JP2003262317A - 可燃ガス燃焼室への燃焼用空気供給量調整装置 - Google Patents
可燃ガス燃焼室への燃焼用空気供給量調整装置Info
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- JP2003262317A JP2003262317A JP2002058526A JP2002058526A JP2003262317A JP 2003262317 A JP2003262317 A JP 2003262317A JP 2002058526 A JP2002058526 A JP 2002058526A JP 2002058526 A JP2002058526 A JP 2002058526A JP 2003262317 A JP2003262317 A JP 2003262317A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可燃ガス燃焼室において、可燃ガスの分布に
応じて燃焼用空気を供給し、COやダイオキシンの発生
を抑える。 【解決手段】 焼却炉1の二次燃焼室4の壁部に、周方
向に所要の開口幅で一連に延びる複数のスリットノズル
14を上下方向に複数段設ける。各スリットノズル14
ごとに、スリットノズル14に対応する形状としたヘッ
ダー15を介し各1本の空気供給管16を接続する。空
気供給管16の途中にダンパ18を設置する。二次燃焼
室4の天部にカメラ20を配置する。カメラ20による
輝度画像を基に、制御器22からの指令で、下から2段
目のスリットノズル14の系のダンパ18の開度を調整
し、スリットノズル14の位置に合わせた分割燃焼領域
ごとの空気供給量制御を行う。
応じて燃焼用空気を供給し、COやダイオキシンの発生
を抑える。 【解決手段】 焼却炉1の二次燃焼室4の壁部に、周方
向に所要の開口幅で一連に延びる複数のスリットノズル
14を上下方向に複数段設ける。各スリットノズル14
ごとに、スリットノズル14に対応する形状としたヘッ
ダー15を介し各1本の空気供給管16を接続する。空
気供給管16の途中にダンパ18を設置する。二次燃焼
室4の天部にカメラ20を配置する。カメラ20による
輝度画像を基に、制御器22からの指令で、下から2段
目のスリットノズル14の系のダンパ18の開度を調整
し、スリットノズル14の位置に合わせた分割燃焼領域
ごとの空気供給量制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都市ごみ等の廃棄物
を焼却した際に発生する可燃ガスを燃焼処理するために
用いる可燃ガス燃焼室への燃焼用空気供給量調整装置に
関するものである。
を焼却した際に発生する可燃ガスを燃焼処理するために
用いる可燃ガス燃焼室への燃焼用空気供給量調整装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物焼却施設(溶融施設を含む)で用
いられている焼却炉の1つとして、炉床を流動化させる
ようにした流動床式焼却炉がある。図3及び図4はかか
る流動床式焼却炉1の一例の概略を示すもので、上下方
向に長い炉体2内の下部位置に一次燃焼室3を、又、そ
の上方部に二次燃焼室4をそれぞれ設け、上記一次燃焼
室3には、一次空気管5にヘッダー6を介して接続され
た複数の散気管7を底部に配置すると共に、流動媒体と
しての砂を充填して炉床8を形成させ、一次空気管5を
通して供給した一次空気を上記散気管7で分散させて炉
床8を流動化させるようにし、一方、上記二次空気室4
には、円形とした多数の空気ノズル9を、炉体2の断面
形状が矩形断面の場合には前後方向又は左右方向に水平
に相対向させて、これを上下方向に多段、たとえば、3
段設けて、各段の各空気ノズル9に、二次空気管10に
接続されたヘッダー11を、それぞれ手動ダンパ12及
び伸縮継手13を介し接続して、二次空気を多数のノズ
ル9より供給できるようにし、一次燃焼室3の炉床8に
燃料と共に投入された廃棄物を、一次燃焼室3で、主と
して散気管7からの一次空気により焼却させるようにし
てあり、又、一次燃焼室3で発生した燃焼排ガスは未燃
分を含む可燃ガスであるため、該可燃ガスを、二次燃焼
室4の下段の空気ノズル9から供給される燃焼用空気に
より8割位燃焼させ、残りの可燃ガスを中段、上段の空
気ノズル9からの燃焼用空気により燃焼させるようにし
てある。更に、上記各段の空気ノズル9から供給する燃
焼用空気は、燃焼室出口O2濃度及び同出口温度が設定
値となるように、二次空気管10の元ダンパ24の開閉
にて総量制御されるようにしてある。なお、23a,2
3b,23cは上段、中段、下段の空気ノズル9の個別
