JP2003263004A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003263004A
JP2003263004A JP2002062288A JP2002062288A JP2003263004A JP 2003263004 A JP2003263004 A JP 2003263004A JP 2002062288 A JP2002062288 A JP 2002062288A JP 2002062288 A JP2002062288 A JP 2002062288A JP 2003263004 A JP2003263004 A JP 2003263004A
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Japan
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developing
developing device
photoconductor
developer carrying
belt
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Application number
JP2002062288A
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English (en)
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Kenjiro Nishiwaki
健次郎 西脇
Tokuji Kato
篤司 加藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の現像器により感光体上の静電潜像を現
像する画像形成装置において、各現像器にて現像を行う
のに必要な駆動源の数を抑制することにより、装置全体
のコストダウン・低消費電力化を図ることを目的とす
る。 【解決手段】 第二現像器6の現像ローラが回転開始す
ると、その回転が、現像ローラと同軸回転するDR軸ギ
ア61b、Dカットギア61c1、ギア列61dを介し
て回転カム61hに伝達される。これにより、回転カム
61hが回転してその近接作用面が現像器6に接触する
ため、第二現像器6は感光体ベルト1側へ押し出され、
現像ローラが感光体ベルト1に当接して第二現像器6に
よる現像が行われる。しかも、回転カム61hに伝達さ
れた回転は、各現像器間回転伝達ギア91〜97を介し
て他の現像器の回転カム51h,71h,81hにも伝
達され、それぞれ対応する現像器5,7,8を感光体ベ
ルト1から離間させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式によりカラー画
像を得る画像形成装置として、種々のものが提案・実用
化されており、その一例を図20に基づいて説明する。
図20は、従来の画像形成装置における、感光体上への
現像方法を説明するための説明図である。
【0003】表面に静電潜像を担持した可撓性且つ無端
状の感光体ベルト1は、感光体ベルト支持搬送ローラ1
a,1b,1cに張架され、これら各ローラ1a〜1c
により一定方向へ周回する。そして、収容するトナー
(現像剤)の色がそれぞれ異なる第一現像器5,第二現
像器6,第三現像器7及び第四現像器8を順次感光体ベ
ルト1側に移動させることにより、感光体ベルト1上の
静電潜像を現像する。
【0004】図20では、第一現像器5を感光体ベルト
1側へ移動させて該第一現像器5の現像ローラ51を回
転させながら感光体ベルト1の表面に当接又は近接させ
ることにより、感光体ベルト1上の静電潜像が、第一現
像器5に収容されているトナーにより現像されている状
態を示している。第一現像器5による現像が終わり、感
光体ベルト1上のトナーが転写ベルト(図示略)に転写
されると、第一現像器5を感光体ベルト1から離間させ
ると共に第二現像器6を感光体ベルト1側へ移動させ
て、現像ローラ61を感光体ベルト1の表面に当接又は
近接させる。これにより、第二現像器6に収容されてい
るトナーにより感光体ベルト1が現像される。
【0005】以降、第三現像器7の現像ローラ71及び
第四現像器8の現像ローラ81を順次感光体ベルト1の
表面に当接又は近接させることにより、各現像器7及び
8が収容するトナーによる現像が行われ、現像の都度、
転写ベルトへの転写が行われる。そして、各現像器5〜
8による現像・転写が終わった後、転写ベルト上に形成
された多色像を記録用紙上に転写することにより、カラ
ー画像が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
画像形成装置では、カラー画像を得るために各現像ロー
ラ51〜81を回転させる必要があり、更に、各現像器
5〜8を感光体ベルト1側へ接近又は離間させる必要が
ある。
【0007】そのため、4つの現像ローラ駆動源30a
〜30dを備えた現像ローラ駆動装置30を設けて、各
現像ローラ51〜81を回転させている。また、各現像
器5〜8毎にそれぞれ近接離間機構321,331,3
41,351及びこれらの駆動源322,332,34
2,352を設けることにより、各現像器5〜8を感光
体ベルト1へ接近又は離間させている。
【0008】このように、カラー画像を得るための従来
の画像形成装置では、各現像器5〜8毎に、各現像ロー
ラ51〜81を回転させるための駆動源(現像ローラ駆
動装置30)が必要であるのに加え、各現像器5〜8を
移動させるための駆動源(各駆動源322,332,3
42,352)を備える必要もあるなど、現像のために
多数の駆動源を搭載する必要があり、このことが、画像
形成装置全体の大型化・コストアップ・電力消費量増大
等の諸問題を招く要因の一つとなっていた。
【0009】尚、図20に示した例以外に、例えば一つ
の駆動源からスイッチ切り換え等により各現像ローラ5
1〜81へ適宜駆動力を供給する方法も考えられる。こ
れにより、現像ローラの駆動源をコンパクト化すること
も可能ではあるが、この方法でもやはり現像ローラの駆
動源以外に各現像器5〜8を移動させるための駆動源が
別途必要であることに変わりはない。しかも、一つの駆
動源からの駆動力を各現像ローラへ適宜切り換え供給す
る必要があるため、駆動力供給切り換えのための制御系
が複雑化するという問題が新たに生じてしまう。
【0010】また、例えば特開平9−62048号公報
に開示されているように、現像器を感光体ベルト側に移
動させるのではなく、現像器は固定しておいて、感光体
ベルトをその内側から現像器側へ押圧して所定の現像器
(現像ローラ)に当接させる方法もある。この方法で
も、感光体ベルトを現像器側へ押圧するための押圧手段
及びその駆動源が必要になるため、やはり上記同様の問
題がある。
【0011】上記のように、いずれの方法であっても、
現像ローラを回転させるための駆動源の他に、現像器を
移動させるための駆動源を別途設けていることに変わり
はなく、それ故に、機器の大型化・コストアップ・電力
消費量増大等の諸問題が生じていた。
【0012】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、複数の現像器により感光体上の静電潜像を現像する
よう構成された画像形成装置において、各現像器にて現
像を行うのに必要な駆動源の数を抑制することにより、
装置全体のコストダウン・低消費電力化を図ることを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためになされた請求項1記載の画像形成装置
は、静電潜像を担持する感光体に対向して、その静電潜
像を現像剤で現像するための現像剤担持体を備えた現像
器が複数並設されたものであり、現像剤担持体を回転さ
せる現像剤担持体駆動手段と、現像剤担持体と感光体と
を近接又は離間させるための近接離間手段とが、それぞ
れ各現像器毎に備えられたものである。
【0014】そして、本発明では、駆動力伝達手段が、
各現像剤担持体駆動手段が対応する現像器の現像剤担持
体を回転させる際の回転駆動力を、該現像器に対応した
近接離間手段に伝達し、これにより、各近接離間手段が
動作する。つまり、現像剤担持体駆動手段からの回転駆
動力を、現像剤担持体のみに供給するのではなく、駆動
力伝達手段によって近接離間手段にも供給するようにし
たものである。尚、ここでいう「近接」とは、現像剤担
持体が感光体の静電潜像を現像剤で現像可能な位置にま
