JP2003263301A - 画像処理装置及び印刷処理システム - Google Patents

画像処理装置及び印刷処理システム

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JP2003263301A
JP2003263301A JP2002062020A JP2002062020A JP2003263301A JP 2003263301 A JP2003263301 A JP 2003263301A JP 2002062020 A JP2002062020 A JP 2002062020A JP 2002062020 A JP2002062020 A JP 2002062020A JP 2003263301 A JP2003263301 A JP 2003263301A
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JP2002062020A
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English (en)
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Kunihiko Kobayashi
邦彦 小林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ROP処理が行われた画像データを印刷する
ときに、ユーザの意図に反して色の段差が発生すること
がある。 【解決手段】 印刷の対象となる画像データを印刷装置
で処理可能な印刷データに変換して印刷装置に送信する
画像処理装置の処理機能として、印刷装置に印刷データ
を送信する前に、印刷データ、印刷結果表示用データ及
び画像種別情報表示用データを作成し(S13)、その
後の画像種別情報修正処理(S16)において、印刷結
果と画像種別情報とをプレビュー表示し、このプレビュ
ー表示に基づくユーザの操作にしたがって図形種別情報
を変更し、かつこの変更した図形種別情報にしたがって
印刷データを書き換えるといった処理機能を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷の対象となる
画像データを印刷データに変換して印刷装置に送信する
画像処理装置とこれを用いた印刷処理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータなどの画像処理
装置で生成した様々な画像データを処理し、印刷装置で
印刷可能な画素の並びで表現された印刷データに展開す
る処理では、画像データを受け取ってから印刷データに
展開するまでの間に、その画像データに応じた様々な処
理が行われる。その1つとして、複数の画像が互いに重
なる位置に描かれる場合に、元の画像と、新たに書き込
む画像との重ね合わせ方法の指示に従って、両方の画像
を重ね合わせる処理がある。指示される重ね合わせの方
法は、通常、論理和、論理積、排他的論理和などの論理
演算や、それらの論理演算の組み合わせとして指示され
る。このような画像間の論理演算処理は、一般にROP
(Raster Operation)処理として知られている。
【0003】ROP処理は、元々パーソナルコンピュー
タ等のディスプレイ上での表示を対象としており、論理
の対象となるデータは、赤(R),緑(G),青(G)
(以下、RGBと記す)で示される色空間で表現される
ことを前提としている。これに対して、一般の印刷装置
では、最終的にイエロー(Y),マゼンタ(M),シア
ン(C),黒(K)(以下、YMCKと記す)で表現さ
れる色空間を使用している。そのため、ROP処理が前
提としている色空間と、印刷装置で使用している色空間
とは相異なるものとなる。
【0004】また、ROP処理は、上述したYMCK色
空間のようにK成分が他のY,M,C成分に依存する色
空間では正しく実行できないことが知られている。した
がって、ROP処理を使用して描画されたRGBの画像
データを、印刷装置で使用されるYMCK色空間に変換
すると、実際の印刷処理では色空間の違いによる色の段
差が発生し、ユーザが意図した画像と異なる印刷結果が
出力される場合がある。そのため、特開平2000−1
72832号公報に記載された技術では、一旦全ての画
像データの展開をRGB色空間で行い、このデータ展開
と同時に、文字やイメージ、グラフィックスといった画
像の種類を区別する画像種別情報を生成している。ま
た、画像種別情報の生成は、ROP処理(論理演算)の
方式に基づいて決定する方式をとっている。この場合、
全ての画像データの展開が終了した後、上記の画像種別
情報を参照して、RGB色空間からYMCK色空間への
変換を画像の種類に応じて行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載の技術では、対応可能なROP処理形式について、
その形式が出現した場合、どのような画像種別情報を生
成するかの対応規則(以下、ROP対応規則とも記す)
