JP2004272631A - ローカルサーバのデータ処理方法、及びローカルサーバ装置 - Google Patents

ローカルサーバのデータ処理方法、及びローカルサーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】表示能力の小さなマルチメディア再生端末に対しも、再生性能に適したコンテンツとして好適に表示、発音再生できるマルチメディアデータ再生システムにおけるローカルサーバのデータ処理方法を実現することにある。
【解決手段】所定の表示レベルを有するコンテンツ情報を符号化した符号化情報と、その符号化情報を復号化する復号化プログラムをインターネット30上に公開する情報データベース21から取得する。大きな表示能力を要求される符号化情報は、所定の表示能力で表示可能な変換符号化情報に変換し、上記符号化情報と共にデータサーバ装置11によりローカルエリアネットワーク13上に提供する。コンテンツ情報再生端末12は、自分の表示レベルに合う方の符号化情報と、復号化プログラムをそこから取得して再生するようにして実現した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオ信号及び/又はオーディオ信号などの信号を圧縮符号化したマルチメディア信号と、そのマルチメディア信号を復号化して再生するための再生プログラムをローカルサーバ(ホームサーバ)に蓄積し、その蓄積されたマルチメディア信号及び再生プログラムをローカルネットワーク(ホームネットワーク)を介してマルチメディアデータ端末に供給し、そのマルチメディアデータ端末の能力に応じたマルチメディア信号の再生を行うためのローカルサーバのデータ処理方法、及びローカルサーバ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)及びFTTH(Fiber To The Home)など、従来の電話線を用いる通信路よりも高速なネットワーク環境の普及に伴い、動画及び音声信号を圧縮符号化したマルチメディアデータの配信が多く行われるようになってきた。そして、配信される画像を含むマルチメディア信号を表示するためには、その圧縮符号化されている信号を復号化し、それを表示するマルチメディアデータ端末の表示能力に応じたビデオ信号を端末に供給して表示ようにする。同様に、音声に係るマルチメディア信号も、圧縮符号化されたオーディオ信号と相補的な復号化方法を用いてオーディオ信号を復号化し、再生用端末装置に供給して発音するなどが用いられている。
【0003】
一方、マルチメディアデータの圧縮符号化は、半導体素子の高密度化及び高速化に伴ってオーディオ信号及び映像信号を圧縮符号化するためのアルゴリズムは高効率のものが用いられるようになり、時代と共に圧縮符号化に用いられる符号化方式も変遷を遂げ、多くの種類、ヴァージョンのものが出現している。さらに、マルチメディア信号を扱うサービスもプロバイダによっては異なった方式の符号化アルゴリズムが用いられ、様々なアルゴリズムにより符号化された信号が市場に供給されるようになされている。
【0004】
その符号化アルゴリズムは、圧縮技術の進歩により、更に少ないデータ容量で、且つより良い画質、音質を実現するするための圧縮符号化アルゴリズムが開発され、実用化されており、市場には多くの符号化アルゴリズム及びそれらによって符号化のなされたマルチメディアデータが複数存在している。
【0005】
そして、それらの複数ある符号化方式により符号化されたマルチメディア信号を復号化するための手法として、例えばインターネット上のWebサイトにプラグインソフトを公開し、ユーザはそのプラグインソフトをコンピュータにダウンロードすることにより、そのコンピュータで対応するマルチメディアデータの復号をできるようにする方法がある。
【0006】
例えば、Microsoft社が提供するWindows Media Player(登録商標)もそのプラグインソフトの1つであり、ユーザはそのプラグインソフトをインターネット経由でダウンロードする、又は月刊誌に添付されるCD−ROMなどからパソコンにインストールすることにより、そのパソコンでマルチメディアデータの再生が行えるようにするなどの方法も用いられている。
【0007】
そして、CD−ROMを用いるプラグインソフトの配給では、同時にそのCD−ROMにそのプラグインソフトを用いて再生を行うマルチメディアデータも記録するようにしており、ユーザは同じCD−ROMを用いてプラグインソフトのインストール及びマルチメディアデータの再生の両者を行うことが出来、利便性の高い記録媒体として市場に導入されている。
【0008】
そこで、マルチメディアデータとそのフォーマットに対応するデコーダを結びつけて一つのコンテンツとして配信することにより、プラグインソフトを他のサーバからダウンロードすることなくマルチメディアデータの再生を可能にするものもある(例えば、特許文献1参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−331307号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンピュータを用いるマルチメディア信号の再生に先だって行う、プラグインソフトのインストールは、コンピュータ操作に慣れたユーザにより実行されるのが前提とされているため、多少の煩雑な操作が必要とされるものの、コンピュータを用いるマルチメディア信号の再生方法としては市場で用いられている。
【0011】
しかしながら、一般のユーザが有するマルチメディア再生器に対して要求するプラグインデータのダウンロード及びその再生器へのインストールを実行させるための操作は煩雑であり、マルチメディア再生器を市場に導入して普及させるに際し、障害となる。従って、データ圧縮方式として新しい符号化方式が採用されるような場合であっても、簡易な操作で新たな復号化用ソフトをインストールできるマルチメディア再生器の実現が求められる。