で近づけることを意味し、現像剤担持体を感光体に直接
接触させない程度に近づける場合はもちろん、直接接触
(当接)させる場合も含むものとする。
【0015】従って、本発明(請求項1)の画像形成装
置によれば、一つの駆動源(現像剤担持体駆動手段)に
よって現像剤担持体及び近接離間手段の双方を駆動する
ことができ、従来のように近接離間手段を動作させるた
めに別途駆動源を設ける必要がないため、画像形成装置
全体のコストダウン・低消費電力化が可能となる。
【0016】そして、駆動力伝達手段は、例えば各現像
器毎に独立して備えられ、各現像器毎にその現像器が備
える現像剤担持体駆動手段が動作したときに、現像剤担
持体を回転させるための回転駆動力をその現像器に対応
した近接離間手段に伝達するように構成することができ
るなど、種々の構成を取りうるが、例えば請求項2に記
載したように、ある現像器の現像剤担持体駆動手段から
の回転駆動力を、その現像器だけでなく他の全ての現像
器にも伝達することにより、各現像器の現像剤担持体を
感光体から近接又は離間させるようにしてもいい。
【0017】即ち、請求項2記載の画像形成装置は、現
像剤担持体駆動手段によりいずれかの現像剤担持体が回
転したとき、駆動力伝達手段が、該現像剤担持体駆動手
段の回転駆動力を各近接離間手段へ同時に伝達して、そ
の回転した現像剤担持体を対応する近接離間手段により
感光体へ近接させると共に、他の現像剤担持体をそれぞ
れ対応する近接離間手段により感光体から離間させる。
【0018】駆動力伝達手段をこのように構成すれば、
現像を行おうとする現像器の現像剤担持体を回転させる
ことにより、その現像剤担持体が感光体へ近接する一
方、他の現像剤担持体は全て感光体から離間した状態に
なるため、複数の現像器のうち所望の現像器のみによる
現像を確実に行うことができる。
【0019】また、近接離間手段は、例えば、現像器が
備える現像剤担持体のみを移動させることにより感光体
と近接又は離間させるようにすることも可能ではある
が、そのためには、現像器本体そのものは固定した状態
で現像剤担持体のみが移動できるように構成する必要が
あり、現像器の構成(特に現像器本体と現像剤担持体と
の相互関係)が複雑になる。
【0020】そこで、例えば請求項3に記載のように、
近接離間手段は、対応する現像器を移動させることによ
って現像剤担持体と感光体との近接又は離間を行うよう
構成されたものであるとよい。つまり、現像器を、現像
剤担持体が現像器本体に固定(但し現像のための回転は
可能)されたごく一般的な構成とし、その現像器自体を
移動させることにより現像剤担持体も移動するようにし
たものである。このようにすれば、簡易的な構成の現像
器にて本発明を実現することが可能となる。
【0021】ところで、上記説明した請求項1〜3記載
の発明では、近接離間手段が現像剤担持体を移動させる
ことによりその現像剤担持体と感光体とが近接又は離間
する構成としたが、感光体の具体的構成としては、回転
ドラム状のいわゆる感光体ドラムである場合の他、図2
0にて説明したような、複数のローラ(図20では感光
体ベルト支持搬送ローラ1a,1b,1c)間に張架さ
れ、表面に静電潜像を担持した可撓性且つ無端状のベル
ト(感光体ベルト)である場合もある。
【0022】感光体ベルトを用いた場合、近接離間手段
としては、上記のように現像剤担持体を移動させる方法
以外に、例えば請求項4に記載したように、感光体ベル
トを変位させることによって、該感光体ベルトの表面と
いずれかの現像剤担持体との近接又は離間を行うように
してもよい。
【0023】この場合、より具体的には、例えば請求項
5に記載のように、感光体ベルトの内側における各現像
剤担持体と対向する位置にそれぞれ近接離間手段を配設
し、各近接離間手段が感光体ベルトの内側から感光体ベ
ルトを変位させるように構成するとよい。
【0024】そして、このように感光体として感光体ベ
ルトを用い、その感光体ベルトを変位させて各現像剤担
持体と近接又は離間させる構成にした場合においても、
請求項1と同様、現像剤担持体駆動手段がある現像剤担
持体を回転させようとするとき、その回転駆動力が駆動
力伝達手段によって対応する近接離間手段にも伝達さ
れ、これにより感光体ベルトが変位してその回転しよう
とする現像剤担持体に近接することになる。
【0025】また、請求項2と同様、現像剤担持体駆動
手段によりいずれかの現像剤担持体が回転したとき、駆
動力伝達手段が、該現像剤担持体駆動手段の回転駆動力
を全ての近接離間手段へ同時に伝達して、その回転した
現像剤担持体に対応した近接離間手段が感光体ベルトを
変位させてその現像剤担持体に近接させると共に、他の
現像剤担持体についてはそれぞれ対応する近接離間手段
により感光体ベルトと各現像剤担持体とが離間するよう
にすることもできる。
【0026】そのため、請求項4又は5記載の画像形成
装置によっても、請求項1又は2と同様、一つの駆動源
(現像剤担持体駆動手段)によって現像剤担持体及び近
接離間手段の双方を駆動することができ、従来のように
近接離間手段を動作させるためだけに別途駆動源を設け
る必要がないため、画像形成装置全体のコストダウン・
低消費電力化が可能となる。
【0027】ここで、近接離間手段の具体例としては、
例えば請求項6に記載のように、感光体と現像剤担持体
とが互いに近接する方向へ付勢力を作用させる付勢手段
と、その付勢手段の付勢力に抗して感光体と現像剤担持
体とを離間するために回動される作動体とにより構成す
ることが考えられる。この場合、駆動力伝達手段は、現
像剤担持体が回転開始してから所定期間だけ作動体へ回
転駆動力を伝達するよう構成するとよい。
【0028】また別の具体例として、例えば請求項7に
記載のように、近接離間手段を、感光体と現像剤担持体
とが互いに離間する方向へ付勢力を作用させる付勢手段
と、その付勢手段の付勢力に抗して感光体と現像剤担持
体とを近接するために回動される作動体とにより構成
し、駆動力伝達手段を、現像剤担持体が回転開始してか
ら所定期間だけ作動体へ前記回転駆動力を伝達するよう
構成してもよい。
【0029】即ち、前者(請求項6)の場合は、付勢手
段の付勢力によって感光体と現像剤担持体とが近接しよ
うとするのを、作動体によって阻止(離間)しておく。
そして、その現像剤担持体が回転開始してから所定期間
だけ、その回転駆動力を駆動力伝達手段が作動体に伝達
して上記阻止を解除することにより、付勢手段の付勢力
を利用してその現像剤担持体と感光体とを近接させよう
とするものである。
【0030】一方、後者(請求項7)の場合は、付勢手
段の付勢力によって感光体と現像剤担持体とが離間して
いる状態において、その現像剤担持体が回転開始してか
ら所定期間だけ、その回転駆動力を駆動力伝達手段によ
って作動体に伝達することにより、その現像剤担持体と
感光体とを付勢手段の付勢力に抗して近接させようとす
るものである。
【0031】尚、ここでいう所定期間とは、現像剤担持
体の回転開始後、少なくともその現像剤担持体と感光体
とが近接するまでに要する時間である。上記のように構
成すれば、現像剤担持体と感光体とを近接又は離間させ
るにあたり、近接又は離間のうち、いずれか一方につい
ては付勢手段の付勢力を利用するだけでよく、他方につ
いてはその付勢力に抗するように作動体を動作させるこ
とにより実現できるため、近接離間手段を簡易的に構成
することが可能となる。
【0032】そして、請求項6又は7記載の画像形成装
置は、より具体的には、例えば請求項8に記載のよう
に、作動体は回転カムであり、所定期間は、回転カムの
一周期を現像器の数で分割(除算)した期間として設定
されたものである。そして、その回転カムは、対応する
現像器の現像剤担持体と感光体とを近接させる近接作用
面と、該対応する現像器以外の他の現像器の現像剤担持
体と感光体とが近接される際には該対応する現像器の現
像剤担持体と感光体とを離間させる離間作用面とを備え
ており、全ての現像器による現像動作により一回転され
るよう構成することができる。
【0033】即ち、各現像器では、対応する現像剤担持
体が回転開始してから所定期間の間は、回転カムが備え
る近接作用面によってその現像剤担持体と感光体とを近
接させ、それ以外の期間は、回転カムが備える離間作用
面によってその現像剤担持体と感光体とを離間させるの
である。そして、回転カムが一回転する間に、全ての現
像器による一回の現像動作(現像剤担持体を回転且つ感
光体へ近接)が終了する。
【0034】このように、近接離間手段を回転カムと付