のダンパであり、元ダンパ24の開度に応じて段階的に
開閉されるようにしてある。又、上記手動ダンパ12は
初期設定後は開度変更を行わないようにしてある。
いられている焼却炉の1つとして、炉床を流動化させる
ようにした流動床式焼却炉がある。図3及び図4はかか
る流動床式焼却炉1の一例の概略を示すもので、上下方
向に長い炉体2内の下部位置に一次燃焼室3を、又、そ
の上方部に二次燃焼室4をそれぞれ設け、上記一次燃焼
室3には、一次空気管5にヘッダー6を介して接続され
た複数の散気管7を底部に配置すると共に、流動媒体と
しての砂を充填して炉床8を形成させ、一次空気管5を
通して供給した一次空気を上記散気管7で分散させて炉
床8を流動化させるようにし、一方、上記二次空気室4
には、円形とした多数の空気ノズル9を、炉体2の断面
形状が矩形断面の場合には前後方向又は左右方向に水平
に相対向させて、これを上下方向に多段、たとえば、3
段設けて、各段の各空気ノズル9に、二次空気管10に
接続されたヘッダー11を、それぞれ手動ダンパ12及
び伸縮継手13を介し接続して、二次空気を多数のノズ
ル9より供給できるようにし、一次燃焼室3の炉床8に
燃料と共に投入された廃棄物を、一次燃焼室3で、主と
して散気管7からの一次空気により焼却させるようにし
てあり、又、一次燃焼室3で発生した燃焼排ガスは未燃
分を含む可燃ガスであるため、該可燃ガスを、二次燃焼
室4の下段の空気ノズル9から供給される燃焼用空気に
より8割位燃焼させ、残りの可燃ガスを中段、上段の空
気ノズル9からの燃焼用空気により燃焼させるようにし
てある。更に、上記各段の空気ノズル9から供給する燃
焼用空気は、燃焼室出口O2濃度及び同出口温度が設定
値となるように、二次空気管10の元ダンパ24の開閉
にて総量制御されるようにしてある。なお、23a,2
3b,23cは上段、中段、下段の空気ノズル9の個別
のダンパであり、元ダンパ24の開度に応じて段階的に
開閉されるようにしてある。又、上記手動ダンパ12は
初期設定後は開度変更を行わないようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記流動床
式焼却炉1の可燃ガス燃焼室としての二次燃焼室4にお
いては、燃焼負荷(廃棄物)の変動に合せて燃焼室出口
の酸素濃度と温度が一定値以上となるよう燃焼用空気で
ある二次空気の総量をダンパ24の開閉により制御する
ようにしているが、負荷が大きいときは、下段の空気ノ
ズル9の周辺での燃焼が激しくなり、局所的な過熱(1
050℃以上)でクリンカの付着(灰の溶着)が起るた
め、空気ノズル9に閉塞が生じ、燃焼不良によりCO値
が悪化する問題がある。又、空気ノズル9は水平方向に
多数並べてあるが、各空気ノズル9間には二次空気が供
給されないため、この部分では燃焼が行われないという
問題がある。一方、負荷が小さいときは、二次空気の供
給量が少なくなるため、空気ノズル9の周辺部や燃焼室
中央部へ二次空気が供給されにくくなる結果、可燃ガス
と二次空気との混合性が悪くなって、CO値が高くなる
問題がある。
式焼却炉1の可燃ガス燃焼室としての二次燃焼室4にお
いては、燃焼負荷(廃棄物)の変動に合せて燃焼室出口
の酸素濃度と温度が一定値以上となるよう燃焼用空気で
ある二次空気の総量をダンパ24の開閉により制御する
ようにしているが、負荷が大きいときは、下段の空気ノ
ズル9の周辺での燃焼が激しくなり、局所的な過熱(1
050℃以上)でクリンカの付着(灰の溶着)が起るた
め、空気ノズル9に閉塞が生じ、燃焼不良によりCO値
が悪化する問題がある。又、空気ノズル9は水平方向に
多数並べてあるが、各空気ノズル9間には二次空気が供
給されないため、この部分では燃焼が行われないという
問題がある。一方、負荷が小さいときは、二次空気の供
給量が少なくなるため、空気ノズル9の周辺部や燃焼室
中央部へ二次空気が供給されにくくなる結果、可燃ガス
と二次空気との混合性が悪くなって、CO値が高くなる
問題がある。
【0004】上記CO値は燃焼管理の目安となるもの
で、値が低いほど燃焼状態は良好となり、結果的にダイ
オキシン値も低くなるものである。
で、値が低いほど燃焼状態は良好となり、結果的にダイ
オキシン値も低くなるものである。
【0005】因に、ストーカ式焼却炉の可燃ガス燃焼室
である二次燃焼室においても、上記流動床式焼却炉1の
二次燃焼室4の場合と同様な問題が発生している。
である二次燃焼室においても、上記流動床式焼却炉1の
二次燃焼室4の場合と同様な問題が発生している。
【0006】そこで、本発明は、流動床式焼却炉やスト
ーカ式焼却炉の二次燃焼室の如き可燃ガス燃焼室におい
て、可燃ガスの分布に応じて燃焼用空気を供給すること