を予め用意(記憶)しておく必要がある。そして実際の
処理では、出現するROP処理の形式を解析して当該R
OP処理の形式を認識し、この認識したROP処理形式
に対応する対応規則を適用して画像種別情報を生成する
ことになる。ところが、ROP処理そのものがどのよう
な形式で指定されるかは、アプリケーションやオペレー
ティングシステムの動作によって決定されるため、事前
に把握することができない。したがって、ROP対応規
則として予め用意されていないROP処理の形式が出現
した場合に、対応処理が行われずに不具合が発生する恐
れがある。
【0006】この対策の一つとしては、新たなROP処
理の形式が発見されるたびに、そのROP処理に対応し
たROP対応規則をプログラムに書き加えていく方法が
考えられる。しかしながら、一般的なプリンタ等の製品
では、内部のプログラムを新たに入れ変えるのに非常に
手間がかかるため得策とは言えない。また、別の問題と
して、画像によってはどのようなROP対応規則を用意
しても適切に対応できない場合がある。例えば、非常に
大きな文字形状の画像をROP処理する場合、この文字
形状の画像をグラフィックスとするか文字とするかは、
プリンタ等で印刷されたものをユーザがどのような用途
で使用するかによって変わる。したがって、全ての場合
(ユーザの意図)に適合し得るようにROP対応規則を
事前に用意できないという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、印刷装置に対して印刷データを送信する送信手段
と、印刷の対象となる画像データを印刷装置で処理可能
な印刷データに変換する変換手段と、この変換手段で変
換した印刷データに含まれる画像種別情報を、送信手段
による印刷データの送信前に修正可能とする修正手段と
を備えた構成となっている。また、本発明に係る印刷処
理システムは、上記構成の画像処理装置と印刷装置とを
通信手段によって接続し、画像処理装置から印刷装置に
印刷データを送信して印刷処理を実行させるものとなっ
ている。
【0008】上記構成の画像処理装置とこれを用いた印
刷処理システムにおいては、画像処理装置から印刷装置
に印刷データを送信するにあたって、この送信前に、印
刷データの画像種別情報をユーザの意図するように修正
することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の実施形態に係る印刷処理シ
ステムの構成例を示す図である。図示した印刷処理シス
テムは、画像処理装置1とプリンタ(印刷装置)2と
を、例えば通信ケーブルやLAN(Local Area Network)
等の通信手段(不図示)を介して接続することにより構
成されている。画像処理装置1の装置本体3には、表示
装置4、外部記憶装置5及び入力装置6が接続されてい
る。また、装置本体4の内部には、アプリケーションプ
ログラム7、プリンタドライバ8及びオペレーティング
システム9並びにハードウェア10が組み込まれてい
る。この印刷処理システムは、画像処理装置1で取得又
は生成した画像データを、プリンタ2で用紙等の記録媒
体上に印刷出力(画像形成)するものである。
【0011】画像処理装置1は、例えばパーソナルコン
ピュータやワークステーションによって構成されるもの
で、CPU(中央演算処理装置)やメモリ、モデム等の
ハードウェア10を内蔵している。また、画像処理装置
1には、外部機器として、CRT(陰極線管)やLCD
(液晶ディスプレイ)などの表示装置4と、ハードディ
スクなどの外部記憶装置5、キーボードやマウスなどの
入力装置6が接続されている。さらに、画像処理装置1
には、画像を記録媒体上に印刷可能なプリンタ2がイン
タフェースを介して接続されている。これらのハードウ
ェアや各種の装置、及び、各種のソフトウェアは、オペ
レーティングシステム9による制御及び管理のもとで動
作する。アプリケーションプログラム7は、印刷の対象
となる画像データ(印刷の元になるデータ)を作成する
ことができるとともに、その作成した画像データの印刷
をオペレーティングシステム9に指示することができ
る。
【0012】図2は本発明の実施形態に係る印刷処理シ
ステムの処理手順を示すフローチャートである。先ず、
アプリケーションプログラム7において画像データを作
成し、この画像データの印刷をオペレーティングシステ
ム9に指示する(ステップS1)。すると、オペレーテ
ィングシステム9は、印刷に必要な画像データや、ペー
ジの開始・終了といった制御データなどをプリンタドラ
イバ8に送信する(ステップS2)。すると、プリンタ
ドライバ8では、オペレーティングシステム9から送ら
れた画像データを、プリンタ2で処理(解釈)可能なデ
ータ形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、こ
の変換後のデータを印刷データとして生成する(ステッ
プS3)。このとき、プリンタドライバ8は、予め決め
られた所定の条件で画像種別情報修正部11を呼び出
し、画像種別情報の修正処理を行う。画像種別情報修正
