再生できないという問題がおきてしま
う。この問題は、利用者にとって利便性を大きく損なう
ものである。また、これらのデータを含むコンテンツの
提供者にとっても、再生装置に応じて個別のデータを管
理せねばならず、利便性を大きく損なうものである。
【0010】例えば、音声のデータ形式の1つにG72
6がある。G726形式は、比較的処理負荷が小さいた
め、処理能力の乏しい機器に用いられるが、音質は良く
ない。また、他の音声のデータ形式であるMPEG A
UDIO Layer−III規格では(以下、この規格
に準拠するデータの形式をMP3形式と言う)、CD
(Compact Disk)音質と同程度の高音質を実現すること
ができる。しかし、デコーダの処理負荷が大きく、特に
旧式の携帯機器には搭載されていないことが多い。
【0011】このような再生装置において、音声と映像
とを含む従来のコンテンツデータが再生される場合につ
いて考える。
【0012】図20は、従来のコンテンツデータ再生シ
ステムの構成と、コンテンツデータのデータ構成とを示
す図である。図20において、コンテンツデータ作成装
置3において作成され記録媒体19に記録されるコンテ
ンツデータは、上述のG726形式の音声データと、モ
ーションJPEG(以下、MJPGと略す)形式の映像
データとを含むコンテンツデータであり、記録媒体20
に記録されるコンテンツデータは、上述のMP3形式の
音声データと、MJPG形式の映像データとを含むコン
テンツデータである。また、再生装置1には、G726
デコーダとMJPGデコーダとが内蔵されており、再生
装置2には、MP3デコーダとMJPGデコーダとが内
蔵されている。一般的に、このような再生装置1は旧来
機種であり、再生装置2は新型機種である場合が多い。
【0013】上述の再生装置1および2においては、各
々の再生装置用に作成されたコンテンツデータのみの再
生が可能である。すなわち、再生装置1においては、記
録媒体19に記録されたコンテンツデータのみが再生可
能であり、再生装置2においては、記録媒体20に記録
されたコンテンツデータのみが再生可能である。
【0014】このような、コンテンツデータは、図21
に示される過程を経て作成される。図21は、コンテン
ツデータ作成装置3において記録媒体19に記録される
従来のコンテンツデータを作成する過程を示す図であ
る。図21においては、コンテンツデータ作成装置3に
おいて、オリジナルコンテンツ60に含まれる音声61
aをG726エンコーダ62aで、G726形式に従っ
た音声データ63aに変換(コンバート)し、映像61
bをMJPGエンコーダ62cで、MJPG形式に従っ
た映像データ63cに変換する過程が示される。そし
て、このようにして作成されたコンテンツデータ65
は、記録媒体19に記録され、再生装置1において再生
が可能である。また、記録媒体20に記録されるコンテ
ンツデータについても同様である。
【0015】なお、このような従来のコンテンツデータ
の構成を図22に示す。図22は、記録媒体19に記録
される、従来のコンテンツデータ65の構成を示す図で
ある。図22において、記録媒体19に記録されるコン
テンツデータ65は、再生装置1において音声データお
よび映像データを互いに同期させながら再生されること
で、動画を表現するコンテンツのデータ構造を示してい
る。また、記録媒体20に記録されるコンテンツデータ
も、同様に再生装置2において音声データおよび映像デ
ータを互いに同期させながら再生されることで、動画を
表現するコンテンツのデータ構造である。このデータ構
造においては、音声データと映像データとの開始位置お
よびサイズを記録する場所がヘッダ内で固定されてしま
っており、別の種類のデータに入替えたり、別の種類の
データを追加したりすることができない。
【0016】しかし、このような場合において、記録媒
体20に記録される、MP3形式の音声データを含むコ
ンテンツデータを再生装置2用に提供していた時、同じ
コンテンツデータを再生装置1にも音質を落とすことで
再生可能にして提供したい場合がある。しかしこの場
合、再生装置2においては記録媒体20に記録されるコ
ンテンツデータに対応しきれないために、コンテンツの
提供者は、再生装置1用のコンテンツデータと再生装置
2用のコンテンツデータとを別個に作成して管理し、配
信しなければならないという問題があった。
【0017】また、MPEG2ビデオ規格には、受像機
の再生能力を考慮して、解像度の異なるストリームを同
時に放送する仕組みが用意されているが、MPEG2ビ
デオとMPEGオーディオとを多重する規格であるMP
EG2システムでは、番組を指定すると番組に対応する
ビデオストリームとオーディオストリームとが番組マッ
プによって事前に固定的に設定されており、音声とビデ
オとを独立に指定することが考慮されていない。このた
め、負荷を小さくしなければならないような場合に、た
とえば、映像品質は変えることなく、音声だけを高負荷
高音質のMPEGオーディオからより低負荷低音質のG
726等に切替えて再生するなどの再生方法を取ること
ができないという問題があった。
【0018】本発明は、これらの問題に鑑みてなされた
ものであり、コンテンツの提供者および利用者の利便性
を向上させるコンテンツデータ作成装置、コンテンツデ
ータ再生装置、およびコンテンツデータ再生システムを
提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のある局面に従うと、コンテンツデータ作成
装置は、異なる形式の複数のデータを含み、さらに、複
数のデータの各々の形式を表わす識別子と複数のデータ
の各々の記録場所とを示すテーブルを所定の領域に含む
コンテンツデータを作成する作成手段と、作成されたコ
ンテンツデータを記録媒体に記録する記録手段とを備え
る。
【0020】本発明の他の局面に従うと、コンテンツデ
ータ作成装置は、異なる形式の複数のデータを含み、さ
らに、複数のデータの各々の形式を表わす識別子と複数
のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所定の領
域に含むコンテンツデータを作成する作成手段と、作成
されたコンテンツデータを記録媒体に記録する記録手段
とを備えるコンテンツデータ作成装置であって、複数の
データは、1つのオリジナルコンテンツに基づいて、複
数の異なる形式に変換されたデータである。
【0021】本発明の他の局面に従うと、コンテンツデ
ータ作成装置は、異なる形式の複数のデータを含み、さ
らに、複数のデータの各々の形式を表わす識別子と複数
のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所定の領
域に含むコンテンツデータを作成する作成手段と、作成
されたコンテンツデータを記録媒体に記録する記録手段
とを備えるコンテンツデータ作成装置であって、複数の
データは、音楽データと、画像データとの少なくとも一
方である。
【0022】本発明の他の局面に従うと、コンテンツデ
ータ作成装置は、異なる形式の複数のデータを含み、さ
らに、複数のデータの各々の形式を表わす識別子と複数
のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所定の領
域に含むコンテンツデータを作成する作成手段と、作成
されたコンテンツデータを記録媒体に記録する記録手段
とを備えるコンテンツデータ作成装置であって、複数の
データは、少なくとも一部が暗号化処理されたデータで
ある。
【0023】本発明の他の局面に従うと、コンテンツデ
ータ作成装置は、異なる形式の複数のデータを含み、さ
らに、複数のデータの各々の形式を表わす識別子と複数
のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所定の領
域に含むコンテンツデータを作成する作成手段と、作成
されたコンテンツデータを記録媒体に記録する記録手段
とを備えるコンテンツデータ作成装置であって、複数の
データのうち、少なくとも1つのデータが、上述の記録
媒体とは異なる記録媒体に記録されたデータへのリンク
情報のデータである。
【0024】本発明の他の局面に従うと、コンテンツデ
ータ再生装置は、異なる形式の複数のデータを含み、さ
らに、複数のデータの各々の形式を表わす識別子と複数
のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所定の領
域に含むコンテンツデータを再生する再生装置であっ
て、コンテンツデータに含まれるテーブルから、コンテ
ンツデータに含まれるデータの全ての形式を読出すデー