ができるようにしてCOやダイオキシンの発生を抑える
ことができるようにすると共に、局所的な過熱によるク
リンカの付着を防止することができるようにしようとす
るものである。
ーカ式焼却炉の二次燃焼室の如き可燃ガス燃焼室におい
て、可燃ガスの分布に応じて燃焼用空気を供給すること
ができるようにしてCOやダイオキシンの発生を抑える
ことができるようにすると共に、局所的な過熱によるク
リンカの付着を防止することができるようにしようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、下方から送られてくる可燃ガスを燃焼さ
せる可燃ガス燃焼室の壁部に、周方向に延びるようにし
た複数のスリットノズルを、周方向に小間隔で並ぶよう
にして上下方向に複数段設け、且つ最下段の各スリット
ノズルを通して供給した燃焼用空気による燃焼が過燃焼
になると、その上の段のスリットノズルより燃焼用空気
を多目に供給するように制御する制御器を備えた構成と
する。
決するために、下方から送られてくる可燃ガスを燃焼さ
せる可燃ガス燃焼室の壁部に、周方向に延びるようにし
た複数のスリットノズルを、周方向に小間隔で並ぶよう
にして上下方向に複数段設け、且つ最下段の各スリット
ノズルを通して供給した燃焼用空気による燃焼が過燃焼
になると、その上の段のスリットノズルより燃焼用空気
を多目に供給するように制御する制御器を備えた構成と
する。
【0008】可燃ガス燃焼室への燃焼用空気の供給を、
周方向に延びるスリットノズルを通して行うことができ
るため、可燃ガスと燃焼用空気とを確実に混合燃焼させ
ることができると共に、スリットノズルによる燃焼用空
気の供給制御を、可燃ガスの分布に応じて、スリットノ
ズルの位置に合わせた分割燃焼領域ごとに行うことがで
きる。
周方向に延びるスリットノズルを通して行うことができ
るため、可燃ガスと燃焼用空気とを確実に混合燃焼させ
ることができると共に、スリットノズルによる燃焼用空
気の供給制御を、可燃ガスの分布に応じて、スリットノ
ズルの位置に合わせた分割燃焼領域ごとに行うことがで
きる。
【0009】又、各段の周方向の各スリットノズルごと
に、1つのヘッダーを介して空気供給管を接続し、該空
気供給管内の空気流量を制御器からの指令で調節するよ
うにした構成とすることにより、簡単な構造で安価に製
作できる。
に、1つのヘッダーを介して空気供給管を接続し、該空
気供給管内の空気流量を制御器からの指令で調節するよ
うにした構成とすることにより、簡単な構造で安価に製
作できる。
【0010】更に、制御器に、可燃ガス燃焼室内の燃焼
温度を輝度として検出するカメラからの画像データを解
析する機能を具備させ、該カメラによる輝度画像を基に
各段の各スリットノズル用の空気流量調節装置へ制御指
令を送るようにした構成とすることにより、スリットノ
ズルの位置に合わせた分割燃焼領域ごとの燃焼用空気の
供給を、カメラで検出した輝度画像を基に自動的に制御
することができる。
温度を輝度として検出するカメラからの画像データを解
析する機能を具備させ、該カメラによる輝度画像を基に
各段の各スリットノズル用の空気流量調節装置へ制御指
令を送るようにした構成とすることにより、スリットノ
ズルの位置に合わせた分割燃焼領域ごとの燃焼用空気の
供給を、カメラで検出した輝度画像を基に自動的に制御
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0012】図1及び図2は本発明の実施の一形態を示
すもので、可燃ガス燃焼室として、流動床式焼却炉1の
二次燃焼室4への採用例について示す。すなわち、図3
及び図4に示したと同様に、矩形断面を有する炉体2内
の下部位置に一次燃焼室3を構成すると共に、その上方
部に二次燃焼室4を構成し、一次燃焼室3には、複数の
散気管7を配置して、該各散気管7を、一次空気管5に
ヘッダー6を介して接続させ、且つ砂を充填して炉床8
が形成されるようにし、又、二次燃焼室4に二次空気を
供給するようにしてある流動床式焼却炉1と同様な構成
において、上記二次燃焼室4を構成する炉体2の壁部
に、従来の円形のノズルに代えて、炉心Oを中心として
ほぼ90度の間隔で所要開口幅として周方向に一連に延
びるようにした4つのスリットノズル14を、上下方向
に所要間隔を隔てて上、中、下の3段に亘り設け、該各
段の各スリットノズル14ごとに、スリットノズル14
に対応する形状としたヘッダー15を介し各1本の空気
供給管16を接続し、且つ該各空気供給管16に、伸縮
継手17と流量調節装置としてのダンパ18を設置し、
更に上記各ヘッダー15に圧力検出器19を取り付け、
上記ダンパ18の開閉調整により、空気供給管16から
