JP2003264748A - デジタル放送受信機 - Google Patents

デジタル放送受信機

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JP2003264748A
JP2003264748A JP2002062640A JP2002062640A JP2003264748A JP 2003264748 A JP2003264748 A JP 2003264748A JP 2002062640 A JP2002062640 A JP 2002062640A JP 2002062640 A JP2002062640 A JP 2002062640A JP 2003264748 A JP2003264748 A JP 2003264748A
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幸一 舩矢
Hiroshi Chishima
博 千嶋
Naoki Sato
直樹 佐藤
Akira Kato
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Satoru Kaneda
悟 金田
Shuichi Shibata
修一 柴田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 デジタル放送受信機にダウンロードされてデ
ジタル放送受信機能を制御する受信機制御アプリケーシ
ョンにおいて、アプリケーションが不当なサイトに対す
る不適切な通信を発生させたり、不正にデジタル放送コ
ンテンツを利用することを防ぐ。 【解決手段】 デジタル放送波を受信する放送I/F1
2と、受信機制御アプリケーション20を実行して、受
信した放送波からコンテンツを抽出し当該コンテンツに
応じた放送サービスをユーザに提示するアプリケーショ
ン実行エンジン14と、ネットワーク網を介して接続さ
れたダウンローダ11と、通信サイト3または通信サイ
ト4から取得した受信機制御アプリケーション20を少
なくとも一つ格納する手段とを有するデジタル放送受信
機1であって、コンテンツによって指定されたサイトか
らダウンロードされた受信機制御アプリケーション20
のみにコンテンツに対するアクセスを許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送受信
機能と通信機能を備えるデジタル放送受信機に関し、特
に、デジタル放送受信機へダウンロードされた受信機制
御アプリケーションがネットワーク網上のサイトやメモ
リに対するアクセスを制御できるデジタル放送受信機に
関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル放送サービスでは、放送局から
放送されたデジタル放送波を受信し、これを基に取得し
たデジタル放送コンテンツを処理してユーザへ提示する
端末(デジタル放送受信機)をネットワーク網へ接続し
た放送システムが用いられる。従来の放送システムの一
例として、特開2001−285218号公報に開示さ
れる「データ放送利用方法、データ放送用システム及び
記録媒体」がある。このシステムでは、地域商店に設置
された蓄積部にカタログデータなどを放送し、地域商店
は広告サーバ会社から配信される顧客情報と蓄積部に蓄
積されたカタログデータとを基に、顧客に対するサービ
スや売り込みなどを行える。
【0003】また、従来の放送システムの別の一例とし
て、特開2001−292438号公報に開示される
「双方向通信方法及びその通信システム、並びに双方向
通信プログラムを記憶した記憶媒体」がある。このシス
テムでは、顧客に提供するデータを複数設け、顧客の顧
客情報を端末内に格納し、格納された顧客情報を基に複
数のデータから一つを選択して提示する。
【0004】また、従来の放送システムのさらに別の一
例として、特開2000−196970号公報に開示さ
れる「情報端末機能付き放送受信機及び同受信機の出力
環境設定用プログラムを記録した記録媒体」がある。こ
のシステムでは、端末利用者の操作履歴情報を端末内に
蓄積し、この情報から利用者の嗜好を判定し、この判断
結果に基づいて端末の出力内容を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各公報に開示され
る発明を適用した放送システムに用いられる端末は、外
部サーバから取得した顧客情報または端末内で発生した
顧客情報を利用するのみである。つまり、動作記述を含
むプログラムを放送または通信によって取得して端末内
で処理したり、デジタル放送サービスをユーザに提供す
る際にアクセスできるサイト(ネットワーク網のサーバ
に格納されており不特定多数の人間が閲覧可能なデータ
やプログラムなど)またはコンテンツを制限したりする
ことはできない。このため、上記各公報に開示された発
明を適用した放送システムに用いられる端末には、以下
に掲げる問題があった。
【0006】第1の問題点は、端末にダウンロードされ
た受信機アプリケーションが不正なアプリケーション
(例えば、放送局が指定するアプリケーションではない
もの)だった場合、そのアプリケーションが不当なサイ
トに対する不適切な通信を行うことを端末が防げないこ
とである。換言すると、放送局から取得したデジタル放
送コンテンツを不正な受信機制御アプリケーションを用
いて端末が処理した場合、このアプリケーションは放送
局が予期しないサイトに対して不正にデータを送信する
ことができた。これは、受信機制御アプリケーションが
アクセス可能な通信サイトを制限する手段を端末が備え
ていなかったためである。
【0007】第2の問題点は、端末にダウンロードされ
た受信機制御アプリケーションが不正なアプリケーショ
ンだった場合、そのアプリケーションが不正に他の受信
機制御アプリケーションやその管理領域にアクセスする
ことを端末が防げないことである。換言すると、放送局
から取得したデジタル放送コンテンツを不正なアプリケ
ーションを用いて端末が処理した場合、このアプリケー
ションは、放送局が予期しないメモリ領域に対して不正
にデータの書き込み/読み出しを行うことができた。こ
れは、受信機制御アプリケーションがアクセス可能なメ
モリ領域を制限する手段を端末が備えていなかったため
である。
【0008】第3の問題点は、端末にダウンロードされ
た受信機制御アプリケーションが不正なアプリケーショ
ンだった場合、そのアプリケーションが不正にデジタル
放送コンテンツにアクセスしたり、アクセスしたデジタ
ル放送コンテンツを不正に利用したりすることを端末が
防げないということである。換言すると、放送局から取
得したデジタル放送コンテンツを不正な受信機制御アプ
リケーションを用いて端末が処理した場合、このアプリ
ケーションは、デジタル放送コンテンツに不正にアクセ
スしたり、コンテンツを不正に利用することができた。
これは、受信機制御アプリケーションがアクセス可能な
デジタル放送コンテンツを制限する手段を端末が備えて
いなかったためである。
【0009】第4の問題点は、デジタル放送コンテンツ
の指示に従って事業者専用領域または事業者系専用領域
へのアクセスを行うことを、端末にダウンロードされた
受信機制御アプリケーションが制御できないということ
である。これは、デジタル放送コンテンツを放送してい
る放送事業者またはその系列に応じて受信機制御アプリ
ケーションがアクセスできるメモリ領域を制限する手段
を端末が備えていなかったためである。なお、事業者専
用領域とは、デジタル放送コンテンツを放送している放
送事業者が専用に用いるメモリ領域を示す。また、事業
者系列専用領域とは、デジタル放送コンテンツを放送し
ている放送事業者と同じ系列に属する放送事業者群が専
用に用いるメモリ領域を示す。換言すると、事業者系列
専用領域は、少なくとも一つの放送事業者から構成され
る放送事業者のグループが専用に用いるメモリ領域を示
す。
【0010】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
であり、端末にダウンロードされた受信機制御アプリケ
ーションがアクセス可能な通信サイト・メモリ領域・デ