部11の詳細について後段で説明する。次に、プリンタ
ドライバ8で生成された印刷データはオペレーティング
システム9に送られ、このオペレーティングシステム9
からハードウェア10を介してプリンタ2に送信される
(ステップS4)。プリンタ2では、送信された印刷デ
ータを解釈して、記録媒体上に印刷出力する(ステップ
S5)。
【0013】なお、ここではアプリケーションプログラ
ム7がオペレーティングシステム9に印刷を指示し、こ
の指示を受けてオペレーティングシステム9がプリンタ
ドライバ8に画像データを送って印刷データを生成さ
せ、この印刷データをオペレーティングシステム9がハ
ードウェア10を介してプリンタ2に送信するとした
が、印刷の対象となる画像データを印刷データに変換し
てプリンタ2に送信するまでの処理形式としては種々の
態様が考えられる。
【0014】例えば、アプリケーションプログラム7で
作成した画像データをオペレーティングシステム9を介
さずにプリンタドライバ8に送って印刷データを生成さ
せ、その後、印刷データをオペレーティングシステム9
に直接送ってハードウェア10経由でプリンタ2に送信
するといった処理方式も考えられる。また、印刷の対象
となる画像データとしては、アプリケーションプログラ
ム7で作成したもの以外にも、アプリケーションプログ
ラム7が外部から取得したデータなども含まれる。
【0015】プリンタドライバ8の画像種別情報修正部
11で修正される画像種別情報は、印刷が指示された画
像データに含まれる各々の画像の種別を表す情報であ
る。本実施形態においては、図3に示すように、7つの
区別で画像種別情報を表す場合を想定している。1つ
は、背景(用紙色)であり、その他は「イメージ」「グ
ラフィックス」「文字」の各々について、論理演算(R
OP処理)が実施されているか否かの情報を含めた全7
種類である。なお、図3においては、説明上、白黒表示
でも判別できるようにハッチング等の表示パターンで画
像の種別を区別しているが、実際に表示するうえでは赤
や青といった表示色で画像の種別を区別したり、表示色
と表示パターンの組み合わせによって画像の種別を区別
してもよい。
【0016】次に、本発明の実施形態に係る画像処理装
置及び印刷処理システムの処理手順を説明するのに先立
って、ROP処理により印刷上の不具合(色の段差)が
発生する過程を図4(A)〜(E)に基づいて説明す
る。図示したROP処理は、イメージデータで構成され
る文字形状「ABC」の画像を、文字の背景部分を透過
にしつつ文字部に任意の色を着色(図例では白色で着
色)する処理を表している。同様の結果を出力する処理
は、別の描画命令群であっても代用できるが、本実施形
態においては、このROP処理命令群がアプリケーショ
ンプログラム7などから指示されるものとする。また、
このROP処理命令群が指示された場合は、先行技術
(特開平2000−172832号公報に記載の技術)
によって印刷上の不具合を回避できないものとする。す
なわち、先行技術においては、このROP処理命令群に
対応するROP対応規則が用意されていないため、その
ままROP処理を実行し、画像種別情報は全て下地の画
像種別情報に上書きされて更新されるものとする。
【0017】図4(A)は、グラフィックスの画像が描
画された後の状態を示し、図4(B)は、このグラフィ
ックの画像に、1色あたり8bitで表現されるRGB色
空間で、色値(画素値)がRGB=(255,255,
255)のイメージ画像を排他的論理和(EXOR)演
算で描画した結果を示している。この結果、論理演算が
行われた画像領域の色が変化する。また、当該画像領域
の画像種別情報も「イメージ」という画像種別情報で上
書きされる。
【0018】図4(C)は、文字部の色がRGB=
(0,0,0)で、背景の色がRGB=(255,25
5,255)であるイメージデータを論理積(AND)
演算で描画した結果を示している。この場合、値「0」
に対する論理積演算は必ず「0」となり、値「255」
に対する論理積演算は被演算値の値「255」となる。
この結果、文字形状「ABC」の画像内部はRGB=
(0,0,0)で、その他の部分は背景色のままとな
る。図4(D)は、上記図4(B)の場合と同様に、R
GB=(255,255,255)のイメージデータを
排他的論理和演算で描画した結果を示している。排他的
論理和演算は、同一の値によって2回演算を実施した場
合は何も演算しなかった場合(元の状態)と一致する。
また、値「0」に対する排他的論理和演算の結果は被演
算値の値「0」となる。したがって、文字形状「AB
C」の内部はRGB=(255,255,255)とな
り、その他の部分は上記図4(A)に示す演算前の結果
となる。RGB色空間では、このように正しい結果で描
画することが可能となる。
【0019】しかしながら、画像種別情報としては、文
字形状「ABC」の領域で「イメージ」と区別されるた
め、RGB色空間で表現されるデータを、印刷装置であ
るプリンタ固有の色空間(YMCK色空間)に変換した場
合、図4(E)に示すように、文字形状「ABC」の周
辺部で色の段差が発生することがある。この印刷上の不