ヘッダー15を通してスリットノズル14より吹き出さ
せる燃焼用空気としての二次空気の流量を調整できるよ
うにすると共に、上記圧力検出器19により、供給空気
流量をヘッダー圧力として検出できるようにする。
すもので、可燃ガス燃焼室として、流動床式焼却炉1の
二次燃焼室4への採用例について示す。すなわち、図3
及び図4に示したと同様に、矩形断面を有する炉体2内
の下部位置に一次燃焼室3を構成すると共に、その上方
部に二次燃焼室4を構成し、一次燃焼室3には、複数の
散気管7を配置して、該各散気管7を、一次空気管5に
ヘッダー6を介して接続させ、且つ砂を充填して炉床8
が形成されるようにし、又、二次燃焼室4に二次空気を
供給するようにしてある流動床式焼却炉1と同様な構成
において、上記二次燃焼室4を構成する炉体2の壁部
に、従来の円形のノズルに代えて、炉心Oを中心として
ほぼ90度の間隔で所要開口幅として周方向に一連に延
びるようにした4つのスリットノズル14を、上下方向
に所要間隔を隔てて上、中、下の3段に亘り設け、該各
段の各スリットノズル14ごとに、スリットノズル14
に対応する形状としたヘッダー15を介し各1本の空気
供給管16を接続し、且つ該各空気供給管16に、伸縮
継手17と流量調節装置としてのダンパ18を設置し、
更に上記各ヘッダー15に圧力検出器19を取り付け、
上記ダンパ18の開閉調整により、空気供給管16から
ヘッダー15を通してスリットノズル14より吹き出さ
せる燃焼用空気としての二次空気の流量を調整できるよ
うにすると共に、上記圧力検出器19により、供給空気
流量をヘッダー圧力として検出できるようにする。
【0013】又、上記炉体2内の頂部となる二次燃焼室
4の天部に、二次燃焼室4内での可燃ガスの燃焼状態を
輝度として平面的に検出できるようにカメラ20を配置
し、且つ上記炉体2内の圧力を検出する圧力検出器21
を設け、更に、上記カメラ20で検出した輝度画像と圧
力検出器21で検出した炉内圧力とをデータ解析して上
段と中段のスリットノズル14用のダンパ18へ開閉制
御指令を送るようにした制御器22を備える。
4の天部に、二次燃焼室4内での可燃ガスの燃焼状態を
輝度として平面的に検出できるようにカメラ20を配置
し、且つ上記炉体2内の圧力を検出する圧力検出器21
を設け、更に、上記カメラ20で検出した輝度画像と圧
力検出器21で検出した炉内圧力とをデータ解析して上
段と中段のスリットノズル14用のダンパ18へ開閉制
御指令を送るようにした制御器22を備える。
【0014】二次燃焼室4で可燃ガスを燃焼させる場合
は、予め、各ヘッダー15の圧力最小設定値として、
上、中、下各段の各スリットノズル14から吹き出させ
る二次空気が必ず炉心Oを越える位置へ届くように空気
の吹込み圧力を設定しておくようにする。これにより、
二次空気が円周方向からカーテン状に均一に供給されて
炉心Oが二次空気の層になっているようになるので、一
次燃焼室3から上昇してくる可燃ガスとスリットノズル
14から供給される二次空気とを確実に混合燃焼させる
ことができる。
は、予め、各ヘッダー15の圧力最小設定値として、
上、中、下各段の各スリットノズル14から吹き出させ
る二次空気が必ず炉心Oを越える位置へ届くように空気
の吹込み圧力を設定しておくようにする。これにより、
二次空気が円周方向からカーテン状に均一に供給されて
炉心Oが二次空気の層になっているようになるので、一
次燃焼室3から上昇してくる可燃ガスとスリットノズル
14から供給される二次空気とを確実に混合燃焼させる
ことができる。
【0015】上記の状態において、最下段のスリットノ
ズル14から吹き込まれる二次空気による燃焼をメイン
として可燃ガスの燃焼を行わせ、このときの二次燃焼室
4内での可燃ガスの燃焼状態を常時カメラ20で監視さ
せるようにし、該カメラ20で検出した輝度画像を制御
器22に送って画像処理を行なうようにする。この際、
二次燃焼室4の平面的な燃焼領域を、図2に示す如く、
炉心Oを中心に、周方向に配列したスリットノズル14
の位置に合わせて4つの領域Z1、Z2、Z3、Z4に
分割して、各分割燃焼領域Z1、Z2、Z3、Z4ごと
の輝度を監視させるようにする。
ズル14から吹き込まれる二次空気による燃焼をメイン
として可燃ガスの燃焼を行わせ、このときの二次燃焼室
4内での可燃ガスの燃焼状態を常時カメラ20で監視さ
せるようにし、該カメラ20で検出した輝度画像を制御
器22に送って画像処理を行なうようにする。この際、
二次燃焼室4の平面的な燃焼領域を、図2に示す如く、
炉心Oを中心に、周方向に配列したスリットノズル14
の位置に合わせて4つの領域Z1、Z2、Z3、Z4に
分割して、各分割燃焼領域Z1、Z2、Z3、Z4ごと