【0012】
そして、画像データを再生するマルチメディア再生器では、例えばその表示器の表示能力に応じて画素サイズ、画素に与えるRGB信号ごとのビット数などが異なった値が用いられることがある。そして、復号化された画像データを表示可能パラメータ数の少ない表示器で表示する場合に、その表示器の能力に合わせた表示用データに変換して表示する方が、より適した画質による表示を行わせることができる。
【0013】
さらに、マルチメディアデータが、表示器の能力に応じて再生するための複数のデータサイズのものが用意されている場合であっても、マルチメディア再生器はその性能に応じたマルチメディアデータを得て復号化する方が好ましい。従って、その場合のプラグインソフトもデータサイズごとに異なったプラグインソフトが用いられて復号されることになるなど、更に多くの種類のプラグインソフトをインストールさせておく必要があることになる。そして、プラグインソフトのインストールは煩雑であると共に、その煩雑なソフトのインストールが行われていないときにはマルチメディア信号を所定の品質で再生できないなどの問題が生じていた。
【0014】
そこで、本発明は、上述問題を解決し、マルチメディアデータ再生器の性能に依存せず、サーバ装置から供給されるマルチメディアデータのフォーマットに合わせて好適に再生できるマルチメディアデータ再生用サーバ装置の構成を提供し、またマルチメディア再生器の性能に対して最適なコンテンツ信号のデコードを行ったマルチメディア信号を再生させるためのローカルサーバのデータ処理方法、及びローカルサーバ装置を提供することを目的とするものである。さらに、小形のマルチメディアデータ再生器に対し、マルチメディアデータを記憶するためのデータ量を小さくさせるものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下の1)及び2)の手段より成るものである。
すなわち、
【0016】
1) インターネット上に公開され、且つ画像を含むコンテンツ情報をダウンロードしてローカル配信するローカルサーバ(11)と、前記ローカルサーバから配信されるコンテンツ情報をそれぞれの表示能力で表示する第1及び第2の再生端末とを有し、前記第2の再生端末(14)の表示能力は通常の表示能力を有する前記第1の再生端末(12a)の表示能力よりも低い表示能力を有して構成されるネットワークシステムにおける、前記第1及び第2の再生端末に前記コンテンツ情報を配信するローカルサーバのデータ処理方法であって、
前記コンテンツ情報に含まれる画像を前記低い表示能力用に変換処理した変換コンテンツ情報を生成する画像変換ステップ(114)と、
前記第1又は第2の再生端末から伝送される表示能力情報を受信する能力情報受信ステップ(113)と、
その能力情報受信ステップにより、前記表示能力情報が前記低い表示能力である前記第2の再生端末から前記ローカルサーバにコンテンツ情報の配信要求があった場合には、前記ローカルサーバは前記変換コンテンツ情報を前記第2の再生端末に配信し、及び前記能力情報受信ステップにより、前記表示能力情報が前記通常の表示能力である前記第1の再生端末から前記ローカルサーバに配信要求があった場合には、前記ローカルサーバは前記コンテンツ情報を前記第1の再生端末に配信するコンテンツ情報配信ステップ(111)と、
を有することを特徴とするローカルサーバのデータ処理方法。
2) インターネット上に公開され、且つ画像を含むコンテンツ情報をダウンロードしてローカル配信するローカルサーバ装置(11)と、前記ローカルサーバ装置から配信されるコンテンツ情報をそれぞれの表示能力で表示する第1及び第2の再生端末とを有し、前記第2の再生端末(14)の表示能力は通常の表示能力を有する前記第1の再生端末(12a)の表示能力よりも低い表示能力を有して構成されるネットワークシステムにおける、前記第1及び第2の再生端末に前記コンテンツ情報を配信するローカルサーバ装置であって、
前記コンテンツ情報に含まれる画像を前記低い表示能力用に変換処理した変換コンテンツ情報を生成する画像変換処理手段(114)と、
前記第1又は第2の再生端末から伝送される表示能力情報を受信する能力情報受信手段(113)と、
その能力情報受信手段により、前記表示能力情報が前記低い表示能力である前記第2の再生端末から前記ローカルサーバ装置にコンテンツ情報の配信要求があった場合には、前記ローカルサーバ装置は前記変換コンテンツ情報を前記第2の再生端末に配信し、及び前記能力情報受信ステップにより、前記表示能力情報が前記通常の表示能力である前記第1の再生端末から前記ローカルサーバ装置に配信要求があった場合には、前記ローカルサーバ装置は前記コンテンツ情報を前記第1の再生端末に配信するコンテンツ情報配信手段(111)と、
を具備し、前記再生端末に対し、表示能力に応じたコンテンツ情報を配信し、再生させるように構成することを特徴とするローカルサーバ装置。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のローカルサーバのデータ処理方法、及びローカルサーバ装置の実施形態につき、好ましい実施例により、図面を参照して説明する。
≪第1実施例≫
図1に、本発明の第1の実施例に関わるマルチメディアデータ配信システムの概略構成図を示す。
【0018】
同図に示すマルチメディアデータ配信システムは、マルチメディアデータ再生システム10と、コンテンツサーバ21を格納するプロバイダ20と、インターネット30とよりなっている。
【0019】
そして、マルチメディアデータ再生システム10はサーバー部111、通信インタフェース112、機器情報解析部113、データ調整部114、及び記憶媒体115よりなるマルチメディア(以下、MMと略して記述することがある。)配信サーバ11と、通信制御部121、プログラム実行環境122、及び機器性能情報部123よりなるマルチメディアデータ再生端末12と、ホームバス13と、PDA(Personal Digital Assistants)14と、パソコン15とより構成される。