具合は、色空間をRGB空間からYMCK色空間に変換
する際に、各々の画像の種別に適した色変換パラメータ
を使用するために、RGB色空間では同一色になるとし
ても、プリンタ固有の色空間では異なる色になるためで
ある。
【0020】図5はプリンタドライバ8によって実行さ
れる画像種別情報の修正処理に係る処理手順を示すフロ
ーチャートである。このプリンタドライバ8による処理
は、オペレーティングシステム9がハードウェア10を
介してプリンタ2に印刷データを送信する前に行われる
ものである。また、図示したフローチャートは、複数ペ
ージの印刷ジョブのNページ目を処理する場合を想定し
たものである。
【0021】ちなみに、通常のプリンタドライバにおい
ては、印刷データの出力に使用する用紙(用紙のサイ
ズ、向き、紙質など)の選択や、一枚の用紙上に印刷す
る画像データ数の指定(N-UP)、両面印刷の指定の有
無、印刷出力に使用する色の指定など、印刷に係る様々
な情報を設定可能となっている。これに対して本実施形
態においては、プリンタドライバ8の設定機能として、
上述した様々な情報の設定と合わせて、印刷ジョブ毎に
画像種別情報修正部11による画像種別情報の修正処理
を起動(オン)するか否かの設定が可能となっており、
また、どの画像を修正すべきかを自動的に判別する自動
判別機能を有効(オン)とするか否かの設定も可能とな
っている。実際の設定操作は、プリンタドライバ8がメ
モリ等に保持している設定用画面の表示データを使って
オペレーティングシステム8が表示装置4に表示させ、
この表示された設定用画面を参照しながらユーザが入力
装置6を用いて所望の設定項目をチェックしたり、この
チェックを外したりすることにより行われる。
【0022】図5に示す処理フローにおいては、先ず、
Nページ目の処理を開始した直後に、上述した画像種別
情報の修正処理を起動(オン)すると指定されているか
否かを判定する(ステップS11)。ここで、画像種別
情報の修正処理の起動が指定されていない場合は、直ち
にNページ目の印刷データを作成し(ステップS1
2)、処理を終了する。印刷データの作成は、プリンタ
ドライバ8が自身のデータ変換機能を起動して、印刷対
象となる画像データをプリンタ2で処理可能なデータ形
式に変換することにより行われる。また、画像データの
印刷指示の中でROP処理が指示されている場合は、こ
のROP処理にしたがった論理演算処理を行う。
【0023】一方、画像種別情報の修正処理の起動が指
定されている場合は、印刷データの作成とともに、後述
する画像種別情報の修正処理に必要な印刷結果表示用デ
ータと画像種別情報表示用データを作成する(ステップ
S13)。ステップS13で印刷データを作成する場合
は、画像データを印刷データに変換するにあたって、変
換後の印刷データに例えば上記先行技術と同様の手法を
用いてイメージ、文字、グラフィックスなどの画像種別
情報を付加するようにデータ変換を行う。また、画像デ
ータの印刷指示の中でROP処理が指示されている場合
は、このROP処理にしたがった論理演算処理を行う。
【0024】印刷結果表示用データは、ステップS13
でのデータ変換によって作成された印刷データをそのま
まプリンタ2に送信して印刷処理を実行したときに得ら
れる印刷結果の色を再現するように作成される。この印
刷結果表示用データは、画像データを用いて作成しても
よいし、変換後の印刷データを用いて作成してもよい。
また、画像種別情報表示用データは、ステップS13で
のデータ変換によって作成された印刷データに付加され
る画像種別情報にしたがって作成される。ただし、画像
種別情報は、印刷対象となる元の画像データでも指定さ
れるため、この画像データで指定される画像種別情報に
したがって画像種別情報表示用データを作成してもよ
い。
【0025】次に、上述した自動判別機能が有効(オ
ン)となっているか否かを判定する(ステップS1
4)。このとき、自動判別機能が有効になっていればス
テップS15を経由してステップS16に進み、自動判
別機能が有効になっていなければステップS15をパス
してステップS16に進む。
【0026】ここで、自動判別機能が有効になっている
場合は、上述した印刷データ、印刷結果表示用データ又
は画像種別情報表示用データを作成する段階で、ROP
処理(論理演算)を行ったか否かを判定する(ステップ
S15)。このとき、ROP処理を行っていない場合
は、ROP処理による印刷上の不具合が発生する恐れは
ないため、そのままNページ目の処理を終了する。これ
に対して、ROP処理を行っている場合又は自動判別機
能が有効になっていない場合は、画像種別上方修正部1
1を呼び出して画像種別情報の修正処理を起動し、この
修正処理にしたがってユーザの意図するように画像種別
情報を修正した後(ステップS15)、Nページ目の処
理を終了する。
【0027】続いて、画像種別情報の修正処理の具体的
な処理手順について説明する。先ず、画像種別情報の修
正処理を起動すると、図6に示すように、画像種別情報
の修正用画面W0がGUI(Graphical User Interfac