の輝度を監視させるようにする。
【0016】上記カメラ20で検出した輝度は燃焼状態
に依存するもので、輝度が高い部分は燃焼が激しいこと
になる。したがって、基準輝度を、灰が溶着しない95
0℃程度に設定した状態とする。今、下段の二次空気供
給量をヘッダー圧力の最小値よりも多くし、中段、上段
の二次空気供給量は炉心Oを越えるヘッダ圧力の最小値
となるようにして燃焼させているときに、たとえば、分
割燃焼領域Z1の輝度が基準輝度よりも高くなったよう
な場合は、分割燃焼領域Z1への下段の二次空気のヘッ
ダー圧力は維持し、その上方の中段の二次空気の供給量
を増大するようにする。この場合、カメラ20で検出し
た輝度画像と圧力検出器21で検出した炉内圧力とを基
に、制御器22から、先ず、分割燃焼領域Z1に位置す
る中段のスリットノズル14の系のダンパ18のみに開
制御指令が送られることになり、これにより、分割燃焼
領域Z1に位置する中段のスリットノズル14からの二
次空気の供給量のみが増やされることになる。なお、こ
の際、当該スリットノズル14のヘッダー15の圧力が
圧力検出器19で検出され、その値が供給空気流量とし
て制御器22にフィードバックされる。
に依存するもので、輝度が高い部分は燃焼が激しいこと
になる。したがって、基準輝度を、灰が溶着しない95
0℃程度に設定した状態とする。今、下段の二次空気供
給量をヘッダー圧力の最小値よりも多くし、中段、上段
の二次空気供給量は炉心Oを越えるヘッダ圧力の最小値
となるようにして燃焼させているときに、たとえば、分
割燃焼領域Z1の輝度が基準輝度よりも高くなったよう
な場合は、分割燃焼領域Z1への下段の二次空気のヘッ
ダー圧力は維持し、その上方の中段の二次空気の供給量
を増大するようにする。この場合、カメラ20で検出し
た輝度画像と圧力検出器21で検出した炉内圧力とを基
に、制御器22から、先ず、分割燃焼領域Z1に位置す
る中段のスリットノズル14の系のダンパ18のみに開
制御指令が送られることになり、これにより、分割燃焼
領域Z1に位置する中段のスリットノズル14からの二
次空気の供給量のみが増やされることになる。なお、こ
の際、当該スリットノズル14のヘッダー15の圧力が
圧力検出器19で検出され、その値が供給空気流量とし
て制御器22にフィードバックされる。
【0017】上記のようにして、輝度が高くならなかっ
た分割燃焼領域Z2、Z3、Z4に位置する下段と中段
のスリットノズル14からの二次空気の供給量は一定の
ままとして、輝度が高かった分割燃焼領域Z1に位置す
る中段のスリットノズル14からの二次空気の供給量の
みを増やすようにするので、分割燃焼領域Z1の中段部
でより多くの可燃ガスを燃焼させるようにすることがで
きて下段部での激しい燃焼を抑制することができる。こ
れにより、可燃ガスの三次元的な分布に合わせた燃焼を
行うことができるようになるため、下段のスリットノズ
ル14の近傍での過熱を防ぐことができ、クリンカの付
着を未然に防止することができる。
た分割燃焼領域Z2、Z3、Z4に位置する下段と中段
のスリットノズル14からの二次空気の供給量は一定の
ままとして、輝度が高かった分割燃焼領域Z1に位置す
る中段のスリットノズル14からの二次空気の供給量の
みを増やすようにするので、分割燃焼領域Z1の中段部
でより多くの可燃ガスを燃焼させるようにすることがで
きて下段部での激しい燃焼を抑制することができる。こ
れにより、可燃ガスの三次元的な分布に合わせた燃焼を
行うことができるようになるため、下段のスリットノズ
ル14の近傍での過熱を防ぐことができ、クリンカの付
着を未然に防止することができる。
【0018】一方、上記のような中段部での二次空気の
供給流量制御を行っても、分割燃焼領域Z1の輝度が低
くならないような場合は、次に、分割燃焼領域Z1に位
置する上段のスリットノズル14の系のダンパ18に制
御器22から開制御指令を送ることにより、当該分割燃
焼領域Z1における上段部での燃焼が促進されるように
して輝度が上がらないようにする。このように、可燃ガ
スの分布に応じた二次空気の供給制御を行うことにより
高さ方向で均一な燃焼が可能となるので、CO値を低く
抑えることができて、ダイオキシン値も低くすることが
できる。
供給流量制御を行っても、分割燃焼領域Z1の輝度が低
くならないような場合は、次に、分割燃焼領域Z1に位
置する上段のスリットノズル14の系のダンパ18に制
御器22から開制御指令を送ることにより、当該分割燃
焼領域Z1における上段部での燃焼が促進されるように
して輝度が上がらないようにする。このように、可燃ガ
スの分布に応じた二次空気の供給制御を行うことにより
高さ方向で均一な燃焼が可能となるので、CO値を低く
