JP2003262655A - 直流漏電検出装置 - Google Patents
直流漏電検出装置Info
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- JP2003262655A JP2003262655A JP2002063225A JP2002063225A JP2003262655A JP 2003262655 A JP2003262655 A JP 2003262655A JP 2002063225 A JP2002063225 A JP 2002063225A JP 2002063225 A JP2002063225 A JP 2002063225A JP 2003262655 A JP2003262655 A JP 2003262655A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構造で、しかも周囲温度の変化範囲が広
い用途に好適な直流漏電検出装置を提供する。 【解決手段】直流漏電検出装置１０を直流電源１から負
荷機器２への接続ケーブル３と接続ケーブル４との間の
差電流により磁化されるコア１１，コア１１に巻回され
る励磁巻線１２および検出巻線１３，交流出力回路１
４，負荷抵抗１５，電圧検出回路１６，温度センサ１
７，温度補正回路１８，設定回路１９，比較回路２０で
構成し、温度センサ１７と温度補正回路１８により、周
囲温度の変化に対応して電圧検出回路１６の出力値を補
正する。
い用途に好適な直流漏電検出装置を提供する。 【解決手段】直流漏電検出装置１０を直流電源１から負
荷機器２への接続ケーブル３と接続ケーブル４との間の
差電流により磁化されるコア１１，コア１１に巻回され
る励磁巻線１２および検出巻線１３，交流出力回路１
４，負荷抵抗１５，電圧検出回路１６，温度センサ１
７，温度補正回路１８，設定回路１９，比較回路２０で
構成し、温度センサ１７と温度補正回路１８により、周
囲温度の変化に対応して電圧検出回路１６の出力値を補
正する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、種々の直流機器
における絶縁劣化などによる漏電を検出する直流漏電検
出装置に関する。
における絶縁劣化などによる漏電を検出する直流漏電検
出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の直流漏電検出装置として
は、直流電源から負荷機器への給電線である往復導体間
の差電流に応じて磁化されるコアと、該コアに巻回され
た励磁巻線および検出巻線と、交流電圧を出力する交流
出力回路と、該交流出力回路から前記励磁巻線を介して
交流電流を流す抵抗負荷と、前記検出巻線の両端電圧を
検出する電圧検出回路と、該電圧検出回路が検出した電
圧値が予め定めた判定レベル以下になったときに漏電信
号を出力する比較回路とから構成され、この直流漏電検
出装置は前記差電流が増大すると、前記コアに偏磁現象
が発生し、その結果、該コアの飽和磁束領域で磁束変化
動作を行うこととなり、このときには前記電圧検出回路
が検出した電圧値が、前記差電流が小さいときより低下
することを検出動作原理としてなされたものである。
は、直流電源から負荷機器への給電線である往復導体間
の差電流に応じて磁化されるコアと、該コアに巻回され
た励磁巻線および検出巻線と、交流電圧を出力する交流
出力回路と、該交流出力回路から前記励磁巻線を介して
交流電流を流す抵抗負荷と、前記検出巻線の両端電圧を
検出する電圧検出回路と、該電圧検出回路が検出した電
圧値が予め定めた判定レベル以下になったときに漏電信
号を出力する比較回路とから構成され、この直流漏電検
出装置は前記差電流が増大すると、前記コアに偏磁現象
が発生し、その結果、該コアの飽和磁束領域で磁束変化
動作を行うこととなり、このときには前記電圧検出回路
が検出した電圧値が、前記差電流が小さいときより低下