【0020】
また、そのように構成されるマルチメディアデータ配信システムのプロバイダ20内に格納されるコンテンツサーバ21には、マルチメディアデータである圧縮符号化されたディジタルオーディオ信号、及びディジタル映像信号が蓄積されると共に、その蓄積されるマルチメディアデータの圧縮符号化を解くための復号化用プログラムデータも蓄積されている。
【0021】
その蓄積される復号化用プログラムデータとしては、複数の種類のマルチメディアデータのそれぞれに対応してなされる複数の圧縮符号化方式により符号化された圧縮符号化信号の符号化を解くための複数種類の復号化ソフトが蓄積されている。さらに、それらの復号化ソフトは、復号化を行うハードウェア構成の種類毎にも対応しており、更に複数の種類の復号化ソフトが蓄積されている。
【0022】
次に、マルチメディアデータ再生端末12を用いてマルチメディアデータを再生する場合の動作について述べる。
まず、マルチメディアデータ再生端末12の所有者は、操作により再生を希望するマルチメディアデータ、及びそれを復号化して再生するための復号化用プログラムデータがマルチメディアデータ配信サーバ11の記憶媒体115に蓄積されているかを通信制御121、ホームバス13、及び通信制御部116を介してサーバ部111に問い合わせる。
【0023】
そして、その問い合わせは、マルチメディアデータ再生端末12が再生可能であるマルチメディアの性能に係る機器性能情報を機器性能情報部123より得て同時にマルチメディアデータ配信サーバ11に伝送する。
【0024】
それらのデータが受信されたサーバ部111では、記憶媒体115にマルチメディアデータ及びその再生に必要な復号化用プログラムデータが蓄積されているかをチェックする。そして、マルチメディアデータが予め取得され、蓄積されているときには、そのマルチメディアデータがマルチメディアデータ再生端末12で再生可能かを調査する。
【0025】
その調査は、マルチメディアデータの種類、及び再生品質に係る情報が機器情報解析部113に供給されると共に、そこではマルチメディアデータ再生端末12の機器性能情報部123から伝送された機器性能情報と比較される。そして、機器性能情報を基にマルチメディアデータが所定の品質で再生されると判断されるときには記憶媒体115に蓄積されるマルチメディアデータ及びその復号化用プログラムデータがマルチメディアデータ再生端末12に送信される。
【0026】
一方、マルチメディアデータのデータサイズが大きいなど、マルチメディアデータ再生端末12でそのマルチメディアデータの復号化が困難であると判断されるときには、マルチメディアデータのサイズを縮小変換したデータをマルチメディアデータ再生端末12に伝送する。また、小サイズに変換されたマルチメディアデータを、復号化するためのマルチメディアデータ復号化用プログラムデータもマルチメディアデータ再生端末12に伝送する。
【0027】
以上は、再生の希望されるマルチメディアデータが記憶媒体115に蓄積されている場合の動作である。そして、マルチメディアデータ、及びその復号化用プログラムデータが蓄積されていないときには、それを検出したサーバー部111は通信インタフェース112、及びインターネット30を介してプロバイダ20のコンテンツサーバ21にアクセスし、そこに蓄積されるマルチメディアデータを取得すると共に、それを復号化するためのプログラムデータとして新たな復号化ソフトが必要である場合には、その復号化用プログラムデータも入手する。
【0028】
そして、入手されて記憶媒体115に蓄積されたマルチメディアデータは前記と同様にしてマルチメディアデータ再生端末12に伝送される。次に、マルチメディアデータ再生端末11の図示しない再生ボタンが操作されたときには、プログラム実行環境122に記憶されるマルチメディアデータは、マルチメディアデータ復号化用プログラムデータが用いられて復号化され、復号化されて得られるディジタル映像信号は再生端末の表示器に供給されて表示されると共に、ディジタルオーディオ信号は再生端末のスピーカに供給されて発音される。
【0029】
以上、マルチメディアデータ再生端末12からの要求によりマルチメディアデータ及びその復号化用プログラムデータが供給されて再生される動作について述べた。そして、マルチメディアデータ再生端末12以外の端末であるパソコン15、及びPDA14からマルチメディアデータ及びその復号化用ソフトが要求される場合、さらには図示しない有線又は無線LAN結合される図示しない携帯電話により同様の要求がなされたときも、それらの端末により同様なデータの伝送動作がなされる。
【0030】
そして、データサイズの縮小変換方法としては、例えば表示される画像データの縦横それぞれの画素数を整数分の1にする方法がある。簡単なデータ間引き方法としては符号化された画像を復号化し、復号化された画素データの高域成分を除去した後に間引いた画像を作成し、その作成された画像を再び圧縮符号化する方法である。
【0031】
この作業はデータ部114の中でなされる。そして、例えばJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)やMPEG(moving picture experts group)など8×8画素のデータが離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)されて圧縮符号化情報が生成されているときには、その8×8画素の符号化データを所定の方法により4×4画素の符号化データにディジタル変換することにより画素間引きのされた圧縮符号化情報を生成することが可能である。
【0032】