ジタル放送コンテンツを制限することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、第1の態様として、デジタル放送波を受
信する手段と、所定のアプリケーションを実行して、受
信した放送波からコンテンツを抽出し当該コンテンツに
応じた放送サービスをユーザに提示する手段と、ネット
ワーク網を介して接続されたサーバとデータを送受信す
る通信手段と、通信手段を用いてサーバからアプリケー
ションを取得するアプリケーション取得手段と、サーバ
から取得したアプリケーションを少なくとも一つ格納す
る手段とを有するデジタル放送受信機であって、アプリ
ケーションが通信手段を用いてアクセス可能なサイト
を、アプリケーションを取得した際にアクセスしたサイ
トに限定する通信アクセス制御手段を有することを特徴
とするデジタル放送受信機を提供するものである。以上
構成において、通信アクセス制御手段は、アプリケーシ
ョン取得手段がアプリケーションを取得する際にアクセ
スしたサイトから当該サイトを特定する情報を獲得して
各アプリケーションごとに蓄積し、当該情報が蓄積され
ているサイトに対するアクセスのみを許可することが好
ましい。本発明の第1の態様によれば、デジタル放送受
信機にダウンロードされてデジタル放送受信機能を制御
する受信機制御アプリケーションがネットワーク網を介
してアクセスできる通信サーバを、当該受信機制御アプ
リケーションのダウンロード元の通信サーバに限定でき
る。これによって、仮に不正な受信機制御アプリケーシ
ョンがデジタル放送受信機にダウンロードされたとして
も、このアプリケーションはダウンロード元にしかアク
セスできない。よって、不正な受信機制御アプリケーシ
ョンがユーザの意図しない不正なサイトへ不適切なアク
セスを発生させることを防ぐことができる。
【0012】また、上記目的を達成するため、本発明
は、第2の態様として、デジタル放送波を受信する手段
と、所定のアプリケーションを実行して、受信した放送
波からコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送
サービスをユーザに提示する手段と、ネットワーク網を
介して接続されたサーバとデータを送受信する通信手段
と、通信手段を用いてサーバからアプリケーションを取
得するアプリケーション取得手段と、サーバから取得し
たアプリケーションを少なくとも一つ格納する手段とを
有するデジタル放送受信機であって、アプリケーション
が通信手段を用いてアクセス可能なサイトを、アプリケ
ーション取得した際にアクセスしたサイトによって指定
されたサイトに限定する通信アクセス制御手段を有する
ことを特徴とするデジタル放送受信機を提供するもので
ある。以上の構成において、通信アクセス制御手段は、
アプリケーション取得手段がアプリケーションを取得す
る際にアクセスしたサイトから所定のサイトを特定する
情報を獲得して各アプリケーションごとに蓄積し、当該
情報が蓄積されているサイトに対するアクセスのみを許
可することが好ましい。本発明の第2の態様によれば、
デジタル放送受信機にダウンロードされた受信機制御ア
プリケーションがアクセスできる通信サーバを、受信機
制御アプリケーションのダウンロード元から指定された
通信サーバに限定できる。これによって、仮に不正な受
信機制御アプリケーションがデジタル放送受信機にダウ
ンロードされたとしても、このアプリケーションはダウ
ンロード元の通信サーバから指定されたサイトにしかア
クセスできない。よって、不正な受信機制御アプリケー
ションがユーザの意図しない不正なサイトへ不適切なア
クセスを発生させることを防ぐことができる。
【0013】また、上記目的を達成するため、本発明
は、第3の態様として、デジタル放送波を受信する手段
と、所定のアプリケーションを実行して、受信した放送
波からコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送
サービスをユーザに提示する手段と、ネットワーク網を
介して接続されたサーバとデータを送受信する通信手段
と、通信手段を用いてサーバからアプリケーションを取
得するアプリケーション取得手段と、サーバから取得し
たアプリケーションを少なくとも一つ格納する手段と、
アプリケーションがデータの書き込み/読み出しを行う
アプリケーション専用領域を各アプリケーションごとに
それぞれ備えた記憶手段とを有するデジタル放送受信機
であって、所定のアプリケーション専用領域に対するデ
ータの書き込み/読み出しを当該アプリケーション専用
領域に対応するアプリケーションのみに許可するメモリ
アクセス制御手段を有することを特徴とするデジタル放
送受信機を提供するものである。以上の構成において、
メモリアクセス制御手段は、アプリケーション取得手段
がアプリケーションを取得する際にアクセスしたサイト
から当該サイトを特定する情報を獲得して各アプリケー
ションごとに蓄積し、所定のアプリケーションに対して
データの書き込み/読み出しを要求するアプリケーショ
ンを、情報を用いて特定することが好ましい。本発明の
第3の態様によれば、デジタル放送受信機にダウンロー
ドされた受信機制御アプリケーションの一つがアクセス
可能なメモリ領域について、他の受信機制御アプリケー
ションからのアクセスできないように制限できる。これ
によって、不正な受信機制御アプリケーションが、他の
受信機制御アプリケーションやこれが管理するメモリ領
域に対して不正にアクセスすることを防止できる。
【0014】また、上記目的を達成するため、本発明
は、第4の態様として、デジタル放送波を受信する手段
と、所定のアプリケーションを実行して、受信した放送
波からコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送
サービスをユーザに提示する手段と、ネットワーク網を
介して接続されたサーバとデータを送受信する通信手段
と、通信手段を用いてサーバからアプリケーションを取
得するアプリケーション取得手段と、サーバから取得し
たアプリケーションを少なくとも一つ格納する手段とを
有するデジタル放送受信機であって、コンテンツによっ
て指定されたサイトからダウンロードされたアプリケー
ションのみにコンテンツに対するアクセスを許可するコ
ンテンツアクセス制御手段を有することを特徴とするデ
ジタル放送受信機を提供するものである。以上の構成に
おいて、コンテンツアクセス制御手段は、アプリケーシ
ョン取得手段がアプリケーションを取得する際にアクセ
スしたサイトから当該サイトを特定する情報を獲得して
各アプリケーションごとに蓄積し、ダウンロード元のサ
イトがコンテンツによって指定されるサイトと一致する
アプリケーションに対してコンテンツへのアクセスを許
可することが好ましい。本発明の第4の態様によれば、
デジタル放送受信機が受信したデジタル放送波に含まれ
るコンテンツにアクセスできる受信機制御アプリケーシ
ョンを、コンテンツによって指定されたサイトからダウ
ンロードされた受信機制御アプリケーションのみに限定
できる。これによって、仮に、不正な受信機制御アプリ
ケーションがデジタル放送受信機にダウンロードされた
としても、このアプリケーションは、不正にデジタル放
送コンテンツにアクセスしたり、アクセスしたデジタル
放送コンテンツを不正に利用したりすることはできな
い。
【0015】また、上記目的を達成するため、本発明
は、第5の態様として、デジタル放送波を受信する手段
と、所定のアプリケーションを実行して、受信した放送
波からコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送
サービスをユーザに提示する手段と、ネットワーク網を
介して接続されたサーバとデータを送受信する通信手段
と、通信手段を用いてサーバからアプリケーションを取
得するアプリケーション取得手段と、サーバから取得し
たアプリケーションを少なくとも一つ格納する手段とを
有するデジタル放送受信機であって、アプリケーション
が通信手段を用いてアクセス可能なサイトを、コンテン
ツによって指定されたサイトのみに限定する通信アクセ
ス制御手段を有することを特徴とするデジタル放送受信
機を提供するものである。以上の構成において、通信ア
クセス制御手段は、アプリケーション取得手段がアプリ