タ形式読出手段と、テーブルから読出されたデータの全
ての形式より、再生手段に対応するデータの形式を選択
する選択手段と、選択されたデータの形式に対応するデ
ータをコンテンツデータから読出し、再生手段に伝達す
るデータ読出手段とを備える。
【0025】また、上述の再生手段で再生するコンテン
ツデータに含まれる複数のデータは、1つのオリジナル
コンテンツに基づいて、複数の異なる形式に変換された
データであることが望ましい。
【0026】また、上述の再生手段で再生するコンテン
ツデータに含まれる複数のデータは、音楽データと、画
像データとの少なくとも一方であることが望ましい。
【0027】また、上述の再生手段で再生するコンテン
ツデータに含まれる複数のデータは、少なくとも一部が
暗号化処理されたデータであることが望ましい。
【0028】また、上述の再生手段で再生するコンテン
ツデータに含まれる複数のデータのうち、少なくとも1
つのデータが、上述の記録媒体とは異なる記録媒体に記
録されたデータへのリンク情報のデータであることが望
ましい。
【0029】また、上述の選択手段は、当該コンテンツ
データ再生装置の状態に応じたデータの形式を選択する
ことが望ましい。
【0030】また、上述の再生手段は、異なる形式のデ
ータを再生する複数の再生手段からなることが望まし
い。
【0031】本発明の他の局面に従うと、コンテンツデ
ータ再生システムは、コンテンツデータを作成するコン
テンツデータ作成装置と、コンテンツデータを再生する
コンテンツデータ再生装置とからなるコンテンツデータ
再生システムであって、異なる形式の複数のデータを含
み、さらに、複数のデータの各々の形式を表わす識別子
と複数のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所
定の領域に含むコンテンツデータを作成する作成手段
と、作成されたコンテンツデータを記録媒体に記録する
記録手段とを備えるコンテンツデータ作成装置と、上述
のコンテンツデータ作成装置において作成され記録媒体
に記録されたコンテンツデータに含まれる、特定の形式
のデータを再生する再生手段と、コンテンツデータに含
まれるテーブルから、コンテンツデータに含まれるデー
タの全ての形式を読出すデータ形式読出手段と、テーブ
ルから読出されたデータの全ての形式より、再生手段に
対応するデータの形式を選択する選択手段と、選択され
たデータの形式に対応するデータをコンテンツデータか
ら読出し、再生手段に伝達するデータ読出手段とを備え
るコンテンツデータ再生装置とからなる。
【0032】また、コンテンツデータ作成装置の作成手
段で作成するコンテンツデータに含まれる複数のデータ
は、1つのオリジナルコンテンツに基づいて、複数の異
なる形式に変換されたデータであることが望ましい。
【0033】また、コンテンツデータ作成装置の作成手
段で作成するコンテンツデータに含まれる複数のデータ
は、音楽データと、画像データとの少なくとも一方であ
ることが望ましい。
【0034】また、コンテンツデータ作成装置の作成手
段で作成するコンテンツデータに含まれる複数のデータ
は、少なくとも一部が暗号化処理されたデータであるこ
とが望ましい。
【0035】また、コンテンツデータ作成装置の作成手
段で作成するコンテンツデータに含まれる複数のデータ
のうち、少なくとも1つのデータが、上述の記録媒体と
は異なる記録媒体に記録されたデータへのリンク情報の
データであることが望ましい。
【0036】また、コンテンツデータ再生装置の選択手
段は、当該コンテンツデータ再生装置の状態に応じたデ
ータの形式を選択することが望ましい。
【0037】また、コンテンツデータ再生装置の再生手
段は、異なる形式のデータを再生する複数の再生手段か
らなることが望ましい。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ、本発
明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同
一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。
それらの名称および機能も同じである。したがってそれ
らについての詳細な説明は繰返さない。
【0039】図1は、本実施の形態におけるコンテンツ
データ再生システムの構成と、コンテンツデータのデー
タ構成とを示す図である。
【0040】図1を参照して、本実施の形態におけるコ
ンテンツデータ再生システムは、コンテンツデータの作
成を行なうコンテンツデータ作成装置3と、コンテンツ
データを記録する記録媒体21と、コンテンツの再生を
行なうための異なる機種のコンテンツデータ再生装置で
あるコンテンツデータ再生装置1および2とを含む。
【0041】コンテンツデータ作成装置3は、各種エン
コーダを含む一般的なパーソナルコンピュータ等から構
成される装置であって、ここでの詳細な構成の説明は省
略する。コンテンツデータ作成装置3は、オリジナルコ
ンテンツからコンテンツデータを作成し、記録媒体21
に記録する。
【0042】記録媒体21に記録されるコンテンツデー
タのデータ構成は、MPEG AUDIO Layer
−III(一般的にMP3と略されるため、以下、MP3
という)規格によるデータ形式である音声データ部分
と、音声のデータ形式の1つであるG726形式である
音声データ部分と、映像のデータ形式の1つであるモー
ションJPEG(以下、MJPGと略す)形式である映
像データ部分とからなる。
【0043】コンテンツデータ再生装置1は、G726
形式の音声データを再生するG726デコーダと、MJ
PG形式の映像データを再生するMJPGデコーダとを
内蔵する。また、コンテンツデータ再生装置2は、MP
3形式の音声データを再生するMP3デコーダと、MJ
PGデコーダとを内蔵する。
【0044】次に、上述のコンテンツデータが、コンテ
ンツデータ作成装置3で作成される処理について説明を
行なう。
【0045】図2は、コンテンツデータ作成装置3にお
いてコンテンツデータを作成する過程を示す図である。
【0046】図2を参照して、オリジナルコンテンツ6
0には音声61aと映像61bとが含まれる。コンテン
ツデータ作成装置3は、まず、音声61aを、G726
エンコーダ62aで、G726形式に従った音声データ
63aに変換する。次に、音声61aをMP3エンコー
ダ62bで、MP3形式に従ったデータ63bに変換す
る。そして、映像61bを、MJPGエンコーダ62c
で、MJPG形式に従った映像データ63cに変換す
る。最後に、G726音声データ63aの開始位置およ
びサイズと、MP3音声データ63bの開始位置および
サイズと、MJPG映像データ63cの開始位置および
サイズとを記録したヘッダ(HDR)を配置した後、G
726音声データ63aと、MP3音声データ63b
と、MJPG映像データ63cとが配置されたコンテン
ツデータ64を生成し、記録媒体21に記録する。
【0047】また、上述の処理について、フローチャー
トを示して説明を行なう。図3は、コンテンツデータ作
成装置3におけるコンテンツデータ64の作成処理につ
いて示すフローチャートである。図3のフローチャート
に示される処理は、図示されないコンテンツデータ作成
装置3の制御部が、記憶領域に記憶されているプログラ
ムを読出して実行することによって実現される。
【0048】図3を参照して、まずオリジナルコンテン
ツ60より音声データ61aを読出し(S151)、M
P3エンコーダ62bにおいてMP3データ63bにエ
ンコードする(S152)。さらに、同じ音声データ6
1aをG726エンコーダ62aにおいてG726デー
タ63aにエンコードする(S153)。
【0049】次に、オリジナルコンテンツ60より映像
データ61bを読出し(S154)、MJPGエンコー
ダ62cにおいてMJPGデータ63cにエンコードす
る(S155)。
【0050】最後に、エンコードされたMP3データ6
3b、G726データ63aおよびMJPGデータ63
cを用いて、コンテンツデータ64を生成する(S15
6)。
【0051】以上で、コンテンツデータ作成装置3にお
けるコンテンツデータ64の作成処理が終了する。な
お、上述の作成処理におけるエンコードの順番は、上述
の順番に限定されるものではない。
【0052】さらに、上述のコンテンツデータ64につ
いて詳細な説明を行なう。図4は、コンテンツデータ6
4の構成を示す図である。
【0053】図4を参照して、コンテンツデータ64の
ヘッダには、コンテンツデータ64に同梱されたデータ
の形式を表す識別子と、各データの開始位置と、各デー
タのサイズとがテーブル状に記録される。具体的には、