以上、コンテンツサーバ21に蓄積されるマルチメディアデータ、及びそのデータを復号化するためのマルチメディアデータ復号化用プログラムデータをユーザ宅内に設置されるマルチメディアデータ配信サーバ11より得、それらの得られたデータ及びソフトを記憶媒体115に蓄積するようにしているため、蓄積されているデータはユーザ宅の複数の家族達により利用される。
【0033】
そして、複数利用される場合であっても、マルチメディアデータのコンテンツサーバ20からの送信は1回で良く、さらに再生品質の異なる再生端末に対してはマルチメディアデータ配信サーバ11により最適化されたデータとして、それぞれの端末装置に供給される。
【0034】
従って、コンテンツサーバ21及びインターネット30への負荷を小さくできると共に、再生端末ごとの再生品質の最適化処理はプライベートネットワーク13内にあるマルチメディアデータ配信サーバの範囲内で行われるため、インターネット30にかける負荷を少なく出来る。
【0035】
以上、マルチメディアデータ再生システム10の構成とその動作について概説した。
次に、マルチメディアデータ配信サーバの構成と動作について、更に述べる。そのマルチメディアデータ配信サーバとしては、例えば音響信号及び動画のマルチメディアデータを出力するビデオカセットレコーダ、チューナ装置、ハードディスクレコーダ、及びWebサーバなどである。
【0036】
図2に、第1の実施例におけるマルチメディアデータ配信サーバの構成を示し、図面を参照してその動作について説明する。なお、前述の図1と同じ機能部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0037】
同図に示すマルチメディアデータ配信サーバ11は、サーバー部111、通信インタフェース112、機器情報解析部113、データ調整部114、記憶媒体115、及び通信制御部116より構成されている。そして、記憶媒体115には、デコーダプログラム部115a、マルチメディアデータ情報部115b、及びマルチメディアデータ部115cのそれぞれがある。
【0038】
次に、そのマルチメディアデータ配信サーバ11の動作について述べる。
まず、サーバ部111は通常待機状態にあり、マルチメディアデータ再生端末12などからの命令を待つ。そして、マルチメディアデータ再生端末などから送信されるその端末の再生品質に係る機器情報、マルチメディアデータの送信要求、及びその復号化用プログラムデータの送信要求があるときには、それらの送信要求を受信する。
【0039】
そして、サーバ部111はそれらの送信要求に対し、記憶媒体115のマルチメディアデータ部115cに要求されたマルチメディアデータが蓄積されているか、及び記憶媒体115のマルチメディアデータ部115aに要求された復号化用プログラムデータが蓄積されているかをチェックする。
【0040】
そして、それらのマルチメディアデータ及びその復号化用プログラムデータが蓄積されているときには、機器情報解析部113により、送信要求と共に送信されたその端末の再生品質に係る機器情報と、マルチメディアの再生要求品質に係り記憶媒体115のマルチメディアデータ情報部115bに蓄積される情報とが比較される。
【0041】
その比較の結果、端末側の再生品質のレベルの方が高いときには、サーバー部111は要求されたマルチメディアデータとその復号化用プログラムデータをその端末に対して伝送する。また、端末が携帯電話であるなど再生品質のレベルの方が低いときには、データ調整部114においてマルチメディアデータの再生品質を機器情報に従って修正し、修正されて得られるマルチメディアデータを端末に返信する。
【0042】
そして、サーバー部111は修正されたマルチメディアデータを復号化するためのデコーダプログラムデータを記憶媒体115のデコーダプログラム部115aより得、そのプログラムデータを端末側に返信する。
【0043】
なお、ここで、マルチメディアデータ部115cに要求されたマルチメディアデータが蓄積されていないときには、サーバー部111はコンテンツサーバ21に接続し、そこからマルチメディアデータ及びその復号化用プログラムデータを取得して記憶媒体115に蓄積する。
【0044】
その取得の際に、サーバー部111ではそのマルチメディアデータが画像データであるときにはそのデータの精細度及び画素単位に与えられるビット数などのデータを基にマルチメディアデータ115cの品質に係るマルチメディアデータ情報を作成し、その作成された情報を記憶媒体のマルチメディアデータ情報部115bに蓄積する。
【0045】
また、そのマルチメディアデータが音響信号データであるときにはそのデータの標本化周波数、及び量子化ビット数などのデータを基にマルチメディアデータ情報を作成し、その情報を記憶媒体115のマルチメディアデータ情報部115bに蓄積するようにしている。
【0046】
以上、マルチメディアデータ配信サーバ11の構成とその動作について述べた。
次に、マルチメディアデータ再生端末の構成とその動作について述べる。
図3に、第1の実施例によるマルチメディアデータ再生端末の構成を示し、同図を参照して説明する。なお、前述の図1と同じ機能部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0047】
同図に示すマルチメディアデータ再生端末12は、通信制御部121と、デコーダプログラム部122aを有するプログラム実行環境122と、機器情報解析部124と、マルチメディアデータ部125a及び機器性能情報部123を蓄積する記憶媒体125と、ブラウザコア126と、入力部127と、出力部128とで構成されている。
【0048】
まず、ユーザにより入力部127のボタンキー又はポインティングデバイスが操作され、ブラウザコア126を介して出力部128の表示画面にマルチメディアの一覧が表示される。その表示は、マルチメディアデータ配信サーバ11のマルチメディアデータ情報部115bに蓄積される情報、ないしはコンテンツサーバ21がインターネット30に公開するページ情報などが取得されて表示される。