することを検出動作原理としてなされたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年、地球温暖化を抑
制するクリーンエネルギー利用、電気事業法関連規制の
緩和などの観点から太陽光発電装置等の設置が急速に進
んでおり、これらの直流機器を円滑且つ安全に運用する
ための保守管理に関し、例えば、漏電ブレーカ等のセン
サに使用される直流漏電検出装置の必要性が高まってき
た。
制するクリーンエネルギー利用、電気事業法関連規制の
緩和などの観点から太陽光発電装置等の設置が急速に進
んでおり、これらの直流機器を円滑且つ安全に運用する
ための保守管理に関し、例えば、漏電ブレーカ等のセン
サに使用される直流漏電検出装置の必要性が高まってき
た。
【０００４】この太陽光発電装置は周囲温度範囲が、例
えば−２０°Ｃ〜＋４０°Ｃと比較的広い環境に設置さ
れることが多くなり、従って、直流漏電検出装置も前記
周期温度範囲で確実に動作することを望まれているが、
上述の従来の直流漏電装置では、前記コアの温度に対す
る特性の変化に起因して、必ずしも確実な検出動作を行
うができなかった。
えば−２０°Ｃ〜＋４０°Ｃと比較的広い環境に設置さ
れることが多くなり、従って、直流漏電検出装置も前記
周期温度範囲で確実に動作することを望まれているが、
上述の従来の直流漏電装置では、前記コアの温度に対す
る特性の変化に起因して、必ずしも確実な検出動作を行
うができなかった。
【０００５】この発明の目的は上記問題点を解決し、広
い周囲温度範囲で使用できる直流漏電検出装置を提供す
ることにある。
い周囲温度範囲で使用できる直流漏電検出装置を提供す
ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この第１の発明は、直流
電源から負荷機器への給電線である往復導体間の差電流
に応じて磁化されるコアと、該コアに巻回された励磁巻
線および検出巻線と、交流電圧を出力する交流出力回路
と、該交流出力回路から前記励磁巻線を介して交流電流
を流す抵抗負荷と、前記検出巻線の両端電圧を検出する
電圧検出回路と、該電圧検出回路が検出した電圧値に基
づいて漏電か否かの判定動作をする比較回路と、前記コ
アに近接して配置される温度センサと、該温度センサが
検出した温度に応じて前記判定動作を補正する温度補正
回路とを備えたことを特徴とした直流漏電検出装置にす
る。
電源から負荷機器への給電線である往復導体間の差電流
に応じて磁化されるコアと、該コアに巻回された励磁巻
線および検出巻線と、交流電圧を出力する交流出力回路
と、該交流出力回路から前記励磁巻線を介して交流電流
を流す抵抗負荷と、前記検出巻線の両端電圧を検出する
電圧検出回路と、該電圧検出回路が検出した電圧値に基
づいて漏電か否かの判定動作をする比較回路と、前記コ
アに近接して配置される温度センサと、該温度センサが
検出した温度に応じて前記判定動作を補正する温度補正
回路とを備えたことを特徴とした直流漏電検出装置にす
る。
【０００７】また、第２の発明は前記第１の発明の直流
漏電検出装置において、前記温度補正回路により前記電
圧検出回路が検出した電圧値を補正することを特徴とす
る。
漏電検出装置において、前記温度補正回路により前記電
圧検出回路が検出した電圧値を補正することを特徴とす
る。
【０００８】さらに、第３の発明は前記第１の発明の直
流漏電検出装置において、前記温度補正回路により前記
比較回路の判定レベル値を補正することを特徴とする。
流漏電検出装置において、前記温度補正回路により前記
比較回路の判定レベル値を補正することを特徴とする。
【０００９】この発明によれば、前記コアに近接して配
置される温度センサが検出した温度に応じて前記判定動
作を補正する温度補正回路とを備えることにより、広い
周囲温度範囲で直流漏電検出装置を使用することができ
る。
置される温度センサが検出した温度に応じて前記判定動
作を補正する温度補正回路とを備えることにより、広い
周囲温度範囲で直流漏電検出装置を使用することができ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は、この発明の第１の実施例