勢手段とからなる構成にすると共に、各近接離間手段へ
の回転駆動力伝達期間を、回転カム一周期を現像器数で
割った時間に設定することにより、近接離間手段をより
簡易的に構成でき、しかも、現像剤担持体と感光体との
近接又は離間を確実に行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。 [第1実施形態]図1〜図9は、本実施形態のカラーレ
ーザプリンタ(以下単に「プリンタ」と称す)について
説明するための説明図であり、まず、図1〜4に基づい
て本実施形態のプリンタの構成を説明する。図1は、本
実施形態のプリンタ全体の概略構成を示す説明図であ
る。
【0036】図1に示す如く、本実施形態のプリンタ1
0では、画像形成を行う際、感光体ベルト1が時計回り
に周回移動し、まず帯電器2により感光体ベルト1の像
担持面への帯電が行われる。次に、レーザ書込ユニット
3からのレーザ光により、画像信号に従った静電潜像が
感光体ベルト1上に形成される。つまり、静電潜像が担
持される。レーザ書込ユニット3は、レーザ光源やポリ
ゴンミラー等により構成された周知のものであり、発光
されたレーザ光はミラー27及びミラー26による反射
を経て感光体ベルト1上へ照射される。
【0037】レーザ書込ユニット3による静電潜像形成
がなされると、各現像器5〜8のうちいずれか一つの現
像器により現像が行われる。図1は、第一現像器5が感
光体ベルト1側へ移動されて現像ローラ51が感光体ベ
ルト1に当接することにより、第一現像器5による現像
が行われている状態を示している。現像中、現像ローラ
51は、現像ローラ駆動装置30(図2参照;詳細は後
述)からの回転駆動力を受けて回転した状態にあり、第
一現像器5内に収容されたトナー(現像剤)が静電潜像
に付着し、トナー像が形成される。
【0038】各現像器5〜8及び感光体ベルト1は、図
20で説明したものと全く同様のものであるため、これ
らについては図20と同じ符号を付し、その詳細説明を
省略する。尚、各現像器5〜8は、現像ローラ51の
他、図示は省略したもののトナー供給ローラや、現像ロ
ーラ51の表面に付着するトナーの層厚を規制してトナ
ー量の調整等を行うドクターブレード、トナー攪拌等を
行うアジテータ等を備え、感光体ベルト1に担持された
静電潜像をトナーで現像するための周知の現像器であ
る。
【0039】感光体ベルト1と各現像ローラ51〜81
(51,61,71,81)との間には現像バイアスが
印加されているため、静電潜像にトナーが転写されるの
である。また、各現像ローラ51〜81はいずれも本発
明の現像剤担持体に相当する。トナーは、トナー供給ロ
ーラから各現像ローラ51〜81のローラ面上に供給さ
れ、ドクターブレードにて層厚規制されることにより正
極性又は負極性に帯電され、現像剤担持体に静電的に担
持されるのである。
【0040】感光体ベルト1上に形成されたトナー像
は、中間転写体としての中間転写ベルト9上に転写され
る。中間転写ベルト9は、4つの中間転写ベルト支持搬
送ローラ9a,9b,9c,9dにより支持・搬送(図
1では反時計回り)されている。そして、中間転写ベル
ト9への転写後、感光体ベルト1上に残余したトナーは
感光体ベルトクリーニング装置11により除去される。
この感光体ベルト1と中間転写ベルト9との間には、中
間転写ベルト9へトナーを中間転写するためのバイアス
が印加されている。
【0041】以後、上記説明した、帯電器2による帯電
から静電潜像形成、現像、転写及び残余トナー除去に至
る行程が、他の現像器6〜8についても順次同様に行わ
れ、結果として、各現像器5〜8による現像でそれぞれ
感光体ベルト1上に形成されたトナー像が全て中間転写
ベルト9上に重ねられ、中間転写ベルト9上には多色の
トナー像が形成された状態となる。
【0042】この多色のトナー像は、転写ローラ16と
中間転写ベルト9との間に印加されたバイアスにより、
用紙トレイ12から給紙ローラ13及び各レジストロー
ラ14,15を経て搬送されてきた印刷用紙上に転写さ
れ、転写されたトナーが定着器17によって定着された
後、各排紙ローラ18〜20を経て外部に出力(排紙)
される。尚、印刷用紙への転写後、中間転写ベルト9上
に残った残余トナーは、中間転写ベルトクリーニング装
置21により除去される。
【0043】以上説明した図1のプリンタ10は、図に
示す限りでは、従来から知られているプリンタと全く同
様の基本的な構成となっているが、図1では図示しなか
ったものの、プリンタ10には、各現像器5〜8により
感光体ベルト1上の静電潜像を現像する際に各現像ロー
ラ51〜81を回転させるための駆動源、及び、各現像
器5〜8をそれぞれ感光体ベルト1に当接又は感光体ベ
ルト1から離間させるための機構・駆動源が備えられて
いる。これらはいずれも、本実施形態のプリンタ10に
おいて最も重要な役割を担う部分であるのだが、図1で
はまずプリンタ10の概略動作を説明するために、あえ
てこれらの機構・駆動源については図示を省略した。
【0044】そこで、各現像ローラ51〜81を回転さ
せるための駆動源、及び、各現像器5〜8を移動させる
ための駆動源と機構について、以下、図2〜図4に基づ
いて説明する。図2は、各現像ローラ51〜81の駆動
源及び各現像器5〜8を移動させるための機構の概略配
置状態を説明するための説明図である。
【0045】図2に示す如く、各現像ローラ51〜81
はそれぞれ、現像ローラ駆動装置30(モータ等内蔵)
から回転駆動力が供給されることにより回転するよう構
成されている。この現像ローラ駆動装置30は、既に説
明した図20における現像ローラ駆動装置30と全く同
様のものであるため、図20と同じ符号を付している。
つまり、図20に示したように、各現像ローラ51〜8
1には、現像剤担持体駆動手段としての各現像ローラ駆
動源30a〜30dからそれぞれ回転駆動力が供給され
る。
【0046】そして、各現像器5〜8にはそれぞれ、使
用者がメンテナンスやトナー補給等の際に着脱するため
に用いる把持部57、67,77,87と、プリンタ1
0本体に固定設置されているフレーム31,32(詳細
は後述)に支持させ且つ感光体ベルト1方向への移動を
可能とするためのガイド部材55,65,75,85、
及びバネ押圧突起56,66,76,86とが備えられ
ている。更に、各現像器5〜8と感光体ベルト1とを近
接又は離間させるための近接離間ユニット40も備えら
れているが、これについても詳細は後述する。
【0047】次に、各現像器5〜8が各フレーム31,
32に支持される様子について、図4に基づいて説明す
る。図4は、第一現像器5を、図2に示す矢印Bの方向
から見た状態であって、各フレーム31,32に支持さ
せようとしているところを示している。
【0048】フレーム31には、各現像器5〜8に対応
してそれぞれ現像器ガイド溝315,316,317・
・・及び、バネ溝35,36,37・・・が形成され、
各バネ溝35,36,37・・・にはそれぞれバネ35
a,36a,37a・・・が設けられている。このう
ち、現像器ガイド溝315を第一現像器5のガイド部材
55が摺動することにより、第一現像器5が感光体ベル
ト1に対して近接又は離間する。また、バネ溝35には
第一現像器5のバネ押圧突起56が入り、付勢手段の一
例としてのバネ35aに当接する。
【0049】他方のフレーム32についても、図4には
示していないもののフレーム31と同様に構成されてお
り、第一現像器5のガイド部材58及びバネ押圧突起5
9(いずれも図2には示さず)がそれぞれ、フレーム3
2に形成された現像器ガイド溝及びバネ溝を摺動する。
【0050】バネ35aは、感光体ベルト1と現像ロー
ラ51とが互いに離間する方向へ付勢力を作用させるた
めのものである。即ち、第一現像器5は、通常はバネ3
5aの付勢力により感光体ベルト1と現像ローラ51と
が離間した状態にあるが、第一現像器5による現像を行
う際は、後述する近接離間ユニット40によりバネ35
aの付勢力に抗して第一現像器5を感光体ベルト1側へ
移動させ、現像ローラ51を感光体ベルト1に当接させ
るのである。
【0051】第二現像器6についても、フレーム31に
おいて、現像器ガイド溝316をガイド部材65が、バ
ネ溝36をバネ押圧突起65がそれぞれスライドすると
共に、フレーム32においても図示しないガイド部材及
びバネ押圧突起がそれぞれ図示しない現像器ガイド溝及
びバネ溝をスライドする。そして、バネ36aの付勢力