テーブルの最初の項目には、G726データ63aが同
梱されていることを示す識別子と、G726データ63
aの開始位置と、G726データ63aのサイズとが記
録される。テーブルの2つ目の項目には、MP3データ
63bが同梱されていることを示す識別子と、MP3デ
ータ63bの開始位置と、MP3データ63bのサイズ
とが記録される。テーブルの3つ目の項目には、MJP
Gデータ63cが同梱されていることを示す識別子と、
MJPGデータ63cの開始位置と、MJPGデータ6
3cのサイズとが記録される。テーブルの4つ目の項目
には、ヘッダがここで終了することを示す識別子があ
り、データ開始位置とサイズに相当する領域には何も記
録されない。ヘッダが配置された後方に、ヘッダに記録
されたG726データ63aの開始位置からG726デ
ータ63aが記録される。また、ヘッダに記録されたM
P3データ63bの開始位置からMP3データ63b、
ヘッダに記録されたMJPGデータ63cの開始位置か
らMJPGデータ63cが記録される。
【0054】このように、生成装置3において図2およ
び図3に示される処理が実行され、図4に構成が示され
るコンテンツデータ64が作成されることで、種類の異
なる複数の形式のデータを1つのコンテンツデータ64
に集約することができ、コンテンツデータの取扱いが容
易になる。すなわち、生成装置3において上述の処理が
実行されることで、種類の異なるコンテンツデータ再生
装置であるコンテンツデータ再生装置1とコンテンツデ
ータ再生装置2との両方において再生可能なコンテンツ
データ64が生成される。そのため、コンテンツ提供者
のコストを削減することができる。また、コンテンツ利
用者も、コンテンツデータ再生装置ごとに異なるコンテ
ンツデータの提供を受ける必要がないため、管理が容易
となり、利便性を高めることができる。
【0055】上述のコンテンツデータ64は、本実施の
形態のコンテンツデータ再生システムのコンテンツデー
タ作成装置3において作成されて記録媒体21に記録さ
れ、コンテンツデータ再生装置1および2において記録
媒体21から読出され再生される。以下に、コンテンツ
データ再生装置1および2においてコンテンツデータが
再生される動作について、各々説明を行なう。
【0056】まず、コンテンツデータ再生装置1におい
てコンテンツデータ64が再生される動作について説明
を行なう。図5は、コンテンツデータ再生装置1の構成
の詳細を示す図である。図5に示されるコンテンツデー
タ再生装置1の構成を参照しながら、コンテンツデータ
64が再生される動作について説明する。
【0057】図5を参照して、コンテンツデータ再生装
置1は、図示されないオペレーティングシステム(以
後、OSと略す)が提供するファイルアクセス部81
と、コンテンツデータ64上でのデータの位置を計算す
る位置変換プログラム82と、G726デコーダ23
と、MJPGデコーダ24と、音声出力装置83と、映
像出力装置84とを含む。
【0058】ファイルアクセス部81は、ハードウェア
を制御して、メモリカード等の記録媒体21に記録され
たファイルを読出す機能を備えたソフトウェアであり、
一般にOSが提供する。コンテンツデータ64を再生す
るアプリケーションは、データの位置とサイズとを指定
してこのソフトウェアを呼出すことにより、コンテンツ
データ再生装置1に接続されたメモリカード等の記録媒
体21に記録されたファイルを読出すことができる。
【0059】位置変換プログラム82は、データ開始位
置からの相対位置をコンテンツデータ64中の絶対位置
に変換するためのソフトウェアである。
【0060】G726デコーダ23およびMJPGデコ
ーダ24は、それぞれG726データを音声データに、
MJPGデータを映像データに変換するソフトウェアで
ある。音声出力装置83は音声データに基づいて物理的
な音を発するハードウェアであり、また、映像出力装置
84は映像データに基づいて映像をCRT(CathodeRay
Tube;陰極線管)等に表示するハードウェアである。
これらのソフトウェアおよびハードウェアは、コンテン
ツ利用者の操作に応じて、OSが始動および制御する。
【0061】次に、上述のコンテンツデータ再生装置1
におけるデータの流れについて説明を行なう。
【0062】図5を参照して、コンテンツデータ再生装
置1が、G726データおよびMJPGデータをコンテ
ンツデータ64中から読出す際の各々のデータの流れ
は、図5において矢印に示される。
【0063】コンテンツデータ64にはG726データ
と、MP3データと、MJPGデータとが含まれてい
る。一方、コンテンツデータ再生装置1には、G726
デコーダ23とMJPGデコーダ24とのデコーダのみ
が搭載されている。そのため、コンテンツデータ再生装
置1で再生できるデータはG726データとMJPGデ
ータとのみである。
【0064】そこで、G726デコーダ23は、音声デ
ータを生成するため、コンテンツデータ64よりG72
6データを取得する。
【0065】以下に、G726デコーダ23がコンテン
ツデータ64よりG726データを取得する方法につい
て、具体例を挙げて説明を行なう。例えば、G726デ
ータの先頭からNgバイト目の位置から、Mgバイトを
読出す場合を具体的に説明する。
【0066】ファイルアクセス部81に指定する読出し
位置は、コンテンツデータ64の先頭からの絶対位置で
なければならない。そのため、G726データを最初に
読出す直前に、コンテンツデータ64のヘッダからG7
26データの開始位置を読出し、図示されていない情報
領域に記録する。例えば、このとき読出されたG726
の開始位置が、Sgであるとする。
【0067】まず、位置変換プログラム82は、前述し
た情報領域からG726データの開始位置(Sg)を読
出し、G726データを読出す位置の絶対位置であるN
g+Sgを計算する。次に、Ng+Sgバイト目からM
gバイトのG726データを読出すように、ファイルア
クセス部81に要求を出す。そして、ファイルアクセス
部81がNg+Sgバイト目から読出したMgバイトの
G726データを受取り、G726デコーダ23に伝達
する。
【0068】なお、G726デコーダ23がファイルア
クセス部81に読出し要求を出す際に、読出したG72
6データを格納するデータバッファを予め指定しておく
ことで、ファイルアクセス部81が直接そのデータバッ
ファにG726データを読出すことができる。これによ
り、中間バッファを介することなく、G726データの
受渡しができ、余分なメモリが不要となる。
【0069】その後、G726デコーダ23は読出した
データをデコードし、生成した音声データを音声出力装
置83に伝える。
【0070】また、MJPGデコーダ24がコンテンツ
データ64よりMJPGデータを取得する方法について
も、上述の、G726デコーダ23がコンテンツデータ
64よりG726データを取得する方法と同様である。
【0071】以下に、MJPGデコーダ24がコンテン
ツデータ64よりMJPGデータを取得する方法につい
て具体例を挙げて説明を行なう。例えば、MJPGデー
タの先頭からNmバイト目の位置から、Mmバイトを読
出す場合を具体的に説明する。
【0072】まず、MJPGデータを最初に読出す直前
に、コンテンツデータ64のヘッダからMJPGデータ
の開始位置を読出し、情報領域に記録する。例えば、こ
のとき読出されたG726の開始位置が、Smであると
する。
【0073】このとき、位置変換プログラム82は、前
述した情報領域からMJPGデータの開始位置(Sm)
を読出し、MJPGデータを読出す位置の絶対位置であ
るNm+Smを計算する。次に、Nm+Smバイト目か
らMmバイトのMJPGデータを読出すように、ファイ
ルアクセス部81に要求を出す。そして、ファイルアク
セス部81がNm+Smバイト目から読出したMmバイ
トのMJPGデータを受取り、MJPGデコーダ24に
伝達する。
【0074】なお、上述のG726デコーダ23がファ
イルアクセス部81に読出し要求を出す際と同様に、読
出したMJPGデータを格納するデータバッファを予め
指定しておくことで、中間バッファを介することなくM
JPGデータの受渡しを行なうことができる。
【0075】その後、MJPGデコーダ24は読出した
データをデコードし、生成した映像データを映像出力装
置84に伝える。
【0076】さらに、上述の位置変換プログラム82に
おける処理について説明を行なう。図6は、位置変換プ
ログラム82における処理の流れについて示す図であ
る。
【0077】図6を参照して、コンテンツデータ64の
ヘッダ100から読出されたG726データの開始位置