抑えることができて、ダイオキシン値も低くすることが
できる。
【0019】上記において、中段のスリットノズル14
からの空気供給量を多目にすることにより領域Z1での
輝度が下がれば、中段のスリットノズル14からの空気
供給量をヘッダー圧力の最小値となる一定流量値に戻す
ようにする。なお、他の分割燃焼領域Z2やZ3、Z4
等の輝度が高くなったような場合も、各分割燃焼領域ご
とに上記と同様な制御を行うことになる。
からの空気供給量を多目にすることにより領域Z1での
輝度が下がれば、中段のスリットノズル14からの空気
供給量をヘッダー圧力の最小値となる一定流量値に戻す
ようにする。なお、他の分割燃焼領域Z2やZ3、Z4
等の輝度が高くなったような場合も、各分割燃焼領域ご
とに上記と同様な制御を行うことになる。
【0020】本発明で採用しているスリットノズル14
は、周方向に一連に延びており、しかも、周方向で隣接
する境界部を図2に示す如く、炉体2の壁部をV字形に
残すように燃焼室内へ向けて広がる形状とすることによ
り、全周から一様に空気を吹き出させることができて、
極めて有利である。又、ダンパ18及び伸縮継手17は
各ヘッダー15に1つ宛設ければよいので、図4に示す
従来例のように、各空気ノズル4ごとにダンパ12及び
伸縮継手13を装備させる場合に比してダンパや伸縮継
手の数を減らすことができ、コストを大幅に削減するこ
とができる。
は、周方向に一連に延びており、しかも、周方向で隣接
する境界部を図2に示す如く、炉体2の壁部をV字形に
残すように燃焼室内へ向けて広がる形状とすることによ
り、全周から一様に空気を吹き出させることができて、
極めて有利である。又、ダンパ18及び伸縮継手17は
各ヘッダー15に1つ宛設ければよいので、図4に示す
従来例のように、各空気ノズル4ごとにダンパ12及び
伸縮継手13を装備させる場合に比してダンパや伸縮継
手の数を減らすことができ、コストを大幅に削減するこ
とができる。
【0021】なお、上記実施の形態では、炉体2が矩形
断面であるため、それに合わせてスリットノズル14及
びヘッダー15をL字形とした場合を示したが、隣接境
界部をコーナー部とすれば直線形状としてもよいこと、
炉体2が円形断面のものであれば、円弧形状とすればよ
いこと、又、周方向の分割数は任意に選定し得ること、
更に、実施の形態では、スリットノズル14を設ける段
数を上下方向に3段とした場合を示したが、少なくとも
2段あればよいこと、更に又、ストーカ炉式焼却炉の可
燃ガス燃焼室等についても同様に実施できること、その
他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ることは勿論である。
断面であるため、それに合わせてスリットノズル14及
びヘッダー15をL字形とした場合を示したが、隣接境
界部をコーナー部とすれば直線形状としてもよいこと、
炉体2が円形断面のものであれば、円弧形状とすればよ
いこと、又、周方向の分割数は任意に選定し得ること、
更に、実施の形態では、スリットノズル14を設ける段
数を上下方向に3段とした場合を示したが、少なくとも
2段あればよいこと、更に又、ストーカ炉式焼却炉の可
燃ガス燃焼室等についても同様に実施できること、その
他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の可燃ガス燃焼
室への燃焼用空気供給量調整装置によれば、下方から送
られてくる可燃ガスを燃焼させる可燃ガス燃焼室の壁部
に、周方向に延びるようにした複数のスリットノズル
を、周方向に小間隔で並ぶようにして上下方向に複数段
設け、且つ最下段の各スリットノズルを通して供給した
燃焼用空気による燃焼が過燃焼になると、その上の段の
スリットノズルより燃焼用空気を多目に供給するように
制御する制御器を備えた構成としてあるので、次の如き
優れた効果を発揮する。(1)スリットノズルの採用によ
り、円周方向から均一に燃焼用空気を供給できるので、
可燃ガスと燃焼用空気とを確実に混合燃焼させることが
でき、COやダイオキシンの発生を抑えることができる
と共に、可燃ガスの分布に応じて、スリットノズルの位
置に合わせた分割燃焼領域ごとに燃焼用空気の供給制御
を行うことができ、下段のノズル周辺部での局所的な過
熱によるクリンカの付着を防止することができる。(2)
各段の周方向の各スリットノズルごとに、1つのヘッダ
ーを介して空気供給管を接続し、該空気供給管内の空気
流量を制御器からの指令で調節するようにした構成とす
ることにより、簡単な構造として安価に製作することが
できる。(3)制御器に、可燃ガス燃焼室内の燃焼温度を
輝度として検出するカメラからの画像データを解析する
機能を具備させ、該カメラによる輝度画像を基に各段の