ケーションを取得する際にアクセスしたサイトから当該
サイトを特定する情報を獲得して各アプリケーションご
とに蓄積し、ダウンロード元のサイトがコンテンツによ
って指定されるサイトと一致するアプリケーションに対
して通信手段を用いてのアクセスを許可することが好ま
しい。本発明の第5の態様によれば、デジタル放送受信
機にダウンロードされた受信機制御アプリケーションが
アクセスできる通信サーバを、デジタル放送コンテンツ
によって指定された通信サーバに限定できる。これによ
って、仮に、不正な受信機制御アプリケーションがデジ
タル放送受信機にダウンロードされたとしても、このア
プリケーションが不当なサイトに対して不適切な通信を
発生させるのを防止できる。
【0016】また、上記目的を達成するため、本発明
は、第6の態様として、デジタル放送波を受信する手段
と、所定のアプリケーションを実行して、受信した放送
波からコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送
サービスをユーザに提示する手段と、ネットワーク網を
介して接続されたサーバとデータを送受信する通信手段
と、通信手段を用いてサーバからアプリケーションを取
得するアプリケーション取得手段と、サーバから取得し
たアプリケーションを少なくとも一つ格納する手段と、
アプリケーションがデータの書き込み/読み出しを行う
領域をデジタル放送波を送出する放送事業者または当該
放送事業者が属する放送事業者のグループごとにそれぞ
れ備えた記憶手段とを有するデジタル放送受信機であっ
て、放送事業者または放送事業者のグループを特定する
事業者情報をデジタル放送波を基に取得する手段をさら
に有し、アプリケーションは、記憶手段の特定の領域に
対してアクセスするか否かを事業者情報に基づいて判断
することを特徴とするデジタル放送受信機を提供するも
のである。以上の構成によれば、デジタル放送受信機に
ダウンロードされた受信機制御アプリケーションは、デ
ジタル放送を行っている放送事業者または当該放送事業
者が属する放送事業者系列を特定する情報に基づいて、
特定のメモリ領域に対してアクセスするか否かを判断で
きる。これによって、特定の放送事業者のみがアクセス
可能な領域、または、特定の放送事業者系列のみがアク
セス可能な領域をメモリなどの記憶手段上で運用するこ
とが可能となる。
【0017】また、上記目的を達成するため、本発明
は、第7の態様として、デジタル放送波を受信する手段
と、所定のアプリケーションを実行して、受信した放送
波からコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送
サービスをユーザに提示する手段と、ネットワーク網を
介して接続されたサーバとデータを送受信する通信手段
と、通信手段を用いてサーバからアプリケーションを取
得するアプリケーション取得手段と、サーバから取得し
たアプリケーションを少なくとも一つ格納する手段と、
アプリケーションがデータの書き込み/読み出しを行う
領域をデジタル放送波を送出する放送事業者または当該
放送事業者が属する放送事業者のグループごとにそれぞ
れ備えた記憶手段とを有するデジタル放送受信機であっ
て、放送事業者または放送事業者のグループを特定する
事業者情報をデジタル放送波を基に取得する手段と、記
憶手段の特定の領域に対してアプリケーションが要求す
るアクセスを許可するか否かを、事業者情報に基づいて
判断する手段とを有することを特徴とするデジタル放送
受信機を提供するものである。以上の構成によれば、デ
ジタル放送受信機にダウンロードされた受信機制御アプ
リケーションは、デジタル放送を行っている放送事業者
または当該放送事業者が属する放送事業者系列を特定す
る情報に基づいて、デジタル放送受信機にダウンロード
された受信機制御アプリケーションに対して、当該受信
機制御アプリケーションが要求する特定のメモリ領域へ
のアクセスを許可するか否かを判断できる。これによっ
て、特定の放送事業者のみがアクセス可能な領域、また
は、特定の放送事業者系列のみがアクセス可能な領域を
メモリなどの記憶手段上で運用することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕本発明を好
適に実施した第1の実施形態について説明する。図3
に、本実施形態によるデジタル放送受信機を適用した放
送システムを示す。この放送システムは、デジタル放送
受信機1、放送局2、通信サイト(A)3および通信サ
イト(B)4を有する。放送局2は、デジタル放送コン
テンツなどのデータをデジタル放送波によって不特定多
数の視聴者へ送出する。通信サイト(A)3および通信
サイト(B)4は、ネットワーク網に接続された不図示
の通信サーバなどに格納されたプログラムやコンテンツ
などであり、ネットワーク網を介して不特定多数の人間
がアクセス可能に構成される。例えば、通信サイト
(A)3,(B)4は、ネットワーク網を介してアプリ
ケーションプログラムをデジタル放送受信機1などの端
末にダウンロードさせる。通信サイト(A)3および通
信サイト(B)4のそれぞれは、例えばHTML、XM
L、XHTML、スクリプト言語、Java(登録商
標)、C言語などのプログラム言語や実行ファイル(実
行可能なプログラムが入ったファイル)などが用いられ
て構成される。デジタル放送受信機1は、ダウンローダ
11、放送インタフェース(I/F)12、通信インタ
フェース(I/F)13、アプリケーション実行エンジ
ン14、受信機制御アプリケーション20、アドレス格
納部21およびアプリケーション管理領域22を有す
る。ダウンローダ11は、通信I/F13を介して通信
サイト(A)3(または、通信サイト(B)4)にアク
セスし、受信機制御用アプリケーション20をダウンロ
ードして不図示のアプリケーション格納手段に格納す
る。この際、ダウンローダ11は、通信サイト(A)3
(または、通信サイト(B)4)のアドレスまたはドメ
イン名をアドレス格納部21へ格納するか、または、受
信機制御アプリケーション20をダウンロードする際に
通信サイト(A)3(または、通信サイト(B)4)に
よって指定されたアドレスまたはドメイン名をアドレス
格納部21へ格納する。放送I/F12は、デジタル放
送波を受信するためのインタフェースであり、デジタル
放送波からデジタル放送データなどを抽出する。例え
ば、放送I/F12は、デジタル放送波を受信するため
のアンテナや符号化された放送信号を復号するデコーダ
などを有して構成される。通信I/F13は、ネットワ
ーク網を介してデータを送受信するためのインタフェー
スである。例えば、通信I/F13は、モデムやDSU
などを有して構成される。なお、通信の形態は無線通信
または有線通信のいずれでもよい。アプリケーション実
行エンジン14は、放送I/F12を介して放送局2か
ら取得したデータ、および、通信I/F13を介して通
信サイト(A)3(または、通信サイト(B)4)から
取得したデータ、並びに、アプリケーション管理領域2
2に格納されたデータを、受信機制御アプリケーション
20を実行することによって処理する。アプリケーショ
ン実行エンジン14は、この処理結果を、アプリケーシ
ョン管理領域22に書き込んだり、通信サイト(A)3
(または、通信サイト(B)4)へ送信したり、不図示
の提示手段(例えば、液晶パネル、スピーカなど)を用
いてユーザへ提示したりする。処理結果をユーザに提示
する形式としては、動画像、静止画像、音声、文字、図
形等を含む様々なマルチメディア表現が可能である。例
えば、アプリケーション実行エンジン14は、アプリケ
ーションを実行する演算素子(CPU、MPUなど)や
アプリケーションの作業領域となるRAMなどを有して
構成される。受信機制御アプリケーション20は、アプ
リケーション実行エンジン14上において実行されるプ
ログラムであり、このプログラムの動作によってデジタ
ル放送受信機1はデジタル放送サービスをユーザに提供
する。受信機制御アプリケーション20には、例えば、
デジタル放送受信機1の各部の制御手順などが記されて
いる。受信機制御アプリケーション20は、特定のプロ
グラム言語やプログラム形式に限定されることはなく、
あらゆるプログラム言語およびプログラム形式を用いる
