JP2003263053A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2003263053A
JP2003263053A JP2002063385A JP2002063385A JP2003263053A JP 2003263053 A JP2003263053 A JP 2003263053A JP 2002063385 A JP2002063385 A JP 2002063385A JP 2002063385 A JP2002063385 A JP 2002063385A JP 2003263053 A JP2003263053 A JP 2003263053A
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roller
supporting roller
supporting
heat
fixing device
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JP2002063385A
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English (en)
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Masayasu Onodera
正泰 小野寺
Junichi Hamada
純一 浜田
Haruo Iwahashi
晴男 岩橋
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の定着装置により画像形成装置におけ
るウォーミングアップの時間を短くし、また定着に要す
る熱エネルギが効率よく活用できるようにし、エネルギ
消費量を増加させること無く、高速度定着が安定してで
きるようにする。 【解決手段】 加熱手段を有する加熱ローラである第1
支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間して配設
される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及び前記
第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着ベルト
と、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに押圧し
てニップを形成する対向ローラとを有する定着装置にお
いて、前記加熱手段は発熱発光体であり、前記第1支持
ローラは透光性基体と透光性弾性層と熱線吸収層とから
なる加熱ローラであることを特徴とする定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置に用いられ
るベルト式の定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、FAX等の電
子写真方式の画像形成装置に用いられている定着装置
は、弾性層を有して所定の温度に維持された発熱ゴムロ
ーラと、該発熱ゴムローラに圧接し、弾性層を有する加
圧ゴムローラとによって、未定着のトナー画像が形成さ
れた転写材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ定着方式
が多用されている。
【0003】しかしながら、この種の装置では、発熱ゴ
ムローラの熱容量が大きいので、ウォーミングアップ時
間が長くなっていた。それを回避するために、発熱体の
発熱量を大きくしてウォーミングアップ時間を短くする
方法も考えられるが、発熱体発熱量を大きくしすぎると
発熱ゴムローラの芯金と弾性層の境界面の急激な温度上
昇が発生し、弾性層の耐熱温度を越えて、発熱ゴムロー
ラの寿命が著しく短くなるという問題が発生していた。
【0004】これを解消するため、図11に示すように
加熱ローラを透明ガラスの基体にして表面に透明ウレタ
ンの弾性層を設け更にその上に熱線吸収層をコートし、
中心部に発光加熱体を設け熱容量を小さくした定着ロー
ラを用い、それに加圧ローラを押圧してニップを形成し
た状態にして、そのニップ部に転写材を通して定着を行
う方法も提案されている。
【0005】しかしこの方法を用いても高速度定着を行
うためには熱量供給が十分ではなく、より高い熱量を供
給できる定着方法が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解消し、高速化してくる画像形成に対応して、ウ
ォーミングアップの時間を短くすると共に、定着の熱エ
ネルギが効率よく活用できるようにしてエネルギ消費量
を増加させること無く、高速度定着を可能にする安定し
た効率の高い定着装置を提供することを課題目的にす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(11)の何れかによって達成される。
【0008】(1) 加熱手段を有する加熱ローラであ
る第1支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間し
て配設される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及
び前記第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着