各スリットノズル用の空気流量調節装置へ制御指令を送
るようにした構成とすることにより、カメラで検出した
輝度画像を基に、スリットノズルの位置に合わせた分割
燃焼領域ごとに燃焼用空気の供給制御を自動的に行うこ
とができ、可燃ガス燃焼室での燃焼を安定して行わせる
ことができる。
室への燃焼用空気供給量調整装置によれば、下方から送
られてくる可燃ガスを燃焼させる可燃ガス燃焼室の壁部
に、周方向に延びるようにした複数のスリットノズル
を、周方向に小間隔で並ぶようにして上下方向に複数段
設け、且つ最下段の各スリットノズルを通して供給した
燃焼用空気による燃焼が過燃焼になると、その上の段の
スリットノズルより燃焼用空気を多目に供給するように
制御する制御器を備えた構成としてあるので、次の如き
優れた効果を発揮する。(1)スリットノズルの採用によ
り、円周方向から均一に燃焼用空気を供給できるので、
可燃ガスと燃焼用空気とを確実に混合燃焼させることが
でき、COやダイオキシンの発生を抑えることができる
と共に、可燃ガスの分布に応じて、スリットノズルの位
置に合わせた分割燃焼領域ごとに燃焼用空気の供給制御
を行うことができ、下段のノズル周辺部での局所的な過
熱によるクリンカの付着を防止することができる。(2)
各段の周方向の各スリットノズルごとに、1つのヘッダ
ーを介して空気供給管を接続し、該空気供給管内の空気
流量を制御器からの指令で調節するようにした構成とす
ることにより、簡単な構造として安価に製作することが
できる。(3)制御器に、可燃ガス燃焼室内の燃焼温度を
輝度として検出するカメラからの画像データを解析する
機能を具備させ、該カメラによる輝度画像を基に各段の
各スリットノズル用の空気流量調節装置へ制御指令を送
るようにした構成とすることにより、カメラで検出した
輝度画像を基に、スリットノズルの位置に合わせた分割
燃焼領域ごとに燃焼用空気の供給制御を自動的に行うこ
とができ、可燃ガス燃焼室での燃焼を安定して行わせる
ことができる。
【図1】本発明の可燃ガス燃焼室への燃焼用空気供給量
調整装置の実施の一形態を示す流動床式焼却炉の概略切
断側面図である。
調整装置の実施の一形態を示す流動床式焼却炉の概略切
断側面図である。
【図2】図2のA−A方向矢視図である。
【図3】流動床式焼却炉の一例を示す概略切断側面図で
ある。
ある。
【図4】図3のB−B方向矢視図である。
4 二次燃焼室(可燃ガス燃焼室)
14 スリットノズル
15 ヘッダー
16 空気供給管
18 ダンパ(空気流量調節装置)
20 カメラ
22 制御器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F23M 11/04 103 F23M 11/04 103
// F23C 10/18 F23G 5/30 A
F23G 5/30 F23C 11/02 307
(72)発明者 矢ケ崎 正
東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島
播磨重工業株式会社東京エンジニアリング
センター内
(72)発明者 田子 祐一
東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島
播磨重工業株式会社東京エンジニアリング
センター内
(72)発明者 東 耕平
東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島
播磨重工業株式会社東京エンジニアリング
センター内
Fターム(参考) 3K023 KA02 KB10 KB11 KD05
3K062 AA02 AA11 AB02 BA02 CA03
CA08 CB06 DA01 DA05 DB08
DB09
3K064 AA06 AA08 AB03 AD08 AE02
AE11 BA05
3K065 AA02 AA11 AB02 BA06 GA03
GA07 GA12 GA24 GA34
3K078 AA06 BA03 BA22 BA26 CA03
CA12
Claims (3)
- 【請求項1】 下方から送られてくる可燃ガスを燃焼さ
せる可燃ガス燃焼室の壁部に、周方向に延びるようにし
た複数のスリットノズルを、周方向に小間隔で並ぶよう
にして上下方向に複数段設け、且つ最下段の各スリット
ノズルを通して供給した燃焼用空気による燃焼が過燃焼
になると、その上の段のスリットノズルより燃焼用空気
を多目に供給するように制御する制御器を備えた構成を
有することを特徴とする可燃ガス燃焼室への燃焼用空気
供給量調整装置。 - 【請求項2】 各段の周方向の各スリットノズルごと
に、1つのヘッダーを介して空気供給管を接続し、該空
気供給管内の空気流量を制御器からの指令で調節するよ