ことができる。例えば、ライブラリや実行ファイルなど
を、HTML、XTML、XHTML、Java(登録
商標)などのプログラム言語を用いて記述するようにし
てもよい。受信機制御アプリケーション20は、デジタ
ル放送サービスをユーザに提示するための処理(例え
ば、アプリケーション管理領域22に対するデータの書
き込み/読み出しや、通信I/F13を用いての通信サ
イト(A)3または通信サイト(B)4に対する通信、
ユーザへの情報の提示など)をアプリケーション実行エ
ンジン14に要求して、実行させる。アドレス格納部2
1は、デジタル放送受信機1がアクセスできるサイトの
アドレスやドメイン名が格納される。アプリケーション
管理領域22は、ユーザがデジタル放送サービスの提供
を受ける際に必要となるデータが格納されており、アプ
リケーション実行エンジン14がデータの読み出しや書
き込みを行うメモリ領域である。アドレス格納部21や
アプリケーション管理領域22には、データを高速に読
み出し/書き込みを行える記憶手段としてのRAM、記
憶内容を保持可能な記憶手段としのNVRAMやEEP
ROM、大容量記憶手段としてのハードディスクおよび
リムーバブル記憶手段などを適用することができる。
【0019】アプリケーション実行エンジン14が通信
I/F13を用いてデータを送受信する際に、受信機制
御アプリケーション20はアドレス格納部21に格納さ
れているアドレス(または、ドメイン名)と通信相手の
アドレス(または、ドメイン名)とが一致するか否かを
アプリケーション実行エンジン14に判断させ、一致す
る場合のみ通信を実行させる。すなわち、アプリケーシ
ョン実行エンジン14は、アドレス格納部21にアドレ
スまたはドメイン名が格納されているサイトに対しての
みアクセスできる。この動作は、例えばライブラリ関数
を用いることで実現できる。なお、これは他の実施形態
の動作についても同様である。例えば、受信機制御アプ
リケーション20のダウンロード元である通信サイト
(A)3(または、通信サイト(B)4)のアドレスま
たはドメイン名がアドレス格納部21に格納される場
合、アプリケーション実行エンジン14は、通信サイト
(A)3(または、通信サイト(B)4)に対するアク
セスのみを行えることになる。また、受信機制御アプリ
ケーションの20のダウンロード元である通信サイトか
ら指定されたアドレス・ドメイン名がアドレス格納部2
1へ格納される場合、アプリケーション実行エンジン1
4は、アドレス格納部21にアドレスまたはドメイン名
が格納されている通信サイトに対するアクセスのみを行
えることになる。例えば、通信機制御アプリケーション
20のダウンロード元である通信サイト(A)3から通
信サイト(B)4のアドレスを指定された場合、デジタ
ル放送受信機1は、通信サイト(B)4に対するアクセ
スのみを行える。
【0020】なお、デジタル放送サービスをユーザに提
供する際、受信機制御アプリケーション20は、アドレ
ス格納部21にアドレスまたはドメイン名が格納されて
いる通信サイトに対するアクセスのみをアプリケーショ
ン実行エンジン14に要求するようにしてもよい。
【0021】〔第2の実施形態〕本発明を好適に実施し
た第2の実施形態について説明する。図2に、本実施形
態によるデジタル放送受信機を適用した放送システムを
示す。この放送システムは、デジタル放送受信機1、放
送局2、通信サイト(A)3および通信サイト(B)4
を有しており、放送局2、通信サイト(A)3および通
信サイト(B)4は、第1の実施形態と同様である。デ
ジタル放送受信機1は、アプリケーション管理領域22
の代わりにアプリケーション専用領域24(24a,2
4b)を有するほかは、第1の実施形態と同様である。
ただし、本実施形態では、受信機制御アプリケーション
20(20a,20b)およびアドレス格納部21(2
1a,21b)をそれぞれ二つずつ有する。
【0022】アプリケーション専用領域24は、受信機
制御アプリケーション20が放送サービスをユーザに提
供する際に必要となるデータが格納されるメモリ領域で
あり、受信機制御アプリケーション20a、20bがそ
れぞれアプリケーション専用領域24a、24bに対応
している。アプリケーション実行エンジン14は、それ
ぞれのアプリケーション専用領域に対するアクセスを、
対応する受信機制御アプリケーションから要求された場
合のみ実行する。換言すると、それぞれの受信機制御ア
プリケーション20は、自身のダウンロード元である通
信サイトのアドレス(または、ドメイン名)が格納され
たアドレス格納部21に対応したアプリケーション専用
領域24に対してのみアクセスするように、アプリケー
ション実行エンジン14を制御する。例えば、アプリケ
ーション実行エンジン14は、通信サイト(A)3から
ダウンロードされた受信機制御アプリケーション20a
が要求するアプリケーション専用領域24に対するアク
セスのうち、自身のダウンロード元である通信サイト
(A)3のアドレス(または、ドメイン名)が格納され
たアドレス格納部21aに対応するアプリケーション専
用領域24aに対するものは実行するが、アプリケーシ
ョン専用領域24bに対するものは実行しない。これに
より、本実施形態による放送システムにおいては、デジ
タル放送受信機にダウンロードされた受信機制御アプリ
ケーションが不正なものであったとしても、他の受信機
制御アプリケーションに対応するアプリケーション専用
領域に格納されているデータに対してアクセスすること
はできない。
【0023】〔第3の実施形態〕本発明を好適に実施し
た第3の実施形態について説明する。図1に、本実施形
態によるデジタル放送受信機を適用した放送システムを
示す。この放送システムは、デジタル放送受信機1、放
送局2、通信サイト(A)3および通信サイト(B)4
を有しており、放送局2、通信サイト(A)3および通
信サイト(B)4は、第1の実施形態と同様である。デ
ジタル放送受信機1は、第1の実施形態による構成に加
え、アドレス格納部31をさらに有する。アドレス格納
部31は、放送局2から放送されたデータを基に放送I
/F12が抽出したアドレスまたはドメイン名の情報を
格納する。
【0024】受信機制御アプリケーション20は、アプ
リケーション実行エンジン14に、通信I/F13を介
した通信を要求する際に、アドレス格納部21に格納さ
れているアドレスまたはドメイン名と、アドレス格納部
31に格納されているアドレスまたはドメイン名とをア
プリケーション実行エンジン14に比較させる。前者と
後者とが一致しない場合、アプリケーション実行エンジ
ン14は、通信I/F13を用いた通信を行わない。こ
の時、アプリケーション実行エンジン14は、通信が行
われなかったことをユーザに提示することが好ましい。
また、アプリケーション実行エンジン14は、受信機制
御アプリケーション20が不正なアプリケーションであ
るとして動作を停止することが好ましい。一方、アドレ
ス格納部21に格納されているアドレスまたはドメイン
名と、アドレス格納部31に格納されているアドレスま
たはドメイン名とが一致する場合、アプリケーション実
行エンジン14は、受信機制御アプリケーション20が
アクセスを要求する通信サイトに対して、通信I/F1
3を用いて通信を行う。これにより、放送局2が放送に
よって指定したサイトにアクセスできる受信機制御アプ
リケーション20は、放送局2によってアドレスまたは
ドメイン名が指定されたサイトからダウンロードされた
受信機制御アプリケーションに限定される。
【0025】〔第4の実施形態〕本発明を好適に実施し
た第4の実施形態について説明する。図4に、本実施形
態によるデジタル放送受信機を適用した放送システムを
示す。この放送システムは、デジタル放送受信機1、放
送局2、通信サイト(A)3および通信サイト(B)4
を有しており、放送局2、通信サイト(A)3および通
信サイト(B)4は、第1の実施形態と同様である。デ
ジタル放送受信機1は、アドレス格納部21の代わりに
アドレス格納部31を有するほかは、第1の実施形態と
同様である。アドレス格納部31は、第3の実施形態の
ものと同様であり、放送局2から放送されたデータを基
に放送I/F12が抽出したアドレスまたはドメイン名
の情報を格納する。
【0026】アプリケーション実行エンジン14が受信