に抗して感光体ベルト1側へ移動させることにより、現
像ローラ61が感光体ベルト1に当接することになる。
他の各現像器7及び8についても全く同様であるため、
その詳細説明は省略する。尚、各バネ35a,36a,
37a・・・はいずれも、本発明(請求項7)の付勢手
段に相当する。
【0052】尚、付勢手段の付勢方向を、現像ローラと
感光体ベルトとが互いに接近する方向に作用させること
もできる。この場合、後述の近接離間ユニット40は、
付勢力により両者を接近させ、付勢力に抗して両者を離
間させるように構成される。次に、各現像器5〜8を感
光体ベルトに対して近接又は離間するための近接離間ユ
ニット40について、図3及び図5に基づいて説明す
る。図3及び図5は、近接離間ユニット40内部の概略
構成を示す説明図であって、図3は、近接離間ユニット
40を図2における矢印Aの方向からみた場合を表して
いる。また、図5(a)(後述の図6〜9も同様)は、
近接離間ユニット40を図2における矢印Cの方向から
みた場合を表している。但し、説明の便宜上、各現像器
5〜8の側面図も併せて記載している。
【0053】図3では、近接離間ユニット40のうち、
現像ローラ51の回転駆動力を利用して現像ローラ51
と感光体ベルト1とを当接又は離間するための機構、及
び、その回転駆動力を他の現像器6〜8へ伝達するため
の機構の一部が示されている。まず、現像ローラ駆動装
置30からの回転駆動力により現像ローラ51が回転す
ると、現像ローラ(以下「DR」ともいう)軸51aに
同軸固定されたDR軸ギア51bも回転する。すると、
このDR軸ギア51bの回転が、二段ギア51c及びギ
ア列51dを介してカム軸ギア51eに伝達され、カム
軸51fが回転する。これにより、カム軸51fに固定
された二つの回転カム51hが回転することになる。こ
の回転カム51hが作動体として機能する。
【0054】ここで、二段ギア51cは、相互に同軸固
定された二つのギア(Dカットギア51c1及び小ギア
51c2)により構成されており、このうちDカットギ
ア51c1がDR軸ギア51bと噛み合い、小ギア51
c2がギア列51dの端部(図3における左端)ギアと
噛み合っている。そして、Dカットギア51c1は、図
5に示す如く、全周のうち一部が切り欠かれた形状をな
しており、当然ながらこの切り欠かれた部分(以下「カ
ット面」ともいう)については、DR軸ギア51bの歯
と噛み合わないため、DR軸ギア51bの回転駆動力は
伝達されない。
【0055】また、図5に示す如く、他の各現像器6〜
8においても同様であり、第二現像器6の現像ローラ6
1が回転するとその回転駆動力がDR軸ギア61bから
Dカットギア61c1、Dカットギア61c1に同軸固
定された図示しない小ギア、及びギア列61dを介し
て、回転カム61h(実際には図3の回転カム51hと
同様二つある)が固定されたカム軸(図示略)に伝達さ
れる。これにより、このカム軸に固定された二つの回転
カム61hが回転することになる。
【0056】他の現像ローラ71及び81の回転駆動力
が伝達される機構についても、図5に示した通り、基本
的には上述した現像ローラ5及び6の場合と同様である
ため、ここでは説明を省略する。但し、4つのDカット
ギア51c1,61c1,71c1,81c1は、図5
に示す如く、それぞれ順に位相を90度ずつ変化させて
配置されている。また、各回転カム51h,61h,7
1h,81hについても、それぞれ順に位相を90度ず
つ変化させて配置されている。
【0057】そして、各回転カム51h〜81hのいず
れかが回転すると、その回転が、7つの現像器間回転伝
達ギア91〜97を介して他の全ての回転カムに伝達さ
れるように構成されている。また、DR軸ギア51b
は、DR軸51aが回転するとそれに伴ってDR軸ギア
51bも回転するが、DR軸ギア51bを外部から回転
させてもDR軸51aは回転しない、いわゆるラチェッ
トギア(一方向伝達ギア)として構成されたものであ
る。他のDR軸ギア61b、71b、81bも同様であ
る。
【0058】上記のように構成された近接離間ユニット
40の動作により、各現像器5〜8が備える各現像ロー
ラ51〜81のいずれか1つのみが感光体ベルト1に当
接して他の三つの現像ローラが感光体ベルト1から離間
することについて、図5〜図9に基づいて説明する。
【0059】まず、図5(a)は、第一現像器5が感光
体ベルト1側へ移動して現像ローラ51が図示矢印の方
向に回転しながら感光体ベルト1に当接し(つまり第一
現像器5による現像が行われている)、他の各現像器6
〜8はいずれも感光体ベルト1から離れている状態を示
している。
【0060】この場合、第一現像器5に対応した回転カ
ム51hの近接作用面が、バネ35aの付勢力に抗して
該第一現像器5を感光体ベルト1側へ押圧しており、こ
れにより現像ローラ51が感光体ベルト1に当接してい
るのである。一方、他の各現像器6〜8には、いずれ
も、対応する各回転カム61h〜81hの離間作用面が
対向している。そのため、フレーム31,32が備える
各バネ36a,37a・・・の付勢力により、各現像器
6〜8はいずれも感光体ベルト1から離間するのであ
る。尚、各回転カム51h〜81hにおける近接作用面
及び離間作用面は、図5(b)に示す通りである。
【0061】図5(a)の状態は、第一現像器5による
現像の実行中であって、現像ローラ51は回転中(つま
りDR軸ギア51bが回転中)なのであるが、Dカット
ギア51c1のカット面がDR軸ギア51bに対向して
いて、Dカットギア51c1とDR軸ギア51bとは歯
が噛み合っていない。そのため、DR軸ギア51bは回
転しているもののその回転は近接離間ユニット40を構
成する他のギアには一切伝達されない。
【0062】そして、第一現像器5による現像が終了す
ると、続いて第二現像器6による現像を行うために、図
6に示すように第二現像器6のDR軸ギア61bが回転
開始(つまり現像ローラ61が回転開始)する。このと
き、現像ローラ61と同軸固定されたDR軸ギア61b
はDカットギア61c1と噛み合っているため、現像ロ
ーラ61の回転駆動力は、図6に矢印で示したように、
各ギアに伝達される。
【0063】そして、現像ローラ61の回転が進んで図
7の状態になったとき(つまりDカットギア61c1の
カット面がDR軸ギア61bに対向して相互の歯がかみ
合わなくなったとき)、第二現像器6に対応した回転カ
ム61hの近接作用面がバネ36aの付勢力に抗して該
第二現像器6を感光体ベルト1側へ押圧し、現像ローラ
61が感光体ベルト1に当接した状態となる。
【0064】このとき、他の現像器5,7,8の各現像
ローラ51,71,81については、いずれも対応する
回転カム51h、71h、81hの離間作用面がそれぞ
れ現像器5,7,8に接触しているため、バネの付勢力
によって感光体ベルト1から離間した状態となる。尚も
ちろん、この状態では、第二現像器6のDR軸ギア61
bのみが回転しており、その回転は近接離間ユニット4
0を構成する他のギアには一切伝達されない。またこの
とき、図6では噛み合いが外れていた第一現像器5のD
R軸ギア51bとDカットギア51c1とが、再び噛み
合った状態になっている。
【0065】第二現像器6による現像が終了すると、続
いて第三現像器7による現像を行うために、現像ローラ
71が回転開始するわけだが、この第三現像器7による
現像についても、第二現像器6の現像について図6及び
図7にて説明したのと全く同様に行われるものであり、
まず図8に示すように、第三現像器7のDR軸ギア71
bが回転開始(つまり現像ローラ71が回転開始)し
て、その回転がDカットギア71c1を介して図中矢印
のように各ギアに伝達されていく。
【0066】そして、現像ローラ71の回転が進んで図
9の状態になったとき(つまりDカットギア71c1の
カット面がDR軸ギア71bに対向して相互の歯がかみ
合わなくなったとき)、第三現像器7に対応した回転カ
ム71hの近接作用面がバネ37aの付勢力に抗して該
第三現像器7を感光体ベルト1側へ押圧し、現像ローラ
71が感光体ベルト1に当接した状態となる。
【0067】このとき、他の現像器5,6,8の各現像
ローラ51,61,81については、いずれも対応する
回転カム51h、61h、81hの離間作用面がそれぞ
れ現像器5,6,8に接触しているため、バネの付勢力
によって感光体ベルト1から離間した状態となる。尚も
ちろん、この状態では、第三現像器7のDR軸ギア71
bのみが回転しており、その回転は近接離間ユニット4