【0049】
そして、ユーザは入力部127を操作し、再生すべきマルチメディアデータを指定し、通信制御部121を介してマルチメディアデータ配信サーバ11に対してそのマルチメディアデータ及びそのデータを再生するための復号化用プログラムデータを要求する。一方では、マルチメディアデータ再生端末12の機器情報も送信する。
【0050】
次に、マルチメディアデータ配信サーバ11から返信されたマルチメディアデータ及びその復号化用プログラムデータは通信制御部121により受信され、受信されたマルチメディアデータは記憶媒体125のマルチメディアデータ部125aに、復号化用プログラムデータはプログラム実行環境122のデコーダプログラム部122aに蓄積される。
【0051】
そして、入力部127の図示しないマルチメディア再生ボタンが操作されたとき、マルチメディアデータ部125aに記憶されたマルチメディアデータは読み出されてデコーダプログラム部122aに供給される。そして、そこに蓄積されている復号化用プログラムデータが用いられてマルチメディアデータはデコードされる。
【0052】
そのデコードされて得られる画像信号及び/又は音響信号は出力部128に供給され、そこの図示しない表示器に表示される、ないしは図示しないスピーカ又はヘッドフォンを介して発音される。
【0053】
以上、マルチメディアデータ再生端末12の構成とその動作について述べた。そして、デコーダプログラム部122aで復号動作を行うデコーダプログラムは、出力部での再生品質に応じた品質のマルチメディアデータを得てデコードするようになされているため、出力部の性能に合わせた品質の画像信号、及び音響信号が再生されると共に、マルチメディア配信サーバから供給されるマルチメディアデータのデータ量もそれに合わせた量とされる。
【0054】
従って、マルチメディアデータ再生端末が例えば携帯電話であるときには、マルチメディアデータのデータ量も少なくされ、容量の大きくない記憶媒体125に蓄積したデータを、例えば移動中に再生するような場合であってもマルチメディアデータの再生時間を長くすることができるなど好適に動作する。
【0055】
次に、ホームバスで結合されるマルチメディアデータ再生端末とマルチメディアデータ配信サーバとの間の交信、及びそれらの装置の動作について述べる。
図4に、第1の実施例におけるマルチメディアデータ配信システムの処理シーケンスを示し、図を参照しつつ本システムの動作について述べる。
【0056】
同図において、左上部に示すマルチメディアデータ再生端末12aと右上部に示すマルチメディアデータ配信サーバ11aとはネットワークにより接続されている。そして、その下に記述される処理シーケンスは、そのネットワークで伝送される情報、再生端末で実行される動作、及び配信サーバで実行される動作について順に示したものである。
【0057】
また、マルチメディアデータ再生端末12aとマルチメディアデータ配信サーバ11aとを接続するネットワークは、物理的な接続ケーブル及び伝送信号のプロトコル等を特に限定することなく、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのデータ伝送用プロトコルを用いて通信を行う。
【0058】
次に、その通信、及び配信システムの動作について述べる。
まず、マルチメディアデータ再生端末12aのユーザは再生を希望するマルチメディアのタイトルをマルチメディアデータ配信サーバ11aの記憶媒体115に記憶される一覧表より選択する。
【0059】
そして、その選択されたマルチメディアを再生するための復号化用プログラムがプログラム実行手段122にダウンロードされていないときには、S(ステップ)301において、マルチメディアデータ再生端末12aはマルチメディアデータ配信サーバ11aに対して自分の機器性能情報を送信し、その機器が使用すべきデコーダプログラムの送信を要求する。
【0060】
つぎに、S302において、マルチメディアデータ配信サーバ11aは受信される後述の方法により記述された機器性能情報を機器情報解析部113により解析し、データ調整部114によりカスタマイズしたデコーダプログラムを作成する。
【0061】
そして、S303において、マルチメディアデータ配信サーバ11aは作成されたデコーダプログラムを、ネットワーク13を介してマルチメディアデータ再生端末12aに送信する。
【0062】
そのデコードプログラムにはマルチメディアデータ配信サーバ11aの記憶媒体115に記憶されるマルチメディアデータを受信してマルチメディアデータ再生端末12a上で再生するまでの手続きが記述されている。また、その記述は中間コードが用いられて記述されている。
【0063】
そして、デコーダプログラムを受信したマルチメディアデータ再生端末12aでは、S304においてデコードプログラムはプログラム実行環境122にインストールされ、そこで再生の希望されるマルチメディアの復号化処理を行うための環境が作成される。
【0064】
つぎに、S305において、マルチメディアデータ再生端末12aからはマルチメディアデータ配信サーバ11aに対してマルチメディアデータの送信が要求されると共に、必要に応じて機器性能情報が送信される。その機器性能情報は、機器性能に合わせて編集されたマルチメディアデータの送信を依頼するためのものである。
【0065】
その機器情報を受信したマルチメディアデータ配信サーバ11aは、S306において、機器性能情報に従って、例えば画像マルチメディアデータの画素数を縮小する、及び音響マルチメディアデータの標本化周波数を縮小するなどプログラム実行環境に用いられるCPU、及び画像出力部における表示器の解像度等に応じて、マルチメディア端末12aから要求されるマルチメディアデータの表示品質に合わせてデータのカスタマイズを行う。