ベルトと、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに
押圧してニップを形成する対向ローラとを有する定着装
置において、前記加熱手段は発熱発光体であり、前記第
1支持ローラは透光性基体と透光性弾性層と熱線吸収層
とからなる加熱ローラであることを特徴とする定着装
置。
【0009】(2) 加熱手段を有する加熱ローラであ
る第1支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間し
て配設される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及
び前記第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着
ベルトと、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに
押圧してニップを形成する対向ローラとを有する定着装
置において、前記対向ローラは透光性基体と透光性弾性
層と熱線吸収層からなるローラであり、前記対向ローラ
の内部に発熱発光体を有することを特徴とする定着装
置。
【0010】(3) 前記対向ローラは透光性基体と透
光性弾性層と熱線吸収層からなるローラであり、前記対
向ローラの内部に発熱発光体を有することを特徴とする
(1)項に記載の定着装置。
【0011】(4) 加熱手段を有する加熱ローラであ
る第1支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間し
て配設される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及
び前記第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着
ベルトと、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに
押圧してニップを形成する対向ローラとを有する定着装
置において、前記加熱手段は発熱発光体であり、前記加
熱ローラは透光性基体と熱線吸収層からなるローラであ
ることを特徴とする定着装置。
【0012】(5) 前記対向ローラは透光性基体と透
光性弾性層と熱線吸収層からなるローラであり、前記対
向ローラの内部に発熱発光体を有することを特徴とする
(4)項に記載の定着装置。
【0013】(6) 加熱手段を有する加熱ローラであ
る第1支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間し
て配設される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及
び前記第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着
ベルトと、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに
押圧してニップを形成する対向ローラとを有する定着装
置において、前記第1支持ローラは透光性基体と透光性
弾性層から成るローラであり、前記第1支持ローラの内
部に発熱発光体を有し、前記定着ベルトの前記第1支持
ローラと接触する面は黒色であることを特徴とする定着
装置。
【0014】(7) 前記対向ローラは透光性基体と透
光性弾性層と熱線吸収層からなるローラであり、前記対
向ローラの内部に発熱発光体を有することを特徴とする
(6)項に記載の定着装置。
【0015】(8) 加熱手段を有する加熱ローラであ
る第1支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間し
て配設される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及
び前記第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着
ベルトと、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに
押圧してニップを形成する対向ローラとを有する定着装
置において、前記第1支持ローラは透光性基体から成る
ローラであり、前記第1支持ローラの内部に発熱発光体
を有し、前記定着ベルトの前記第1支持ローラと接触す
る面は黒色であることを特徴とする定着装置。
【0016】(9) 前記対向ローラは透光性基体と透
光性弾性層と熱線吸収層からなるローラであり、前記対
向ローラの内部に発熱発光体を有することを特徴とする
(8)項に記載の定着装置。
【0017】(10) 加熱手段を有する加熱ローラで
ある第1支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間
して配設される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ
及び前記第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定
着ベルトと、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラ
に押圧してニップを形成する対向ローラとを有する定着
装置において、前記第1支持ローラは無数の穴の空いた
金属製のローラであり、前記第1支持ローラの内部に発