Sgは、情報領域101aに記録される。ファイルアク
セス部81に指定する読出し位置は、コンテンツデータ
64の先頭からの絶対位置であるため、上述のデータ開
始位置Sgを加算して、読出すG726データの絶対位
置は、Sg+NgからSg+Ng+Mg−1までと算出
される。
【0078】ここで、算出された絶対位置が実際のG7
26データの記録位置を越える可能性がある場合、G7
26データの領域を越えて読出すことを防止するため
に、G726データの読出し位置を修正する必要があ
る。この修正は、領域範囲補正部102において実行さ
れる。
【0079】領域範囲補正部102が上述の修正処理を
実行するためには、G726データの領域のサイズが必
要となる。そのため、情報領域101aに、G726デ
ータの領域のサイズLgを記録する領域を設ける。そし
て、G726データの先頭位置Sgを読出すときに、同
時に、コンテンツヘッダ100よりG726データの領
域のサイズLgを読出して記録する。
【0080】領域範囲補正部102において、G726
データの読出しの際に、読出し終端位置Sg+Ng+M
g−1がSg+Lg−1よりも大きい場合、すなわち、
読出すG726データの終端がG726データの領域の
終端を超過する場合には、Sg+NgからSg+Lg−
1までのG726データのみを読出すように、G726
データの読出し範囲を補正する。この場合、G726デ
コーダ23が要求(入力)したデータ量103aよりも
少ないサイズのG726データしか読出されない。
【0081】このようにして読出されたG726データ
104aは、音声出力装置83に伝達され、出力され
る。
【0082】さらに、コンテンツデータ64からG72
6データを読出す際に、G726データ領域の終端に達
したことを即座に検出することで、不要な補正計算を省
くことができる。そこで、情報領域101aに、G72
6データ領域の終端に達したことを示すEOF(End Of
File)フラグの領域を設け、G726データの読出し
の際に、G726データ領域の終端に到達したか否かを
チェックする。すなわち、G726データの読出し範囲
がSg+Lg−1であったなら、G726データ領域の
終端に達したと判断して、EOFフラグを立てる。G7
26データ領域の終端に達していないならばEOFフラ
グは立てられない。したがって、EOFフラグを参照す
ることで、コンテンツデータ再生装置1は、全てのG7
26データの再生が終わったか否かを、即座に検出する
ことができる。
【0083】なお、MJPGデータをコンテンツデータ
64から読出す際においても位置変換プログラム82に
おいて上述と同様の処理が実行されるため、ここでの説
明は繰返さない。
【0084】以上の流れで、コンテンツデータ64に含
まれる音声データおよび映像データはコンテンツデータ
再生装置1において再生される。
【0085】次に、コンテンツデータ再生装置2におい
てコンテンツデータ64が再生される動作について説明
を行なう。図7は、コンテンツデータ再生装置2の構成
の詳細を示す図である。図7に示されるコンテンツデー
タ再生装置2の構成を参照しながら、コンテンツデータ
64が再生される動作について説明する。
【0086】図7を参照して、コンテンツデータ再生装
置2は、図5に示されるコンテンツデータ再生装置1と
同様に、OSとが提供するファイルアクセス部91と、
コンテンツデータ64上でのデータの位置を計算する位
置変換プログラム92と、MJPGデコーダ26と、音
声出力装置93と、映像出力装置94とを含む。さら
に、コンテンツデータ再生装置1に含まれるG726デ
コーダ23に替えて、MP3デコーダ25を含む。MP
3デコーダ25は、MP3データを音声データに変換す
るソフトウェアである。
【0087】上述のコンテンツデータ再生装置2におけ
るデータの流れについて説明を行なう。
【0088】図7を参照して、コンテンツデータ再生装
置2が、MP3データおよびMJPGデータをコンテン
ツデータ64中から読出す際の各々のデータの流れは、
図7において矢印に示される。
【0089】MJPGデコーダ26がコンテンツデータ
64よりMJPGデータを取得する方法については、上
述のコンテンツデータ再生装置1における方法と同様で
あるため、ここでの説明は繰返さない。以下には、MP
3デコーダ25がコンテンツデータ64よりMP3デー
タを取得する方法について、具体例を挙げて説明を行な
う。例えば、MP3データの先頭からNpバイト目の位
置から、Mpバイトを読出す場合を具体的に説明する。
【0090】上述のコンテンツデータ再生装置1におけ
る処理と同様に、ファイルアクセス部91に指定する読
出し位置はコンテンツデータ64の先頭からの絶対位置
でなければならないため、MP3データを最初に読出す
直前に、コンテンツデータ64のヘッダからMP3デー
タの開始位置を読出し、図示されていない情報領域に記
録する。例えば、このとき読出されたMP3の開始位置
が、Spであるとする。
【0091】まず、位置変換プログラム92は、前述し
た情報領域からMP3データの開始位置(Sp)を読出
し、MP3データを読出す位置の絶対位置であるNp+
Spを計算する。次に、Np+Spバイト目からMpバ
イトのMP3データを読出すように、ファイルアクセス
部91に要求を出す。そして、ファイルアクセス部91
がNp+Spバイト目から読出したMpバイトのMP3
データを受取り、MP3デコーダ25に伝達する。
【0092】なお、上述のコンテンツデータ再生装置1
における場合と同様に、MP3デコーダ25がファイル
アクセス部91に読出し要求を出す際に、読出したMP
3データを格納するデータバッファを予め指定しておく
ことで、ファイルアクセス部91が直接そのデータバッ
ファにMP3データを読出すことができる。これによ
り、中間バッファを介することなく、MP3データの受
渡しができ、余分なメモリが不要となる。
【0093】その後、MP3デコーダ25は読出したデ
ータをデコードし、生成した音声データを音声出力装置
93に伝える。
【0094】さらに、上述の位置変換プログラム92に
おける処理について説明を行なう。図8は、位置変換プ
ログラム92における処理の流れについて示す図であ
る。
【0095】図8を参照して、コンテンツデータ再生装
置1と同様に、情報領域中111aにMP3のデータサ
イズとEOFフラグとを記録する領域を設ける。
【0096】そして、最初にMP3データを読出す直前
に、コンテンツデータ64のヘッダ110からMP3デ
ータの開始位置Spと共に、MP3データのサイズLp
も読出し、情報領域111aに記録する。
【0097】そして、MP3データを読出す際は、MP
3デコーダ25からは、MP3データの読出し開始の相
対位置Npと読出しサイズMpとが渡される。コンテン
ツデータ64中のMP3データの絶対位置は、情報領域
111aに記録されたMP3データの開始位置Spを加
算し、Sp+NpからSp+Np+Mp−1と算出され
る。
【0098】ここで、算出された絶対位置が実際のMP
3データの記録位置を越える可能性がある場合、コンテ
ンツデータ再生装置1の位置変換プログラム82におけ
る処理と同様に、MP3データの領域を越えて読出すこ
とを防止するために、領域範囲補正部112は、MP3
データの読出し位置を修正する。すなわち、領域範囲補
正部112において、Sp+NpからSp+Lp−1ま
でのMP3データのみを読出すように、読出し範囲を補
正する。この場合、MP3デコーダ25が読出しを要求
したデータ量113aよりも少ないサイズのMP3デー
タしか読出されない。
【0099】また、コンテンツデータ再生装置1の位置
変換プログラム82における処理と同様に、コンテンツ
データ64からMP3データを読出す際に、Sp+Lp
−1に達したか否か、すなわちMP3データ領域の終端
に達したか否かを判定し、達しているときにはEOFフ
ラグを立てることで、コンテンツデータ再生装置2は、
MP3データの再生が終端に達したことを即座に検出す
ることができる。
【0100】以上の流れで、コンテンツデータ64に含
まれる音声データおよび映像データはコンテンツデータ
再生装置2において再生される。
【0101】なお、実際のコンテンツデータ再生装置1
および2におけるコンテンツの再生処理では、連続した
データの領域を順に読出す場合には、ファイルアクセス
部81および91が読出したデータを保存する機能を備
えているため、データの開始位置を加算する処理は、最
初と、読出し開始位置が移動した場合とにおいてのみ行
なえば足りる。
【0102】このように、コンテンツデータに含まれる
音声や映像等のデータの情報を、コンテンツデータ中の
所定の領域(ヘッダ)にテーブルとして記録することに
よって、コンテンツデータに含まれるデータの一覧や内
容の読出し操作を上述の処理で行なうことができ、上述
のコンテンツデータ再生装置1およびコンテンツデータ
再生装置2等の、異なる機種のコンテンツデータ再生装
置において共通の操作でデータを読出すことができる。
【0103】すなわち、コンテンツデータから音声デー
タおよび画像データ等のデータを読出す処理を、本実施
の形態のコンテンツデータ再生装置であって異なる機種
のコンテンツデータ再生装置において実行するために
は、実際には、情報領域をデータの種類ごとに確保する
ことのみで、同一のプログラムモジュールを任意の種類
のデータの読出しに共通して用いることができる。具体
的には、データの読出し直前に必要な処理を行なうOP
EN処理、データの読出しを終了するときに必要な処理
を行なうCLOSE処理、データの読出しを行なうRE
AD処理、現在の読出し開始の相対位置を返すTELL
処理、データの任意の位置から読出しを開始するための
SEEK処理、および読出しが終了したことを検出する
EOF処理のプログラムモジュールを、任意の種類のデ
ータの読出しに、異なる機種のコンテンツデータ再生装
置において共通して用いることができる。
【0104】そこで、以下に、上述のプログラムモジュ
ールを用いて、コンテンツの再生処理を実行する場合に
ついて、フローチャートを挙げて説明する。図9は、コ
ンテンツデータ再生装置1およびコンテンツデータ再生
装置2において実行されるコンテンツの再生処理を示す
フローチャートである。
【0105】図9を参照して、先頭から終端までを連続
してコンテンツデータを再生する場合は、OPEN処理
を実行した後(S1)、EOF処理(S3)で終端を検
出するまで(S4でNO)、READ処理を繰返す(S
2)。EOF処理(S3)で終端を検出すると(S4で
YES)、CLOSE処理を実行し(S5)、再生処理
を終了する。
【0106】なお、コンテンツデータの途中から再生を
行なうときは、上述のステップS1に示されるOPEN
処理の後、SEEK処理を実行し、EOF処理で終端を
検出するまでREAD処理を繰返し、その後CLOSE
処理を実行すればよい。
【0107】また、一定PCM(Pulse Code Modulatio
n:パルス符号変調)など一定ビット数のデータである
場合は、読出し位置を取得することで、先頭からの再生
時刻を計算により取得することができ、有効である。こ
のような読出し位置を取得するためには、TELL処理
を実行する。
【0108】以下に、上述のプログラムモジュールの各
々における処理について、コンテンツデータからG72
6データを読出す場合を例にして、フローチャートを挙
げて説明を行なう。なお、MP3データやMJPGデー
タなど他の形式のデータについても、それぞれのデータ
に応じた情報領域を指定して同様の処理を実行すること
でデータを読出すことができる。
【0109】図10は、OPEN処理を示すフローチャ
ートである。図10のフローチャートに示されるOPE
N処理は、コンテンツデータのファイルのオープンを実
行する処理である。
【0110】図10を参照して、まず、G726データ
を読出す際に必要な情報を記録するための情報領域を、
メモリ(図示せず)上に確保する(S201)。その
後、コンテンツデータのファイルを開く(S202)。
【0111】ステップS202でコンテンツデータのフ
ァイルを開くと、ファイルの先頭に配置されているヘッ
ダ中の項目を順番に読出し、識別子を読出す(S20
3)。
【0112】ステップS203で読出された識別子がG
726でなければ(S204でNO)、ステップS20
3へ処理を戻し、ヘッダ中の次の項目を読出して識別子
を調べる。
【0113】ステップS203で読出された識別子がG
726であれば(S204でYES)、G726データ
の開始位置とサイズとを読出し(S205,S20
6)、ステップS201で確保された情報領域に記録す
る。
【0114】さらに、ステップS205で読出されたG
726データの開始位置に、読出し開始位置を移動する
(S207)。
【0115】以上で、OPEN処理を終了する。続い
て、図11は、READ処理を示すフローチャートであ
る。図11のフローチャートに示されるREAD処理
は、コンテンツデータのファイルから、G726データ
を読出す処理である。
【0116】図11を参照して、まず、上述のOPEN
処理において確保された情報領域のEOFフラグを確認
する(S211)。
【0117】ステップS211においてEOFフラグが
立っていないと確認された場合、すなわち、コンテンツ
データのファイルからのG726データの読出しが、G
726データ領域の終端まで達していないと判断される
場合(S211でNO)、コンテンツデータのファイル
からG726データを読出す(S212)。
【0118】そして、ステップS212で読出すG72
6データがG726データ領域の終端まで達した場合
(S213でYES)、情報領域のEOFフラグを立て
る(S214)。さらにステップS212で読出したG
726データのデータ量を返す(S215)。
【0119】ステップS211においてEOFフラグが
立っていると確認された場合、すなわち、コンテンツデ
ータのファイルからのG726データの読出しが、G7
26データ領域の終端まで達していると判断される場合
(S211でYES)、エラーを返す(S216)。
【0120】以上で、READ処理を終了する。次に、
図12は、CLOSE処理を示すフローチャートであ
る。図12のフローチャートに示されるCLOSE処理
は、コンテンツデータのファイルを閉じる処理である。
【0121】図12を参照して、まず、コンテンツデー
タのファイルを閉じ(S221)、その後、上述のOP
EN処理において確保された情報領域を解放する(S2
22)。
【0122】以上で、CLOSE処理を終了する。次
に、図13は、TELL処理を示すフローチャートであ
る。図13のフローチャートに示されるTELL処理
は、コンテンツデータのファイルにおけるG726デー
タの相対的な読出し開始位置を取得する処理である。
【0123】図13を参照して、まず、上述のOPEN
処理において確保された情報領域のEOFフラグを確認
する(S231)。
【0124】ステップS231においてEOFフラグが
立っていないと確認された場合(S231でNO)、G
726データの読出し開始位置のコンテンツデータのフ
ァイル中での絶対位置Pを取得する(S232)。そし
て、ステップS232で取得した絶対位置PからG72
6データの開始位置を減じた値を、G726データの相
対的な読出し開始位置として返す(S233)。
【0125】なお、ステップS231においてEOFフ
ラグが立っていると確認された場合(S231でYE
S)、G726データのサイズを返す(S234)。
【0126】以上で、TELL処理を終了する。次に、
図14は、SEEK処理を示すフローチャートである。
図14のフローチャートに示されるSEEK処理は、コ
ンテンツデータのファイルにおけるG726データの相
対的な読出し開始位置を移動する処理である。
【0127】図14を参照して、まず、移動後の読出し
開始位置を算出する(S241)。その結果、移動後の
読出し開始位置が、G726データの領域内に収まると
きは(S242でNO)、G726データの読出し開始
位置を、ステップS241で算出された位置に移動する
(S243)。そして、G726データの読出し開始位
置が、G726データの領域の終端に達していると(S
244でYES)、EOFフラグを立てる(S24
5)。G726データの読出し開始位置が、G726デ
ータの領域の終端に達していない場合は(S244でN
O)、そのまま処理を終了する。
【0128】なお、ステップS241において算出され
た移動後の読出し開始位置が、G726領域内からはみ
出すときは(S242でYES)、EOFフラグを立て
る(S245)。
【0129】以上で、SEEK処理を終了する。次に、
図15は、EOF処理を示すフローチャートである。図
15のフローチャートに示されるEOF処理は、G72
6データの読出し開始位置が、コンテンツデータのファ
イルにおけるG726データの領域の終端に達している
か否かを判定する処理である。
【0130】図15を参照して、上述のOPEN処理に
おいて確保された情報領域のEOFフラグを確認し(S
251)、EOFフラグが立っている場合は(S251
でYES)、YESを返す(S252)。EOFフラグ
が立っていない場合は(S251でNO)、NOを返す
(S253)。
【0131】以上でEOF処理を終了する。上述のプロ