機制御アプリケーション20から指定された通信サイト
へのアクセスを行う際に、受信機制御アプリケーション
20は、指定された通信サイトのアドレスまたはドメイ
ン名がアドレス格納部31に格納されているアドレスま
たはドメイン名の情報のものと一致するか否かをアプリ
ケーション実行エンジン14に比較させる。両者が一致
する場合、受信機制御アプリケーション20は、この通
信サイトに対するアクセスをアプリケーション実行エン
ジン14に許可し、通信I/F13を用いて通信を行わ
せる。一方、両者が一致しない場合、受信機制御アプリ
ケーション20は、この通信サイトに対するアクセスを
アプリケーション実行エンジン14に許可しないため、
I/F13を用いた通信は行われない。これにより、不
正な受信機制御アプリケーションがデジタル放送受信機
1にダウンロードされたとしても、そのアプリケーショ
ンが不正な通信を行うことを防止できる。
【0027】〔第5の実施形態〕本発明を好適に実施し
た第5の実施形態について説明する。図5に、本実施形
態によるデジタル放送受信機を適用した放送システムを
示す。この放送システムは、デジタル放送受信機1、放
送局2、通信サイト(A)3および通信サイト(B)4
を有しており、放送局2、通信サイト(A)3および通
信サイト(B)4は、第1の実施形態と同様である。デ
ジタル放送受信機1は、アドレス格納部21の代わりに
放送事業者ID格納部32および放送事業者系列ID格
納部33を有するほかは、第1の実施形態と同様であ
る。放送事業者ID格納部32は、放送I/F12が放
送局2から放送されたデータを基に抽出した放送事業者
のID(放送事業者ID)が格納される。放送事業者系
列ID格納部33は、放送I/F12が放送局2から放
送されたデータを基に抽出した放送事業者系列のID
(放送事業者系列ID)が格納される。なお、放送事業
者IDは、放送事業者を特定する情報(ID符号)であ
り、放送局2から放送されているコンテンツに関連づけ
られている。また、放送事業者系列IDは、放送事業者
系列を特定する情報(ID符号)であり、放送局2から
放送されているコンテンツに関連づけられている。
【0028】受信機制御アプリケーション20は、アプ
リケーション管理領域22の特定の領域にアクセスする
か否かを、放送事業者ID格納部32に格納された放送
事業者IDまたは放送事業者系列ID格納部33に格納
された放送事業者系列IDを基に判断・制御するよう
に、アプリケーション実行エンジン14に対して指示す
る。例えば、アプリケーション実行エンジン14がアプ
リケーション管理領域22上の受信機制御アプリケーシ
ョン20から指定された領域へアクセスする際に、受信
機制御アプリケーション20は、この領域に対応する放
送事業者ID(または、放送事業者系列ID)が放送事
業者ID格納部32(または、放送事業者系列ID格納
部33)に格納されているか否かをアプリケーション実
行エンジン14に判断させ、格納されている場合のみア
クセスを実行させる。これによって、アプリケーション
実行エンジン14は、受信機制御アプリケーション20
を実行する際に、アプリケーション管理領域22の特定
の領域に対するアクセスを行うか否かを放送局2から放
送された放送事業者IDまたは放送事業者系列IDに従
って判断できる。
【0029】〔第6の実施形態〕本発明を好適に実施し
た第6の実施形態について説明する。図6に、本実施形
態によるデジタル放送受信機を適用した放送システムを
示す。この放送システムは、デジタル放送受信機1、放
送局2、通信サイト(A)3および通信サイト(B)4
を有しており、放送局2、通信サイト(A)3および通
信サイト(B)4は、第1の実施形態と同様である。デ
ジタル放送受信機1は、第5の実施形態による構成に加
えさらに、放送事業者専用領域41および放送事業者系
列専用領域42を有するほかは、第5の実施形態と同様
である。放送事業者専用領域41は、特定の放送事業者
が専用に利用できるメモリ領域である。放送事業者系列
専用領域42は、特定の放送事業者系列が専用に利用で
きるメモリ領域である。放送事業者専用領域41および
放送事業者系列専用領域42は、受信機制御アプリケー
ション20が直接アクセスできるアプリケーション管理
領域22とは別個に設けられる。受信機制御アプリケー
ション20は、放送事業者専用領域41または放送事業
者系列専用領域42の特定の領域にアクセスするか否か
を、放送事業者ID格納部32に格納された放送事業者
ID、または、放送事業者系列ID格納部33に格納さ
れた放送事業者系列IDに基づいて判断・制御する。
【0030】図7に、デジタル放送受信機1の要部を示
す。図に示すように、放送事業者専用領域41は、放送
事業者のIDに対応してM個の専用領域を有している。
例えば、放送事業者IDが“i”である放送事業者が専
用に利用できる領域として、「放送事業者(#i)専用
領域」が割り当てられる。また、放送事業者系列専用領
域42は、放送事業者系列IDの対応してN個の専用領
域を有している。例えば、放送事業者系列IDが“j”
である放送事業者系列が専用に利用できる領域として、
「放送事業者系列(#j)専用領域」が割り当てられ
る。受信機制御アプリケーション20は、放送事業者I
D格納部32または放送事業者系列ID格納部33に格
納されている情報に基づいて、放送事業者専用領域41
内で特定の放送事業者IDに割り当てられた領域、また
は、放送事業者系列専用領域42内で特定の放送事業者
系列に割り当てられた領域にアクセスするようにアプリ
ケーション実行エンジン14に要求する。
【0031】図8に、本実施形態によるデジタル放送受
信機の動作の一例を示す。この動作は、受信機制御アプ
リケーション20が放送事業者X(放送事業者IDを
“x”とする。)専用の領域にアクセスしようとする場
合の動作の例である。受信機制御アプリケーション20
は、放送事業者専用領域41へアクセスする際に、自身
がアクセスしようとする放送事業者XのID(x)と放
送事業者ID格納部32に格納されている放送事業者の
IDとをアプリケーション実行エンジン14に比較させ
る(ステップS101)。両者が一致した場合、換言す
ると、放送事業者ID格納部32に放送事業者XのID
が格納されている場合は(ステップS102/Ye
s)、受信機制御アプリケーション20は、放送事業者
専用領域41内の放送事業者(#x)専用領域へのアク
セスをアプリケーション実行エンジン14に許可してデ
ータの書き込みや読み出しを行わせる。一方、両者が一
致しない場合、換言すると、放送事業者ID格納部32
に放送事業者XのIDが格納されていない場合は(ステ
ップS102/No)、処理を終了する。これによっ
て、特定の放送事業者のみがアクセス可能な領域をメモ
リなどの記憶手段上に実現できる。
【0032】受信機制御アプリケーション20が、放送
事業者系列専用の領域へのアクセスをアプリケーション
実行エンジン14に行わせる場合の処理は、図8のフロ
ーにおいて放送事業者IDの代わりに放送事業者系列I
Dを用いればよい。これによって、特定の放送事業者系
列のみがアクセス可能な領域をメモリなどの記憶手段上
に実現できる。
【0033】なお、本実施形態では、放送事業者専用領
域41や放送事業者系列専用領域42をアプリケーショ
ン管理領域22とは別個に設けているが、これらをアプ
リケーション管理領域22の内部に設けてもよい。すな
わち、アプリケーション管理領域22の中の特定の領域
を放送事業者専用領域41や放送事業者系列専用領域4
2としてもよい。
【0034】〔第7の実施形態〕本発明を好適に実施し
た第7の実施形態について説明する。図9に、本実施形
態によるデジタル放送受信機を適用した放送システムを
示す。この放送システムは、デジタル放送受信機1、放
送局2、通信サイト(A)3および通信サイト(B)4
を有しており、放送局2、通信サイト(A)3および通
信サイト(B)4は第1の実施形態と同様である。デジ
タル放送受信機1は、第5の実施形態による構成に加え
て、さらにアクセス制御部34を有する。アプリケーシ
ョン実行エンジン14は、受信機制御アプリケーション
20から要求されたアプリケーション格納領域22内の
特定の領域に対するアクセスをアクセス制御部34を介