熱発光体を有し、前記定着ベルトの前記第1支持ローラ
と接触する面は黒色であることを特徴とする定着装置。
【0018】(11) 加熱手段を有する加熱ローラで
ある第1支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間
して配設される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ
及び前記第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定
着ベルトと、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラ
に押圧してニップを形成する対向ローラと、前記定着ベ
ルトを介して前記対向ローラに当接する補助ローラとを
有する定着装置であって、前記補助ローラは透光性基体
と透光性弾性層と熱線吸収層からなるローラであり、前
記補助ローラの内部に発熱発光体を有することを特徴と
する定着装置。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0020】図1は、本発明の実施の形態の定着装置が
組み込まれたカラー画像形成装置を示す断面構成図であ
る。
【0021】このカラー画像形成装置は、タンデム型カ
ラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形
成部10Y,10M,10C,10Kと、無端状転写ベ
ルトユニット7と、給紙搬送手段21及び定着手段24
とから成る。画像形成装置の本体Aの上部には、原稿画
像読み取り装置SCが配置されている。
【0022】イエロー色の画像を形成する画像形成部1
0Yは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1Y
の周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像
手段4Y、一次転写手段としての一次転写ローラ5Y、
クリーニング手段6Yを有する。マゼンタ色の画像を形
成する画像形成部10Mは、第1の像担持体としてのド
ラム状の感光体1M、帯電手段2M、露光手段3M、現
像手段4M、一次転写手段としての一次転写ローラ5
M、クリーニング手段6Mを有する。シアン色の画像を
形成する画像形成部10Cは、第1の像担持体としての
ドラム状の感光体1C、帯電手段2C、露光手段3C、
現像手段4C、一次転写手段としての一次転写ローラ5
C、クリーニング手段6Cを有する。黒色画像を形成す
る画像形成部10Kは、第1の像担持体としてのドラム
状の感光体1K、帯電手段2K、露光手段3K、現像手
段4K、一次転写手段としての一次転写ローラ5K、ク
リーニング手段6Kを有する。
【0023】無端状転写ベルトユニット7は、複数のロ
ーラにより巻回され、回動可能に支持された半導電性エ
ンドレスベルト状の第2の像担持体としての無端状転写
ベルト70を有する。
【0024】画像形成部10Y,10M,10C,10
Kより形成された各色の画像は、一次転写ローラ5Y,
5M,5C,5Kにより、回動する無端状転写ベルト7
0上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成さ
れる。給紙カセット20内に収容された記録媒体として
の用紙Pは、給紙手段21により給紙され、複数の中間
ローラ22A,22B,22C,22D、レジストロー
ラ23を経て、二次転写手段5Aに搬送され、用紙P上
にカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写され
た用紙Pは、定着手段24により定着処理され、排紙ロ
ーラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置さ
れる。
【0025】一方、二次転写手段5Aにより用紙Pにカ
ラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した無端状転
写ベルト70は、クリーニング手段6Aにより残留トナ
ーが除去される。
【0026】画像形成処理中、一次転写ローラ5Kは常
時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写ローラ5
Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対
応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。
【0027】二次転写手段5Aは、ここを用紙Pが通過
して二次転写が行われる時にのみ、無端状転写ベルト7
0に圧接する。
【0028】また、装置本体Aから筐体8を支持レール
82L,82Rを介して引き出し可能にしてある。
【0029】筐体8は、画像形成部10Y,10M,1
0C,10Kと、無端状転写ベルトユニット7とから成
る。
【0030】画像形成部10Y,10M,10C,10
Kは、垂直方向に縦列配置されている。感光体1Y,1
M,1C,1Kの図示左側方には無端状転写ベルトユニ
ット7が配置されている。無端状転写ベルトユニット7
は、ローラ71,72,73,74を巻回して回動可能
な無端状転写ベルト70、一次転写ローラ5Y,5M,
5C,5K、及びクリーニング手段6Aとから成る。
【0031】筐体8の引き出し操作により、画像形成部