グラムモジュールを用いることで、異なる機種のコンテ
ンツデータ再生装置においても、本実施の形態のコンテ
ンツデータ作成装置において作成されたコンテンツデー
タを再生することができる。
【0132】なお、上述の実施の形態においては、異な
ったデータの形式の音声データを含むコンテンツデータ
を構成する場合について示しているが、映像データの形
式が異なるデータを同梱する場合であってもよい。ま
た、音声と映像の両方が異なるフォーマット同士を同梱
する場合であってもよい。また、同梱されるデータは、
識別子で識別できれば、どのような種類のものでもよい
し、何種類含まれていてもよい。さらに、同梱されるデ
ータは、映像や音声に限定されず、任意の形式のもので
あってもよい。例えば、コンテンツの著作権に関する情
報や、プログラム等であってもよい。この場合、データ
がプログラムである場合のデコーダは、オペレーティン
グシステムやアプリケーションランチャなどのプログラ
ム実行装置に相当する。
【0133】また、本実施の形態におけるコンテンツデ
ータ作成装置が、上述の構造を備えるコンテンツデータ
を作成することで、コンテンツデータ再生装置において
コンテンツデータのヘッダを読出すことにより、コンテ
ンツデータに含まれているデータの形式を即座に判断す
ることができる。したがって、コンテンツデータ再生装
置においてヘッダを一括して読出し、コンテンツデータ
に含まれているデータから、最適な形式のデータを選択
して再生することができる。
【0134】例えば、コンテンツデータ再生装置が、G
726デコーダとMP3デコーダとを搭載している場合
もある。そのようなコンテンツデータ再生装置の場合に
は、コンテンツデータにG726データしか含まれてい
なければG726デコーダで再生し、MP3データしか
含まれていなければMP3デコーダで再生することがで
きる。また、コンテンツにMP3データとG726デー
タとの両方が含まれている場合は、音質を優先するとき
にはMP3データを再生することができる。また、音声
と共に、動画再生など負荷の重い処理を同時に実行しな
ければならないようなときには、G726データを再生
することができる。このように、本実施の形態のコンテ
ンツデータ再生装置においては、再生方法を、コンテン
ツデータ再生装置の備えるデコーダに対応して使い分け
ることができる。
【0135】また、コンテンツデータに含まれるデータ
形式の組合せによって再生に要する負荷がコンテンツデ
ータ再生装置全体で処理可能な負荷を超える場合や、同
時に通信を行なう等、他の動作と合わせたときに再生に
要する負荷がコンテンツデータ再生装置全体で処理可能
な負荷を超える場合などにおいて、コンテンツデータ再
生装置において、再生するコンテンツデータのデータ形
式の組合せをコンテンツデータ再生装置に搭載している
デコーダの扱える範囲で変更し、処理可能な負荷の組合
せにして再生することができる。すなわち、本実施の形
態のコンテンツデータ再生装置においては、再生時の負
荷処理能力と、コンテンツデータ再生装置の動作状態
と、搭載されているデコーダとで決定されるコンテンツ
データ再生装置の状態に応じて、最適なコンテンツデー
タのデータ形式の組合せを選択することができる。
【0136】具体的には、デコード時(再生時)に発生
する負荷もしくは負荷の最大値は、データの形式に応じ
て事前に推定することができる。したがって、コンテン
ツデータ再生装置が再生モードとデータ形式との組合わ
せのテーブルを備えることで、再生モードに応じて、最
適なデータ形式の組合せを選択することができる。
【0137】上述の、コンテンツデータ再生装置におけ
るデコード時のデータ形式の組合せの選択について、以
下に具体例を挙げ、説明を行なう。
【0138】本実施の形態のコンテンツデータ再生装置
であって携帯端末上で動作するコンテンツデータ再生装
置に、MP3デコーダ、G726デコーダ、およびMJ
PGデコーダが搭載されているものとする。さらに、ハ
ードウェア上の制約から、上述のコンテンツデータ再生
装置においては、MP3デコーダの再生負荷が40%、
G726の再生負荷が20%、およびMJPGの再生負
荷が50%であるものとする。ここで、コンテンツデー
タには、同じコンテンツソース(オリジナルコンテン
ツ)から生成したMP3データ、G726データ、およ
びMJPGデータが含まれているものとする。
【0139】この場合、MP3データとMJPGデータ
とを組合わせて再生すると、コンテンツデータ再生装置
における再生負荷は90%となり、上記携帯端末におい
て動画を視聴することができる。しかし、同時に上記携
帯端末において通信をしなければならず、通信にかかる
負荷が20%であるものとすると、コンテンツデータ再
生装置における再生負荷が110%である。そのため、
コンテンツデータ再生装置における処理能力を超過し、
もはやMP3データとMJPGデータとを組合わせて、
同時に再生することはできない。しかし、MP3データ
に替えて、G726データを再生すれば、コンテンツデ
ータ再生装置における再生負荷は90%となり、動画を
視聴することが可能となる。
【0140】これらのことより、上述の携帯端末上で動
作するコンテンツデータ再生装置において、図16に示
されるテーブルを所定の記憶領域に備えることで、デコ
ーダの再生負荷の割合を調整し、再生状態に応じたデー
タの選択を行なうことができる。そのことによって、コ
ンテンツデータ再生装置においては、自動的に最も品質
の高い再生方法でコンテンツデータの再生を行なうこと
ができる。図16は、再生モードとデータ形式との組合
せのテーブルの具体例を示す図である。
【0141】また、上述のコンテンツデータに含まれる
データ形式の組合せについて、以下に具体例を挙げ、説
明を行なう。
【0142】データの組合せとして、暗号解読処理をし
なければ読出せない主データと、暗号解読をしなくても
視聴できる予告編などの副データとを混在させる組合せ
について以下に説明する。
【0143】コンテンツデータにおけるデータの組合せ
を上述の主データおよび副データの組合せにすること
で、同じ記録媒体に記録された副データであるコンテン
ツの予告編の視聴者が、暗号解読に必要な鍵を別途に購
入することで、主データであるコンテンツ本編を視聴で
きるという再生の方法も可能となる。よって、予告編と
本編とを1つのコンテンツとして同時に配布することが
でき、配信と受信の手間を軽減することができる。
【0144】上述の、コンテンツデータにおける主デー
タおよび副データの組合せについて、さらに具体的に図
を挙げて説明を行なう。
【0145】図17は、データの一部が暗号化されてい
るコンテンツデータの具体例を示す図である。図17に
示されるコンテンツデータは、予告編と暗号化された本
編とを同梱しているコンテンツデータである。
【0146】図17を参照して、MP3データとMJP
Gデータとは予告編を構成している。また、MP3Sデ
ータとMJPGSデータとは、本編を構成するMP3デ
ータとMJPGデータとをそれぞれ暗号化したデータで
ある。
【0147】図17に示されるコンテンツデータをコン
テンツデータ再生装置において再生すると、予告編は通
常通り視聴することができるが、本編は暗号化されてお
り、復号を行なわなければ視聴することができない。
【0148】さらに図17を参照して、本編を構成する
MP3データとMJPGデータとには、暗号化がなされ
たデータであることが判別できるように、それぞれMP
3S、MJPGSという識別子が与えられている。MP
3Sデータは、読出した後、復号してから、MP3デコ
ーダにデータを渡すことで視聴される。MJPGSデー
タについても同様である。
【0149】コンテンツデータにおいて上述の組合せの
データを同梱することによって、コンテンツソース(オ
リジナルコンテンツ)として既存のデータを用い、映画
や音楽等をコンテンツデータとして提供することができ
る。また、このようなデータは、上述の如く暗号を解読
する機能を備えるコンテンツデータ再生装置によって、
正規の鍵を所有するユーザのみが視聴することができる
ため、著作権保護の機構を備えることができる。
【0150】さらに、データの組合せとして、予告編を
入れたコンテンツデータと共に、図18に示される、本
編の購入WEBページへのリンク情報をデータとして同
梱することにより、宣伝用のコンテンツデータを作成
し、配信することもできる。図18は、WEBページへ
のリンク情報を含むコンテンツデータの具体例を示す図
である。
【0151】図18を参照して、データの識別子をLI
NKとして与え、他のデータと同様にLINKデータの
開始位置とサイズとをコンテンツヘッダに記録すること