を示す直流漏電検出装置の模式的構成図であり、１は直
流電源、２は直流電源１の負荷機器、３は直流電源１の
プラス側から負荷機器２への接続ケーブル、４は直流電
源１のマイナス側から負荷機器２への接続ケーブル、１
０は直流漏電検出装置である。この接続ケーブル３と接
続ケーブル４とで直流電源１と負荷機器２との間の往復
導体を形成し、これらは、図示の如く、後述のコア１１
の穴に貫通させている。
を示す直流漏電検出装置の模式的構成図であり、１は直
流電源、２は直流電源１の負荷機器、３は直流電源１の
プラス側から負荷機器２への接続ケーブル、４は直流電
源１のマイナス側から負荷機器２への接続ケーブル、１
０は直流漏電検出装置である。この接続ケーブル３と接
続ケーブル４とで直流電源１と負荷機器２との間の往復
導体を形成し、これらは、図示の如く、後述のコア１１
の穴に貫通させている。
【００１１】この直流漏電検出装置１０は、例えば角形
特性に優れたコバルト基アモルファス合金等の磁性体か
らなる環状のコア１１と、コア１１に巻回された励磁巻
線１２および検出巻線１３と、交流電圧を出力する交流
出力回路１４と、該交流電圧により励磁巻線１２を介し
てコア１１を励磁するための交流電流を流す抵抗負荷１
５と、検出巻線１３の両端電圧を該電圧の実効値または
整流平均値に変換し、この変換値を該両端電圧の検出値
として出力する電圧検出回路１６と、コア１１に図示の
如く近接して配置されるサーミスタなどの温度センサ１
７と、温度センサ１７が検出した温度に応じて電圧検出
検出回路１６の前記検出値を補正して出力する温度補正
回路１８と、予め設定される電圧値を判定レベルとして
出力する設定回路１９と、温度補正回路１８の出力値が
前記判定レベル以下になったときに漏電信号を出力する
比較回路２０とから構成されている。
特性に優れたコバルト基アモルファス合金等の磁性体か
らなる環状のコア１１と、コア１１に巻回された励磁巻
線１２および検出巻線１３と、交流電圧を出力する交流
出力回路１４と、該交流電圧により励磁巻線１２を介し
てコア１１を励磁するための交流電流を流す抵抗負荷１
５と、検出巻線１３の両端電圧を該電圧の実効値または
整流平均値に変換し、この変換値を該両端電圧の検出値
として出力する電圧検出回路１６と、コア１１に図示の
如く近接して配置されるサーミスタなどの温度センサ１
７と、温度センサ１７が検出した温度に応じて電圧検出
検出回路１６の前記検出値を補正して出力する温度補正
回路１８と、予め設定される電圧値を判定レベルとして
出力する設定回路１９と、温度補正回路１８の出力値が
前記判定レベル以下になったときに漏電信号を出力する
比較回路２０とから構成されている。
【００１２】図１に示した直流漏電検出装置１０の動作
を、図２から図５に示す特性図を参照しつつ、以下に説
明する。
を、図２から図５に示す特性図を参照しつつ、以下に説
明する。
【００１３】予め、接続ケーブル３の電流（Ｉ1 ）と接
続ケーブル４の電流（Ｉ2 ）との差電流（＝Ｉ1 −
Ｉ2 ）の値の大小に関係なく、励磁巻線１２を介してコ
ア１１を励磁するための交流電流（ｉEX）は、交流出力
回路１４が発生する交流電圧を抵抗負荷１５で除算した
値に対応したほぼ一定値と見做せるように前記交流電圧
および抵抗負荷１５の値が設定されているものとする。
続ケーブル４の電流（Ｉ2 ）との差電流（＝Ｉ1 −
Ｉ2 ）の値の大小に関係なく、励磁巻線１２を介してコ
ア１１を励磁するための交流電流（ｉEX）は、交流出力
回路１４が発生する交流電圧を抵抗負荷１５で除算した
値に対応したほぼ一定値と見做せるように前記交流電圧
および抵抗負荷１５の値が設定されているものとする。
【００１４】図２は、上述の設定状態で且つ周囲温度が
一定のときにおけるコア１１の磁束密度Ｂと磁化力Ｈと
の関係（図示のＳ字状開曲線）および磁束Φと磁化力Ｈ
との関係（図示の楕円状閉曲線）を示す模式的特性図で
あり、Ｈ1 は前記差電流が零のときの交流電流（ｉEX）
による磁化力の変化幅を示し、このときの磁束の変化幅
はΦ1 で示している。また、例えば前記電流Ｉ1 ，Ｉ2
がＩ1 ＞Ｉ2 の状態となり、この差電流が生じていると
きの交流電流（ｉEX）による磁化力の変化幅はＨ2 で示
し、このときの磁束の変化幅はΦ2 で示している。すな
わち、この特性図から明らかなように、磁化力の変化幅
Ｈ1 ，Ｈ2 はＨ1 ≒Ｈ2 の関係にあり、また、磁束の変
化幅Φ1 ，Φ2 はΦ1 ＞Φ2 の関係にある。
一定のときにおけるコア１１の磁束密度Ｂと磁化力Ｈと
の関係（図示のＳ字状開曲線）および磁束Φと磁化力Ｈ
との関係（図示の楕円状閉曲線）を示す模式的特性図で
あり、Ｈ1 は前記差電流が零のときの交流電流（ｉEX）
による磁化力の変化幅を示し、このときの磁束の変化幅
はΦ1 で示している。また、例えば前記電流Ｉ1 ，Ｉ2
がＩ1 ＞Ｉ2 の状態となり、この差電流が生じていると
きの交流電流（ｉEX）による磁化力の変化幅はＨ2 で示
し、このときの磁束の変化幅はΦ2 で示している。すな
わち、この特性図から明らかなように、磁化力の変化幅
Ｈ1 ，Ｈ2 はＨ1 ≒Ｈ2 の関係にあり、また、磁束の変
化幅Φ1 ，Φ2 はΦ1 ＞Φ2 の関係にある。
【００１５】図３は前記交流電流（ｉEX）と上述の磁束
の変化幅Φ1 に基づき検出巻線１３の両端に誘起された
電圧との関係を示す特性図であり、また、図４は前記交
流電流（ｉEX）と上述の磁束の変化幅Φ2 に基づき検出
巻線１３の両端に誘起された電圧との関係を示す特性図
である。
の変化幅Φ1 に基づき検出巻線１３の両端に誘起された
電圧との関係を示す特性図であり、また、図４は前記交
流電流（ｉEX）と上述の磁束の変化幅Φ2 に基づき検出
巻線１３の両端に誘起された電圧との関係を示す特性図
である。
【００１６】すなわち、図２から図４の特性図から明ら
かなように、接続ケーブル３の電流（Ｉ1 ）と接続ケー
ブル４の電流（Ｉ2 ）との差電流（＝Ｉ1 −Ｉ2 ）が大
きくなるにつれて、Ｉ1 ＞Ｉ2 の場合には図２の第１象
限、Ｉ1 ＜Ｉ2 の場合には第３象限に動作領域が移動
し、コア１１の磁気特性（Ｂ−Ｈ特性）と断面積と、接
続ケーブル３，４のコア１１への巻数とを選定すること
により、例えば、前記差電流が１００ｍＡ程度のときに
前記Ｂ−Ｈ特性の膝から飽和領域に入り込む状態にする
ことができる。
かなように、接続ケーブル３の電流（Ｉ1 ）と接続ケー
ブル４の電流（Ｉ2 ）との差電流（＝Ｉ1 −Ｉ2 ）が大
きくなるにつれて、Ｉ1 ＞Ｉ2 の場合には図２の第１象
限、Ｉ1 ＜Ｉ2 の場合には第３象限に動作領域が移動
し、コア１１の磁気特性（Ｂ−Ｈ特性）と断面積と、接
続ケーブル３，４のコア１１への巻数とを選定すること
により、例えば、前記差電流が１００ｍＡ程度のときに
前記Ｂ−Ｈ特性の膝から飽和領域に入り込む状態にする
ことができる。
【００１７】電圧検出回路１６では図３または図４で示
した検出巻線１３の両端電圧を周知の技術によりその実
効値または整流平均値に変換し、温度補正回路１８で
は、後述の如く電圧検出検出回路１６の出力値を補正
し、比較回路２０では温度補正回路１８の出力値と設定
回路１９からの判定レベルとの大小関係を比較し、温度
補正回路１８の出力値が前記判定レベル以下になったと
き、すなわち、検出巻線１３の両端電圧が図４に示す如
き値に低下したときに、直流電源１、負荷機器２、接続
ケーブル３，４のうち、少なくとも何れか一つに絶縁劣
化などが発生し、その結果、前記差電流が予め定めた規
定値、例えば１００ｍＡを越えたとして「漏電信号」を
外部へ出力する。
した検出巻線１３の両端電圧を周知の技術によりその実
効値または整流平均値に変換し、温度補正回路１８で
は、後述の如く電圧検出検出回路１６の出力値を補正
し、比較回路２０では温度補正回路１８の出力値と設定
回路１９からの判定レベルとの大小関係を比較し、温度
補正回路１８の出力値が前記判定レベル以下になったと
き、すなわち、検出巻線１３の両端電圧が図４に示す如
き値に低下したときに、直流電源１、負荷機器２、接続
ケーブル３，４のうち、少なくとも何れか一つに絶縁劣
化などが発生し、その結果、前記差電流が予め定めた規
定値、例えば１００ｍＡを越えたとして「漏電信号」を
外部へ出力する。
【００１８】図５は、温度センサ１７と温度補正回路１
８の動作を説明するためのコア１１の磁束密度Ｂと磁化
力Ｈとの関係（図示のＳ字状開曲線）および磁束Φと磁
化力Ｈとの関係（図示の楕円状閉曲線）を示す模式的特
性図であり、図において、細実線の曲線は上述の図２の
再掲特性であり、太実線の曲線は細実線のときより周囲
温度が上昇したときの特性を示している。すなわち、前
記Ｂ−Ｈ特性の膝から飽和領域に入り込むときの磁束密
度が周囲温度の上昇に伴って低下し、従って、磁化力の
変化幅Ｈ1 ，のときの磁束の変化幅Φ1’とし、磁化力
Ｈ2 のときの磁束の変化幅Φ2’とすると、Φ1 ＞Φ1’
およびΦ2 ＞＞Φ2’の関係になり、その結果、電圧検
出回路１６の出力値も低下する。
８の動作を説明するためのコア１１の磁束密度Ｂと磁化
力Ｈとの関係（図示のＳ字状開曲線）および磁束Φと磁
化力Ｈとの関係（図示の楕円状閉曲線）を示す模式的特
性図であり、図において、細実線の曲線は上述の図２の
再掲特性であり、太実線の曲線は細実線のときより周囲
温度が上昇したときの特性を示している。すなわち、前
記Ｂ−Ｈ特性の膝から飽和領域に入り込むときの磁束密
度が周囲温度の上昇に伴って低下し、従って、磁化力の
変化幅Ｈ1 ，のときの磁束の変化幅Φ1’とし、磁化力
Ｈ2 のときの磁束の変化幅Φ2’とすると、Φ1 ＞Φ1’
およびΦ2 ＞＞Φ2’の関係になり、その結果、電圧検
出回路１６の出力値も低下する。
【００１９】すなわち、電圧検出回路１６の出力値を比
較回路２０に直接入力する従来の検出方法では、直流漏
電検出装置の周囲温度の上昇に伴って、前記差電流が前
記規定値より小さい値で「漏電信号」を出力し、誤動作
したことになる。そこで、温度補正回路１８では、コア
１１に近接して配置される温度センサ１７が検出した温
度に応じて電圧検出検出回路１６の出力値を補正する、
具体的には周囲温度の上昇に伴って補正係数を増大さ
せ、前記差電流が前記規定値を越えたときに比較回路２
０から「漏電信号」を出力するようにしている。
較回路２０に直接入力する従来の検出方法では、直流漏
電検出装置の周囲温度の上昇に伴って、前記差電流が前
記規定値より小さい値で「漏電信号」を出力し、誤動作
したことになる。そこで、温度補正回路１８では、コア
１１に近接して配置される温度センサ１７が検出した温
度に応じて電圧検出検出回路１６の出力値を補正する、
具体的には周囲温度の上昇に伴って補正係数を増大さ
せ、前記差電流が前記規定値を越えたときに比較回路２
０から「漏電信号」を出力するようにしている。
【００２０】図６は、この発明の第２の実施例を示す直
流漏電検出装置の模式的構成図であり、図１に示した第
１の実施例の構成と同一機能を有するものには同一符号
を付して、ここではその説明を省略する。
流漏電検出装置の模式的構成図であり、図１に示した第
１の実施例の構成と同一機能を有するものには同一符号
を付して、ここではその説明を省略する。
【００２１】すなわち、図６に示す直流漏電検出装置３
０にはコア１１，励磁巻線１２，検出巻線１３，交流出
力回路１４，抵抗負荷１５，電圧検出回路１６，温度セ
ンサ１７，設定回路１９，比較回路２０の他に、温度補
正回路３１を備えている。
０にはコア１１，励磁巻線１２，検出巻線１３，交流出
力回路１４，抵抗負荷１５，電圧検出回路１６，温度セ
ンサ１７，設定回路１９，比較回路２０の他に、温度補
正回路３１を備えている。
【００２２】この直流漏電検出装置３０では温度補正回
路３１が設定回路１９と比較回路２０との間に挿設さ
れ、また、電圧検出回路１６の出力値を比較回路２０に
直接入力しており、上述の図５の特性図から明らかなよ
うに、電圧検出回路１６の出力値が周囲温度の上昇に伴
って低下するが、温度補正回路３１では、コア１１に近
接して配置される温度センサ１７が検出した温度に応じ