10Y,10M,10C,10Kと、無端状転写ベルト
ユニット7とは、一体となって、本体Aから引き出され
る。
【0032】筐体8の図示左側の支持レール82Lは、
無端状転写ベルト70の左方で、定着手段24の上方空
間部に配置されている。筐体8の図示右側の支持レール
82Rは、最下部の現像手段4Kの下方付近に配置され
ている。支持レール82Rは、現像手段4Y,4M,4
C,4Kを筐体8に着脱する動作に支障を来さない位置
に配置されている。
【0033】このような画像形成装置に搭載される本発
明の定着装置の各発明について図2〜図10を用いて順
次説明する。
【0034】これは、ハロゲンランプによる加熱手段
(以下発熱発光体ともいう)242を有する加熱ローラ
240である第1支持ローラと、該第1支持ローラ即ち
加熱ローラ240と平行で離間して配設される第2支持
ローラ250と、前記第1支持ローラ及び前記第2支持
ローラ250にエンドレスに掛け渡された定着ベルト2
60と、該定着ベルト260を介して前記第2支持ロー
ラ250に押圧してニップ部を形成する対向ローラ27
0とを有する定着装置24を基本構成とするものであ
る。
【0035】本発明の第1の実施の形態は図2,図3に
示すように前記加熱手段242としてハロゲンランプを
発熱発光体に用いたものであると共に、上記基本構成に
基づき前記第1支持ローラである加熱ローラ240を透
光性基体241と透光性弾性層243と熱線吸収層24
4とからなる加熱ローラにしたものである。
【0036】本発明の第2の実施の形態は図2,図4に
示すように、上記基本構成に基づき、前記対向ローラ2
70を透光性基体271と透光性弾性層273と熱線吸
収層274からなるローラとしたものであり、この対向
ローラ270の内部に発熱発光体272を有するように
したものである。
【0037】本発明の第3の実施の形態は図2,図3,
図4に示すように、上記基本構成に基づき、加熱手段2
42をハロゲンランプのような発熱発光体にしたもので
あり、前記加熱ローラ240を透光性基体241と透光
性弾性層243と熱線吸収層244からなるローラにし
たものであり、前記対向ローラ270を透光性基体27
1と透光性弾性層273と熱線吸収層274からなるロ
ーラとし、この対向ローラ270の内部にハロゲンラン
プの発熱発光体272を有するようにしたものである。
【0038】本発明の第4の実施の形態は図2,図5に
示すように、上記基本構成に基づき、この加熱手段24
2もハロゲンランプのような発熱発光体にしたものであ
り、前記加熱ローラ240も透光性基体241と熱線吸
収層244からなるローラとしたものであり、透光性弾
性層273を省いたものであることを特徴としている。
【0039】本発明の第5の実施の形態は図2,図4,
図5に示すように、上記基本構成に基づき、この加熱手
段242もハロゲンランプのような発熱発光体にしたも
のであり、前記加熱ローラ240を透光性基体241と
熱線吸収層244からなるローラとし、前記対向ローラ
270を透光性基体271と透光性弾性層273と熱線
吸収層274からなるローラにしたものであり、前記対
向ローラ270の内部に発熱発光体272を設けるよう
にしたものである。
【0040】以上の実施の形態は第1の支持ローラであ
る加熱ローラ240の内部に設けた発熱発光体242か
ら透光性基体241、透光性弾性層243を透過してき
た光を表層の熱線吸収層244で直接吸収して表面を発
熱させる表面発熱ローラとしたものである。そして熱線
吸収層244は黒色のPFA層で構成される。そして実
施の形態1は加熱ローラ240を表面発熱ローラとし、
実施の形態2は対向ローラ270を表面発熱ローラと
し、実施の形態3は発熱ローラ240と対向ローラ27
0を両方とも表面発熱ローラとし、実施の形態4は加熱
ローラ240を弾性層なしの表面発熱ローラとし、実施
の形態5は加熱ローラ240を弾性層なしの表面発熱ロ
ーラで、対向ローラ270を弾性層273を設けた表面
発熱ローラとそれぞれしたものである。
【0041】本発明の第6の実施の形態は図2,図7に
示すように、上記基本構成に基づき、前記第1支持ロー
ラ即ち加熱ローラ240を透光性基体241と透光性弾
性層243から成るローラにしたものであり、前記第1
支持ローラ240の内部に発熱発光体242を有し、前
記定着ベルト260の前記第1支持ローラ即ち加熱ロー
ラ240と接触する面を黒色にしたことを特徴とするも
のである。
【0042】本発明の第7の実施の形態は図2,図4,
図7に示すように、上記基本構成に基づき、前記第1支
持ローラ即ち加熱ローラ240を透光性基体241と透
光性弾性層243から成るローラにし、前記第1支持ロ
ーラ即ち加熱ローラ240の内部に発熱発光体242を
有し、前記定着ベルト260の前記第1支持ローラ即ち
加熱ローラ240と接触する面を黒色にし、前記対向ロ
ーラ270を透光性基体271と透光性弾性層273と
熱線吸収層274からなるローラとしたものであり、前
記対向ローラ270の内部に発熱発光体272を有する
ようにしたものである。
【0043】本発明の第8の実施の形態は図2,図8に
示すように、上記基本構成に基づき、前記第1支持ロー
ラ240を透光性基体241から成るローラにしたもの
であり、前記第1支持ローラ240の内部に発熱発光体
242を有し、前記定着ベルト260の前記第1支持ロ
ーラ即ち加熱ローラ240と接触する面は黒色にしたこ
とを特徴とするものである。