で、コンテンツデータを上述したデータ構造とすること
ができる。
【0152】この場合、予告編コンテンツに興味を持っ
た視聴者がコンテンツデータ再生装置の所定ボタンを押
すと、ブラウザが自動的に起動して購入ページにアクセ
スされる。このようにして、購入システムを構築するこ
とができる。そのため、購入を希望するユーザの利便性
を高めることができる。このとき、データを解釈してデ
ータに応じた処理を行なうという機能を考慮し、リンク
情報のデータに対応するデコーダは、WEBブラウザと
なる。
【0153】また、このように本実施の形態におけるコ
ンテンツデータ作成装置が、WEBページへのリンク情
報を含むコンテンツデータを作成することで、コンテン
ツデータが所定の記録媒体に収まりきらなかった場合
等、インターネット等のネットワークを通じてユーザに
ダウンロードを促すことができる。また、別ドライブに
接続された別の記録媒体から自動的に次のコンテンツデ
ータを読出して再生することもできる。このため、コン
テンツの提供を受けるユーザの利便性を多いに高めるこ
とができる。
【0154】さらに、本実施の形態におけるコンテンツ
データ再生装置を携帯機器に実装するため、デコーダに
適したデータを検索して読出しデコーダに伝える処理の
負荷は、極めて小さくすることが重要である。すなわ
ち、プロセッサの計算負荷は言うまでもなく、使用する
メモリも小さいものでなければならない。そこで、デー
タの読出しとデコーダとの間に中間バッファと呼ばれる
メモリ領域を用意し、中間バッファを介してデータを伝
える方法がしばしば採用されるが、それでは多くのメモ
リを消費してしまう。しかし、本実施の形態におけるコ
ンテンツデータ再生装置は、データを格納するデータバ
ッファを予め指定しておくことで、特別な中間バッファ
を備える必要がなく、メモリ容量の小さい携帯機器用途
に有利である。このため、本実施の形態におけるコンテ
ンツデータ再生装置を、図19に示される如く、様々な
機器に実装することができる。図19は、本実施の形態
におけるコンテンツデータ再生装置および記録媒体の具
体例を示す図である。
【0155】図19を参照して、本実施の形態における
コンテンツデータ再生装置は、パーソナルコンピュータ
31や携帯電話32や携帯情報機器33等の様々な機器
に搭載することができる。そして、これらの様々な機器
において、記録媒体30を抜差しするだけの容易な操作
によって、コンテンツデータを最適に再生することがで
きる。
【0156】なお、上述のコンテンツデータ再生システ
ムにおけるコンテンツデータの作成方法や再生方法を、
プログラムとして提供することもできる。このようなプ
ログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディ
スク、CD−ROM、ROM、RAMおよびメモリカー
ドなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録さ
せて、プログラム製品として提供することもできる。あ
るいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの
記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することも
できる。また、ネットワークを介したダウンロードによ
って、プログラムを提供することもできる。
【0157】提供されるプログラム製品は、ハードディ
スクなどのプログラム格納部にインストールされて実行
される。
【0158】なお、プログラム製品は、プログラム自体
と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0159】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるコンテンツデータ再生
システムの構成と、コンテンツデータのデータ構成とを
示す図である。
【図2】 コンテンツデータ作成装置3においてコンテ
ンツデータを作成する過程を示す図である。
【図3】 コンテンツデータ作成装置3におけるコンテ
ンツデータ64の作成処理について示すフローチャート
である。
【図4】 コンテンツデータ64の構成を示す図であ
る。
【図5】 コンテンツデータ再生装置1の構成の詳細を
示す図である。
【図6】 位置変換プログラム82における処理の流れ
について示す図である。
【図7】 コンテンツデータ再生装置2の構成の詳細を
示す図である。
【図8】 位置変換プログラム92における処理の流れ
について示す図である。
【図9】 コンテンツデータ再生装置1およびコンテン
ツデータ再生装置2において実行されるコンテンツの再
生処理を示すフローチャートである。
【図10】 OPEN処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】 READ処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】 CLOSE処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】 TELL処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】 SEEK処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】 EOF処理を示すフローチャートである。
【図16】 再生モードとデータ形式との組合せのテー
ブルの具体例を示す図である。
【図17】 データの一部が暗号化されているコンテン
ツデータの具体例を示す図である。
【図18】 WEBページへのリンク情報を含むコンテ
ンツデータの具体例を示す図である。
【図19】 本実施の形態におけるコンテンツデータ再
生装置および記録媒体の具体例を示す図である。
【図20】 従来のコンテンツデータの構成と、コンテ
ンツデータを再生するコンテンツデータ再生装置1およ
び2とを示す図である。
【図21】 コンテンツデータ作成装置3において記録
媒体19に記録される従来のコンテンツデータを作成す
る過程を示す図である。
【図22】 記録媒体19に記録される、従来のコンテ
ンツデータ65の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,2 コンテンツデータ再生装置、3 コンテンツデ
ータ作成装置、19,20,21,30 記録媒体、2
3 G726デコーダ、24,26 MJPGデコー
ダ、25 MP3デコーダ、31 パーソナルコンピュ
ータ、32 携帯電話、33 携帯情報機器、60 オ
リジナルコンテンツ、61a 音声、61b 映像、6
2a G726エンコーダ、62b MP3エンコー
ダ、62cMJPGエンコーダ、63a G726デー
タ、63b MP3データ、63cMJPGデータ、6
4,65 コンテンツデータ、81,91 ファイルア
クセス部、82,92 位置変換プログラム、83,9
3 音声出力装置、84,94 映像出力装置、10
0,110 コンテンツデータのヘッダ、101a,1
01b,111a,111b 情報領域、102,11
2 領域範囲補正部、103a,103b,113a,
113b データ相対位置、104a,104b,11
4a,114b 出力データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/93 G10L 9/18 M J (72)発明者 中村 三津明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B082 EA01 5C053 FA03 GA06 GB01 GB05 GB11 GB36 GB37 JA07 JA23 LA11 5D044 AB05 AB07 DE03 DE15 DE43 EF05 FG18 GK08 GK17 5D045 DA20 DB10

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる形式の複数のデータを含み、さら
    に、前記複数のデータの各々の形式を表わす識別子と前
    記複数のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所
    定の領域に含むコンテンツデータを作成する作成手段
    と、 前記作成されたコンテンツデータを記録媒体に記録する
    記録手段とを備える、コンテンツデータ作成装置。
  2. 【請求項2】 異なる形式の複数のデータを含み、さら