【0066】
そして、S307において、カスタマイズされたマルチメディアデータはマルチメディアデータ再生端末12aに送信される。その送信され、受信されたマルチメディアデータは、S308において、例えばマルチメディアデータ再生端末12aの図示しない再生ボタンが操作されたときにプログラム実行環境122においてデコードされ、表示部に表示される。
【0067】
以上、マルチメディアデータ配信サーバとマルチメディアデータ再生端末との間でネットワークを介してなされる処理シーケンスについて述べた。
次に、前述の機器性能情報の記述方法について述べる。
【0068】
図5に、第1の実施例における機器性能情報の記述例について示す。
同図において、左側にはXML(eXtensible Markup Language:拡張マークアップ言語)形式で記述される機器性能情報を示し、右側にその記述に対するコメントを示している。
【0069】
即ち、このように記述されるマルチメディアデータ再生端末の情報をマルチメディアデータ配信サーバに送信する。そして、マルチメディアデータ配信サーバは受信して得られる機器性能情報を解析し、マルチメディアデータのデコード及び再生に関わる情報を取得し、前述のようにデコーダプログラムの生成及びマルチメディアデータの変換を行なう。
【0070】
そのXML形式で記述される情報は、タグによる情報の意味付け及び記述開始位置によるデータ階層構造の表現をしている。また、データフォーマットはテキストファイルであるため、ネットワークを介して行なう情報の交換が容易にできる。
【0071】
まず、機器性能情報の記述開始を示す<device−profile>の次行に記述される<component category=”address”>は、</component>の行までの間に機器のIPアドレス等に関する情報が記述されることを示すタグであり、その後にIPアドレス、デバイスアドレス、及びサービスアドレスなどネットワーク上の機器を区別するための情報が記述されている。
【0072】
通常、インターネットに接続される機器に与えられるIPアドレスは1つであるが、ここで複数のIPアドレスが用いられるときには、それぞれのIPアドレスごとに<ip−address>を付して記述する。それにより、複数のIPアドレスが割り当てられる場合の記述ができる。同様に、他の情報についても複数種類の割り当てがなされる場合には、それらの割り当てらえるIPアドレスの記述もできる。
【0073】
そして、通常のマルチメディアデータ再生端末には複数の信号処理デバイス及び複数のサービス処理用プログラムソフトが含まれて構成されるため、それらのデバイス及びサービスを区別するために<device−address>及び<service−address>などの複数のタグと共に、そのタグに係る情報を記述するようにする。
【0074】
次に示す<component category=”display”>タグは、モニタの機器性能情報を示すタグであり、そのタグ内には水平解像度、垂直解像度、及び色深度などの情報が記述される。
【0075】
次に、<component ategory=”video”>タグが用いられて、表示器で表示可能な動画フォーマットに関する情報が記述される。そして、ここではそれぞれのフォーマット名しか例示していないが、詳細な情報を、例えばビットレート及び画像サイズなどの情報をも含めて記述できる。音響信号についても、例えばcategory=”audio”のタグを記述し、そのタグの中に具体的な符号化に係るパラメータなどを記述する。
【0076】
それらの記述される符号化フォーマット名及び符号化のためのパラメータなどは、マルチメディアデータ配信サーバ11aの側、及びマルチメディアデータ再生端末12aを有するクライアント側での記述様式を共通にする。そして、それらの記述様式を統一できる場合には、マルチメディアデータの配信、及び受信システムを多くのクライアント及びユーザにより共通に用いることができ、好適なマルチメディアデータ配信システムを実現することが可能となる。
【0077】
そして、そのマルチメディアデータ配信システムにおけるローカルサーバのデータ処理方法は次のようにして実現される。
【0078】
少なくとも画像情報を含むコンテンツ情報を圧縮符号化した圧縮符号化情報を複数インターネット上に公開するコンテンツデータベースから、所望のコンテンツ情報をダウンロードして一時記憶すると共に、その一時記憶された前記圧縮符号化情報をローカルエリアネットワークに提供するローカルサーバと、
そのローカルサーバより前記圧縮符号化情報をダウンロードすると共に、再生ボタンが操作されたときに前記圧縮符号化情報を復号化して前記コンテンツ情報を得るデータ再生端末と、
よりなるデータ再生システムにおけるローカルサーバのデータ処理方法であって、
前記コンテンツデータベースより得た圧縮符号化情報を、よりデータ量が小である変換符号化情報に変換する変換符号化ステップと、
その変換符号化ステップにより得られた変換符号化情報と、前記圧縮符号化情報とのうち、いずれの符号化情報を前記再生端末に提供するかを、前記再生端末から得られる表示画像パラメータを基に解析する再生端末情報解析ステップとを有し、
前記再生端末からの圧縮符号化情報のダウンロード要求に対し、前記再生端末情報解析ステップにおける解析結果を基に前記圧縮符号化情報又は前記変換符号化情報のいずれか一方の符号化情報を選択して伝送するようになすことを特徴とするローカルサーバのデータ処理方法。
【0079】
以上、第1の実施例によるマルチメディアデータ配信システムの構成と、その動作について述べた。
次に、第2の実施例によるマルチメディアデータ配信システムについて述べる。
【0080】
≪第2実施例≫
図6に、第2の実施例におけるマルチメディアデータ配信システムの処理シーケンスを示し、図を参照しつつ本システムの動作について述べる。なお、前述の第1の実施例における機能と同一機能の部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0081】
同図において、マルチメディア再生端末12aのハード構成は第1実施例の図4に示した構成と同一である。そして、マルチメディアデータ配信サーバ11bは図4に示したマルチメディアデータ配信サーバ11aに比し、データ調整部114の代わりに複数のデコーダプログラム部117、117a、及び117bがあり、それらのデコーダプログラムには、順にマルチメディアデータ情報部118、118a、及び118bがそれぞれ組となって格納されている点で異なっている。
【0082】
そして、それらのデコーダプログラム部117、117a、及び117bに格納されるデコーダプログラムは再生性能の異なるそれぞれのマルチメディアデータの再生に用いられる復号化用プログラムである。また、マルチメディアデータ情報部118、118a、及び118bのそれぞれには、相対応するデコーダプログラム部が復号を行うマルチメディアに係る情報、例えば画像の解像度、再生可能な色の数、及び復号化を行うマルチメディアデータの符号化フォーマットの種類等の情報が記述されている。
【0083】
次に、ネットワーク接続されるマルチメディアデータ配信サーバ11bとマルチメディアデータ再生端末12aとの間でネットワークを介して行われる動作シーケンスについて述べる。
まず、S311においてマルチメディアデータ再生端末12aのユーザはデコーダプログラムの配信をマルチメディア配信サーバ11bに要求する。
【0084】
次のS312では、マルチメディア配信サーバ11bはデコーダプログラム117〜117b、及びそのデコーダプログラムを用いて復号化を行うマルチメディアに係る情報をマルチメディアデータ再生端末12aに伝送する。そして、そのマルチメディア情報は、記憶媒体115に蓄積されるマルチメディアデータに係る情報でもある。
【0085】
次に、S313では、受信されたマルチメディア復号化用プログラムをプログラム実行環境にロードし、それぞれのマルチメディアの復号化を実行可能である実行環境の準備を行う。
【0086】
次のS314では、S312で伝送されたマルチメディア情報を基にユーザにより再生すべきマルチメディアの選択がなされる。そして、S315で、マルチメディアデータ端末12aはマルチメディアデータ配信サーバ11bに対して選択されたマルチメディアデータの配信を要求する。
【0087】
S307でマルチメディアデータがマルチメディアデータ再生端末12aに対して送信される。そして、S308では、送信されたマルチメディアデータがS313で構築されたデコーダプログラムが実行されて、コンテンツ信号が復号化される。復号化された信号は表示部などに供給され、マルチメディアデータとして再生される。
【0088】
以上、第2の実施例によるマルチメディアデータ配信システムの構成と、ネットワークを介してなされる処理シーケンスについて述べた。そして、第2実施例におけるマルチメディアデータ再生端末において、ハードウェアの構成は第1の実施例と同一であるが、ソフトウェアを実行させて行う動作環境は異なっている。
【0089】
即ち、再生するマルチメディアデータが選択される度に、そのデータを再生するデコーダプログラムが実行されるようになされ、共通のハードウェアでありながら多種類のマルチメディアデータを復号化することができる点で第1の実施例と異なっている。
【0090】
従って、第2実施例における再生デコーダ用プログラムは、マルチメディアデータの種類により正常に動作する必要がある他に、異なるハード構成のプログラム実行部に対しても正常に動作する必要がある。そこで、デコーダ用プログラムとしては、例えば中間コードにより記述される復号化プログラムを使用するなどによりプログラムの種類及びハードウェアの種類に関わらず正常な復号化動作をさせる。
【0091】
そこで、中間コードにより記述された復号化プログラムを用いることにより、デコーダプログラム部122のハードウェア構成、及びそこに搭載されるOS(Operating System)の差に依存しないマルチメディアデータ復号化環境を構築する。
【0092】
その中間コードにより記述されるOSとしては、例えばJavaVM(Java Virtual Machine)のようなプログラム実行環境を用いることにより、複数あるマルチメディアデータのデコードソフトが共通のハードウェアにより実行させられる(JAVAはサン・マイクロシステムズ・インコーポレーテッドの商標登録である。)。
【0093】
それにより、復号化用プログラムを実行するCPUの種類に関係なく、また表示される画像の表示解像度、画素単位に割り当てられる色ごとのビット数、及びマルチメディアデータの符号化フォーマットの種類等に依存することのないプログラム実行環境を実現できる。
【0094】
【発明の効果】
本発明のローカルサーバのデータ処理方法によれば、コンテンツ情報を変換して変換コンテンツ情報を生成し、再生端末から伝送される表示能力情報を受信し、低い表示能力であるとする表示画面の表示能力情報が得られたときには、コンテンツ情報の配信要求に対して変換コンテンツ情報の方を再生端末に配信するようにしているため、再生端末が有する表示能力に応じたコンテンツとして好適に再生することのできるネットワークシステムにおけるローカルサーバのデータ処理方法を提供できる効果を有している。さらに、表示画面能力が低い小形の再生端末に対しては、データ量の少ない方の変換コンテンツ情報を所定のメモリに記憶させるようにしているため、限られたメモリ容量を有する再生端末でのコンテンツ再生時間を長くすることができる。
【0095】