【0044】本発明の第9の実施の形態は図4,図8に
示すように、上記基本構成に基づき、前記第1支持ロー
ラ即ち加熱ローラ240を透光性基体241から成るロ
ーラとしたものであり、前記第1支持ローラ即ち加熱ロ
ーラ240の内部に発熱発光体242を有し、前記定着
ベルト260の前記第1支持ローラ即ち加熱ローラ24
0と接触する面は黒色であり、前記対向ローラ270は
透光性基体271と透光性弾性層273と熱線吸収層か
らなるローラであり、前記対向ローラの内部に発熱発光
体272を有する、ことを特徴とする。
【0045】以上、実施の形態6〜9は、第1支持ロー
ラ即ち加熱ローラ240の表層における熱線吸収層を省
き、加熱ローラ240を表面発熱ローラではなくし、そ
の熱線吸収層を、定着ベルト260の内壁に黒色の層と
して設置して、定着ベルト260が直接加熱されるよう
にする。即ち熱線光が吸収できるように定着ベルト26
0の内壁を黒色にしたものである。
【0046】実施の形態6は定着ベルト260の内壁を
直接加熱するようにしたものである。
【0047】実施の形態7は定着ベルト260の内壁を
直接加熱すると共に、対向ローラ270を前述の表面発
熱ローラにしたものである。
【0048】実施の形態8も実施の形態6で述べた加熱
ローラ240の弾性層をも省いたものである。
【0049】実施の形態9も実施の形態7で述べた加熱
ローラ240の弾性層をも省いたものである。実施の形
態10は加熱ローラ240に図9(a)の斜視図に示す
ように、無数の穴241Hの空いた金属ローラを金属基
体241Mとして使用したものであり、定着ベルト26
0の内壁は黒色にしてある。
【0050】ローラの穴から漏れた光でベルトを直接加
熱すると共に、漏れなかった部分は金属ローラを均一に
加熱することにより加熱均一化を助勢する。図9(b)
の斜視図に示すように、穴241Hの代わりにスリット
241Sにしても良い。実施の形態11は図10に示す
ように、ハロゲンランプによる加熱手段242を有する
加熱ローラ240である第1支持ローラと、該第1支持
ローラ即ち加熱ローラ240と平行で離間して配設され
る第2支持ローラ250と、前記第1支持ローラ及び前
記第2支持ローラ250とにエンドレスに掛け渡された
定着ベルト260と、該定着ベルト260を介して前記
第2支持ローラ250に押圧してニップ部を形成する対
向ローラ270とを有する定着装置24を基本構成に基
づき、更に加熱手段282としてハロゲンランプを発熱
発光体に用い、透光性基体281と透光性弾性層283
と熱線吸収層284とからなる表面発熱ローラを補助ロ
ーラ280として荷重ニップの上流側に設け、荷重ニッ
プの上流側に対向ローラ270に抱かれて疑似ニップを
形成していた部分に前記定着ベルト260を介して前記
対向ローラ270に前記補助ローラ280を押圧させる
ようにしてある。安定した熱供給のできる補助ニップを
形成し、安定した定着性を得ることができた。
【0051】この補助ローラ280を設けることによ
り、前記疑似ニップ部で商品価値として問題になる程度
ではないが、起こりがちだったニップ圧不足による浮き
上がり等の滲み現象が解消される。
【0052】なお、全般的に、前記第1,第2の支持ロ
ーラや、対向ローラ(表面発熱ローラでない場合)はソ
フトローラであることが好ましい。
【0053】また、発熱発光体はハロゲンランプが好ま
しく、対向ローラ270が図6に示すように熱線吸収層
274を除いて表面発熱ローラでなくした場合にも内部
に設置することが好ましい。
【0054】定着ベルトは次の3種類のものを用いた。 (1) 肉厚約40μmのNi電鋳基体に、肉厚約20
0μmのSiゴム層を外側に施し、さらに外側に肉厚約
30μmのPFA層を施したもの。 (2) (1)の内面を黒色にするときには、黒色の耐
熱塗料で塗装を施したもの。 (3) 肉厚50〜100μm程度のポリイミド製基体
に、肉厚約200μmのSiゴム層を外側に施し、さら
に外側に肉厚約30μmのPFA層を施したもの。
【0055】そして、上記(1),(2)の定着ベルト
260を用いるときは、第1支持ローラである加熱ロー
ラ240は図3,図7に示すような透光性弾性層243
を備えたものが好ましく、上記(3)の定着ベルト26
0を用いるときは、第1支持ローラである加熱ローラ2
40は図5,図8に示すような透光性弾性層243を省
いたものが好ましい。これによっていっそうの光沢度の
均一化が達成され、定着むらも無くなり定着が安定す
る。
【0056】尚、前記透光性基体には、発熱発光体から
照射される赤外線等の熱線を透過する耐熱ガラス又は耐
熱性樹脂が適当であり本実施の形態では外径30mm、
肉厚1.5〜4.0mmのパイレックス(R)ガラスを
材質とする中空円筒体を採用している。透光性弾性層は
透光性基体の外周面に形成された透明シリコンゴム層で
肉厚1〜3mmのものを採用している。
【0057】また、PFAは熱溶融型フッ素樹脂で、テ
トラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体であり熱吸収率が非常に良い。
【0058】
【発明の効果】本発明の定着装置により電子写真方式の
画像形成装置におけるウォーミングアップの時間を短く
することが可能になると共に、画像形成装置の稼働率が
上がり、しかも定着に要する熱エネルギが効率よく活用
できるようになり、エネルギ消費量を増加させること無
く、高速度定着が安定してできるようになり、効率の高