0を構成する他のギアには一切伝達されない。
【0068】第三現像器7による現像の終了後は、続い
て第四現像器8による現像が行われるわけだが、これに
ついても上記各現像器5〜7と全く同様の手順で行われ
るため、ここではその説明を省略する。要するに、第四
現像器8の現像ローラ81が回転することにより、対応
する回転カム81hの近接作用面によって現像ローラ8
1が感光体ベルト1に当接すると共に、他の現像ローラ
は全て感光体ベルト1から離間するのである。
【0069】さらに、第四現像器8による現像の終了後
は、再び第一現像器5による現像のために現像ローラ5
1が回転を開始して図5の状態になるのであり、以下同
様に各現像器5〜8による現像が順次行われることにな
る。従って、各回転カム51h〜81hはいずれも、い
ずれかの現像器が現像を行う毎に90度(一周期を現像
器数で分割(除算)したもの)ずつ回転していき、各現
像器5〜8による現像動作が一通り行われる毎にちょう
ど1回転することになる。
【0070】尚、各現像器5〜8による現像動作におい
て、DR軸ギアの回転開始(つまり現像ローラの回転開
始)により該DR軸ギアと噛み合うDカットギアが回転
開始してから、カット面によってDR軸ギアとDカット
ギアとが噛み合わなくなるまでの期間が、本発明の所定
期間に相当するものともいえる。また、近接離間ユニッ
ト40(但し各カム51h〜81hを除く)は本発明の
駆動力伝達手段に相当するものである。
【0071】以上説明したように、本実施形態のプリン
タ10では、各現像ローラ51〜81のいずれかが現像
のために回転開始したとき、その回転駆動力が対応する
回転カムに伝達されて、その回転カムの近接作用面によ
りその回転開始した現像ローラが感光体ベルト1に当接
する。しかも、その回転駆動力は、対応する回転カムを
回転させるだけでなく他の全ての回転カムにも伝達さ
れ、これら他の回転カムの離間作用面によりそれぞれ対
応する現像ローラを感光体ベルト1から離間させる。
【0072】このように、各現像ローラ51〜81を回
転させるための駆動源(現像ローラ駆動装置30)によ
って、各現像ローラ51〜81の回転はもちろん、各現
像器5〜8を感光体ベルト1の方向へ近接又は離間させ
る(つまり各回転カム51h〜81hの回転駆動源とも
なる)ようにしているため、図20で説明した従来の構
成のように各現像器5〜8を移動させるために別途駆動
源を設ける必要がない。そのため、プリンタ10全体の
コストダウン・低消費電力化が可能となる。
【0073】[第2実施形態]図10〜12に基づき、
本実施形態のプリンタにおける、近接離間ユニットの概
略構成及びその動作について説明する。本実施形態で
は、静電潜像を担持する感光体として感光体ドラムを用
いたプリンタに対して、本発明を適用したものである。
【0074】即ち、本実施形態のプリンタは、第1実施
形態のプリンタ10と比較して、感光体ベルト1の代わ
りに感光体ドラム240を用いていること、及び、その
感光体ドラム240の形状(外周曲面)にあわせて各現
像器250〜280(250,260,270,28
0)の配置及び近接離間ユニット40内部の各ギアの配
置を若干変更していることが異なるのみで、それ以外の
構成及び画像形成に関わる全ての動作(各現像器250
〜280の移動も含む)は第1実施形態のプリンタ10
と全く同様である。
【0075】各現像器250〜280が備える現像ロー
ラ(図示略)も、第1実施形態と同じく現像ローラ駆動
装置30から回転駆動力の供給を受けて回転する。ま
た、プリンタ内における各現像器250〜280の支持
も、図4に示した各フレーム31,32と同構成のフレ
ームにより行われる。
【0076】尚、各Dカットギア252,262,27
2,282についても、第1実施形態のDカットギア5
1c1〜81c1と同様、二段ギア構成となっており、
図示しない小ギアがそれぞれ各ギア列253,263,
273,283と常時噛み合っている。
【0077】そのため、例えば図10の状態において、
第二現像器260のDR軸ギア261が回転開始する
と、その回転が、Dカットギア262、Dカットギア2
62に同軸固定された図示しない小ギア及びギア列26
3を介して、回転カム264に伝達される。更に、その
回転は7つの現像器間回転伝達ギア291〜297を介
して他の全ての回転カム254,274,284にも伝
達される。以下、本実施形態のプリンタについて、現像
動作時に各現像器250〜280が感光体ドラム240
方向に移動する様子について概略説明する。
【0078】まず、図10は、第一現像器250が感光
体ドラム240側へ移動してDR軸ギア251が図示矢
印の方向に回転(つまりDR軸ギア251と同軸回転す
る図示しない現像ローラが回転しながら感光体ドラム2
40に当接)し、他の各現像器260〜280はいずれ
も感光体ドラム240から離れている状態を示してい
る。
【0079】この場合、第一現像器250に対応した回
転カム254の近接作用面が、付勢手段としてのバネ
(図示略;図4のバネ35aに相当するもの)の付勢力
に抗して該第一現像器250を感光体ドラム240側へ
押圧しており、これにより第一現像器250の現像ロー
ラが感光体ドラム240に当接している。一方、他の各
現像器260〜280には、いずれも、対応する各回転
カム264,274,284の離間作用面が対向してい
る。そのため、フレームに備えられた、各現像器260
〜280に対応した各バネ(図示略)の付勢力により、
各現像器260〜280はいずれも感光体ドラム240
から離間するのである。尚、各回転カム254、26
4,274,284は、図5(a),(b)に示した各
回転カム51h〜81hと同様の構成である。
【0080】図10の状態は、第一現像器250による
現像の実行中であって、DR軸ギア251は回転中なの
であるが、Dカットギア252のカット面がDR軸ギア
251に対向していて、Dカットギア252とDR軸ギ
ア251とは歯が噛み合っていない。そのため、DR軸
ギア251は回転しているもののその回転は他のギアに
は一切伝達されない。
【0081】そして、第一現像器250による現像が終
了すると、続いて第二現像器260による現像を行うた
めに、図11に示すように第二現像器260の現像ロー
ラ(図示略)が回転開始(つまりDR軸ギア261が回
転開始)する。このとき、DR軸ギア261はDカット
ギア262と噛み合っているため、現像ローラの回転駆
動力は、図11に矢印で示したように、各ギアに伝達さ
れる。
【0082】そして、現像ローラの回転が進んで図12
の状態になったとき(つまりDカットギア262のカッ
ト面がDR軸ギア261に対向して相互の歯がかみ合わ
なくなったとき)、第二現像器260に対応した回転カ
ム264の近接作用面がバネ(図示略;図4のバネ36
aに相当するもの)の付勢力に抗して該第二現像器26
0を感光体ドラム240側へ押圧し、現像ローラが感光
体ドラム240に当接した状態となる。
【0083】このとき、他の現像器250,270,2
80の各現像ローラについては、いずれも対応する回転
カム254,274,284の離間作用面がそれぞれ各
現像器に接触しているため、バネの付勢力によって感光
体ドラム240から離間した状態となる。尚もちろん、
この状態では、第二現像器260のDR軸ギア261の
みが回転しており、その回転は他のギアには一切伝達さ
れない。
【0084】以後、第三現像器270及び第四現像器2
80による現像についても、同様の要領で現像動作(各
現像器の移動)が行われる。従って、本実施形態でも、
第1実施形態と全く同様、従来のプリンタのように各現
像器250〜280を移動させるために別途駆動源を設
ける必要がないため、プリンタ全体のコストダウン・低
消費電力化が可能となる。
【0085】[第3実施形態]図13〜19に基づき、
本実施形態のプリンタにおける、各現像器105〜10
8と感光体ベルト1とを当接又は離間させるための機構
・動作について説明する。
【0086】本実施形態のプリンタは、第1実施形態の
プリンタ10と比較して、近接離間ユニット40に相当
する機構が感光体ベルト1の内側及びその側部に設けら
れ、感光体ベルト1をその内部から変位させることによ
り、感光体ベルト1と各現像ローラとの当接又は離間を
行う点、及び、各現像器105〜108が固定設置され
ている点で、大きく異なっている。それ以外の構成及び
画像形成に関わる全ての動作は第1実施形態のプリンタ
10と全く同様である。
【0087】即ち、図13に示す如く、本実施形態で