本発明のネットワークシステムにおけるローカルサーバ装置によれば、画像変換処理手段によりコンテンツ情報を変換して変換コンテンツ情報を生成し、能力情報受信手段により再生端末から伝送される表示能力情報を受信し、その受信された情報により表示器が低い表示能力であるとする表示能力情報が得られたときには、コンテンツ情報の配信要求に対し、コンテンツ情報配信手段により変換コンテンツ情報の方を再生端末に配信するように構成しているため、再生端末が有する再生性能に応じてコンテンツを好適に再生することのできるネットワークシステムにおけるローカルサーバ装置を提供できる効果を有している。さらに、表示画面サイズが小さな低表示能力の再生端末に対しては、データ量の少ない方の変換コンテンツ情報を所定のメモリに記憶させるようにするため、限られたメモリ容量を有する再生端末でのコンテンツ再生時間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に関わる、マルチメディアデータ配信システムの概略ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例に関わる、マルチメディアデータ配信サーバの構成を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施例に関わる、マルチメディアデータ再生端末の構成を示した図である。
【図4】本発明の第1の実施例に関わる、マルチメディアデータ配信システムの処理シーケンスを示した図である。
【図5】本発明の第1の実施例に関わる、機器性能情報の記述例について示したものである。
【図6】本発明の第2の実施例に関わるマルチメディアデータ配信システムの処理シーケンスを示した図である。
【符号の説明】
10 マルチメディアデータ再生システム
11、11a、11b マルチメディアデータ配信サーバ
12、12a マルチメディアデータ再生端末
13 ホームバス
14 PDA
15 パソコン
20 プロバイダ
21 コンテンツサーバ
30 インターネット
111 サーバー部
112 通信インタフェース
113 機器情報解析部
114 データ調整部
115 記憶媒体
115a デコーダプログラム
115b マルチメディアデータ情報
115c マルチメディアデータ部
116 通信制御部
117 マルチメディアデータ情報部
118 デコーダプログラム部
121 通信制御部
122 プログラム実行部
122a デコーダプログラム部
123 機器性能情報部
124 機器情報解析部
125 記憶媒体
125a マルチメディアデータ部
126 ブラウザコア
127 入力部
128 出力部

Claims (2)

  1. インターネット上に公開され、且つ画像を含むコンテンツ情報をダウンロードしてローカル配信するローカルサーバと、前記ローカルサーバから配信されるコンテンツ情報をそれぞれの表示能力で表示する第1及び第2の再生端末とを有し、前記第2の再生端末の表示能力は通常の表示能力を有する前記第1の再生端末の表示能力よりも低い表示能力を有して構成されるネットワークシステムにおける、前記第1及び第2の再生端末に前記コンテンツ情報を配信するローカルサーバのデータ処理方法であって、
    前記コンテンツ情報に含まれる画像を前記低い表示能力用に変換処理した変換コンテンツ情報を生成する画像変換ステップと、
    前記第1又は第2の再生端末から伝送される表示能力情報を受信する能力情報受信ステップと、
    その能力情報受信ステップにより、前記表示能力情報が前記低い表示能力である前記第2の再生端末から前記ローカルサーバにコンテンツ情報の配信要求があった場合には、前記ローカルサーバは前記変換コンテンツ情報を前記第2の再生端末に配信し、及び前記能力情報受信ステップにより、前記表示能力情報が前記通常の表示能力である前記第1の再生端末から前記ローカルサーバに配信要求があった場合には、前記ローカルサーバは前記コンテンツ情報を前記第1の再生端末に配信するコンテンツ情報配信ステップと、
    を有することを特徴とするローカルサーバのデータ処理方法。
  2. インターネット上に公開され、且つ画像を含むコンテンツ情報をダウンロードしてローカル配信するローカルサーバ装置と、前記ローカルサーバ装置から配信されるコンテンツ情報をそれぞれの表示能力で表示する第1及び第2の再生端末とを有し、前記第2の再生端末の表示能力は通常の表示能力を有する前記第1の再生端末の表示能力よりも低い表示能力を有して構成されるネットワークシステムにおける、前記第1及び第2の再生端末に前記コンテンツ情報を配信するローカルサーバ装置であって、
    前記コンテンツ情報に含まれる画像を前記低い表示能力用に変換処理した変換コンテンツ情報を生成する画像変換処理手段と、
    前記第1又は第2の再生端末から伝送される表示能力情報を受信する能力情報受信手段と、
    その能力情報受信手段により、前記表示能力情報が前記低い表示能力である前記第2の再生端末から前記ローカルサーバ装置にコンテンツ情報の配信要求があった場合には、前記ローカルサーバ装置は前記変換コンテンツ情報を前記第2の再生端末に配信し、及び前記能力情報受信ステップにより、前記表示能力情報が前記通常の表示能力である前記第1の再生端末から前記ローカルサーバ装置に配信要求があった場合には、前記ローカルサーバ装置は前記コンテンツ情報を前記第1の再生端末に配信するコンテンツ情報配信手段と、
    を具備し、前記再生端末に対し、表示能力に応じたコンテンツ情報を配信し、再生させるように構成することを特徴とするローカルサーバ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006268274A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Toshiba Corp コンテンツリスト作成装置,プログラム,方法並びにコンテンツリスト作成システム
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