    に、前記複数のデータの各々の形式を表わす識別子と前
    記複数のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所
    定の領域に含むコンテンツデータを作成する作成手段
    と、 前記作成されたコンテンツデータを記録媒体に記録する
    記録手段とを備えるコンテンツデータ作成装置であっ
    て、 前記複数のデータは、1つのオリジナルコンテンツに基
    づいて、複数の異なる形式に変換されたデータである、
    コンテンツデータ作成装置。
  3. 【請求項3】 異なる形式の複数のデータを含み、さら
    に、前記複数のデータの各々の形式を表わす識別子と前
    記複数のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所
    定の領域に含むコンテンツデータを作成する作成手段
    と、 前記作成されたコンテンツデータを記録媒体に記録する
    記録手段とを備えるコンテンツデータ作成装置であっ
    て、 前記複数のデータは、音楽データと、画像データとの少
    なくとも一方である、コンテンツデータ作成装置。
  4. 【請求項4】 異なる形式の複数のデータを含み、さら
    に、前記複数のデータの各々の形式を表わす識別子と前
    記複数のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所
    定の領域に含むコンテンツデータを作成する作成手段
    と、 前記作成されたコンテンツデータを記録媒体に記録する
    記録手段とを備えるコンテンツデータ作成装置であっ
    て、 前記複数のデータは、少なくとも一部が暗号化処理され
    たデータである、コンテンツデータ作成装置。
  5. 【請求項5】 異なる形式の複数のデータを含み、さら
    に、前記複数のデータの各々の形式を表わす識別子と前
    記複数のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所
    定の領域に含むコンテンツデータを作成する作成手段
    と、 前記作成されたコンテンツデータを記録媒体に記録する
    記録手段とを備えるコンテンツデータ作成装置であっ
    て、 前記複数のデータのうち、少なくとも1つのデータが、
    前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録されたデータへ
    のリンク情報のデータである、コンテンツデータ作成装
    置。
  6. 【請求項6】 異なる形式の複数のデータを含み、さら
    に、前記複数のデータの各々の形式を表わす識別子と前
    記複数のデータの各々の記録場所とを示すテーブルを所
    定の領域に含むコンテンツデータを再生する再生装置で
    あって、 前記コンテンツデータに含まれるテーブルから、前記コ
    ンテンツデータに含まれるデータの全ての形式を読出す
    データ形式読出手段と、 前記テーブルから読出された前記データの全ての形式よ
    り、再生手段に対応するデータの形式を選択する選択手
    段と、 前記選択されたデータの形式に対応するデータを前記コ
    ンテンツデータから読出し、前記再生手段に伝達するデ
    ータ読出手段とを備える、コンテンツデータ再生装置。
  7. 【請求項7】 前記再生手段で再生する前記コンテンツ
    データに含まれる前記複数のデータは、1つのオリジナ
    ルコンテンツに基づいて、複数の異なる形式に変換され
    たデータである、請求項6に記載のコンテンツデータ再
    生装置。
  8. 【請求項8】 前記再生手段で再生する前記コンテンツ
    データに含まれる前記複数のデータは、音楽データと、
    画像データとの少なくとも一方である、請求項6に記載
    のコンテンツデータ再生装置。
  9. 【請求項9】 前記再生手段で再生する前記コンテンツ
    データに含まれる前記複数のデータは、少なくとも一部
    が暗号化処理されたデータである、請求項6に記載のコ
    ンテンツデータ再生装置。
  10. 【請求項10】 前記再生手段で再生する前記コンテン
    ツデータに含まれる前記複数のデータのうち、少なくと
    も1つのデータが、前記記録媒体とは異なる記録媒体に
    記録されたデータへのリンク情報のデータである、請求
    項6に記載のコンテンツデータ再生装置。
  11. 【請求項11】 前記選択手段は、当該コンテンツデー
    タ再生装置の状態に応じたデータの形式を選択する、請
    求項6〜10のいずれかに記載のコンテンツデータ再生
    装置。
  12. 【請求項12】 前記再生手段は、異なる形式のデータ
    を再生する複数の再生手段からなる、請求項6〜11の
    いずれかに記載のコンテンツデータ再生装置。
  13. 【請求項13】 コンテンツデータを作成するコンテン
    ツデータ作成装置と、前記コンテンツデータを再生する
    コンテンツデータ再生装置とからなるコンテンツデータ
    再生システムであって、 異なる形式の複数のデータを含み、さらに、前記複数の
    データの各々の形式を表わす識別子と前記複数のデータ
    の各々の記録場所とを示すテーブルを所定の領域に含む
    コンテンツデータを作成する作成手段と、 前記作成されたコンテンツデータを記録媒体に記録する
    記録手段とを備えるコンテンツデータ作成装置と、 前記コンテンツデータ作成装置において作成され記録媒
    体に記録されたコンテンツデータに含まれる、特定の形
    式のデータを再生する再生手段と、 前記コンテンツデータに含まれるテーブルから、前記コ
    ンテンツデータに含まれるデータの全ての形式を読出す
    データ形式読出手段と、 前記テーブルから読出された前記データの全ての形式よ
    り、前記再生手段に対応するデータの形式を選択する選
    択手段と、 前記選択されたデータの形式に対応するデータを前記コ
    ンテンツデータから読出し、前記再生手段に伝達するデ
    ータ読出手段とを備えるコンテンツデータ再生装置とか
    らなる、コンテンツデータ再生システム。
  14. 【請求項14】 前記コンテンツデータ作成装置の作成
    手段で作成するコンテンツデータに含まれる前記複数の
    データは、1つのオリジナルコンテンツに基づいて、複
    数の異なる形式に変換されたデータである、請求項13
    に記載のコンテンツデータ再生システム。
  15. 【請求項15】 前記コンテンツデータ作成装置の作成
    手段で作成するコンテンツデータに含まれる前記複数の
    データは、音楽データと、画像データとの少なくとも一
    方である、請求項13に記載のコンテンツデータ再生シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記コンテンツデータ作成装置の作成
    手段で作成するコンテンツデータに含まれる前記複数の
    データは、少なくとも一部が暗号化処理されたデータで
    ある、請求項13に記載のコンテンツデータ再生システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記コンテンツデータ作成装置の作成
    手段で作成するコンテンツデータに含まれる前記複数の
    データのうち、少なくとも1つのデータが、前記記録媒
    体とは異なる記録媒体に記録されたデータへのリンク情
    報のデータである、請求項13に記載のコンテンツデー
    タ再生システム。
  18. 【請求項18】 前記コンテンツデータ再生装置の前記
    選択手段は、当該コンテンツデータ再生装置の状態に応
    じたデータの形式を選択する、請求項13〜17のいず
    れかに記載のコンテンツデータ再生システム。
  19. 【請求項19】 前記コンテンツデータ再生装置の前記
    再生手段は、異なる形式のデータを再生する複数の再生
    手段からなる、請求項13〜18のいずれかに記載のコ
    ンテンツデータ再生システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005020574A1 (ja) * 2003-08-21 2005-03-03 Ricoh Company Ltd. 記録装置および記録方法
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