は、各現像器105〜108の現像ローラに同軸固定さ
れた各DR軸ギア151〜181(151,161,1
71,181)が、それぞれ対向する各Dカットギア2
01,203,205,207と噛み合うよう構成され
ている。各Dカットギア201,203,205,20
7はいずれも、第1実施形態の各Dカットギア51c1
〜81c1と同様、二段ギア構成となっており、図13
に示す如く、各Dカットギア201,203,205,
207のいずれかが回転したとき、その回転は、回転伝
達ギア202,204,206を介して他の全てのDカ
ットギアに伝達されるよう構成されている。
【0088】尚、図13(a),(b)はいずれも、本
実施形態の感光体ベルト1と現像器、及び感光体ベルト
1を現像器側へ移動させるための機構を説明するための
斜視図であり、(a)は通常の配置状態を表しているの
に対し、(b)は、感光体ベルト1の内側の構成を説明
する便宜上、(a)の状態から現像器を移動させた状態
を示したものである。
【0089】図13(b)に示す如く、各Dカットギア
201,203,205,207の軸には、それぞれ回
転カム152〜182(152,162,171,18
2)が固定されており、対応するDカットギアの回転に
よりこれら回転カムも回転する。尚、各Dカットギア2
01,203,205,207の軸はいずれも、フレー
ム側板121にて回転可能に支持されている。また、第
1及び第2実施形態と同様、各Dカットギアはそれぞれ
順に位相を90度ずつ変化させて配置されており、各回
転カム152〜182についても、それぞれ順に位相を
90度ずつ変化させて配置されている。
【0090】以降の説明では、フレーム側板121及び
これに支持された各Dカットギア201,203,20
5,207、各回転伝達ギア202,204,206、
及び各DR軸ギア151〜181を、総称して「駆動力
伝達機構」ともいう。この駆動力伝達機構は、本発明の
駆動力伝達手段に相当するものである。
【0091】一方、感光体ベルト1の内部には、各現像
器105〜108の各現像ローラと対向する位置にそれ
ぞれ、各押圧ローラ157〜187(157,167,
177,187)が配設されている。この押圧ローラ1
57〜187はそれぞれ、各ホルダ155〜185(1
55,165,175,185)にて回転可能に支持さ
れている。
【0092】また、各ホルダ155〜185はそれぞ
れ、付勢手段の一例としてのバネを介して、プリンタ内
に固定設置されたフレーム120に設置されている。具
体的には、第一現像器105に対向するホルダ155
は、その両端近傍においてバネ156を介してフレーム
120に設置され、第二現像器106に対向するホルダ
165は、その両端近傍においてバネ166を介してフ
レーム120に設置され、第三現像器107に対向する
ホルダ175は、その両端近傍においてバネ176を介
してフレーム120に設置され、第四現像器108に対
向するホルダ185(図14参照;詳細は後述)は、そ
の両端近傍においてバネ186を介してフレーム120
に設置される。
【0093】これら各バネ156,166,176,1
86はいずれも、対応する各ホルダ155〜185(延
いては対応する各押圧ローラ157〜187)に対し、
感光体ベルト1を変位させて対応する各現像器105〜
108へ近接(本実施形態では当接)させる方向へ付勢
力を作用させるためのものであり、本発明(請求項6)
の付勢手段に相当するものである。
【0094】即ち、例えば第一現像器105に着目する
と、通常は、バネ156の付勢力によりホルダ155が
第一現像器105側へ押圧され、ホルダ155に支持さ
れた押圧ローラ157が感光体ベルト1を押圧するた
め、感光体ベルト1と第一現像器105の現像像ローラ
とが当接した状態にある。第一現像器105により現像
が行われているときが、まさにその状態である(図15
(a)参照)。
【0095】しかし、第一現像器105による現像が行
われない間は、後述するように回転カム152の離間作
用面により、バネ156の付勢力に抗してホルダ155
がフレーム120側(つまり現像器105とは反対方
向)に移動する。これにより、第一現像器105と感光
体ベルト1とが離間することになる。他の各現像器10
6〜108についても全く同様である。
【0096】上記説明した本実施形態の感光体ベルト1
内側の構成について、さらに図14及び15に基づいて
補足説明する。図14及び図15はいずれも、感光体ベ
ルト1及び各現像器105〜108をその側面方向から
見た側面図(図13(a)に示した矢印Dの方向から見
たもの)であり、より詳細には、図14(a)は、図1
3(a)において駆動力伝達機構及び各回転カム152
〜182を取り除いた状態で矢印Dの方向から見た場合
を示したもの、図14(b)は、同図(a)の状態から
さらに各ホルダ155〜185を取り除いた状態であっ
て各現像器105〜108をも併せて示したもの、図1
5(a)は、図13(a)において駆動力伝達機構を取
り除いた状態で矢印Dの方向から見た場合を示したも
の、図15(b)は、図13(a)においてそのまま矢
印Dから見た場合を示したものである。
【0097】そして、図14及び図15はいずれも、第
一現像器105による現像が行われている状態を示すも
のである。即ち、図14又は図15に示す如く、第一現
像器105に対向して配置されたホルダ155は、ホル
ダ押圧面155aに回転カム152の近接作用面が接触
した状態にあり、バネ156の付勢力を受けて第一現像
器105側に移動している。
【0098】そのため、このホルダ155に支持された
押圧ローラ157が感光体ベルト1を第一現像器105
側へ押圧する(変位させる)ことになり、結果として第
一現像器105の現像ローラ105aのみが感光体ベル
ト1に当接するのである。一方、他の各現像器106〜
108については、それぞれ対応するホルダ165,1
75,185のホルダ押圧面165a,175a,18
5aのいずれも、それぞれ対応する回転カム162,1
72,182の離間作用面が接触した状態にある。
【0099】そのため、これら各ホルダ165,17
5,185はそれぞれ、各バネ166,176,186
の付勢力に抗してフレーム120側に押された状態とな
り、各現像ローラ106a,107a,108aがいず
れも感光体ベルト1から離間するのである。尚、各回転
カム152〜182における近接作用面及び離間作用面
は、図15(c)に示す通りである。
【0100】次に、本実施形態において各現像器105
〜108が備える各現像ローラ105a〜108a(本
発明の現像剤担持体)のいずれか1つのみに感光体ベル
ト1が当接して、他の三つの現像ローラが感光体ベルト
1から離間した状態になることについて、図14も適宜
参照しつつ、図15〜図19に基づいて説明する。
【0101】まず、図15は、感光体ベルト1が第一現
像器105側へ変位して、DR軸ギア151が回転(つ
まり現像ローラ105aが回転)しながら感光体ベルト
1に当接して現像が行われており、他の各現像器106
〜108はいずれも感光体ベルト1から離れている状態
を示している。この状態については既に説明した通りで
ある。
【0102】図15の状態は、第一現像器105による
現像の実行中であって、DR軸ギア151は回転中なの
であるが、Dカットギア201のカット面がDR軸ギア
151に対向していて、Dカットギア201とDR軸ギ
ア151とは歯が噛み合っていない。そのため、DR軸
ギア151は回転しているもののその回転は他の各ギア
202〜207には一切伝達されない。
【0103】そして、第一現像器105による現像が終
了すると、続いて第二現像器106による現像を行うた
めに、図16に示すように第二現像器106のDR軸ギ
ア161が回転(つまり現像ローラ106aが回転)開
始する。このとき、DR軸ギア161はDカットギア2
03と噛み合っているため、DR軸ギア161の回転駆
動力は、図16に矢印で示したように、各ギアに伝達さ
れる。
【0104】そして、DR軸ギア161の回転が進んで
図17の状態になったとき(つまりDカットギア203
のカット面がDR軸ギア161に対向して相互の歯がか
み合わなくなったとき)、第二現像器106に対応した
回転カム162の近接作用面がホルダ押圧面165aに
接触するため、バネ166の付勢力により押圧ローラ1
67が第二現像器106側へ移動する。これにより、感
光体ベルト1が第二現像器106側へ押圧され(変位
し)、現像ローラ106aに感光体ベルト1が当接した