い定着装置を搭載した画像形成装置が提供可能になっ
た。因みにウォーミングアップの時間は従来400秒か
かっていたものが本発明により180秒に短縮された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の定着装置が組み込まれた
カラー画像形成装置を示す断面構成図である。
【図2】本発明の定着装置の実施の形態の一例を示す断
面構成図である。
【図3】本発明の定着装置の実施の形態を構成する加熱
ローラの一例を示す断面図である。
【図4】本発明の定着装置の実施の形態を構成する対向
ローラの一例を示す断面図である。
【図5】本発明の定着装置の実施の形態を構成する加熱
ローラの一例を示す断面図である。
【図6】本発明の定着装置の実施の形態を構成する対向
ローラの一例を示す断面図である。
【図7】本発明の定着装置の実施の形態を構成する加熱
ローラの一例を示す断面図である。
【図8】本発明の定着装置の実施の形態を構成する加熱
ローラの一例を示す断面図である。
【図9】本発明の定着装置の実施の形態を構成する加熱
ローラの基体の一例を示す斜視図である。
【図10】本発明の定着装置の実施の形態の一例を示す
断面構成図である。
【図11】従来の定着装置の一例を示す断面構成図であ
る。
【符号の説明】
24 定着装置 240 加熱ローラ 241 透光性基体 241M 金属基体 241H 穴 241S スリット 242 発熱発光体(加熱手段) 243 透光性弾性層 244 熱線吸収層 250 第2支持ローラ 260 定着ベルト 270 対向ローラ 271 透光性基体 272 発熱発光体 273 透光性弾性層 274 熱線吸収層 280 補助ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA20 AA30 BA11 BA12 BA25 BB03 BB04 BB13 BB14 BB18 BB29 BB30 3J103 AA02 AA12 AA13 AA14 AA24 BA03 BA41 FA18 GA02 GA57 GA58 GA60 GA66 3K058 AA02 AA73 AA87 BA18 DA02 DA24 GA03 GA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を有する加熱ローラである第1
    支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間して配設
    される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及び前記
    第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着ベルト
    と、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに押圧し
    てニップを形成する対向ローラとを有する定着装置にお
    いて、前記加熱手段は発熱発光体であり、前記第1支持
    ローラは透光性基体と透光性弾性層と熱線吸収層とから
    なる加熱ローラであることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段を有する加熱ローラである第1
    支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間して配設
    される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及び前記
    第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着ベルト
    と、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに押圧し
    てニップを形成する対向ローラとを有する定着装置にお
    いて、前記対向ローラは透光性基体と透光性弾性層と熱
    線吸収層からなるローラであり、前記対向ローラの内部
    に発熱発光体を有することを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 前記対向ローラは透光性基体と透光性弾
    性層と熱線吸収層からなるローラであり、前記対向ロー
    ラの内部に発熱発光体を有することを特徴とする請求項
    1に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 加熱手段を有する加熱ローラである第1
    支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間して配設
    される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及び前記
    第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着ベルト
    と、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに押圧し
    てニップを形成する対向ローラとを有する定着装置にお
    いて、前記加熱手段は発熱発光体であり、前記加熱ロー
    ラは透光性基体と熱線吸収層からなるローラであること