e)によって表示装置4に表示される。この修正用画面
W0では、図5のステップS13で作成された印刷結果
表示用データと画像種別情報表示用データを用いて、
「印刷結果」のプレビュー画面W1と「画像種別情報」
のプレビュー画面W2がそれぞれプレビュー表示され
る。また、画像種別情報を修正するにあたり、ユーザが
修正操作を行うための操作画面W3も表示さる。操作画
面W3には、ジョブの名前やページ数などと一緒に、編
集に必要な「やり直し」、「元に戻す」、「再描画」、
…、「印刷データ書き換え」などのボタンが表示され
る。
【0028】こうした修正用画面W0の表示は、例え
ば、当該修正用画面W0の表示形式(例えば、画面の配
置や階層関係など)が設定された表示ベースデータを予
め外部記憶装置5などのデータ蓄積部に記憶保持してお
き、この表示ベースデータに対して、上述した印刷結果
表示用データと画像種別情報表示用データをパラメータ
として組み込んで表示データを生成し、この表示データ
をオペレーティングシステム9が表示装置4に送って表
示させることにより実現される。
【0029】上記図6に示す印刷結果のプレビュー画面
W1では、円形状のグラフィックスの上に、「ABC」
の文字形状を表すイメージが表示されている場合を示し
ている。また、画像種別情報のプレビュー画面W2で
は、背景上に円形の「グラフィックス」が配置され、そ
の上に配置される文字形状「ABC」がROP処理の実
施された「イメージ」であることを示している。この場
合、印刷結果のプレビュー画面W1では、ROP処理を
行った画像データを印刷する場合の不具合の有無、すな
わち色の段差が発生しているか否かを確認できるように
なっている。具体的には、文字形状「ABC」の周辺部
に色の段差(不具合)が発生している状態を表してい
る。本来は、ユーザの意図する印刷結果として、図7
(B)に示すように「ABC」を表す「イメージ」と、
背景となる「グラフィックス」との間で色の段差がない
結果を想定している。
【0030】図7は画像種別情報の修正処理でユーザに
より実施される修正操作の一例を示している。先ず、ユ
ーザは、印刷結果のプレビュー画面W1を確認し、修正
が必要と判断した場合(色の段差を発見した場合)は、
修正したい画像を画像種別情報のプレビュー画面W2上
で選択する。図7(A)においては、色の段差が発生し
ている文字形状「ABC」の領域にポインタを合わせて
ユーザがマウスのクリック等により当該領域を選択した
場合を示している。
【0031】このようにユーザの操作によって修正対象
の画像領域が選択されると、これに続いて画像種別情報
を変更するための選択画面W4がプルダウンメニューで
表示される。選択画面W4では、現在選択されている画
像の種別と論理演算の有無が表示されるとともに、画像
種別情報の選択項目として「グラフィックスに変換」
「イメージに変換」「文字に変換」といった3つの選択
ボタンが表示される。そうすると、ユーザは、この選択
画面W4の中からユーザ自身が意図する画像種別への変
換ボタンを選択する。図7(A)の例では、文字形状
「ABC」の背景を「イメージ」から「グラフィック
ス」に変更するために、ユーザが「グラフィックスに変
換」のボタンを選択した場合を示している。これによ
り、プリンタドライバ8は、画像種別情報のプレビュー
画面W2上において、文字形状「ABC」の背景の画像
種別情報をユーザの選択操作にしたがって「イメージ」
から「グラフィックス」に変更する。
【0032】一方、図7(B)は上述のような選択を行
った後に、ユーザが操作画面W3内の「再描画」ボタン
を選択(クリック等)して再描画を実行した結果を示し
ている。このとき、ユーザは、印刷結果のプレビュー画
面W1を見て色の段差が解消した(修正された)ことを
確認すると、操作画面W3内の「印刷データ書き換え」
ボタンを選択する。そうすると、プリンタドライバ8
は、先のステップS13で作成した印刷データを、ユー
ザの操作で変更された画像種別情報にしたがって書き換
えるとともに、書き換えの終了した印刷データをオペレ
ーティングシステム9に送る。これにより、先のステッ
プS13で一旦作成された印刷データの画像種別情報
が、ユーザの操作によって変更された画像種別情報に一
致するように修正される。この修正(書き換え)された
印刷データを受け取ったオペレーティングシステム9
は、先の図2に示す処理フローにしたがって印刷データ
をプリンタ2に送信し、この印刷データに基づく印刷処
理をプリンタ2に実行させる。
【0033】ユーザは、こうした画像種別情報の修正処
理にしたがった修正操作を複数回繰り返すことにより、
印刷データがプリンタ2に送信される前に、ユーザ自身
が意図する印刷結果に合わせて画像種別情報を修正する
ことができる。そのため、ユーザは、所望の印刷結果を
得ることが可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像処理装置から印刷装置に印刷データを送信するにあた
って、この送信前に、印刷データの画像種別情報をユー