うにした請求項1記載の可燃ガス燃焼室への燃焼用空気
供給量調整装置。 - 【請求項3】 制御器に、可燃ガス燃焼室内の燃焼温度
を輝度として検出するカメラからの画像データを解析す
る機能を具備させ、該カメラによる輝度画像を基に各段
の各スリットノズル用の空気流量調節装置へ制御指令を
送るようにした請求項2記載の可燃ガス燃焼室への燃焼
用空気供給量調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002058526A JP2003262317A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | 可燃ガス燃焼室への燃焼用空気供給量調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002058526A JP2003262317A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | 可燃ガス燃焼室への燃焼用空気供給量調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003262317A true JP2003262317A (ja) | 2003-09-19 |
Family
ID=29195524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002058526A Pending JP2003262317A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | 可燃ガス燃焼室への燃焼用空気供給量調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003262317A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006308226A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Dowa Mining Co Ltd | 流動床炉及び流動床炉の焼却方法 |
WO2007055125A1 (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-18 | Kobelco Eco-Solutions Co., Ltd. | 焼却処理システムにおける二次燃焼方法及び装置 |
JP2009121747A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Hitachi Zosen Corp | 二次燃焼室における二次燃焼空気の吹き込み方法 |
JP2013190204A (ja) * | 2007-08-06 | 2013-09-26 | Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co Ltd | ガス化溶融システムの燃焼制御方法及び該システム |
CN108120293A (zh) * | 2017-06-16 | 2018-06-05 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种煤气浓度可调节的辅助烧结喷吹装置及其控制方法 |
CN108240621A (zh) * | 2017-09-05 | 2018-07-03 | 李建锋 | 循环流化床锅炉二次风系统 |
CN113136224A (zh) * | 2020-01-17 | 2021-07-20 | 北京航天石化技术装备工程有限公司 | 一种用于固废热解处理的固体热载体炉 |
-
2002
- 2002-03-05 JP JP2002058526A patent/JP2003262317A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN108120293B (zh) * | 2017-06-16 | 2023-07-25 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种煤气浓度可调节的辅助烧结喷吹装置及其控制方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060905 |
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Effective date: 20070116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |