JP2003262596A - 気体の種類を特定するための方法およびシステム - Google Patents
気体の種類を特定するための方法およびシステムInfo
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Abstract
提供すること。 【解決手段】本システムは、気体に接触し、気体の第一
状態を示す第一の電気出力信号を発生する第一のセンサ
を含む。同様に、第二のセンサもまた、気体に接触し、
気体の第二状態を示す第二の電気出力信号を発生する。
プロセッサは、第一および第二のセンサからの出力信号
を入力信号として受け取り、計算によって、あるいはプ
ロセッサに読み取り可能なメモリに格納された参照テー
ブルによって気体の種類を決定する。気体の第一および
第二の状態は、温度、質量流量、温度および圧力の一群
から選択されたものである。
Description
するためのシステムおよび方法に関するものである。
ムに代わり、あるいはそれに加えて可燃性気体燃料を用
いている。このような液体燃料システムは、通常、ガソ
リンに加えジーゼル燃料を含んでいる。
は、いくつかの種類がある。例えば、現在使用している
気体燃料は、プロパンとメタン、あるいはそれらの混合
物を含んでいる。
げるためには、気体燃料エンジンの質量流量あるいは回
転数を監視することが必要である。この情報を得るため
に、気体燃料が流量計の中を流れるように、熱線センサ
すなわち熱素子流量センサとして知られる質量流量セン
サが、気体燃料源とエンジンの間の流路に直列に接続さ
れている。そして、流量計は、気体燃料の質量流量に比
例した電気出力信号を発生し、その出力信号は、自動車
のエンジン燃焼を制御するマイクロプロセッサで構成さ
れた電子制御ユニット(ECU)に入力信号として接続
されている。このエンジン燃焼制御は、燃料効率を最大
にするためだけではく、有害物質の放出を最小にするた
めに必要である。
の熱線質量流量センサは、本質的に、センサ中の気体流
に対して非線形出力信号を発生する。従って、従来の気
体流量センサは、予め決められた種類の気体に対して便
宜上設計されたもの、例えば、プロパンのための気体流
量センサあるいはメタンのための気体流量センサとなっ
ていて、質量流量センサからの出力から実際の質量流量
を求めるために、各々の流量センサは、それ自身に独自
の較正曲線を用いている。さらに、従来の熱線センサ
は、ブリッジ回路と内部抵抗を使って、温度変動を補償
している。しかし、この内部温度抵抗補償は、気体の種
類に応じて変化する。しかし、この温度抵抗補償の初期
値は、気体の種類ごとに異なっている。従って、これら
の従来の熱線質量流量センサを通る質量流量は、センサ
中で同一の質量流量に対しても気体の種類に応じて異な
る値に変化する。
て、安全な動作を実現するためには、ECUがエンジン
のために適切なエンジン燃焼を制御が可能となるよう
に、ECUは、エンジンに用いられる気体燃料の種類を
事前に認識する必要がある。従って、多くの気体燃料内
燃エンジンは、単一の気体の種類に対して設計がなされ
較正される。しかし、誤った種類の気体燃料が気体燃料
エンジンに供給されるような状況や、液化プロパンガス
と圧縮天然ガスなどの2つあるいはそれ以上の異なる種
類の気体燃料を用いて、エンジンを動作することが望ま
しいような状況が起こりうる。
の応用など他の種類の気体システムで望まれることでも
ある。
燃料の種類を決定するためのシステムあるいは方法で既
知のものはない。
システムに供される、気体燃料の種類を決定するための
システムおよび方法の両者を提供するものである。
のシステムは、気体に接触する第一のセンサを含んでい
る。この第一のセンサは、気体の第一の状態を示す第一
の電気出力信号を発生する。
ている。この第二のセンサは、気体の第二の状態を示す
第一の電気出力信号を発生する。第一と第二のセンサ
は、例えば、気体の質量流量について、同一の気体特性
をもっているが、異なる較正による流量センサを用いて
いる。
マイクロプロセッサで構成された処理手段にその入力信
号として接続されている。さらに、この処理手段は、二
つあるいはそれ以上の動作状態でのセンサからの出力
と、気体の種類を決定することができるあらかじめ整列
された参照テーブルとを比較する。もう一つの方法とし
て、処理手段は、気体の種類を決定することができる。
度、(気体流速に直接比例した)質量流量、温度および
圧力の一群から選択される。
説明する。図1は、従来の熱線あるいは熱線流量センサ
を示すものであり、流量メータ中を流れる気体燃料の質
量流量あるいは流速に比例した出力信号Voを発生す
る。
からの出力電圧V2は、計算の簡単化のために10Ωの
抵抗20によって測定される。さらに、質量流量センサ
は、ブリッジ回路およびゲイン/オフセット構成段21
を用いて、出力電圧Voを出力し、ここで、このブリッ
ジ回路は、内部温度補償抵抗22を含んでいる。内部温
度補償抵抗22は、気体の種類の関数として変化する。
例えば、もしこの気体流量センサがメタンガスの流れを
検出するように設計されている場合には、図1に示した
回路では、内部温度補償抵抗22の値は、約17.5Ω
である。逆に、プロパンガスの質量流量を測定するよう
に設計された内部温度補償抵抗22の値は、約32Ωで
ある。
質量流量センサについて、二つの異なる種類の気体に関
する質量流量Qの関数として出力Voを示したものであ
る。特に、グラフ21は、メタンに関して、センサから
の出力Voを質量流量Qの関数として示したものであ
り、一方、グラフ26は、気化プロパンに関して、質量
流量センサからの出力Voを質量流量Qの関数として示
したものである。
ての第一の質量流量Q1では、質量流量センサは、出力
信号Voを発生する。しかし、気体がメタンではなくプ
ロパンの場合には、これと同一の電圧出力信号Voもま
た、異なる流量Q1で発生する。従って、気体の種類が
識別された場合にのみ、この流量メータからの質量流量
の値を、質量流量メータからの出力Voによって決定す
ることができる。
検出方法は、二つの独立した質量流量センサを用い、こ
こで、一方のセンサは、メタンなど予め指定された気体
に対応した内部温度補償を有し、他方のセンサは、プロ
パンのように前記と異なる予め指定された気体に対応し
た内部温度補償を有する。
センサは、センサを介して気体流に熱を伝達する加熱さ
れた線を用いる。図1に示す回路のようなブリッジ回路
は、加熱された線に流す電流を変化させて、熱線の温度
と気体の温度との間の温度差分を、予め定められた一定
値、一般的には200℃に維持する。そして、(図1
の)抵抗20に変化電流を流すことにより、その変化電
流にもとづき電圧出力信号Voが得られる。
気体流への熱伝達係数hは、以下の式により表されるキ
ングの法則によって決定される。
(π・D・L)の表面積であり、uは、気体流速[m/
s]であり、Dは、熱線の直径[m]であり、v(T
F)は、動粘性係数[m2/s]であり、λ(TF)
は、熱伝導率[W/m・K]であり、TFは、熱線表面
(膜)温度[K]であり、Lは、熱線の長さ[m]であ
り、βは、経験的に決定された係数である。
体の流速、気体の動粘性係数、気体の熱伝導率およびの
熱伝達係数の間には直接的な関係がある。さらに、動粘
性係数(v(TF))と熱伝達率(λ(TF))は、両
者ともに、気体の温度と気体の種類の関数として変化す
る。
中の気体への熱伝達は、以下の式により決定される。 P = h・ΔT ここで、Pは出力、hはキングの法則の輸送係数、およ
びΔTは、熱線と周囲雰囲気(通常、200℃)との間
の温度差分である。
1)は、熱線中での電力消費に比例している。一方、こ
の電力は、熱線中を流れる電流に比例している。
ある。iは、熱素子を流れる電流である。さらに、熱素
子の抵抗は、以下の式により定義される。 RH = R0(1+αTH)= 18.56(1+0.00387*220) = 34.37Ω ここで、R0は、周囲雰囲気温度での熱素子の抵抗値で
ある。
リッジ制御回路では、熱素子センサからの出力電圧V2
は、以下のようになる。
は、加熱素子を介して流れ、図1の抵抗20の中も流れ
る電流に依存する。すなわち、加熱素子中を流れる電流
は、加熱素子を横切る流速に比例する。さらに、気体温
度の関数である動粘性係数と、気体温度の関数である熱
伝導率の両方の違いは、ともに気体の種類の関数となっ
て変化する。
と図3を引用して、第一の気体の種類の検出方法につい
て、以下詳細に説明する。図2に概略を示すように、本
発明のシステム30には、加圧された気体入口32と、
燃焼エンジン、燃料電池あるいは他の気体システムに流
体的に接続された気体出口34との間に直列に置かれた
流管31が備えられている。さらに、図3から明らかな
ように、エンジン、燃料電池あるいは他の気体消費装置
への気体流のすべては、流管31の中を流れる。
指定された気体の種類に対応した内部温度補償をもった
第一の加熱素子質量流量センサ40を用いる。上述した
方法で熱線42が熱を気体流に伝えるために、センサ4
0の加熱素子42は、入口32から出口34への気体流
に接触するように配置されている。さらに、センサ40
は、第一の予め指定された気体の種類に対応して較正さ
れた質量流量センサを用いて、気体の第一の状態、すな
わち、気体の質量流量を表す出力信号Voを、電気的な
結線46を介して、マイクロプロセッサで構成された処
理ユニット44に送る。
は、メタンのように予め指定された気体の種類に対応し
た内部温度補償をもった第二の加熱素子質量流量センサ
50を用いる。第二のセンサ50は気体と接触した熱素
子52を有し、予め指定された第二の気体の種類に対応
して較正された質量流量センサを用いて、処理手段44
への入力信号となり、気体の第二の状態、すなわち気体
の質量流量を表す出力信号Vo'を結線45上に送る。
しかし、センサ40と50は、異なる内部温度較正と補
償特性をもつため、入口32から出口34への同一の気
体流に対して、センサ40と50からの電圧出力Voお
よびVo’は、それらの異なる内部調整あるいは較正お
よび温度補償特性によって、互いに異なる値となる。し
かし、センサ40および50の熱線42および53は、
管路31の同一の口径内に収められているため、センサ
40および50からの電圧出力VoおよびVo’は、各
々、管路31内の同一の質量流量に対し、基本的に、同
一のものとなる。
サ40では、プロパンに対応して較正された第一のセン
サ40からの電圧出力Voは、以下のようにキングの法
則を簡単化して表すことができる。V0 = Auβ
+ Bここで、uは空気流速度であり、βは変数であ
り、経験的に0.35と定められている。
Vo’もまた、以下の簡単化した式によって表すことが
できる。 V0’= A’uβ + B’ ここで、A=f(G,O,λ,ν,TH,TA) B=f(G,O,λ,ν,TH,TA) A’=f(G’,O’,λ,ν,TH,TA) B’=f(G’,O’,λ,ν,TH,TA) ここで、G,O,G’,O’は、回路出力段の利得およ
びオフセット、すなわち、二つの流量センサ40および
50の内部較正および温度補償である。
ある。従って、上記の式は、以下の式となる。 V1 = Au1 β + B V2 = Au2 β + B および V1’= A’u1 β + B’ V2’= A’u2 β + B’ ここで、V1は、第一の空気流速でのセンサ40からの
第一の電圧出力、V2は、第二の空気流速でのセンサ4
0からの電圧出力、V1’は、第一の空気流速での第二
のセンサ50からの電圧出力、V2’は、第二の空気流
速での第二のセンサ50からの電圧出力である。
管路31を通る第一の気体速度でのセンサ40および5
0から決定できる。同様に、電圧V2およびV2’は、
各々、管路31を通る異なる気体速度あるいは質量流量
での、センサ40および50センサ40および50の出
力電圧を表す。これらの4つの出力電圧、V1、V2、
V1’およびV2’は、入力信号として処理手段に送ら
れ、4つの独立した式を有効に表す。このように、未知
の残りの4変数B、B'、u1およびu2の値は、マイク
ロプロセッサで構成された処理手段44によって求める
ことができる。
るいは数学的な数式によって、以下を決定する。 u1 = f(V) u2 = f(V’) Δu = u2 − u1 ここで、u1は、第一のセンサ40からの気体流量、u
2は、センサ50からの気体流量、Δuは、所定の時刻
での、気体流量u1と気体流量u2との間の差である。
異なる気体流速での、センサ40および50から数点の
逐次測定を行ない、気体速度の関数として求められた計
算値Δuを、図4のグラフに示す。従って、図4から
は、Δuの値およびΔuのグラフの傾きは、気体の種類
の関数として変化することが分かる。マイクロプロセッ
サで構成された処理手段44は、メモリ47(図3)に
格納された参照テーブル、写像あるいは数式を用いて、
ΔuとΔuの傾きの関数として気体の種類を決定する。
の実施例を示すものであり、ここでは、第一の熱素子質
量流量変換器80は、管路84中に置かれ、入口32と
出口34の間の気体に接触した熱素子82を有してい
る。同様に、第二の加熱素子質量流量変換器86は、管
路84中に置かれ、入口32と出口34の間の気体に接
触する熱線88を有しているが、管路84中では、第一
のセンサ80の熱線82が置かれている管路84の部分
とは口径が異なる管路84の部分に置かれている。セン
サ80と86の両方は、同一の気体、例えば、メタンに
対応して較正され、両方からは、処理手段44に電気出
力信号が送られる。前述したように、センサ80からの
出力信号Voおよび第二のセンサ86からの出力信号V
o'は、管路84中の質量流量あるいは気体流速に比例
する。
る周囲気体の温度を表す電気出力信号を処理手段44に
送る。
同一の気体の種類に対応して較正されているため、これ
ら二つのセンサ80および86に対応した、質量流量に
対する電圧出力の較正は、同一のものとなる。しかし、
管路84の口径が異なるため、同一の質量流量に対して
は、二つの流量センサ80と86の間には速度差が生じ
る。内部温度補償、すなわち抵抗20(図1)は、セン
サ80と86の両方に対して同一であるため、キングの
法則は、以下のように簡単化される。
Bである。これは、
以下の式が求まる。
は、センサ80からの出力であり、一方、Vo'は、セ
ンサ86からの出力である。
84中の異なる流量で、気体流量センサ80および86
からの複数の測定値を用いることにより、計算値Δu、
すなわちu2−u1を、気体流速およびΔuの関数とし
て決定することができ、それのグラフを図4に示す。処
理手段44は、写像、参照テーブルあるいは数学的な数
式に加え、温度センサ90からの出力値を用いることに
より、Δuおよびその傾きの関数として、気体の種類を
推定することができる。
実施例を示すものであり、ここでは、気体が流れる管路
102に、単一の気体流量センサ100が設けられてい
る。しかし、本発明の第一の実施例とは異なり、流量セ
ンサ100は、周囲温度センサ108に加え、二つの加
熱素子104および106を用いている。さらに、二つ
の加熱素子104および106の各々は、図1に示した
種類の回路を有しているが、加熱素子104および10
6は、各々、特定の異なる種類の気体に対応した内部温
度補償および調整を有している点が異なる。例えば、加
熱素子104を駆動する回路は、メタンに対応して調整
および較正されていて、一方、加熱素子106を駆動す
る回路は、プロパンのような異なる気体に対応して較正
および調整されているものであってよい。
的には、図3に示した本発明の第一の実施例と同一であ
るが、二つの独立して異なる気体に対応して較正された
センサ40および50(図1)を用いる代わりに、本発
明の第三の実施例は、2つの分離した加熱素子104お
よび106を有する単一のセンサ100を用いている。
しかし、本発明の第三の実施例では、気体の種類を決定
するための計算と方法は、本発明の第一の実施例と実質
的に同一であるため、ここでは既述のものを引用するも
のとする。
の実施例の概略を示すものであり、ここでは、二つの異
なる加熱素子110および112が、システムの気体流
の中に配置されている。加熱素子110および112
は、各々に対応したブリッジと電源ドライバ114およ
び116を有しており、ドライバ114および116か
らの出力VoおよびVo'は、各々、加熱素子110お
よび112を通る気体流量に比例する。これらの出力V
oおよびVo'は、入力信号としてマイクロプロセッサ
で構成された処理手段44に接続されている。さらに、
システム中で、気体に接触している温度プローブは、シ
ステム中の周囲温度に比例した電気出力信号を発生す
る。温度プローブ118の出力もまた、入力信号として
処理手段44に接続されている。
気体の温度と熱線の温度の差、ΔTは、従来のとおりに
一定の200℃に保たれていた。しかし、本発明の第四
の実施例では、気体の種類を特定するために、Δuの値
とΔuの傾きの両方を求めるのに必要な独立した式を生
成するために、周囲温度と第一の加熱素子110との間
の温度差、ΔTは、第一の温度差、例えば200℃に保
持される。逆に、周囲温度と第二の加熱素子112との
間の温度差、ΔTは、異なる温度差、例えば160℃に
保持される。そして、複数の測定を行い、Δuの値とΔ
uの傾きの両方を生成することができ、これにより前述
の方法、すなわち、処理手段44から利用可能な計算機
メモリ中に格納された参照テーブル、写像あるいは数学
的な式によって気体の種類が決定される。
の実施例を示すものであり、これは、流れる気体がない
状態のもとで、気体の種類を検出するために用いられ
る。図8に示すように、システムは、ブリッジと電力ド
ライバ122を介して駆動される加熱素子120を含ん
でいる。ブリッジと電力ドライバ122は、前述した方
法で、処理手段44への出力信号Voを発生する。
度を表す電気出力信号を、入力信号として処理手段44
に送る。
り、本システムでは、圧力変換器112が気体と接触
し、気体の圧力を表す電気出力信号を処理手段44に送
る。
の法則は簡単化され、熱伝達率に比例するものとなる。
端的に言うと、キングの法則は、次式のように簡単化さ
れる。
率も同様に変化する。しかし、気体への熱伝達は、熱線
のまわりの気体の密度の変化に敏感であるため、気体の
圧力変換器128が必要となる。気体の圧力、すなわち
密度が上昇すると、加熱素子120から気体への熱損失
が増し、従って、出力電圧が同様に上昇する。
うに簡素化した式を解くことにより、参照テーブル、写
像あるいは数学的な式を用いて、気体の種類を決定する
ことができる。
数のデータを収集するために、熱線120と周囲空気と
の間の温度差を変化させるものがある。そして、これら
の異なる測定点の間を結ぶ傾斜を求め、この傾斜に基づ
き気体の種類を決定する。このような参照テーブルは、
実験あるいはシミュレーションにより得られた値に基づ
いて作ることができる。
の実施例を示すものであり、熱線流量センサ150、温
度センサ154および二つの気体圧力センサ152およ
び156を用いるものである。センサ150、152、
154および156の全ては、気体入口172と出口1
74との間に直列に流体的に接続された管路170に、
気体流と接触して設けられている。これらのセンサ15
0から156の各々は、マイクロプロセッサで構成され
た処理手段44への入力信号として、測定された気体の
状態を表す電気出力信号を生成する。
力センサ152は、ともに、管路170のベンチュリ1
58の中に配置され、一方、気体圧力センサ156は、
ベンチュリ158の上流側に配置される。
52の双方に対応する質量流量は以下の式によって決定
される。 QGFS = f(u,TG) QPRES = f(P1,P2,d,TG) ここで、Qは、質量流量、uは、質量流速、P1は、圧
力変換器156での圧力、P2は、圧力変換器152で
の圧力であり、TGは、温度センサによって決定された
気体温度である。
以下のようになる。
以下の連続の式によって定義される。
は下記となる。
により推定することができる。QPRES = A1・
u1・ρ
を測定し、圧力変換器を用いて流量(QPRES)を推
定することにより、二つの検出方法の間の誤差を評価す
ることができて、参照テーブルあるいは他の計算手法に
より、補償係数と気体の種類を求めることができる。
状態を表す出力信号を生成する二つあるいはそれ以上の
数のセンサを用いて、気体システム中で気体の種類を検
出するための新しいシステムと方法を提供するものであ
る。気体の種類が特定されると、熱線質量流量センサ
は、特定された気体の種類に応じて、較正あるいは調節
される。
許請求の範囲によって定義された本発明の趣旨を逸脱す
ることなく、幾多の変形が可能であることは、当業者に
とって自明である。
ことにより、本発明をよりよく理解することができる。
ここで、異なる図面に現れる同一の部分には、同一の引
用符号を与えるものとする。)
図である。
の出力を流量の関数として示すグラフである。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
ある。
Claims (19)
- 【請求項1】気体と接触しているセンサであって、気体
の第一の状態を示す第一の電気出力信号を生成する第一
のセンサ、 気体と接触しているセンサであって、気体の第二の状態
を示す第二の電気出力信号を生成する第二のセンサ、お
よび気体の種類を決定するために、前記第一および第二
の出力信号を入力信号として受け取る処理手段をから構
成される気体の種類を特定するシステムであって、 前記第一および第二の気体の状態の各々は、温度、質量
流量、温度および圧力の一群から選択されることを特徴
とするシステム。 - 【請求項2】請求項1記載のシステムにおいて、 前記第一のセンサは、第一の予め決定された気体の種類
に対応した温度補償設定を有する非線形質量流量センサ
を含み、 前記第二のセンサは、第二の予め決定された気体の種類
に対応した温度補償設定を有する非線形質量流量センサ
を含み、 前記第一および第二の予め定められた気体の種類は、互
いに異なることを特徴とするシステム。 - 【請求項3】請求項1記載のシステムにおいて、 前記第一のセンサは、第一の断面積をもつ第一の穴中に
置かれた質量流量センサを含み、 前記第二のセンサは、前記第一の断面積とは異なる第二
の断面積をもつ第二の穴中に置かれた質量流量センサを
含み、 前記第一および第二の穴は、流体的に互いに直列に接続
されていることを特徴とするシステム。 - 【請求項4】請求項3記載のシステムにおいて、 前記第一および第二のセンサは、各々、予め定められた
気体の種類に対応した温度補償設定を有する非線形質量
流量センサを含むことを特徴とするシステム。 - 【請求項5】請求項4記載のシステムにおいて、 前記第一および第二のセンサは、両者とも、同一の気体
の種類に対応した前記温度補償設定を有し該システム
は、気体と接触する温度センサを含み、前記温度センサ
は、気体温度に比例した電気出力信号を発生し、前記温
度センサの出力信号は、入力信号として前記処理手段へ
接続されていることを特徴とするシステム。 - 【請求項6】請求項2記載のシステムにおいて、 前記第一および前記第二の流量センサは、熱線質量流量
センサを含み、前記流量センサの前記熱線質量流量セン
サは、共通の容器に収められていることを特徴とするシ
ステム。 - 【請求項7】請求項1記載のシステムにおいて、 前記第一のセンサは、熱線を有する流量センサを含み、 前記第二のセンサは、気体の温度を測定する温度センサ
と、前記流量センサ中の質量流量が一定となるように、
前記熱線と前記気体の温度差を変化させるための手段を
含むことを特徴とするシステム。 - 【請求項8】請求項1記載のシステムにおいて、 前記第一のセンサは、熱線を有する流量センサを含み、 前記第二のセンサは、気体の温度を測定する温度センサ
と、熱線を有する第二の流量センサと、前記第一の流量
センサの前記熱線の第一の温度変化を維持するための手
段と、前記第二の流量センサの前記熱線の第二の温度変
化を維持するための手段とを含み、 前記第一および第二の温度変化は、互いに異なることを
特徴とするシステム。 - 【請求項9】請求項1記載のシステムにおいて、 前記第一のセンサは、熱線を有する流量センサを含み、
前記第二のセンサは圧力センサを含むことを特徴とする
システム。 - 【請求項10】請求項9記載のシステムは、 気体の温度を示す出力信号を発生する温度センサと、前
記熱線と前記気体温度との間の温度差を変化させる手段
とを含むことを特徴とするシステム。 - 【請求項11】請求項1記載のシステムにおいて、 前記第一のセンサは、質量流量センサを含み、 前記第二のセンサは、第一の予め定められた断面積をも
つ穴内に前記質量流量センサに対して直列に置かれた圧
力センサと、第二の予め定められた断面積をもつ穴内に
前記第一の穴に対して直列に置かれた第二の圧力センサ
とを含み、 前記第二の圧力センサは、気体圧力を表す出力信号を前
記処理手段に送ることを特徴とするシステム。 - 【請求項12】請求項1記載のシステムにおいて、 前記処理手段は、読み取り可能な電子メモリと、前記電
子メモリ中に格納された少なくとも一つの参照テーブル
とを有するマイクロプロセッサを含むことを特徴とする
システム。 - 【請求項13】気体の容積中の気体の種類を決定する方
法であって、 気体と接触した第一のセンサであって、該第一のセンサ
は気体の第一の状態を示す第一の電気出力信号を生成す
るセンサによって、気体の容積中の気体の第一の状態を
測定するステップと、 気体と接触した第二のセンサであって、該第二のセンサ
は気体の第一の状態を示す第二の電気出力信号を生成す
るセンサによって、気体の容積中の気体の第二の状態を
測定するステップと、 前記第一および第二のセンサからの前記出力を処理し、
前記センサの出力を予め定められた値と比較することに
より気体の種類を決定するステップとを含む方法であっ
て、 前記第一および第二の気体の状態は、各々は、温度、質
量流量、温度および圧力の一群から選択されることを特
徴とする方法。 - 【請求項14】請求項13記載の方法において、前記第
一および第二の状態は、各々、気体の質量流量を含むこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項15】請求項13記載の方法は、さらに、気体
の温度を測定し、前記処理ステップにおいて変数因子と
して気体温度を利用するステップを含むことを特徴とす
る方法。 - 【請求項16】請求項13記載の方法において、前記状
態の一つは、気体の圧力を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項17】請求項13記載の方法において、前記状
態の一つは、気体の温度を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項18】請求項13記載の方法において、前記処
理ステップは、前記センサからの前記出力を、電子メモ
リ中に格納され予め定められたテーブルと比較するステ
ップを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項19】気体と接触した第一のセンサであって、
該第一のセンサは気体の第一の状態を示す第一の電気出
力信号を生成するセンサと、 気体と接触した第二のセンサであって、該第二のセンサ
は気体の第二の状態を示す第二の電気出力信号を生成す
るセンサと、 気体の種類を決定するために、前記第一および第二の出
力信号を入力信号として受け取る処理手段とを含む、気
体燃料自動車の内燃エンジンの気体の種類を特定するシ
ステムであって前記第一および第二の気体の状態の各々
は、温度、質量流量、温度および圧力の一群から選択さ
れることを特徴とするシステム。
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