状態となる。
【0105】このとき、他の現像器105,107,1
08の各現像ローラ105a,107a,108aにつ
いては、いずれも対応する回転カム152,172,1
82の離間作用面がそれぞれホルダ押圧面155a,1
75a,185aに接触しているため、バネの付勢力に
抗して感光体ベルト1を離間させている状態となる。尚
もちろん、この状態では、第二現像器106のDR軸ギ
ア161のみが回転しており、その回転は他のギアには
伝達されない。またこのとき、図16では噛み合いが外
れていた第一現像器105のDR軸ギア151とDカッ
トギア201とが、再び噛み合った状態になっている。
【0106】第二現像器106による現像が終了する
と、続いて第三現像器107による現像を行うために、
現像ローラ107aが回転開始するわけだが、この第三
現像器107による現像についても、第二現像器106
の現像について図16及び図17にて説明したのと全く
同様に行われるものであり、まず図18に示すように、
第三現像器107の現像ローラ107aが回転開始し
て、その回転がDR軸ギア171及びDカットギア20
5を介して図中矢印のように各ギアに伝達されていく。
【0107】そして、現像ローラ107aの回転が進ん
で図19の状態になったとき(つまりDカットギア20
5のカット面がDR軸ギア171に対向して相互の歯が
かみ合わなくなったとき)、第三現像器107に対応し
た回転カム172の近接作用面がホルダ押圧面175a
に接触するため、バネ176の付勢力により押圧ローラ
177が第三現像器107側へ移動する。これにより、
感光体ベルト1が第三現像器107側へ押圧され(変位
し)、現像ローラ107aに感光体ベルト1が当接した
状態となる。
【0108】このとき、他の現像器105,106,1
08の各現像ローラ105a,106a,108aにつ
いては、いずれも対応する回転カム152,162,1
82の離間作用面がそれぞれホルダ押圧面155a,1
65a,185aに接触しているため、バネの付勢力に
抗して感光体ベルト1を離間させている状態となる。
【0109】第三現像器107による現像の終了後は、
続いて第四現像器108による現像が行われるわけだ
が、これについても上記各現像器105〜107と全く
同様の手順で行われるため、ここではその説明を省略す
る。要するに、第四現像器108の現像ローラ108a
が回転することにより、対応する回転カム182の近接
作用面によって感光体ベルト1が現像ローラ108aに
当接すると共に、他の現像ローラは全て感光体ベルト1
から離間するのである。
【0110】さらに、第四現像器108による現像の終
了後は、再び第一現像器105による現像のために現像
ローラ105aが回転を開始して図15の状態になるの
であり、以後同様に各現像器105〜108による現像
が順次行われることになる。従って、各回転カム152
〜182はいずれも、いずれかの現像器が現像を行う毎
に90度(一周期を現像器数で分割(除算)したもの)
ずつ回転していき、各現像器105〜108による現像
動作が一通り行われる毎にちょうど1回転することにな
る。
【0111】以上説明したように、本実施形態において
も、各現像ローラ105a〜108aのいずれかが現像
のために回転開始したとき、その回転駆動力が対応する
回転カムに伝達されて、その回転カムの近接作用面によ
り感光体ベルト1が変位し、その回転開始した現像ロー
ラに感光体ベルト1が当接する。しかも、その回転駆動
力は、対応する回転カムを回転させるだけでなく他の全
ての回転カムにも伝達され、これら他の回転カムの離間
作用面によりそれぞれ対応する現像ローラと感光体ベル
ト1とを離間させる。
【0112】このように、各現像ローラ105a〜10
8aを回転させるための駆動源(現像ローラ駆動装置3
0;図13参照)によって、各現像ローラ105a〜1
08aの回転はもちろん、感光体ベルト1を各現像器1
05〜108のいずれかに向けて変位させ、感光体ベル
ト1と各現像ローラ105a〜108aとの近接又は離
間を行う(つまり各回転カム152〜182の回転駆動
源ともなる)ようにしている。そのため、各現像器10
5〜108と感光体ベルト1との当接又は離間のために
別途駆動源を設ける必要がなく、第1又は第2実施形態
と同様、プリンタ全体のコストダウン・低消費電力化が
可能となる。
【0113】以上、本発明が適用された実施の形態につ
いて説明したが、本発明の実施の形態は、上記各実施形
態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲
に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記各実施形態では、現像ローラの回転駆
動力を各種ギアの組み合わせによって伝達するようにし
たが、ギアに限らず例えばチェーンを用いて伝達するよ
うにしてもよく、現像ローラの回転駆動力を確実に伝達
できる限り種々の手段を採りうる。
【0114】また、上記各実施形態では、現像剤担持体
として、自身が回転しながら感光体ベルト1に当接して
現像を行う現像ローラを例に挙げて説明した。即ち、一
成分系のトナーを帯電させ、現像ローラにバイアスをか
けることによりその表面に帯電したトナーを担持させる
ものである。しかし、これ以外に、例えばトナーと磁性
キャリアとが混合した現像剤にて現像を行うものである
場合は、回転しない現像スリーブ中に、磁極形成された
回転体を挿入し、その回転体を回転させることによって
現像スリーブの表面に現像剤を吸引しつつ移動させる方
式も考えられる。 現像剤担持体がこのような方式のも
のであっても、現像スリーブ中の回転体を回転させるた
めの駆動源を、上記各実施形態のように、現像剤担持体
と感光体ベルト(或いは感光体ドラム)との近接又は離
間のための駆動源として共用させることができ、上記各
実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0115】更に、上記各実施形態では、現像ローラが
感光体に当接することによって現像が行われるものとし
て説明した。即ち、現像ローラを感光体に接触させて感
光体に直流バイアスをかけることにより、感光体上の静
電潜像をトナーで現像するものである。しかし、これ以
外に、例えば感光体と現像ローラとを直接接触させずに
近接配置させ、両者間に交流バイアスを印加することに
よって現像を行う、いわゆるジャンピング現象を利用し
た現像方式もある。このような方式のプリンタであって
も、本発明を適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1及び第3実施形態のカラーレーザプリン
タ全体の概略構成を示す説明図である。
【図2】 第1実施形態のカラーレーザプリンタにおけ
る、現像ローラの駆動源及び現像器を移動させるための
機構の概略配置状態を説明するための説明図である。
【図3】 第1実施形態のカラーレーザプリンタにおけ
る、近接離間ユニット内部の概略構成を示す説明図であ
る。
【図4】 第1実施形態のカラーレーザプリンタにおけ
る、現像器がフレームに支持されることを説明するため
の説明図である。
【図5】 第1実施形態の近接離間ユニットの概略構成
及びその動作を説明するための説明図であり、(a)は
第一現像器による現像が行われている状態を表す説明
図、(b)は回転カムの各作用面を説明するための説明
図である。
【図6】 第1実施形態の近接離間ユニットの概略構成
及びその動作を説明するための説明図であり、第二現像
器の現像ローラが回転を開始した状態を表すものであ
る。
【図7】 第1実施形態の近接離間ユニットの概略構成
及びその動作を説明するための説明図であり、第二現像
器による現像が行われている状態を表すものである。
【図8】 第1実施形態の近接離間ユニットの概略構成
及びその動作を説明するための説明図であり、第三現像
器の現像ローラが回転を開始した状態を表すものであ
る。
【図9】 第1実施形態の近接離間ユニットの概略構成
及びその動作を説明するための説明図であり、第三現像
器による現像が行われている状態を表すものである。
【図10】 第2実施形態の近接離間ユニットの概略構
成及びその動作を説明するための説明図であり、第一現
像器による現像が行われている状態を表すものである。
【図11】 第2実施形態の近接離間ユニットの概略構
成及びその動作を説明するための説明図であり、第二現
像器の現像ローラが回転を開始した状態を表すものであ