して行う。換言すると、アプリケーション実行エンジン
14がアプリケーション格納領域22内の特定の領域に
対してアクセスを要求すると、アクセス制御部34は、
放送事業者ID格納部32に格納された放送事業者I
D、または放送事業者系列ID格納部33に格納された
放送事業者IDを基に、アクセスを許可するか否かを判
断する。例えば、アクセス制御部34は、アプリケーシ
ョン実行エンジン14がアクセスを要求している領域に
関連する放送事業者のID(または、放送事業者系列の
ID)と、放送事業者系列ID格納部32に格納されて
いる放送事業者系列ID(または、放送事業者系絵列I
D格納部33に格納されている放送事業者系列ID)と
を比較する。両者が一致する場合、アクセス制御部34
は、アプリケーション実行エンジン14が要求した特定
の領域に対するアクセスを許可する。一方、両者が一致
しない場合、アクセス制御部34は、アプリケーション
実行エンジン14が要求したアプリケーション管理領域
22内の特定の領域に対するアクセスを許可しない。こ
れによって、特定の放送事業者または特定の放送事業者
系列のみがアクセス可能な領域をメモリなどの記憶手段
上に実現できる。
【0035】〔第8の実施形態〕本発明を好適に実施し
た第8の実施形態について説明する。図10に、本実施
形態によるデジタル放送受信機を適用した放送システム
を示す。この放送システムは、デジタル放送受信機1、
放送局2、通信サイト(A)3および通信サイト(B)
4を有しており、放送局2、通信サイト(A)3および
通信サイト(B)4は、第1の実施形態と同様である。
デジタル放送受信機1は、第7の実施形態による構成に
加えて、さらに放送事業者専用領域41および放送事業
者系列専用領域42を有する。放送事業者専用領域41
および放送事業者系列専用領域42は、第6の実施形態
とそれぞれ同様である。放送事業者専用領域41および
放送事業者系列専用領域42は、受信機制御アプリケー
ション20が直接アクセス可能なアプリケーション管理
領域22とは別個に設けられる。アクセス制御部34
は、アプリケーション実行エンジン14が要求する放送
事業者専用領域41または放送事業者系列専用領域42
の特定の領域に対するアクセスを許可するか否かを判断
し、制御する。例えばアクセス制御部34は、放送事業
者ID格納部32に格納されている放送事業者ID、ま
たは放送事業者系列ID格納部33に格納されている放
送事業者系列IDに基づいて、放送事業者専用領域41
または放送事業者系列専用領域42に対するアプリケー
ション実行エンジン14のアクセスの可否を判断する。
【0036】図11に、デジタル放送受信機1の要部を
詳細に示す。第6の実施形態と同様に、放送事業者専用
領域41は、放送事業者のIDに対応してM個の専用領
域を有している。例えば、放送事業者IDが“i”であ
る放送事業者が専用に利用できる領域として、「放送事
業者(#i)専用領域」が割り当てられる。また、放送
事業者系列専用領域42は、放送事業者系列IDの対応
してN個の専用領域を有している。例えば、放送事業者
系列IDが“j”である放送事業者系列が専用に利用で
きる領域として、「放送事業者系列(#j)専用領域」
が割り当てられる。
【0037】受信機制御アプリケーション20が、放送
事業者専用領域41内または放送事業者系列専用領域4
2内の特定のID符号に対応した領域をアクセス先とし
て指定すると、アプリケーション実行エンジン14は、
この指定に基づいてアクセス制御部34に対してアクセ
ス要求を発行する。アクセス制御部34は、アプリケー
ション実行エンジン14からアクセス要求を受けると、
放送事業者ID格納部32または放送事業者系列ID格
納部33に格納されているIDと、要求された領域に関
連するIDとを比較する。両者が一致すると、アクセス
制御部34は、アプリケーション実行エンジン14が要
求するアクセス要求を許可して、放送事業者専用領域4
1または放送事業者系列専用領域42に対してデータの
書き込みや読み出しを行わせる。一方、一致しない場
合、アクセス制御部34は、要求された領域へのアクセ
スをアプリケーション実行エンジン14に許可しない。
【0038】図12に、本実施形態によるデジタル放送
受信機の動作の一例を示す。この動作は、アプリケーシ
ョン実行エンジン14が放送事業者X(放送事業者ID
を“x”、放送事業者系列IDを“y”とする。)専用
の領域にアクセスしようとする場合の動作の例である。
アクセス制御部34は、アプリケーション実行エンジン
14からアクセス要求を受けると(ステップS20
1)、このアクセス要求が放送事業者専用領域32の対
する要求であるか否かを判断する(ステップS20
2)。放送事業者専用領域32に対するアクセス要求で
ある場合(ステップS202/Yes)、アクセス制御
部34は放送事業者ID格納部32に格納されている放
送事業者IDとアクセス要求で指定されているID
(x)とを比較する。換言すると、アクセス制御部34
は、放送事業者ID格納部32に放送事業者XのID
(x)が格納されているか否かを判断する(ステップS
203)。両者が一致した場合、換言すると、放送事業
者ID格納部32に放送事業者XのIDが格納されてい
る場合(ステップS204/Yes)、制御部34は、
ID(x)で特定される放送事業者Xの専用領域へのア
クセスをアプリケーション実行エンジン14に対して許
可する。アプリケーション実行エンジン14は、放送事
業者専用領域32内のアクセスを許可された領域に対し
て、データの書き込みや読み出しを行い、処理を終了す
る(ステップS205)。なお、放送事業者ID格納部
32に格納されている放送事業者のIDとアクセス要求
で指定されているIDとが一致しない場合、換言する
と、ID(x)が放送事業者ID格納部32に格納され
ていない場合(ステップS204/No)、アクセス制
御部34は、アプリケーション実行エンジン14が要求
する放送事業者専用領域41に対するアクセスを許可せ
ず処理を終了する。
【0039】一方、アクセス制御部34がアプリケーシ
ョン実行エンジン14から受けたアクセス要求が、放送
事業者専用領域32に対するアクセス要求でない場合
(ステップS203/No)、アクセス制御部34は放
送事業者系列ID格納領域33に格納されているIDと
アクセス要求によって指定された領域に関連するIDと
を比較する。換言すると、アクセス制御部34は、放送
事業者系列ID格納領域33に、放送事業者Xが属する
放送事業者系列のID(y)が格納されているか否かを
判断する(ステップS206)。両者が一致した場合、
換言すると、放送事業者系列ID格納部33に放送事業
者Xの属する放送系列のIDが格納されている場合(ス
テップS207/Yes)、アクセス制御部34は、I
D(y)で特定される放送事業者Xが属する系列の専用
領域へのアクセスをアプリケーション実行エンジン14
に対して許可する。アプリケーション実行エンジン14
は、放送事業者系列専用領域33内のアクセスを許可さ
れた領域に対して、データの書き込みや読み出しを行
い、処理を終了する(ステップS208)。なお、放送
事業者系列ID格納部33に格納されている放送事業者
系列のIDとアクセス要求で指定されているIDとが一
致しない場合、換言すると、ID(y)が、放送事業者
系列ID格納部33に格納されていない場合(ステップ
S207/No)、アクセス制御部34は、アプリケー
ション実行エンジン14が要求する放送事業者系列専用
領域42に対するアクセスを許可せずに処理を終了す
る。これによって、特定の放送事業者や特定の放送事業
者系列のみがアクセス可能な領域をメモリなどの記憶手
段上に実現できる。
【0040】なお、本実施形態では放送事業者専用領域
41や放送事業者系列専用領域42をアプリケーション
管理手段22と別個に設けているが、これらをアプリケ
ーション管理領域22の内部に設けてもよい。すなわ
ち、アプリケーション管理領域22の中の特定の領域を
放送事業者専用領域41や放送事業者系列専用領域42
としてもよい。
【0041】上記各実施形態は、本発明の好適な実施の
一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態において、放送局2が無線放送