ザの意図するように修正することができる。そのため、
ROP処理方式の違いや印刷結果の用途の違いなどのあ
らゆる状況の変化に対して、ROP処理を使用した画像
データを印刷する場合の印刷上の不具合(色の段差)を
未然に解消し、ユーザの意図する印刷結果を印刷装置に
出力させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る印刷処理システムの
構成例を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る印刷処理システムの
処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施形態で採用した画像種別情報の
区分を説明する図である。
【図4】 ROP処理により印刷上の不具合が発生する
過程を説明する図である。
【図5】 プリンタドライバによって実行される画像種
別情報の修正処理に係る処理手順を示すフローチャート
である。
【図6】 画像種別情報の修正用画面の一例を示す図で
ある。
【図7】 画像種別情報の修正処理でユーザにより実施
される修正操作の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…画像処理装置、2…プリンタ、4…表示装置、5…
外部記憶装置、6…入力装置、7…アプリケーションプ
ログラム、8…プリンタドライバ、9…オペレーティン
グシステム、10…ハードウェア、11…画像種別情報
修正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AR01 HH03 HJ06 HK04 HN05 HN15 2C187 AF03 BG49 GA05 5B021 AA02 BB01 BB04 CC05 LL05 PP04 5C077 MP08 PP27 PP28 PP32 PP33 SS06 TT02 5C079 HB01 HB03 HB12 LA06 LA07 LB02 MA17 PA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置に対して印刷データを送信する
    送信手段と、 印刷の対象となる画像データを前記印刷装置で処理可能
    な印刷データに変換する変換手段と、 前記変換手段で変換した印刷データに含まれる画像種別
    情報を、前記送信手段による印刷データの送信前に修正
    可能とする修正手段とを備えることを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記修正手段は、前記画像データ又は前
    記変換手段で変換した印刷データに基づく印刷結果と画
    像種別情報とをプレビュー表示するプレビュー表示手段
    と、このプレビュー表示手段で表示した前記画像種別情
    報を、前記プレビュー表示を参照するユーザの操作にし
    たがって変更する変更手段と、この変更手段で変更した
    画像種別情報にしたがって前記印刷データを書き換える
    書き換え手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像処理装置と印刷装置とを通信手段に
    よって接続し、前記画像処理装置から前記印刷装置に印
    刷データを送信して印刷処理を実行させる印刷処理シス
    テムであって、 前記画像処理装置は、印刷装置に対して印刷データを送
    信する送信手段と、印刷の対象となる画像データを前記
    印刷装置で処理可能な印刷データに変換する変換手段
    と、この変換手段で変換した印刷データに含まれる画像
    種別情報を、前記送信手段による印刷データの送信前に
    修正可能とする修正手段とを備えることを特徴とする印
    刷処理システム。
  4. 【請求項4】 前記修正手段は、前記画像データ又は前
    記変換手段で変換した印刷データに基づく印刷結果と画
    像種別情報とをプレビュー表示するプレビュー表示手段
    と、このプレビュー表示手段で表示した前記画像種別情
    報を、前記プレビュー表示を参照するユーザの操作にし
    たがって変更する変更手段と、この変更手段で変更した
    画像種別情報にしたがって前記印刷データを書き換える
    書き換え手段とを含むことを特徴とする請求項3記載の
    印刷処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7433517B2 (en) 2003-11-20 2008-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for converting image data to predetermined format
CN101183230B (zh) * 2006-11-14 2011-11-09 森达理光株式会社 使用预览功能的印刷系统和方法

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