て設定回路１９が出力する判定レベルを補正する、具体
的には周囲温度の上昇に伴って補正係数を減少させ、前
記差電流が前記規定値を越えたときに比較回路２０から
「漏電信号」を出力するようにしている。
路３１が設定回路１９と比較回路２０との間に挿設さ
れ、また、電圧検出回路１６の出力値を比較回路２０に
直接入力しており、上述の図５の特性図から明らかなよ
うに、電圧検出回路１６の出力値が周囲温度の上昇に伴
って低下するが、温度補正回路３１では、コア１１に近
接して配置される温度センサ１７が検出した温度に応じ
て設定回路１９が出力する判定レベルを補正する、具体
的には周囲温度の上昇に伴って補正係数を減少させ、前
記差電流が前記規定値を越えたときに比較回路２０から
「漏電信号」を出力するようにしている。
【００２３】
【発明の効果】この発明の直流漏電検出装置によれば、
簡単，堅牢な構造で検出感度を自由に操作でき、しかも
周囲温度の変化範囲が広い用途に対しても、検出精度の
良好な直流漏電検出装置を提供することができる。
簡単，堅牢な構造で検出感度を自由に操作でき、しかも
周囲温度の変化範囲が広い用途に対しても、検出精度の
良好な直流漏電検出装置を提供することができる。
【図１】この発明の第１の実施例を示す模式的構成図
【図２】図１の動作を説明する特性図
【図３】図１の動作を説明する特性図
【図４】図１の動作を説明する特性図
【図５】図１の動作を説明する特性図
【図６】この発明の第２の実施例を示す模式的構成図
１…直流電源、２…負荷機器、３…接続ケーブル、４…
接続ケーブル、１０…直流漏電検出装置、１１…コア、
１２…励磁巻線、１３…検出巻線、１４…交流出力回
路、１５…負荷抵抗、１６…電圧検出回路、１７…温度
センサ、１８…温度補正回路、１９…設定回路、２０…
比較回路、３０…直流漏電検出装置、３１…温度補正回
路。
接続ケーブル、１０…直流漏電検出装置、１１…コア、
１２…励磁巻線、１３…検出巻線、１４…交流出力回
路、１５…負荷抵抗、１６…電圧検出回路、１７…温度
センサ、１８…温度補正回路、１９…設定回路、２０…
比較回路、３０…直流漏電検出装置、３１…温度補正回
路。
Claims (3)
- 【請求項１】 直流電源から負荷機器への給電線である
往復導体間の差電流に応じて磁化されるコアと、該コア
に巻回された励磁巻線および検出巻線と、 交流電圧を出力する交流出力回路と、該交流出力回路か
ら前記励磁巻線を介して交流電流を流す抵抗負荷と、 前記検出巻線の両端電圧を検出する電圧検出回路と、該
電圧検出回路が検出した電圧値に基づいて漏電か否かの
判定動作をする比較回路と、 前記コアに近接して配置される温度センサと、該温度セ
ンサが検出した温度に応じて前記判定動作を補正する温
度補正回路とを備えたことを特徴とする直流漏電検出装
置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の直流漏電検出装置にお
いて、 前記温度補正回路により前記電圧検出回路が検出した電
圧値を補正することを特徴とする直流漏電検出装置。 - 【請求項３】 請求項１に記載の直流漏電検出装置にお
いて、 前記温度補正回路により前記比較回路の判定レベル値を
補正することを特徴とする直流漏電検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002063225A JP2003262655A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | 直流漏電検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002063225A JP2003262655A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | 直流漏電検出装置 |
Publications (1)
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