    を特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 前記対向ローラは透光性基体と透光性弾
    性層と熱線吸収層からなるローラであり、前記対向ロー
    ラの内部に発熱発光体を有することを特徴とする請求項
    4に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 加熱手段を有する加熱ローラである第1
    支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間して配設
    される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及び前記
    第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着ベルト
    と、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに押圧し
    てニップを形成する対向ローラとを有する定着装置にお
    いて、前記第1支持ローラは透光性基体と透光性弾性層
    から成るローラであり、前記第1支持ローラの内部に発
    熱発光体を有し、前記定着ベルトの前記第1支持ローラ
    と接触する面は黒色であることを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 前記対向ローラは透光性基体と透光性弾
    性層と熱線吸収層からなるローラであり、前記対向ロー
    ラの内部に発熱発光体を有することを特徴とする請求項
    6に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 加熱手段を有する加熱ローラである第1
    支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間して配設
    される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及び前記
    第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着ベルト
    と、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに押圧し
    てニップを形成する対向ローラとを有する定着装置にお
    いて、前記第1支持ローラは透光性基体から成るローラ
    であり、前記第1支持ローラの内部に発熱発光体を有
    し、前記定着ベルトの前記第1支持ローラと接触する面
    は黒色であることを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】 前記対向ローラは透光性基体と透光性弾
    性層と熱線吸収層からなるローラであり、前記対向ロー
    ラの内部に発熱発光体を有することを特徴とする請求項
    8に記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 加熱手段を有する加熱ローラである第
    1支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間して配
    設される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及び前
    記第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着ベル
    トと、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに押圧
    してニップを形成する対向ローラとを有する定着装置に
    おいて、前記第1支持ローラは無数の穴の空いた金属製
    のローラであり、前記第1支持ローラの内部に発熱発光
    体を有し、前記定着ベルトの前記第1支持ローラと接触
    する面は黒色であることを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】 加熱手段を有する加熱ローラである第
    1支持ローラと、該第1支持ローラと平行で離間して配
    設される第2支持ローラと、前記第1支持ローラ及び前
    記第2支持ローラにエンドレスに掛け渡された定着ベル
    トと、該定着ベルトを介して前記第2支持ローラに押圧
    してニップを形成する対向ローラと、前記定着ベルトを
    介して前記対向ローラに当接する補助ローラとを有する
    定着装置であって、前記補助ローラは透光性基体と透光
    性弾性層と熱線吸収層からなるローラであり、前記補助
    ローラの内部に発熱発光体を有することを特徴とする定
    着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256316A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007256316A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

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