によってデジタル放送コンテンツを送出する場合を例に
説明をしたが、有線による放送であってもよい。また、
アプリケーション実行エンジン14がアクセスするメモ
リ領域(アプリケーション管理領域22、アプリケーシ
ョン専用領域24、放送事業者専用領域41および放送
事業者系列専用領域42など)は、例えば、それぞれ別
個の記憶手段を設けても良いし、一つの記憶手段内にそ
れぞれの領域を設けるようにしてもよい。同様に、アド
レス格納部21,31、放送事業者ID格納部32およ
び放送事業者系列ID格納部33なども、例えば、それ
ぞれ別個の記憶手段を設けても良いし、一つの記憶手段
内にそれぞれの領域を設けるようにしてもよい。このよ
うに、本発明は様々な変形が可能である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明は以下の効果を奏することができる。 (1)端末にダウンロードされた受信機制御アプリケー
ションが不正なアプリケーションであっても、そのアプ
リケーションが不当なサイトに対して不適切な通信を行
うことを防ぐことができる。これは、受信機制御アプリ
ケーションを実行してアクセス可能な通信サイトが、こ
の受信機制御アプリケーションのダウンロード元の通信
サイト、通信機制御アプリケーションをダウンロードす
る際にダウンロード元の通信サイトから指定された通信
サイト、あるいは、デジタル放送によって放送局から指
定された通信サイトに限定されるためである。 (2)端末にダウンロードされた受信機制御アプリケー
ションが不正なアプリケーションであっても、そのアプ
リケーションが不正に他の受信機制御アプリケーション
やその管理領域にアクセスすることを防ぐことができ
る。これは、ある受信機制御アプリケーションは、別の
受信機制御アプリケーションが使用するメモリ領域に対
してアクセスできないためである。 (3)端末にダウンロードされた受信機制御アプリケー
ションが不正なアプリケーションであっても、そのアプ
リケーションが不正にデジタル放送コンテンツにアクセ
スしたり、アクセスしたデジタル放送コンテンツを不正
に利用したりすることを防ぐことができる。これは、放
送局が放送によって指定した通信サイトからダウンロー
ドされた受信機制御アプリケーション以外は、放送局が
放送するデジタル放送コンテンツにアクセスできないた
めである。 (4)端末にダウンロードされた受信機制御アプリケー
ションが、デジタル放送コンテンツの指示に従って事業
者専用領域または事業者系列専用領域へのアクセスを適
切に制御できる。これは、受信機が受信しているデジタ
ル放送に関連づけられた放送事業者IDまたは放送事業
者系列IDを放送によって取得し、このIDをアプリケ
ーション実行エンジンが利用できるからである。これに
より、受信機制御アプリケーションを適切にプログラム
することで、受信機制御アプリケーションを実行したと
きに、そのアプリケーションが上記IDで指定された放
送業者専用領域または放送事業者系列専用領域にしかア
クセスできないようにできる。あるいは、放送によって
取得した放送事業者IDまたは放送事業者系列IDを利
用して、受信機制御アプリケーションがこれらのIDで
指定される放送事業者専用領域または放送事業者系列専
用領域にしかアクセスできないように、アプリケーショ
ン実行エンジンに対して制限を加えるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を好適に実施した第3の実施形態による
デジタル放送受信機を適用した放送システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明を好適に実施した第2の実施形態による
デジタル放送受信機を適用した放送システムの構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明を好適に実施した第1の実施形態による
デジタル放送受信機を適用した放送システムの構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明を好適に実施した第4の実施形態による
デジタル放送受信機を適用した放送システムの構成を示
すブロック図である。
【図5】本発明を好適に実施した第5の実施形態による
デジタル放送受信機を適用した放送システムの構成を示
すブロック図である。
【図6】本発明を好適に実施した第6の実施形態による
デジタル放送受信機を適用した放送システムの構成を示
すブロック図である。
【図7】第6の実施形態によるデジタル放送受信機の要
部の構成を示すブロック図である。
【図8】第6の実施形態によるデジタル放送受信機の動
作例を示すフローチャートである。
【図9】本発明を好適に実施した第7の実施形態による
デジタル放送受信機を適用した放送システムの構成を示
すブロック図である。
【図10】本発明を好適に実施した第8の実施形態によ
るデジタル放送受信機を適用した放送システムの構成を
示すブロック図である。
【図11】第8の実施形態によるデジタル放送受信機の
要部の構成を示すブロック図である。
【図12】第8の実施形態によるデジタル放送受信機の
動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタル放送受信機 2 放送局 3 通信サイト(A) 4 通信サイト(B) 11 ダウンローダ 12 放送インタフェース(I/F) 13 通信インタフェース(I/F) 14 アプリケーション実行エンジン 20、20a、20b 受信機制御アプリケーション 21、21a、21b、31 アドレス格納部 22 アプリケーション管理領域 24a、24b アプリケーション専用領域 32 放送事業者ID格納部 33 放送事業者系列ID格納部 41 放送事業者専用領域 42 放送事業者系列専用領域
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 直樹 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 加藤 明 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 金田 悟 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 柴田 修一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA27 BA30 DA01 DA10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送波を受信する手段と、 所定のアプリケーションを実行して、受信した放送波か
    らコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送サー
    ビスをユーザに提示する手段と、 ネットワーク網を介して接続されたサーバとデータを送
    受信する通信手段と、 前記通信手段を用いて前記サーバから前記アプリケーシ
    ョンを取得するアプリケーション取得手段と、 前記サーバから取得したアプリケーションを少なくとも
    一つ格納する手段とを有するデジタル放送受信機であっ
    て、 前記アプリケーションが前記通信手段を用いてアクセス
    可能なサイトを、前記アプリケーションを取得した際に
    アクセスしたサイトに限定する通信アクセス制御手段を
    有することを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記通信アクセス制御手段は、前記アプ
    リケーション取得手段が前記アプリケーションを取得す
    る際にアクセスしたサイトから当該サイトを特定する情
    報を獲得して各アプリケーションごとに蓄積し、当該情
    報が蓄積されているサイトに対するアクセスのみを許可
    することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信
    機。
  3. 【請求項3】 デジタル放送波を受信する手段と、 所定のアプリケーションを実行して、受信した放送波か
    らコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送サー