る。
【図12】 第2実施形態の近接離間ユニットの概略構
成及びその動作を説明するための説明図であり、第二現
像器による現像が行われている状態を表すものである。
【図13】 第3実施形態の感光体ベルトと現像器、及
び感光体ベルトを現像器側へ移動させるための機構を説
明するための斜視図である。
【図14】 第3実施形態における、感光体ベルト及び
各現像器を側面からみた場合の説明図であり、(a)
は、感光体ベルトを側面から見た場合を示し、(b)
は、(a)の状態からさらに各ホルダを取り除いた状態
に各現像器を併せて示したものである。
【図15】 第3実施形態における、感光体ベルト及び
各現像器を側面からみた場合の説明図であり、(a)
は、回転カムを含む状態で感光体ベルトを側面から見た
場合を示し、(b)は、駆動力伝達機構を含んだ状態で
感光体ベルト及び各現像器を側面から見た場合を示すも
のであり、(c)は、回転カムの各作用面を説明するた
めの説明図であって、特に、第一現像器による現像が行
われている状態を表すものである。
【図16】 第3実施形態における、図15と同様の説
明図であり、第二現像器の現像ローラが回転を開始した
状態を表すものである。
【図17】 第3実施形態における、図15と同様の説
明図であり、第二現像器による現像が行われている状態
を表すものである。
【図18】 第3実施形態における、図15と同様の説
明図であり、第三現像器の現像ローラが回転を開始した
状態を表すものである。
【図19】 第3実施形態における、図15と同様の説
明図であり、第三現像器による現像が行われている状態
を表すものである。
【図20】 従来の画像形成装置における、感光体上へ
の現像方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…感光体ベルト、1a,1b,1c…感光体ベルト支
持搬送ローラ、2…帯電器、3…レーザ書込ユニット、
5,105,250…第一現像器、6,106,260
…第二現像器、7,107,270…第三現像器、8,
108,280…第四現像器、9…中間転写ベルト、9
a…中間転写ベルト支持搬送ローラ、10…プリンタ、
11…感光体ベルトクリーニング装置、12…用紙トレ
イ、13…給紙ローラ、14,15…レジストローラ、
16…転写ローラ、17…定着器、18〜20…排紙ロ
ーラ21…中間転写ベルトクリーニング装置、26,2
7…ミラー、30…現像ローラ駆動装置、30a〜30
d…現像ローラ駆動源、31,32,120…フレー
ム、35〜37…バネ溝、35a〜37a…バネ、40
…近接離間ユニット、51,61,71,81,105
a〜108a…現像ローラ、51a…DR軸、51b、
61b、71b、81b,151,161,171,1
81,251,261,271,281…DR軸ギア、
51c…二段ギア、51c1,61c1,71c1,8
1c1,201,203,205,252,262,2
72,282…Dカットギア、51c2…小ギア、51
d,61d,71d,81d,253,263,27
3,283…ギア列、51e…カム軸ギア、51f…カ
ム軸、51h、61h、71h,81h,152,16
2,172,182,254,264,274,284
…回転カム、55,58,65,75,85…ガイド部
材、56,59,66,76,86…バネ押圧突起、5
7,67,77,87…把持部、91〜97…現像器間
回転伝達ギア、121…フレーム側板、155,16
5,175,185…ホルダ、155a,165a,1
75a,185a…ホルダ押圧面、156,166,1
76,186…バネ、157,167,177,187
…押圧ローラ、202,204,206…回転伝達ギ
ア、240…感光体ドラム、291〜297…現像器間
回転伝達ギア、315〜317…現像器ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA06 AD16 BB23 BB33 BB71 2H035 CB06 CF04 CG01 CG03 2H077 AD06 BA03 BA09 DB25 GA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持する感光体と、 該感光体に対向して並設され、該感光体の静電潜像を現
    像剤で現像するための現像剤担持体を備えた複数の現像
    器と、 該各現像器毎に備えられ、前記現像剤担持体を回転させ
    る現像剤担持体駆動手段と、 前記各現像器毎に備えられ、前記現像剤担持体と前記感
    光体とを近接又は離間させるための近接離間手段と、 前記各現像剤担持体駆動手段が対応する前記現像器の現
    像剤担持体を回転させる際の回転駆動力を、該現像器に
    対応した近接離間手段に伝達することにより前記各近接
    離間手段を動作させる駆動力伝達手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動力伝達手段は、 前記現像剤担持体駆動手段により前記いずれかの現像剤
    担持体が回転したとき、該現像剤担持体駆動手段の回転
    駆動力を前記各近接離間手段へ同時に伝達して、該回転
    した現像剤担持体を対応する前記近接離間手段により前
    記感光体へ近接させると共に、他の現像剤担持体を対応
    する前記近接離間手段により前記感光体から離間させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記近接離間手段は、 対応する前記現像器を移動させることにより前記現像剤
    担持体と前記感光体との近接又は離間を行うことを特徴
    とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記感光体は、複数のローラ間に張架さ
    れ、表面に静電潜像を担持する可撓性且つ無端状の感光
    体ベルトであって、 前記近接離間手段は、該感光体ベルトを変位させること
    により、該感光体ベルトの表面と前記いずれかの現像剤
    担持体との近接又は離間を行うことを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記近接離間手段は、前記感光体ベルト
    の内側における前記各現像剤担持体と対向する位置にそ
    れぞれ配設され、該内側から前記感光体ベルトを変位さ
    せることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記近接離間手段は、前記感光体と前記
    現像剤担持体とが互いに近接する方向へ付勢力を作用さ
    せる付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前記感光
    体と前記現像剤担持体とを離間するために回動される作
    動体とから構成され、 前記駆動力伝達手段は、前記現像剤担持体が回転開始し
    てから所定期間だけ前記作動体へ前記回転駆動力を伝達
    することを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記近接離間手段は、前記感光体と前記
    現像剤担持体とが互いに離間する方向へ付勢力を作用さ
    せる付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前記感光
    体と前記現像剤担持体とを近接するために回動される作
    動体とから構成され、 前記駆動力伝達手段は、前記現像剤担持体が回転開始し
    てから所定期間だけ前記作動体へ前記回転駆動力を伝達
    することを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記作動体は回転カムであり、 前記所定期間は、前記回転カムの一周期を前記現像器の
    数で分割した期間として設定され、 前記回転カムは、 対応する前記現像器の現像剤担持体と前記感光体とを近
    接させる近接作用面と、該対応する現像器以外の他の現
    像器の現像剤担持体と感光体とが近接される際には該対
    応する現像器の現像剤担持体と感光体とを離間させる離
    間作用面とを備えており、全ての前記現像器による現像
    動作により一回転されることを特徴とする請求項6又は
    7記載の画像形成装置。
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