    ビスをユーザに提示する手段と、 ネットワーク網を介して接続されたサーバとデータを送
    受信する通信手段と、 前記通信手段を用いて前記サーバから前記アプリケーシ
    ョンを取得するアプリケーション取得手段と、 前記サーバから取得したアプリケーションを少なくとも
    一つ格納する手段とを有するデジタル放送受信機であっ
    て、 前記アプリケーションが前記通信手段を用いてアクセス
    可能なサイトを、前記アプリケーション取得した際にア
    クセスしたサイトによって指定されたサイトに限定する
    通信アクセス制御手段を有することを特徴とするデジタ
    ル放送受信機。
  4. 【請求項4】 前記通信アクセス制御手段は、前記アプ
    リケーション取得手段が前記アプリケーションを取得す
    る際にアクセスしたサイトから所定のサイトを特定する
    情報を獲得して各アプリケーションごとに蓄積し、当該
    情報が蓄積されているサイトに対するアクセスのみを許
    可することを特徴とする請求項3記載のデジタル放送受
    信機。
  5. 【請求項5】 デジタル放送波を受信する手段と、 所定のアプリケーションを実行して、受信した放送波か
    らコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送サー
    ビスをユーザに提示する手段と、 ネットワーク網を介して接続されたサーバとデータを送
    受信する通信手段と、 前記通信手段を用いて前記サーバから前記アプリケーシ
    ョンを取得するアプリケーション取得手段と、 前記サーバから取得したアプリケーションを少なくとも
    一つ格納する手段と、 前記アプリケーションがデータの書き込み/読み出しを
    行うアプリケーション専用領域を各アプリケーションご
    とにそれぞれ備えた記憶手段とを有するデジタル放送受
    信機であって、 所定のアプリケーション専用領域に対するデータの書き
    込み/読み出しを当該アプリケーション専用領域に対応
    するアプリケーションのみに許可するメモリアクセス制
    御手段を有することを特徴とするデジタル放送受信機。
  6. 【請求項6】 前記メモリアクセス制御手段は、前記ア
    プリケーション取得手段が前記アプリケーションを取得
    する際にアクセスしたサイトから当該サイトを特定する
    情報を獲得して各アプリケーションごとに蓄積し、所定
    のアプリケーションに対してデータの書き込み/読み出
    しを要求するアプリケーションを、前記情報を用いて特
    定することを特徴とする請求項5記載のデジタル放送受
    信機。
  7. 【請求項7】 デジタル放送波を受信する手段と、 所定のアプリケーションを実行して、受信した放送波か
    らコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送サー
    ビスをユーザに提示する手段と、 ネットワーク網を介して接続されたサーバとデータを送
    受信する通信手段と、 前記通信手段を用いて前記サーバから前記アプリケーシ
    ョンを取得するアプリケーション取得手段と、 前記サーバから取得した前記アプリケーションを少なく
    とも一つ格納する手段とを有するデジタル放送受信機で
    あって、 前記コンテンツによって指定されたサイトからダウンロ
    ードされたアプリケーションのみに前記コンテンツに対
    するアクセスを許可するコンテンツアクセス制御手段を
    有することを特徴とするデジタル放送受信機。
  8. 【請求項8】 前記コンテンツアクセス制御手段は、前
    記アプリケーション取得手段が前記アプリケーションを
    取得する際にアクセスしたサイトから当該サイトを特定
    する情報を獲得して各アプリケーションごとに蓄積し、
    ダウンロード元のサイトが前記コンテンツによって指定
    されるサイトと一致するアプリケーションに対して前記
    コンテンツへのアクセスを許可することを特徴とする請
    求項7記載のデジタル放送受信機。
  9. 【請求項9】 デジタル放送波を受信する手段と、 所定のアプリケーションを実行して、受信した放送波か
    らコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送サー
    ビスをユーザに提示する手段と、 ネットワーク網を介して接続されたサーバとデータを送
    受信する通信手段と、 前記通信手段を用いて前記サーバから前記アプリケーシ
    ョンを取得するアプリケーション取得手段と、 前記サーバから取得したアプリケーションを少なくとも
    一つ格納する手段とを有するデジタル放送受信機であっ
    て、 前記アプリケーションが前記通信手段を用いてアクセス
    可能なサイトを、前記コンテンツによって指定されたサ
    イトのみに限定する通信アクセス制御手段を有すること
    を特徴とするデジタル放送受信機。
  10. 【請求項10】 前記通信アクセス制御手段は、前記ア
    プリケーション取得手段が前記アプリケーションを取得
    する際にアクセスしたサイトから当該サイトを特定する
    情報を獲得して各アプリケーションごとに蓄積し、ダウ
    ンロード元のサイトが前記コンテンツによって指定され
    るサイトと一致するアプリケーションに対して前記通信
    手段を用いてのアクセスを許可することを特徴とする請
    求項9記載のデジタル放送受信機。
  11. 【請求項11】 デジタル放送波を受信する手段と、 所定のアプリケーションを実行して、受信した放送波か
    らコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送サー
    ビスをユーザに提示する手段と、 ネットワーク網を介して接続されたサーバとデータを送
    受信する通信手段と、 前記通信手段を用いて前記サーバから前記アプリケーシ
    ョンを取得するアプリケーション取得手段と、 前記サーバから取得したアプリケーションを少なくとも
    一つ格納する手段と、 前記アプリケーションがデータの書き込み/読み出しを
    行う領域を前記デジタル放送波を送出する放送事業者ま
    たは当該放送事業者が属する放送事業者のグループごと
    にそれぞれ備えた記憶手段とを有するデジタル放送受信
    機であって、 前記放送事業者または前記放送事業者のグループを特定
    する事業者情報を前記デジタル放送波を基に取得する手
    段をさらに有し、 前記アプリケーションは、前記記憶手段の特定の領域に
    対してアクセスするか否かを前記事業者情報に基づいて
    判断することを特徴とするデジタル放送受信機。
  12. 【請求項12】 デジタル放送波を受信する手段と、 所定のアプリケーションを実行して、受信した放送波か
    らコンテンツを抽出し当該コンテンツに応じた放送サー
    ビスをユーザに提示する手段と、 ネットワーク網を介して接続されたサーバとデータを送
    受信する通信手段と、 前記通信手段を用いて前記サーバから前記アプリケーシ
    ョンを取得するアプリケーション取得手段と、 前記サーバから取得したアプリケーションを少なくとも
    一つ格納する手段と、 前記アプリケーションがデータの書き込み/読み出しを
    行う領域を前記デジタル放送波を送出する放送事業者ま
    たは当該放送事業者が属する放送事業者のグループごと
    にそれぞれ備えた記憶手段とを有するデジタル放送受信
    機であって、 前記放送事業者または前記放送事業者のグループを特定
    する事業者情報を前記デジタル放送波を基に取得する手
    段と、 前記記憶手段の特定の領域に対して前記アプリケーショ
    ンが要求するアクセスを許可するか否かを、前記事業者
    情報に基づいて判断する手段とを有することを特徴とす
    るデジタル放送受信機。
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